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人 と 医 療 の あ い だ に

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人 と 医 療 の あ い だ に
﹁
人
と
医
療
の
あ
い
だ
に
﹂
「人と医療のあいだに」
JMSは、医療従事者と患者様の立場にたった製品づくりに努め、命の大切さを見つめています。
人と医療の
あいだに
「患者様第一主義」
血液透析分野
輸液輸血分野
透析液供給装置
透析用コンソール
透析用血液回路
AVフィスチュラニードル
血液透析治療支援システム
輸液・輸血セット
注射器・注射針
輸液ポンプ
シリンジポンプ
経口・経腸栄養製品
医療用
一般用品分野
医療経営情報分野
不織布関連製品
医療経営支援
医療情報構築支援
(シーツ・マスク・キャップ等)
医療用手袋
循環器分野
腹膜透析分野
膜型人工肺・人工心肺回路
マイクロカテーテル
血管造影・治療用カテーテル
検査用不織布キット
ペースメーカー
腹膜透析液
APD装置
腹膜灌流カテーテル
腹膜透析治療支援システム
医療現場の
安全確立
巻頭対談
海外事業活動の「 現状」と「今後」
JMSは1973年から海外事業をスタートし、現在は中国、
シンガポール、韓国、
インドネシア、米国、
ヨーロッパに6つの生産および販
売拠点を有しています。現地に溶け込むことで、業績も着実に拡大し、連結売上高の30%余りを占めるようになっています。 JMSがこれまでどのような戦略で海外事業を推進し、今後の展開をどう考えているのか。JMS取締役海外事業部統括部長の国富
純と大連JMS医療器具有限公司総経理の藤井彰一に話し合ってもらいました。
海外事業は商売一辺倒では成功しない
現地へ の社会貢献が大事
国富 JMSの海外事業は1973年から始まり、現在、中国、韓国、
シンガポール、
インドネシアに生産・販売拠点 、欧米に2つの販売
拠点を持っています。昨年(第43期)の実績でみますと、
JMSグルー
プの海外向け売上高は約142億円で、連結売上高(約435億円)
の32.7%を占めています 。現地で働く従業員も3,000人と、国内
を合わせたグループの全 従 業員数が4 , 5 0 0 人ほどですから、海
外のほうがずっと多いことになります。
一般に企業が海外、
とくにアジアに進出する場合、
まず考える
ことはコストダウンです。安価で豊富な労働力を活用できますから、
株式会社JMS取締役
海外事業部統括部長
国富 純
株式会社JMS執行役員
大連ジェイ・エム・エス
医療器具有限公司総経理
藤井 彰一
国内に比べ 製造コストを大幅に下げられます 。JMSもそれが動
機の1つであったことは確かです 。また、経済発展の著しいアジ
アでの販路拡大という狙いもありました。しかし、そうした企業の
都合だけでは海外事業は決して成功しません。商売一辺倒では
大連ジェイ・エム・エス医療器具有限公司
【会社概要】
会 社 名 /大連ジェイ・エム・エス医療器具有限公司
JMS DALIAN MEDICAL SUPPLY CO.,LTD.
設
立 /1988年7月
資 本 金 /$ 17,480,000ー
所 在 地 /No.25 Huanghaixi Road Dalian Economic & Technical
Development Zone Dalian Liaoning Province 116600 P.R.China
売 上 高 /元 142,662,000ー(2007年12月期)
主 要 製 品 /輸液セット、血液回路( Blood Tubing Set )、AVF、オムロン管
( Omron Tube )
従 業 員 数 /830人(2008年9月末現在)
http: //www.jmsdl.com /
なく、企業の持つ技術力や知識を提供することで人材を育て、医
療や経済に寄与する。いわば社会貢献で、結果的にそれが企業
の利益にも結びつきます 。医療や地域への貢献は、JMSの創業
精神でもありますから我々は海外事業に際しても、常にそのこと
を意識してきました。
藤井 まったくその通りで、
その国、地域に根付かない限り、海外
事業はうまくいかないと思います。
都市部の施設では、最先端の医療機器が日常的に使われていま
すし、
ディスポーザブルの医療器具もふんだんに供給されています。
国富 医療産業も育ってきているでしょうから、20年前のように注
射器が飛ぶように売れることはない。そうした中で、
どう戦略を練
り直していくかが課題ですね。
藤井 その通りで、注射器などの汎用器具は、中国メーカーが低
価格品をどんどん作っていますから、
とても太刀打ちできません。
中国食品薬品監督管理局(SFDA)の担当者にあいさつにいくと、
「昔は本当にお世話になりました」という言い方をよくされます。そ
れが私には「中国企業の実力がつき、JMSから吸収するものは
少なくなった」と聞こえます。
その中で、次のビジネス展開をどう考えていくか。実は、現在の
主力製品は透析関係の機器で、
中国ではAVFなどで5割近いシェ
中国でのビジネス展開 戦略を練り直すとき
アを得ている製品も有ります 。こうした高度な技術に裏付けられ
た製品を、最先端の治療法を紹介しつつ、単品ではなくシステム
国富 さて、海外事業の中でも、JMSがとりわけ力を入れている
で販売していくことが、競争に打ち勝つために欠かせないと考え
のは中国です 。その拠点である大連ジェイ・エム・エス医療器具
ています。
有限公司は、今年で創立20年になりますが、
これまでの歩みを簡
単に紹介いただけますか。
藤井 JMSが大連に生産・販売拠点を設けたのは1988年で、工
カギは人材の育成
場は1990年から稼動しました。私は、工場の立ち上げに際して生
国富 JMSが海外進出して35年になりますが、
この間 、
もっとも
産設備を担当しており、
日本と中国を頻繁に往復していましたが、
力を入れてきたのは人材の育成です 。我々の製品は、海外どこ
そんな経緯もあって2002年から赴任し、
現在、
責任者をしています。
の国で生産しようと、品質も安全性もまったく同じでなければなり
関係者に話を聞きますと、会社が設立された20年前は、
まだ中
ません。これが絶対条件です。それができるかどうかは人材にか
国にはディスポーザブルの医療器具がなく、JMSの注射器などは
かっています。製品を作る技術もそうだし、
システムの構築や管理
まさに奪い合いで、作った分だけ売れるという時代だったようです。
もみな人の力なのです 。そのためにJMSは、海外の工場の従業
国富 中国の改革・開放政策がスタートしたばかりのころでしたからね。
員を日本に呼び、長期に研修を行ったり、
日本の技術者が現地に
藤井 私が赴任した頃は、医療状況はかなり改善されていました
赴いて指導するという試みを、苦労に苦労を重ねながら、長年に
が、
それでも病院を訪ねると、設備やデバイスは古く、一方で真新
わたって続けてきました。現在 、JMSの製品は世界88か国に輸
しいCTスキャンが使われないままになっているような光景をよく目
出していますが、中国製でもインドネシア製でも品質は変わらない
にしました。しかし、その後の発展は驚くほどで、現在 、大連など
という高い評価をいただいています。それが達成できたのは、地
【巻頭対談】海外事業活動の「 現状」と「今後」
道な人材育成の成果だと考えています。
藤井 国富さんが言われたように、
どこの国で作ろうと品質が同
じというのは、JMSの基本的なコンセプトです。実は、大連工場の
売り上げの60%は日本への輸出です。中国の製品というと、最近
は冷凍食品とか乳製品といった食料品関係で社会問題になって
いますが、JMSの医療機器においては高い性能と安全性が確認
されており、
日本の医療現場で広く用いられています。このように、
高品質の製品を安く、安定的に日本に供給することも、大連JMS
の大事な使命だと思っています。
それから、人材という点では中国大連は申し分ないですね。日
本で研修を受け、現在リーダーとなっている管理層にはとても優
秀な方が多いですし、現場で働いている人たちの器用さとか勤
勉さは、決して日本に劣るものではなく、
むしろ、
それ以上かもしれ
ません。加えて、大連を含む中国東北部は第一外国語として日本
語を勉強している学生が多い。人材の獲得という意味で、
それも
大きなメリットですね。
世界中に品質の高いJMS製品を送り出したい
い8億人近い方々がいると考えられます。JMSが得意とするのは
誤穿刺・誤接続防止の器具などで、数年前、SFDAの担当者に
国富 北京オリンピック、パラリンピック後の中国経済の行方につ
それを宣伝したことがありますが、その時彼は「藤井さん、そこま
いては、
いろいろ言われていますが、現地での実感はどうですか。
ではまだ無理。
8億人に医療を行き渡らせるのが先決。中国のレ
藤井 オリンピック後、中国経済は減速するのではないかと推測
ベルはまだその程度なのですよ」
と残念そうに言いました。巨大マー
する向きがありますが、私はまだまだ成長が続くのではないかとみ
ケットではあるが、抱えている問題も大きい。中国での事業は、そ
ています 。オリンピックのため過大投資が行われたといっても、そ
うした点を踏まえながら構築していく必要があると思います。
れはGDPの数%にしか過ぎませんし、開催前後の数か月間は、
国富 中国に限らず 、韓国 、
インドネシア、
シンガポールでもそれ
物流がストップしたり、運送費が数倍に跳ね上がるなど、大連の
ぞれ国の事情がありますから、我々はそれを理解した上で、現地
企業はかえって減速を強いられたぐらいです 。それらの制約が
での事業を進めなければなりませんね。また、
繰り返しになりますが、
緩和されることで、再び企業活動にエンジンがかかりますから、
マー
大事なのは人材の育成であり、それを通しての地域貢献です 。
ケットはさらに拡大するのではないかと私はみています。ただ、医
その原点を忘れずに、
さらに海外事業を発展させ、世界中に品質
療分野については、欧米や日本とは事情がかなり違います。先ほ
の高いJMS製品を送り出していくのが我々の使命だと思います。
ど発展が著しいと言いましたが、一方で医療を満足に受けられな
本日はありがとうございました。
JMS の CSRへの取り組み
教育現場での活動の場がさらに拡大。
いま、JMSのCSR活動が注目されています。
昨年12月、当社は小中学校における理科出前授業をはじめ
2008年度 実施事業一覧
て実施。人間の体や医療に関する知識をはじめ、実際の医療機
岡山県高梁市立高梁北中学校
器を使用した理科実験を通じて、JMSの事業活動や医療機器
に対する理解を深めていただきました。 本年度は、
「理科大好き広島っ子おもしろプロジェクト」に加
知 的 財 産 教 育 広島県東広島市立河内小学校
支
援
事
業 岡山県岡山市立上道中学校
岡山県赤磐市立軽部小学校
え「知的財産教育支援事業」
「理数教育における地域型キャリ
ア教育推進事業」にも参加し、実施校も10校に拡大。教育関
血液ポンプで心臓の働きを学ぶ
7月16日(水)中1∼3年
8月26日(火)小5∼6年
10月24日(金)中1∼3年
11月11日(火)小6年
理数キャリア合同体験学習会 広島県三原市研究地域内小学校5校 8月 7日(木)小5∼6年
係はじめ各方面からJMSに対する関心と期待が高まっています。 理科大好きプロジェクト 広島県広島市立広瀬小学校
11月14日(金)小6年
知的財産教育支援事業(中国経済産業局事業:発明協会広島県支部実施)
実
施
授
業
の
概
要
知財(知的財産権)教育と理科実験を組み合わせた授業を実施。
「発明」と「発見」はどう違うのか、といった知財に
つながる初歩的な問いかけから、実験を通して医療機器の果たす役割まで、医療や企業活動について授業を展開。
理数キャリア合同体験学習会(広島県三原市研究地域実行委員会)
三原市研究地域内小学校5校の合同授業で世羅町にて実施。ダイアライザー(透析器)によるろ過実験や血液ポンプ(Mixflow)
を使った心臓の働きを知る実験を行い、医療現場での先進技術について、児童たちと共に考えながら授業を展開。
理科大好きプロジェクト(中国経済産業局事業:発明協会広島県支部実施)
広島市教育委員会公開研究授業の一環として、市内139校の先生方が参観する中でダイアライザーや血液ポンプを活
用した実験を実施。先生たちにとっても興味深い授業であり、児童と教師の双方に意義ある授業となりました。
科学を楽しむ生徒たちの未来に、大きな手応えを感じています。
少しでも児童の理科離れに歯止めをかけられれ
ばとの思いから当事業に取り組んでいますが、児
童や先生方の関心の高さに手応えを感じています。
授業を通じて医療を身近に感じ、医療の道を志
す人が増えてくれることを願っています。
JMS中央研究所主幹研究員 松浦洋治
授業に際して、私がこれまで教育を受けてきたこ
とへの恩返しの気持ちで取り組んでいます。今後
は実験の領域をさらに広げ、子どもたちの科学へ
の興味を一層高めると共に、科学と仕事の関わり
を考えるきっかけにもなってほしいと願っています。
JMS中央研究所員 大森正芳
MEDICAL FRONT
JMS 医療最前線
医師は天職
off pump CABGの安全性、普遍性、再現性を高めたJMSバイパスチューブ
理想のバイパスチューブを開発
日本人の死亡原因2位の心臓病。その大部分を占める心
筋梗塞や狭心症等の虚血性心疾患のうち、冠動脈の狭
窄が何カ所もあったり、
カテーテル療法が難しい場合など
には、冠動脈バイパス手術(CABG)が行われる。この手
off pump CABGを行うようになった岡部氏でしたが、バイ
パスチューブに今一つ満足できなかった。一番の欠点はバルブ
(チューブの先端部分)が硬いため挿入・抜去しにくく、血管内
膜を損傷する危険性があったことである。そんな時、患者の内
術で使用されるJMSの血管吻合補助具「バイパスチューブ」
膜を傷つけることが起きた。幸い大事に至らなかったが、
「この
は手術に安全性、普遍性、再現性をもたらし、治療成績の
ままではいけない。何とかしなくては」と悩む岡部氏に、当時上
向上に貢献すると国際的にも大きな注目を集めている。
司だった中村隆澄氏(現・いずみの病院勤務)が「既製のもの
がなければ、自分で作ればいいじゃないか」と声をかけた。そ
れを聞いた岡部氏は研修時代を思い出した。
「私が神戸市立中
合併症の心配が少ない off pump へ
CAGBとは、簡単にいえば、血液の流れが悪くなった血管の
央市民病院で研修していた当時、胸部外科部長だった庄村東洋
高知医療センター
循環器センター長
先生から、医師や科学者は物事をフィルターなしに見、客観的
岡部 学
な視点を持たなければならないと教えられました。私はいつし
代わりに、新しくバイパスを作る手術をいう。従来は、血液を人
かそのことを忘れ、医療機器の開発は大学病院などの研究室
工心肺に引出し一定の時間心臓を止める体外循環法によって、
で行うものだと思い込んでいたのです」 バイパス血管の吻合が行われてきたが、臓器に送られる血液が
それからJMSとのキャッチボールが始まった。岡部氏がこう
非生理的になり、腎機能低下や脳梗塞の合併症を起こしやすい
してほしいとアイデアを出し、JMSが試作品を作り、岡部氏が
という問題を抱えていた。そこで、人工心肺に頼らず心臓を動
それを使って改良点を指摘し、JMSが再び試作品を作り…。2
かしたまま手術を行う「心拍動下バイパス手術=off pump CABG」
年後の2002年、ついに「JMSバイパスチューブ」が完成。同製
が登場した。
品には岡部氏の「こうあってほしい」が凝縮されている。チュー
当初は、吻合部の血管の中枢部と末梢部を止め、内胸動脈や
ブは柔らかく内膜を傷つける心配がない。Z状に曲げて挿入・
右胃大網動脈などをつなぎ合わせる方法だった。当然、心臓が
抜去ができる。チューブと血管の間隔ができ針刺通域が大きい。
停止している短時間の間に正確に吻合する必要があり、アクロ
ガイド糸によって挿入が容易で、ピンセットでつまみやすい等々。
バット的な特殊技術を要した。
「チューブの形状は単純ですが、径、長さ、薄さなどいくつも
岡部氏は当時を振り返って「合併症の危険性の少ないoff
の因子があり、その組み合せは無限大です。完成するまでの道
pump CABGはある意味、理想的な術法でした。しかし、一定
のりは遠く、物づくりの大変さを知りました」
の技術と能力を持った外科医が毎回、安定した結果を出せる安
岡部氏らのグループは同製品についての論文をアメリカの
全性、普遍性、再現性がなければ、
どんなに素晴らしい術法であっ
学会誌「Annals」に発表。反応は早く、海外の医師からの問い
ても定着しません。それには静止野を作ることと、吻合してい
合わせが相次いだ。最後に岡部氏は、
「JMSバイパスチューブ
る間に血液が出てこない無血野、特に後者の条件をクリアする
ができてoff pump CABGを安全に行え、
うちの若い先生も3
必要があると思いました」
∼4年で一流のoff pumperに育っています。後進育成にこの
やがて、そうした課題をクリアするバイパスチューブなど周
バイパスチューブが一役買っているといっても過言ではありま
辺機器の開発も進み、当術法は急速に普及していった。
せん。その開発を手伝えたことはとても嬉しいです」と結んだ。
情報誌「SIESTA」
(JMS発行)より
研究開発現場から
JMSでは、次世代のニーズに対応する技術開発をめざして●セーフティ輸液・経腸栄養関連 ●循環器関連 ●再生医療
関連の3分野を重点課題とする他、透析関連・医療IT関連・環境対策等の多様な分野の研究に努めています。今回は高
※1
カロリー輸液調剤用バッグ「セーフミックTPNバッグ」をご紹介します。
高カロリー輸液調剤用バッグ「セーフミックTPN バッグ」
※2
R
ニードルレス&クローズドシステム「プラネクタ 」を採用!
輸液管理に伴う安全性と効率性の向上を実現!
医療機関において、安全な輸液管理を行う上で問題視されているのが、輸液・血
液を扱う際に生じる針刺し事故。これは単なる事故ではなく、輸液・血液を介して
患者様や医療従事者が二次感染するおそれのある重要な課題です。
JMSではこの問題に対処し、かつ信頼性の高い医療をサポートさせていただく
意味も含め、注射針を使わず輸液調剤作業を行えるプラネクタ R 付きの高カロリー
※1
輸液調剤用バッグ「セーフミックTPNバッグ」を開発。本年7月より本格販売を開
始しました。
「セーフミックTPNバッグ」の主な導入効果
針刺し事故や感染リスクの低減
輸液調剤作業の安全性と効率性の向上、コストの低減
瓶針刺通による薬剤への異物混入、瓶針等の脱落防止
主な仕様
バッグ容 量
バッグ
備考
1000mL
2000mL
3000mL
ポリエチレン製
ニードルレスポート付
針刺し事故における緊急課題とは
COLUMN
針刺し事故とは、医療従事者が患者様の血液などで汚染された注射器等の針で指先などを傷つけることをいい、血液を介して
B・C型肝炎やAIDSなどに感染するおそれがあります。逆に輸液バッグ等を扱う際の針刺し事故では、医療従事者の血液が輸
液に混入して患者様の体内に入るおそれがあります。針刺し事故が生じると、事故当事者は院内の担当部署に報告し、
マニュア
ルに従って定期的に検査や治療を受けるほか、
当事者への医療補償の問題もあり、医療機関にとって大きな負担となっています。
中央研究所・ME機器開発部
R
ニードルレス&クローズド「プラネクタ 」の導入
微量薬剤を拡散させる特殊構造を採用
プラネクタ は、注射針を使用せず針なしシリンジで薬剤等の混合注
輸液 バッグに微量な薬剤を注入する場合、注射針による注入では
入を可能とした閉鎖式注入ポートです。2000年に針刺し事故防止用デ
薬剤が注入口付近で滞留し、必要な薬剤が患者様に投与できない場
R
バイスとして販売を開始。以来、当社の輸液輸血ラインに組み込まれ、
合がありました。
安全性、操作性等と合わせてその優れた機能性はすでに実証済みです。
「セーフミックTPNバッグ」では、プラネクタ R から注入された微量の
「セーフミックTPNバッグ」への組み込みでは、従来型の輸液バッグ
薬剤を直接バッグ内に注入することでこの問題を解決しました。
とプラネクタ R を独自の溶着技術で一体化させ、耐久性に優れた製品と
して完成させました。
プラネクタ R のしくみ(ニードルレス&クローズド)
微量薬剤注入時の比較
(輸液バッグ内)
薬剤
注入時
注入口
抜去時
(輸液バッグ内)
針 なし
シリンジ
開口部
針 なし
シリンジ
プラネクタ R
薬剤が拡散する
薬剤が
滞留しやすい
注入口
針なしシリンジ
キ
ャ
ッ
プ
部
注射針
ポ
ー
ト
ポートが開口して薬剤を注入する
シリンジ
ポートが自動的に密閉(クローズ)
され
細菌等の浸入を防止する
セーフミックTPNバッグへ
針なしシリンジで注入する場合
質の高い輸液管理の実現と市場の拡大
従来型の輸液バッグへ
針付シリンジで注入する場合
販売計画
3億円(2009年度目標)
今 後 の
市場戦略
抗ガン剤は薬品の性質上、高い密閉
性が求められるため、投与の際の輸
液バッグとしての要望が多く寄せられ
ており、
その開発も視野に入れて取り
組んでいます。
輸液処方は病状等に応じて患者様ごとに異なります。
「セーフミックTPNバッグ」では、患者
様ごとの薬剤を看護師や薬剤師がクリーンな調剤室などで容易に注入でき、事前に薬剤の誤
注入をチェックできるなど、安全性・効率性を向上させる質の高い輸液管理を実現できます。
また現在は、各製薬メーカーが販売する「充填済み輸液バッグ」が主流となりつつあり、将来
的には、製薬メーカーと共同で「充填済み輸液バッグ」にプラネクタ R を直接組み込んだ製品の
実現も視野に入れ、より広く市場に浸透させたいと考えています。
※1 高カロリー輸液調剤用バッグ /経口・経鼻で食べ物を摂取できない患者様や手術直後の患者様に、必要な栄養剤や薬剤を混注させて点滴するためのバッグです。
※2 ニードルレス&クローズドシステム /当社の提案する「薬剤から患者様までの輸液ラインの間で注射針を使用せず、異物をできるだけ混注させない閉鎖型の機構または
その構成」をいいます。
トピックス
「栄養剤用バッグ」を聖マリアンナ医科大学
横浜市西部病院と共同開発
インドネシア・バタム工場を拡張
近年、東アジアや北米において透析関連商品の需要が伸びているこ
とから、本年度中に当社バタム工場(インドネシア工業団地内・延べ床
本年10月、当社は経腸栄養療法に対応する「 栄養剤用バッグ」の販
面積約9,000㎡)を拡張し、透析用血液回路等の増産体制を整えること
売を開始しました。同製品は、脳卒中や事故による疾患等で食べ 物を
としました。加えて、ディスポーザブル(使い捨て)の輸液・輸血セット
飲み込めない患者様が、鼻から胃にチューブを通したり、胃に穴を開け
等の生産をシンガポール工場からバタム工場に移管し、一貫生産によ
る胃ろう手術を行って、直接栄養剤を注入する際に使用する製品です。
る効率的生産体制を構築。製造コストの低減を図って競争力の強化に
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院と共同開発しました。
努めてまいります。2009年3月期の加工売上目標は前期比20%増の
同製品は専用架台を用いることで4人分まとめて調整が可能で、看
17億円です。
護師、栄養士などの業務の効率化につながることを期待しています。
さらに、医療機関での感染防止にも十分配慮した製品です。
「内部統制システムの基本方針」の一部改定
当社のコンプライアンス体制をより充実したものとするため、
「損失
の危険の管理に関する規程その他の体制」
「財務報告に係る透明性・信
頼性を確保するための体制」等、
『内部統制システムの基本方針』の一
部を改定。2008年6月24日の取締役会において承認されました。
各地でセミナーや研究会を開催
第53回日本透析医学会〔会期:6/20∼22〕/JMSランチョンセミナー
「栄養剤バッグ」
開催日/2008年6月21日(土) 場所/第6会場(神戸ポートピアホテル南館地下1階 トパーズ)
【 テ ー マ 】在宅透析普及を目指したPD、
PD&HD併用療法、HHDの考え方
第14回日本腹膜透析研究会〔会期:9/13∼14〕/JMSランチョンセミナー
開催日/2008年9月14日(日) 場所/第七会場(札幌コンベンションセンター2階 204会議室)
【 テ ー マ 】PD患者のアウトカム改善に欠かせないものとは? ∼スタッフ教育を中心に考える∼
感染・医療事故防止セミナー2008 in 近畿
開催日/2008年11月1日(土) 場所/大阪国際会議場
【特別講演】危険手技の安全な実施 ∼経腸栄養チューブ挿入時の位置確認の徹底∼
感染・医療事故防止セミナー2008 in 中国
開催日/2008年11月15日(土) 場所/RCC文化センター
「専用架台使用時」
【特別講演】
インフルエンザと新型インフルエンザの病態と対策
報告:医療経営情報部 医療保険制度への考え方と施策
現在の医療保険制度を診療報酬の側面から捉えると、
(1)従来型の「出来高での診療報酬算定方式」
(2)
「DPC
算定方式」
(3)在宅分野を含む「慢性期・回復リハビリの算定方式」の3つに大きく分類されます。これらの観
点から捉えた医療保険制度が今後どのように推移していくのか、当社製品の将来性と併せて述べてまいります。
因をできるだけ排除する必要に迫られます。例えば、入院時の感染や栄養
ラインの誤接続等は、死亡を伴う医療事故や長期入院につながります。
(1)出来高での診療報酬算定方式
その対策として、プラネクタ等の感染対策製品や栄養ラインを確実に挿入・
固定できる「誤接続防止関連製品(jsip)」が必要となり、付加価値の高
これは、
「診療行為を行うたび」に診療報酬を積み上げていく従来型
いJMSの製品群が医療機関にも経済的な付加価値をもたらし、当社にとっ
の出来高方式です。診療報酬に歯止めがきかず、
「過剰診療」との関係
て追い風となります。
から問題視されており、将来的にこの請求方法は、終息に向かうと思わ
逆に、汎用の医療材料などはコスト見直しの対象となり、
その価格戦略
れます(ただし積算の考え方は残ると考えます)。また、
08年の診療報
が求められます。JMSでは「高付加価値製品」のラインアップを増やして
酬改定では、
「超急性期」の点数は新設または引き上げ、
「一般急性期」
いくため、鋭意、製品開発に取り組んでいます。
当社関連事業を中心とした
医療保険制度の概略
の点数は横ばいか下がる傾向が見られました。これにより超急性期の
医療機関に“より集約化 ”が進み、
“ 先進医療 ”
“ 高度医療 ”等の医療提
供や実施件数の増加が予測されます。
(3)慢性期、早期・回復リハビリ、在宅分野
現在の医療では、急性期の治療と共に治療後の社会復帰をサポート
JMSの戦略と施策
する「リハビリテーション」が重要視されます。リハビリには急性期の「早
「先進医療技術」の開発、
「安全・感染対策」等の営業の集約化・注
力化に力点を置いて対策を進めています。
期リハビリ」と「 回復リハビリ」の他、主として維持期に行う「 在宅・通
所リハビリ」があり、医療機関及び介護保険を通じて提供されています。
また、社会復帰の促進が介護保険支出の抑制につながるため、今後は
早期・回復期リハビリの拡大が見込まれる一方、維持期のリハビリは徐々
(2)DPC算定方式
これは、従来の出来高方式に代わる急性期における包括算定方式で
す。入院患者様の疾患に応じて、厚労省が定めた疾患(診断群分類)ご
との点数を基準に包括算定するもので、
「1日ごと」に算定されます。
(入
院期間中に使用した薬剤・医療材料費は包括されており、手術時使用
等を除いて個別に積算不可)。つまり、各疾患の算定点数をコントロー
ルすることで医療費削減等を実行しやすい当方式を軸に、医療制度改
革を促進する方針であると思われます。
JMSの戦略と施策
DPC算定方式では入院期間が区分分けされ、長期化するほど一日当た
りの診療報酬点数が減額されます。従って、算定施設では長期入院の原
因をできるだけ排除する必要に迫られます。例えば、入院時の感染や栄養
ラインの誤接続等は、死亡を伴う医療事故や長期入院につながります。
に介護保険適用へ移行されています。
次に慢性期について。介護療養型病床施設では要介護以上の患者
様に対する医療提供が行われ、医療機関の“ 療養病床 ”ではすでに「包
括医療 」が導入済みです。今年4月の診療報酬改定ではマイナス改定
が適用され、療養病床が赤字の施設が増えています。厚労省の発表で
は、長期入院による医療保険の軽減のため療養病床患者様の介護保険
適用施設へ の移行と、
2011年末までに現在の35万床から22万床へ の
削減が決定しています。さらに今後、診療報酬改定時に点数上の誘導
策をとっていくことが予測されます。
JMSの戦略と施策
この領域でのJMSのテーマは、在宅・在宅系施設の医療領域における「感
染・安全対策」です。今後は医療機関での経験を基に、施設の特性に合
わせた様々な医療機器の開発に取り組んでまいります。
※ DPC:診断群分類包括評価制度(Diagnosis Procedure Combinationの略)
ごあいさつ
2008年 12月
連結財務ハイライト
第2四半期
38,672
通期
予想
(百万円)
43,056
41,425
43,545
第2四半期
通期
45,900
予想
(百万円)
1,319
18,890
19,539
第41期
第2四半期
44,207
43,521
第42期
561
第43期
第44期
(百万円)
45,118
43,122
44,447
(百万円)
1,100
774
578
570
23,010
21,734
通期
45,898
予想
1,015
919
529
278
493
84
第40期
通期
1,300
1,218
940
20,786
第2四半期
第40期
第41期
第2四半期
通期
第42期
224
217
96
165
第43期
第44期
第40期
(百万円)
第41期
第2四半期
第42期
通期
19,705
19,423
20,346
20,709
55.0
53.8
23,040
23,526
22,609
23,000
42,807
44,447
42,764
△200
第43期
第44期
(%)
50.1
19,126
50.8
44.6
45.1
44.6
44.4
第40期
第41期
46.6
第40期
第41期
第2四半期
第42期
第44期
第43期
(当第2四半期)
通期
(%)
第40期
第2四半期
4.4
第42期
3.9
第43期
第44期
(当第2四半期)
通期
(円)
546.59
501.39
517.05
493.96
2.9
1.4
第41期
通期
548.76
532.01
543.61
522.08
第42期
7.08
見通しに関する注意事項
第43期
25.43
23.47
13.37
5.83
5.78
2.53
△ 0.88
第41期
(円)
14.50
1.1
第44期
(当第2四半期)
20.52
0.4
第40期
第43期
予想
530.96
2.5
1.2
第2四半期
第42期
△ 4.62
第44期
(当第2四半期)
第40期
第41期
第42期
第43期
第44期
(当第2四半期)
第40期
第41期
第42期
第43期
第44期
上記予想は、現在入手可能な情報に基づき仮定したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって大きく変動する可能性があることをご承知おきください。
財務諸表
第2四半期連結貸借対照表
科 目
期 別
(単位:千円)
第43期
第44期
平成19年9月30日現在
平成20年9月30日現在
(資産の部)
流動資産
(単位:千円)
科 目
第43期
第44期
平成19年9月30日現在
平成20年9月30日現在
期 別
(負債の部)
25,248,328
25,661,631
17,009,342
15,695,996
2,484,210
2,630,362
支 払 手 形 及び買掛 金
6,175,773
6,991,397
13,051,865
13,218,389
短期借入金
7,223,680
5,080,072
8,765,254
8,951,694
その 他
3,609,889
3,624,527
946,997
861,183
固 定負債
4,828,507
3,542,500
固定資産
19,198,927
17,103,335
長期借入金
3,581,646
2,527,520
有形固定資産
14,766,377
13,428,320
その 他
1,246,861
1,014,980
建 物 及び構 築 物
4,989,397
4,373,464
21,837,850
19,238,497
機 械 装 置 及び運 搬 具
3,579,505
3,453,277
土地
3,809,564
3,015,361
株主資本
22,634,889
324,229,505
その 他
2,387,909
2,586,215
資本金
6,522,219
6,522,219
987,408
840,134
資本剰余金
9,473,884
9,473,884
投 資その 他 の 資 産
3,445,141
2,834,880
利益剰余金
6,871,800
8,472,629
投資有価証券
2,281,921
1,713,878
自己 株 式
△
233,015
△
239,228
その 他
1,163,219
1,121,001
評 価・換 算 差 額 等
△
44,683
△
720,845
現 金 及び預 金
受 取 手 形 及び売 掛 金
たな卸 資 産
その 他
無形固定資産
流 動負債
負債 合 計
3,446,392
(純資産の部)
その 他 有 価 証 券 評 価 差 額 金
為替換算調整勘定
少数株主持分
資産合計
44,447,256
42,764,966
365,249
△
409,932
125,710
△
846,556
19,199
17,809
純資産合計
22,609,406
23,526,469
負債 純 資 産 合 計
44,447,256
42,764,966
第2四半期連結損益計算書
(単位:千円)
第43期
第44期
平成19年4月1日∼
平成19年9月30日
平成20年4月1日∼
平成20年9月30日
売上高
21,734,538
23,010,122
売上原価
15,377,461
売上総利益
販 売 費 及び一 般 管 理 費
第2四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
第43期
第44期
平成19年4月1日∼
平成19年9月30日
平成20年4月1日∼
平成20年9月30日
営業活動によるキャッシュ・フロー
646,096
740,734
16,243,464
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 1,347,130
△ 1,126,283
6,357,076
6,766,658
財務活動によるキャッシュ・フロー
224,316
△
797,681
5,986,615
5,737,600
現金及び現金同等物に係る換算差額
△
32,700
△
5,463
370,461
1,029,057
現金及び現金同等物の増減額( 減少:△ )
△
509,418
△ 1,188,693
営業外収益
78,561
84,750
2,928,514
3,760,116
営業外費用
364,051
194,249
84,971
919,558
4,893
ー
特別利益
130,042
4,714
2,414,202
2,571,422
特別損失
49,531
115,957
税金等調整前四半期純利益
165,482
808,316
法 人 税 、住 民 税 及 び 事 業 税
319,766
217,521
45,257
14,385
552
△ 1,893
200,094
578,302
期 別
科 目
営業利益
経常利益
法人税等調整額
少数株主利益
四半期純利益
△
(注)金額につきましては、千円未満を切り捨てて記載しております。
単位:円
【 配当金の推移 】
5.00
5.00
5.00
5.00
5.00
2.50
2.50
2.50
2.50
2.50
第40期
第41期
第42期
第43期
第44期
■通期 ■第2四半期
予想
科 目
期 別
現金及び現金同等物の期首残高
連結範囲の変更に伴う
現金同等物の増減額( 減少:△ )
現金及び現金同等物の四半期末残高
△
営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により得られた資金は7億4,073万円となりました。こ
の主な要因は、税金等調整前四半期純利益による収入であります。
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動に使用された資金は11億2,628万円となりました。こ
の主な要因は、有形固定資産に係る支出であります。
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動により得られた資金は7億9,768万円となりました。こ
の主な要因は、長期借入金の返済であります。
部門別セグメント情報
《連結売上高構成比 》
輸液輸血群
透析群
輸液輸血群
売上高
透析群
売上高
一般用品群
売上高
その他
一般用品群 循環器群
循環器群
売上高
前年同期比
前年同期比
前年同期比
前年同期比
国内においては、感染・医療
事故防止に貢献する「プラネク
タ」関連製品や経口・経腸栄養
システム製品が引き続き好調
に販売を伸ばしたほか、輸液ポ
ンプの販売も増加しました。海
外においては、北米向け成分献
血用回路の販売が大幅に伸張
したほか、アジア向け血液バッ
グの販売も好調に推移しました。
その結果、売上高は102億2,
457
万円となりました。
国内においては、透析医療の
安全と効率に貢献する血液透
析装置及びその周辺機器の販
売が大きく伸びました。海外に
おいては、医療従事者の安全性
を向上させる誤穿刺防止機構
付きAVF針の販売が北米及び
欧州で大幅に増加しました。そ
の結果、売上高は78億3,
893万
円となりました。
国内において、検診用手袋等
の販売が引き続き好調に推移
したものの、医療用テープの輸
出販売が円高の影響を受けて
減 少した 結 果 、売 上 高 は22億
8,
567万円となりました。
国内において、診療報酬改定
の 影 響 等によりペ ー スメー カ
ーの販売が減少しましたが、心
肺回路及びその関連製品の販
売が引き続き伸張しました。そ
の結果、売上高は20億1,
906万
円となりました。
ウイングイーター
セーフスタイル
プラネクタ
AVフィスチュラ
JMSビニールグローブ
J-Quick
会社概要
当社の概要 (平成20年9月30日現在)
設
立
昭和40年6月12日
資
本
金
6,522,219,945円
上場金融商品取引所
東京証券取引所市場第一部(証券コード:7702)
主要な事業内容
医療機器、医薬品の製造・販売及び輸出並びに輸入
従
1,573人(グループ総数 4,746人)
業
員
数
事業所等
●東京本社
●大野工場
●三次工場
●広島本社
●千代田工場
●国内販売拠点:32ケ所
●出雲工場
東京本社(新南大井ビル)
役 員 (平成20年9月30日現在)
主要な関係会社 (子会社及び関連会社)
代表取締役社長
谷 光 大
専 務 取 締 役
村 上 克 宏
常 務 取 締 役
奥 窪 宏 章
取
締
役
国 富 純
取
締
役
山 田 亮
取
締
役
泉 和 雄
取
締
役
森 川
重 美
取
締
役
古 吉
重 雄
監 査 役( 常 勤 )
林 原 康 三
監
役
松 田 弘
査
監
査
広島本社
役
早稲田 幸雄
執
行
役
員
内 藤 雅 之
執
行
役
員
平 田 晴 久
執
行
役
員
藤 井 彰 一
執
行
役
員
土 井
博 之
執
行
役
員
中 西
義 彦
執
行
役
員
岩 田 実
医療機器の保守・修理業
株式会社大野
業務請負業
ジェイ・エム・エス・シンガポールPTE.LTD.
医療機器・医薬品の
製造・販売
大連ジェイ・エム・エス医療器具有限公司
医療機器の製造・販売
株式会社韓国メディカル・サプライ
医療機器の製造・販売
バイオニック・メディツィンテクニックGmbH
医療機器・医薬品の販売
ジェイ・エム・エス・ノース・アメリカ・コーポレーション
医療機器の販売
PT.ジェイ・エム・エス・バタム
医療機器の製造
株式会社ジェイ・オー・ファーマ
医薬品の製造・販売
[国 内]
[h t tp :/ /ww w.j mss .co m. sg]
[海 外]
[h t tp :/ /ww w.b ion ic -jms .c om]
[h t tp :/ /ww w.j msn a. ne t]
※古吉重雄氏は、会社法第2条第15号に定める社外取締役
であります。
※林原康三氏、松田弘氏、早稲田幸雄氏は、会社法第2条
第16号に定める社外監査役であります。
ジェイ・エム・エス・サービス株式会社
[国 内]
(注)
PT.ジェイ・エム・エス・バタムはジェイ・エム・エス・シンガポールPTE.LTD.の100%出資であり、間接保有の子会社
であります。
株式概要 (平成20年9月30日現在)
発行可能株式総数
発行済株式総数
43,844,932 株
株主数
5,237 名
外国法人
証券会社
大株主の状況(上位10名)
100,000,000 株
5.13%
2,249千株
0.50%
218千株
個人・その他
37.76%
16,555千株
その他法人 31.97%
所有者別
分布状況
14,018千株
24.64%
金融機関
10,803千株
(注)当社は自己株式599千株(発行済株式総数に対する所有株式の割合1.37%)
を保有しておりますが
「個人・その他」に含めております。
株式会社カネカ
4,385
10.25
財団法人土谷記念医学振興基金
3,800
8.88
土谷佐枝子
2,015
4.71
社会福祉法人千寿会
2,000
4.67
株式会社広島銀行
1,790
4.18
第一生命保険相互会社
1,722
4.02
大下産業株式会社
1,102
2.57
株式会社みずほコーポレート銀行
1,098
2.56
日本トラスティ・サービス信託銀行
株式会社(信託口)
807
1.88
シービーエヌワイ デイエフエイ インターナショナル キャップ
バリュー ポートフォリオ
787
1.83
(注)上記所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は次のとおりであります。
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)/807千株
株価推移(東京証券取引所 市場第一部:7702)
(円)
(円)
400
400
300
300
200
200
500
500
100
100
2006年
(千株)
2,000
1,800
3月 4月
売買高
5月
6月
7月
2007年
8月 9月 10月 11月 12月 1月
2月 3月
4月
5月
6月 7月
8月
9月 10月 11月 12月
2008年
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月 9月
(千株)
2,000
1,800
1,600
1,600
1,400
1,400
1,200
1,200
1,000
1,000
800
800
600
600
400
400
200
200
0
0
株主メモ
株券電子化前後における単元未満株式買取・買増のご請求について
株券電子化の前後においては、単元未満株式買取請求ならびに買増請求
につきまして、以下のとおりとなりますので、ご留意ください。
(1)保管振替制度をご利用でない単元未満株式に関するご請求
特別口座について
(1)特別口座への口座残高の記帳
証券保管振替制度をご利用でない株主様につきましては、ご所有の株式は三
菱UFJ信託銀行に開設される特別口座に記録されます(平成21年1月26日に記
録される予定です)。なお、特別口座に記録された株式数等のご案内は、平成21
年2月中旬頃に三菱UFJ信託銀行から、お届けのご住所宛にお送りする予定です。
①単元未満株式買取請求
平成21年1月5日(月)から平成21年1月25日(日)までは、受付をいたしません。
また、平成20年12月25日(木)から12月30日(火)までのご請求受付分につき
ましては、買取価格はご請求受付日の終値を適用いたしますが、買取代金のお
支払いを平成21年1月30日(金)
とさせていただきます。
②単元未満株式買増請求
平成20年12月12日(金)から平成21年1月25日(日)
までは、受付をいたしません。
(2)保管振替制度をご利用の単元未満株式に関するご請求
株券電子化実施の前後において、一定期間お取引の証券会社で取次ぎを行
わないと承っております。具体的な日程につきましては、証券会社により異なるこ
とが考えられますので、お取引の証券会社にお問合せください。
株主様のご住所およびお名前のご登録について
(2)特別口座に記録された株式に関するお手続き
特別口座に記録された株式に関するお手続き(株主様の口座への振替請求・
単元未満株式買取(買増)請求・お届出住所の変更・配当金の振込指定等)に
つきましては、株券電子化実施後、下記口座管理機関(三菱UFJ信託銀行)の
連絡先にお問合せください。なお、特別口座に記録された株主様のお手続きに
つきましては、三菱UFJ信託銀行の全国本支店でお取次ぎいたします。
(3)特別口座の口座管理機関および連絡先
特別口座の口座管理機関は、当社株主名簿管理人である三菱UFJ信託銀
行となります。
口座管理機関
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
連
三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部
〒530-0004 大阪市北区堂島浜一丁目1番5号
Tel 0120-094-777(通話料無料)
絡
先
(4)特別口座の口座管理機関でのお手続きの受付の開始時期
特別口座に記録された株式についての、株主の口座への振替請求、単元
未満株式買取(買増)請求等の各種ご請求やお届出につきましては、平成21
年1月26日(月)以降にお手続きが可能となりますので、
ご留意ください。
株主様のご住所およびお名前の文字に、振替機関(証券保管振替機構)で
指定されていない漢字等が含まれている場合には、その全部または一部を振
替機関が指定した文字に置き換えのうえ、株主名簿にご登録いたします。こ
の場合、株主様にお送りする通知物の宛名は、振替機関が指定した文字とな
りますのでご了承ください。
ご参考
株券電子化に関する詳細につきましては、
証券決済制度改革推進センターのホームページに掲載されたQ&A
(http://www.kessaicenter.com/kaikaku/kabuken10aa.pdf)等を
ご参照ください。
「株券電子化」なんでも相談窓口
株券電子化
に関する
ご質問・ご相談は
*
(「株券電子化コールセンター」)
(通話料無料 平日・土曜/9:00∼17:00)
*「株券電子化コールセンター」は、
(株)証券保管振替機構、
日本証券業協会、
(株)東京証券取引所が共同で運営する株券電子化についての相談窓口です。
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