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国場幸一沖縄防衛協会会長の訪米要請に関するアメリカの人びとへの
国場幸一沖縄防衛協会会長の訪米要請に関するアメリカの人びとへの声明 報道によれば、沖縄防衛協会会長の国場幸一氏が、3月3日よりワシントン を訪れて、辺野古に米海兵隊のための新しい基地の建設を進めるよう、米政府 高官や議会関係者に要請するという。 防衛協会とは、日本の自衛隊の地方協力組織であり、その会長である国場氏 の要請は、沖縄に生きる人びとを代表するものではなく、日本政府・防衛省の 意向を代弁するものである。 日本政府は、沖縄の知事や議会、地元首長、多数の県民が反対しているにも かかわらず、辺野古推進に頑なに固執している。 国場氏はまた土木建築会社の社長をしていて、彼をはじめとする「辺野古推 進」の人びとは、基地建設の「利権」を確保したい一部土木建築業者の狭い利 益しか代表していない。 今回の国場防衛協会会長の訪米要請は、利権を得たい地元業界と焦った日本 政府・防衛省の合作である。 沖縄では、たとえ保守の側であっても、選挙で選ばれた民意を代表する知事、 県議会議員は、全員が今も辺野古に反対している。県民の世論調査も常に 8 割 が辺野古に反対し続けており、先月行われた普天間基地が所在する宜野湾市長 選挙でも、新市長となった佐喜真氏も辺野古は不可能だと明言して当選した。 民主主義を大切にする皆様が、沖縄の圧倒的多数世論を尊重するよう、切に 希望する。 2012年3月5日 アメリカへ米軍基地に苦しむ沖縄の声を届ける会