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心音図記録ユニット ACE-9011 オーディコア
2005年10月13日作成(新様式第1版) 医療用具許可番号 13BY6121 器具器械 21 内臓機能検査用器具のうち、心音計 心音計 心音図記録ユニット ACE-9011 オーディコア 準 備 禁忌・禁止 1. 入力箱の準備 心電計の15誘導の入力箱セットを準備し装置に接続します。 接続の詳細は日本光電工業の営業員におたずねください。 2. 電極装着位置の確認 安静時標準12誘導心電図の電 極装着位置で準備します。 心音・心電センサはC3とC4を 使用します。 3. 皮膚の前処理 心電図測定と同様の方法で皮 膚の前処理を行います。 4. センサを装着する C3、C4の位置に心音・心電センサを装着し、心音・心電アダプ タの電極コネクタをセンサに接続します。 センサの装着については「ディスポ電極 M200 オーディコア センサ」の添付文書を参照してください。 5. センサの接続状態を確認する 心音・心電アダプタの電極ランプが緑色に点滅していること を確認します。 6. 心電計の電源を投入する 検査の種類および条件で安静時標準12誘導心電図検査が選 択されていることを確認します。 7. 1 本装置の電源を投入する 起動するとEnter Patient Infomation画面(起動画面)が表示 されます。 一式 ※レポートを出力する場合は専用プリンタの電源も入れます。 併用医療用具 [相互作用の項参照] /高圧酸素治療装置内での使用 /可燃性麻酔ガスおよび高濃度酸素雰囲気内での使用 /磁気共鳴画像診断装置(MRI装置) 形状・構造等 本装置は日本光電工業製の心電計(適用機種の項) に接続して、専 用のセンサによって導出された心音と心電の信号を、付属の心音・ 心電アダプタと心電計の入力箱を介して装置本体に取り込み、記 録を行う装置です。 装置に取り込まれた心音図および心電図は本体の画面で確認でき ます。 またオプションのプリンタ (心音・心電出力用) を接続している場合 は、装置に記録した心音・心電図をレポート出力できます。 スタイラスペン 電源スイッチ リセットボタン (側面) 液晶ディスプレイ 心音図記録ユニット (本体) 構 成 名 称 数 量 心音図記録ユニット本体 ACE-9011M 付属品 8. 被検者情報の入力 1Patient ID欄を指または付属のスタイラスペンでタッチし てID入力画面に切り替え、患者IDを入力します。入力後は [OK]ボタンを押します。 性能・使用目的 使用目的 患者さん(被検者)の体表面に心音・心電測定用のセンサを装着し て、非侵襲的に心音図と心電図を記録します。 ※アルファベットも使用する場合は[ALPHA]ボタンを押し て英数両用画面に切り替えます。 性 能 ※[<=]ボタンを押すとバックスペースができます。 2性別、年齢区分をタッチして設定します。 3[OK>]ボタンを押します。 画面表示 ................................ 240 × 320 ピクセル システムプロセッサ ............ Intel 400MHz相当以上 メモリ...................................... RAM 64MB以上, ROM 48MB以上 信号処理サンプリング ....... 500サンプル/秒以上 心音図記録 ........................... 時間軸 :25mm/sec 心電図記録 ........................... 感度 :10mm/mV 時間軸 :25mm/sec 測定する・記録する [注]心音の測定時は、なるべく患者さん(被検者)の周辺で大きな 物音をたてないようにしてください。 [注]心電図の確認 (診断) のための記録は心電計で行ってください。 操作方法または使用方法等(用法・用量を含む) ※心電計の操作方法については心電計の取扱説明書を参照してく ださい。 適用機種 本装置は日本光電工業製の以下の心電計に接続して使用します。 ECG-1500/1510/1550/1560 心電計 ECG-1500シリーズ カルジオファックスV 承認番号:21600BZZ00431000 ECG-9421/9422/9521/9522 心電計 ECG-9000シリーズ カルジオファックスV 承認番号:20600BZZ01194000 0654-J00076 1. センサの装着状態を確認する 装置本体の画面に“電極外れ”などのエラーメッセージが表示 されていないことを確認します。 2. 心音を記録する 装置本体の画面で心音図を確認し、必要に応じてRecordボタ ンを押してデータを記録します。 Recordボタンを押すと約10秒間の記録が行われ、自動的に 記録が終了します。 ※装置に専用プリンタを接続して電源をONにしている場合 は、データの記録と同時に心音・心電図のレポートが出力さ れます。 (次ページに続きます。) 1/3 /本装置の近くに水などの液体が入った容器は置かないでくださ い。また本装置に液体がかかった場合は、直ちに使用を中止して 日本光電工業の営業員までご連絡ください。装置内部に液体が 入ると、装置の故障の原因になるだけでなく患者(被検者)およ び操作者が電撃を受けることがあります。 / 本装置から得られる測定結果だけで診断を行わないでくださ い。心音図および心電図記録は患者(被検者)の全ての状態を反 映するものではありません。診断には、測定結果のほか、臨床所 見、他の検査結果などを合わせ、医師が総合的に判断する必要が あります。また、心電図記録の評価は心電計の心電図記録により 行ってください。 使用上の注意 重要な基本的注意 全般的な注意事項 /本装置は日本光電工業指定の心電計に接続して使用してくださ い。指定外の装置と接続して使用すると、患者(被検者)および操 作者が電撃を受けたり、装置の故障の原因となることがあります。 また無理に測定を行った場合は正しい測定結果が得られません。 /マルチタップの電源プラグは必ず、壁面の3ピン医用コンセント に接続して使用してください。他のコンセントに接続して使用す ると、患者 (被検者) および操作者が電撃を受けることがあります。 /指定されたケーブルの接続端子は付属の固定用具で固定してく ださい。外れたコードの接続端子に触れると、電撃を受けること があります。本装置を使用するときは接続ケーブルおよび電源 コードの外れがないことを確認してください。 /本装置の設置後は、接続ケーブル類を束ねて付属の固定用具で 架台に固定してください。余ったケーブル類を引っかけるなどし て装置が転倒すると、周囲の人が怪我をすることがあります。ま た装置が壊れることもあります。 /本装置は常に電源コード(マルチタップ含む)を電源コンセント に接続した状態で使用または保管してください。電源コードをは ずして使用または保管すると、装置が起動しなくなることがあり ます。その場合は修理が必要です。 装置の保守のために電源コードをはずす際は十分注意してくだ さい。 /本装置のUSBコネクタは保守用のコネクタです。保守以外の目 的で使用しないでください。漏れ電流により患者 (被検者) および 操作者が電撃を受けることがあります。 また装置の故障の原因と なります。 /機器の接続や取り外しを行うときは、必ず、それぞれの電源をオ フにし、マルチタップの電源コードをACコンセントから抜いた状 態で行ってください。電源がオンの状態や電源コードが接続され た状態で機器の取り外しや接続を行うと漏れ電流により操作者 が電撃を受けることがあります。 /強い電磁波により誤動作を起こすことがありますので注意して ください。 本機器は周囲に強い電磁波などが存在すると、波形に雑音が混 入したり、誤動作を起こすことがあります。機器の使用中、意図せ ぬ誤動作が発生した場合は、電磁環境の状況を調査し、必要な対 策を実施してください。 次に一般的な原因と対策の一例をあげます。 相互作用(併用禁忌・禁止:併用しないこと) 医療用具の名称等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 高圧酸素治療装置 (一人用/多人数用) 使用禁止 爆発または火災を 起こすことがある 可燃性麻酔ガスおよび 高濃度酸素雰囲気内で の使用 使用禁止 爆発または火災を 起こすことがある 使用禁止 誘導起電力により 局部的な発熱で患 者が熱傷を負うこ とがある 詳細は、MRI装置 の取扱説明書の指 示に従うこと 磁気共鳴画像診断装置 (MRI装置) 相互作用(併用注意:併用に注意すること) 除細動器 /除細動を行うときは、患者 (被検者)の胸部に装着した心音・心電 センサ、電極、貼付してある薬剤からなるべく離して通電してく ださい。接触の恐れがある場合は、心音・心電センサ、電極、薬剤 を取り除いてください。 [ 除細動器のパドルがこれらのものに直 接触れると、放電エネルギによりその部位で熱傷を生じます。] /除細動を行うとき周囲の者は、患者(被検者)の体の一部および 患者(被検者) に接続されている装置やコード類の金属部分には 触れないでください。 [ 放電エネルギにより電撃を受けます。] 電気手術器 (電気メス) /電気メスと併用する場合は、電気メスの対極板の全面積を適切 に装着してください。 [ 装着が不適切な場合、電気メスの電流が 本装置の心音・心電センサおよび電極に流れ、装着部に熱傷を生 じます。詳細は電気メスの取扱説明書の指示に従ってください。] (1) 携帯電話等の使用 電波によって思わぬ誤動作をする可能性があります。 医用電気機器の設置してある部屋または建物の中では、携帯 電話や小型無線機器などの電源を切るよう指導する。 周辺機器 /本装置および本装置のマルチタップに周辺機器を接続する場合 は、必ず日本光電工業指定の機器を定められた方法により接続 してください。 [指定外の機器を接続すると、漏れ電流により患者 (被検者)および操作者が電撃を受けることがあります。また、火 災や故障の原因になります。] /複数のME機器を併用するときは機器間に電位差が生じないよ うに等電位接続をしてください。 [筐体間にわずかでも電位差が あると、患者(被検者) および操作者が電撃を受けることがありま す。] (2) 電源コンセントを伝わって、他の機器から高周波雑音が入った場合 ・ 雑音源を確認し、その経路を雑音除去装置などにより対策 する。 ・ 雑音源が停止できる機器であれば、その使用を止める。 ・ 他の電源コンセントから電源を取る。 (3) 静電気の影響があると思われる場合 (機器およびその周辺での放電) ・ 装置を使用する前に、測定者、患者とも十分に放電を行う。 作動・動作原理 ・ 部屋を加湿する。 本装置は以下のブロックで構成されています。 生体の体表面に伝達された心臓の弁膜および大血管に由来する振 動音(心音信号)および心電図信号が、患者(被検者) に装着したセ ンサにより電気信号として導出されます。導出された電気信号は心 電計入力箱に内蔵された増幅部で増幅された後、アナログ/デジ タル変換され処理部に送信されます。処理部から送出された信号 により表示部に心音図および心電図が表示されます。 (4) 落雷などによる影響 近くで雷が発生したときは、過大な電圧が機器に誘起されるこ とがあります。このような場合は、無停電電源装置(J I S T 0601-1を満足している機種) を使用して機器を動作させてく ださい。 測定時の注意事項 /心音・心電アダプタの電極コネクタに金属や指などを入れない でください。装置の故障の原因になるとともに患者(被検者)お よび操作者が電撃を受けることがあります。 /心音・心電アダプタは日本光電工業指定の15誘導心電図測定用 の入力箱セット以外に接続して使用しないでください。患者(被 検者)が電撃を受けることがあります。 /本装置で心音図の記録を行うときは指定する心音・心電センサを 使用してください。指定外のセンサを使用すると装着部で熱傷を 起こしたり正しい測定結果が得られないことがあります。 生体信号 (心音図/ 心電図) 心音・心電 センサ 心音図 記録ユニット 本体 心電計 入力箱 処理部 表示部 心電計本体 2/3 保守点検項目 貯蔵・保管方法および使用期間等 項 目 使用環境条件 温度範囲 湿度範囲 気圧範囲 10∼40 ℃ 20∼85 %(ただし結露しないこと) 70∼106 kPa 外 観 (清掃・消毒 ・滅菌) 保存環境条件 温度範囲 湿度範囲 気圧範囲 内 容 各部(架台、プリンタなどを含む)に汚れがな いこと 装置外装に錆、傷、ひびや割れなどの破損がな いこと コネクタボックス、心音・心電アダプタなどの 構成品がそろっていること −20∼60 ℃ 15∼95 %(ただし結露しないこと) 50∼106 kPa 電源・接続部 耐用期間 装置本体およびプリンタの電源コードに断 線・破損がないこと 装置本体およびコネクタボックスのケーブル部 分、心音・心電アダプタ、プリンタ接続ケーブ ル類の断線・破損がないこと 5年(製造元データの自己認証による) 保守・点検に係る事項 コネクタ部に緩みがないこと 清掃・消毒・滅菌 入出力部・表示 セ ン サ 接 続 時 に 心 音 ・ 心 電 ア ダ プ タ の L E D が 点 部 灯・点滅すること [注]/保守(点検・清掃・消毒など) を行うときは装置の電源をオフ にし、マルチタップの電源コードをACコンセントからはずし てください。 /清掃・消毒の際は装置内部に水分が入らないように、よく 絞った布を使ってください。 /装置本体の継ぎ目部分 (特に液晶ディスプレイ) に液体が入ら ないように注意してください。装置が壊れることがあります。 センサ接続時に心音・心電アダプタの電極状態 LEDが緑色に点滅し、装置本体の画面に「電極は ずれ」などのエラーが検出されないこと センサ接続時に心音・心電アダプタのバッテリ 残量LED(LOW BATT)が点灯しないこと 装置本体が正常に起動・終了できること 清 掃 装置本体および心音・心電アダプタの外装の清掃は、中性洗剤を水 で薄め、柔らかい布に軽く含ませたもので清拭した後、乾いた布で 乾拭きしてください。 心音・心電アダプタの電極コネクタの内側は、乾燥した柔らかいブ ラシを使用してほこりや汚れを取り除いてください。 [注]/シンナー、アセトンなどの有機溶剤は装置の塗装や樹脂部 品を傷めますので使用しないでください。 /心音・心電アダプタの清掃には綿棒などの繊維が付着する 可能性のあるものは使用しないでください。 画面のボタンやメニューの表示に文字化けなど の異常がないこと タッチキーが正常に操作できること 心音・心電データが装置本体に取り込まれ、画面 に表示されること 処理部 データの記録が正しく行えること 日付・時刻表示があっていること * システム設定の内容が正しく保持されていること プリンタ 消毒・滅菌 本装置は滅菌できません。 装置本体および心音・心電アダプタの消毒は10%漂白剤を用いて 湿らせた柔らかい布で拭いてください。 消毒後は消毒時とは別の柔らかい布を水に湿らせ、清拭したのち 十分に乾燥させてください。 [注]滅菌は行わないでください。装置表面が劣化し、ひび割れ、変 色の原因になります。 出力されたレポートに文字化けなどがないこと 紙づまりなどの異常がないこと 出力されたレポートにかすれなどがないこと *:装置の日付・時刻の表示がズレているときは、下記の手順で正し く設定してください。 何度修正してもズレが生じる場合は、本体内蔵のポケットPCの バックアップ電池が消耗していることが考えられます。その場合 は日本光電工業の営業員までご連絡ください。 [注] 本装置の記録データの日時は、本体内蔵のポケットPCの日付・ 時刻をそのまま利用しています。ポケットPC内蔵のバックアッ プ電池が消耗していると、装置の日付・時刻にズレが生じ、記録 したデータが実際とは異なった日時で保存されてしまいます。 保守点検 装置を正しく使用するために、以下の点検項目に従って定期的に 点検を実施し、装置が正常に動作するかの点検作業と消耗部品の 交換を行ってください。 定期交換部品 「心音・心電アダプタ」は定期交換部品です。以下の状態になったと きは新しいものに交換してください。 /バッテリ表示LEDが点灯したとき /電極表示LEDが点灯しなくなったとき /連続使用時間が200時間以上になったとき 日付・時刻の設定 1. Enter Patient Infomation画面 (起動画面) より、 [Settings] ボタ ンを押してChange System Date&Time画面に切り替えます。 2. カレンダー上の日付を直接タッチして設定します。 ※月・年を変更するときは月・年表示の両脇にある;:ボタン を押します。 保守用部品の保有期間 製造元(イノバイスメディカル社)では、本装置の保守部品(製品の 機能を維持するために必要な部品) は、お客様が本製品をご購入さ れてから6年間保有しています。 この部品保有期間を修理可能期間とさせていただきます。 ただし、装置本体内蔵のポケットPCについては、コンピュータの製 造元 (HP社) で3年間保有しており、当社はこの3年間を修理可能期 間とさせていただきます。3年を超えた場合はポケットPC全体の交 換とさせていただきます。 ※購入された時期によっては保有期間が短縮されていることがあ ります。 ※保有期間を経過した後も修理個所によっては修理可能な場合が あります。 3. 変更する時・分・秒をタッチしてそれぞれ▲▼ボタンを押して設 定します。 4. AMまたはPMをタッチして切り替えます。 5. [OK] ボタンを2回押すと設定が完了し、時計がスタートします。 画面は起動画面に戻ります。 包装単位 1台単位で梱包 製造元 輸入販売元 3/3 イノバイスメディカル社 (Inovise Medical, Inc.)(アメリカ合衆国) 東京都新宿区西落合1-31-4 〒161-8560 (03)5996-8000(代表)Fax(03)5996-8091