Comments
Description
Transcript
山の自然学
2015年6月1日(月) 山の自然学 小泉武栄先生の研究 田所 聖志 1 資源政策コース 1.はじめに 2 資源政策コース 1.はじめに 小泉先生を選んだ理由:地理と資源開発の関係 内容 1. 小泉武栄先生ってどんな人? 2. 自然地理学とはどのような学問か? 3. 自然地理学と地下資源開発の関連とは? 3 2.インタビューの様子 4 資源政策コース 2.インタビューの様子 元東京学芸大学教授(在籍期間1978−2013) オンライン記事 イメージ写真 写真 5 写真 3.質問への答え 6 (1)先生の専門分野と研究 自然地理学 • 一般地理学の二大部門の一つ。人文地理学に対する語で,地球 表面の自然現象そのものを研究するにとどまらず,人間との関 連や地域的観点から研究する。 (ブリタニカ国際大百科事典) 隣接分野:地質学、地形学、植物学、生態学 地質・地形から山の植生の成り立ちを理解する 手法のパイオニア 7 8 資源政策コース ブナ林が貴重である理由 白神山地、朝日連峰、栗駒山、 裏八幡平、八甲田連峰 • 第二次大戦後、広葉樹による製紙法の開発 伐採によるブナ林の減少 ブナ林はもともと1つ • 日本、ヨーロッパ、アメリカ東部 • 第三紀(3000万年前) • 第三紀周北極植物群 • 第四紀、大陸氷河の発達による滅亡 • 日本では、ほとんど原形を保った 9 資源政策コース (2)私の質問 植物はどのように生きていますか? 外側だけで生きている。 写真 写真 10 (3)自然地理学は、どのような人が向いているのか。 山登りをしながら「なぜ」と考える。 「必要なのは、好奇心と自然の不 思議さに感動する心だけである」。 (小泉 1998:230) 11 4.地下資源開発のプロセス と先生の研究の関係 12 資源政策コース 4.地下資源開発のプロセスと先生の研究の関係 直接的にはないだろう。 自然地理学を学ぶことで役に立つことはある。 1. 地表に現れた植生による自然景観と、地質や地形の成りたち との関わりを知ることは、自然の仕組みの理解を深める。 2. 事前の環境アセスメント。 3. 自然環境と生活環境の保全(開発、操業中、閉山後) • 多くの植物は、住民によって利用されてきた(いる)。 4. そもそも、人類の資源利用を考えるときに、自然環境の成りた ちを知る必要があるではないか! 13 小泉 小泉 小泉 小泉 14 政策 地域資源社会学概論 小泉 文化人類学 社会調査法I 小泉 小泉 小泉 資源政策コース 5.まとめ 15 資源政策コース 5.まとめ 小泉先生は、ものごとを分かりやすく、だが、 はっきりと言う方だった。 地下の構造が、地表の植生と関連する! 自然の仕組みについての理解が深まると、開発 についての考えが深まると思った。 16 参照文献 小泉武栄(1998)『山の自然学』岩波新書。 「奇跡の山」真価伝える 読売新聞オンライン http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyotama/feature/CO003929/20 130302-OYT8T00470.html 17 資源政策コース