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第8回市民会議議事録

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第8回市民会議議事録
第8回瀬戸市地域福祉計画市民会議
(要約版)
日時:平成 17 年 1 月 27 日(木)
19:00∼21:00
場所:瀬戸市役所 104・105 会議室
事 務 局 : 地域福祉懇談会について計8回のうち3回開催しております。それぞれ 40 か
ら 50 名の参加がありました。地域福祉懇談会に参加していない方もございます
ので、今まで 3 回行いましたがその感想等、意見ありましたら発言いただきた
いと思います。
委
員
:
人数がどれだけ集まって下さるかということが、とても心配でした。それか
ら年齢的にはどうしても高くなってしまう。また、どうしても集まってくださ
る方が地域で誘い合って、テーブルもその人たちで固まってしまいます。ほと
んど顔見知りで新鮮味がないです。かえって市民会議のメンバーが入ってしま
うと、「おまえどこから出て来たんだ。」とまずそこから始ります。特に終わり
ごろによく発言したりだとか、だからそういった面でよかったのではないか。
もう一つは課題はどんどん出ますが、今度は解決の方がどうしても時間切れに
なってしまう。もっと考える時間が必要だと思います。
それから若い人の動員について私の私見も入るのですが、学生懇談会を仕掛
けていった方が良い、高等学校でも良いだろうし、大学、それも 3 つか4つ大
学から集めてやればもっと面白くなると思います。
委 員
:
私のグループの中で「どうせ自分が意見を言ってもそれを聞いている人たち
の意見が違うだろう。」ということをおしゃっており、「ここは、皆さん意見を
聞く場所なので意見が違うとか、良いとかではありませんので。」と言いました
が、「最初からここにいらっしゃる時にどうせ自分の意見を言ってもだめだろ
う。」そういった気持ちでいらっしゃる方を、とりあえずここに参加するという
ところに持っていくまでが非常にその大変だった。
意見がなかなか出ず、皆が少しずつ意見を出すと、出てくるんですけど、そ
この辺りまでが少し大変だったな。皆さんやはりこれを次にどうするのかとい
う部分に興味を持ってらっしゃる。
委
員:
率直な意見で言うとやはり組織の中の意見がよくあったことと、東明地区で
出た意見ですと、「高齢者はお嫁さんが見るのが本当なんじゃないか。
」「介護は
家族がした方が良いじゃないの」という意見が出たのが私すごくショックでせ
1
っかく介護保険制度が出てきたのに意識がまだまだそこまで行かない。それも
女性からの意見だったので、社会的なところで論ずる前の段階で住民の意識の
ところで結構バリアがあるのだなと感じました。
委
員
: 僕も予想以上に人が多いのに、「すげえな」と思いました。ただ僕の同年代は
ほとんど参加しておらず、若い人たちからの意見がないので、出てくる意見と
いうのが高齢者問題から入っていくところがあり、そこでイメージテーマを作
るのに、高齢者の課題に流されそうになりました。
前回、中央公民館に参加したときに目の前に深川の商店街とか宮前の商店街
があるにもかかわらず、商店街の人は一人も来ておらず、やはり魅力づくり、
おそらく僕が思っていることで瀬戸の魅力というところが薄れていくと住民意
識も薄れていくのかなと。活性化も含めて地域福祉懇談会を行うにあたって「商
工会にどういうアプローチをしているのかなと思いました。また僕の知ってい
る利用者さんの親に今回参加していただいたのですが、その親は学校の先生に
そのビラを見せたのですが、学校の先生はこんなのあるの知らないという方が
何人かみえたようで、そこに関しては本来、子を育てる親の意見ですとかそう
いったところを真剣に取り入れていかないと、高齢者問題と障害者問題に特化
した課題がどんどんどん出てきてしまいどうしたものかなという気がします。
先ほど言われたとおり次にどうつなげるかということで、こういう地域福祉
懇談会というものを定期的に何回か開かないと 1 回で終わってしまってはとて
もじゃないけど、集約しきれない部分ですとか吸い上げきれない課題とかあっ
たと思うので、2 回目 3 回目どうするかということについては、以降考えていき
たいと思います。
原田助教授: まだ 3 回終わったところで後半を迎えますので、改善できるところは改善しな
がらいい懇談会にできたら良いなと思います。グループをばらしたら良いという
のは 2 回目の反省で 3 回目のところはどういう方向でやられていましたか。
事務局:
バラバラにして座っていただくことをお願いしておりますが、座ってくれる
方もいるが座ってくれない方もいる。
原田助教授:
知った人がいるとやはり多少言いいやすいということもあると思いますし、
知った人ばかりだと「またか」ということになるし、全くばらしてしまうと、
「は
じめまして」みたいな風になってしまうし、2 日目だったと思いますけど知った
人ばかりで一島できてしまうことがあり、こういうことだけは避けたいので少な
くとも半分にする。そのあたりは、受付でできるだけばらす位で、厳密にくじ引
2
きせずに自然に誘導していくことにしたいと思います。
呼びかけの問題もありましたよね。呼びかけの問題も行政の方がやって下さ
っているのでしょうけれども、若い方がなかなか参加しない。
委
員
:
僕の年代ですと地域に関心がある人が少ないことをすごく感じます。やはり
サラリーマンは、朝早く起きて会社行って夜遅く帰ってくるので地域に全く興
味がない。それもわかるんですが、そういった人たちをどのように巻き込んで
いくのかということです。声を掛けた人たちに地域の行事に興味がない人が思
った以上に多いですね。
委
員
:
今の社会情勢から、別にここだけでない日本全体の問題ですから完璧を求め
るのは無理だと思います。特に東明と中央の公民館特に中央公民館の場合は皆
遠慮し合って意見が出てこない。半分くらいの方が最初から最後までずっと黙
っていました。いくら私が促しても返事しないです。
発言について現状をあまり完璧を望んでも仕方がないと思います。今、出て
いる意見をどうまとめ上げていくかということで、我々の力量の問題という気
がします。実際に 100 パーセント若い人から高齢者まですばらしい意見がでた
としてもそれが実際に実施できなければ何の役にも立たない。明らかに意見に
偏りがあるがこれはしょうがないのではないか。
原田助教授:
呼びかけは呼びかけとして、できるだけまだ残されているところは、参加し
ていただけるよう呼びかけしてほしい。ただ完璧には行かないので、いろいろな
人が集まるのは難しいだろう。大学生や高校生に機会があれば学校で声を聞いて
くるというのは考えていこうと思います。ただ大事なのは、どうまとめるかとい
う次の問題です。集まっている方が高齢の方が多いから、瀬戸の課題が高齢では
ないことを意識してこれが住民の総意ではないということを解釈しながらまと
めていこうと思います。むしろ次をどうするかということですから、地域懇談会
が終わった時に地域の方に頂いた意見をどのように返していくか、また次回相談
をしてまいりましょう。
委 員
:
一人の方がすごくこだわられて言いっぱなしで終わってしまう。特に「行政
は、何も聞いてくれない、何もやってくれない。けどおまえたちしっかりまと
めろ」
「全部実行しろ。」などいろいろ言われてきたが、とにかく最終的には「中
間報告をしなさい。」と「総括したものを広報に出す。」ということをしっかり
やってくれと言われました。
3
委
員
:
東明地区に参加された方で、社会福祉にかなり造詣の深い方が「社会福祉課
は本気でやろうとしている。」と言われ、私も実はそう思うと言いました。よう
やく行政側が住民の意見を吸い上げて本気で福祉計画をきちっとやろうという
気構えだけは、どうも感じ取ってもらえたような感じですね。
委
員
:
学生が集まるという意味の話だったのですけど、私品野地区なので周りにも
大学で一緒の子に声かけをしてみたのですけど、大学生というのは2月になる
と地元に帰る人がほとんどで逆にいないですよ。あと周りの知り合いの人にも
声を掛けましたが、7時というのが微妙な時間で結局、私の周りでは集まらな
いと思います。でも大学で例えばやるということになっても、多分うちの大学
は集まらないのじゃないのかなと思います。地域福祉に興味を持ってくれる子
もいますが、それは私の周りだけであって、他の人たちは例えば単位がもらえ
ればくるとか、単位があれば参加するけど単位がなければ参加しない。もしく
は、私出身の高校でやってみたりとかするのがいいのかなと、高校は名古屋か
ら出てくる子もいるのですが、瀬戸から出てきている子もいるので、大学より
も高校でやったほうが、若者の意見が聞けるのかなと感じています。
原田助教授:
住民参加が怖いのはこれを裏切ったらもう2度と市民の方は行政にはそっぽ
向いてしまいます。だから住民参加は、裏腹で住民参加はすごく期待感を持たせ
るのですけど、それを裏切ったらもう取り返しがつかなくなるので、我々もきち
っと住民の皆さんにフィードバックしていきたいと思います。もちろん行政の皆
さんも、そんな思いで今回やって下さっているわけですから、そこをしっかりや
っていければなと思っています。
懇談会は懇談会で平行しながら市民会議はもう一歩先に進んでいかなければ
いけません。そこで話題をしてありますように、まだ全部課題がわかりきった
わけではないのですが、一歩先に行くという意味で、今日は今までのものを踏
まえて、瀬戸市の地域福祉をどういう方向でこれから考えていけばいいのかと
いう、理念の部分の頭だしをします。今日ここで理念を決めるわけではないで
す。
今までの市民会議の議論やいろいろなものを踏まえながらどういう方向をこ
れから瀬戸市を考えていけばいいのか、その頭だしをしていきたいと思います。
瀬戸市地域福祉計画会議等開催状況という資料があります。去年の 7 月から顔
をあわせて半年間以上やってきました。その中で今、瀬戸市の福祉課題を整理
しようということで、この大きな三つの柱が動いてきていることを確認だけで
す。一つは、報告が出てまいりましたけど市民にアンケート調査をしました。
これは数値できちっと裏づけをしようということです。ただ今回懇談会と数値
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と実態がこう違っている、違っているわけではないのですけど、想いが違って
いたりしているところもありますが、ただいずれにしろ統計的な調査をしたも
のが一本ありました。それから今我々がやっているのは懇談会で地域住民の生
の声をとにかく拾っていこうということ。それから後でまたお話があると思う
のですけど、団体ヒアリングで当事者の皆さんの意見をきちっと聞いていかな
ければいけないですね。団体ヒアリングは社会福祉協議会の活動をメインにし
ていくということで点線にしてあります。団体からの生の声も最終的には瀬戸
市の福祉課題の中に、我々の課題の中に戻していただいて、整理をしていくと
いう大きく三つのアンケートと懇談会と団体ヒアリングをしながらこの福祉課
題というのをできるだけ全体を目配りしたものの整理をこれからするという段
階が出てきます。これが終わった次のところでこの課題をどう解決をしていく
かということ、計画を整備していくことを考えていきます。
今日から少し皆さんと一緒に考えていきたいのがこの部分です。課題整理を
ずっとしていきながら、先ほど言いました少し前を我々いつも考えていかなけ
ればいけないので市民会議としてはこういった課題もどう解決していくか、そ
のときの計画の理念ですね。瀬戸市の施策の方向性をどのように考えていった
らいいのだろうか。今日からこのことについて議論をしていきたいと思ってお
ります。
福祉課題の整理については結局、もう一回この開催状況を見ていただいて半
年間市民会議で我々がやってきたところを資料としていただいたわけです。何
回かワークショップをこのメンバーでずっと共通理解を作りながらやってきた
わけです。第 2 回の市民会議で行いました「こんな瀬戸市にしていきたい。」と
いう夢や希望を出してみようということで「こんなまちであったらいいな」こ
のときには、まだ課題を踏まえないで皆様方お一人お一人がこんな瀬戸であっ
たらいいなということを自由に書いていただきました。
今日からは今までの課題を踏まえながら市民の課題というものを、我々が受
け止めながら、「瀬戸市はこんな地域福祉をしていこう。」ということを考えて
いくことになります。第 2 回の 8 月にやった会議からそれを膨らませるという
作業をずっとしているわけです。第4回市民会議のときに、KJ法の第一ステ
ップで、類型化をするということ市民会議のメンバーの中でどんな課題が、今
瀬戸市の中で福祉課題があるかというのを出してもらって、大枠にするとおよ
そここにある 7 つくらいのカテゴリにまとめられるのではないか。あくまで仮
説ですが、この 7 つの仮説に住民懇談会で出てきたものを肉づけしていって、
7つで足りなければ、8 つ 9 つと増やしますし、市民会議で一度やったこの課題
で肉づけをしてこの類型でよければこれを活かしていくことになるわけです。
第 6 回市民会議の時にはその課題をもう少し広域市全域、中学校区、もっと身
5
近な近隣やそれぞれのレベルの中で特にどこが中心となって課題解決を図ってい
ったらよいか、市民が中心にできること、関係機関行政の支援が必要なものを
分けてきたのです。これは市民会議で一度やって、ある一つの仮説になるわけ
です。ここにまた住民懇談会で出てきたものを肉づけしながら、この枠組みで
いけるか検証をこれから作業としてやっていくことになると思います。こんな
ところから、施策という柱立てと事業化というものをしていくわけですけども、
これを市民のニーズに近づけるために、住民懇談会をしていろいろな声が出て
きたものを肉づけして整理をしていくという作業を課題整理の部分ではこれか
らさせていくことになります。今日の課題の整備は、こういうものを頭の中で
イメージしていただきながら、
「じゃあどういう方向性で瀬戸市の地域福祉を進
めていったらいいのか」という理念の部分を今日改めて議論していきたいと思
います。ここまでのところ何か質問はありますか。
理念のことを考える時に実は総合計画とあんまりバラバラであったらいけな
いのですけども、総合計画という理念のところを説明していただきたいと思い
ます。
企画課:
総合計画は市の一番基本となる地方自治法で定められた計画であり今回の福
祉計画はその福祉部門のいわゆる基本計画部分でもあるわけですけども基本計
画に位置づけする計画があるということです。2005 年から 10 年間その中の地域
福祉計画が位置づけられるということが一つと、分野別に市民の方と行政と議
論しています。こちらは公募市民の方ばかりですけども総合計画のほかの分野、
環境・経済そういった分野についてはいわゆる公募の市民の方々とその分野に
関係する理解のある団体代表そういう方も議論に参加しております。全体の最
初の理念の話ですが、24 人の市民メンバーの方々で同じようにこういった課題
をKJ法、市民アンケート調査をしておりまして、その中から導き出された方
向性として「市民が自立し助け合って市民が力を発揮する社会」にしていこう
というものをつくりまして、市民アンケート調査結果から最も行政が力を入れ
てやっていくということで現状今どうですか今後どうしていくかランクをつけ
ていく両方を掛け合わせて対策が必要だという部分が、インフラがしっかりし
ているということと、働く場がある経済的に自立している。税負担を少なくし
て今の市民サービスを維持していくということです。
原田助教授:
冒頭申し上げたとおり単独で地域福祉計画があるわけではないので、行政全
体の一分野ということになるのでそこの整合性を取っていかないといけないと
ころもあるかと思います。ただ今の時点ではそこのところの議論ではないので、
地域福祉の分野で何を大事にしていかなければならないかということを考えて
6
いきたいと思います。ただ抽象的に地域福祉で何を大事にしていくということで
はなくて、瀬戸の中で大事にしなくてはいけないコンセプトは何かということが
理念になってくると思います。そこのところを皆さんとフリーにディスカッショ
ンをして、
「こんなのがキーワードになりそうだ。」というくらいの整理ができて
いればと思います。
全く個人的な印象ですけども、瀬戸の皆さんとお話を聴く機会を少しいただ
いた中で、瀬戸の皆さんは変わってきている変化に戸惑っているという感じが
します。産業が変わってきたり、新しい住民の方が増えてきたり、瀬戸の地域
そのものが大きく変わってきているということを肌で感じているなかで、これ
からどうしたらいいだろうという変化にとても戸惑っていらっしゃるというの
がなんとなく感じていることです。そのことが瀬戸はすごくいいものがたくさ
んあるはずなのにむしろ「瀬戸は遅れているのではないのだろうか」
「昔の繁栄
の時代に比べるとなんとなく下降しているのではないか」という意識が強く、
自分の地域が好きだという自信がもてているかどうかという意識がアンケート
の中でもすごく気になるところです。瀬戸を引っ越したいという人が何であん
なに出てきちゃうのだろう。すごく気になっているところです。
そのような状況の中で瀬戸の地域福祉をどう作っていくか、瀬戸の地域福祉
を考えていく上で何が大事かというところを少し考えていただければ。皆さん
慣れてきたというか飽きてるかと思いますが、ワークショップで少しやってい
きましょう。少し頭だしして後はディスカッションをしていきたいと思います。
一人 3,4 枚にキーワードを出してもらいましょうか。
<ワークショップ中>
委
員
:
市民会議の際に何が瀬戸の魅力だということを聞くようにしていたんです。
窯焼きとか自然が魅力だと言われる方がいるのですが、本当に魅力かなと考え
る時があるんです。もう一回瀬戸の魅力というものを再発見したいな再構築な
のか再発見なのかわからないですけど、瀬戸の魅力というものをもう一回考え
ていきたいということ、そのベースとして住みやすいというのがスタンダード
にならないといかんだろう。前回の地域福祉懇談会で道泉地区の人が道泉みこ
し祭りのようなものを仕掛けてマンションの人たちと一体化していくというこ
となんですが、話していると「道泉地区というのは土地も無いから人も増えな
いんだよ。」
「マンションに住んでいる人を取りこむしかないじゃないか。」と怒
られたことがあってああなるほど地域診断という意味で自分の住んでいる地域
がどういう地区なんだということを知ることによって何か魅力づくりとかどう
いう風にしたら住みやすくなるのかなと、ぼくはこの三つが課題と思いました。
7
委
員
:
私はやはり自分自身が瀬戸で生まれて瀬戸で育ったのですけど、瀬戸を決し
て良いところだとは思っていなかったので瀬戸の再発見、もう少し自分で瀬戸
の良さを見直したということと文化とか伝統を大切にしたいということ、長根
連区でもこちらとこちらの地域の交流がないんだよとか隣が誰だかわからない
のだよとか地域を知る地域でのふれあい。これはやはりその前に皆さんに書い
ていただいた住み良い地域というのが一番大切だよねということです。夢です。
夢を大事にしないといけないということです。
委
員
:
私はとりあえず瀬戸に住み続けたいということ。そのためには子育て支援が
一番重要だということです。教育も確かに必要ですけど、なんで子どもが生ま
れないかというと支援がないということが、多分一番だと思うんです。だから
外から来ている人達が普通に集まれるところがないです。そのために子育て支
援というのが一番充実してもらいたいということであって、もう一つが私が瀬
戸に住みたい理由が田舎っぽさがある、お祭りをやったりだとか周りでちょっ
と花火大会をやるからちょっとみんなおいでよとか呼ばれたこともあって、田
舎っぽさがちょっと今瀬戸には無くなりつつあるかなということあるのですけ
ど、私の周りでは結構、お神輿かついでお菓子をみんなで配ったりだとか、そ
ういうのもあるのでそれを残していって都会にはない瀬戸のいいところ瀬戸の
田舎っぽさをうりにした瀬戸が良いのかなと思います。
委
員
:
高齢者の健康増進運動。瀬戸は高齢化がすごく進んでいるわけですけども、
これは日本的規模ですけども、高齢化を止めようと思っても止められないわけ
ですから、いかにして高齢化を遅らせるか、それは要するに元気な老人を活用
する。だからぼくは、老人に積極的に働きかけて健康増進をしていく。だから
公園だとか道の脇だとかに健康器具を置いてもらいたい。次に子育て支援です
ね、今でましたけどやはりこれが非常に多いと思います。核家族が進んでいる
ので年取った人の経験豊かな知識をやはり活用できるような形をつくる。やは
り若いお母さんおばあちゃん、おじいちゃんが仲良くできる場所それを設けた
らいいと思いますね。学校の空き教室で育児相談、子育て相談したら非常に厚
い人間関係ができるのではないかと思うのです。それから防災探検隊、自分達
の家の周りを歩いてみて危険な場所だとかそれから避難場所だとかいろいろ研
究して歩くのですよ、そこで話し合っていくと。
私が言いたいのは、防災意識はたえず持っていないといけない。そのために
は一人一人が認識しなければならない。普段から自分の足で歩いたところをみ
んなで話し合い防災地図をつくっていくといいと思うのですね。地域のね。こ
8
こは危険だぞとか坂があるぞとか、そういうことは絶対にやった方がいいんじ
ゃないか。それから教育関係です。教育コミュニティづくりですね顔と名前が
一致する関係。特に地域のどんな子どもがいてどんなお父さんお母さんおじい
ちゃんがいるかということです。だからそういった点で地域の人達が仲良く親
しくすれば泥棒も入ってこないし、そういう意味で名前と顔が一致するような
関係づくり、特に青少年に言いたいのは、悩みの相談電話ね。最近非常にねド
ラッグだとかそういった問題があります。だからそういった問題を結局抱え込
んでしまって悩んでる人が多いと思うから、気楽に電話ならボランティアとか
相談員を置いてとにかくしゃべることによってだいぶ変わってくると思います。
それから瀬戸はものづくりのまちですね。特に高齢者にものすごい技術を持っ
た人がいる。そのまま死んだら何もならないから、やはり残してもらわないと
いけない。ものづくりを伝承する場を是非設けてほしい。下手でもいいですよ
ね。茶碗でも作り方を覚えておくとね。
委
員
: 一つ目は、高齢者の活用ということです。高齢者の経験を活用していくこと、
特に子どもと高齢者が一緒になって元気になっていく。もう一つは、隣人との
コミュニケーション。何かあったときは、遠くの親戚より地域の他人です。私
の住んでいる地区では普段から近所の人たちと朝晩の声かけをしているので泥
棒が入ってこない。隣人とのコミュニケーションがこれから大事になってきま
す。昔は、いっぱいあったので泥棒も入ってこないし、戸締りもしなかった。
委 員
:
瀬戸は非常に古い地域で考え方もまちも古い地域、山を切り開いてつくった
新しい地域、もう一つ若い世代の地域の三層くらいあるのですが、地域の交流
がない。地域が交流するための何か全体でお祭りなど皆さんの顔が分かる仕掛
けをしていくことだと思います。二つ目は、子育ての将来を担う子どもがいな
いと我々も非常に不安で瀬戸全体も活性化しない。元気シルバーのやる気をど
う活かすか。活かす場やネットワークがない。ネットワーク作りをして活用。
ネットワーク作りを子どもというのをキーにやったらどうかなと思います。
私も福祉活動をやっている中で瀬戸には、社協に登録している 300 以上のボ
ランティア団体があるが、他の団体が何をやっているかわからないので活動と
してのマインドが弱い。各種関連団体のネットワークが広がらないので何らか
の方法で強くする。瀬戸にはベースがあり、潜在的なものがあるので上手く仕
掛けをすればわっと広がる。伝統文化の力を発揮させる。瀬戸は地場産業が衰
退している。地場産業をどうするか市民として納税する立場、暮らしていく立
場から、地場産業がしっかりしてくれないと難しいなという気がします。地場
産業と市民をどうつなげるかというキーワードとして挙げておきます。
9
委
員
:
まず自分の住んでいる地域をよく知ること。世代間の交流で最近の子どもは
怖いといいますが、話を聞いたらわかりあえるのではないか。自分の住んでい
る町内の防犯、夜の 7 時を過ぎると道が暗いので、犬の散歩やジョギングなど
をする人がワッペンするなりタスキをつけるなりして、防犯していることを知
らしめることです。
委
員
: 「瀬戸がどんなまちにしたいか。
」と聞かれたときに、アイデアの実るまちと
答えたい。お金がかかることを考えないということです。小・中学校でアイデ
アを全員に出させて必ず実現させて、瀬戸市はアイデアの実るまちだと実感さ
せないといかんのです。一言で言うと瀬戸市は、胸を張ってアイデアの実るま
ちだといえるようなまちにしたい。
委
員
:
過去にこだわらない未来に向けて考える、新しいまちづくりが出来ないかな
というのが希望です。瀬戸市は偏った意見で動いているまちだと感じており、
その部分を改善しないと、私が一番求めたい市民が動く気になるまちづくりが
できない。市民が意見を出してもそれに応えないというのが、今までの瀬戸に
あると思います。
委
員
:
瀬戸は、ほどほどの田舎とほどほどの都会な町で、今、地域の夢がなくなり
つつある。やきものが衰退している。そういう意味で地域の夢がなくなりつつ
ある。地場産業のやきものを大切にしようという言葉が単なるスローガンにな
りつつある。パイを大きくすべきか、小さいものを分け合うか、実際に皆さん
迷っています。右肩上がりの時代は工場の誘致の話もあったが難しい状況だ。
つまり前向きにやっていきたいことで、資源で勝負するのではなく、知恵で勝
負することです。
委
員
:
一つ目は様々なことに生きがいがあるということ、全ての世代に生きがいの
あるまち。次に心のバリアフリー、障害者の人や高齢者への差別意識をなくし
ていくということです。次に差別意識をなくして福祉を育てる、人材育成、福
祉分野の行政職の人を育てる。福祉行政職の方の専門性を高めて欲しい。もう
一つ人材育成として、ケアマネが福祉の理念の勉強をしていくこと。もう一つ
が福祉団体とボランティアの架け橋とする制度が名東区にはあり、瀬戸市もや
っていくと高齢者の方も自分の役立つことができるのではないか。
委
員
: 近所づきあい。26 年間瀬戸に住んでいるが、他の地域より近所のつながりが
他より強いと思います。名古屋から来た嫁が、
「近所づきあいが良い」と言って
10
いる。瀬戸の良いところを伸ばしてもらいたい。
原田助教授:
これからは地域福祉の理念をどうするかということをベースに考えていきた
いと思います。瀬戸市の地域福祉を考える上で何を大事にしたいか、これをコン
セプトとして理念としてどう整備するか考えていきたいと思います。大事なキー
ワードがいくつか出てきていますし、みなさんと少し議論しなければならないと
ころも出てきております。ただおもしろいのは、地域福祉の理念といいながら地
域のあり方の考えがよく出る。産業、意識、価値を高めていく。意見がよく出る
というのがこの市民会議の特徴だと思います。高齢者や障害者の支援が必要な人
たちだけの地域福祉では無いところがとても大事なことだと聞かせていただき
ました。大きなところからいくと一人一人が生きがいの持てる、アイデアが実る
とか、夢が持てることが大きな区分になります。
委 員
:
自分は福祉の仕事に携わっているが、仕事をしていて福祉を追求すればする
ほどまちづくり、まちおこしだと感じてきて福祉より瀬戸の魅力が前面に出た
ほうがいいと思うし、瀬戸とせとものは切っても切れないものだと思う
委 員
: 外国人が 3,500 人いるが、昔は外から人を受け入れてきたが、今の経済状況
が悪いため排他的になっている。経済をよくしていくことが重要で。瀬戸がせ
とものにこだわるとしたら市民がアイデアを出していくことです。例えば学校
の壁をせともので貼ったりするような特徴あるまちづくりをしていく。
委 員
:
私の思う地場産業は、ファインセラミックスなどの最先端産業をどんどん伸
ばすべきだ。世の中が欲するものを地場の産業を活かして作っていくべきだ。
原田助教授: ここで大事な議論は、瀬戸の地域福祉を考えていく上で、福祉のことだけを考
えていてはダメだということで、産業を含めて福祉をよくすること、福祉だけに
特化しない、福祉とまちづくり、産業にまで関われるかというのがこれからの議
論です。先日、常滑の生涯学習に参加して常滑のやきものは市民参加が盛んだと
感じました。瀬戸市は、どうでしょうか。
委
員
:
瀬戸も行っていますがそこに一本合理性にかけている。当事者になると状況
がわからない。意見をすると大きな反発があります。
委
員
: だからアンケートにでた 2 年目から 10 年目の人が引っ越したくなるというの
はそこです。外から来た若い人たちは、そこがおもしろくない。意見すればバ
11
ーと叩かれる。
原田助教授:
あくまで福祉という視点からそこのところにどう働きかけができるのか可能
性を探りたいです。福祉の課題を住民の間で共有することでどういう風にしたら
福祉について住民と共有できるか。地域福祉を瀬戸でやっていくことで排他性の
ようなものがあるとしたら、どう楔が打てるのかそこのところで具体的なものは
ありますか。
委
員
:
懇談会でもアンケートの防犯なら参加したいというのが結構あったので、そ
こから取り掛かることで、福祉の切り口になるのでは。
原田助教授:
一つの切り口として防犯、防災、安全、安心をキーワードに地域に入ってい
くことができないか。
委 員
:
防犯・防災は、地区ごとで防災上の観点から個人調査をしているがそれはみ
んな協力している。
委
員
委 員
: 防犯は、犬の散歩をしている人たちが割りと簡単にできるのではないか。
:
住宅密集地防犯に意識が高く、住宅密集地から外れたところは防災の意識が
高い。地域によって異なります
委
員
: 私は防火を入れてほしい。
原田助教授:
一つはキーワードとして安心とか安全の地域を考えていく、具体的には防犯、
防災が挙げられ、そこから実は障害のある方や独居高齢者とか地域のつながりに
結び付けていくことが考えていけるのではないか。
委
員
:
地域の清掃が地域の情報が共有できる手段として取り組んで地域の情報が共
有できる。今はほとんどやっていないのではないか。
原田助教授:
地域が清掃やラジオ体操を通して結び付いていくということですね。今出て
きたキーワードは、地域福祉のまちづくり、地域福祉の安全とか安心とか地域福
祉のつながりみたいなところとか・・・
委
員
:
名古屋学院大学の学生が運営する喫茶店にいろいろな仕掛けが、アイデアが
12
実現する。
委
員
:
アイデアを実現化していくこととは、小さなことが実現して成功させていく
合理性が必要だということ。文句は言うが具体的に形にして提案する人がいな
い。相手が納得するものを出していく。合理的に、将来像を示すことがアイデ
アを実現させるための一つの手段です。もう少し合理的に大きな目で見ていっ
てほしい。
原田助教授:
これは住民が身につけて市民参加の具体的な方法で、広い意味でこれは使え
ますね。最終的にはこれらを盛り込んでいきたいわけですけども、何を柱にして
いくかということです。
委 員
:
瀬戸に住んでいるので瀬戸を誇りにしたい。若い人たちを取り込みたいとい
う気持ちならば、若い人たちがそういう意識に引き立てる何かが必要なわけで
す。何が引き立てるのかというと、役所の本気と現実的に起こる身近な改革だ
と思います。身近で起きることを実感すると波及効果が大きいと思います。具
体的な例として小、中学校で弁論大会を開き優秀な一生徒の意見を必ず実現す
ることです。こういうことによって瀬戸市をよくしようという意識に持ってい
けたらよいと思います。アイデアは聞くととてもおもしろい。アイデアを誰か
出すといろんなことに活かせるしタダだから役所が喚起していくべきだと思い
ます。アイデアを上手く出す。アイデアは活かせるしタダだから。
原田助教授:
障害のある方からアイデアが出るのでは。もう一つの重要な要素としてお年
寄りのシルバーの力、このあたりは何かありませんか。
委 員
:
子育て支援でここ数年増えている子育てのグループができ保育園を使ってい
る。子育て支援センターができてから、保育園が場所を提供していて一度見に
いったら意外と良かった。
原田助教授:
支援の中身ではなくて理念に戻して考えた時に子どもがいきいきと健やかに
育てていこうという考えですね。具体的な施策をどうするかというのは、次の段
階で議論して行きたいと思います。
委
員
: 是非、子どもを大事にしたまちでほしい。
委
員
: 子どももシルバーも元気なまちにしたい。
13
原田助教授: 子どももシルバーも元気なまちですね。
委
員
: 瀬戸市は市バスがない市だから移動というテーマは何かないでしょうか。
原田助教授:
委
員
地域の移動手段は具体的な施策の部分となるので理念として考えるとどうか。
: 閉じこもらない社会自己実現の社会
原田助教授: 理念として開かれて社会ですか。
委
員
: 特に男性が閉じこもってしまう。特に男性老人がでてきて欲しい。
原田助教授: 理念としては「開かれた地域」としその中で具体的なものとして、閉じこもり
の問題や移送の問題が施策として出てくるわけですか。
委
員
:
60歳の人は元気な人は若いので老人会に入れない雰囲気があるが、60代
の人も入ればそれぞれの目的で動くと思います。
委
員
: 75歳を過ぎると閉じこもる人が多い
委
員
: 老人はシルバーと呼ばれるのを嫌がっている
原田助教授: 何か瀬戸で新しい呼び方を決めましょうか
原田助教授:
今日の段階では、大事にしていこうというところで、6つあります。一つは
瀬戸市の地域福祉というのは「開かれた地域」を作っていくんだ。「まちづくり
との関連」を大事にさせていく、福祉を元気になることがまちが活性するし、ま
ちが元気にならないと福祉がよくならない。それから「安心安全」なまちづくり、
まちの移動や移送についての課題、
「つながり」
「アイデアが実現できる」ような
地域福祉。「子どもも元気だし高齢者も元気」な地域福祉。大体今の6ぐらい頭
出しできました。これに肉づけをし、市民の方に分かりやすく「瀬戸市の10年
後の福祉はこういったコンセプトで行きますよ。」というものを示していきます。
事務局:
次回の市民会議は、2月24日になります。
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原田助教授: 次々回は、空いている時間を使って皆さんに作業をしていただきます。地域懇
談会で出てきたカードを整理し類型化していく作業を行っていきます。
社会福祉協議会:
地域福祉活動計画は行政と別に社会福祉協議会が地域福祉計画と整合性と役
割分担を考えながら策定いたします。具体的な行動を取れる計画を重点に取り組
んで意向と考えております。アンケート調査を地区社協とボランティアに行いま
す。地区社協を一地区4回ワークショップを地域を限定して行なって行きます。
女性団体にはヒアリング調査を行いたいと思います。皆さんの中で聞いてみたい
ことがありましたら電話又は FAX で頂けたらと思います。
事務局:
次々回は3月9日(水)に市民会義を行います。(欠席予定は1名のみ)
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