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7. 認知症の人への接し方

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7. 認知症の人への接し方
7. 認知症の人への接し方
【基本姿勢】
認知症の人への対応の心得“3つの「ない」
”
①
驚かせない
②
急がせない
③
自尊心を傷つけない
認知症の人への対応には、認知症に伴う認知機能低下があることを正しく理解して
いることが必要です。そして、偏見を持たず、認知症は自分たちの問題であるという
認識をもち、認知症の人を支援するという姿勢が重要になります。
認知症の人だからといって、つきあいを基本的には変える必要はありませんが、認
知症の人には、認知症への正しい理解に基づく対応が必要になります。
記憶力や判断能力の衰えから、社会的ルールに反する行動などのトラブルが生じた
場合には、家族と連絡を取り、相手の尊厳を守りながら、事情を把握して冷静な対応
策を探ります。
ふだんから住民同士が挨拶や声かけにつとめることも大切です。日常的にさりげな
い言葉かけを心がけることは、いざというときの的確な対応に役立つでしょう。
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【具体的な対応の7つのポイント】
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① まずは見守る
② 余裕を持って対応する
③ 声をかけるときは一人で
④ 後ろから声をかけない
⑤ 相手に目線を合わせて優しい口調で
⑥ おだやかに、はっきりした話し方で
⑦ 相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する
【こんなときはどうするの??】
人に会う約束などを忘れてしまうことがあります
大事なことや出来事はメモに書き留める
メモは、本人の目にとまる場所に張り紙をするなどの工夫をしておくと思い出
しやすくなります。メモした内容を思い出せないようなら、さりげなく教えてあ
げましょう。
食事を済ませたのに、食事をとってないという
説得せず、関心を他にそらすようにしよう
食事を済ませたということ自体を忘れてしまっています。食事を済ませているとわか
らせようとしても、かえって不満や不信感を抱いてしまうことになります。いったん気持
ちを受け止めて、お茶を出すなど気持ちの転換を促しましょう。そのうち、忘れて気持ち
が変わることもあります。
時間にあわせた行動がとれない
日時や時間の見当がつく工夫を
デジタル時計や大きなカレンダーなど、本人が理解しやすいものを用意するなど工
夫をしてみましょう。日付や時間を覚えてもらおうとヒントを繰り返し、本人の気づ
きを促そうとするとかえって混乱することがあります。日付などは「今日は何日です」
とシンプルに伝えることも大事です。
夜中ゴソゴソ動いて困らせることがある
規則正しい生活をする・日中活動的に過ごす
昼夜が逆転してしまうと、夜に目が覚め、暗く静かな部屋に一人でいることで不安な気
持ちが大きくなることから起こる行動で、叱ったり注意したりでは混乱し悪化する場合が
あります。早寝早起きの規則正しい生活と、日中活動的にすごすように工夫しましょう。
何度も同じこと聞く・話す
初めてのつもりで接する
「何度言えばわかるんですか」など強く指摘すると混乱して怒ることもあります。何度
話しても初めての様に聞いてあげましょう。時間が無いときには「用事があるのでまた後
でゆっくり聞かせてください」など事情を話しましょう。
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