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A~Dの4人が,次の図のような的にダーツを4回ずつ投げて,刺さった
A~Dの4人が,次の図のような的にダーツを4回ずつ投げて,刺さった場所 の数字が得点になるゲームを行った。この結果について,次のア~オのことが分 かっているとき,確実にいえるのはどれか。ただし,ダーツが的を外れたことは なかった。 20 14 10 6 3 ア 総得点は,Aが 33 点,Bが 28 点,Cが 54 点,Dが 40 点であった。 イ CとDが投げたダーツは,10 点に2回ずつ刺さった。 ウ 投げたダーツが同じ点数に2回刺さった人は,2人いた。 エ 投げたダーツが同じ点数に3回刺さった人は,1人いた。 オ 投げたダーツが同じ点数に4回刺さった人はいなかった。 1 Aが投げたダーツは,20 点に1回刺さった。 2 Bが投げたダーツは,14 点に1回刺さった。 3 Cが投げたダーツは,14 点に1回刺さった。 4 Dが投げたダーツは,20 点に1回刺さった。 5 投げたダーツが 20 点に刺さった人はいなかった。 条件イ「CとDが投げたダーツは,10 点に2回ずつ刺さった」より, ウ「投げたダーツが同じ点数に2回刺さった人は,2人いた」の2人 はC,Dだとわかるでしょう。さらに,C,Dの合計点にする組合せ を考えると,次の場合しかないことがわかります。 ここは自力で,泥臭く考えよう! ① ② ③ ④ 合計 Dは 10 点×4=40 点も考えられ C 10 10 20 14 54 るけど,それじゃあ条件イに反し D 10 10 6 14 40 てしまいますね さらに,条件ウ,エ,オに注目してください。「同じ点数2回が2 人」,「同じ点数3回が1人」ということは4人の中の誰か1人が, 4回とも全部違う得点だったことがわかります。 さらに,ここでダーツの5種類の点数を全て足してみましょう。 20+14+10+6+3=53 前述した,「4回ともバラバラの得点」の人は上の 53 点から1種類 の点数を引いたものになるはずです。試しに 53 点から 20 点,14 点… …と1種類ずつ引いてみてください。4人の点数のうち,Aの 33 点の み一致することがわかります。 【Aの得点】 20+14+10+6+3=33 他の点数を引いても,B,C,Dの点数にはなりません。 ① ② ③ ④ 合計 A 14 10 6 3 33 C 10 10 20 14 54 D 10 10 6 14 40 最後にBの得点を考えましょう。Bは条件エの「同じ点数3回が1 人」の人です。これを踏まえ,なおかつ合計が 28 点になるのは6+6 +6+10=28 点しかありません。 ① ② ③ ④ 合計 A 14 10 6 3 33 B 6 6 6 10 28 C 10 10 20 14 54 D 10 10 6 14 40 以上より,正解は肢3となります。 ある地域に 17 年ごとに大発生するセミ(17 年ゼミ)と 19 年ごとに大発生する セミ(19 年ゼミ)の2種類が生息しているものとする。2004 年に 17 年ゼミが大 発生し,2006 年に 19 年ゼミが大発生した場合,次に最も早くこの2種類が同時 に大発生する年は次のどの期間に含まれるか。 1 22 世紀前半(2101~2150 年) 2 22 世紀後半(2151~2200 年) 3 23 世紀前半(2201~2250 年) 4 23 世紀後半(2251~2300 年) 5 24 世紀前半(2301~2350 年) 17 年ゼミと 19 年ゼミが同時に発生するのは,17 と 19 の最小公倍数 である 17×19=323 年ごとです。 ここで,条件「2004 年に 17 年ゼミが大発生し,2006 年に 19 年ゼミ が大発生した場合」より,各セミとも前回大発生したのは,2004-17 =2006-19=1987 年です。次回の同時大発生は,1987 年から 323 年後 の,1987+323=2310 年となります。 周期性の問題は 同時にスタート しないと最小公 倍数が使えませ ん。まずは同時に スタートしてい る 1987 年 を 見 つ けよう! この章では,ちょっとしたテクニックを教えていきます。問題によってはx,yと いった文字をおかずに適当な数値を設定して解ける問題があるんです! 【勝手に数を表すことができる項目】 具体的な数値条件が一切なく,割合,比率のみで条件が示されている項目 OKな例…「定価の1割引き」 「兄の 1 の年齢」 「お小遣いの比率が5:3」 5 NGな例…「定価から 100 円引く」 「兄より5歳若い」 「お小遣い 500 円多い」 【注意点~いくつに設定しよう?~】 ・割る数の公倍数で設定すると上手くいく! 最初からうまくいかないと思うけど,失敗繰り返 しながら慣れていってください。 A商店は,ある商品をいくつか仕入れ,定価の 20%引きで売った。その結果, 仕入れた個数の 10%の商品が売れ残り,利益は仕入れ総額の8%になった。この 商品の定価は仕入れ値の何%を上乗せした価格であったか。 1 20% 2 30% 3 40% 4 50% 5 60% 問題文に値段,個数の両方とも具体的な数値条件でなく割合の条件 しか載っていないので,仕入れ個数 100 個,仕入れ値 100 円と適当に 設定してしまいます。 仕入れ総額:100 円×100 個=10,000 円 「利益は仕入れ総額の8%になった」より,売り上げは仕入れ総額 を8%増加させた 10,800 円となります。 さらに条件「仕入れた個数の 10%の商品が売れ残り」より,販売個 数は 100 個の 90%である 90 個ですので,販売単価(定価の 20%引き) は, 10800 =120(円/個) 90 販売単価= となります。定価は,定価×(1-0.2)=120 より, 120 定価= =150(円) 0.8 となります。これより定価は仕入れ値の 50%を上乗せしたことがわか ります。 27 個の小立方体を貼りあわせて3×3×3の大立方体を作り,この大立方体の 上面の中心にある小立方体を1個取り除いて図のような立体を作った。この立体 を,図に示した4点A,B,C,Dを通るような平面で切断したときの切断面を 黒く塗りつぶしたものとして最も妥当なのはどれか。 C A B D 1 2 4 5 3 STEP1 1 大立方体の切断面を記入しよう 同一平面上に2点あったとき,その点を通るような直線を平面上に 引く。 C A B D 2 平行に向かい合う面に,平行な切断線を,切断点を通るように引く。 C C A A B F B D D E E 最後にBEとCFを結びましょう。 C A F B D E STEP2 くりぬかれた上面の切断線を記入しよう ABと平行な線GH,CFと平行な線GIを引きましょう。 C A G F B I H D E 妥当なのは肢1ですね。 下図は,長辺の長さ2a,短辺の長さaの長方形が,一辺の長さ3aの正三角 形のまわりを,Aの位置からすべることなく矢印の方向に回転して1周したと き,長方形上の点が描いた軌跡の一部である。長方形上の点ア~オのうち,この 軌跡を描いた点として,正しいのはどれか。 a ア a エ a イ オ a ウ 1 ア 2 イ 3a 3 ウ 4 エ 5 オ まずは軌跡など一切考えず図形を転がします。 イ 軌跡の変わり目が点イと一致していることが分かりますので,イが 正解です。