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SSTクラス優勝

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SSTクラス優勝
【 2014 鈴鹿 8 時間耐久ロードレース 参戦結果のご報告 】 第2ライダー 中井直道
大会名称:2014 FIM 世界耐久選手権シリーズ第 2 戦 " コカ ・ コーラ ゼロ " 鈴鹿 8 時間耐久ロードレース 第 37 回大会
チーム名:全国 Honda DREAM 会 中部ブロックレーシングチーム(All JAPAN Honda DREAM CENTRAL BL RT)
ゼッケン:9 /クラス:SST /マシン:HONDA CBR1000RR SP /タイヤ:ブリヂストン
監督:酒匂好規((株)ホンダドリーム中部代表)
ライダー:鈴木慎吾(第 1 ライダー)、 中井直道(第 2 ライダー)、 高橋孝臣(第 3 ライダー)
総合順位:30 位(6:57ʼ 12.071)
クラス順位:1 位(SST)/完走率:82%(58/70)
今回当チームとしては、 ホンダ販売店を展開する中部ドリーム店を中心に他ドリーム店と共同に
て参戦致しました。 エントリーカテゴリーを SST クラスにすることにより、 ホンダの商品である
「CBR1000RR SP」 をよりアピールし、 よりお客様に近い状態のマシンでの参戦が目的でした。
また、 ピット作業を行なうメカニックは、 ドリーム店の整備士であり 8 耐を経験することで整備技術
とお客様へのサービス向上が目的です。 成績としての目標は、 ノーマルの CBR1000RR で 8 耐
を走ることが大きな目的でまずは完走。 そして、 SST クラスで 1 位を狙うことです。
【 予選 】
SST クラスにエントリーしてた当チームは、 完全ノーマル車としての参戦が
目的。 SST レギュレーションに合わせ、 改造範囲が限られており、 しかも
当マシンは外装(カウリング)もノーマルの ABS 樹脂をそのまま使用。 その他、
サスペンションやホイール等足回りもノーマルなため、 車重は重く操安性も不
利だが STD でどこまで行けるかにチャレンジ。 そして、 今年より公式予選
は各ライダー 1 回のみのタイムアタックとなり予選結果は以下。
●第 1 ライダーの鈴木慎吾が、 2 分 16 秒 318
●第 2 ライダーの中井直道は、 2 分 17 秒 230
●第 3 ライダーの高橋孝臣は、 2 分 19 秒 506 (S 字コーナーで転倒)
第 3 ライダーの高橋が S 字で転倒するが、 スリップダウンのため、 ライダー、
マシンのダメージは少なかった。
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【 決勝レース展開 】
●決勝レースは、 スタート直前の豪雨により 1 時間以上のスタートディレ
イとなり、 時刻は 12 時 35 分でウェット状態からのスタートになった。 当チー
ムは、 第1ライダーの鈴木が 50 番グリッドよりスタートを務め、 レインタイヤ
でコンスタントに周回を重ね順位は徐々に上がり、 31 位。
●第 2 ライダーの中井へ交代。 ライン上はほぼドライの状態なのでスリック
へ交換しコースへ戻る。 徐々にドライへ変わる路面でタイムも徐々に上がり、
順調に周回を重ねる。 25Lap を予定してたが、 また雨が振り出し、 何と
か予定周回を重ねたいところだが完全にウェット状態になり予定より 3Lap
早く Pit In。
●第 3 ライダーの高橋へレインタイヤへ交換しバトンタッチ。 ウェット状況でも順調に周回を重ねる。 オーダー通りに Pit In。 その時にピッ
トロードでライン上の濡れた白線にフロントタイヤを取られ転倒したものの損傷は無く給油とドライタイヤへ交換し、 第 1 ライダーへバトンタッ
チ。 順位は、 30 位台をキープ。
●第1ライダーの鈴木は順調に Lap を刻み順位も 30 位台をキープ。 次
に、 第 2 ライダーの中井へ交代。 ここで、 市販のドライタイヤ BATTLAX
V02 を使用しているが、 タイヤ交換無しで 2 クール使用する。 鈴木のライド
により既に、 26Lap 程を消化した V02 を、 中井が更に周回を延ばす。
V02 は、 滑り出しは早いが、 非常にコントロール性が良く安定しライフが長
いので出来るだけ周回を重ねる。 50Lap 以上を周回するため、 他チームと
のバトルをあえて避けての走行に徹する。 ここで中井は、 「究極の安全運転」
を行なう! ※中井の名言 「8 耐は究極の安全運転だ!」
●そして、 オーダー周回をこなし、 第 1 ライダーの鈴木へ交代。 ここで、
タイヤ交換と給油を済ます。もう、雨の心配も無いので、勿論スリックタイヤだ。
ここで決勝中のチームベストタイムを出す(2ʼ 17”656)
●レース終了の 19 時 30 分まで残り 50 分のところで、 もう一度第 2 ライダーの中井に代わりチェッカーを受けさせるため、 鈴木は出
来るだけ周回を重ねる。 しかしここで、 コース上にオイルが出てフルコースコーション状態になる。 このオイルで、 多くのライダーが転倒する。
SST クラスの順位では、 一時トップに浮上したがは 2 位に落ちる。 燃料も僅かになるが、 フルコースコーション状態で Pit に入ると、 Pit
アウトのタイミングが難しくなり解除を待つしかない。 チェッカーまで残り 30 分を残したところで、フルコースコーションが解除。 すぐに Pit へ入り、
第 2 ライダーの中井へ交代。 給油だけを済ませ、 時間の掛かるタイヤ交換は勿論せず。(V02 は持ちが良いため)
●この Pit In で順位は入れ替わりクラス 1 位になるが、 同一周回ですぐ
後ろに 2 位が迫る。 残り僅かの周回だが、 徐々に暗闇になって行く。 多く
の 8 耐でのナイトランを経験している中井だが、 50 歳の誕生日を数日に
控え最近目が見えにくくなっている。 猶予ある状況で無いことを把握してい
る中井はペースを落とす事無く、 一時は詰まってきた後者を再び引き離す。
●19 時 30 分 総合 30 位 SST クラス 1 位でチェッカーを受けた。
以上が、 当チームの流れでした。
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今回、 各スポンサー企業様のご協力のもと、 チームの目標である完走と、 クラス優勝を実現出来る事が出来ました。
私くし、 中井直道は今回で 8 耐は 20 回目の出場となり、 また 40 歳代最後の 8 耐と言うことで、 30 年以上のレース活動に区切り
を着けます。 今後は、 現在精力的に行っている一般ライダーへの 「安全運転啓蒙活動」 に更に力を入れ、 ライダーの安全と業界の活
性に役立つ活動を行なってゆく考えです。
最後の 8 耐を完走と、 クラス優勝が出来たことは自分の力ではなく、 多くの人の応援とご協力があっての事と心より感謝の気持ちでいっ
ぱいです。 また、 今回私の 20 回目の 8 耐を実現させて頂いた、 学生時代の仲間(後輩)でもあります(株)ホンダドリーム中部の
酒匂社長に対しては、 感謝してもしきれない気持ちです。
皆さん、 ほんとうに有り難う御座いました。
以上、 ご報告でした。
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〒567-0053 大阪府茨木市豊原町 11-17
office: クエストサービス
MFJ ロード国際ライダー/ MFJ 公認インストラクター/ MFJ 近畿ロードレース委員
安協二推 二輪車安全運転特別指導員
ライダー/インストラクター 中井 直道
TE L : 072-641-7805
MAIL: [email protected]
HP
: http://www.questservice.jp/index.html
FB
: http://www.facebook.com/naomichi.nakai.9
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