18歳未満の立ち入り防止策

　Vol.39 2013年7月号
18歳未満の立ち入り防止策
今回は、学生が夏休みに入る時期を控え、18歳未満の立ち入り防止策について
お伝えします。
風営法と罰則
風営法では
「18 歳未満の者を営業所に客として立ち入ら
せてはならない」と明確に記されています。これに違反した場
合は、40～180日にも及ぶ営業停止、店舗管理者には1年
以下の懲役もしくは100万円以下の罰金、またはこの両方が
科せられます。最悪の場合、系列全ホールで営業許可の取
り消しとなります。このように、違反時には非常に重い罰則
が科せられるため、少しの甘えも許されません。店舗管理者
には、違反を防ぐための入念な対策と準備が必要になるの
です。
違反をさせない仕組み作り
ホールには不特定多数のお客様が来店します。見た目で
年齢が判断しにくいお客様もいるでしょう。これだけの判断
をホールスタッフのマンパワーだけで防ぐことは不可能です。
ホール一丸となって違反をさせないための仕組みを作る必要
があります。
でも慌てず対応することができます。また、発見した時に獲
得した出玉を交換してしまうと
「客として」認めたことになって
しまうため注意が必要です。
3．記録を残す
立ち入り防止のための行動は、必ず記録として残しておい
てください。万が一、摘発されることになっても、自店が対
1．入店を防ぐ
策を怠っていなかったという証拠となり、処分が軽くなる可能
まずは、18歳未満の入店を防ぐための対策です。営業所
の入口には、その旨を掲示しておく表示義務があります。また、 性が高まります。同じお客様に何度も繰り返し声を掛けて不
快にさせないためにも、必要な情報となります。
視覚情報だけでなく、店内アナウンスでも時間を定めて繰り
「気を付けたけれど、ついうっかり」では許されないのがパ
返し注意を促すようにしましょう。
チンコ店のホール運営です。スタッフとの協力のもと店舗管
2．発見する
理者はしっかりと責任を果たすべきでしょう。
18歳未満に見える方への声の掛け方や退店に応じない場
合の対処方法などをあらかじめマニュアル化しておけば、誰
「ついうっかり」では許されない。違反をさせない仕組みを作ろう。
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