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こころをおにぎり 世界 をおむすび

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こころをおにぎり 世界 をおむすび
こころをおにぎり 世界をおむすび
原ゼミ
上野
z
岡野
齋藤
中尾
拝藤
おたまじゃくし
吉村茜衣
吉村美穂
原ゼミとは……
私たちのゼミでは、身近なものを見つめなおして文化を学んでいます。今回のおにぎり
というテーマも「なんでおにぎりは三角なの?」という素朴な疑問から決めたものでした。
そんな小さな疑問からどんどん視野を広げていくことで、新しいモノやおもしろいコトを
発見できる、という思いを今回の発表に込めました。
1. 寿司だけじゃない、「和食」
○「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録確定
→和食に対するイメージ=寿司や懐石料理?
→身近な食べ物であるおにぎりに着目
2. 日本人とおにぎり
a)日常の中のおにぎり
○コンビニのおにぎり
○アニメから童話まで…千と千尋の神隠し、アンパンマン、サルカニ合戦
b)おにぎりの起源
○頓食(とんじき)…古くは平安時代からとの説も
c)日本人の生活との関わり
○「つなぐもの」としてのおにぎり
【人と人】…運動会、遠足など「みんなで食べる」もの
「同じ釜の飯を食べる」
おにぎりが三角である意味→心臓の形⇒魂を込める(柳田國男)
【人と神】…神様にお供えする米
おむすびころりんに見るおにぎりの意味
1
3. おにぎりのこれから
○他の食文化を取り入れたおにぎり
ツナマヨ・チャーハン・ビビンバ味
○おにぎりの海外での認知度の上昇
・日本のコンビニ海外支店の増加
・日本アニメなどの影響
・おにぎり専門店の展開
⇒おにぎりの可能性
4. おわりに……
○おにぎりと日本人の深い関わり
○無形文化遺産登録の意図
⇔
華やかな日本文化の発信
⇒寿司が日本文化の代表であるという認識
○より身近な文化を見直す
○文化をやりとりするための手がかり
<参考文献>
田村真八郎
岡田哲
「日本人と食べ物」
「たべもの起源事典」
柳田國男
「柳田國男全集」
宮本馨太郎
(1999)
丸善株式会社
(2013)筑摩文庫
(1997)筑摩書房
「めし・みそ・はし・わん」
(1973)岩崎美術社
稲田浩二、大島建彦、川島豊彦、福田晃、三原幸久
山口佳紀編
草川昇
北原保雄
「暮らしのことば
「語源辞典
名詞編」
新語源辞典」
(2003)
「日本昔話事典」
(1994)弘文堂
(2008)講談社
東京堂出版
「日本国語大辞典〔第 2 版〕」(2003)小学館
FNN フジニュースネットワーク
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00256404.html
(最終検索日:2013 年 11 月 1 日)
「日本経済新聞」2013 年 7 月 9 日
進化するコンビニ
「日本経済新聞」2013 年 9 月 6 日
日式おにぎり店
2
アジアを攻める
香港で 100 店に
上
Open Seminar 2013
Hara Seminar Otamajakushi
心をおにぎり、世界をおむすび
~ONIGIRI as a Japanese Culture~
Our presentation reconsiders ONIGIRI as a part of Japanese culture.
This December, “Washoku” (traditional dietary cultures of the Japanese) will
most likely be registered as an Intangible Cultural World Heritage
(UNESCO). However, when Japanese media broadcasts this news, there are
images of Sushi, Tempura, or other cuisine which are not always close to the
everyday life of Japanese people. These are the typical image of Japanese
food that was not necessarily made by Japanese people but is now widely
spread..
Opposed to Sushi or Tempura, Onigiri is a more frequently eaten food
in Japan. It has been featured in Japanese Anime or fairy tales from the past.
Onigiri has had the role to connect people to others or people to God. It has
been eaten on daily base and also on special occasions such as sports
festivals or school trips. Then why is it Sushi or Tempura instead of Onigiri
that has been chosen by the media?
Onigiri is so close to the daily lives of Japanese people, that it has been
overlooked as a part if Japanese culture. However, when Japanese people
recognize the uniqueness of Japanese daily life food, it may be a new
perspective to consider culture.
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