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会議録 - 七尾市

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会議録 - 七尾市
会議録
会
議
名
平成27年度七尾市健康福祉審議会 地域福祉分科会(第1回)
開 催 日 時
平成27年9月3日(木)15:00~16:30
場
フォーラム七尾 多目的ホール
所
尾田会長、川島副会長、奥村・藏・田島・橋本・春木・飛騨・廣澤・本丹・松尾
出
席
者
・山口・山﨑・吉田各委員(計14名)
登美部長、白田次長、谷一・濱・関森・高瀬・堀口各補佐・小原専門員・中村主任
配 布 資 料
第1回七尾市健康福祉審議会地域福祉分科会資料(当日資料、事前配布:持参)
内容【要旨】
1.開会
2.開会のあいさつ
(健康福祉部長)
本日はお忙しい中、第1回地域福祉分科会にご参加いただきありがとうございます。皆様には日頃か
ら福祉行政に大変ご協力いただき、また3年間の委員に承諾いただき感謝申し上げる。この分科会で
は、七尾市の地域福祉に関する計画の策定、進行管理など重要な事柄について皆様に審議していただ
くことになっている。本日は平成23年度に策定した「第2次七尾市地域福祉計画」
(10カ年計画)
について、進捗状況や平成27年度の取組みについて、皆様からご意見をいただきたい。2025 年団塊
世代の方々が全員75歳以上になる際、介護給付費が20兆円になるとの推計が出ている。平成26
年度は9兆3千億円であるから、倍以上になる。一方では、10年後の介護職員が全国で38万人も
不足という推計も出ている。福祉環境は年々厳しさを増しているが、高齢者を含めた全ての市民が住
み慣れた地域で、安全で安心して暮らせる環境を市民の皆様との協働で作り上げることが我々行政に
課せられている。今後、この分科会の重要性が益々高まると思っている。委員の皆様には福祉政策の
推進にますますご協力賜りますことをお願いし、挨拶に代えさせていただく。
3.議件
(1)会長の選任及び副会長の指名について(要綱第5条第1項の規定により委員から選任)
(事務局)
どなたがいいか。
(委員)
市社会福祉協議会会長の尾田氏が適任ではないかと思う。
(事務局)
会長を尾田委員に選任してよろしいか(拍手で承認)では、尾田委員よりご挨拶をお願いします。
(尾田 委員)
只今会長に就任した。皆様御承知のとおり、今、福祉を取り巻く状況や流れは、施設中心の福祉か
ら、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるという福祉を作るという大きな流れになっている。言
い換えれば、
「地域で支える福祉」がこれから求められ政策にも大きく転換しているところである。
このような観点から、この地域福祉分科会は、大変大事な分科会だと認識している。委員各位にお
かれては、会議において活発かつ積極的な審議をお願いし、挨拶に代えさせていただく。
(事務局)
要綱第6条に基づき、これより進行は、尾田会長にお願いする。また副会長の指名を願う。
(尾田 会長)
では、副会長には、川島委員を指名させていただく。よろしくお願いする。
4.説明・報告事項
(事務局)
【事前配布資料に沿って説明】
(1)七尾市健康福祉審議会及び地域福祉分科会の概要
(2)地域福祉計画の各施策の平成26年度の取り組み状況(別紙資料1参照)
(3)平成27年度の主な取り組み
1.地域福祉ネットワーク・自主防災組織への取り組み
2.生活困窮者への支援(生活困窮者自立支援法)
3.生活支援体制整備に向けた取り組み
4.地域福祉懇談会の開催
5.地域福祉の担い手育成
6.支え合いマップづくり事業
7.地域における支え合いの力の向上
8.七尾市地域福祉連絡表
(4)七尾市健康福祉審議会及び地域福祉分科会タイムスケジュール
第2回地域福祉分科会は、1月頃に開催予定。日程は会長と調整し決定させていただく。
健康福祉審議会は、先週第2回審議会が開催された。今年度は市健康増進計画改定の年であり、保
健医療分科会の進捗状況にもよるが最終素案を審議し、市長、議会への説明、パブリックコメント
の結果を踏まえ、2月上旬に第4回審議会を開催し市長への答申を行う予定である。
5.審 議
(委員)
①軽度生活支援事業について
市の軽度生活支援サービスを受けられる人は、10件しか申込みがないと聞いた。介護認定申請し漏
れた人しか対象にならない。この制度は一人暮らし、二人暮らし、住民税非課税の方が対象であるが。
質、中味によっても違うので、少し変えていただきたい。
生活援助者が地域にどんどん入っていき活動する場を作ってほしい。ボランティア形式でやる可能性
もある。介護ボランティアポイント制度は、将来的には、施設型ではなく自治型(地域)デイサービ
スが必要かと思う。津幡町が取り組み中であり、将来的に考えてほしい。
②地域コーディネーターの取り組みについて
自分の経験上、2~3人は必要ではないかと思っている。圏域等どういう協議体にしていくか。地域
のきめ細やかさがないと、サポートが出来ないのではないかと思う。
③生活・介護支援サポーター養成講座について
養成講座を受講後、受講で終わるのではなく、受講者が地域でどう活動していくのか。地域での活動
に対する方向性を出していただきたいし、していかなければならないと思う。将来も地域の中で暮ら
していけるようにするためには、やはりもう一歩踏み込んで、地域の中で出来る体制、仕組み作りを
していただきたい。
(事務局)
①インフォーマルサービスとして、市が軽度生活援助を行っている。「軽度生活援助」とは介護保険
の認定を受けていない方、もしくは申請をしたが該当にならなかった方、一人暮らし高齢者の方々等、
日常生活に支障がある方に対して行っているもの。認定が降りればヘルパーなどが入り介護サービス
が受けられる訳である。介護保険制度改革による地域包括ケアシステムの中で、今後介護の方で支援
するもの、地域で支援の一部をお願いするものである。地域での取り組み内容についてどういったこ
とが出来るかというところは、15地区で懇談会を開催していく中で社会福祉協議会と一緒に取り組
んで参りたい。今年度新たに取り組んでいる介護支援ボランティアポイント制度については、施設で
ボランティアしていただくと、1時間あたり1ポイント、最大1日2ポイントたまる。年間50ポイ
ントを上限とし、ポイントに合わせて年度末で最大5千円お支払いする制度である。ご指摘のとおり
今後は在宅や地域での活動にも範囲を広げる必要があるかと思うが、まずは地域での支援体制を整え
ることが先かと考える中で、ポイント制度活用の輪を広げることも検討していきたい。
②1層、2層でコーディネーターを分けている。1層については、市内圏域の目配り、2層について
は、介護保険でいうところの生活圏域または地区社協単位かで現在協議中である。活動単位について
は、準備会で検討中である。その中で、一人1地区となれば、仮に15地区で15人となる。一地区
一人担当する中でどのような支援が必要になるのか、また365日必要かどうか等についても、準備
会の中で進めていきたい。
③生活・介護支援サポーターについては、これまでも養成している。地域の皆様のご協力により、現
在106名が受講を終了した。サポーターを今後どのように生かし、地域の担い手となっていただく
かは、現在、(地域)福祉懇談会の中で(各地域での)様々なニーズがあるかと思う。地域の中でど
ういったサービスが必要か考える中で、やはり中心になっていただきたい。地域の中で活躍出来る受
け皿を、市と市社会福祉協議会と地域の皆様と一緒に考えていきたい。
(委員)
軽度の生活支援事業、見守りであるが、地域で一人暮らし、二人暮しで大変な方がいらっしゃるのに
そういう方に限って介護申請するかというとしない。(在宅で)介護申請をしなくても住民税非課税
の方に対しては、何らかの形でサポートしていかないと難しいのではないかと思う。必ずしも介護申
請しなくても(支援を)受けられるよう、今後の課題として検討願いたい。
(事務局)
専門的なサービスの必要な方はやはり認定を受けていただきたい。認定に至らない方々については、
地域の方々の力や、民間事業者等の持てる力を利用しながら、生活弱者(高齢者、障害者、子供、妊
婦)と言われる方々を、地域ぐるみで出来る支援を地域の方々とお話しさせていただきたい。
(委員)
私は今年、市の広報を見て、高齢者グループデイで市から補助が出る制度を知り、サロンを申しこみ、
4月から10名程で自宅で開催している。誰もがいつまでも健康でいきいきと、住み慣れた地域で暮
らす事が出来る支え合いのまちづくり、ということで貢献しているのではないかと思う。皆さん楽し
みにしてくれている。市の予算は年間6万円。出前講座をしたり水引講座等で使っている。飲食代は
(補助対象として)出ないので、皆で持ち合っている。周囲の人に話すと知らないという人が多いの
で、広報を見るよう促した。制度があまり知られていないようだ。
(事務局)
市では、高齢者グループデイ制度は、以前から行っているが、グループが育たない、立ち上がらない
現状がある。生活支援、介護予防という観点から(現状の制度についての善し悪しとは別に)担当課
と連携を執りながら、PRさせていただきたいと思う。
(委員)
私の地区(三室町)でも女性7~8名でやっていたが、市の補助を止めたと言う。
(理由を)聞いた
ら、市の手続きが難しいからお年寄りには無理だとのことであった。もう少し高齢者に易しく簡単に
申請出来るようにしていただきたい。
(事務局)
今後も市が行っている取り組みに対しては、やはりお世話される方の高齢化に伴い、事務の煩雑につ
いての声は充分聞いている。今後、事務の簡素化等を検討させていただき、各地域で(グループデイ
等に)取り組んでいただくために近い将来検討していきたい。
(委員)
私もサロンを立ち上げた。月4回の開催はなかなか難しい。月1回、全国でも2回が平均の中、市が
直接やる場合はいいが、民間では難しい。介護予防サロンは、市は少ないのでは。これからも日常の
問題である「認知症サロン」についても、柔軟な形で支援していくよう専門性と連携の中で、少し検
討願いたい。
(事務局)
高齢者グループデイの取り組みは、家庭に閉じこもりがちな方の「たまり場」としての意味合いを込
めて週1回外出していただこうという目的での開催である事にご理解いただきたい。認知症カフェ、
(サロン)については保険課から回答する。
(事務局)
事業名称は「家族介護寄り合い処」という。場所は、昨年は恵寿一本杉さん、グループホーム熊木山
荘ゆうゆう道場さんで行っていた。今年度は、ミナクル3階多目的会議室で月1回日曜日午後1時~
3時で開催している。利用者が少ないのが現状であり、委員からのご指摘のとおり改善していきたい
と考える。
(委員)
高齢者グループデイ、介護予防グループデイの事業はアイデアとしては非常に良いが、実際にやりま
しょうと言って引き受けて世話してくれる方がいないのが現状。世話する方がどれくらいいるのか。
中島地区は離れた地域もあり、月に何回もという訳にはいかない。バスを利用しての旅行だと人気だ
が、市で借用するのも制限があり、それも難しい。
(事務局)
(どのような分野でも)担い手を育てるのが必要かと思う中で、「生活介護、生活支援の担い手育成と
いうところでサポーターを市として養成していく。そのような方を中心に地域での担い手となってほ
しい。市のバス利用については、慰安でのご利用は出来ないのでご理解願いたい。
(尾田 会長)
意見がなければ、審議についてはこれで終了する。
(事務局)
次回、地域福祉分科会の日程は、1月を予定している。詳細については今後、会長とご相談させてい
ただきながら決めさせていただきたい。
(川島 副会長)
今回は、色々な報告等があった。各委員におかれても実績、情報提供があった。今後も是非このよう
なご意見やご報告をいただければ幸いである。
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