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ロシアCIS月報 - 三菱東京UFJ銀行

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ロシアCIS月報 - 三菱東京UFJ銀行
ロシアCIS月報(2014年12月号)
国際業務部
ユーラシア三菱東京UFJ銀行
経済
経済(1/4)
 ロシア中央銀行、2015年-2017年の通貨金融政策の中でマクロ経済シナリオを発表

原油価格が2014年上期並で推移した場合(バリエーション1)、95-92米ドルで推移した場合(バリーエーション2)、84-80米ドルで推
移した場合(バリエーション3)に分け、更に、aは経済制裁が2015年第3四半期に解除された場合、bは経済制裁が2017年末まで継
続した場合に分けて公表。

中銀が考えるベースシナリオは、2bで、それによると、2015年、2016年はゼロ成長。

2015年末に原油価格が60ドルまで下落し、2017年末に80ドルに回復するストレスシナリオではGDPは▲3.5-4.0%のマイナス成長
見込み。
2014
バリエーション
2015
1
2a
2b
2016
3a
3b
1
2a
2b
2017
3a
3b
1
2a
2b
3a
3b
ウラル原油価格(ドル
102
105
GDP伸び率(%)
0.3
0.6
インフレ年末比(%)
8.2-8.4 5.5-5.7 5.7-5.9 6.2-6.4 6.3-6,5 6.7-6.9 4.3-4.7 4.4-4.8 4.9-5.3 5.0-5.4 5.1-5.5 3.8-4.4 3.8-4.4 4.0-4.6 4.1-4.7 4.0-4.6
通貨供給伸び率(%)
6-8
9-11
9-11
8-10
7-9
7-9
12-14
10-12
7-9
13-15
9-11
10-12
11-13
9-11
12-14
8-10
銀行貸出伸び率(%)
13-15
8-10
8-10
8-10
7-9
6-8
12-14
5-7
7-9
12-14
9-11
13-15
14-16
11-13
14-16
9-11
経常黒字(億米ドル)
630
資金流失(億米ドル)
1,280
350
990
外貨準備(億米ドル)
4,220
4,570
4,150
最終消費伸び率(%)
0.9
0.6
0.5
0.4
0.2
0.1
1.6
0.9
0.4
2.0
1.0
2.0
2.9
1.5
2.8
0.9
家計消費伸び率(%)
1.3
0.9
0.3
0.2
0.1
-0.3
2.2
0.9
0.2
1.2
0.2
2.8
3.7
1.8
2.9
0.9
総資本形成(%)
-9
0.7
-2.4
-3.1
-6.0
-6.2
3.5
0.8
-2.4
1.2
-3.0
6.5
6.5
3.5
5.3
1.9
固定資本投資(%)
-3.3
0.8
-2.1
-3.1
-5.0
-5.1
1.5
1.1
-1.7
0.8
-5.0
3.5
5.1
2.3
3.7
1.7
純輸出伸び率(%)
27.8
-1.5
7.3
7.7
12.2
12.6
-2.8
-2.4
3.4
-0.1
7.2
-5.7
-5.7
-4.2
-7.6
-3.8
輸出伸び率(%)
0.2
0.4
0.0
0.0
0.0
0.0
1.8
0.7
0.7
0.7
0.7
2.0
2.0
1.5
1.6
1.2
輸入伸び率(%)
-7
0.9
-1.9
-2.0
-3.2
-3.3
3.0
1/5
0.0
0.9
-1.0
4.0
4.0
3.0
4.0
2.5
95
0.3
0.0
84
-0.4
-0.7
103
1.8
94
0.7
600
0.1
80
1.7
0.5
102
2.6
92
3.4
370
290
2.7
0.8
210
600
180
380
3,990
(出所)ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成。
1.6
80
3,790
1
経済(続き)
経済(2/4)
 国家統計局、第3四半期GDP成長率速報値は対前年同期比+0.7%、1-9月+0.8%と発表
 OECD、ロシアのGDP成長率見通し2014年+0.5%→+0.3%、2015年+1.8%→+0.0%、2016年+2.0%→+1.6%に下方修正
 10月の鉱工業生産は、前年同月比+2.9%、1-10月+1.7%(連邦統計局)

9月の前年同月比+2.8%に引き続き2ヶ月連続で良好。季節調整済では対前月比+0.3%。鉱業は、前年同月比+1.9%(1-10月
+1.1%)、 製造業は、同+3.6%(1-10月+2.4%)、電気ガス水道は、前年同月比+2.8%(1-10月▲1.3%)と製造業、電気ガス水道の
貢献度が大きい。製造業では、輸送機器+9.8%、電気光学製品+7.8%、食料品+3.5%、化学製品+1.1%等のプラスが大きい。

主要品目では、1-10月石油(ガスコンデンセートを含む)の生産量が+1.1%の437百万トン、天然ガスが▲6.2%の4,590億㎥、粗鋼
が+1.9%の5,860万トン、乗用車が▲8.2%の140万台などとなっている。
 10月の固定資本投資は、前年同月比▲2.9%、1-10月▲2.5%と発表(連邦統計局)

7月▲2.0%、8月▲2.7%、9月▲2.8%に引き続き低調。
鉱工業生産・固定資本投資推移
4%
2%
0%
(2)%
(4)%
(6)%
(8)%
2013.1
2013.3
2013.5
2013.7
2013.9
2013.11
鉱工業生産
2014.1
2014.3
2014.5
2014.7
2014.9
固定資本投資
(出所)ロシア統計局、ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成
2
経済(続き)
経済(3/4)
 10月の小売売上高は、前年同月比+1.7%、1-10月+2.2%(連邦統計局)
9月と変わらず。実質可処分所得が前年同月比+2.1%と9月の+0.6%から拡大。10月の平均賃金は、32,408ルーブルで、名目で対
前年同月比+8.6%、実質+0.3%となった。失業率は、対前月比+0.2%の5.1%で2ヶ月連続増加。

小売売上高・可処分所得・失業率推移
5%
5%
0%
4%
(5)%
3%
(10)%
2%
小売売上高
実質可処分所得
失業率(右軸)
20
14
.1
20
14
.3
20
14
.5
20
14
.7
20
14
.9
6%
20
13
.1
20
13
.3
20
13
.5
20
13
.7
20
13
.9
20
13
.1
1
10 %
 10月の消費者物価指数は、対前月比で+0.8%と9月+0.7%に比べ加速。 前年同月比では+8.3%と加速(連邦統計局)

食料品が対前月比+1.2%、前年同月比+11.5%と2ヶ月連続で大幅上昇。経済制裁(米・EUからの食品輸入の禁止)の影響と考えら
れる。

10月の生産者物価指数は、前月比+0.3%と加速。前年同月比+5.1%、1-10月では+5.6%。
CPI
PPI
M2(右軸)
20
14
.9
20 %
16 %
12 %
8%
4%
0%
20
14
.7
20
14
.5
20
14
.3
20
14
.1
20
13
.9
20
13
.1
1
20
13
.5
20
13
.3
20
13
.7
消費者物価・生産者物価・マネーサプライ推移
%
%
%
%
%
%
20
13
.1
10
8
6
4
2
0
(出所)ロシア統計局、ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成
3
経済(続き)
経済(4/4)
 貿易黒字: 1-9月は対前年比+5.5%の1,647億米ドル(連邦関税局)

貿易額は、▲2.9%の5,979億米ドル、うちCIS諸国744億米ドル。

輸出は、▲1.2%の3,813億米ドル、輸入は同▲5.8%の2,164億米ドル。輸出は燃料エネルギーが74.7%を占め、輸入は機械設備
が50.4%を占める。相手国はEU49.0%、APEC諸国26.4%、CIS諸国12.4%。国別ではCIS除き、中、蘭、独、伊、トルコ、日本の順。

原油輸出▲5.2%166.4百万トン(金額ベース▲3.3%の1,214億米ドル、9月の平均輸出価格はトン670.4ドルで対前月比▲5.9%)、
石油製品896億米ドル、天然ガス1,353億㎥(金額ベース▲2.0%の442億米ドル)。
 9月輸出8月比▲5.3%の387.8億米ドル、輸入同+3.0%の258.3億米ドル、貿易黒字同▲18.3%の129.5億米ドル(ロシア中央銀行)

1-9月貿易黒字+9.9%1,484億米ドル、輸出▲0.6%の3,812億米ドル、輸入▲6.3%の2,328億米ドル。
貿易収支・経常収支・原油価格推移
(米ドル/バレル)
(十億米ドル)
70
140
60
120
50
100
40
80
30
60
20
40
10
20
0
0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3
2008
2009
貿易収支
2010
経常収支
2011
2012
2013
2014
ウラル原油価格(右軸)
(出所)ロシア統計局、ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成
4
金融・財政
金融・財政(1/3)
 10月の民間銀行貸出は、法人向け前月比+1.2%、個人向け+0.8%と低調(ロシア中央銀行)

9月法人向け+2.3%、個人向け+1.3%。

預金は7月+1.4%から8月+0.9%、9月+4.9%、10月+4.0%と回復基調。

1-10月銀行収益は、対前年同期比▲10.7%の7,320億ルーブル。引き当て増加が原因。
 JCB: Gazprom Bank含む3行と提携、2016年末までに3百万枚のカード発行計画
 スベルバンク、中国輸出入銀行と20億米ドル、31億元の融資協定、Sinosureと20億米ドルの協力協定、Harbin Bankと協力協定締
結
 ロシア中央銀行、6 銀行のライセンス剥奪

Commercial Bank European Express, Payment Serivice bank, Gubernsky Bank Simbirsk, Bank-T, BVA-Bank,
PrestageCreditBank
 11月の金利の動き

10月31日にロシア中銀がKey Rateを1.5%引き上げ9.5%とすることを決定したことを受け、翌日物(ON)は、10月末9.15%だったの
が11月5日は10.38%に上昇し、10日にロシア中銀が投機的な為替変動抑制のためルーブルの供給を一時的に絞るとの発言もあり
金利は徐々に上昇し、月末には11.71%を付けた。1ヶ月物も同様に10月末10.18%が11月5日には11.01%に上昇し、月末には
11.71%となった。次回のロシア中銀金融政策決定会合は、12月11日。

10日、3ヶ月物非市場性担保貸出入札9,000億ルーブル中5,619億ルーブル9.75-11.5%で落札。18ヶ月物1,500億ルーブル9.75%12.5%で落札。
Key Rate Mosprime Rate推移
12
11
10
9
8
7
6
5
%
%
%
%
%
%
%
%
ON
1M
Refinance
KEY rate
.2014 .2014 .2014 .2014 .2014 .2014 .2014 .2014 .2014 .2014 .2014
09.01 10.02 13.03 14.04 19.05 20.06 22.07 21.08 23.09 23.10 26.11
(出所)ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成
5
金融・財政 (続き)
金融・財政(2/3)
 10月末外貨準備高は、前月比▲5.6%、▲256.5億米ドルの4,285.9億米ドル(ロシア中央銀行)

年初来▲15.9%、 ▲810億米ドル。10月の為替介入額252億米ドルによる減少。
 11月の為替相場の動き
62
60
58
56
54
52
50
48
46
44
42
40
38
36
34
32

5日、対ドル44.0近辺、対ユーロ55.1台で取引を開始したルーブルは、ロシア中銀が為替介入額を1日当り3.5億ドルに制限すると発
表したことから急落し、連日市場最安値を更新し、7日に対ドル48.6495、対ユーロ60.2725をつけた。ロシア中銀は、(ア)一段のルー
ブル安は国際収支の均衡をもたらす観点からはもはや不要。(イ)いつでも為替介入金額を拡大する用意がある、また各種の金融市
場操作手段を活用できる。(ウ)過去数日に生じているパニック的な外貨買いの兆しは「金融市場の安定に対する脅威」となるかもし
れない。(エ)為替市場は新たな為替政策を受け入れる必要がある、今や上にも下にも変動することができる。(オ)追加的な為替介
入は事前警告なしに数分の間に決定できる、との声明を発表した。

10日、ロシア中銀は、ルーブルの通貨バスケットの変動管理バンド (コリドー)を撤廃し、完全変動相場制へ移行すると発表。ナビウ
リナ・ロシア中銀総裁は、「中銀は為替レートへの圧力低下させるために一時的にルーブルの資金供給を引き締める」、「中銀は短期
的なインフレの動きには反応しない」、「為替レートの動きによる重大なインフレ上昇は見込んでいない」と発言。プーチン大統領は中
銀の専管事項であるとしつつも、最近のルーブル安について踏み込んだ発言を実施。ルーブル安定のためにできることは全て行うと
述べるとともに、ルーブルへの更なる投機的な攻撃に対しては中銀が懲罰を科す可能性があると強い警告を発した。この結果、ルー
ブルは急反発し、対ドルで45、対ユーロで56近辺まで戻した。

11日、ロシア中銀は、投機的なルーブル売りの動きに対抗するルーブル資金供給制限策の1つとして、為替SWAP市場操作を通じた
市場へのルーブル資金供給金額を、12日(水)から30日(日)まで、1日当り20億ドル相当までの上限を設定すると発表。13日ルーブ
ル流動性レポ2.85兆ルーブルから2.7兆ルーブルに削減。 ルーブルレートへの反応は乏しく、原油価格の77ドル台への下落もあり、
14日は対ドル47.2台、対ユーロ59.5台まで下落した。

17日、1年物外貨レポLibor+1.5%下限(2.0633%)で100億米ドル実施するも、落札は87.7百万ドルのみ(平均2.1388%)。 財務省
も28日物預金入札を行い、21.3億米ドル平均金利1.71%で落札。ドル資金需要が弱かったこと、またOPECが減産に踏み切るので
はないかとの思惑から原油価格が反発したことから、ルーブルも徐々に反発し、24日には3週間ぶり高値の対ドル44台前半、対ユー
ロ55台前半迄戻した。

しかしながらその後はOPECは減産しないとの観測の下、原油価格が軟調に推移するとルーブルも軟調に推移し、27日のOPEC総
会で現状の生産規模の維持が決定され、原油価格が70ドル近辺まで大幅に下落すると、ルーブルも大幅に下落し、28日には再び
史上最安値対ドル50.4085、対ユーロ62.928をつけて、対ドルは50.4台、対ユーロは62.9台で引けた。 中銀は、為替SWAP市場操
作を通じた市場へのルーブル供給額制限を12月14日まで延長する旨発表したが市場の反応は限定的であった。
01.01.2014
24.01.2014
08.02.2014
25.02.2014
13.03.2014
28.03.2014
12.04.2014
29.04.2014
17.05.2014
03.06.2014
20.06.2014
05.07.2014
22.07.2014
06.08.2014
21.08.2014
05.09.2014
20.09.2014
07.10.2014
22.10.2014
08.11.2014
25.11.2014
62
60
58
56
54
52
50
48
46
44
42
40
38
36
34
32
Euro
Baket
USD
2014/11/26
2014/11/19
2014/11/12
2014/11/5
2014/10/29
2014/10/22
2014/10/15
2014/10/8
62
60
58
56
54
52
50
48
46
44
42
40
38
2014/10/1
62
60
58
56
54
52
50
48
46
44
42
40
38
(出所)ロシア中銀資料からユーラシアBTMU作成
6
金融・財政(続き)
金融・財政(3/3)
 連結財政黒字は、1-9月1.542兆ルーブル(連邦国庫)

歳入19.221兆ルーブル、歳出17.679兆ルーブル。うち、連邦予算は、歳入10.698兆ルーブル、歳出9.529兆ルーブルで、1.169兆
ルーブルの黒字。予算外基金は、歳入5.498兆ルーブル、歳出5.333兆ルーブルで、1,582億ルーブルの黒字。地方予算は、歳入
6.325兆ルーブル、歳出5.402兆ルーブルで、1,750億ルーブルの黒字。
 連邦財政黒字は、1-10月1.127兆ルーブル黒字(対GDP1.9%)(財務省)

歳入11.891兆ルーブル、うち石油ガス収入6.113兆ルーブル。主な歳入は関税局から6.204兆ルーブル、税務署から5.184兆ルーブ
ル、資産庁から2,288億ルーブル等。

歳出10.764兆ルーブル。10月単月では427億ルーブルの赤字に転じた。
 予備基金残高は3兆8,860億ルーブル(約896億米ドル、前月比+3,410億ルーブル)、国民福祉基金(NWF)残高は3兆5,470億ルーブ
ル(約817億米ドル、前月比+2,702億ルーブル)(11月5日、財務省)
 議会は、石油セクターに対する税務戦略変更案採択

輸出関税は、原油で現状57%が2015年は42%、2016年は36%、2017年は30%と3年間で41.2%引き下げ。ディーゼルも同様に
48%、40%、30%、ガソリンも78%、61%、30%に引き下げ、燃料油は逆に76%、82%、100%に引き上げ。

天然資源利用税は、逆に石油で70%、ガスで550%引き上げとなる。石油は、トン当たり現状530ルーブルが、2015年は776ルーブ
ル、2016年は857ルーブル、2017年は950ルーブルとなる。

トルコ向けブルーストリームガス輸出への30%の物品税課税。
 国民福祉基金(NWF)から銀行の投資プロジェクト融資資金として、銀行劣後ローンへの投資上限を20%(7,090億ルーブル)とする法律
案
 石油ガスの地質調査予算:2015年は123.9億ルーブル(2014年161.1億ルーブル)

対象を159箇所から80箇所に削減。うち、シベリアに63億ルーブル、大陸棚に29.3億ルーブル。
 工業団地整備予算:2015-2018年に20億ルーブル(産業貿易省)
 アストラハン州ナリマノフスキー地区に工業型経済特区創設令に署名(メドベージェフ首相)

造船、船舶修理、カスピ海沿岸開発の岩床開発などの分野の企業進出を想定。

2015-2017年に連邦予算から79億ルーブル支出。州政府がインフラ整備に24.5億ルーブル支出。進出企業が174.4億ルーブル投
資予定。
7
企業・産業
自動車
 欧州ビジネス協会、10月新車販売台数(含む軽商用車)は、対前年同月比▲9.9%の211,365台と発表

国産車に対する買替促進インセンティブ制度や急激なルーブル下落に起因する輸入車需要により、8月同▲25.8%、9月▲20,1%に
比べると減少幅は緩やかとなった。1-10月累計で前年同期比▲12.7 %の1,991,312台。

ブランド別売上は、AvtoVAZ:10月+0.8% (1-10月累計▲15.6%)、GAZ:▲12.4%(▲19.9%)、フォード:▲33.5%(▲41.2%)、GM
グループ:▲34.3%(▲27.5%)、VWグループ:▲15.8%(▲13.6%)、ルノー:▲9.5%(▲10.0%)、KIA:▲1.2%(▲5.9%)、現代:
▲2.8%(▲2.1%)。日本勢は、日産:▲2.5%(+10.6%)、トヨタGr:+2.7%(+2.1%)、マツダ:+4.0%(+11.3%)、三菱:+1.4%
(▲5.8%)、ホンダ:▲24.3%(▲19.2%)、スズキ:▲23.6%(▲35.7%)、スバル:+5.1%(▲5.4%)、いすず:+94.4%(+179%)。
 1-10月自動車生産は対前年同期比▲8.2%の140万台、トラック▲24.2%の12.7万台、バス▲20.7%の3.4万台(連邦統計局)

10月は、自動車前年同月比▲23.9%、トラック▲41.4%、バス+14.8%。
 1-9月自動車輸入は▲19.7%の537,900台(金額ベース104.7億米ドル)(連邦関税局)

除くCISで、▲17.6%の510,600台(102.6億米ドル)。トラック輸入は▲19.5%の50,600台(16.4億米ドル)(除くCISで▲20.3%の
48,600台(13.9億米ドル))

輸出は+1.6%の96,300台(11.1億米ドル,うちCIS+1.2%の93,000台10.7億米ドル)。トラック輸出は、▲16.3%の14,900台(3.4億米
ドル)。
 AvtoVAZ: 2015年はルノーLogan, Sandero、日産、ダットサン、Lada Vestaの生産開始で生産は+20%見込み
 中国Rifan: リペツク経済特区に自動車組立工場建設、2017年夏生産開始、9モデル合計年6万台生産予定、投資額3億米ドル
 GAZ: 2015年投資額は、2014年同様50億ルーブルを計画。

2015年の主なプロジェクトは、PAZバスの近代化、Gazel Next Panel Van、LiAzバス、Ural Next重量トラック、SadkoNext4WC、
中型GazelNext、Vektorバス等の製造開始、ユーロ5対応燃料装置、ディーゼルエンジンの生産開始。
 Mercedes-Benz Truck Vostok : Daimlerの株式持分11%→15%に増加
 Volvo:カルーガ州にトラック用キャビン製造工場開業ーボルボ、ルノートラック向け、年15,000キャビン。投資額90百万ユーロ
 Mir Upakovki(サンクト本社):アラブガ経済特区に自動車用プラスチック部品工場建設

投資額40億ルーブル。エアダクト、ダッシュボード部品等。沿ボルガのルノー日産へ納入予定。
 伊Marangori(65%)、タトネフチ(35%)とのJVでトラック用再生タイヤのKaMaRetread設立

2015年前半稼動。NizhnekamaskのTrading House Kama内に設立。
 Nizhnekamskshina(タトネフチ子会社)、Ford Sollers工場へのタイヤ供給開始
8
企業・産業(続き)
石油・ガス・エネルギー
 石油

ロスネフチ: CNPCにバンコールネフチの株式10%譲渡契約。

ガスプロムネフチ: IFRS1-9月売上+11.5%の1.246兆ルーブル、純益+3.2%の1,395億ルーブル。投資は1,810億ルーブル。

ルクオイル: 2015年予算は原油価格80ドルを基準に策定(別途70ドルの場合も策定)、2015年投資は▲20億米ドルの140億米ドル
予定。USGAAP1-9月売上+7%の1,129億米ドル、純益+28.6%の57.4億米ドル。

タトネフチ:1-10月石油生産+0.6%の21.8百万トン、石油精製+18.4%の7.3百万トン。

バシネフチ:IFRS1-9月売上+13.3%の4,727億ルーブル、純益+39.6%の454億ルーブル。
 ガス

ガスプロム:議会予算委員会がChayanda, Kovikta鉱区の天然資源利用税15年間免除、資産税20年間免除決定。中国向けガスを
供給する。

ガスプロム:中国と西ルートガスパイプライン(年300億㎥供給)建設のフレームワークアグリーメント締結。

ガスプロム:2015年投資は8,392億ルーブルを計画(2014年は1.026兆ルーブル)。

ガスプロム:Baltic LNGプロジェクトの再調査開始。投資額4,600億ルーブル、年10百万トン生産、2019年稼動を予定。

ガスプロム: ぺトロベトナムとヤマロネネツ自治区・オレンブルグ州のガス田共同開発で合意。ロシア51%ベトナム49%でJV
Gazpromviet設立。
 電力

RusHydro: Power Chinaとレニングラード州で水力発電プラントJV設立合意。出力1,560MW。投資額1,380億ルーブル。

RusHydro:中国Three Gorges Coporationとハバロフスクで水力発電JV設立合意。出力2,000MW。投資額2,300億ルーブル。

仏E.ON: IFRS1-9月EBITDA▲6.5%193億ルーブル、2014年着地は240—250億ルーブル、2015年は新規発電所稼動で300億
ルーブル見込み。

InterRAO:IFRS1-9月売上+11%5,260億ルーブル、純益110億ルーブル(前年139億ルーブルの損失)。 投資500億ルーブル。

RosAtom: 2015年投資3,200億ルーブル計画(2014年と同水準)
9
企業・産業(続き)
鉄鋼・非鉄金属
 鉄鋼

Severstal: 2015年投資8億米ドル計画。ハイコールドローリングミル生産年20万トンに増強に25億ルーブル、ホットローリングミル
生産年29万トンに増強に8億ルーブル、コーティングライン増強に60億ルーブル。

NLMK: USGAAP1-9月売上▲4%の80.5億米ドル、純益+19%の6.1億米ドル。コストカットが貢献。投資▲33%の4.4億米ドル。.

MMK:子会社Belonの2石炭鉱山、1工場を売却を交渉中。IFRS1-9月売上▲1.5%の62億米ドル、純益1億米ドル(昨年2.7億米ドル
の赤字)、投資額5億米ドル。

Metalloinvest:IFRS売上▲8.2%の51億米ドル、純益▲30.8%の6億米ドル。市場価格低迷、為替差損、メンテナンスによる設備稼
働低下が要因。
 RUSAL

IFRS1-9月売上▲10.1%の68.6億米ドル、純益2.1億米ドル(前年1.9億米ドルの損失)。第3四半期売上は対第2四半期比+9.6%。

2015年投資は6億米ドルを予定(2014年は5.7億ドル)。ボガチャムスキー・アルミ精錬工場は12月に稼動見込み。
 Polymetal (銀採掘会社最大手、金採掘大手): 2014年金生産は+5%の1.68-1.72百万トン見込み
 Lainen社がAlcoa Metallurg Rus買収を競争委員会に届け出 (Alcoa社は他にサマラ州にAlcoa SMZを保有)
 Alrosa (ダイヤモンド採掘最大手)

IFRS1-9月売上+21%の1,469億ルーブル、純益▲44%の128億ルーブル。 外貨借入の為替差損が要因。
機械 ・工具
 三菱電機: ロシア販売現地法人Mitsubishi Electric Russia LLC開業-エアコン、工場自動化システム他を主たる販売製品とする
 独Stihl Int’l GmbH 子会社LLC StihiZyudvest: クラスノダールの物流センター稼動

投資額10百万ユーロ、林業・農業・建設業用工具販売。
 Russky Instrument: リペツク経済特区でアルミニウム・鉄製の建設・配管用工具製造、投資額14億ルーブル
10
企業・産業(続き)
化学
 BASF:Kazanorgsintezにポリマー、ポリカーボネイトの酸化防止剤、安定剤の長期供給契約締結
 Striktum社 (蘭投資ファンドVyrex B.V): カリーニングラード州で2020年からカリウム塩鉱山開発・加工開始

年5.5百万トン採掘、硫酸塩年1.1百万トン、塩化ナトリウム1.1百万トン、マグネシウムを生産。投資額300億ルーブル。
 Keadby Corp社: 競争委員会から、イルクーツクのポリシリコンプラント買収認可取得

Sherigo Resorces Ltd社他一連の企業を買収。過去Rosnano,SberBankが出資し、シリコン市況の悪化で計画が頓挫した案件。
 Heliotechnics Sirius社: アラブガ経済特区でソーラーパネル製造工場建設、投資額56億ルーブル
 Basalt Material社: チタニウムバレイ経済特区で玄武岩繊維製造工場建設、年5000トン、投資額10億ルーブル
 Acron: インドNational Mines Development Corp等と30%の資本参加協議中、162百万米ドル

VerkhnekamskPotashCoで年間2百万トン生産。現状、アクロン51%、VEB20%、ズベル19.9%、EDB9.1%出資。2021年から生産
開始見込み。
 Euro Chem: IFRS1-9月売上▲6%の39.4億米ドル、純益▲79.5%の 63.2百万ドル
 Phos Agro

2015年投資額4.4億米ドル、2016-2017年は2.8億米ドル計画。アンモニアプラント年76万トン、硫酸プラント年30万トン、肥料プラン
ト年50万トン等に投資を計画。
医薬品
 医薬品

バクスター:Biocadと血友病薬Advateの生産で合意。期間10年でバクスターは30百万ドルの追加投資をし、Biocadは生産技術など
を取得し、薬製造の最終段階、パッケージングなどを行う。

独Fresenius Kabi : 複合企業システマの子会社BinnopharmとのJV設立を中止。システマの子会社バシネフチ国有化に伴うもの。

医薬品市場:1-9月輸入▲10.6%の77億米ドル。
11
企業・産業(続き)
運輸
 港湾取扱高1-10月+6%の5.2億トン(商業港協会)

ドライ+13.3%の2.4億トン(石炭+14.7%の97百万トン、コンテナ+5.8%の39百万トン、タンカー+0.5%の2.8億トン、輸出+7.9%の4.1
億トン、輸入▲5.2%の36.5百万トン。
 ロシアSamaが、極東ザルビノ港に年間60百万トン取り扱いの港湾施設建設

2015年2月デザイン開始、10-12億米ドル自己資金で投資。国民福祉基金から450億ルーブル投資。
 ロシア鉄道

2015年投資約4,000億ルーブル、料金10%引き上げ、300億ルーブルの補助金(メドベージェフ首相)。

2015-2016年レニングラード州のブイボルグーイエルミロボ間(Summa Grの石油ターミナルがある)整備に65.3億ルーブル投資。

モスクワーロストフ間で、現在ウクライナ国境と4回交差することから、これを回避ルートに566億ルーブル投資。2015年70億ルーブ
ル、2016年185億ルーブル、2017年311億ルーブル。
 国家航空産業開発プログラム、2015-17年予算は▲20億ルーブルの1,634億ルーブル (産業貿易省)

2015年622億ルーブル、2016年547億ルーブル、2017年465億ルーブル
 Rostec、中国AVICと航空産業での戦略的協力協定締結
 航空旅客、1-10月+11.2%の80.49百万人(国家統計局)
 アエロフロート: RAS1-9月売上+14.0%の1,766億ルーブル、純益▲22.0%の151億ルーブル、1-10月旅客+13%の19.9百万人。
通信・IT
 通信

MTS : USGAAP1-9月売上+3.4%の3,036億ルーブル、純益▲16.4%の508億ルーブル。投資538億ルーブル。

Vimpelcom : IFRS1-9月売上▲10%の152億米ドル、純益▲87%の1.5億米ドル。投資32億米ドル。

MegaFon: 2015年に極東・東シベリアに25億ルーブル投資。沿海州・イルクーツク州中心。

Rostelecom:IFRS1-9月売上+3%の2,200億ルーブル、純益▲36.8%の151億ルーブル。投資323億ルーブル。
12
企業・産業(続き)
食品・小売
 食品

コカコーラ:1-9月販売▲1.0%。

フィンランドValeo:モスクワ州に新工場建設を計画。
 IKEA:Veliky Novgorodに家具工場建設、投資額50百万ユーロ。
 Hilton: アルタイBelolurikhaリゾートに2つのホテル開業を計画。L-Financeが共同投資家。各13億ルーブルの投資を計画。
 スーパーマーケット

Magnit(1位) :RAS1-10月売上+30.7%の6,085億ルーブル。10月+36.1%の662億ルーブル。

Dixy : IFRS1-9月売上+25%の1,649億ルーブル、純益2.4倍の31.6億ルーブル。+380店舗、売場面積+22%。2015年も+500店舗
で売上+20-25%見込み。投資額150億ルーブル。
13
極東
極東
 韓国Woori Bank Russia : ウラジオストクに支店開設発表
 NEDO、カムチャッカに風力発電設置プロジェクトでカムチャッカ州、RAO Enegy System of EastとMOU締結

NEDOがウスチカムチャトスキーに300キロワットの3基の風力発電機を設置。RAO Enegy Systemが電力を供給。
 RAO Energy System of East、エネルギー省が2015-2017年の投資212億ルーブル承認

2015年164億ルーブル、2016年48億ルーブル、2017年0.8億ルーブル

2015年はウラジオストクのヴォストーチヌイ発電所に110億ルーブル、ヤクーチナヤ2発電所の配電網整備が主たるプロジェクト。

2016年はヤクーチナヤ2発電所のボイラー建設、ソビエツカヤガバニ、サハリンスキー発電所の配電網整備。
 RusHydro:中国Three Gorges Coporationとハバロフスクで水力発電JV設立合意。出力2,000MW。投資額2,300億ルーブル
 ボストーチニー・ナホトカの鉄道インフラ近代化プロジェクト: Summa GrのStronovatsiyaが107.7億ルーブルで受注
 ロシアSamaが、極東ザルビノ港に年間60百万トン取り扱いの港湾施設建設

2015年2月デザイン開始、10-12億米ドル自己資金で投資。国民福祉基金から450億ルーブル投資。
 MegaFon: 2015年に極東・東シベリアに25億ルーブル投資、沿海州・イルクーツク州中心
 イルクーツク州政府: イルクーツクエアクラフトプラントを核にエンジニアリングクラスター設立計画

Federal ProjectFinnace Center(VEB子会社)、United Aircraft Corp,技術大学と協力協定締結。

MC21 旅客ジェット機プロジェクトは2016年テストフライト、2017年から商業生産開始予定。
14
政治・外交
政治・外交
 ウクライナ情勢(11月)

9月5日のウクライナ政府と親ロシア派による12項目に亘る停戦協定合意事項(ミンスク合意)
①即時停戦、②OSCEによる停戦監視、③国境の安全地帯設置(OSCE監視)、④捕虜など解放、⑤関与者を刑事訴求しない法律の
制定、⑥国民対話継続、⑦違法な武装組織、兵器、雇い兵の撤収、⑧ドネツク・ルガンスク州の特定地域に「特別な地位」を与え、暫
定的自治権を付与する法律を制定、⑨「特別な地位」の自治体の繰上げ選挙実施、⑩人道状況改善、⑪経済復興・生活基盤復旧計
画策定、⑫停戦協議参加者の身の安全の確保。

11月2日、ドネツク・ルハンスク自治共和国で、共和国代表および共和国最高会議議員の選挙を実施。ロシア、アブハジア、南オセ
チア、セルビア、モンテネグロなどの国際監視員51人とフランス人の欧州議会議員1人が立会い。両共和国とも代表選挙には3名が
出馬。最高会議議員選挙では、ドネツクでは「ドネツク共和国」党、「自由ドンバス」党の2党、ルハンスクでは「ルハンスクの平和」党、
「ルハンスク経済同盟」党、「人民同盟」党の3党が議席を争った。ドネツク人民共和国代表にはザハルチェンコ首相が760千票以上の
得票で当選。ルガンスク人民共和国代表にプロトニツキー氏は440千票以上(得票率63%)で当選した。米国、EU、ウクライナ等は選挙
は憲法違反、ミンスク合意違反として認めない旨発表し、ロシアは結果は尊重するとするも正式な承認はせず。

この後ウクライナ東部での戦闘が激しくなった、ロシアの戦車がウクライナに越境した等の報道があり、APECサミット、G20の場でロ
シアと欧米各国首脳との対話が行なわれたが大きな進展は無し。

21日、ウクライナの親欧米派5政党は、連立政権を組むことで合意。26日連立内閣が発足し、首相にはヤツェニク氏が続投することと
なり、議長にはポロシェンコ大統領の側近のグロイヌマン副首相が就任した。ポロシェンコ大統領は、6年間でEU加盟、NATO加盟の
条件を満たし、その是非を国民投票で問うとした。
 EUは、大使級会議でウクライナの親ロ派個人13名、5団体の渡航禁止、資産凍結を決定(11月27日)
 ロシア、中国首脳、APECサミットの場で、17の文書に署名。

ガスプロムがCNCPと西ルート天然ガス輸出フレームワーク契約(年300億㎥)

ロスネフチがCNCPにバンコールネフチの権益10%譲渡

RosHydroがハバロフスク、レニングラード州での水力発電所建設、TGK-2がHuadianからアルハンゲリスク発電所近代化で中国設
備導入、EuroCementがSinoma Intlと協力協定締結。

金融では、スベルバンクが中国輸出入銀行と20億米ドル、31億元の融資協定、Sinosureと20億米ドルの協力協定、Harbin Bankと
協力協定締結、VTBがHuawaiと輸入金融契約、VEBが中国住宅金融会社、中国開発銀行とMOU締結。
15
CIS諸国関連情報
CIS諸国関連情報
ウクライナ
 インフレ率:10月前年同月比+19.8%に加速。中銀は政策レートを12.5%→14.0%に引き上げ。
 鉱工業成長率:10月、前年同月比▲16.3%、1-10月▲9.4%( 国家統計サービス)
 GDP:2014年▲7%見込み、2015年▲4.3%、インフレ率13.4%予測(中銀)
 外貨準備:10月ガス債務支払いで126億ドルに減少。EUは5億ユーロのマクロ経済支援、世銀は4億ドルの電力セ
クター支援、日本も6億円の無償支援供与。10月末対外債務は年初来▲4.6%の398億米ドル。
ベラルーシ
 インフレ率:10月対前月比1.2%、1-10月+14.8%(統計局)
 貿易黒字:1-9月8.7億米ドル(前年同期10.6億米ドルの赤字)、1-10月外貨準備▲9.4%の60億米ドル(中銀)
 対外債務:9月末前年末比+3.9%の129億米ドル。国内債務は+22.4%の43.7兆ベラルーシルーブル(32.3億米ド
ル)
 GDP成長率:1-10月+1.5%。鉱工業+1.7%、農業+2.1%、小売+8.2%、固定資本投資▲9.6%(統計局)
 Stadler :ミンスクで広軌道用鉄道車両生産開始。投資額500億ルーブル。
カザフスタン
 あいおいニッセイ同和が保険ブローカー会社設立を計画。
 マクドナルドが2015年下期に進出発表。
 米Global Beef:北部コスタナイで、牛飼育農場開業。年2,200頭飼育。22百万米ドル投資。
 韓国Daedong: 南部シムケントでZhilstroy Industryと農業用トラクター生産JV設立。41百万米ドル投資。2015年
5月生産開始。当面年1,000台生産で、4,000台まで拡大予定。
 貿易黒字: 1-9月+19.5%の274億米ドル、輸出▲2.8%の609億米ドル、輸入▲14.3%の303億米ドル(統計局)
アゼルバイジャン
 対外債務:1-9月+5.3%の63.8億米ドル。
 GDP成長率:2014年1-10月+2.5%(中銀)。世銀は2015-2017年平均4%の成長を予測。
 仏Alstom・カザフJVから鉄道車両購入、修理センター設置を協議中。
アルメニア
 独Cronimet Mining 51%出資の自動車用バッテリー製造会社:2015年生産+33%8万個生産予定。60%がロシア
AvtoVAZ, KAMAZ向け。
 GDP成長率:世銀は2014年2.6%、2015年3.3%予測。
16
ロシア主要経済指標
ロシア主要経済指標
2014年
2011年
2012年
2013年
実質GDP
鉱工業生産
固定資本投資
小売売上高
実質可処分所得
実質賃金
消費者物価
失業率
貿易収支(十億米ドル)
輸出(十億米ドル)
輸入(十億米ドル)
経常収支(十億米ドル)
4.3%
4.7%
8.3%
7.0%
0.8%
2.8%
6.1%
6.6%
196.9
515.4
318.6
97.3
3.4%
2.6%
6.7%
6.3%
4.4%
8.4%
6.6%
5.5%
191.7
527.4
335.8
71.3
1.3%
0.3%
-0.3%
3.9%
3.3%
5.2%
6.8%
5.5%
179.0
522.2
302.0
33.0
-0.2%
-7.0%
2.7%
-0.5%
5.2%
6.2%
5.6%
18.7
39.7
21.0
ウラル産原油価格(ドル月末)
平均為替レート(対米ドル)
平均為替レート(対ユーロ)
外貨準備高(十億米ドル)
貸付金利 (月末1ヶ月物)
株価指数RTS
107.9
29.38
40.87
498.6
108.2
30.37
39.94
537.6
6.90
1,527
109.1
31.83
42.27
509.6
6.81
1,445
107.7
33.46
45.76
498.9
6.77
1,301
1,382
1月
2月
3月
4月
第1四半期0.9%
2.1%
1.4%
-3.5%
-4.3%
4.0%
4.1%
0.5%
-6.9%
4.6%
3.8%
6.2%
6.9%
5.6%
5.4%
12.5
19.7
36.5
47.1
24.0
27.4
第1四半期26.7
2.4%
-2.7%
2.8%
2.0%
3.2%
7.3%
5.3%
19.9
47.5
27.6
108.1
35.22
48.06
493.3
6.96
1,267
105.5
36.21
50.02
486.1
8.92
1,226
106.9
35.66
49.24
473.3
9.53
1,156
5月
6月
7月
第2四半期0.8%
2.8%
0.4%
-2.6%
0.5%
2.2%
0.8%
6.6%
-2.8%
2.1%
2.1%
7.6%
7.8%
4.9%
4.9%
18.3
13.9
44.3
40.7
26.0
26.8
第2四半期14.1
1.5%
-2.0%
1.2%
2.5%
1.4%
7.5%
4.9%
17.1
46.1
29.0
107.4
34.93
48.03
467.2
9.26
1,295
109.3
34.41
46.80
478.2
9.17
1,366
105.2
34.46
46.95
468.8
9.63
1,223
8月
9月
第3四半期0.7%
0.0%
2.8%
-2.7%
-2.8%
1.4%
1.7%
3.9%
0.6%
-1.2%
1.5%
7.6%
8.0%
4.8%
4.9%
15.8
13.0
40.9
38.8
25.1
25.8
第3四半期11.4
99.04
36.11
48.13
465.2
9.50
1,190
93.30
38.87
48.92
454.2
9.54
1,134
10月
11月
2.9%
-2.9%
1.7%
2.1%
0.3%
8.3%
5.1%
84.49
40.76
51.72
428.6
10.08
1,091
74.65
11.71
974
(出所)ロシア統計局、ロシア中銀、ネステオイル資料からユーラシアBTMU作成
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