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ほう素、ふっ素、アンモニア及び硝酸・亜硝酸化合物に係る暫定排水基準
ほう素 ほう素、ふっ素 ふっ素、アンモニア及 アンモニア及び硝酸・ 硝酸・亜硝酸化合物に 亜硝酸化合物に係る暫定排水基準の 暫定排水基準の見直し 見直し について 水質汚濁防止法では、人の健康に係る被害を生ずるおそれがある物質を有害物 質と定め、全国一律に適用する排水基準(一律排水基準)に基づいて排水規制が行 なわれております。平成 13 年 6 月には、ほう素及びその化合物、ふっ素及びその化 合物、アンモニア・アンモニウム化合物・亜硝酸化合物及び硝酸化合物が有害物質 に追加され、一律排水基準が設定されました。しかしその当時、これらの物質を排出 する工場・事業場の一部の業種については、直ちに一律排水基準を達成することが 排水処理技術上、困難であることから、この達成困難な工場・事業場(41 業種)に対し ては、一律排水基準より緩い暫定排水基準が適用され、その適用期間は平成 16 年 6 月 30 日までとなっていました。 その間、暫定基準が適用されている業種に属する工場・事業場においては、業種 ごとに状況は異なるものの、排水処理に係る技術的検討、施設の改良等が進めら れ、一定程度の排出濃度レベルの改善がなされるようになりました。環境省は、排水 処理技術の開発・実用化の動向、排水の濃度レベル、その他の関連するデータの把 握等を行なった結果、41 業種中 15 業種及び下水道業の一部については、既に一律 排水基準を達成することが可能であり、残り 26 業種については、安定的な排水処理 等の技術はいまだ開発・実用化の途上にあり、現時点で直ちに一律排水基準を達成 することが困難であるという認識を得ました。 こうした状況を踏まえ、排水基準を定める環境省令を一部改正する省令の一部を 改正し(平成 16 年環境省令第 16 号)、達成可能な 15 業種及び下水道業の一部につ いては一律排水基準に移行させ、残り 26 業種の可能なものについては暫定排水基 準を強化し、その上で暫定排水基準の適用を延長(平成 19 年 6 月 30 日まで)するこ ととしました(平成 16 年 7 月 1 日施行)。 水質環境グループ 瀬谷真延 参考:官報 号外第 113 号 14-15(平成 16 年 5 月 31 日) Copyright©2004 和歌山県環境衛生研究センター. All rights reserved