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平成21年度 - 武蔵野中央病院
医療法人社団 総合会 武蔵野中央病院 2.伸ばせ!保て!安楽な体位 平成21年度創立記念日(創立者誕生日) 式典 日時 平成21年10月8日(木) 会場 正面玄関ロビー創立者胸像前 午前 9:45 13:52 1A病棟 ○宮平 明日香 佐藤 富子 斉藤 久子 1A病棟は常時 10 名以上の寝たきりの患者がいる。スタッフ自身でいろいろな体位変換を 体験。新たに 30 度枕、馬蹄型枕、V字型枕を購入し、これまでのビーズ入り枕と体圧測定し比 較。除圧だけでなく拘縮などの個別性にあわせて、枕の種類や入れ方を工夫すると、安全安楽に つながることがわかった。患者の個別性に合った体位変換をスタッフ全員ができるよう枕の種類 を記した表を貼りケアの統一をはかった。 3.パーソン・センタード・ケアを目指して 4 14:0 2病棟 ○柳田 梢 古川 洋子・鈴木 拓也 研修発表会 日時 平成21年10月8日(木) 会場 新館2階 会議室、食堂 午後 13:30~16:30 認知症患者が増える 2 病棟。全体レク(コーラス、季節行事) 、個別声かけに加え、個人の趣 味・興味等を引き出すアクティビティを導入。その人らしい行動・思考・感情を保たせるパーソ ン・センタード・ケアの理念より。3 ユニット毎に朝の看護・介護合同のミーティングで、今日 はAさんにお化粧を、等目標を立て、実施後ノートに記載し申し送る。ネイルケア・散歩・読書・ 環境整備等も。当初一日 1 人後に 3 人。チーム意識が高まった。 4.幻聴・妄想に対する集団療法の効果 6 ~心理教育と問題解決技能訓練を行って~ 外来 ○上本 陽子 臨床心理士 山崎 幸子 発 表 集 開会の挨拶 理事長 14:1 牧野 アツ 午後 13:30 1.平成 21 年レセプトオンライン請求義務付け ~IT化の良し悪し~ 13:40 医事課 ○遠藤 優子 上沼 恵 医療制度改革大網でレセプトオンライン請求を義務付け。導入目的は、医療IT化の推進(事 務の簡素化・効率化)とチェック機能の強化。当院が導入時に注意したことは、個人情報の漏洩 対策。専用回線の設置等で対応。問題点①国の曖昧な対応が医療崩壊に繋がる危険性。②集積さ れた医療情報が医療費削減の材料にされる懸念。今後は、伝票・処置簿へのサイン・日付・時間・ 使用量等の記入漏れに更なる注意を。 幻聴・妄想の受け止め方や対処方法の幅を広げることを目的に、心理教育、問題解決技能訓練 を実施。継続参加したO氏(36 歳、男、統合失調症。発症後 20 年、入院歴無)の事例。集団療 法参加後、①幻聴への対処:イライラして耐える⇒仕事のうちと聞き流す②活動範囲や意欲の向 上・QOLの改善・薬の減量③今の自分の状態は「よくなってきたリハビリ症候群」と振り返る。 同じ悩みを抱えた当事者との交流はピアカウンセリング効果あり。 5. 退院に向けたチーム医療の現状と看護師の役割 ~定期的な多職種合同カンファレンスの実現に向けて~ 14:28 3B病棟 ○上元 清美 川畑 昭広 他院から環境調整目的で転入院した統合失調症 60 代男性が、OTの「生活実践」の参加を機 に退院希望表出。1 年後本格的な退院プログラムが医師、OT、PSW、支援室、Ns、薬局など で始まり、合同カンファレンスは 13 ヶ月に 12 回開かれた。入院後 2 年 1 ヶ月、前院からは 9 年 5 カ月ぶりに退院。職域を越えた介入と合同カンファレンスの重要性を学ぶ。看護の役割は、 表出の苦手な患者が気持ちを出せる信頼関係を築くことと各部署とのつなぎ役。 休 憩(写真撮影 発表者・メンバー全員集合) 14:38~14:55 6. 早見表で注射薬の配合変化を防ごう ~病棟と薬局との情報共有から~ 14:55 薬 局 ○吉岡 修 安藤 紀子 注射薬の混合時配合変化が起こる可能性。異物が投与される、薬効低下、点滴ルートが詰まる 等の危険が生じる。病棟でアンケート。約3割の看護師が混注業務で気になることがあると。 1A病棟では約半数が適切な早見表が必要と。混ぜてはいけないアレビアチン、変化しやすいラ シックス、ビソルボン、遮光が必要なビタミン製剤等代表的な配合変化を早見表にまとめ病棟に 配布、意見を基に改訂し再配布。引続き情報・ご意見を。 7. ボックス&ワゴンと廻るおむつ交換 15:07 1B病棟 ○坂下 こずえ 白石 達也 山口千恵子 移動できる簡易リネンボックスとワゴンを使用しておむつ交換。3ユニットでの所要時間は、 使用前 56・47・47(分)⇒使用後 43・44・44(分)と短縮。患者の傍から離れている時間は、 使用前は 21~30 秒が9人、11~20 秒と 51~60 秒が 5 人いたが、使用後はほぼゼロ。 「患者か ら目を離さないので安心」 「焦りがなくなった」 「点滴チューブ類の折れ曲がりにも注意が向けら れる」 。ゆとりが生まれ観察の確実性が増した。 に座ったまま飲んで頂くことで、水こぼれが減り、転倒も減少した。見直し前後2ヶ月の転倒を 比較すると、変更前は服薬に関するものが4件、変更後は0件だった。結果、食後座ったまま服 薬することで、安全に確実な服薬ができるようになった。 10. 精神科職員の認識と実際の転倒事故の比較 ~環境面での転倒危険因子について~ 15:43 リハビリテーション科 PT ○大賀 一郎 精神科病棟の転倒事故の環境面に注目し、アンケートを用いて職員の認識する危険個所を調査 すると同時に、過去1年間の転倒事故と対照させて考察を行った。結果は、職員は床の水漏れが 原因で滑る場所を一番危険と認識しているのに対して、転倒事故の発生は病室が一番多かった。 職員が危険と認識している場所では注意の徹底により事故の発生が少ないと思われるが、現状を 認識することでさらに転倒事故の減少につなげたい。 シンポジウムおよび講評 ~発表者・関係者は全員在席下さい~ 院長 牧野 英一郎 15:53~17:00 祝賀会・パーティー 於 リハビリ棟2階OT室 17:30 今後のスケジュール 全員アンケート 常勤職員全員と甲表パート者は 10月24日(土)までに所属長へ。 発表者「資料」(原稿B)と「研修発表集」(原稿D)と「要旨」(原稿E)は院長の承認を得て、 10月31日(土)までに経理へ。 評価委員 評価用紙(1人あたり10枚)を、10月24日(土)までに山崎主任へ。 8.3A病棟入院者への今後のOT展開を考える 9 ~アンケートを通して~ 15:1 リハビリテーション科 OT ○吉澤 有希子 濱田 賢一・杉山 貴美子・有賀 達郎・柚井 敬子 担当する3A病棟では、OT処方者の約半数がOTを利用しない。理由を「OTをネガティブ に捉えているため」と仮定。検証のため処方者全員にアンケート。結果は、OTをポジティブに 捉え、希望する活動も多い。利用しないのは、希望する活動を実現できる場が、現在のOTにな かったためではないか。今後の利用に繋げるには、①希望の「活動・場」を提供、②余暇以外の生 活を体験できるようにプログラムを見直す、等が必要と考える。 9. 与薬方法の見直し ~服薬の行列に驚いて~ 15:31 3A病棟 ○伊藤 ミツエ 佐々木香津代 食後、患者様がナースステーション前に、水入りコップを持って並んで、立ったまま服薬して いた。ふらつきや、水こぼれによる転倒もあって危険だった為、与薬方法を見直した。食事の席 運営委員 マニュアル原稿を10月31日(土)までに山崎主任へ。 討論会 11月19日(木) (11月の研修の日)に同じ発表を致します。 「研修発表集」と「建設ニュース・研修発表会特集号」を作成。 研修発表会運営委員会 〔総監督〕山崎 補佐:細井 〔総合司会〕名古屋 〔司会〕細井、古川 〔設営・会場〕式典運営:篠原・野田・千葉・栃沢 会場運営:研修委員・リハビリテーション科・その他 〔マイク〕森 〔ベル〕菅原・岸本 〔写真〕松原 〔ビデオ〕田中 OT 〔看板〕杉山 OT 〔電話受付〕経理 〔プログラム・発表集〕経理