...

SNさん - 東北醤油

by user

on
Category: Documents
9

views

Report

Comments

Transcript

SNさん - 東北醤油
No,1
3月27日(木)
◎バスガイドさん
羽田空港に到着し、手荷物を受け取り、ロビーへ。そこには笑顔のバス
ガイドさんが。堀井さんと会うなり「ご指名いただき、ありがとうござい
ます。」とご挨拶。内心「へ~、堀井さん、このガイドさんを指名したん
だ。」「指名するということは、それなりの理由があるんだろうな…。」等
と思いつつ、バスまで移動。ドライバーさんに手荷物を預け、車内へ。ガ
イドさんの自己紹介で、お
名前は、三宅晴美さんと判
明。ドライバーさんは杉浦
さん。ん?ミヤケハルミさ
ん…。どこかで聞いたこと
があるお名前だなぁ…。あ
ぁ、そうか、ミヤケさんの
ケを別の字に換えるとあの
超有名な女性演歌歌手の名
前になるんだ。などと一人
で納得しました。三宅さん
は、堀井さんが指名される
だけあって、笑顔をいつも
絶やさず、しかも、作った
笑顔ではなく自然な笑顔。
話す速度も速くもなく遅くもなく、丁度良い速度。話題も豊富で、私達の
反応によって臨機応変に対応。三宅さんはバスガイドさんというお仕事が
心底好きなんだろうなぁ…。三宅さんにとって、バスガイドという職業は
きっと天職なんだろうなぁということを感じました。
どこだったかは忘れましたが、何故三宅さんをご指名したのか堀井さん
に尋ねてみました。堀井さん曰く「団体さんの添乗で、富士五湖、山中湖
だったかな、に行った時のガイドさんだったんですよ。そん時初めて会っ
たガイドさんなんです。あそこは、環境に配慮して駐車場ではエンジンを
切らなきゃいけないんです。エンジン切ると当然クーラー効きませんよね。
夏場ですし、お酒を飲む団体さ
んでしたし、散策して汗かいて
バスに戻ってくると皆さん先ず
は冷たい物を飲みたい訳です
よ。そしたら、三宅さん東京か
らクーラーボックスに氷を入れ
て持ってきて、ビールを冷やし
ていたんですよ。初めてですよ
そこまでするガイドさん。夏で
すからね、お客さんは汗かいて
戻ってくるだろうから、お客さ
んに1本目は冷たいヤツを飲ん
でただきたいということで。バ
スが走ればクーラーも効いてき
No,2
て2本目のビールも冷える
だろうからっということな
んですよね。私は氷持って
来てなんて一言も頼んでい
ないんですよ。ガイドさん
自らしてくれたんですよね。
普通そこまでやんないです
よ。もうそれで、次からは
このガイドさんを指名しよ
うと決めましたね。」このよ
うに教えてくださいました。
なるほどそうだったのか。
だから堀井さんご指名した
んだ。腑に落ちました。
“好きこそ物の上手なれ”
と言う諺がありますが、その仕事が好きだからこそ、お客様が求めている
だろうということに気が付き、それを面倒くさがらずに実行する。きっと
三宅さんは、こうしたら評価されるとか、こうやったら次も指名してもら
える等ということを考えてやっている訳ではないと思います。先ずはお客
様は何を望んでおられるのか、どうしたら快適に過ごしていただけるのか、
ということを第一に考えて、気が付いて、それをこれ見よがしではなく自
然体で実行されている。その考動がお客様に喜ばれ、その結果がご指名に
繋がっているんだと思います。正に『自利利他』だと感じました。また、
見方を変えれば、そういうガイドさんとご縁がある堀井さんもにツキがあ
ると思いますし、その堀井さんとご縁をいただけている当社もツイている
と思います。現実的には無理でしょうけど、個人的に当社の研修旅行のバ
スガイドさんは毎回三宅さんにお願いしたいくらいだな思っております。
“ご指名”勉強させていただきます。
◎成田山新勝寺
晴天に恵まれた中で散策
させていただきました。成
田山新勝寺といえば、大勢
のお客さんが集まっている
中、お相撲さん達やNHK
大河ドラマの出演者達が節
分で豆まきをしている映像
が真っ先に思い浮かびま
す。真っ先に思い浮かぶと
言うよりそれしか思い浮か
ばないというのが正直なと
ころです。その豆まきの正
式名称は『特別追儺豆まき
式』というそうです。その
成田山新勝寺へ今回初めて
No,3
連れて行っていただきました。ありがとうございました。
境内に足を踏み入れるとテレビから受ける印象とは異なり、広々として
開放感があり実に気持ちのいいところだという印象を受けました。それは
そうですよね、テレビではほんの一部しか映りませんから。22万平方メ
ートルもの面積(東京ドーム約26個分です)があるんだそうです。私達社
員は3班に分かれそれぞれボランティアガイドさんがご案内くださいまし
た。私達の班を受け持ってくださた方はご年配の男性でした。すぐさま境
内を回って大本堂、三重塔、釈迦堂などを順番にご案内くださるものと思
いました(実際、他の2班はすぐに案内されました)が、私達の班だけは暫
くの間その場で佇み持参されたファイル帳のみでの説明が行われ、なかな
かご案内をしてくださらず
もどかしい気持ちでした。
しかも、ご説明がやや早口
で言語が不明瞭なため聞き
取りにくくて残念でした。
失礼ながらここは反面教師
として捉えさせていただき、
仮に自分が話をする立場に
なったら、その時の状況に
もよりますが、話を聞いて
くださる方の様子を見なが
ら出来る範囲でゆっくりと
一言一言をはっきりと話す
ことを心掛けねばと感じま
した。
◎日本料理・菊屋様
店内に入ると割烹着姿の女将さんがアジア系のお客さんと英語(?)で会
話されていました。失礼ながら割烹着姿と英語が結びつかず驚きました。
成田という土地柄外国の観
光客が多いそうです。あの
スピルバーグさんやトム・ク
ルーズさんも訪れたことが
あるとのこと。国内産の鰻
を使った鰻重は、古い表現
ですがほっぺたが落ちるよ
うな美味しさでした。女将
さんはニコニコと笑顔を絶
やさず、また、お土産とし
て私達全員に“開運の鈴”
をくださいました。その笑
顔に気持ちが明るくなり、
更にそのお心遣いに感動し
ました。
ありがとうございました。
No,4
◎ウオッセ21様
事前資料で教えていただいた缶詰『サバ
カレー』と『イワシカレー』を買わせてい
ただきました。魚とカレーの組み合わせは
一見ミスマッチのようですが、帰宅後、ご
飯にかけて食べてみると意外な程(失礼 m(_
_)m)美味でした。プロ野球、東北楽天ゴー
ルデンイーグルス・野村監督の語録に“固
定観念は悪。先入観は罪。”という言葉があ
ります。カレーに入れるのは“肉”という
固定観念を持っていれば、新しい物は生ま
れにくいだろうと思います。何事にも捕ら
われない、何事にも拘らない心を持ちたい
と思います。
◎グランドホテル磯屋様
門脇さん、倉田さんと同室でした。お部屋係の仲居さんは入社したての
初々しい方でした。説明の最後に「何か分からないことがありましたら、
誰かに聞いてください。」と一言。ズッコケました。「何か分からないこ
とがありましたら、何なりと聞いてください。」と言うべきところなので
しょうが、入社したてであれば無理も
ないかなと思います。自分も最初の会
社に入社させていただいた頃は、あん
な感じだったのかなぁと懐かしく思い
ました。それでも正直に言ってくれま
したので、「素直なんだなぁ。」と感じ
ました。私もいい意味での素直さと正
直さは持ち続けたいと思います。
食事会場にヒゲタ醤油様からお刺身
の舟盛りの差し入れがありました。そ
のお心遣いに感謝です。
ありがとうございました。
3月28日(金)
◎ヒゲタ醤油様
大阪夏の陣の翌年、江戸開府13年後
の元和2年(1616年)に創業され40
0年近くの歴史を誇る老舗メーカー様で
す。社員数約300名、売上高約110
億円の大企業さんで、当社とご縁をいた
だいたのが平成8年。お取り引きが始ま
る前、生産部の方々が工場見学をされた
そうですが、この度は社長を始め殆どの
社員の方々は初めての訪問です。バスが
門を通過しますと、濱口社長様はじめ幹
No,5
部の方々が既にお出迎えし
てくださっておりました。
当社へ工場見学に来られる
場合は、私達が出迎えます
が、こうして逆の立場にな
りますと出迎えてくださる
ことは、こんなにも嬉しく
有り難いことなんだなぁと
いうことを実感しました。
ありがとうございました。
バスから降り周囲を見回し
て、敷地の広大さを感じま
した。ご用意いただいたお
部屋でお互いに挨拶を交わ
し、濱口社長様から歓迎の
お言葉をいただいた後、準備していただいていた白衣を着用して、工場見
学に向かいました。当社・東北醤油は社名に“醤油”の二文字が入ってお
りますが、今では醤油を製造していません。醤油の製造工程はお話を聞い
たり、インターネットで調べれば分かりますが、実際に製造現場を見学す
るのは初めてでした。建物に入ると醤油の香りが漂っていて、ここでお醤
油を造っていることが実感出来ました。ヒゲタ醤油様にお邪魔するのも初
めて、醤油の製造現場を見学させていただくのも初めてで、私にとっては
初めて付くしでした。ご担当の方は親切丁寧にご案内くださいましたので、
とても有り難く思います。
「味どうらくの里」の充填場所も拝見しました。普段自社工場で見慣れ
ている「味どうらくの里」がこうして他社様で充填されているところを見
ますととても
不思議な感じ
でした。自分
たちの子供を
他人様の手で
育てていただ
いているよう
で“かわいい
子には旅をさ
せよ”という
諺を思い出し
ました。また、
製品を乗せる
パレットまで
掃除している
ということを
伺い、ここま
でしてくださ
るのであれば
No,6
安心して委託させていただけると思います。
“一件は百聞にしかず”という諺がありますが、実際にヒゲタ醤油様に
伺い、社員の方々にお目にかかって、ヒゲタ醤油様と当社との絆がより一
層深まったと思います。定年で退職される浅野常務様が帰り際、当社社員
1人1人に挨拶をしてくださいました。私も握手をさせていただきました。
その時の浅野常務様の表情から、充実した社員生活を送られたのだろうと
いうことが伺えました。私も充実した社員生活、人生を送り、笑顔で定年
を迎えられるように努力したいと思います。ヒゲタ醤油様に連れて行って
いただきまして、本当にありがとうございました。
◎一山いけす様
太平洋を眺めながらの贅沢な昼食でした。ご馳走様でした。
◎太海フラワーセンター様
私は花には疎いのですが、色とりどりの花々の中を散策するとじんわり
と心が癒されました。
◎鴨川グランドホテル様
「原材料価格が十数年前に
戻 った 。原材 料価格 だけ 戻る
の では なく、 自分達 も戻 る。
初 心に 返る。 入って きた 時の
思 い。 入って 来た時 どう いう
風に思って仕事をしました
か ?俺 は“あ ~早く この 会社
の役に立つ人間になりたい‼”
“ お前 に来て くれて 良か った
と 言っ てもら えるよ うな 自分
になりたい‼”と思った。もう
一 つ、 兎に角 勉強し なき ゃ。
あ の仕 事を覚 えるた めに 勉強
し なき ゃ。あ の時に 誓っ たこ
とをそのままにしちゃダメ。今度はもう2段階位目標上げて、自分であそ
こまで出来る人になりたいという風な目標新たにして、もっと役に立つ自
分になって給料アップを勝ち取って欲しい。」という食事会場での社長の
お話。今回の研修旅行の一つのテーマが“初心に返る”です。
自分の前職はグラフィックデザイナーでした。しかし、秋田では残念な
がらデザイナーとしては就職先が見つからなかったものの、この会社とご
縁をいただき、営業という職種で入社させていただきました。食品メーカ
ーの営業というまるで畑違いの仕事ですから、“過去のことは忘れて一日
でも早く仕事を覚え一日でも早く戦力になりたい”という思いでした。と
ころが、入社後は社長のお心遣いにより前職の経験を生かした仕事をさせ
ていただいております。今思えばデザイン会社、広告会社に入社出来なく
て良かった。東北醤油さんに入社させていただいて本当に良かったと感謝
致しております。今後も役に立つ人になれるように努力をします。
No,7
3月29日(土)
◎鯛の浦・遊覧船
日蓮聖人の誕生を祝って鯛が寄り集ま
ったといわれる神秘の海。鯛は本来深海
を回遊する魚なのに妙の浦の鯛は水深わ
ずか10~20メートルを群れ泳ぐそう
です。遊覧船に乗り込んではみたものの
実際に見ることが出来るのかどうか不安
でしたが、目にしたときは「本当だった
んだ。」と感動しました。不思議なことっ
てあるものですね。
ありがとうございました。
◎誕生寺
天候に恵まれたなか、参詣をさせていただきました。日蓮聖人の誕生を
記念して建立されたのがこの誕生寺。主だった日本仏教各宗派の中で、日
本人宗祖の名前を宗派名にしているのは日蓮宗だけです。日蓮宗ではお釈
迦様の説かれた教えの中でも『法華経』こそが、
世の中を救う絶対最高の教えであるとしている
そうです。日蓮聖人は、法華経の功徳の全てが
「南無妙法蓮華経」の七文字に込められている
と考えたとのこと。そこで、「法華経の内容を全
て信じ帰依する」という意味の「南無妙法蓮華
経」を唱えることを何よりも重要な修業として
いるそうです。
当社の重要なものの一つは『三大方針』です。
社長から「『三大方針』を暗記しているだけでは
なにもならない。その方針を実践してこそ意味
がある。」と教えていただいております。日々勉
強しているつもりですが、我が身を振り返り自
己点検を怠らず向上心を忘れず勉強して参りた
いと思います。
◎鴨川シーワールド
飼育員さんとオットセイやシャチの息がピ
ッタリと当たったショー。素晴らしいの一言
でした。あのレベルに達するまでには相当の
努力と時間がかかったと思います。『努力も
せずに幸せになれる訳がない‼』社長の言葉
を思い出しました。何事も努力です。ただし、
闇雲に努力をするのではなく、報われる努力
をしなければならない。報われる結果・実績
に繋がる努力をし続けなければならない。そ
のようなことを感じました。
No,8
◎魚拓荘・鈴木屋様
昼食を頂きました。秋田に戻って来てから、とても嬉しいことがありま
した。ここの御主人様がブログで私達のことを取り上げてくださっていた
のです。タイトルは何と“感動のお客様”。一部抜粋させていただきます。
『当館はいわゆるスリッパ旅館です。玄関で靴を脱いで、スリッパに履き
替えます。皆様、おのおの会食場に入られました。そしたら何と、自分で
脱いだスリッパをみなさん揃えてからお部屋に入られるのです。こんなこ
と初めてです。団体さんのうち何名かはこの様に自分のお履物を揃える方
がいましたが、団体さん全員がやる、と言うのは初めてでした。感動しま
した。素晴らしい会社です。社長さんも腰が低く、お食事を終えてお帰り
になる時に「ありがとうございます。ご馳走様でした。おいしかったです
よ。」…と深々と頭を下げるのです。ハンマーで殴られた様なショック…
感動しました。こんな素晴らしい社長さんがいらっしゃるから、あんな素
晴らしい社員の方達がいるんですね。』このように見てくださっていたの
です。しかもわざわざブログにまで書き込んでいただいて…。ありがとう
ございます。このブログを拝見した私の方こそ感動してしまいました。自
分で脱いだスリッパは自分で揃える。当たり前のことを当たり前にしただ
けなのに、そこをちゃんと見ていてくださって感動された。見ている人は
見ているんだなぁ。有り難いことです。
今回も研修旅行に連れて行っていただきまして、ありがとうございまし
た。編集部の皆様には素晴らしい資料を作っていただき、また、研修旅行
中は、ビデオ撮影、写真撮影までしていただき、とてもお世話になりまし
た。この場をお借りして御礼申しあげます。ありがとうございました。
研修旅行で勉強になったことを役に立つ仕事に活かせるように努力致し
ます。ありがとうございました。合掌
Fly UP