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議題・課題等提案【桑名広域清掃事業組合】 [319KB pdfファイル]
10 月 18 日 議 題 ・ 課 題 等 提 案 桑名広域清掃事業組合 部長会議資料 目 次 頁 ごみ処理施設整備運営事業について 1.現 状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.課 題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 3.今後の方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 ごみ処理施設整備運営事業について 1 現 状 当組合では、平成 23 年度からごみ固形燃料化(RDF化)に替わる可燃ごみの処理 方式の検討を進め、平成 27 年9月に「ごみ処理施設整備計画」として取りまとめた。 この「ごみ処理施設整備計画」に基づき、本年4月に本事業の実施方針を定めるとと もに、特定事業の選定・公表を行い、8月3日に入札公告を公表した。 今後、平成 28 年度末までに落札者を決定し、来年度早々には協定・仮契約の手続き を経て、本契約の締結を目指している。 ごみ処理施設整備計画の概要 1.共同処理区域(組合構成市町)は、桑名市・木曽岬町・東員町 2.新施設建設予定地は、旧焼却処理施設の跡地を利用 3.災害廃棄物等を含めた施設規模は、174t/日(87t/日×2炉) 4.処理方式は、ストーカ方式(燃焼処理方式)とし、灰は外部で資源化処理を委託 5.環境保全措置は、施設から発生する公害を防止し、周辺環境への影響を最小限 にするため、関係法令等より厳しい自主規制を定める 6.災害発生後においても、ごみ発電設備により、支障をきたすことなく通常運転 が可能 7.余熱利用は、優先的にプラント設備等に利用し、残りは発電し売電 注)新施設の整備に伴い、いなべ市が組合(広域処理)から脱退の予定 1 ごみ処理施設整備運営事業の概要 1.事 業 名 称:ごみ処理施設整備運営事業 2.公共施設の種類:ごみ処理施設 3.総 事 業 費:311 億 8,392 万円 4.入 札 方 式:一般競争入札総合評価落札方式 落札者は、非価格要素(提案内容の加点審査)と価格要素(入札 額)の合計(総合評価値)が最も高い者 5.事 業 方 式:DBO方式 設計、建設、管理運営を一括して委ねる民間活用事業手法 6.事 業 期 間:設計・建設期間は、契約締結日から平成 33 年 3 月まで(試運転期 間含む。ただし、事業者提案による短縮も認める。 ) 管理運営期間は、平成 33 年 4 月から平成 53 年 3 月までの 20 年間 (又は、建設終了から 20 年間。 ) ○入札公告における参加者の主な要件 ・建設業法に規程する清掃施設工事に係る経営事項審査結果の総合評点が 1,000 点 以上であること。 ・地方公共団体の一般廃棄物処理施設で、ストーカ炉の元請での設計及び建設実績 を2件以上有すること。 ・平成 14 年 12 月以降に竣工した施設の施工実績を有すること。 ・施設規模 174t/日以上かつ、1炉当り 87t/日以上の施設の施工実績を有する こと。 ・焼却廃熱を利用したボイラータービン発電設備を有する施設の施工実績を有する こと。 ○本事業の特徴 ・事業方式としてDBO方式を採用した。 ・新施設の設計・建設と新施設・既存施設(リサイクルプラザ、プラスチック圧縮 梱包施設等)を一括して管理運営する業務内容とした。 ・災害発生時には、外部からの物資供給及び人的支援等が無くとも施設の自立稼 動(1週間)を可能とすることを求めた。(BCP) ※PFIとDBOの主な相違点 (1)資金調達:PFIは民間資金、DBOは自己調達(交付金・起債等) (2)資産所有(事業期間中):PFIは民間、DBOは公共 □両方式は事業内容により選択されるもので、方式自体に優劣は無い。 2 2 課題 1.現状の課題 (1)人材確保(職員の高齢化) ①施設運営に必要な技術資格者の確保 ②設備メンテナンス、業務ノウハウの継承 (2)技術の高度化等 ①設備技術の高度化(コンピュータ制御等) ②環境基準等の強化(環境汚染物質の排出抑制等) ③ごみ処理の新技術・設備の研究、導入への対応 (3)事業コストの高騰 ○建築コストの高騰 (4)地域住民等の理解 ○迷惑施設(車両通行、騒音、悪臭等)に対する地域の理解と協力 2.今後の課題(新施設に必要な性能等) (1)安全・安心で信頼される施設 ○施設の安定稼動及び安全の確保 (2)地球環境に配慮した施設 ○地球温暖化への対応、温室効果ガスの排出抑制 (3)未利用エネルギーの有効活用 ○エネルギーの有効活用、発電効率 (4)経済性に優れた施設 ○ライフサイクルコストの低減、工期の短縮 (5)地域に親しまれる施設 ○地域との関連性、地元雇用及び地域貢献 3 今後の方針 1.DBO、入札方式(総合評価・性能発注等)の採用による課題対応 (1)人材の確保、技術高度化への適応 ①民間事業者が有する技術資格者及び業務実績で培ったノウハウ等の活用 ②民間事業者の柔軟な人的資源(採用、人材育成、事業所間異動等)の活用 (2)事業コストの削減 ①競争環境の構築によるコスト削減 ②一括発注(設計+建設+既存施設も含めた管理運営)のスケールメリットに よるコスト削減 ③性能を基本としたムダの無い施設設計、運営計画によるコスト削減 ④民間事業者の創意工夫(運営を前提とした施設整備)によるコスト削減 3 2.選定方式(総合評価による加点)による課題対応 (1)安全・安心で信頼される施設 ○BCP(事業継続計画)が優れ、災害、緊急時に迅速かつ確実に対応できる 提案 (2)地球環境に配慮した施設 ○省エネルギー、温室効果ガスの削減に効果のある提案 (3)未利用エネルギーの有効活用 ○発電効率および発電量向上に効果のある設備上の創意工夫に優れた提案 (4)経済性に優れた施設 ○ライフサイクルコストの低減、施設建設工期の短縮に優れた提案 (5)地域に親しまれる施設 ①地元経済の活性化(地元企業の活用、地元雇用の拡大等)に寄与する提案 ②CSR活動(地域貢献)に優れた提案 ■事業者選定から契約までのスケジュール(予定) 平成 28 年 8 月 3 日(水) 入札公告(入札説明書等の公表) 平成 28 年 8 月 22 日(月) ~8 月 26 日(金) 質問の受付(第 1 回) 平成 28 年 9 月 16 日(金) 質問回答の公表(第 1 回) 平成 28 年 9 月 28 日(水) ~9 月 30 日(金) 参加表明書、参加資格審査申請書類受付 平成 28 年 10 月 19 日(水) 参加資格審査結果の通知 平成 28 年 11 月 2 日(水) ~11 月 4 日(金) 質問の受付(第 2 回) 平成 28 年 11 月 25 日(金) 質問回答の公表(第 2 回) 平成 29 年 1 月 5 日(木) ~1 月 6 日(金) 入札書類の受付 平成 29 年 3 月中旬 提案書に関するヒアリングの実施 平成 29 年 3 月中旬 落札者の決定及び公表 平成 29 年 4 月 基本協定締結 平成 29 年 5 月 特定事業契約の仮契約締結 平成 29 年 5 月 特定事業契約の本契約締結 ※着色箇所は、実施済み。 ■施設整備スケジュール(予定) 平成28年度 事業者選定 期間 平成29年度 ・・・ 平成32年度 設計・建設期間 平成33年度 ・・・ 平成52年度 維持管理・運営期間※ ※工期短縮の提案があった場合、維持管理開始年月は前倒しとなります。 4