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予算概要関連資料

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予算概要関連資料
平成27年度
予算概要関連資料
各区局の予算案における
環境未来都市関連事業
温暖化対策関連事業
温暖化対策統括本部
〈 目
次 〉
ページ
1
環境未来都市の推進 ~環境未来都市推進プロジェクト~
‥‥‥
1
2 温暖化対策の推進
(1)エネルギーの安定供給・自立化と節電・省エネの推進
(2)脱温暖化行動(緩和策・適応策)の推進
(3)温暖化対策に有効な制度の運用や仕組みの検討
‥‥‥
‥‥‥
‥‥‥
5
12
16
3
‥‥‥
17
区における温暖化対策推進事業
※凡例:
【新】… 平成 27 年度新規事業、【拡】… 平成 27 年度拡充事業
〈 予
算
規
模 〉
※ 表中の各項目は百万円未満で四捨五入しているため、各項目の合計と合計欄の値が
一致しない場合があります。
1
環境未来都市の推進
低炭素・省エネルギー
水・自然環境
超高齢化対応
クリエイティビティ
チャレンジ
環境未来都市計画5分野
(単位:百万円)
合計
◆うち、環境未来都市推進プロジェクト …
2
27 年度
580
4,149
3,227
2,369
15,063
25,388
温暖化対策の推進
(単位:百万円)
27 年度
4,695
2,494
117
7,306
各区の取組(2の内数)
区における温暖化対策推進事業
増▲減
▲1,128
▲591
282
▲158
▲4,051
▲5,646
1 億 2,490 万円
エネルギーの安定供給・自立化と節電・省エネの推進
脱温暖化行動(緩和策・適応策)の推進
温暖化対策に有効な制度の運用や仕組みの検討
合 計
3
26 年度
1,708
4,740
2,945
2,527
19,114
31,034
26 年度
5,241
1,815
93
7,149
増▲減
▲546
679
24
157
(単位:百万円)
27 年度
62
26 年度
51
増▲減
11
環境未来都市の推進 ~環境未来都市推進プロジェクト~
環境未来都市構想は、地球温暖化・省エネルギー対策、超高齢化対応等の課題を解決
しながら経済成長も進め、
「誰もが暮らしたいまち」、
「誰もが活力あるまち」を実現する
ことを基本コンセプトとしています。
22 27年度、横浜市は、低炭素・省エネルギー、水・自然環境、超高齢化対応、クリエイ
ティビティ、チャレンジの5つの分野に大別した取組に加え、区局や分野の壁を越えた
連携によって新しい成功事例を創り出す「環境未来都市推進プロジェクト」を進めると
ともに、市内各地域へと地域特性を活かした取組を展開していきます。
さらに、取組内容や成果を国内外へ発信し、国内外の諸都市との連携強化を図ること
で、環境未来都市の実現に向けた取組の推進を加速させます。
<主な取組>
都心部の新たなまちづくりに取り組みます。
にせんごじゅう
『みなとみらい2050※1 プロジェクト』4,400 万円
①「環境未来都市・横浜」にふさわしいスマートなまちづくり
環境未来都市・横浜にふさわしいエネルギー、グリーン、アクティビティ、エコ・モ
ビリティなどの様々な取組について、みなとみらい21地区を中心に分野横断的に推進
し、環境ショーケースとして国内外に発信していきます。
・自立分散型エネルギーの形成に向け
たエネルギー、
・「まちかどの緑」など、花と緑の賑
わいを創出するグリーン、
Energy
Eco‐Mobility
Green
・Wi-Fi 環境整備や、新たな MICE※2拠
点整備を進めるアクティビティ、
・次世代交通の実用化を図るエコ・モ
ビリティ、
Activity
「世界を魅了する
最もスマートな環境未来都市」の実現
②アジア・スマートシティ会議
アジア新興国諸都市における持続可能な
都市発展を目指し、低炭素社会に関する先
見的なビジョンや先進的な技術を共有する
ため、アジア・スマートシティ会議を開催
します。
などの取組を公民連携で推進して
いきます。
※1 環境未来都市における将来ビジョンは、横
浜市における 2050 年の姿を念頭においてい
る。
※2 企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報
奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・
団体等が行う国際会議(Convention)、展示
会・見本市、イベント(Exhibition/Event)
の頭文字のことであり、多くの集客交流が見
込まれるビジネスイベントなどの総称。
〔温暖化対策統括本部環境未来都市推進課 ℡671-2477〕
- 1 -
郊外部の活性化・低炭素化を進めます。
『持続可能な住宅地モデルプロジェクト』4,000 万円
多様な主体と連携し、超高齢化等、地域の課題解決に取り組み、持続可能な魅力ある
まちづくりのモデルを創り出します。
青葉区たまプラーザ駅北側地区、磯子区洋光台周辺地区及び相鉄いずみ野線沿線地域
では、鉄道事業者やUR都市再生機構と連携し、子育て支援、多世代交流、地域エネル
ギー等の課題解決に向けた取組を進めるほか、住民参加型のモデル事業等を実施します。
また、十日市場町周辺地域では、市有地を活用したまちづくり提案を民間事業者から
公募し、事業者の選定を行います。
たまプラーザ
洋光台
相鉄いずみ野線沿線
〔建築局企画課 ℡671-3627/建築局住宅再生課 ℡671-4543〕
『スマートな住まい・住まい方プロジェクト』5,400 万円
エネルギーを賢く利用する住まいや住まい方について、既存住宅のエコリノベーショ
ン(省エネ改修)への補助の実施や、住宅の省エネ化に関する市民向け相談会、などの
様々な取組を通して、市民生活への普及啓発を図り、経済活性化につなげていきます。
①住まいのエコリノベーション推進事業 4,200 万円
既存住宅のエコリノベーション(省エネ改修)に対する補助や、
「学びと実践の場」
となるアカデミーなどを通して、住まいの温暖化対策を推進します。
これらの取組により、民間市場における既存住宅の温暖化対策を誘導し、あわせて
「健康」の要素を備えたエコリノベーションを促し、市民への普及啓発や市内企業の
技術力向上につなげていきます。
〔建築局住宅政策課 ℡671-2917〕
②省エネ住宅相談員(コンシェルジュ)登録制度 200 万円
省エネ住宅相談員の技術・知識向上を図り、市民からの
住宅の省エネ化に関する幅広い疑問に答えられる
「コンシェルジュ」として育成します。
〔建築局住宅政策課 ℡671-2917〕
省エネ住宅リフォーム相談会
③スマートな住まい・住まい方の普及に向けた広報 300 万円
住まい・住まい方に関連する施策の情報を組み合わせ、市民へわかりやすく情報発信
するとともに民間事業者等と連携しながら、幅広く広報を行います。
〔温暖化対策統括本部環境未来都市推進課 ℡671-2477〕
④横浜スマートコミュニティ支援事業 700 万円
市内中小企業の技術開発等を促進するため、スマートグリッド等の実証実験を支援
〔経済局成長産業振興課 ℡671-3487〕
します。
- 2 -
区役所提案によって地域における環境未来都市の推進に取り組みます。
環境問題や超高齢化への対応等の課題解決を実現する視点から、各区からの提案をもとに、
地域の特性に応じた環境未来都市・横浜にふさわしい取組を推進します。
(ア)『「千客万来つるみ」プロモーション事業』250 万円
歴史や文化など鶴見の魅力を発信し、地域、企業、行政等の連携によって取組を進めるこ
とで、地域コミュニティの一体感を高めるとともに、区外からの集客促進によって、地域経
済の活性化を図ります。
〔鶴見区区政推進課 ℡510-1675〕
(イ)『くぬぎ台小学校の跡地利用を契機とした地域活性化プロジェクト』133 万円
旧くぬぎ台小学校の跡地利用を契機に、周辺地域の特性や実現性を踏まえつつ、地域の活
性化に向けた魅力づくりのため、住民主体によるまちづくりを支援していきます。
〔保土ケ谷区区政推進課 ℡334-6227〕
(ウ)『超高齢社会における地域による見守り支援サービスの検証』【新】150 万円
高齢化が進む共同住宅等において、単身の高齢者等が安心して暮らせるよう、情報通信技
術を活用した新たな支援システムの試験導入を行い、地域の中で相互に支えあう支援サービ
〔磯子区区政推進課 ℡750-2330〕
スの実現性について検証します。
(エ)『環境未来都市 横浜“かなざわ八携協定”の推進』【拡】840 万円
少子高齢化や地球温暖化などの社会的課題の解決にむけて、交通事業者、大学、企業、団
体などとの連携協力の輪を広げながら、豊かな自然を次世代に引き継ぐとともに、金沢のま
ちをさらに盛り上げ、その魅力を広く内外に発信します。
〔金沢区区政推進課 ℡788-7720〕
(オ)『環境学習講座(港北水と緑の学校)の実施』160 万円
鶴見川流域の豊かな自然環境を生かして、小学生を中心とする区民向けの体験型環境・防
災学習講座を実施します。
〔港北区区政推進課 ℡540-2230〕
(カ)
『郊外部の団地における日常生活を健康で豊かにするためのモデル事業』150 万円
高齢化の進む山下地区の団地において、住民が健康で豊かな日常生活を送るために新たな
移動システムによる利便性の向上や空き地の活用などのモデル事業を地域との協働により
〔緑区区政推進課 ℡930-2218〕
実施します。
(キ)『栄区東部郊外住宅地の持続可能な魅力あるまちづくり事業』【新】350 万円
上郷東地区の住宅地において、少子高齢化や人口減少が進む中で、将来にわたって暮らし
やすく地域の人が生きがいとつながりを実感できる地域コミュニティの形成を図り、地域の
〔栄区区政推進課 ℡894-8330〕
方々と協働でまちづくりを推進します。
(ク)『「ぽかぽかプラザ」を拠点とした
阿久和南部地域の支えあい推進事業』【新】50 万円
阿久和南部地区地域福祉・交流拠点「ぽかぽかプラザ」
を活用して、地域の高齢者・障害者・子育て世帯等への生
活支援や見守りの取組を行い、地域の支え合いを推進しま
す。
〔瀬谷区区政推進課 ℡367-5630〕
(オ)
(カ)
(ク)
(ア)
(イ)
(ウ)
(キ)
(ア) ~ (ク) 地域展開の取組
(エ)
みなとみらい2050PJ
持続可能な住宅地
モデルPJ
- 3 -
環境未来都市・横浜の取組を推進し、世界に発信します。
『広報・普及啓発・国際連携事業等』3,030 万円
環境未来都市・環境絵日記展、スマートイルミネー
ション横浜、ショートショートフィルムフェスティバ
ル&アジアなど様々な取組を通じて、環境未来都市の
ねらいや取組を市民向けに発信します。
また、環境問題や超高齢社会への対応など様々なテ
「環境未来都市・環境絵日記展 2014」
ーマについて、OECD(経済協力開発機構)※や
表彰式
C40(世界大都市気候先導グループ)と連携し、国際社会における環境未来都市・横
浜の情報発信や都市間協力を推進します。
※「高齢社会における持続可能な都市政策」プロジェクトへの参加など
〔温暖化対策統括本部環境未来都市推進課 ℡671-2477〕
環境未来都市計画に位置づけられる5つの分野と主な取組内容
環境未来都市計画では、低炭素・省エネルギー等、次の5つの分野を掲げ、それぞれの
取組を進めています。なお、クリエイティビティは文化芸術のまちづくりなど横浜の強み
を活かした地域活性化の取組分野で、チャレンジは成長産業の強化など、市内経済の活性
化に資する取組分野です。
[低炭素・省エネルギー]
5 億 7,998 万円
横浜スマートシティプロジェクト
低炭素型バスによるCO2削減事業
港のスマート化
[水・自然環境]
8,437 万円
1 億 6,170 万円
2 億円
41 億 4,892 万円
公民連携による国際技術協力事業
海外水ビジネス展開支援
水再生センターの高度処理化等
[超高齢化対応]
4,148 万円
2 億 3,778 万円
4 億 5,055 万円
32 億 2,683 万円
よこはまウォーキングポイント
在宅医療連携推進事業
市民の健康づくり推進事業
[クリエイティビティ]
2 億 2,935 万円
2 億 9,115 万円
5,776 万円
23 億 6,852 万円
横浜芸術アクション事業
横浜都心部コミュニティサイクル事業
MICE誘致・開催支援事業
5 億 1,556 万円
3,595 万円
1 億 9,101 万円
ハマこい炎舞 2012(Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2012)
[チャレンジ]
150 億 6,342 万円
国際戦略総合特区推進事業
国際コンテナ戦略港湾推進
エキサイトよこはま22推進事業
1 億 2,000 万円
122 億 9,799 万円
8 億 1,250 万円
- 4 -
温暖化対策の推進
(1)エネルギーの安定供給・自立化と節電・省エネの推進
東日本大震災に端を発した電力不足は、エネルギーの安定供給や自立性の確保の必要
性を強く認識させました。
本市は「環境未来都市」として、低炭素・省エネルギーで市民が活力にあふれ、幸せ
に生活している都市の実現に向け、率先して節電・省エネ・創エネの取組を推進すると
ともに、低炭素社会に向けたライフスタイルの変革をより一層進めていきます。
<主な取組>
究極のクリーンエネルギーと呼ばれる水素エネルギーの利活用を推進します。
『水素エネルギー利活用推進事業』【新】
・固定式水素ステーション整備費補助 7,000 万円
燃料電池自動車(FCV)普及のため、固定式水素ステー
ションの整備に対して整備費補助を実施します。
・1施設あたり 7,000 万円(定額)1か所
・移動式水素ステーション設置促進補助
120 万円
燃料電池自動車(FCV)の普及初期において有用とされている移動式水素ステーシ
ョンについて、土地賃借料に対する補助を実施します。
・土地賃借料の2分の1(上限 10 万円/月)1か所
・産業車両への水素エネルギーの利活用検討
80 万円
FCVや家庭用燃料電池以外の分野として、フォークリフト等の産業車両での水素エ
ネルギーの利活用検討を進めます。
〔温暖化対策統括本部調整課 ℡671-2683〕
『次世代自動車普及促進事業』
【新】
・燃料電池自動車(FCV)の購入(公用車)2,300 万円
FCVを公用車として導入し、普及啓発等に活用していきます。
・公用車への導入 3台
・燃料電池自動車(FCV)の購入補助
500 万円
市民の皆様や事業者がFCVを購入する際に補助を実施し、初期需要の喚起を図るとと
もに、大気汚染の防止や運輸部門におけるCO2の削減を進めます。
・市民等の導入促進補助 10 台
〔環境創造局交通環境対策課 ℡671-3825〕
『燃料電池バス調査』
200 万円
燃料電池バスの導入に向けた車両や水素ステーションの調査研究を進めてまいります。
〔交通局運輸課 ℡326-3858〕〕
『家庭用燃料電池システムの普及促進』1,050 万円
家庭における自立分散型電源の導入促進の一環として、
停電対応型の燃料電池システム(エネファーム)の導入
支援を行います。 〔環境創造局環境エネルギー課 ℡671-2666〕
- 5 -
『下水汚泥消化ガスからの水素エネルギー創出に向けた研究』【新】2,160 万円
カーボンニュートラルな再生可能エネルギーである下水汚泥消化ガスを用いて、水素
などのエネルギーを創出する研究を民間企業と連携して進めます。
下水道資源
技術開発
エネルギーの活用
・水素
・熱
・メタン
・電気
消化ガス膜分離技術
汚泥消化ガス
・自動車
(燃料電池、電気、天然ガス)
・熱エネルギー
・ガス発電
燃料電池など
〔環境創造局下水道事業推進課 ℡671-2940〕
『水素安全国際会議関連事業』
【新】600 万円
第6回水素安全国際会議(International Conference on Hydrogen
Safety)が、日本で初めて本市で 10 月に開催されます。このような国
際会議の場を生かして、本市及び市内企業の取組を発信します。
〔温暖化対策統括本部調整課 ℡671-2683〕
横浜スマートシティプロジェクトの実証成果を生かして、
事業者・市民等の参加によるエネルギー循環都市の実現に取り組みます。
『横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)』8,437 万円
①横浜スマートビジネス協議会の発足
横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)の実証成果を生かし、エネルギー循環
都市を実現させるため、新たな公民連携組織である横浜スマートビジネス協議会を発足
します。
この協議会では、28 年度からの電力の小売全面自由化をにらんだエネルギー管理シス
テムの運用やエネルギー連携に関連した新たな取組の推進、これまで培った技術・シス
テムの国内外への展開を進めていきます。
〔温暖化対策統括本部プロジェクト推進課 ℡671-2636〕
- 6 -
②特定供給等面的利用の促進
市大センター病院と南区総合庁舎等の
間での特定供給※1によるエネルギー連携
事業を進めるため、26 年度から実施して
いる工事に引き続き、低圧線等埋設工事
や総合試運転調整を行います。
〔温暖化対策統括本部プロジェクト推進課
℡671-2636〕
『低炭素型次世代交通推進事業』962 万円
運輸部門における二酸化炭素排出量を削減するため、国や民間事業者等と連携しなが
ら、超小型モビリティ等の次世代交通の取組を推進します。
・超小型モビリティなどを活用したカーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」や「smaco
(スマコ)
」などのプロジェクトを推進します。
横浜で展開する2つのワンウェイ型
カーシェアリング
・低炭素型次世代交通に係る取組をフォーラムなど
様々な場を活用して情報発信し、普及啓発するとと
もに、市民体験を促進し、市民が「見る・知る・
利用する」機会を創出します。
〔温暖化対策統括本部プロジェクト推進課 ℡671-2636〕
『横浜グリーンバレー(YGV)』1,500 万円
モデル地区である金沢区を中心に、エネルギー施策の展開、環境・エネルギー産業の
育成、環境啓発拠点の創出に取り組む横浜グリーンバレー構想を推進します。
エネルギーの需給量が大きい金沢区臨海部において、地元企業を中心としたエネルギ
ーマネジメントや事業所間のエネルギー融通に向けた取組を実施します。また、26 年度
から開始した独自のカーボン・オフセットの取組を拡充し、世界トライアスロンシリー
〔温暖化対策統括本部プロジェクト推進課 ℡671-2636〕
ズ横浜大会でも実施します。
2014 世界トライアスロンシリーズ横浜大会
国際ブルーカーボン※4・シンポジウム in 横浜
※1 発電した電気を資本など密接な関係を有する特定の相手に供給できる制度。
※2 Cogeneration System(コージェネレーションシステム)の略。ガスエンジンなどで発電する一方、その廃
熱を利用して空調等の熱需要をまかなうシステム。
※3 Building Energy Management System(ビル用エネルギー管理システム)の略。ビルの電力負荷や熱源負荷
を総合的に管理するシステムで、システムを複数連携させることで多様な特性のビルをグループ管理するこ
とも可能となる。
※4 海藻や海水熱利用など海洋資源を活用した温暖化対策のこと。
- 7 -
温暖化対策と更なる資源の有効利用を目指します。
『下水道事業からのエネルギー創出』18 億 7,328 万円
南部汚泥資源化センターでは、下水汚泥の焼却施設の更新にあわせ、「焼却」から
「燃料化」へ転換し、下水汚泥から石炭代替燃料を創出する事業(PFI 方式)を実施
しており、27 年度に施設を完
成させます。
また、汚泥処理の過程で
発生するバイオガスを用い
た発電と都市ガス代替燃料
としての利用を進めます。
さらに、西部水再生セン
ターの施設上部を活用した
太陽光発電を行うなど、再
生可能エネルギーの活用を
積極的に推進します。
〔環境創造局下水道設備課 ℡671-2816〕
事業者の低炭素ビジネス・環境経営を支援します。
『中小製造業設備投資等助成事業(節電対策等)』6,500 万円
中小製造業の経営改善や競争力強化を促進するとともに、環境に配慮した生産活動
を進めるため、節電対策設備等への投資に対し、助成を行います。
〔経済局ものづくり支援課 ℡671-3839〕
『成長発展分野育成支援事業』1 億 3,600 万円
「環境・エネルギー」、「健康・医療」、「観光・MICE」などの成長・発展分野に
おいて、新たな技術・製品・サービスの開発などに取り組む中小・中堅企業に対する
助成を行います。
〔経済局成長産業振興課 ℡671-3487〕
『横浜環境ビジネスネットワーク事業』892 万円
市内中小企業の技術連携や企業間ネットワークの形成を促進するため、環境・エネル
ギー分野のセミナーや技術研究会を開催します。また、市内企業の販路開拓を支援する
〔経済局成長産業振興課 ℡671-3487〕
ため展示会への出展支援を行います。
『保育所等整備事業(環境配慮設備工事)
』9,000 万円
保育所等の新設時に太陽光発電設備の導入補助を行います。省エネを通じて地球温暖
化対策に貢献すると共に保育所におけるエコ活動の一層の促進を図りエコ保育所の認
〔こども青少年局保育所整備課 ℡671-2376〕
証を進めます。
『グリーン経営認証の取得奨励等(「ゆっくり走ろう!横浜港」の推進)』75 万円
横浜港において、港湾関係事業者との協働により、「グリーン経営認証」
の取得を支援するなど物流に伴う環境負荷を低減し、環境に優しい港づくり
〔港湾局管財第一課 ℡671-7179〕
を促進します。
- 8 -
エコ住宅の普及を促進します。
『住まいのエコリノベーション推進事業』4,200 万円(再掲)
既存住宅のエコリノベーション(省エネ改修)に対する補助や、
「学びと実践の場」
となるアカデミーなどを通して、住まいの温暖化対策を推進します。
これらの取組により、民間市場における既存住宅の温暖化対策を誘導し、あわせて
「健康」の要素を備えたエコリノベーションを促し、市民への普及啓発や市内企業の
技術力向上につなげていきます。
〔建築局住宅政策課 ℡671-2917〕
『省エネ住宅相談員(コンシェルジュ)登録制度』200 万円(再掲)
省エネ住宅相談員の技術・知識向上を図り、市民からの住宅
の省エネ化に関する幅広い疑問に答えられる「コンシェルジュ」
として育成します。
〔建築局住宅政策課 ℡671-2917〕
『省エネ住宅促進事業』【新】200 万円
省エネ住宅に関する技術・製品・サービス等のニーズ調査を行い、市内企業の参入に
ついて検討します。
〔経済局成長産業振興課 ℡671-3487〕
『家庭用自立分散型エネルギー設備設置補助』2,905 万円(一部再掲)
地球温暖化対策及び災害に強い安心・安全なまちづくりを推進するため、家庭部門
における自立分散型エネルギー設備の設置補助を行います。
・HEMS、蓄電システム、EV 充給電設備、
停電対応型燃料電池システムに対する補助
計 360 件
〔環境創造局環境エネルギー課 ℡671-2666〕
都市基盤整備・緑地保全と温暖化対策について
道路・鉄道・公共施設の整備や、まちづくりなどの都市基盤整備のほか、緑地保全とい
った活動にも、温暖化対策に寄与する側面があります。
・『横浜環状道路の整備』
339 億 8,495 万円
・『神奈川東部方面線整備事業』
58 億 3,000 万円
・『「横浜みどりアップ計画」の推進』 110 億 6,793 万円 など
- 9 -
公共施設や地域に身近な設備の省エネや創エネ導入等を進めます。
『ハマウィング運営費』3,889 万円
市民の環境行動のシンボルである「ハマウィング」による風力発電で
温室効果ガス排出削減に貢献するとともに、再生可能エネルギーの利用
促進や地球温暖化対策の普及啓発を行います。
また「ハマウィング」の新たな利活用についても検討を進めます。
〔環境創造局環境エネルギー課 ℡671-2666〕
『生ごみ資源化調査事業』300 万円
更なる資源の有効利用と温室効果ガスの削減を目指し、燃やすごみの中に3割以上含
まれている生ごみ等のバイオガス化について、引き続き、創エネルギー効果などの観点
から、本市における実現可能性を検討します。
〔資源循環局資源政策課調査等担当 ℡742-3713〕
『旭工場・金沢工場の水銀灯省エネ化(工場補修費)
』1,400 万円
ごみ焼却工場である旭工場及び金沢工場の投入ステージにある水銀灯を省エネ型ラン
〔資源循環局施設課 ℡671-2527〕
プに変更し、省エネルギー化を図ります。
『LED防犯灯整備・管理事業』6 億 490 万円
電柱共架タイプの防犯灯の新設及び鋼管ポール
タイプの防犯灯の更新等を進めるとともに、26 年
度にESCO事業を活用してLED防犯灯に更新
した約 11.7 万灯を含めた防犯灯の維持管理を行い
ます。
また、ESCOサービス料の支払いを開始します。
※写真の灯具は一例です
〔市民局地域防犯支援課 ℡671-3709〕
『LED道路照明灯事業』3,800 万円
道路照明灯を省エネ・長寿命なLEDに器具交換し、CO2 排出量の削減を図ります。
〔道路局施設課 ℡671-3559〕
『商店街省エネ型ランプ交換事業』945 万円
商店街の保有する街路灯等の照明について、水銀灯等の従来型ランプからLED等の
省エネ型ランプ(安定器を含む)への交換に対して支援を行うことにより省エネ化をよ
り一層推進するとともに、商店街の費用負担を軽減し活性化を図ります。
〔経済局商業振興課 ℡671-2577〕
『スマートイルミネーション事業』1,540 万円
冬のイルミネーションシーズンにあわせ、公共空
間を中心とした都心臨海部を舞台に、省電力技術と
アートの創造性を融合させ、新たな夜景の演出を試
み、都市としての魅力アップを図ります。
〔文化観光局創造都市推進課 ℡671-3864〕
スマートイルミネーション横浜 2014 撮影:アマノスタジオ
- 10 -
『再生可能エネルギー等導入推進基金事業』3 億 2,959 万円
環境省のグリーンニューディール基金事業を活用し、特別避難場所に太陽光発電設備
と蓄電池を設置し、災害時のエネルギー対策と平常時の省エネを推進します。
27 年度は 27 施設にて工事を実施し、26 年度に竣工した 8 施設と合わせて 35 施設の竣
工に向けて事業を推進します。
《蓄電》
《発電》
平常時
・TVチューナー
・事務室照明(一部)
・災害対策用コンセント
太陽光発電設備
(10kW または 5kW)
データ収集装置
発電実績の
報告等に使用
施設内で自家消費
災害時の
供給先
蓄電池
(15kWh または 10kWh)
〔温暖化対策統括本部調整課 ℡671-2683〕
『小水力発電設備等の導入推進』2 億 894 万円
水道水を供給する過程で生じる水力エネル
ギーを有効利用する小水力発電設備や太陽光
発電設備の設置など、積極的に再生可能エネ
ルギーの導入を推進します。
◇小水力発電設備の設置
恩田配水池(発電容量各 37kW、H27 完成予定)
今井配水池(発電容量各 35kW、H27 完成予定)
〔水道局浄水課 ℡633-0178〕
『港のスマート化実証実験事業』【新】2 億円
横浜港におけるエネルギー利用の効率化、低炭素化及び、災害時における事業継続性
の確保を目的として、ふ頭における電力デマンドコントロール、蓄電池等の導入検討を
進め、エネルギー利用の効率化と電力の安定的な確保を目指します。
〔港湾局企画調整課 ℡671-2885〕
『電気式ハイブリッドバスの導入』1 億 5,970 万円
バスなどの重量車は、排気量も大きく走行距離も長いことなどからCO2 の排出量が多
くなっています。市営バスでは、環境に配慮し、燃費効率が高い電気式ハイブリッドバ
スの導入を進めます。
〔交通局運輸課 ℡326-3858〕
『建築物省エネルギー化推進事業』2,577 万円
公共建築物の更なる省エネルギー化のため、民間のノウハウを活用して設備の省エネ
改修を行うESCO事業を実施します。
また、長寿命化対策工事に省エネ要素をプラスする改修を実施します。
〔建築局保全推進課 ℡671-2915〕
- 11 -
地球温暖化対策の推進
(2)脱温暖化行動(緩和策・適応策)の推進
370万市民を抱えるエネルギー大消費地として、エネルギー利用のあり方を問い直
し率先して行動していくため、横浜市エネルギーアクションプラン(平成27年3月
策定予定)を踏まえ、市民・事業者・団体・大学等と連携しながら、エネルギー循環都
市として持続可能な社会に向けた取組を推進します。
<主な取組>
市民・事業者等の幅広い温暖化対策につながる行動を促進します。
イ
エ
ス
『脱温暖化行動推進事業(YESの推進)』3,103 万円
「横浜で地球を学ぼう」をキャッチフレーズに、市民活動団体・
事業者・大学等が実施する環境・地球温暖化問題に関連する講座や
イベント等の活動を、「YES」という統一ブランドでネットワー
ク化し、市内全体に脱温暖化の学びと行動の輪を広げます。
〔温暖化対策統括本部調整課 ℡671-2626〕
『横浜らしいエコライフスタイルの推進』323 万円
市民一人ひとりが環境に関心を持ち、環境行動を楽しみながら、継続・実践する横浜
らしいエコライフスタイルのプロモーションを様々な分野と連携しながら進めます。
・図書館と連携した生きもののつながりキャンペーン
・子どもを対象とした環境教育、普及啓発
こども『エコ活。』大作戦!、こどもエコフォーラム
〔環境創造局政策課 ℡671-3830〕
『生物多様性の普及啓発(bプロモーション)』384 万円
生物多様性の理解の促進を図るため、環境教育出前講座による学びの場の提供や、助
成金、表彰制度による環境活動の支援により、市民、企業等の皆様と連携しながら普及
啓発を進めます。
〔環境創造局政策課 ℡671-3830〕
『横浜都心部コミュニティサイクル事業』3,595 万円
都心部における利便性、回遊性を高め、地域活性化や観光振興、および低炭素化に寄
与する取組として、平成 26 年4月からコミュニティ
サイクル事業を本格実施しています。
平成 27 年度も、引き続き、規模の拡大や利用者の
利便性向上を図り、更なる利用の増加と普及を目指
します。
〔都市整備局都市交通課 ℡671-3512〕
- 12 -
環境負荷の低減や資源の有効活用を推進して、3R夢プランを推進します。
『発生抑制等推進事業』295 万円
3Rの中でも環境に最も優しい「リデュース(発生抑制)」を中心
とした取組を進めます。マイバッグの持参やマイボトル等の利用を
促進し、レジ袋や使い捨て容器の削減を推進していきます。
また、手つかず食品・食べ残しの削減などの実践を働きかけるな
ど、市民・事業者に向け、効果的な広報・啓発を行うことで、引き
続き環境に配慮したライフスタイルやビジネススタイルの輪を拡げ
〔資源循環局3R推進課 ℡671-2563〕
ていきます。
「ヨコハマ3R夢!」
マスコット イーオ
温暖化対策に対する「適応策」の考え方を普及し、取組を推進します。
「日本の気候変動とその影響 2012 年度版」より
(文部科学省・気象庁・環境省)
地球温暖化への対策は大きく分けて2つありま
す。1つは、原因となる温室効果ガスの排出を抑制
する「緩和」、もう1つは、既に起こりつつある、
あるいは起こりうる温暖化の影響に対して、自然や
社会のあり方を調整する「適応」という考え方です。
温室効果ガスの削減を進めることと同時に、温暖
化の影響への対処として「適応」の取組が必要とな
ります。適応策の性質をもつ取組には様々な取組が
ありますが、一例として次の取組があります。
『浸水予測を踏まえた新たな予測対応型の浸水対策』1 億 1,000 万円
内水ハザードマップ(大雨の際に下水
道等から浸水する区域を示したマップ)
のシミュレーションモデルを活用し、局
地的大雨等の降雨に対してどの場所でど
の程度の浸水が発生するのかという予測
を踏まえた新たな浸水対策計画の策定に
着手します。
予測
【内水ハザードマップの活用】
早期の対応
【既存施設を活用した
能力アップ】
地域特性を踏まえた対策
【地域に応じた整備水準】
【きめ細かな維持管理】
【さらなる情報提供】
〔環境創造局下水道事業調整課 ℡671-2613〕
『ヒートアイランド対策に係る研究』481 万円
夏季の気温観測や熱環境調査等を行うほか、温暖化及びヒートアイランド現象への適応
〔環境創造局環境科学研究所 ℡752-2605〕
策の検討などを進めます。
《熱中症対策》
熱中症に対する正しい知識・予防策を市民に広報し、一人ひとりが正しい熱中症予防に
取り組めるよう、関連部署が様々な機会を捉えて啓発します。
〔健康福祉局保健事業課 ℡671-2436、消防局救急課 ℡334-6760、各区福祉保健センターなど〕
《デング熱等蚊媒介感染症対策》
蚊のモニタリング調査を強化するなど、感染症の発生動向を調査・分析し予防対策に繋
げるとともに、身のまわりから蚊を減らす対策や蚊に刺されないための注意喚起について
啓発します。
〔健康福祉局健康安全課 ℡671-2463、生活衛生課 ℡671-2456〕
- 13 -
国内外の都市・地域・市民と幅広く連携します。
『国内外地域連携推進事業』930 万円
バンコク都やバルセロナ市など海外都市と低
炭素社会の実現につながる連携を企業とともに
進めます。
また、本市の施策や、これまで企業とともに培
ったノウハウを国際会議などで発信するととも
に、海外視察者の受入などを行い、都市間での情
報交換・協力を進めます。
バンコク都のコミュニティサイクル
「プンプン」
〔温暖化対策統括本部調整課 ℡671-4108〕
ご担当者様
新たに記載をお願いします。
シティー・イノベーション・サミットにて講演
(バルセロナ市)
スマートシティー・エキスポ世界会議
横浜市ブース(バルセロナ市)
『公民連携による国際技術協力事業(Y-PORT 事業)』4,148 万円
新興国都市や国際機関との連携により、市内企業の海外インフラビジネス展開を支援
し、新興国都市の課題解決と横浜経済の活性化を目指します。27 年度は公民連携による
「Y-PORT センター」を設置し、さらなる事業展開を進めます。
〔政策局国際技術協力課 ℡671-4393〕
『広報・普及啓発・国際連携事業等』3,030 万円(再掲)
環境未来都市・環境絵日記展、スマートイルミネーション横浜、ショートショートフ
ィルムフェスティバル&アジアなど様々な取組を通じて、環境未来都市のねらいや取組
を市民向けに発信します。
また、環境問題や超高齢社会への対応など様々なテーマについて、
OECD(経済協力開発機構)※やC40(世界大都市気候先導グループ)と連携し、
国際社会における環境未来都市・横浜の情報発信や都市間協力を推進します。
※「高齢社会における持続可能な都市政策」プロジェクトへの参加など
〔温暖化対策統括本部環境未来都市推進課 ℡671-2477〕
- 14 -
本市施設の発電能力について
本市は環境にやさしい施設運営に取り組み、様々な施設でエネルギーや資源を効率的
に利用するとともに、太陽光、風力、水力、バイオマスなどの再生可能エネルギーを活
用しています。これらの再生可能エネルギーにより発電を行っている施設※は次のとお
りです。
※ 系統連携施設のみ集計
エネルギー種別
太陽光
箇所数
設備容量
(kW)
260
4,179
小中高等学校(217 校)、区役所(9
箇所)、浄水場(3 箇所)、地下鉄(4
箇所)等
主な施設
風
力
2
1,990
ハマウィング、資源循環局港北事務所
水
力
3
619
港北配水池、川井浄水場、青山水源事
務所
汚泥消化
ガス発電
2
8,000
廃棄物
発電
4
78,000
271
92,788
バイオマス
合
計
太陽光発電
小中高等学校や区庁舎など本
市 260 施設に太陽光パネル
を設置。
「戸塚区庁舎・太陽光発電設備」
北部・南部汚泥資源化センター
鶴見・旭・金沢・都筑工場
風力発電
水力発電
住民参加型市場公
募債発行による市
民参加と、企業協
賛により事業を進
めているハマウィ
ング。
水道管路内を流れ
る水の力を利用し
た小水力発電。
「環境創造局・横浜市風力発電所
(ハマウィング)
」
バイオマス発電①
「水道局・
川井浄水場発電設備」
バイオマス発電②
汚泥処理の過程で発生するバイオガス
を用いた発電を行うなど、汚泥を再生可
能エネルギーとして活用。
ごみを焼却して発生した熱エネルギーを有
効活用して発電。発電した電気は工場内で使
用するとともに近隣施設に供給。さらに余っ
た電力は入札を実施して電力事業者へ売電。
「環境創造局・汚泥資源化センター消化タンク」
「資源循環局・金沢工場」
- 15 -
地球温暖化対策の推進
(3)温暖化対策に有効な制度の運用や仕組みの検討
地球温暖化対策は、世界規模で危機感を持って緊急的に取り組むべき課題である一方、
解決には地域の特性に応じたきめ細かな対策に持続的に取り組むことが必要です。
持続可能な低炭素社会づくりに有効な制度や仕組みを構築し、温室効果ガスの排出量
削減につながる取組を的確に誘導・支援していきます。
<主な取組>
温暖化対策に関する計画や制度を着実に実行します。
『地方公共団体実行計画推進事業』955 万円
横浜市地球温暖化対策実行計画の着実な推進を図るため、
『横浜市エネルギーアクションプラン』を推進していきます。
また、プランの進捗状況を把握し、横浜市域から発生する温室効果ガス排出量を市民・
事業者の皆様へ的確に伝えていくため、温室効果ガス排出量の調査を行います。
〔温暖化対策統括本部調整課 ℡671-2683〕
キ ャ ス ビ ー
『CASBEE横浜推進事業』550 万円
建築物の環境配慮の取組を進めるため、セミナー等を開催し、
「CASBEE 横浜(横浜市建築物環境配慮制度)
」の一層の普及を図ります。
また、エネルギー対策や健康の視点など、新たな時代の要請を踏まえた環境・温暖化
対策を推進するため、重点項目等の改定整備を進めます。
〔建築局建築環境課 ℡671-4524〕
『建築物省エネルギー化推進事業』2,577 万円(再掲)
公共建築物の更なる省エネルギー化のため、民間のノウハウを活用して設備の省エネ
改修を行うESCO事業を実施します。
また、長寿命化対策工事に省エネ要素をプラスする改修を実施します。
〔建築局保全推進課 ℡671-2915〕
『木材利用促進事業』
【新】2,130 万円
整備中の新区庁舎のうち、一番早く(平成 28 年 1 月)オープンする予定の南区総合
庁舎において、市民の目に触れる機会の多いエントランスホールなどの内装部分に県産
木材を使った木質化を行うことで、木材利用の普及効果を狙います。
その他の施設でも積極的な木材利用に取り組むとともに、継続して、実務者向けの研
修会の実施、及び、子どもアドベンチャーへの出展を行います。
〔建築局営繕企画課 ℡671-2958〕
『事業者温暖化対策促進事業』3,755 万円
横浜市生活環境の保全等に関する条例に基づく「地球温暖化対策計画書制度」の運用
を通じ、事業者に温室効果ガスの削減対策を促します。
〔環境創造局環境管理課 ℡671-2474〕
『エネルギーマネジメント事業』4,112 万円(再掲)
「横浜市再生可能エネルギー導入検討報告制度」の運用や制度の拡充を通じ、新増改
築建築物への再生可能エネルギーの導入を促進します。また、市役所の省エネルギー化
を進めるため、全庁的エネルギーマネジメントを強化します。
〔環境創造局環境エネルギー課 ℡671-2666〕
- 16 -
区における温暖化対策推進事業
地域における温暖化対策を推進するため、市民に身近な区役所で温暖化対策につなが
る行動を促進する取組や公共施設の省エネ化の取組を推進します。
鶴見区
神奈川区
212 万円
『鶴見区脱温暖化行動推進事業』など
地域、事業者、区民活動団体と連携して、エ
コ教室やイベントでのPR活動を実施し、家庭
での省エネやエコドライブの普及を推進しま
す。
208 万円
『神奈川区温暖化対策関連事業
かながわエコスクラム事業』
区民・事業者・行政のスクラム(=協働)に
より、地球温暖化対策を進めます。エコ講座の
開催、緑のカーテンの普及・啓発、イベントで
の啓発活動の実施や、カーボン・オフセット等
の取組への支援を行います。
〔区政推進課 ℡411-7020〕
『花いっぱい事業』
右:臨海フェスティバルにおけるエコチェック
左:エコクッキング教室
〔区政推進課 ℡510-1675〕
中区
花苗の育成や区の花チューリップの球根配
布等を実施し、道路・公園・緑道などで愛護会
等各ボランティア団体との協働により花壇づ
くりを推進します。
また、団体相互の交流を促進し、協力体制を
確立します。
中区
165 万円
『花いっぱい明るいまち事業』
区内の保育園及び小学校などと協働で、夏場
の省エネ対策として「花緑のカーテン」を推進
するとともに、作業イベントにおいて省エネの
普及啓発を図るためのミニ講座を実施します。
〔土木事務所 ℡491-3363〕
〔土木事務所 ℡641-7681〕
『感動区役所推進事業(緑のカーテンの実
施及び屋上ガーデンの管理)』
緑のガーデン事業を実施するとともに、中区
庁舎 7 階の屋上ガーデンの管理を行い、ヒート
アイランド対策等脱温暖化に向けた取組みを
行います。
〔総務課 ℡224-8115〕
西区
340 万円
『西区温暖化対策推進事業』
区民や事業者等と協働した、打ち水大作戦や
ライトダウンキャンペーンを実施するほか、公
共施設等への緑のカーテンの設置、中学生向け
の環境講座の実施など、幅広い世代に向け、環
境にやさしいライフスタイルの実践を呼びか
けます。
公共施設の緑のカーテン
- 17 -
横浜駅西口での打ち水
〔区政推進課 ℡320-8338〕
南区
96 万円
港南区
366 万円
『みなみ温暖化対策普及促進事業』
『こうなんの「エコ活。」推進事業』
温暖化対策の普及啓発として、小学生向けの
工作教室やバスツアー、学校出前講座を開催し
ます。
また、芝桜等による緑化を小学校や保育園、
公園で行います。さらに、緑のカーテンを栽培
していただける地域のグループ等に対し、栽培
物品を支援します。
区民の皆さまが生活の中で取り組める『エコ
活』を推進するため、イベント等での普及啓発、
緑のカーテン普及のためのゴーヤの育て方講座
の開催、エコ・クッキング教室、緑化の推進、
区民利用施設へのLED照明等省エネ設備の導
入を行い、温暖化対策に取り組みます。
また、区民のエコに対する意識をより高め、
区民、事業者、区役所が一体となって取組を推
進していくため、区内事業者・関係団体等と連
携した取組や情報発信等を行います。
右:芝生・芝桜による緑化
左:紙のリサイクル工場見学バスツアー
〔区政推進課 ℡743-8128〕
右:港南台髙島屋イベントでのエコ活啓発
(区内事業者と連携)
左:初心者向けゴーヤの育て方講座
〔区政推進課 ℡847-8320〕
保土ケ谷区
104 万円
『ほどがやエコ活。推進事業』
温暖化対策に取り組むきっかけづくりを目的
として、帷子川を中心とした地域資源を生かし
たイベントや環境講座の実施により、環境行動
に向けた啓発を行います。
旭区
433 万円
『太陽光発電を活用した旧学校施設の維持
管理モデル事業』など
地域において暫定利用が図られている旧若葉
台西中学校の維持管理費の低減及び再生可能エ
ネルギーの有効活用の推進を目的として、当該
施設の屋上部分に設置する太陽光発電設備の実
施設計を行います。
光熱費の低減の
ほか、化石燃料由
来の電力使用量を
削減することで温
室効果ガスの削減
を実現します。
(参考写真)
〔区政推進課 ℡954-6025〕
26 年度イベントの様子
ほどエコネット
ナビゲートキャラクター
かもじい
〔区政推進課 ℡334-6228〕
- 18 -
磯子区
539 万円
『磯子区環境行動推進事業』
区民、事業者、行政が一体となって区民生活
における環境意識を高め、温室効果ガスの排出
抑制等の環境行動を推進するため、節電、省エ
ス リ ム
ネ行動や「ヨコハマ3R夢プラン」に基づく3
R(リデュース・リユース・リサイクル)活動
について目標を設定し、様々な普及・啓発活動
を推進します。
打ち水
金沢区
172 万円
『Let’s エコアクション!応援事業
~環境にやさしい、美しいまち金沢~』
「環境未来都市 横浜“かなざわ八携協定”
」
に基づく関係団体との連携・協力、
「横浜グリー
ンバレー」のモデル地区や「横浜つながりの森」
エリアとして環境活動に取り組みます。
また、情報共有と地域間の連携と交流を目的
としたフォーラムの開催や環境にやさしい取組
を実践している区民や団体を表彰し、環境行動
に取り組む一体感や意識の向上を図ります。
グリーンカーテン苗配布
〔区政推進課・地域振興課 ℡750-2330・2397〕
グリーンキッズ 2014 夏
いきいきフェスタ環境啓発
〔区政推進課・地域振興課 ℡788-7720・7808〕
港北区
238 万円
『港北エコアクション推進事業』
「港北水と緑の学校事業」として、鶴見川流
域の豊かな自然環境を生かした環境防災学習講
a
座を実施することで、将来を担う世代に対する
環境学習の機会の提供を行います。
また、『港北エコアクション』として、「省エ
ネルギー」「みどりアップ」「ヨコハマ3R夢プ
ラン」の3つの取組を、区民や事業者との連携
を図りながら実施していきます。
緑区
604 万円
『地球温暖化を知ろう!』
区民が地球温暖化を
身近な問題として考え、
省エネ等の脱温暖化行
動を実践していけるよ
う、親子を対象とした体
験型の講座や商業施設
等でのキャンペーンを
通じて啓発を行います。
区民まつりでの啓発
(26 年度)
『スマートイルミネーション』
省エネルギーの LED 等による光のアート作品
を中心としたライトアップイベントの実施によ
り、緑区の魅力を顕在化させ、区の魅力発信と
地域活性化につなげます。
スマートイルミネーション
新治「新治あかりの学校」
(平成 26 年度)
南区
鶴見川での環境学習講座の様子
〔区政推進課 ℡540-2230〕
- 19 -
スマートイルミネーション新治
「新治あかりの学校」(26 年度)
〔区政推進課 ℡930-2218〕
青葉区
430 万円
都筑区
682 万円
『青葉環境エコ事業』など
『つづきエコ活。推進事業』
脱温暖化・創エネ行動に向けた区民意識を啓
発するため、「クールアース講座」を開催します。
開催にあたり、目的の一致する区民団体と協働
することで効果的な啓発活動とします。
また、青葉区の特性を活かした創エネ導入検
討調査の結果をふまえ、事業化に向けた検討を
進めます。
地球環境に優しい生活の普及啓発を推進する
ため、東京都市大学と連携した環境映画上映会
の開催、緑のカーテン栽培を通じた啓発、エコ
カー活用・普及啓発に向けた取組等をすすめ、
区民利用施設での省エネ型照明への交換を行い
ます。
また、横浜みどりアップ計画による緑地保全
の成果・取組み紹介や、地産地消推進活動や援
農を行う市民団体への支援を行います。
環境映画上映会での環境講座の様子
クールアース講座の様子(26 年度)
〔区政推進課 ℡978-2216〕
戸塚区
〔区政推進課 ℡948-2226〕
215 万円
栄区
225 万円
『とつかエコライフ事業』
『さかえ環境まちづくり事業』
地域において温暖化対策活動の普及啓発や情
報提供を行う役割を担っていただく「とつかエ
ココーディネーター」を養成する講座を開催す
るほか、駅に直結した区庁舎の利便性を生かし
た体験型環境イベントや地域の団体と連携した
様々な啓発活動を実施します。
地球温暖化対策に向けて、節電やごみ減量な
ど家庭でできる地球にやさしい暮らしの知恵
を普及するため、省エネ講座を開催します。
また、ごみ減量につながる循環型ライフスタ
イルへの転換を促すために、各種イベントで使
用するリユース食器の利用補助や生ごみを活
用した野菜づくりを行い、ダンボールコンポス
ト補助制度を開始します。
公共交通機関であるバス利用促進の一環と
して、バス停留所上屋の設置費を補助します。
間伐材等を活用した工作体験型の環境イベント
〔区政推進課 ℡866-8327〕
右:生ごみを利用した土づくり体験会
左:ダンボールコンポスト
〔区政推進課・地域振興課 ℡894-8330・9357〕
- 20 -
泉区
775 万円
瀬谷区
398 万円
『区役所環境向上事業』
『環境行動推進事業』など
LED照明への改修、トイレ照明の人感セン
サー導入及び空調設備の保守等を行い、庁舎全
体におけるエネルギーの効率化を図ります。
生き物観察会や打ち水をはじめとする、身近
で気軽に取り組むことができる環境行動の提
案と繰り返しの啓発を行います。
また、区内の市有地にある温室(通称 育苗
センター)において区民ボランティアによる花
苗等の育成を行い、区内公共施設等へ提供しま
す。
〔総務課 ℡800-2314〕
『水・緑・みち魅力づくり事業』
泉区の歴史と文化を育んできた河川や緑環
境を地域団体などと連携して地域資源として
活用することにより、泉区の自然環境の特性に
対応した魅力づくりを進めていきます。
生き物観察会を実施する
和泉川で観察されたカワセミ
『公共施設照明設備LED化事業』
区内地区センターの照明設備をLED化す
ることで、施設の電力使用量および温室効果ガ
ス排出量の削減につなげます。
和泉川の桜並木に沿って植栽した菜の花
〔土木事務所 ℡800-2532〕
〔区政推進課 ℡367-5632〕
- 21 -
Climate Change Policy Headquarters
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