Comments
Description
Transcript
S・演劇で学ぶフランス語
科目名 S・演劇で学ぶフランス語 (英 訳) 開講学期 曜日時限 後期 金曜2限 French Reading(Drama) 対象学年 1年生・2年生 単 位 数 1単位 受講資格 フランス語履修者 募集人数 約5名 担当教員 中島ひかる ●授業の概要 (Outline of content and teaching method) 1年生前期終了以上のフランス語力があることを前提に、 演劇作品の抜粋を読みながらフランス語の口頭表現 を学んでいきます。扱う教材は日常会話ではなく、有名な文学者の書いた劇の台詞ですので、口頭表現を学びな がらも、フランス文学の一端に触れることができるでしょう。 1年生の人は、講読の中で、現在学習中のフランス語への興味と力を高めることを目指します。2年生の人は 平易ながらも味わい深いフランス語に触れて、1年生の時の知識を復習しフランス語を運用できるようになるこ とを目指します。 ●到達目標 (Objectives) 1)フランス語の口語表現が有名な演劇作品の中でどのように使われているか味わい、フランス語・フランス 文化への興味を深める。 2)講読を通して文法事項を確認する。 3)フランス語の口語表現に慣れる。 ●授業計画 (Schedule) 訳読形式で進めます。 予習してきてもらったテクストを教室で訳読しながら、文法項目や重要な表現、語彙等を解説します。 一つの作品を扱うのではなく、以下のような幾つか傾向の違う作品から抜粋で読んでいきます。 1回の授業で1つか2つの作品を採り上げますが、とりあげる順序は必ずしも以下の通りではなく、皆さんの 様子を見ながら分かりやすいものから読んでいく予定です。 1)メーテルリンク『ペレアスとメリザンド』 2)モンテルラン『わかってくれない』 3)クローデル『マリアへのお告げ』 4)ロスタン『シラノ・ド・ベルジュラック』 5)ミュッセ『ロレンザッチョ』 6)サルドゥー『トスカ』 7)ラビッシュ/ジョリ『フルシュヴィフ男爵』 8)メリメ『カルメン』 9)ジュネ『女中たち』 10)モリエール『守銭奴』 11)ジロドゥー『トロイ戦争は起こらない』 12)アヌイ『アンチゴーヌ』 ●成績評価の方法 (Grading scheme) 平常点で評価します。 学力に差があると思いますが、忘れていたり、多少わからない文法事項があっても構いません。 自分なりにきちんと辞書を引いて予習し、積極的に授業に参加することを重視します。 ●教科書および参考書 (Textbooks and materials) Douze pièces de théâtre pour l’expression orale(演劇から学ぶフランス語) 仏和辞書は必ず持ってきてください。 207 青山社