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第4節 個人・事業所のニーズ

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第4節 個人・事業所のニーズ
第2章
第4節
情報化の現状
個人・事業所のニーズ
1.アンケート調査について
赤磐市の地域情報化に関する市民及び事業所のニーズを把握するため、次のとおり、
アンケート調査を実施しました(表 2-1)
。
(詳細は、資料編の「アンケート調査結果」を参照)
表 2-1 アンケート調査について
調査の目的
市民及び事業所の情報化に関する現状やニーズ、意見等を把握
し、
「赤磐市地域情報化計画」策定の基礎資料とするため
調査対象
赤磐市内の各家庭及び事業所
*「配達地域指定ゆうメール」を利用し 15,465 箇所に配布
調査方法
無記名自記式の調査票による調査
郵送による配布と回収
調査期間
平成 21 年8月1日から8月 17 日まで
調査項目
情報化の現状、今後の情報化への期待など
回収結果
回答数
個人 5,466 通 事業所 542 通
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第2章
情報化の現状
2.個人のニーズ
(1)情報入手の手段
個人を対象としたアンケートにおいて、情報入手の手段について調査(複数回答可)
したところ、
「テレビ」が 25.3%と最も多く、
「新聞」の 23.3%、
「市の広報紙」14.4%、
「※インターネット(パソコン)」13.5%と続く結果となりました(図 2-11)。
図 2-11 情報入手の手段
テレビ、ラジオ、インターネットを「通信・放送メディア」とし、新聞、雑誌、広
報紙を「紙メディア」としたグループ別で集計を行い、その傾向をみたところ、「通
信・放送メディア」が 53.7%、
「紙メディア」が 46.3%となり、情報を入手する手段
として、「通信・放送メディア」が全体の半数を超え、その役割が大きくなっている
ことがわかります(図 2-12)。
図 2-12 メディア別情報入手手段の割合
※用語解説あり
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第2章
情報化の現状
また、自宅でのパソコン保有状況についても調査を行ったところ、全体の 71.5%が
パソコンを保有しているという結果になり、家庭への普及が進んでいることがわかり
ます(図 2-13)
。
図 2-13 自宅でのパソコン保有状況
情報入手の手段の調査において、※インターネットに接続したパソコンによるものが
全体の4番目に多いという結果(図 2-11)からもわかるように、パソコンは情報を入
手するための有効な窓口となっています。多くの家庭に普及しているパソコンを有効
活用するための環境づくりが重要になると思われます。
さらに今後は、テレビ放送の※デジタル化による通信と放送の融合やインターネット
に接続する機能を備えたテレビや家電、ゲーム機等の普及が進むことが予想され、市
民が情報やサービスを享受する手段として、インターネットの役割がますます高まる
ことも予想されます。
※用語解説あり
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第2章
情報化の現状
(2)年代別のパソコンと※インターネットの利用状況
自宅でのパソコンとインターネットの利用状況について、利用者を年代別に調査し
たところ、図 2-14 の結果となりました。
さらに、各年代別人数におけるパソコン利用者とインターネット利用者の占める割
合をみたところ、20~30 歳代が最も高く、パソコン利用が 78.6%、インターネット
利用が 67.2%、次に 40~50 歳代で、パソコン利用が 65.3%、インターネット利用が
55.7%となっています。
図 2-14 年代別人数とパソコン/インターネット利用者の人数
20~50 歳代では、各年代別人数の半数以上がパソコンやインターネットを利用して
おり、今後さらに、パソコンの普及とインターネットへのニーズが高まることが予想
され、次世代へ向けた対応が必要と思われます。
※用語解説あり
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第2章
情報化の現状
(3)※インターネットの利用状況
全体でのインターネット利用の割合は、「利用している」が 56.8%、
「利用してみた
いと思っている」が 6.2%、
「利用していない」が 32.1%となり、平成 20 年度の全国
の調査結果 75.3%に比べ、利用状況は 18.5 ポイント下回る結果となりました(図
2-15)。
図 2-15 インターネットの利用状況
※用語解説あり
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第2章
情報化の現状
また、地域別の利用状況の傾向をみた場合、「利用している」が最も多い地域は山
陽地域で 63.4%であるのに対して、最も低い吉井地域は 39.4%と 20 ポイント以上の
差がでています。
さらに、自宅で※インターネットをしていると回答した人に対して、利用している通
信サービスの種類について調査したところ、最もインターネットの利用が進んでいる
山陽地域では利用者の 68.4%が※光ファイバ(※FTTH)であるのに対して、インターネ
ットの利用が進んでいない吉井地域では、利用者の 52.4%が電話回線(※ダイヤルア
ップ)という結果であり、赤坂地域を含め光ファイバ(FTTH)等の安定した高速通信
サービスが利用できない状況にあることがわかります(図 2-16)。
これらのことから、光ファイバ(FTTH)等の高速で安定した通信サービスを受ける
ことができる環境ではインターネットの利用が進み、電話回線(ダイヤルアップ)等
の旧来の通信サービスでは利用が進みにくいという傾向がみられます。
図 2-16 地域別の通信サービス利用状況
※用語解説あり
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第2章
情報化の現状
同様に、月々の利用料金についても調査したところ、山陽地域では、6,001 円以上が最
も多く 36.5%、赤坂地域では 2,001 円~4,000 円で 35.1%、熊山地域では 5,001 円~6,000
円で 28.6%、吉井地域では 2,001 円~4,000 円で 32.3%となりました(図 2-17)。
図 2-17 地域別の通信料金と※インターネット接続料金
この調査の結果では、※光ファイバ(※FTTH)の利用が進んでいる山陽地域と熊山地
域が、赤坂地域、吉井地域と比較して利用料金が高い傾向となっています。これは、
※
ADSL や電話回線(※ダイヤルアップ)の場合は、電話料金と通信料金がインターネッ
ト接続料金と個別に請求されることが多いのに対して、光ファイバを活用した通信サ
※用語解説あり
19
第2章
情報化の現状
ービスの場合、通信料金やインターネット接続料金に電話料金等の付帯サービスを含
めて一括で請求されることが多いため、今回のような結果になったと考えられます。
将来にわたって市民ニーズにあった快適な環境をつくるためには、費用対効果の高
い、最適な通信サービスが、市内で公平に提供されることが必要と思われます。
(4)通信サービスへの満足度
自宅で※インターネットを利用している人に対して、現在の通信サービスへの満足度
を調査したところ、
「満足している」が 56.8%、「満足していない」が 41.3%という
結果となりました。また、この結果を地域別にみた場合、最も満足度が高い山陽地域
では「満足している」が 70.5%であるのに対して、最も低い吉井地域では 17.0%と
53.5 ポイントもの大きな差が出ています。(図 2-18)。
図 2-18 通信サービスの満足度
※用語解説あり
20
第2章
情報化の現状
前述の地域別の通信サービス利用状況(図 2-16)と比較すると※光ファイバ(※FTTH)
の利用が多い山陽地域の満足度が最も高く、電話回線(※ダイヤルアップ)の利用が多
い吉井地域では満足度が最も低くなっています。この点からも※インターネットの活用
には、より高速で安定した情報通信基盤が重要であることがわかります。
次に、「満足していない」と回答した人に対して、その理由を調べたところ、「速度
が遅い」が 53.3%と半数以上を占め、
「速度が安定しなかったり、混雑することがあ
る」が 26.9%と、通信の速度や安定性が主な要因として選択されています(図 2-19)。
これは、前述の地域別の通信サービスの満足度(図 2-18)において、赤坂地域や吉
井地域の満足度の低さを裏付ける結果であり、電話回線(ダイヤルアップ)等の旧来
の通信サービスでは市民ニーズに応えることができない状況にあることがわかりま
す。
図 2-19 インターネット環境に満足していない理由
※用語解説あり
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第2章
情報化の現状
高速な ※ インターネット環境への期待に関する調査では、「高速の方が良い」が
81.4%、
「あまり高速でなくても良い」が 12.2%という結果になりました(図 2-20)
。
このことからもインターネットの活用には、高速で安定した情報通信基盤が求めら
れており、さらなる進歩への期待が大きいことがうかがえます。
図 2-20 高速なインターネット環境への期待
※用語解説あり
22
第2章
情報化の現状
(5)※インターネットを利用していない理由
自宅でインターネットを利用していない人に対して、その理由を調査(複数回答可)
したところ、
「利用方法がわからない」が 22.1%、
「パソコンがない」が 19.9%、
「利
用料金が高い」が 14.8%と続いています(図 2-21)。
図 2-21 インターネットを利用していない理由
この結果を、情報通信基盤の未整備やサービスの未成熟等の「外部環境に起因する
もの」(利用料金が高い/インターネット環境がない/利用したいサービスがない/
速度や混雑)と、利用者の知識や経験及び周辺のサポート不足等の利用者に身近な「内
部環境に起因するもの」
(利用方法がわからない/接続が面倒)、原因が内部外部のい
ずれにも該当しない「その他に起因するもの」(パソコンがない/その他)に大別し
たところ、次のような結果となりました。
※用語解説あり
23
第2章
情報化の現状
「外部環境に起因するもの」が 34.9%、
「内部環境に起因するもの」が 30.4%、
「そ
の他に起因するもの」が 34.7%となり、※インターネットの利用を阻害する要因は、
ほぼ同じレベルで存在しています(図 2-22)
。
図 2-22 インターネットの利用を阻害する要因
外部要因への対策としては、インターネットを利用する環境を社会基盤として整備
されることが望ましく、内部要因への対策としては、インターネットの利便性や有効
性を知識や経験として得ることができる機会を増やすことが求められます。また、誰
もが簡単にインターネットを利用して情報やサービス等を扱うことができる機器や
サービスの普及が期待されます。
上記の結果から、外部環境と内部環境の双方への対策を、バランスよく実施する必
要があると思われます。
※用語解説あり
24
第2章
情報化の現状
(6)今後の情報施策への期待
今後の市の情報施策としてどのようなものに期待するかを調査(複数回答可)した
ところ、「介護支援などの福祉ネットワーク」が 12.2%、「防災・防犯情報提供」が
11.8%、
「地域の情報提供」が 11.4%と続いています(表 2-2)
。
上位には、保健・福祉・医療分野、市民活動分野、生活環境分野への期待が偏りな
く選択されており、これらの分野へ総合的な施策が実施されることへの期待がうかが
えます。
表 2-2 今後の情報施策に期待するもの(全体)
※用語解説あり
25
第2章
情報化の現状
さらにこの結果を、※インターネットを利用している人と利用していない人(利用し
てみたいと思っている人を含む)に分けると次のようになりました。
インターネットを利用していない人は、上位を保健・医療・福祉分野が占め、全体
の約 40%にあたります(表 2-3)
。また、インターネットを利用している人の上位を
みると、生活環境、市民活動、保健・医療・福祉の各分野に 20%程度の平均的なニー
ズが見受けられます(表 2-4)
。
表 2-3 今後の情報施策に期待するもの
表 2-4 今後の情報施策に期待するもの
(インターネット利用していない)
(インターネットを利用している)
保健・医療・福祉分野への期待を示している人は、インターネットを利用していな
い人が多く、この分野へのインターネットの活用には、前述の外部環境と内部環境の
両方に配慮した対応が求められるものと思われます。
また、それ以外の分野では、特にインターネットを利用している人を中心に、全体
的な活用レベルの向上に配慮した対応が求められるものと思われます。
※用語解説あり
26
第2章
情報化の現状
3.事業所のニーズ
(1)※インターネットの必要性と利用状況
市内の事業所を対象としたアンケートにおいて、インターネット利用を含む高速な
※
ネットワーク環境の必要性について調査したところ、「必要だと思う」が 71.8%、
「あまり必要だと思わない」が 17.7%、
「わからない」が 6.6%という結果になりまし
た(図 2-23)。
図 2-23 高速ネットワークの必要性
この結果を従業員数別事業所単位にみた場合、5 人以上の事業所では 87%を超える
事業所が必要性を感じ、50 人以上の事業所では 94.1%に達しています。事業所の従
業員数が増加するにしたがって、その必要性も高まることがわかります(図 2-24)
。
図 2-24 従業員数別事業所の高速ネットワークの必要性
※用語解説あり
27
第2章
情報化の現状
また、事業所における※インターネット利用状況についての調査では、「利用してい
る」が 62.2%、
「利用してみたいと思っている」が 6.3%、
「利用していない」が 26.9%
となり、地域別にみても、各地域とも 60%前後の事業所でインターネットが利用され
ていることがわかります(図 2-25)。
図 2-25 インターネットの利用状況
※用語解説あり
28
第2章
情報化の現状
(2)※インターネットの利用概要
インターネットを利用している事業所に対して、使用しているメールアドレスの数
を調査したところ、
「1個」が最も多く、47.7%、続いて「2~10 個」が 43.6%、「11
個以上」が 4.5%となりました(図 2-26)。地域別にみても、同様の傾向であり、小
規模利用の事業所が大多数を占めていることがわかります。
図 2-26 保有しているメールアドレス数
※用語解説あり
29
第2章
情報化の現状
さらに、※インターネットを利用している事業所に対して、利用している通信サービ
スの種類について調査したところ、山陽地域では 63.6%の事業所が※光ファイバ (※
FTTH)であるのに対して、赤坂地域、吉井地域では、大多数の事業所が※ADSL や電話
回線(※ダイヤルアップ)を使っているという結果になっています(図 2-27)。
図 2-27 地域別の通信サービス利用状況
赤坂地域で 5.0%、吉井地域で 9.4%と、少数ながら光ファイバ(FTTH)の利用が
見られますが、これは厳しい競争下において事業を継続するため、専用線による接続
契約など、独自の対応を行っているものと考えられます。
※用語解説あり
30
第2章
情報化の現状
また、月々の利用料金についても調査したところ、「6,001 円以上」が山陽地域で
43.8%、赤坂地域で 28.7%、吉井地域で 31.8%と各地域で最も多く、熊山地域では
「2,001~4,000 円」で 27.3%となりました(図 2-28)。
図 2-28 通信料と※インターネット接続料
この調査の結果においても、個人の調査結果と同様に各通信サービスのサービス提
供形態や請求方法の違いによる影響が出ているものと思われます。
赤坂地域と吉井地域において、利用されている通信サービスの調査結果は、個人、
事業所ともに同じ傾向であるにもかかわらず、通信料金とインターネット接続料金の
調査では、個人の結果が小額傾向であり、事業所においては、高額傾向となりました。
これは、事業所においては、個人よりもインターネットの利用が不可欠な状況にあ
るため、金額が利用状況に比例しているものと思われます。これらのことから、市内
における産業振興や経済活動の活性化等には、市内全域で公平にインターネットを利
用することができる情報通信基盤の整備とその強化が求められます。
※用語解説あり
31
第2章
情報化の現状
(3)通信サービスへの満足度
インターネットを利用している事業所に対して、現在の通信サービスへの満足度を
調査したところ、「満足している」
が 45.4%、
「満足していない」
が 49.0%となり、「満
足」が「不満」を下回る結果となりました(図 2-29)。
さらに、個人を対象とした同じ調査結果(「満足している」が 56.8%)と比較した
場合、満足度が 11.4 ポイント下回っており、事業活動においては、より高いレベル
の通信サービスが求められていることがうかがえます。
図 2-29 通信サービスへの満足度
※用語解説あり
32
第2章
情報化の現状
また、この結果を地域別にみた場合、赤坂地域では「満足している」が 23.7%、吉
井地域では 23.5%と、満足度が非常に低くなっています。前述の地域別の通信サービ
ス利用状況(図 2-27)において、赤坂地域、吉井地域ともに※ADSL または電話回線
(※
ダイヤルアップ)の利用が大多数を占めていることからも、通信サービスの種類や内
容が満足度に強く影響を与えていると思われます。
さらに、「満足していない」と回答した事業所に対して、その理由を調査したとこ
ろ、
「速度が遅い」が 58.3%と半数以上を占め、
「速度が安定しなかったり、混雑する
ことがある」が 29.5%となっており、現在提供されている通信サービスの速度や安定
性に、その要因があることがわかります(図 2-30)。
図 2-30
インターネット環境に満足していない理由
※
※用語解説あり
33
第2章
情報化の現状
また、高速な※インターネット環境への期待に関する調査では、「高速の方が良い」
が 86.4%、
「あまり高速でなくても良い」が 6.1%という結果となり、個人を対象と
した調査結果を上回る大きな期待を示しています(図 2-31)
。
図 2-31 高速なインターネット環境への期待
※用語解説あり
34
第2章
情報化の現状
(4)※インターネットを利用していない理由
インターネットを利用していない事業所に対して、その理由を調査(複数回答可)
したところ、
「高速なインターネット環境がない」が 21.1%、
「インターネットに接続
する為のパソコンなどがない」が 15.2%、
「利用方法がわからない」が 13.3%と続い
ています(図 2-32)。
図 2-32 インターネットを利用していない理由
※用語解説あり
35
第2章
情報化の現状
この結果を、地域別に見ると赤坂地域、熊山地域、吉井地域では※インターネットを
利用していない理由として、「高速なインターネット環境がない」が最も多く、地域
において、インターネットを利用するための環境に格差が出ていることがわかります
(表 2-5)。
表 2-5 地域別のインターネットを利用していない理由
また、個人での調査と同様に、この結果を情報通信基盤の未整備やサービスの未成
熟等の「外部環境に起因するもの」(利用料金が高い/インターネット環境がない/
利用したいサービスがない/速度や混雑)と、利用者の知識や経験及び周辺のサポー
ト不足等の利用者に身近な「内部環境に起因するもの」(利用方法がわからない/接
続が面倒)
、原因が内部外部のいずれにも該当しない「その他に起因するもの」(パソ
コンがない/その他)に大別したところ、次のような結果となりました。
※用語解説あり
36
第2章
情報化の現状
「外部環境に起因するもの」が 51.0%、
「内部環境に起因するもの」が 19.7%、
「そ
の他に起因するもの」が 29.3%となり、※インターネットの利用を阻害する要因とし
て、外部環境に起因するものが半数を超える割合で存在しています(図 2-33)。
図 2-33 インターネットの利用を阻害する要因
事業を行う上において、インターネットを含む高速ネットワークへのニーズは極め
て高く、事業の効率化や高度化等に大きく寄与するものと思われます。
今回の調査では、インターネットを利用している事業者及び利用していない事業者
のいずれにおいても、情報通信基盤に起因する課題が見受けられました。前者は、そ
の速度や性能等であり、後者は基盤整備の遅れやこれに関連する各種サービスの未整
備等によるものと思われます。
今後、産業振興の観点からも、高速で高品質な※ネットワークと安価な通信サービス
が利用できるような環境が必要とされています。
※用語解説あり
37
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