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会議録 [PDFファイル/613KB]

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会議録 [PDFファイル/613KB]
平成28年度第2回
朝霞市行政改革懇談会会議録
平成28年8月9日
政策企画課
別記様式(第4条関係)
会
会
議
の
名
称
第2回
議
録
朝霞市行政改革懇談会
平成28年8月9日(火)
開
催
日
時
午後2時00分から
午後4時10分まで
開
催
出
場
席
会
議
内
所
市役所
502会議室
者
別紙のとおり
容
別紙のとおり
・第2回会議次第
・資料2-1 第5次朝霞市行政改革大綱(素案)
・資料2-2 第5次行政改革大綱策定スケジュール
会
議
資
料
・参考資料1 朝霞市まち・ひと・しごと創生総合戦略
・参考資料2 市の家計簿を公表します
・参考資料3 朝霞市公共施設等総合管理計画・概要版
・参考資料4 朝霞市公共施設等総合管理計画
・参考資料5 平成28年度 普通交付税の決定について
■電磁的記録から文書に書き起こした全文記録
□電磁的記録から文書に書き起こした要点記録
□要点記録
会
作
議
成
録
方
の
□電磁的記録での保管(保存年限
針
年)
電磁的記録から文書に書き起
■会議録の確認後消去
こした場合の当該電磁的記録
□会議録の確認後
の保存期間
会議録の確認方法
そ
の
他
の
必
要
事
項
傍聴者なし
- 1 -
委員全員による確認
か月
平成28年度第2回
朝霞市行政改革懇談会
平成28年8月9日(火)
午 後 2 時 0 0 分 か ら
午 後 4 時 1 0 分 ま で
市役所502会議室
1
開
会
2
議
事
(1)第5次朝霞市行政改革大綱(素案)について
3
そ
4
閉
の
他
会
出席委員(10名)
会
長
知識経験者
島
田
惠
司
長
団体体表等
鈴
木
龍
久
委
員
知識経験者
池
田
邦
臣
委
員
知識経験者
篠
﨑
孝
夫
委
員
知識経験者
宮
澤
謙
介
委
員
団体代表等
松
尾
哲
委
員
公募市民
岩
垣
清
文
委
員
公募市民
植
村
京
子
委
員
公募市民
菅
谷
康
司
委
員
団体代表等
野島
副
会
欠席委員
安広
事
務
局
市長公室長
神
田
直
人
事
務
局
市長公室次長兼政策企画課長
太
田
敦
子
事
務
局
同課主幹兼課長補佐
関
口
豊
樹
事
務
局
同課政策企画係長
櫻
井
正
樹
事
務
局
同課同係主査
松
尾
賢
治
事
務
局
同課同係主任
小
野
泰
数
- 2 -
審議内容(発言者、発言内容、審議経過、結論等)
【開会】
(事務局 櫻井)
定刻となりましたので、ただ今より平成28年度朝霞市行政改革懇談会
第2回を始めます。事務局
を務めます、政策企画課の櫻井と申します。どうぞよろしくお願いいたします。本日は、野島委員から
欠席の旨の連絡をいただいておりますので、よろしくお願いいたします。
議事に入る前に、お手元の資料の確認をお願いいたします。事前にお配りしました資料といたしまし
て、次第を除きますと
【資料2-1】第5次朝霞市行政改革大綱(素案)
【資料2-2】第5次行政改革大綱策定スケジュール(案)
の2種類でございます。
なお、本日机上配付いたしました資料は、全部で5種類ございまして、
【参考資料1】朝霞市まち・ひと・しごと創生総合戦略
【参考資料2】市の家計簿を公表しますという広報の写し、3年分
【参考資料3】朝霞市公共施設等総合管理計画(概要版) A4一枚両面になります。
【参考資料4】朝霞市公共施設等総合管理計画
【参考資料5】平成28年度 普通交付税の決定について
の5種類となっています。以上、すべてお揃いでしょうか。
(不足の発言なし)
それから事務局から1点お願いがあります。会議録を作成する都合上、発言されるときは、挙手をし
ていただき、会長に指名されてから、お話していただくよう、お願いいたします。それでは、本懇談会
の議事進行は、島田会長に進めていただきますので、
島田会長、よろしくお願いします。
(島田会長)
はい。では、お暑い中、皆さん、ご苦労さまでございます。39度ということになっておりますの
で、水を飲み、熱中症にならないように進めていきたいと思いますので、どうぞお飲物を召し上がりく
ださい。
最初に、資料の説明の前に、本会議は原則公開ということですので、傍聴要領に基づくまして、傍聴
- 3 -
の許可をしたいと思います。事務局の皆さん、今日の傍聴希望者は。
(事務局 小野)
ただいま、傍聴希望の方はいらっしゃいません。
【議 事】
(島田会長)
現在は、傍聴希望者はいらっしゃらないということですが、会議の途中で、傍聴希望者があった場合
は、傍聴席の範囲で入場していただきますので、ご了承ください。
それでは議事に入ります。議事の最初、行政改革大綱の素案について、今日の資料2-1について、
事務局より説明をお願いします。
(事務局 松尾)
それでは、朝霞市行政改革大綱の素案について、資料2-1に沿って説明いたします。本日議論にな
るのが、11ページ目の柱と取組みが中心になるかと思いますが、背景等、丁寧に説明をさせていただ
きたいと思います。
資料2-1の1ページをご覧ください。第1章 策定の背景と目的でございます。
1.本市を取り巻く社会環境の変化については、本日机上配付いたしました参考資料1から5を使いま
して、補足しながら進めたいと思います。資料間を行き来することになりますが、予めご容赦下さい。
本市を取り巻く周辺環境ですが、主に、①人口構造の変化、②財政状況の変化、③公共施設の老朽
化、といった3つの点に集約されていると考えております。
1つ目の「人口構造の変化」につきましては、図1をご覧ください。本市は、現在においても人口の
増加が続くというグラフを示しています、この内訳を見ますと、高齢化も進行し、将来も増加する状況
です。
人口の将来推計や人口の構造変化による影響解析等につきましては、参考資料1として本日机上配布
いたしました、朝霞市まち・ひと・しごと創生総合戦略にまとめています。
参考資料1の1ページをご覧ください。我が国の総人口は今後加速度的に減少し、何も手を打たなか
った場合、平成72年、2060年には8,647万人と、現在の7割程度にまで人口が減少すると予
測されています。まち・ひと・しごと創生総合戦略は、このような人口減少の問題に端を発する課題に
対して、人口減少の克服と地域経済の活性化を目的として、全国的に施策に取り組んでいるものです。
参考資料1の25ページをご覧ください。グラフが掲載されていますが、本市の将来人口の展望を示
したものとなります。こちらに試算①~④というグラフが4つあります。
この意味ですが、将来人口を推計する上で重要なパラメーターが2つあり、一つは合計特殊出生率、そ
- 4 -
れと転入・転出の超過、社会移動のパラメーターをいろいろと変化させると、このような試算が出てくる
のですが、このうち朝霞市は試算③になります。合計特殊出生率1.6、国の掲げる数値とほぼ同じ数字
をめざし、平成72年度には14.5万人以上を目指して、施策を展開しているところであります。
平成28年7月1日現在の総人口は、136,856人となっておりますので、14万5千人です
と、あと1万人を切っていると状況です。参考資料の1は以上になります。
資料2-1にお戻りください。1ページ目に戻ります。周辺環境の変化の2点目ですが、財政状況の
変化であると考えております。2ページの図2と3、こちらは本市の財政状況の推移をあらわしていま
す。図2は歳入の推移ですが、このグラフからは税収が横ばいになっていることがわかります。図3の
歳出は、社会保障関係の歳出であり、扶助費が急増している形を読み取ることができます。こちらも補
足をさせていただきたいと考えており、参考資料2になります。
市の家計簿を公表しますという、こちらは、広報あさか9月号に毎年掲載しているものです。毎年、
3月31日時点での決算の記載したものですが、平成27年度、26年度、25年度の3か年分を用意
しました。
平成27年度を見ると、一番歳出の多いのが、民生費が193億785万円と、歳出総額394億
6,840円の半分を占めています。また、民生費の推移は、平成25年度から平成27年度にかけ
て、173億円、183億円、193億円と、ちょうど10億円ずつ増えている状況です。
この部分が先ほど申し上げました、扶助費の増加とほぼ比例することとなります。民生費以外の歳出
項目につきましては、横ばい傾向であり、年度ごとに増減していくことになりますが、民生費につきま
しては、一貫して増加の傾向を見せています。参考資料2については以上になります。
次に参考資料5をご覧ください。朝霞市の財政状況について申し上げましたが、国の動向についても
押さえておきます。こちらは先日総務省から通知がありました平成28年度普通交付税の決定について
いうものがあり、国から地方への交付税の額になるのですが、上のほうの市町村分というところ、平成
28年度と27年度の総額が書いてありますが、平成27年度が7兆3790億円交付されていたもの
が、平成28年度は3.3パーセント減となっておりまして、7兆1390億円となっております。
続いて2頁目ですが、真ん中のあたりに朝霞市の交付額が記載されております。平成28年度と平成
27年度ですが、平成 27 年度は 3 億 1,970 万円だった交付額が、平成 28 年度は 2 億 8,287 万円へと
11%減少している状況です。朝霞市は 63 市町中 58 位の交付額となっておりますので、比較的交付金額
は少ないのですが、和光市ですと昨年度までは交付があったのですが、今年度からは不交付団体、ゼロ
円ということになっております。
全国的には27年度に60団体が不交付団体であったものが、平成 28 年度には77団体に増えている
という状況です。今後、国からの地方交付税は厳しくなることが予想されます。参考資料5は以上です。
資料2-1にお戻りください。1ページ目に戻りますと、本市の環境の3点目は公共施設の老朽化と
- 5 -
いうところになります。
本市は市制施行となる昭和42年以降、約50年近く経過しており、公共施設の建物、道路、上下水
道などを順次整備してきましたが、その整備が短い期間に集中して行われたという状況がありましたの
で、老朽化が一斉に進んでいるという状況にあります。
その状況につきましては、資料2-1の3ページ目、表1に築20年以上経過した公共施設を掲げて
おります。学校教育施設、生涯学習施設、保育園等、健康福祉施設、市民センター、庁舎、とあり、築
年数が20年以上のものは44の施設という状況となっております。
補足ですが、参考資料の3と4をご覧ください。4は平成28年3月に策定いたしました、朝霞市公
共施設等総合管理計画になります。詳細はご覧いただければと思いますが、概要版として参考資料3が
まとめられておりますので、本日は参考資料3を使ってご説明させていただきます。
参考資料3の中央、
「公共施設の現状と推計」をご覧ください。
本市の公共施設については、1点目として、老朽化が進行しており、2点目として、その建替え・更新
には年間50億円が必要であること、3点目として、年9.8億円の不足が試算されている状況です。
この年9.8億円のギャップを解消するために、1.長寿命化すること、2.維持管理費を減らすこ
と、3.延床面積を14%減らすこと、といった3つの方策に取り組み、それぞれ、4.7億円、1.
2億円、3.9億円、計9.8円の費用削減を見込んでいます。
次に、裏面をご覧ください。下方左側に「計画を進めるにあたって」とございます。
こちらは、第五次行革の次のところで説明させていただきますが、耐震性の確保を引き続き進めるこ
と、あさか FM アクションプラン(仮称)を作成すること、広域的な取り組みについて検討すること、
の3項目が挙げて、これらの3項目を踏まえた取組項目を設け、ファシリティ・マネジメントの推進に
取り組んでまいりたいと考えております。
資料2-1にお戻り下さい。1ページです。
「第1章
策定の背景と目的」「1.本市を取り巻く社会環境の変化」について、①人口構造の変
化、②財政状況の変化、③公共施設の老朽化、といった3つの点を挙げ、ご説明差し上げました。
4ページをご覧ください。2.これまでの行政改革の成果です。
こちらの4~7ページにつきましては、前回の懇談会で説明いたしました内容と重複しますので、こ
こでは割愛させていただきます。
次に、8ページをご覧ください。3.新たな大綱策定の必要性です。
1,2の背景を踏まえまして、本市は、第5次朝霞市行政改革大綱を策定し、取り組むこととしま
す。平成28年度を開始年度とする第5次朝霞市総合計画、こちらと整合を取ったうえで、取り組んで
いくものとします。
続いて9ページをご覧ください。第2章 基本方針です。
- 6 -
1.位置付けですが、本市は、平成28年度を計画開始年とする第5次朝霞市総合計画を最上位計画
と位置付けております。したがって、第5次行政改革についても、総合計画を推進するような仕組みづ
くりに焦点を当ててまいります。
2.推進期間は、平成28年度から平成32年度までとし、同期間の第5次朝霞市総合計画前期基本
計画との連動を図ります。
3.基本的な考え方です。4次行政改革の一部項目を継続して取り組むとともに、社会情勢の変化等
も踏まえながら、新たな項目に取り組んでまいります。
4.取組検討の観点です。第5次朝霞市総合計画の基本構想に掲げる「思いやりをもったまちづく
り」、「参画と協働によるまちづくり」、「経営的な視点をもったまちづくり」に留意するとともに、
(1)~(4)に挙げる4つの観点をもって、取り組む項目を検討します。こちらについては後程、説
明させていただきます。
10ページをご覧ください。第3章 改革の柱と主な取組です。
1. 行政改革の柱として、効率的で効果的な行政運営と市民参加が一つ目の柱です。
2つの柱として、安定した財政運営と財産の活用、3つ目の柱として機能的な組織運営と人材育成と
いうものをあげております。
簡単に申し上げますと、1番目が行政運営、2番目が財政運営、3番目が組織運営の取組項目となり
ます。
11ページをご覧ください。2.主な取組項目です。
左側に取組項目の柱、その次に番号、通し番号1から10まで、その右に取組名称、視点、内容とい
う形であげております。視点については、前回の説明と違うところがございますので、簡単に説明をし
たいと思います。
取組番号1、地域・民間・行政の協働によるまちづくりですが、こちらは2つ内容を考えておりまし
て、一つ目が市民参画の推進するにあたって、推進するための制度というものを既存や新たなものも含
めて、より有効に機能するように改善に取り組んでまいりたいと考えております。
それから、4次からの継続の検討項目となっている自治基本条例等の制定について検討するというと
ころとなっております。
取組番号2、行政評価制度の効果的、効率的な運用です。取組の内容といたしましては、行政評価手
法の見直しということを考えておりますが、全般では、より効率的、効果的な評価ができるような手法
の見直しを行っていくものです。
取組番号3、行政サービスのオープン化です。こちらは民間委託や指定管理者制度等のアウトソーシ
ングの推進を検討していくものです。
取組番号4
審議会等の見直しということで、こちらは前回の懇談会でもご意見いただきましたが、
- 7 -
統廃合を進めるのかというご意見をいただいております。現在、2つほど考えていることがありまし
て、一つは、審議会の中の話しで、効率的、効果的な運営方法を検討してまいりたいと考えておりま
す。それから庁内にある、審議会等の付属機関の複数のものについて見直すというところも検討してま
いります。統廃合を進めるというところまで踏み込めるかどうかを検討していくような取組を検討して
まいります。
取組番号5
戦略的な情報発信ということで、こちらは本市が来年市制施行50周年を迎えること
と、2020年に東京オリンピック・パラリンピックを迎えるという契機を利用しまして市の魅力を戦
略的に発信していくようなことについて検討してまいります。
2つの柱、安定した財政運営と財産の活用については6~8の3つの取組項目となります。
取組番号6の自主財源の確保ですが、安定的な財政運営を目指し、様々な角度から財源確保にについ
て検討するというもので、具体的には右側にあげております、取組内容で、例えばふるさと納税の活性
化や新たな収入確保の検討というものがあります。
取組番号7
ファシリティ・マネジメントの推進です。第4次行政改革のファシリティ・マネジメン
トの導入というもので策定いたしました、公共施設等総合管理計画がございますが、こちらを踏まえて
第5次も取組を推進していくというものになります。
具体的にはさきほども説明申し上げましたが、個別の施設に関するFMアクションプランというもの
を検討しております。
取組番号8
市単独支援制度の見直し
こちらについても前回、ご議論いただいております。そのご
意見を踏まえて検討し、取組の視点に反映しておりますが、まずは他市の状況調査などを通して、市の
適正水準のようなものを見直し、必要性について検討していくものです。以上が2つ目の柱です。
次に取組番号9は、組織機構の見直しと定員の適正化ということで、こちらも前回の懇談会でご意見
いただいているものは、朝霞市の1階のフロアー、窓口業務を行っている課では、時間外勤務が多いの
ではないかというご指摘があり、前回行った組織機構の改編の検証が必要なのではないかというご意見
をいただきました。それを踏まえまして、組織機構の見直しを含めて検証などを取り組んでまいりたい
と、考えております。
取組番号10は、職員の資質向上で、職員研修の充実、もう一つはスキルの向上だけでなく、マイン
ドというか考え方の向上ということで、職員提案制度を、提案する職員が増えるような、職員提案が普
段の業務の改善につながるようなことを目指した、職員提案制度の改善というようなことを考えており
ます。
11頁の取組項目10個を説明いたしましたが、詳細につきましてはまだ見えていません。今後、大
綱を策定したあとに、庁内で実施計画を策定してまいります。ここで具体的な評価手法のようなものを
あげていきますので、現時点では方向性のようなところで、以上のようなことを考えております。
- 8 -
次に12頁をご覧ください。総合計画との対応関係ですが、さきほど基本的な考え方で述べました
が、前回の懇談会で議論にあがったところで、行政改革の取組の柱が、第5次総合計画のコンセプトと
一致していないのではないか、合わせるべきではないか、合わせなくてもよいのではないか、という議
論がありました。それに対する回答にもなるかと思いますが、我々としましては、行政改革と総合計画
で若干切り口が違っていると考えております。ただ、基本的な考え方で示していますとおり、総合計画
を考慮したうえで、行政改革の取組を説明したような表になっていますが、横方向には第5次総合計画
の3つの留意点、縦方向に行政改革の取組方針にあげた(1)から(4)の観点となっています。
このマトリックスのどこに取組が位置付けられるかを配置してみまして過不足があるかないかを確認
しました。これを見ますと、不足しているところは今のところない状態でバランスの取れたものになっ
ているのではないかと考えております。この関係を見ながら、取組項目を決めてまいりました。
13頁、第4章大綱の着実な推進に向けてですが、こちらも前回の懇談会で策定方針と重複していま
すので、説明は割愛しますが、4番目の行政改革に対する意識の徹底ですが、我々としましては、職員
一人一人が行政改革の視点を職員に対しても発信してまいります。
事務改善制度や職員提案制度等、職員のマインドを高めるような制度活用して行政改革に対する意識
を高めていきます。
長くなりましたが、資料2-1の素案に対しての説明は以上になります。
11頁の取組項目が議論の中心になるかと思いますが、柱毎にご意見をいただければ、ありがたいと
思います。
(島田会長)
はい、丁寧なご説明ありがとうございます。今日は4時くらいまでということで、1時間半弱、とい
うことです。何度も話しにあったように、今日いただいた資料の10と11頁が今日の議論の中心にな
るということですが、初めに全体に関して、ご意見があればいただきたいと思います。いかがですか。
戻っても構いませんので、10頁に3つの柱と、11頁のところにも柱と書いてありますが、効率的
で効果的な行政運営と市民参加、安定した財政運営と財産の活用、機能的な組織運営と人材育成、この
3つを分けてやったほうが、意見は出やすいかなと思いますが、いかがでしょうか。
効率的で効果的な行政運営と市民参加ということで取組項目1から5、かなり細かい説明もあったと
ころですが、質問もあっていいのかと思います。
(植村委員)
5番目の戦略的な情報発信とありますが、SNSや動画サイトの効果的な活用や市の魅力の発信方法
の検討とありますが、SNSや動画というのはどういう人を対象に考えてらっしゃるのか。簡単にいい
ますが、使える世代と使えない世代がありまして、むやみに発信しても、結局は何にもならないという
- 9 -
ことになるのではと私の思っていて、周りと話していても、朝霞市のホームページは見たこともないと
いう人がたくさんいますので。
(事務局 関口)
ここでSNSを取り上げたのは、特にターゲットゾーンは考えていません。SNSを取り上げたの
は、双方向性という機能を使いまして、我々が発信したことに対しまして、市民の方からリアクション
をいただけるのではないか、というのを期待しています。情報発信と市民の方からのフィードバック、
そのあたりを目的として、市民の声をなるべき多く拾えるような情報発信ができればなというところで
取組としたところです。
(事務局 太田)
もちろん、全ての市民をターゲットとしては考えていまして、広報は若い人はあまり読んでいただい
ていない、ある年齢から上のかたには非常に丁寧に読んでいただいているという状況です。今回の取組
にはなっておりませんが、今、広報は全世帯に配られており、配っても若い人は広報などよりも、SN
Sなどのほうに馴染みがあるのではないかと思います。そうした方の年齢はあがっていきますので、現
在SNSをやっている年代は上がっていき、それがなくなるということはなくて、これからどんどん広
がっていくのではないかなと考えています。
(島田会長)
新聞の購読率、50歳以上で60%を越えますが、10代20代については10%を切ってしまって
います。学生たちは誰も読んでいません。昔とだいぶ違っています。
(菅谷委員)
SNSは非常にコストが安いので、圧倒的です。使うべきです。広報などは年10回出すのだったら
8回とか6回に減らせばコストも減らせますし、SNSは費用がほとんどかかりませんから、活用はい
いと思いますし、双方向性の点で言うと、僕の夢としては、例えば、年配の方たちの見守りなどのため
に、定期的に購読のものを送って、開いていないと大丈夫かなと見に行く、そうしたことも考えられる
と思っていますので、年配の方にも使っていただく機会を増やすという意図を持っている方がいいと思
います。
(島田会長)
福島の被災で全村避難などのところはタブレットを全戸に配っていますね。タブレットそのものは非
- 10 -
常に高いので、そこまではいけないと思いますが、考えられるかもしれませんね。
いかがでしょうか、ほかに、ここの戦略的な情報発信のところでご意見がでましたが。他にいかがで
しょうか。
(岩垣委員)
戦略的なというところの中に、機能的な組織運営と人材育成という項目がありますが、3つの項目に
一つですが、10に職員の資質向上という項目があります。これは具体的に何かこういうもので資質を
向上させるとか、共有するとかそういうことをお考えなのでしょうか。ただ資質向上だけを言っても、
そう簡単にはいかないというふうに思います。
(島田会長)
まあ、少し行ったり来たりしてもいいかなと思います。事務局いかがですか。
例えば、職員提案制度ですが、いままで提案されたものとか答えられます?
今すぐにはちょっと難しいですか?
(事務局 太田)
昨年ですと、財政の関係でネーミングライツを入れて市の施設やトイレとかを民間にやってもらった
らどうかというものが佳作になったりしています。
職員提案制度と事務改善制度という2つの制度がございまして、職員提案制度というのは、市全体に
関わることですとか、自分の所管ではないけれども、市としてこうしたことに取り組んだらいいのでは
ないかという、まだ実現していない制度や取組もあります。
個人で提案できますので、職階とか年齢にこだわらず、提案をしていただき、それを審査委員会で、
これも職員でやっていますが、審査をし、効果や実現性が高く、費用対効果もあるとされたものが事業
課などで実現に向けて検討していくというものです。
また、事務改善というのは、やったことであり、自分の仕事で改善したことを改善した後に、報告す
るもので各課から1件以上は必ず出てくるものです。これらを共有することであちらの課でやったこと
は自分の課でも実施できるとか、これはサービスの向上になるとか、経費の削減に結びつくとか、とい
うことで、審査を行っています。
やはり、これらは両方必要で、広い視野で市全体を見ていく、市では今何が必要かということを考
え、今の自分の職場の中で小さくても改善を重ねていく、ということは必要と考えています。
今年も職員提案で25件くらい、事務改善も各課からですので50件を超えるくらい出てきています。
そういったものを更に活用していただけるように方法の見直しを行っていきたいと考えております。
- 11 -
(島田会長)
提案すると何かいいことがあるのですか。
(事務局 太田)
審査で一定以上の点数をとれば入賞ということになり、表彰しています。
(島田会長)
一件いくらとかには・・・
(岩垣委員)
ずいぶん前から市には提案してきていますが、市の職員、企業でもそうですが、市の職員の教育とい
うかいろんな意味でのものを考える力、解決する力、そういうものを養っていくということは一朝一夕
にはできませんけれど、続けていかなければ、レベルは上がっていかないと思います。そういう意味で
は、今までの経験で申し上げると手っ取り早いところは、TQM教育というものを一つの制度として取
り上げていただいて、時間がかかってもいいから、徐々に進めていくと、ということをしたほうが、効
果的だというように思っています。
これは行政だけではなく、既に一般企業は、こういう教育制度を導入しています。それが企業の力に
なっていると思うので、そのへんは是非ご検討いただきたいと思います。
(島田会長)
組織風土全体ですね、どこの組織でも同じですが、他人の仕事に口出さないし、あんまり優秀な人は
組織から出ていってしまうし、難しい問題ではあるわけで、自由にものをいえる雰囲気を組織としてど
うつくっていくか、これは永遠の課題でもあるのですが、この辺は是非かんばっていただきたいと思い
ます。
どうでしょう、かなり広汎な、新たに出てきているものもありますが、最初の効率的な行政運営の1
~4などは、審議会の話とかアウトソーシングの話しとか、行政評価の話しとかがありますが、いかが
でしょうか。
(篠崎委員)
形式的なところだけ、確認だけですが、今10頁、11頁の話しをしているわけなのですが、関連す
るところで気になったのが、前の頁の基本方針のところで、4
- 12 -
取組検討の観点というのがあります
が、9頁ですが、一方12頁を見ると、この観点と総合計画との関係を体系づけた表がありますが、最
後のところが空欄になっています。
12頁の一番下、その他、市政運営上有益であるとみとめるものですが、これはこれから出てくると
いうお考えなのか。何かあるだろうという程度で4番目があるのかなという気がします。それにしても
何もないというのは心配で、観点としてここに入っているのはどうかなというのが感想として1点あり
ます。
2点目は、具体的中身はこれから入るのだと思うのですか、11頁の取組内容の表があるのですが、
この具体的中身についてはこれから検討していくということでよろしいですか。事務局としてある程度
詰めたものはご用意されているという理解でよろしいでしょうか。
何故かというと、前回のご説明いただいた資料の中で、資料の1-8の補助金のあり方のところで、
審議会の見直しというものが入っていました。ここでは報酬の話しが出ていたという記憶があります。
これは少し難しいだろうな、と思っていたのですが、今回は外れています。今ある11頁の方は、前回
よりもう少し詰めた、改革改善の余地があるだろうなと考えてらっしゃるものが上がってきているとい
う理解でよろしいでしょうか。
(事務局 太田)
11頁の一番右にある、取組の内容と書いてあるものが主にやっていく内容だと考えています。この
あと、実施計画というものを具体的には中で作っていきますが、これが主な内容でそれをどう具体的に
やっていくかということになるかと思います。
補助金のあり方のところで前回は財政の中で審議会の見直しで報酬の見直しをさせていただきたいと
発言させていただきました。そのあと、庁内の幹事会のほうでも審議をした中で、審議会の見直しは報
酬だけでない、審議会の在り方そのものも見直していくということで、これは財政に入れるよりも、行
政運営ということで1の柱に移動させたほうがいいだろう、報酬について見直さないといえば、そうで
はないのですが、その辺りは今後も幹事会や庁内の中で検討させていただきたいと思います。
ただ、現在、大綱という形では取組項目、視点と内容ということで懇談会の皆さんにはご意見とご助
言をいただきたいと思います。ただ、具体的に実施計画は定めていきますので、今後の会議でお示しし
ていきたいと考えております。
(事務局 松尾)
12頁の表5の4段目につきましては、篠崎委員ご指摘以上のことは考えておりませんでした。どう
しても1から3に位置付けられないような取組が出てくるかなと考えて設けた欄でしたが、1~3の項
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目が大きく、結果必要なかったという状況です。
(島田会長)
よろしいでしょうか。
審議会の件につきましては、地方自治の必置規制というものがあり、国がこういう審議会をやりなさ
いという国が指定している規制があります。その関係で、自治体では数十、もしくは百近くの審議会が
並んでいるという実態があります。同じことをやっているのに、別々に運営しているというようなこと
が行われてきたという経過があります。
分権改革の中で、そういうのはやめていきましょうというのが議論されてきたのですが、この朝霞市
においてどのような取り組みをしてきたのか、経過があれば、今、お話ししていただければいいのかな
と思いますが。
(事務局 太田)
島田会長のお言葉を受けてですが、法律で決められていてこれは設置しなければならないもの、市で
独自に設置しているもの、それぞれ審議会として設置していますが、やはり役割が重複していないか、
市民から見て分かりにくくなっていないか、あってもそれがしっかりと整理されていればいいのです
が、必要以上に無駄になっていないか、ということは今後考えていかなければいけないと思っていま
す。
(島田会長)
今まで、そういうことをやった経過というものはありますか。
(事務局 太田)
全庁的にそうしたものはございません。部門ごとに判断して設置しているという実情がございますの
で、こうしたことは今後庁内の状況を見ながら検討していきたいと思います。
(松尾委員)
今の話しですか、審議会などか重なっているのが、ずいぶんあるように思われます。例えば、朝霞市
子どもプランという審議会があったかと思うと、朝霞子ども子育て会議というのもありました。同時期
にこれをやっている。朝霞市都市計画マスタープランと朝霞市総合計画でしたか、それなども似たよう
なものを、中身からいうと違うのでしょうけど、私たちのような素人が入っていくと、何か同じものを
課が違うだけで、やっているのかなと感じたことが何回かあったものですから、その辺りうまく調整し
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たほうがいいのかなとしう思いはあります。
(鈴木副会長)
今、松尾委員が言われたように、第5次の総合計画においても経営的な視点をもって街づくりをして
いこう、という形で今後進められていくと思います。そうした場合に、今のお話のように、審議会、私
も様々な審議会に出席させていただいていますが、基地跡地なども5年前にやったばかりのものが、公
務員官舎の関係で、そこの部分が変わっただけですけど、また、全部を見直さなければならない。シン
ボルロードもそうですが、基地跡地のところで少しいじったことと、市役所の駐車場のほうまで入ると
なると、また同じように見直しをかける。経営的な見方ということを非常に強くこれからはやっていか
なければならないと思います。
同じような審議会をまた、最初からやり直さなくても、行政のほうでここまでだというようにもっと
独断的な進め方をしてもいいのではないかと感じることがいっぱいあります。ただ、島田会長がおっし
ゃったように、国のほうで審議会を作りなさいというから市民参加ということで、審議会の数はすごい
です。国のほうは市民参加といっても何もやっていない、ただ机の上で決めてしまっているものが、地
方行政に大変な迷惑になっています。朝霞市はこういう形でいくのだということをもっと進めていいの
ではないか。なんとなく、政治家が迎合政治のためにと・・・そういうことが多すぎます。
それから経営的な見方というところでもう一つ、職員体制の関係なども最近は委託事業とか、施設管
理等もたくさん民間に出しています。職員の方でも管理だけをしていけばいいということになっていま
すので、このあたりの見直しをしっかりやっていただきたい。
また、検査関係についても、道路などを作っても民間だったら2人か3人で検査をするものでも、市
はいろいろな課の担当が来ますから、多いときは10人くらい来なければ検査ができないというような
こともあります。極論かもしれませんが、組織の機構見直し、改革などをするようでしたら、そのへん
もうまく少人数でできるようにしていただきたいと思います。
和光のCIハイツ、あれだけの計画を全てたった3人でやっています。そうしたことから民間の経営
の考え方はずいぶん厳しい見方でやっていると思いますので、市の職員も人件費のコストということも
考えて貰って機構改革もやったらいかがかなと思います。
(岩垣委員)
今、鈴木副会長がおっしゃったことに私は大賛成です。ただ自分たちが担当している組織を見直す、
その中で、委員会をこれはやめよう、残そうということを判断するのはなかなか難しいと思います。そ
れなら、思い切って、この委員会でばっさりと意見を出したらいいような気がします。その上で、職制
のほうで、見直されて、これはどうしても外すことはできないなどの話しになるかと思います。ドライ
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にその辺りを考えてやるということになれば、あまり今までの関わりのなかった人たちがやったほうが
より簡素化されるのではないかと思います。
(島田会長)
セクショナリズムの問題ですね。事務局いかがでしょうか。
(事務局 太田)
それに関しましては、大綱が決まって、実施計画をつくり、そのあと、実際に行政改革を進めていく
中で、こちらの懇談会の皆さんには、大綱作成後は推進にご意見をいただくという立場になろうかと思
っていますので、私どもの推進に不足があれば、今後もご助言等を頂戴したいと考えております。
(島田会長)
はい。意見を言う場はあるということですね。
(池田委員)
大綱の素案という形で事務局から出てきましたが、前回の資料1-8の中で、審議会の見直し、報酬
などもその辺りが切り口で、今回の結果を見ますと、スライドしているというか、ほかの切り口のとこ
ろに移動しています。これがなぜ移行しているかというと、さきほどの説明の中で、幹事会が各部の代
表の部長とかが集まって、こちらに切り口に移動させたほうが、これから実施計画を作っていくうえ
で、職員の意見を吸い上げて部長が発言したのかどうかもわかりませんが、その辺りの融通性というか
ある程度、もう少し何回もやるのかどうか具体的には分かりませんが幹事会の中で、もう1回か2回ぐ
らい、うまく話していただいて、またそれを職員のほうで、フィードバックしていただき、さらに吸い
上げて、もう一度、切り口をスライドしても問題ないのかなと思います。
そういうやり取りは、丁寧にやっていただいて、今後実施計画を進める上では、職員もある程度内容
的には、今後自分たちが仕事を進めていくうえで、ある程度理解をして、実施計画をつくっていくとい
うのが私も職員の時は、そういう視点でやっていましたので、職員が作りやすい環境づくりというか、
そうしたものを考えて今後もやっていただければと思います。
もう1点戻りますが、さきほどの戦略的な情報発信の中で、SNSの話しの中で、取組の視点で50
周年や2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けという視点が入っていたのですが、実際
組織の中で、東京オリンピック・パラリンピックの担当部署ができているという話もあるのですが、そ
こはもう始まっているという認識もあるのですが、今の進め方というのも話していただければと思いま
す。SNSや動画の発信というのもその辺りを押さえてやっていると思うのですが、職員としてはいろ
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いろ大変かと思いますが、わかる範囲で、政策の方でできたと聞いていますが。
(事務局 太田)
私ども政策企画課の中に、この4月にオリンピック・パラリンピック準備室を組織し、所掌事務とし
ては、オリンピック・パラリンピックが四年後に陸上自衛隊朝霞訓練場で行われますので、その機運盛
り上げと、来年の3月15日に朝霞市は市制施行50周年を迎えますので、それにともなって来年度
は、50周年の年と位置付けまして、様々な事業を市民の皆さんとやっていきたいと思っています。
それからシティプロモーション、ここにはっきりとは書いていませんが、シティプロモーションとい
うものを市として考えていますので、この辺をさらに進めていきたいと思い、この3つの事務を行う組
織を立ち上げました。
現在、庁内で、一番上の推進の体制と、その下に、課長クラスの体制、さらにその下に作業部会と3
段構えの体制をして来年度以降、オリンピックに関しては今年からで、壮行会をやったりとか、彩夏祭
でも展示ブースを設けたりしました。
それから、市の三層の会議とは別に、市民の方々との会議を近々立ち上げて、盛りあげていきたいと
考えています。事業等、どんなことをしていくか、どのように盛りあげていくかということを市民の
方々からアイデアを募集しながらやっていきたいと考えておりまして、50周年という意味で、来年は
非常に重要な年であり、オリンピックという意味で2020年は市として絶好のシティプロモーション
の機会であると考えています。
(島田会長)
事業というとお金がかかる話しですね。
(事務局 太田)
そうですね。私も今お話ししながら思いました。あまりお金もかけられないので。
(島田会長)
金をかけずにどう、売り出すか、難しいところですが。
(池田委員)
今、オリンピックをやっていますから、あと4年という具体的な目標というか、内容というかケース
スタディ的にうまく職員の中で、難しいかもしれませんが、ちょうどいい試しの機会というか、そのあ
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たりもうまく咀嚼しながら全庁的に勉強して、取組も具体的なものになればと考えております。
(島田会長)
実は下の方に出ている、市税等収納方法の多様化の検討、効率化の問題ではないかと思ったりするの
ですが、今の収納方法というのは、普通はコンビニやったりとかだと思います。これは何か特別なこと
を考えていらっしゃるのですか。
今は既にコンビニ収納は実施していると思いますが。
(事務局 太田)
これは職員の幹事会の方で、考えているところでございますので、特に具体的にここで申し上げるも
のはございません。
庁内で、収納事務を取り扱うところが、収納課というセクションがあるのですが、なかなかうまく全
てを取り扱えていませんので、少しでも集約できないかということも検討していきたいと考えておりま
す。
(島田会長)
自主財源の確保というのは大変な問題なのですが、何かアイデアがあってそこから取れるのではない
かというのは思い浮かばないですよね。委員の皆さんいかがですか。この間、大田区の話しを聞きます
と、ガチャポンを作ってもらってそれが売れたら収益があがるというもので、間接もいいところなので
すが、そういうのをふるさと納税で使うとか何かあれば、朝霞市ですと人参ですが、にんじんを貰える
といってもなかなか・・・
(松尾委員)
私もふるさと納税を3、4カ所やっているのですが、朝霞市で、市税のふるさと納税がどれくらいの
パーセントを占めているのかというと、かなり低いのではないかとは思います。
全国的に見ると40パーセントが還元率と言われています。1万円だと4、5千円のものが帰ってく
る。朝霞市を見てみたら、15パーセントくらいしか還元されていない、これではほとんどの人がやら
ないのではないかと思うのです。
彩夏祭で70万人近い人が集まるので、延べの人数といっても、朝霞の人口が14万とすれば、市外か
ら45万人もの人がみえるわけですから、朝霞の素晴らしさを知っている人もずいぶんいると思います。
彩夏祭にかけて、うまくふるさと納税を宣伝していければ、朝霞市のいい税収になっていくのではな
いかと思います。にんじんなどを貰っても仕方がないのですが。シティブランドとして、市でやってい
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るものがありますよね、あれが今でも商品になっているようなのですが、何せ還元率が低いので、これ
だけでは・・・と思っているところです。ここをうまくやれば、ふるさと納税で何億も稼いでいるとこ
ろもあるわけですから、
(島田会長)
社会的には批判されてしまっていますが・・・。どうでしょう、事務局のほうがこのあたりは議論さ
れていると思いますが。基礎的な情報などを教えていただければ。
(事務局 神田)
手元に数字的な、はっきりしたものは持ち合わせていないので、大変雑駁な話ですが、本市のふるさ
と納税いただいているのは、数百万円にとどまっておりまして、若干増加傾向にあるのですが、ご案内
のとおり、還元率も20パーセント、15パーセント程度というところで、朝霞市のブランド品を中心
に、お渡ししているというのが現状です。
昨今、この制度が、地方でもてはやされていることを受けて、本市でもいろいろ状況を分析したとこ
ろ、地方の方へもっていかれている分を計算しますと、1000万を超える額が毎年、地方にもってい
かれてしまい、財源がとられてしまっているという状況です。
制度自体の賛否もありますし、総務省でもいろいろと考えているようですが、そうはいっても、この
制度がある中で、やはり繋ぎとめるために、何か工夫しないと、そのままになってしまう、というのが
我々の命題となっておりまして、この競争に乗ろうとは思っておりませんが、できる範囲で改善してい
こうと、いうのが現在の市のスタンスです。産業振興課を中心に、物産の手配であるとか、制度の利用
も含めて、検討しているという状況です。
(菅谷委員)
彩夏祭の花火の入場券、席の件をつけるというのはどうでしょうか。安上がりで、費用がでることな
く、収入を得られる可能性がありますので、ふるさと納税した方にそれを差し上げるとか、
(島田会長)
野球場で500円です、今年から。
(事務局 太田)
陸上競技場で500円です。非常に盛況で売り切れたと聞いています。
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(島田会長)
私は被災地に見返りなしでふるさと納税をしているのですが、子どもたちがつくったカレンダーを送
ってきました。地域にある物語を子どもたちがつくったもので、結構楽しみにしています。これは今の
アイデアに近いですよね、観覧席みたいなものを作って、いくらの人はこの席というようなそういうの
も、ありではないか、という気がします。
(松尾委員)
私は昔からそれを言っています。有料観覧席をと。どこの花火大会行っても、2000円から250
0円かかります。朝霞だけはそれを無料で、確かによく見える場所もないのですが、屋上とかを解放し
てお金を取るとか、まさに陸上競技場、朝霞の森くらいですねなにもないところは、あとは木々がいっ
ぱいで、ほとんど見えるところがないですから。
シンボルロードでもできて、公園でもできれば、そういったものを整備して、しっかりと観覧席をつ
くってがっちりとれるように、是非やってもらいたいと思っています。
(篠崎委員)
確認とお願いなのですが、先ほどの話しの中で、審議会の話しが書いてありますが、報酬が入る可能
性があるとのことですが、報酬というと、別に報酬審議会というものはないのですか。私がいた他のと
ころでは報酬審議会で諮って特別職の議員とか、いろいろな附属機関の報酬を決めていますが、朝霞も
そうではないのですか。もしそうだとすると、こちらで報酬どうこうというのは、行革のほうから言え
るのかというのがある気がするのですが。
(事務局 神田)
一つには報酬審議会の役目の中で、基本的には市長、教育長の特別職の報酬ということになりまし
て、特別職にあたる部分については、審議会ということになると思います。
いま、このあり方の検討も含めて、どのような検討スキームを立ち上げるかというのは決定してはお
りませんので、報酬審議会にご意見を聞くケースも内容によってはあるかもしれませんし、内部で独自
に検討するということも当然あるでしょうし、そのあたりは皆さんにご発言いただいたように、決まっ
ておりませんので、そうしたことも含めながら、客観的な検討ができればいいなという段階です。
(篠崎委員)
こうした審議会なども非常勤特別職の扱いになると思います。非常勤特別職だと、そこに入ってしま
わないかなと、他の市の条例などを見ると、たくさんの審議会関係、審議会の名前でなくても、非常勤
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特別職の報酬というのはそこで審議しているような形になっているように記憶しているので、それ以外
の場でも検討ができるのかどうかというのは、よく調べたほうがいいと思います。
(島田会長)
それはいま、判例でかなり出ていまして・・・
(事務局 神田)
ですから、ここには具体的には出しておりません、検討の中でやっていこうと思います。
(島田会長)
報酬扱いで、かなり厳格になっているので。それは記憶にとどめていただきたいと思います。
(篠崎委員)
もう1点、11頁のほうの右の取組内容、上から2段目のところに行政評価の話しがありますが、狭く
とると行政評価のところだけですが、広くとると行革の執行の計画と進行管理全体について、第4次の行
革の委員会の中で、度々議論されていると思いますが、何を持って評価するか、データの問題が出たと思
います。特に、行政改革の執行するときに会議を何回開いたとか、何人人を集めたかというかたちで、あ
るいは検討委員会を開いたとか、これをもって進行状況を把握したという経緯がありました。これについ
ては、もう少し、何を持って評価としてとらえるかという、アウトカムというか、非常にデータの捉え方
が難しいですが、せっかく、4次から5次になるので、全部が一新してデータを取れるというのはなかな
かないと思いますが、まだ、いくらか検討する期間はあると思いますので、進行管理、あるいは行政評価
の実態が、現実に即した評価ができるような評価指標をご検討いただきたいと思います。
(島田会長)
進んでいるところは、個別事業の評価表を全部、ホームページに公開していますね。なかなかそれを
どう読み取っていくかとうのは難しいところもあるのですが、朝霞市の現状と、検討の可能性というの
があったら、答えていただくといいかと思いますが。
(事務局 太田)
朝霞市は、担当は事務事業のレベルで事務事業評価を行っています。それから施策評価、これが施策の
レベルで95ございますが、その評価をしています。この施策評価の段階で外部評価をお願いしておりま
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す。外部評価委員会という外部の方々を委員とする委員会がございますので、そちらにご意見をいただい
ております。27年度実施の施策を5回にわたって行いまして、現在、外部評価委員会としての意見を取
りまとめております。そちらについてはホームページ上にアップさせていただいております。
確かに、第4次総合振興計画の中には、指標がアウトカムではなく、アウトプットになっており、やっ
たものしかない、それがどう成果、効果になっているのかというご指摘もいただいております。
今回の第5次総合計画では、なるべくアウトカムに沿った指標たてるようにしておりまして、そうい
った点では改善がされているものと考えておりますが、まだまだ不十分なものもございます。施策レベ
ルではアウトカムになりますが、事務事業レベルではやったこと、実施したことになりがちですので、
そういったことは今後、見直しをしていきたいな思います。
(島田会長)
重要なのはアカウンタビリティでどう説明していくかということですね、分かりやすいのは数字を書
いてしまうのが一番分かりやすいのですが、かえって説明しにくいものもあります。住民説明を丁寧に
やったら、当然お金も時間もかかったりするわけで、それは数字にはなかなかできないということにな
りかねません。なかなか行政の仕事も簡単にはいかないというところはあるかなと思います。説明責任
は十分にはたしていただきたいと思います。
戻っていただいてもかまいませんが、まだ、議論ができていないものが、ファシリティマネジメント
とか、8番目とか、9番目は前回も出ていましたが、この辺はいかがでしょう、公共施設の修繕、長寿
命化の話しですとか、今日いただいた資料だけで全部意見を出すのは難しいかな。
(岩垣委員)
ファシリティマネジメントについては、どのようなことをお考えでいらっしゃるのでしょうか。
(島田会長)
どのようなことを考えているのか、いま一度説明して欲しいということだと思うのですが、ここには
公共施設修繕、長寿命化計画の策定と書いてあります、公共施設の安全・良質な状態の保持、分厚い資
料が配られているわけですが、簡単なのは参考資料3にあります。何が問題なのかというところを簡単
に、説明していただけると助かります。
(事務局 櫻井)
参考資料3のおもて面ですが、真ん中の公共施設の現状と推計で、今市内の建物管理につきまして
は、建て替えと更新時期のくるものがありまして、老朽化が進んでおります。建物と水道と下水などの
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インフラ関係、道路を含めまして、こちらの痛み等もひどいということでして、それについては無い収
入の中で、いかに効率的に維持管理経費を減らしながら、長寿命化をはかっていくかというところに視
点を置いております。
ファシリティマネジメントと言いますと、よく、統廃合など、施設の集約化等が多々あると思います
が、朝霞市としては、統廃合についてはすぐに着手するのではなく、今ある施設は皆さんに幅広く利用
いただいているということも踏まえまして、長寿命化を図りながら利用していく、個別の施設について
計画を作成していくのですが、その中で、統廃合ですとか、必要に応じて適宜対応していくという視点
になっております。
公共施設の現状と推計の②と③ですが、50億円必要ということ、年9.8億円不足ということで、
長寿命化する、維持管理費を減らす、延床面積を14パーセント減らすとあり、計画自体は50年とい
う長期のスパンで考えておりますので、その過程で急激にお金が必要になったり、施設の老朽化への対
応が遅れたりしないように、全体的に見極めながら、徐々に進めていきたいと考えております。
次に裏面の真ん中でございますが、こちらのファシリティマネジメントにも書いてありますが、①民
間との連携、朝霞市のクリーンセンターというところで、施設の更新をかけますが、その中で、PF
I、PPPといった民間の導入の検討も進めてございますので、結果はまだ、検討中でありここではお
示しできませんが、幅広く民間との連携を図って、市の支出を減らして、民間の参入を促していくとい
う視点も持ってございます。
一番左下には、耐震性の確保ということで、現在、市の庁舎の免震をかけているところですが、市内
の小中学校については、耐震のほうは着手してございますし、2番目のあさかFMアクションプランに
ついては、個別の施設計画で、おのおのひとつひとつの施設について、今後どう長寿命化等を進めてい
くかを作成しているところです。
説明は以上です。
(島田会長)
表の頁の年9.8億円不足というのを見るとびっくりしますね。さきほと、ふるさと納税で1000
万円と比べるとびっくりするような金額ですが、やはり長期間をかけて、取り組んでいく必要があるの
だろうなと思います。
(池田委員)
今回、第5次ということで4次のFMの関係は、ある程度課題が残されて5次に引き継がれたと思う
のですね、それだけ難しい項目だということは、私もこれを実質やっていた人間として、思っているこ
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とですが、ある程度この事業をやっていくには自主財源とか依存財源含めて財源的に裏付けがないと、
どうしようもないという面もあるし、公共施設ですから、地域の方が一生懸命利用していただくのは、
やぶさかでないのですが、あんまり管理がうまくいかないと、みすぼらしくなってしまうという面もあ
ります。
また、適宜修繕をかけていかなければ、あとで余計な財政負担が生じるという面もあるので、一長一
短に第5次の中でも、財政負担も大きい項目ですので、担当課も大変かなと思いますが、実施計画を作
っていく中で、依存財源のグループと、財源的なグループのほうとよく連携を取りながら、慎重に、ま
た迅速にやっていく項目の一つかなと考えております。
(島田会長)
既に郊外の自治体では着手したところも出てきて、統廃合を進め始めているところも出てきていま
す。かならず、総論賛成、各論反対、どこかで大変なところに行き詰ってしまいますので、丁寧に進め
ていって、確実に進めるということが重要なテーマだと思います。
誰も自分のところは嫌なのですね。NIMBY という言葉がありまして、Not in my backyard
うちの裏庭だけはやめてくれという、うちの地域だけはやめてくれ、Not in my district というのが実
態でして、そうならないように、どうしたらできるのか、という話をしなければならなくなってしまい
ます。
市域全体に及ぶものと、そうではない地域限定のものとを振り分けながら進む必要があると思いま
す。とにかく計画を作らなければならないということですね、今回は、修繕計画と長寿命化計画だけは
つくるというところを理解していればいいですね。
(事務局 櫻井)
同じ清掃業務ですとか、照明関係ですか金額がバラバラのところがございますので、統一的仕様書を
作って、メンテナンス関係をやっていきたいなと考えています。
(島田会長)
そのほかにいかがですか。単独の支援制度、組織機構、定員適正化など。
(篠崎委員)
これからという部分もあるかと思いますが、概要だけでも教えていただければと思います。11頁の上
の市民参画の推進に係る制度の改善とありますが、これは市も相当やっていると思いますが、さらにとい
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う何かお考えのものがあるのかというのが1点、さらに3番目の行政サービスのオープン化のところでア
ウトソーシングとありますが、これもかなりやってらっしゃるのではないかなという感じがあるのです
が、やっているからもうやらなくていいということではないと思いますが、何か今時点で、事務レベルで
こういうこともできるのではないかというふうにお考えの点がありましたら教えていただきたい。
(事務局 太田)
市民参画につきましては、市民参画の方針をつくり、進めてはいるのですが、ただ、条例自体がない
ということで、自治基本条例ですとか、市民参画条例ですとか、どういったものが適切なのかというと
ころもありますが、そうしたものを作成してほしいという声も一部ございますので、研究は行ってまい
りました。
それが4次の行革の積み残しとなっていますので、5次では何かしらの結論を出して、その方向に向
かって、具体的に進めていかなければならない。それを仮称で自治基本条例と呼んでいるのですが、そ
の中で、新たに市民が求める取り組みなどがございましたら、そうしたものも条例に合わせて進めてい
く必要があるのかなと考えています。
朝霞市は市民参画も進んでおりますし、パブリックコメントですとか、市政モニターですとか、無作
為抽出で審議会の委員などを選びだし、サイレントマジョリティの市民の皆さんに参加いただくなど、
進んでいるとは考えていますが、今後も、制度化できるような取り組みがあるか、今後検討していきた
いと思います。
アウトソーシングにつきましても、かなり進んでいるのですが、事務事業の効率化という意味では、
進めるべき分野があれば、進めたいと思っております。お手元の資料では研究という言い方になってい
るかと思いますが、具体的に申し上げるものが今はございませんので、今後研究を進めていきたいとい
うトーンで、書かせていただきました。
(島田会長)
全国の自治体からいうと、アウトソーシングはやれるところはやりきっている感じはしますね。総務
省の数字を見ても、かえってやりきってしまったがゆえに、基準が自治体の中になくなってしまって、
市場基準を見つけてこなければならない状況になっているというのが、総務省の研究会の報告にも出て
いる状態です。これから先やるにはかなり研究が必要かなと思います。全くできないわけではない。
(宮澤委員)
今回取組の視点というのを改めて出されて、取組項目は出ておりましたので、おそらく、ここが目的
を具体的に示して、それ以降も引き継いでしまうのかなと思い、大切なところなのかなと思い、何回も
- 25 -
読んでいるのですが、思ったことを言わせていただきます。
1番のところですが、ここは2行目に制度ということで書かれていますが、ここは協働の、例えば相
手方の団体の育成であるとか、そういった交流といいますか、面の部分は入れるか入れないのか、ここ
は制度という1点しぼってよろしいのですか、という意見です。
続いて3番で今、先生がおっしゃったオープン化というところですが、この言葉自体、オープンとい
うと、市民感覚でいうと自由にアクセスできるという意味合いで、サービスを受ける側のような感じが
あるのですが、これですとサプライヤーに対して開くという、自由に入札してくださいみたいな感じに
なっていまして、この言葉が一般的なのかどうか、というのが、あるいは効果的な効率的な運用という
2番に書いてあるような内容でも、表現できるのかもしれない、という感じがしました。
さきほど、先生のお話しにありましたとおり、委託してしまった場合に、決まった項目についてやっ
てもらうというのはできますが、品質管理の手法を持っていなければ、理念を共有していないのにやら
せても、ろくなものにならないと、かえってコストがかかるということにもなると思います。
そういった点で、効率化というものとともに、品質の向上といいますか、そういった視点もこの取組
の視点のところに入れていただけると、ここは次の頁で、市民サービスの向上のところに入っています
ので、質の向上の視点が入ればいいのかなと思いました。
5番目は目的がちょっと読み取れなかったのですが、対象がどこなのか、市外の人なのか、市内の人
なのか、対象がぴんとこないところがありまして、シティプロモーションとかのお話しで、外部の方、
オリンピック・パラリンピックなので外部の方というのもあるかと思いますが、市民会議という話もあ
って、市民の方との情報共有や愛着とか一体性とか、そういった部分に働きかけたいという考え方もあ
るのかもしれません。その辺りの視点や目的をはっきり示さないと取組の内容が雑多なものが並んでし
まうのではないかという感じがいたします。
6番目ですが、皆さんの話しを聞いていて、ふるさと納税の話しがかなりあって、もっとモノではな
く、クラウドファンディングみたいなものがあったかなと思います。
言ってみれば、目的とか共感とか、そうしたものに訴えかけるような、モノでつるとかそういうもの
ではないような、自主財源というものは制度上決まっていて、あまり手を出すものが、私も調べたとこ
ろではないのではないかと思ったぐらいでして、新たなものとしてはそうした点に働きかけてはどうか
なという思いつきです。
最後に10番目の職員の質の向上ですが、能力開発とか発言、提案とかこうした形で政策提案能力みた
いな感じの部分を重視しているかなと思いますが、それだけでいいのかなと思いまして、今はもっと専門
技能などの方面を埋めていくことも必要なのかもしれない、ファシリティマネジメントの話しなどを聞い
ていて、結構、耐用年数など自分たちでは管理しきれない査定の部分、結構専門的な議論が必要だったり
するかもしれません。そういうものを一生懸命やっていくとどんどん外部委託になってしまってというこ
- 26 -
とになるかもしれないという考えから専門技能が抜けてはいませんか、ということを思いました。
こうしたことが視点のところで、入っていると、取組の内容について、範囲というか方向というか、
違ってくるのかもしれないので、そのあたりをもう一度確認いただければと思います。
(島田会長)
はい。たくさんご意見いただいているわけですが、最初の協働の話しなどは、確かにNPOや市民団
体育成は各自治体でいま、取り組み始めて、横浜コードというのが有名ですが、これは団体育成をかな
り一生懸命、横浜はやっているわけです。少しそういう視点が入っていると面白いのかもしれない、と
いうご指摘だったかなと思います。
最後の専門機能については関心のあるところで総務省は盛んに専門職の育成ということを言っていま
すが、実態としては、3年から5年で異動させているという実態があって、自治体の場合はジェネラリ
ストを育てないといけない、スペシャリストがいるとなかなか人事ができなくなってしまうという問題
があります。ここのところは今、どう考えていらっしゃるか、興味があるところです。
多岐にわたりましたが、いかがですか、5つほどあったかと思うのですが。
(事務局 神田)
1点目の市民との協働という観点では、当然ながら団体育成という観点は市の大事な取り組みの一つ
としてとらえておりますので、予算の付け方の度合いはあるにしても既にそうした体制で駅前には市民
活動支援ステーションを設けて、育成のためのスキームはつくっているという状況でございます。今の
お言葉を受けて、更に活発にしていくということで、ご指摘を生かしていきたいと思います。
それから、自主財源の関係で、クラウドファンディングというお話しをいただいておりまして、これ
は取組としては興味があって、我々も情報を取ったりしているのですが、なかなか大きな財源として、
お金が集められる魅力的な事業と対になりますので、これについては、引き続き、このテーマの中で、
新たな財源の確保というテーマとして考えていきたいなと思いました。
それから職員資質向上の観点では、今、会長からお話しがありましたように、やはりジェネラリスト
にならざるを得なくて、朝霞市の職員は、750人ちょっとの体制でやっており、職員をまんべんな
く、組織の中で活用するという観点からはジェネラリストにならざるを得ません。
しかしながら、ご指摘のように特に、福祉の部門、建設、建築部門において、専門職でないと太刀打
ちできないということになってきています。特に建築の専門職については、専門職の採用ということ
で、一応、特別枠で採用をかけていますが、なかなか民間のほうが好調で、入っていただけない状況で
す。しかし、ここのところ建築枠は定期的に取るようにしております。
また、福祉の方は、専門分野が多岐にわたりすぎているので、どの分野を採用したからすぐに実戦に
- 27 -
いれられるかというとそうでもない、むしろ採用した職員をその福祉関係の中で、異動させることによ
って実績として、つくりあげていくというようなことになっています。もちろん、保健師を揃えるとか
法律的に必要なところは当然採用していますけれども、それ以外の福祉部門の職員はかなり専門的知識
を要求されているものは、そうした現実で採用している状況です。
いずれにしても、今の行政レベルは広範囲にお話しに到着するわけですが、ここにひとりひとりカス
タマイズした対応を求められているので、そこは広い目をもった専門性という意味で職員課のほうでも
意識していますし、私たちも職員採用という方向性としましては、絶えず意識してやっています。
今、この中で、9と10の中で、再度とらえ直すという視点をというご意見ついては考えていきたい
と思います。
(事務局 太田)
市の魅力の発信のターゲットということで、市外なのか市内なのかという点につきましては、まずは
市内、子どもたちが、4年後のオリンピックに誇りをもって迎えられるようにということもあります
し、第5次の総合計画の将来都市構想にも「暮らしつづけたいまち・・」ということになっています。
ただ、外に対しましても、発信はしていきたいと考えております。朝霞市に暮らしを持ってきてほし
い、つまり人口を呼び込まなければならない、という点では、さきほどのまち・ひと・しごと総合戦略
でも同じで、今、朝霞市が外からどれくらい知名度があるのかというと、やはり、鉄道などの関係で和
光の知名度が高いですとかがありますので、朝霞市に住みたい、朝霞市に来てみたい、彩夏祭には来て
いるよなど、市の内外から動かしたいというのがありますので、そうした視点を入れていきたいと思い
ます。
(岩垣委員)
私、いくつかの市民活動に関わっていて感じることは、市民サークルの中でも、かなり優秀な人がい
ます、いろいろな本にも書いてありますが、中高年がふるさとに帰ってきているということが書かれて
いますが、そういう傾向はあるのかなと実感しています。ですから、市民活動をしている人たちをどう
活用するかというのは難しいかもしれませんが、中には優秀な人材がいるということを念頭に置いてい
ただき、何か機会があれば活用してみるということができればいいなと思います。
既にある宝の活用ですから、なんとか活用したいと思っています。
(島田会長)
税金もあがってこない、消費税はあがらない、自治体財政はかなり萎んでいかなければならない状況
の中、一方で仕事はどんどん増えていく、市民の協力を仰がないで自治体の行政運営ができるという時
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代ではもうない、と思います。そういう意味では、岩垣委員おっしゃるような視点、当然、それぞれの
ところに、入り込んでいるのかなと思って、事務局の説明を聞いておりました。そうした意見を踏まえ
ながら、さらなる実施計画、実施事項を決めていっていただきたいと思います。
(植村委員)
今の話しと同じようになってしまいますが、私、市民後見人をやっていますが、市民後見人のこと
で、市役所へ行った時も、こういうことをやっているのですけれども、と言っても、けんもほろろで、
市民の力を活用しようとしない。NPOですから無料となります、そういうNPOもそうですが、細か
く、言ったらそれを取り込むぐらいの気持ちでないと、市民の参画などはできないのではないかと思い
ます。
みなさんやりたいという方が結構多くて、気持ちがあるから皆さん勉強するし、優秀な方々です、そ
れをうまく活用する方法を市としてもお考えになったほうがよいのではないかと思います。自分の経験
から思いましたので今の話しは本当にその通りだなと思いました。
(島田会長)
職員が忙しすぎる・・、暇にしていると批判の的になりますが、職員側に余裕がないと・・・。
(植村委員)
やりますと言ってきているだから、そうですか、話し合いましょうといってくだされば済むことです
が、それを「いえいえ」と言われてしまうと、朝霞は一切そういうことをしないのだなと思ってしまい
ます。
(島田会長)
大切なご指摘だと思います。心に留めておいて・・。実は職員研修のところで市民と一緒に研修する
ということをやっている自治体もあります。大変かとは思います。
そろそろ、時間も迫ってきていますが、他に、前に戻っても、全体に関わることでも結構ですが。
(篠崎委員)
一つ気になるところを申し上げます。市単独支援制度の見直しの関係ですが、ここは財政運営と財産
の活用で支出を見直すということだと思うのですが、市単独以外のというと国や県の補助金の裏で見な
ければいけないものと、義務的になってくるものがほとんどなので、あまり数がないと思います。
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また、市単独支援制度の見直しで、中身が、他市の調査とかがあったのですが、他市の状況というの
は各年度の予算審査の時にやっています。この単独の補助金を上げたい、下げたいという議論があると
きに、隣はどうなのとか、埼玉県内の平均はどうなのとか、その場で財政当局とやっているはずの話し
です。あらためて調べる、もう一回やるという話しもあるかもしれませんが、基本的なデータはもって
こいと言えば、今年や昨年の予算要求資料を見れば書いてあるはずで、そうするとここに敢えて書くよ
うなことではないのかなという気がします。
単独の項目を起こしてうまくやれるのかなと心配があるのですが、また、補助金を増やすということ
については、事務方とは別のところで決まっていることがあるので、気持ちはわかりますが、単独の補
助金だけを歳出の見直しの項目の中に起こしたときに、指標管理が難しくならないのかなと心配なとこ
ろがあります。
(島田会長)
篠崎委員のご指摘はごもっともで、私が知っている限り、単独補助金の見直しをやったところは、ほ
とんどありません。どの程度というか腹積もりのようなところをお答えいただきたいと思います。
(事務局 神田)
実は、篠崎委員も、島田会長もよく行政の表と裏の話しをご存じの上でお話しをしていただきました
ので、私もざっくばらんにお話しさせていただきたいと思います。
補助金とか給付というのは市民の希望の方に当然流れていき、当然少ないより多い方がいいし、対象
者も多くしてほしいというのが当然の流れなので、それが或る意味、政治的な判断や、行政間の競争に
なる問題ということになります。
一番わかりやすいのは4市における子ども医療制度です。県の医療制度に対して、この4市は非常に
かさ上げして手厚くやっています。これは和光市から始まって、各市が競争を始めてしまい、結果、こ
の県内でも高止まりしています。これをやはり下げたほうが、長期にわたる財政運営上はいいだろう
と、県は当然考えていますし、国もそう考えております。しかしながら、手厚きやったものにつきまし
ては、一朝一夕には下げられない。一番わかりやすいのはその例です。
それを含めて、こうした観点で常にチェックをしていく必要はあるだろう、当然お困りのところには
手厚くしなければならないだろうし、他から比べて手厚くされているものについては、やはり均等均衡
性というものも必要だろう、そういう意味で、議論の場を設けたいということでここにあげさせていた
だいております。
現実に平成26年度の予算編成にあたって、市が財政的に非常に逼迫しまして数億円規模で予算が立て
られない状況に陥りました。その時の、財政調整基金という貯金が4億くらいまで落ち込んでしまいまし
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て、そこを切り崩すと緊急的な対応ができないという状況にきたときに、今いったようなテーマを各補助
金であるとか、給付であるとかに当て直して、3億円程度の給付を下げたという実績があります。
それはまた、今年度復活したものもありますけれど、その影響額といえば、向こう100年間考えた
ら、数百億円の朝霞市の財源が確保されたというように見て取れると思います。
そういった観点から事務方としては、これは必要な視点として、残しておくべきだろう、これは市長
に言わせれば、そんな簡単にできるものではないだろう、ということで話しになることは重々承知で
す。しかしながら、ここで皆さんの意見をいただくことによって、それを下支えにさせていただいて、
がんばるつもりで載せさせていただきました。
(島田会長)
国の総務省の財政関係者は、ことあるごとに、来年度以降の財政状況の厳しさを会議で話しておりま
す。といいますのは、消費税は2年半伸びた、ということで約5兆円の減収、を2年間確保していかな
ければならない。その間、毎年、7000億円、社会保障費は伸びているという状況です。さらに、法
人税関係が昨年度だけで9000億円程度、低くなっているという状況で、来年度以降の財政状況は国
レベルでかなり厳しい状況になることがわかっているのです。朝霞市としても他人事ではいられないだ
ろう、ということで、まだ、全体像が見えてきていないわけですが、今後、行政改革の課題としては、
私はかなり厳しいものをリードしなければならないだろうと思います。
というところなのですが、会議そのものにつきましては、もう一回用意されているのですね。です
が、もう一度このことを議論することになるのですが、出てくるものはないので、これをもう一度議論
することになる。どうしましょうということなのですが。
(事務局 太田)
会長、事務局のほうからスケジュール案について説明させていただきます。
(島田会長)
そうですね、それではお願いします。
もう一度、どのような段階でやるか事務局からお願いします。
(事務局 松尾)
資料2-2、A4の横1枚のものですが、前回第1回の懇談会で、スケジュールをご提示したとこ
ろ、スケジュールの詰まりぐあいなどのご指摘があり、10月中の確定、完了は難しいのではないかと
いうご意見をいただきました。そうしたこともありまして、1か月ほど事務局の案としましては右にず
らしてあります。つまり11月中の策定を目指すということで、計画を引き直しました。
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もう一つが、今、会長からご指摘いただいた点ですが、皆さんにも開催通知に第3回を開催せず、2
5日に開催するかもしれませんとご連絡差し上げたのですが、今回いただいたご意見を反映させて、も
う一度この大綱案を出してもいいかなとも考えました。
しかしながら、途中で説明させていただきました実施計画というものを今後庁内で策定してまいりま
す。このスケジュール案で言いますと、上から5行目の関係各課とありますが、8月終わりから9月の
ところに実施計画という、より大綱よりも細かい、計画を詰めてまいります。これが9月末ごろに出来
上がりますので、もしよろしければ、8月下旬にもう一度やるよりは、実施計画を10月の頭ぐらいに
ご提出させていただき、それにご意見いただくのが、進捗などを含めてご意見いただけるのではないか
と考えております。
上から2行目、行政改革懇談会の10月初頭に③としてスケジュール案を入れさせていただきました。
(島田会長)
本日9日ですので、お盆休みに入って、新しいものが8月25日に出てくるとはなかなか難しいと思
います。いかがでしょうか、事務局からのスケジュール案で。よろしいでしょうか、もう一度やろうと
いうご意見がなければ、10月の頭にやるということで。
(異議なし)
ではそういうことで、お願いします。
(事務局 松尾)
ありがとうございます。では改めて、のちほど日程調整をご連絡させていただきます。
また、9月末に行政改革本部のほうで、大綱案を決定いたしまして、パブコメを10月中に実施した
いと思っております。大綱案はこうした流れになります。
皆さんに10月頭に確認いただくのは実施計画となってまいります。
【閉 会】
(事務局 太田)
様々な貴重なご意見をいただきましたので、こちらを踏まえて、大綱案の作り直しをさせていただき
ます。会長にもお見せして、会長の了解が得られましたら、皆さんにもお配りさせていただきます。そ
れをもって、市としましては、本部会議で大綱案を決定し、パブリックコメントにかけるという流れに
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なります。
(島田会長)
私に一任ということの、皆さんの同意を得ておかなければなりません。皆さんの意に反していくこと
はありませんので、どうかご一緒によろしくお願いいたします。
では、事務局から他に何かありますか。
(事務局 松尾)
ございません。
(島田会長)
では、本日はこれで終了します。ありがとうございました。
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