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仕様書 - 西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社
製品仕様書 車線分離標S 2015年10月1日 〔製品用 途〕 本製品は次の用途にご活用いただけます。 〇視線誘導標 〇中央分離標 〇車線分離標 〇車線規制標 〇駐車禁止標 〇歩車道分離標 〔製品特長〕 1.ポールには、引裂き強度、引張強度、耐候性が良好な特殊ウレタン樹脂を 1. 使用しているため、長期耐久性に優れています。 2.万が一、車両が衝突しても、ポールは自立復元性をを示します。 3.ポールに高輝度反射材を貼付けることにより、高い視認性を付与しています。 4.ポールとベースは着脱式構造のため、ポールのみの交換が容易に可能です。 4. これにより、材料費及び施工費の削減に繋がります。 本仕様書は、製品仕様改良などの理由により、予告なく変更にな場合が ございますので御了承願います。また、御採用の際には、お手数ですが 弊社まで最新の資料を御請求下さいますようお願い致します。 西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社 1 車 線 分 離 標 S ■ 製品仕様 ○製品外観 NEPO-650-GR NEPO-650-RE 写真1.製品外観 表1.製品仕様 No. 品 番 色 調 設置形式 高 さ 1 NEPO-650-GR 緑 1本脚 650mm 2 NEPO-800-GR 緑 1本脚 800mm 3 NEPO-650-RE 赤 1本脚 650mm 4 NEPO-800-RE 赤 1本脚 800mm ○構成部材 ⑥ ③ ④ ⑤ ⑦ ② ⑧ ⑨ ① ⑩ 写真2.構成部材 表2.構成部材表 № 品 名 材 質 ① ポール 特殊ポリウレタン樹脂 ② 反射シート カプセルレンズ型反射シート ③ 取付ボルト SUS304(M24×80) ④ 楔 ポリエチレン樹脂 ⑤ 抜止め ナイロン樹脂 ⑥ ベース ポリカーボネート樹脂 ⑦ ワッシャ SUS304(M24) ⑧ ナット SUS304(M24) ⑨ 埋設脚 アルミニウム合金(ADC6) ⑩ 離型シート ポリプロピレン樹脂(t=0.3mm) 2 ■ 製品図面 〔 品 番 〕 NEPO-650-GR NEPO-650-RE 図1.製品図面(ポール高さ650mm) 〔 品 番 〕 NEPO-800-GR NEPO-800-RE 図2.製品図面(ポール高さ 3 ■ 製品評価結果 (1)耐衝撃性 本製品の耐衝撃性評価のため、車両による衝突試験を実施した。 【 試験方法 】 ①試験車両:4tトラック(車両重量3.9t、前軸2.2t、後軸1.7t) ②試験条件 ◇衝突速度 : 20~30km/時 ◇衝突回数 : 250回 【 試験結果 】 写真3.車輛衝突試験状況 試験の結果、ポール部に破れ・亀裂の発生は無く、自立復元性を保持している事を確認した。 又、反射シートの破れ・剥離も認められなかった。 従って、衝撃に対して充分な耐久性を有しているといえる。 (2)耐熱性 本製品の耐熱性評価のため、高・低温放置試験を行った。 【 試験内容 】 ①高温放置試験 : 85℃×96h(JASO D001 : 094-5-13) ②低温放置試験 : -40℃×72h(JASO D001 : 094-5-12) 【 試験結果 】 試験の結果、ポール部に割れ、変形、反射シートの剥離が無い事を確認した。 従って、高・低温環境下において充分な耐熱性を有しているといえる。 (3)耐熱変化性 本製品の耐熱変化性評価するため、温度サイクル試験、熱衝撃試験を行った。 【 試験内容 】 ①温度サイクル試験 : 75℃×2h⇔-30℃×2h、30サイクル(JASO D001 : 094-5-16) ②熱衝撃試験 : -40℃×2h⇔85℃×2h、6サイクル(JASO D001 : 094-5-17) 【 試験結果 】 試験の結果、ポール部に割れ、変形、反射シートの剥離が無い事を確認した。 従って、温度変化に対して充分な耐久性を有しているといえる。 写真4.温度試験状況 4 ■ 製品評価結果 (4)耐候性 本製品の耐候性評価のため、ポール部材の促進耐候性試験を行い、試験後の引張強度、引張伸び率を測定した。 【 試験内容 】 ①耐候促進試験 ◇試験装置 : サンシャインウェザーメーター ◇試験条件 : ブラックパネル温度 63℃、雨あり 18min/120min ◇試験時間 : 500h、1000h ②引張試験 ◇試験規格 : JIS K 7311 「ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの試験法」 写真5.促進耐候性試験状況 700 45 43 43 42 引張伸び率(%) 引張強度(MPa) 60 30 規格値(15MPa以上) 15 0 517 500 518 460 規格値(300%以上) 300 100 0 500 紫外線照射時間(h) 1,000 0 500 紫外線照射時間(h) 1,000 図3.引張試験結果 【 試験結果 】 試験の結果、500h・1000hの紫外線照射において、ポール部材の引張強強度及び引張伸び率は、設計要領規格値 NEXCO設計要領規格値以上の値を示した。 従って、ポール部材は紫外線劣化に対し、充分な耐候性を有しているといえる。 5 ■ 施工要領 (1)施工前準備 施工前に表3に示す工具類をご準備下さい。 表3.施工前準備 No. 工具・材料等 使用用途 1 2 コアカッター又はドリル(φ60mm) 孔開け パイプレンチ又はプライヤー 埋設脚締付け 3 清掃用ブラシ 2液エポキシ系接着剤 4 設置面、孔内部の清掃 本製品設置 (※使用量:約240g/1基) (2)施工手順 ①離型シートの取付け ②孔開け ベース下面のボルト・ナットに、離型シートを 設置する舗装面にドリル等で孔を開ける。 通し、埋設脚の締付けを行う。 (穴径φ40mm、深さ60mm) 終了後、設置面及び孔内部を清掃する。 ④車線分離表S ④車線分離表S ③接着剤の注入 埋設脚に緩みが無いことを確認し、車線分離標Sを よく撹拌混合させた接着剤を、孔の表面 孔に挿入し、接着剤の所定硬化時間以上養生する。 から約10mm下まで注入する。 6 ■ 取替要領 (1)施工前準備 施工前に表4に示す工具類をご準備下さい。 表4.施工前準備 No. 工具・材料等 使用用途 1 脱着用治具(※別売り) 車線分離標Sの設置・撤去 2 M24レンチ ナットの締緩 3 車線分離標S ポール 取替用 (2)施工手順 ②ポールの取外し ①車線分離標の撤去 脱着用治具を使用し、ベースを反時計回りに ベース下面のナットを緩め、ナット、ワッシャ、 回転させ、車線分離標を撤去する。 離型シート、ポールを取外す。 ④ポール取替え ③ナットの仮締め ワッシャ、ナットをボルトに通し、手締め 取替え用ポールをベースに差込み、レンチにて により仮締めする。 ナットを本締めする。 7