経営戦略と人材管理

２００９年４月１５日
人材管理概論Ａ （下田健人）
【目標】企業経営と人材管理についての基礎的な知識を習得します。あなたが企業を経営し、人を管理
するための独自のアイデアを考えます。
【講義内容】人材管理（Human Resource Management）について、４つのユニットに分けて授業を行いま
す。４つのユニットは、１．人材管理と経営、２．労働市場と採用、３．仕事とスキル、４．能力とコ
ンピテンシーです。それぞれのユニットは３回ないし４回の授業から構成されます。それぞれの授業で
は、テーマに関する講義を下田が行い、毎回テーマに関する小テストを実施します。なお、必要に応じ
て、企業経営者または企業の人事担当者による特別講義を１～２回実施します。
【授業計画】
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１．オリエンテーション
第一ユニット：企業経営と人材管理
4/15
２．経営戦略と人材管理
4/22
３．外部環境の変化と人材管理
5/13
４．労働市場
5/20
第二ユニット：採用と初期キャリア
５．採用戦略
5/27
６．労働力供給と多様性
6/3
７．多様な働き方
８．採用方法と初期キャリア
6/10
第三ユニット：仕事
９．仕事とは何か
6/17
１０．職務分析
6/24
１１．職務とスキル
7/1
１２．職務と職能
7/8
第四ユニット：能力とコンピテンシー
１３．能力のカテゴリー
7/15
１４．コンピテンシーと能力開発
【教科書】下田健人『働く元気とエグゼンプト』麗澤大学出版会、2008 年
【参考文献】特に指定しません。必要に応じて指示します。
【評価方法】毎回の授業の終わりに小テストを実施します。小テストの成績に基づいて、総合評価を行
います。
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参考（キーワードなど）
◎ 企業経営と人材管理
1. 経営戦略と人材管理
構造と枠組み（自由主義社会）、国際社会の変化と潮流
経営者、社是、コンピテンシー、経営戦略、ＨＲの役割、人事・人材・人財、利益とコ
スト
能力の高い人材の定着、動機付け
2. 外部環境の変化と人材管理
グローバル化、知識基盤型社会、２つのＯ（アウトソーシングとアウトプレースメント）、
レイオフ
3. 労働市場
市場に聞け、終身雇用と流動化、頭脳流出
4. エグゼンプト
◎ 採用と初期キャリア
5. 採用戦略
なぜ人を採用するか。どのように採用するのか。
じっくりと育てる。即戦力。
6. 労働力供給と多様性
誰を採用するのか（高齢者、女性、若年、外国人）。
7. 多様な働き方
正社員と非正規社員、ワークシェアリング、契約社員、派遣社員、ＳＯＨＯ、パート、
アルバイト、
8. 採用方法と初期キャリア
第二新卒、通年採用、中途採用、インターン
第一次選抜
◎ 仕事
9. 仕事とは何か
なぜ働くのか。
10. 職務分析
仕事のスペックを分析する。
11. 職務とスキル
企業が求めるスキルとは何か。
技術スキル（ハードスキル）、ヒューマン・スキル（ソフトスキル）
12. 職務と職能
◎ 能力とコンピテンシー
13. 能力のカテゴリー
ソフトスキル、ハードスキル
技能と技術、管理能力と専門能力
14. コンピテンシーとは何か。
15. 能力開発（TVET: Technical Vocational Education and Training）
どのようにコンピテンシーを開発するか。
問い合わせ： [email protected]
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経営戦略と人材管理
図表１．人材管理の内容
○ 企業経営のステークホルダー
図表２．企業経営のステークホルダー
図表３．ステークホルダーと経営戦略
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○ ＨＲ：アメリカと日本
機能としてのＨＲ、組織（人事部）としてのＨＲ
図表４．HR の意味における日米の違い
○ 社会・経済の環境における変化を見極める
図表５．構造的変化、循環的変化
変化しないもの
変化するもの
構造の変化
社会の構造はどのように
変化しているのか
産業構造
人々の価値観
循環の変化
景気循環の中で、現在は
どの位置にあるのか
B
A
C
D
短期的視点
中期的視点
長期的視点
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・グローバル化 ・非婚率
・人口減少
・離婚率
・高齢化
・デジタル
・少子化
・IT
・高学歴化 ・空洞化
・女性の社会進出
・消費者物価指数
・失業率
・求人倍率
・株価
・倒産状況
・金利の動向
・外国為替
・開業率 ・Money Supply
授業名：人材管理概Ａ
月日：２００９年４月１５日
担当教員：下田健人
氏名：
学籍番号：
学年：
学科：
問１．2009 年 3 月 21 付けの日本経済新聞朝刊を読んで、もし、あなたが企業の経営者ならば、世界的な
不況期にある現在、どのような事業をしたいと考えますか。
問２．あなたの企業では、付加価値を生み出すために、どのような人材が必要ですか。あなたが必要と
する人材とは、どのような人材かを示しなさい。
問３．あなたの企業では、従業員は、どのような仕事をしますか。
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問４．あなたの企業では、どのような従業員は必要ありませんか。
問５．もし、あなたの企業で、不必要であると判断される人材がいる場合、どのように対応しますか。
具体的に考えてください。
問６．企業経営者として、あなたにとって、従業員とはどのようなものだと考えますか。
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