Comments
Description
Transcript
トヨタ新研究開発施設のあらまし
事業の概要と めざす姿 トヨタ新研究開発施設のあらまし トヨタでは、愛知県豊田市と岡崎市にまたがる中山間地に、持続可能なモビリティを 研究開発するための施設を計画しています。その背景・概要・考え方などをご紹介します。 事業計画の経緯と必要性 新研究開発施設のコンセプト ■これまでの主な経緯 2006年(平成18年)3月 近年、 持続可能なモビリティの開発に向けたお客様のご期待・ 9月 ご要望はますます高まり、それとともに各種システムや車両の 試験評価の内容は質・量ともに増加の一途をたどっています。 地元検討委員会が発足 地元代表がトヨタ自動車へ立地の検討を要請するとともに、 豊田市・岡崎市へ協力を要請 12月 トヨタ自動車による土地利用構想の検討 トヨタ自動 車では、多 種 多 様 なニ ーズにお応えするため、 2007年(平成19年)2月 グローバルな体制で研究開発を行っていますが、環境・安全 7月 トヨタ自動車・豊田市・岡崎市から、愛知県へ開発要請 平成19年度愛知県予算の発表【開発実施の公表】 環境影響評価方法書の公告・縦覧、土地利用構想の公表 として、新研究開発施設は「自然と共存し、地域と調和した テクニカルセンター」をめざします。 車両・ユニットなどコア技術の研究開発は、高度な技術力や 用地交渉の開始 建設にあたっては、愛知県条例に基づく環境アセスメント 土地利用構想の見直し公表 の手続きを進める中で、各分野の専門家をはじめとする多方面 9月 ミゾゴイと猛禽類の営巣状況の公表 コース、走行試験の前後に様々な測定を行う実験棟や車両 10月 トヨタ自動車が「新研究開発施設のあらまし」を公表 整備棟、データ解析・対策を検討する事務棟などが不可欠で 12月 あり、同時に十分な機密性が確保できる環境が必要です。 2010年(平成22年)5月 現在、国内の主な研究開発業務は、本社テクニカルセン し べつ 約660ha 施設内容 研究開発棟、実験棟、 テストコースなど 人員計画 施設全体供用時に約4,000人 事業主体 愛知県企業庁(造成工事) トヨタ自動車(施設建設工事) 3 地域への貢献活動 サステイナブルな 人と社会への貢献活動 “環境性能” “安全性能” “走りの感動” を 人づくり、地域社会と共生できる 自然を活用し、 高次元で達成する 社会貢献を通じて 自然と調和する開発拠点をめざす。 夢のモビリティ開発をめざす。 地域と企業が共に豊かさをめざす。 な両立を図るため、行政・地域を加えた協働の枠組みの中で、 ■事業スケジュール(予定) きめ細かな自然環境調査の実施と工事中・供用後の適切な環境配慮 他地域に波及させる契機とすることもめざしています。 車両整備場 データ 解析 部品 組換え 平成19年度 実車走行 試験 11月 環境調査 22年度 23年度 24年度以降 環境影響評価書 事業面積 また、今回の事業計画では、開発と生物多様性の持続可能 サステイナブル・ テクニカルセンター 環境影響評価準備書 ■事業の概要 検討を進めています。 2 施設の建設・運営 サステイナブル・モビリティ 知事意見 現場 確認作業や 対策検討 の方々からのご意見を伺いながら「回避・低減・代償措置」の とともに、その健全化プロセスや維持管理手法の取り組みを、 事務棟 テストコース 1 研究開発 住民意見 新たな研究開発拠点が必要となっています。 3つのサステイナビリティを追求するテクニカルセンター 環境影響評価方法書 するには、 本社地区の技術開発の強化を図ることが重要であり、 施設コンセプト 「地球・社会との共生」の実現にむけて 事業地内に残される里山の健全化と生物多様性の向上を図る (テストコースと周辺施設の一体化の必要性) 従来技術の延長では解決できない先進的な技術開発を加速 豊田市(旧下山村) および岡崎市(旧額田町)の一部 第2回公開説明会を開催 ■新研究開発施設に必要な主な機能 ターと東富士研究所および士別試験場で分担していますが、 事業区域 豊田・岡崎地区研究施設用地開発事業に関わる 第1回公開説明会を開催 創業以来の精神である 『モノづくり、 クルマづくりを通じて社会に貢献する』 ための先進技術の開発拠点 3 地域への貢献活動を進めていきます。 これをコンセプト 運営 ● 現地調査に着手 は、実際の道路を模擬した試験評価が行える規模のテスト 本施設の基本的使命 2 施設の建設・ 1 研究開発 ● ナビリティ (持続可能性) を基本に、 ● 9月 9月 トヨタ生物多様性ガイドライン 地球環境憲章、生物多様性ガイドラインに則り、3つのサステイ 2008年(平成20年)8月 2009年(平成21年)4月 自然環境保全技術検討会の設置 トヨタ地球環境憲章 施設の建設・事業活動にあたっては、 トヨタの基本理念や 性能およびクルマの基本性能を左右するエンジンやベース 設備が集積された日本で行うことが必須条件です。そのために トヨタ基本理念 ■新研究開発施設のコンセプト 造成工事 施設建設工事 施設供用 事後調査・環境監視 7月 専門家による指導・助言 実験棟 室内での試験 (振動測定等) それぞれの作業・測定が密接に関わり一体で評価できる 各種のテストコース+実験棟+車両整備場+事務棟 ■事業計画でめざす姿 開発と生物多様性の保全の両立 生物多様性や保水機能の低下など 里山の荒廃 企業の積極的な寄与と地域住民の参加による里山の活性化 名古屋市 豊田市 トヨタ本社 健全な里山・豊かな生態系の回復 計画地 地域コミュニティー・にぎわいの復活 岡崎市 トヨタ自動車(株) 愛知県企業庁 持続可能な開発と 生物多様性の保全のモデル 他地域への波及 協働 この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものです。 (承認番号 平22業複、 第362号) 1 2 しもやま 里山協議会 (P12) 事業の概要と めざす姿 トヨタ新研究開発施設のあらまし トヨタでは、愛知県豊田市と岡崎市にまたがる中山間地に、持続可能なモビリティを 研究開発するための施設を計画しています。その背景・概要・考え方などをご紹介します。 事業計画の経緯と必要性 新研究開発施設のコンセプト ■これまでの主な経緯 2006年(平成18年)3月 近年、 持続可能なモビリティの開発に向けたお客様のご期待・ 9月 ご要望はますます高まり、それとともに各種システムや車両の 試験評価の内容は質・量ともに増加の一途をたどっています。 地元検討委員会が発足 地元代表がトヨタ自動車へ立地の検討を要請するとともに、 豊田市・岡崎市へ協力を要請 12月 トヨタ自動車による土地利用構想の検討 トヨタ自動 車では、多 種 多 様 なニ ーズにお応えするため、 2007年(平成19年)2月 グローバルな体制で研究開発を行っていますが、環境・安全 7月 トヨタ自動車・豊田市・岡崎市から、愛知県へ開発要請 平成19年度愛知県予算の発表【開発実施の公表】 環境影響評価方法書の公告・縦覧、土地利用構想の公表 として、新研究開発施設は「自然と共存し、地域と調和した テクニカルセンター」をめざします。 車両・ユニットなどコア技術の研究開発は、高度な技術力や 用地交渉の開始 建設にあたっては、愛知県条例に基づく環境アセスメント 土地利用構想の見直し公表 の手続きを進める中で、各分野の専門家をはじめとする多方面 9月 ミゾゴイと猛禽類の営巣状況の公表 コース、走行試験の前後に様々な測定を行う実験棟や車両 10月 トヨタ自動車が「新研究開発施設のあらまし」を公表 整備棟、データ解析・対策を検討する事務棟などが不可欠で 12月 あり、同時に十分な機密性が確保できる環境が必要です。 2010年(平成22年)5月 現在、国内の主な研究開発業務は、本社テクニカルセン し べつ 約660ha 施設内容 研究開発棟、実験棟、 テストコースなど 人員計画 施設全体供用時に約4,000人 事業主体 愛知県企業庁(造成工事) トヨタ自動車(施設建設工事) 3 地域への貢献活動 サステイナブルな 人と社会への貢献活動 “環境性能” “安全性能” “走りの感動” を 人づくり、地域社会と共生できる 自然を活用し、 高次元で達成する 社会貢献を通じて 自然と調和する開発拠点をめざす。 夢のモビリティ開発をめざす。 地域と企業が共に豊かさをめざす。 な両立を図るため、行政・地域を加えた協働の枠組みの中で、 ■事業スケジュール(予定) きめ細かな自然環境調査の実施と工事中・供用後の適切な環境配慮 他地域に波及させる契機とすることもめざしています。 車両整備場 データ 解析 部品 組換え 平成19年度 実車走行 試験 11月 環境調査 22年度 23年度 24年度以降 環境影響評価書 事業面積 また、今回の事業計画では、開発と生物多様性の持続可能 サステイナブル・ テクニカルセンター 環境影響評価準備書 ■事業の概要 検討を進めています。 2 施設の建設・運営 サステイナブル・モビリティ 知事意見 現場 確認作業や 対策検討 の方々からのご意見を伺いながら「回避・低減・代償措置」の とともに、その健全化プロセスや維持管理手法の取り組みを、 事務棟 テストコース 1 研究開発 住民意見 新たな研究開発拠点が必要となっています。 3つのサステイナビリティを追求するテクニカルセンター 環境影響評価方法書 するには、 本社地区の技術開発の強化を図ることが重要であり、 施設コンセプト 「地球・社会との共生」の実現にむけて 事業地内に残される里山の健全化と生物多様性の向上を図る (テストコースと周辺施設の一体化の必要性) 従来技術の延長では解決できない先進的な技術開発を加速 豊田市(旧下山村) および岡崎市(旧額田町)の一部 第2回公開説明会を開催 ■新研究開発施設に必要な主な機能 ターと東富士研究所および士別試験場で分担していますが、 事業区域 豊田・岡崎地区研究施設用地開発事業に関わる 第1回公開説明会を開催 創業以来の精神である 『モノづくり、 クルマづくりを通じて社会に貢献する』 ための先進技術の開発拠点 3 地域への貢献活動を進めていきます。 これをコンセプト 運営 ● 現地調査に着手 は、実際の道路を模擬した試験評価が行える規模のテスト 本施設の基本的使命 2 施設の建設・ 1 研究開発 ● ナビリティ (持続可能性) を基本に、 ● 9月 9月 トヨタ生物多様性ガイドライン 地球環境憲章、生物多様性ガイドラインに則り、3つのサステイ 2008年(平成20年)8月 2009年(平成21年)4月 自然環境保全技術検討会の設置 トヨタ地球環境憲章 施設の建設・事業活動にあたっては、 トヨタの基本理念や 性能およびクルマの基本性能を左右するエンジンやベース 設備が集積された日本で行うことが必須条件です。そのために トヨタ基本理念 ■新研究開発施設のコンセプト 造成工事 施設建設工事 施設供用 事後調査・環境監視 7月 専門家による指導・助言 実験棟 室内での試験 (振動測定等) それぞれの作業・測定が密接に関わり一体で評価できる 各種のテストコース+実験棟+車両整備場+事務棟 ■事業計画でめざす姿 開発と生物多様性の保全の両立 生物多様性や保水機能の低下など 里山の荒廃 企業の積極的な寄与と地域住民の参加による里山の活性化 名古屋市 豊田市 トヨタ本社 健全な里山・豊かな生態系の回復 計画地 地域コミュニティー・にぎわいの復活 岡崎市 トヨタ自動車(株) 愛知県企業庁 持続可能な開発と 生物多様性の保全のモデル 他地域への波及 協働 この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものです。 (承認番号 平22業複、 第362号) 1 2 しもやま 里山協議会 (P12)