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平成21年度 第2回 アクアスやいづ改革提言委員会 会議録

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平成21年度 第2回 アクアスやいづ改革提言委員会 会議録
21-025
平成21年度
1
日
時
第2回
アクアスやいづ改革提言委員会
平成21年5月23日(土)
会議録
14:45~
(同日13:30~アクアスやいづ施設見学を実施)
2
場
所
3
出席者
焼津市役所
議会庁舎308号室
佐藤誠二委員長、小林公子副委員長、石河大東委員、上林弘子委員、
小長谷昭委員、堀裕美委員、前田賢一委員、山本昌美委員、
(事務局)藤田経済部長、土屋地域資源活用室長、村松係長、
水野主査、小原主事
4
次
第
1
開会(司会者)
2
委員長あいさつ
3
議事
4
その他
5
閉会
次回協議事項について
1
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3.議事
佐藤委員長
:
それでは議事に入ります。第1回においては、今後の議論の下地とな
る情報について、事務局から説明を受けました。また、今後議論すべき
テーマについても委員の皆様にお決め頂きました。今回からは、決定さ
れた個別テーマごとに、掘り下げた議論を行っていただくこととなりま
す。
本日のテーマは「施設のコンセプト」についてであります。委員の皆
様の議論の参考となるよう事務局から提出された資料について、まず冒
頭に説明を聴取し、その後、議論に入ってまいりたいと考えます。
では、事務局から資料の説明をお願いします。
事務局(藤田):
※
資料説明
佐藤委員長
:
資料1~3の順で説明。
事務局から説明が終わりました。今回からは、委員の皆様に、自由に
発言・議論をしていただきたいと考えます。なお、委員からご質問があ
りましたら、事務局で回答をお願いします。
それでは発言をお願いします。発言のある方は挙手をお願いします。
前田委員
:
「アクアスやいづ利用実績」については、年計の方が変化をとらえや
すいので、工夫してほしいです。
石河委員
:
「市民からの意見」は、本当に事実を書いてあると思います。
堀委員
:
事業のコンセプトが現状にマッチしていないと思います。
まず、会員制で市民の一部しか利用していない状況では、市民の健康ニ
ーズとは合っていません。
2番目に、観光誘客ならば、焼津の一番のイメージがあります。わざ
わざ水着に着替えてプールに入ろうとは思いません。
3番目の交流の場づくりですが、フロントの方に聞きましたが、瞬間
最大利用者が100人程度のキャパシティしかない施設では交流の場に
もなりえません。そもそも建物がコンセプトに合っておらず、利用者が
満足を得られるとは思えないため、敷居が高くて観光客は利用しないと
2
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思います。
これまでの公設民営方式では、責任の所在が曖昧だと思います。経営
の収支をきちんと把握するとか、今後の経営状態をどうするか全く見え
てきません。1階は最大で10名、2階のフィットネスは最大15名、
プール最大50名で余裕だと30名、マシン室は30名。コンセプトが
どこの方向にいったのかわかりません。初めは皆さんにとうたっていた
のかもしれないが現状は会員制であり、無料券を配ったから満足という
ことではないと思います。
なぜ、この建物が観光誘客になったのですか。観光客は絶対来ないと
思います。例えば、焼津のさかなセンターに行ってから、温泉に入ろう
というのなら、タオル1本で入れるが、敷居が高いと思うので、なかな
かコンセプトが伝わらないと思います。
上林委員
: 同じ意見です。庶民的な親しみやすいコンセプトをうたっていながら、
会員制であることや1階のタラソテラピー(パーソナル)の料金も高額
で、自分でも気軽に行けるとは思えません。そこで大きく違うと思いま
す。
観光誘客のコンセプトが合っていません。例えば、温泉や宿泊施設が
併設されているならなら別だが、女性の観光客はわざわざ化粧を落とし
てまでプールには入らないと思います。観光目的の利用は少ないでしょ
う。他の施設を同じような目的や経営の邪魔をしないように、サンライ
フのプールが閉鎖され、温泉だけになったが、アクアスやいづと競合さ
せないためと聞いています。
石河委員
:
実態と計画がかい離していると思います。市民に中身を理解されて
いないのではないですか。見学を断ったり、時間が経ってから無料券
を配ったりしてはだめです。藤枝の温泉施設ができた時は、全家庭に
無料券を配り、それで利用して知ることができました。焼津の場合は、
1年経っても知らない人が多いです。
タラソ(パーソナル)は、ほとんどお客さんが入っていません。最
初は9人いた従業員も今は3人、お金の価値にあったサービスがなけ
ればお客は来ません。二度行くようなところではありません。もう少
し安くてよい施設は他にもあります。タラソはプロに貸して、家賃を
貰ったほうが良いと思います。
3
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小長谷委員
:
アクアスやいづを存続すべきと考えています。多少の税金を投入し
てもやむを得ません。コンセプトをもとに、マリンタウンがそれなり
に、事業計画を作ったと思います。その中に観光誘客等と書いてあり
ますが、一体何をやったのですか。実際誰でも計画や実施をし、結果
がどうであったのか検証をし、それがまずければ是正をし、常に繰り
返していきます。そういうことが、すべて中途半端で終わっているの
ではないですか。
コンセプトを基にして、マリンタウンやいづが事業計画を作って、
その実現のために何をやりましたか。検証と是正を繰り返してきたの
ですか。だとすれば、中途半端な結果に終わっているのではないです
か。
マリンタウンやいづは、市から言われて無理やり作った会社のよう
に思えます。当然なかにはきちんと経営のことを知っている方がいる
と思いますが、自分の会社のことはしっかり考えるが、マリンタウン
やいづがどうなろうが自分自身には責任がありません。何かあれば市
が助けてくれるだろう。みんな二足のわらじを履いているような人だ
から、そういうことがなされているようなかんじです。常に危機管理
を持たなければ、どこでもあるようなかたちになってしまうという気
がします。
このままのコンセプトでは沈んでしまうと思います。良い施設にし
ようと皆が思うならば、コンセプトの変更があっても良いと思います。
佐藤委員長
:
基本計画を作り、これに基づいてマリンタウンで事業計画を出し、
その後指定管理者になりました。事業計画の内容を見ると、ほとんど
基本計画と変わりません。この事業計画で、これからいくとしたとき
の判断、ボタンのかけちがいという話がありました。事業計画でやっ
ていけるのかどうか、どういう判断を下したのですか。検討してから
決定したのですか。経緯を説明してほしいです。
事務局
:
指定管理者の議決をうけるために、事業計画書を市から出しまし
た。この場合については、マリンタウン単独でやりました。この時
にどういうオペレートをこれからしていくのか、マリンタウンに事
業計画を出してもらって、われわれ事務側と協議しました。事業計
画の差し戻しのような形で、こういう点においては熟慮したほうが
よいとか検討をした方がよいとか、何回かマリンタウンと市の間で
4
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意見交換をする中で、最終的には事業計画書ができあがり、それを
元にマリンタウンを指定管理者として選定してよろしいかと議会に
出し、議決をいただき正式にマリンタウンが指定管理者となりまし
た。
佐藤委員長
:
基本計画の施設理念はよいのですが、基本計画に書かれているよ
うなことが継続的に持続可能であるかということが、問題点として
あると思います。もう1つはマリンタウンが、基本計画をベースに
したとしても、これで指定管理者でやっていけるのですか。きちん
と精査してやれたとは思えないので、今のような事態になっている
と思います。そもそも基本計画が間違っていたと言ってしまえばお
しまいですが、その経過の中で3年経っているわけですから、どう
いう検討をしていったのか形式論だけでなく、次回当事者がくるの
で、どういう経営努力や運営をされたのか次回説明していただきた
いと思います。前段階として市はどのような対応を知ったのか聞き
たいと思います。
前田委員
:
当事者が誰かわかりません。マリンタウンの社長が来て説明して
くれないとわかりません。指導する人が誰なのかわかりません。私
1ヶ月半くらい休んだので、会費が安くならないか窓口に、相談に
行きましたが、よく相談しておきますと言ったきり、返事をもらっ
ていません。こうした対応にも象徴されるように、当事者がいなけ
れば、会社は成り立ちません。
事務局
:
次回、マリンタウンの責任者が来て説明します。経営主の方が来
る予定です。
石河委員
:
責任は自己責任です。自己責任でやれば、なんら問題はありませ
ん。全国に公設施設があって、ウェルネス社はそのうちの5つに関
係しています。実際に経営がよくなってきました。数ヶ月間黒字に
なったのは、ウェルネス社の考えが入ったからだと思います。5月
に契約が切れて、これからマリンタウン単独で経営がうまくいくと
は思えません。
佐藤委員長
:
指定管理業者は、業務を委託して赤字が出たら、自分で補填する
5
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のが基本です。指定管理業務の指定を受けた事業体が、指定管理料
以外のものについては、本来赤字があったら市が補填するという仕
組みではありません。
指定管理業者を指定した責任がどこにあるのですか。最終的には、
市議会が決定する責任論もありますが、私としては指定管理者を指
名するにあたって、基本的計画の内容そのものが、継続性も持つも
のであったのか、ここで一度精査した方がよいと思います。
もう1点は、先程言ったように、マリンタウンはどういう責任体
制でやってきたのですか。また、どういう経営内容で努力してきた
か考えたいと思います。アクアスやいづの基本設計のところで、そ
もそも会員制を前提にしていることが問題なのですか。あるいは、
事業を事細かに分けるという仕組みが、事業の存続が難しいような
仕組みになっているのですか。会員になられてやられている方もい
るので、今日見てきた意見も合わせて出していただきたいと思いま
す。
前田委員
:
今日見学に行って、初めてみた人に意見を出してもらいたいと思
います。あの施設で2000人、3000人に設定するのはとんで
もないです。ほとんど毎日行っているが、スタジオは15人、ジム
は25人、プールは60人が最高、最大100人しか入りません。
会員を増やす方法も考えなければならないが、改善するところは沢
山あります。
佐藤委員長
:
今日は少なかったです。いつも行っている人が行く時、どのくら
いの人がいるのですか。
前田委員
:
午後8時過ぎに利用しますが、プールは50人位利用しており、
イモ洗い状態ですが、常にいるのかは問題だと思います。タラソ(パ
ーソナル)が柱ではないのですか。どうやったら立て直せるのです
か。これを立て直さなければなりません。
佐藤委員長
:
パーソナルが柱ではないと思います。基本的には、あの施設全体
が補助金対象であるようになっているわけだから、プールも全部入
っていると思します。事務局に確認したいと思います。
6
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事務局
:
コンセプトに関しては、当初の基本構想の段階から、深層水を使
った温海水浴施設として2階のプールは当初の計画段階から構想の
中に入っていました。それから、1階のパーソナルゾーンもタラソ
テラピーの考え方・理念の中では、沢山の人に利用されるプール・
パーソナルで主にセラピストから施術を受けるものが、1つとなっ
てタラソセラピーですので、2階のプールと1階のパーソナルは同
次元です。企画提案協議である程度、組み立てられています。ただ
し、フィットネスとジムに関しては、石本建築事務所グループの提
案です。
佐藤委員長
:
フットケアとアーユルヴェーダは、指定管理者の自主事業である
から当初の案ではなくて、後から入ってきました。1階のパーソナ
ルとパブリック全体含めて事業ですから、1階は人が来なくて採算
が合わないということですが、どちらが基幹ということではありま
せん。
前田委員
:
稼動床は、どうしてそうなったのですか。
事務局
:
稼動床も石本建築事務所の提案の中にありました。現状は利用さ
れていませんが、当初の計画段階では、高齢者の方や介護が必要な
方のリハビリであったり、ある程度の年齢の子どもで身長が低い子
等といった方々でも、客体をしぼりながら水深を変えてプログラム
を提供したらどうかというプランがなされました。
石河委員
:
最初の発想がそういう話だったと思いますが、すでに3年経って
おり、2メートル下がるプールが1メートル10センチで、一度も
変わったことはありません。変わるときは排水する時です。その時
3回くらい故障し、1週間から10日修理していました。例えば、
月曜日の休館日に子どもや障害者に利用するなどと話には出ますが、
1 回も行われたことはありません。ずっと1メートル10センチで、
せっかく2メートルあるプールが活きてきません。あれだけの海洋
深層水をボイラーで温めるととても費用がかかります。ところが、
板の下は90センチ空いています。無駄ではないですか。最初から
埋めてしまった方がよいと思います。
どうして、もっと早く実行しないのですか。市民のニーズにあっ
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た施設になると思います。
山本委員
:
今日見学してみて、全体に狭すぎると思います。全体的にスペー
スが狭いにも関わらず、計画上会員数を2000人に設定したこと
はどうかと思います。ロッカーは広すぎるし、スタジオは狭く、常
時30~40人が使えるくらいのスペースが必要であると思います。
今の状態でやっていくのであれば、3階はスタジオにしてはどうで
すか。
堀委員
:
今回配布された「市民意見」を見ると、反対が多いです。しかし、
自分は廃止かどうかを決めていません。どちらにしても一番良い状
態にしないとだめです。
現状のコンセプトが合っていないのは、皆分かっていることなの
で、もし仮に存続するのであれば建物ではなく、コンセプトをきち
んとしなければいけないと思います。本当に建物が活かせる形、そ
してその物に対して付け加えていくと思います。経営がだめだった
らやるのではなくて、コンセプトを立て直していかなければなりま
せん。もとがしっかりしていないのに、積み木していくようなもの
です。コンセプトをきちんとしない限り、市民の皆さんに理解を得
られません。責任者を明確にして、今後どのような採算行うのです
か。例え赤字になっても、市民の皆さんが活用するような公共の場
だったらよいと思います。
佐藤委員長
:
今の実態と基本コンセプトがだいぶ乖離していると思います。そ
れをとがめるのではなく、基本コンセプトを今の実態に合わせて、
変えることができるのかどうか、あるいは今のコンセプトのままで
改善をしていけば、別の道が見えるのかどうかというところを議論
したいと思っています。
例えば、4ページの資料にコンセプトが出ていますが、市民と来
訪者の交流の場づくりは、今日の資料を見れば9割近く市民の人し
か使っていない。市外の人との交流が実際はなされずに終わってい
ます。あるいは、観光客3万人がいて3%で6万人と言っていたが、
そういう人たちも使うことはないので、このコンセプトのほとんど
が機能していません。
そもそも、コンセプトに合っていない運営をして今の実態に合わ
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せて、市民の場として考えていくのですか。市外の人やそれ以外の
人たちが交流するような、新しい何かを考えていくのですか。ここ
で議論していただければいいと思います。
高齢者化社会と市民の皆さんが使うものにするならば、若い世代
にも使えるような施設の利用の仕方はないのかという議論がありま
す。それをコンセプトと実態の中で、いろんな意見があれば出して
もらいたいです。今日の見学の感想もふまえて、通っている方もい
るので出していただければと思います。
石河委員
:
県立大学の高木先生の事業について、市民にあまり知られていな
いと思います。例えば、アトピーやアレルギー・ストレスに効果が
あると思います。サンライフの報告会は50人くらい来たが、PR
不足ではないのですか。
利用者の70%くらいが中高年で、若い人が利用するのは夜です。
19 時半すぎると、21 時半までとても混みます。昼間は、40・50・
60 代の女性が多いです。最近は男性も多いです。
深層水は、普通のプールより浮くので、歩くのに適しています。
実際 70・80 代の足の悪い方がプールで歩くとよい運動になります。
道路で歩くと危険がありますが、プール内は危険がないので水圧が
かかって運動にはとても良いです。
「筋力と運動量」という福祉大学
の講演会を聞いてみても良いことがわかります。福祉大学を利用し
てみるのも良いのではないでしょうか。
市のPRが不足しています。ターゲットをしぼれば、市民の支持
があると思います。もちろん狭いという問題もありますが、2階の
スタジオはジムと一緒にすれば、40人くらい入ります。3階をジ
ムにすれば30人は入ります。そのくらいにしないと対応できませ
ん。良いレッスンだと15人で満員。需要があると思います。
小林副委員長
:
リハビリ施設として使うことは、良いことだと思います。プール
は高齢者のリハビリに良いことはわかっています。すべての人では
ないが、病院で薬をもらっても治らなかった人が、アトピーが治っ
た事例もあります。口コミも大切だと思います。このような新聞が
出たのはよかったと思います。
フィットネスクラブは沢山あるが、医学的な意味でタラソはここ
でしかできません。市民以外にも開放できればよいと思います。
9
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佐藤委員長
:
タラソの度合いは少ないのではないですか。
事務局
:
現状は、今日見ていただいたとおりです。1階のタラソ(パーソナ
ル)は多くはありません。利用者数の資料は、次回出しますが2階は
利用が多い状況です。高木先生の施術結果の効果は、1階で施術をし
て得られた効果が多いです。それをもう少しPRしていきたいです。
前田委員
:
効果がある、ないと言っても人は来ないと思います。口コミならわ
かるが、なかなか難しいのではないですか。別の方法を考えなければ
なりません。
佐藤委員長
:
どういう人が、どういう目的で利用しているのですか、利用の実態
を次回まとめて出してもらいたいと思います。どういう年齢層、目的、
利用時間帯を出してもらわないとなかなかイメージがわきません。タ
ラソは、日本でも珍しいのですか。
事務局
タラソテラピーの施設は、本日の資料 11 ページにまとめたものが、
:
主たる公設施設です。目的コンセプトが美容であり、近隣で言うと伊
東の赤沢スパ、愛知県のテルムマランラグーナに関しては、民間です。
比較的金額も高い関係もあって、管外からも誘客的な色合いも強いで
す。
公設のものについては、地域住民の健康増進というところに主眼を
おいています。鹿児島県の奄美や室戸など観光立地をしているところ
については、観光的な色合いもつけています。新しい観光の目玉とし
て、整備してきたという公のところもあります。
石河委員
:
新しいことだから、素人は無理だと思います。千葉県の勝浦は、プ
ールはないタラソ専門でいつも満員であるそうですが、おそらく技術
もよいです。お金の価値にあうだけのサービスがありますから、観光
バスでお客さんが来るそうです。
焼津はガラガラで、人件費がもらえるかどうかだと思います。内容
が伴っていないのでは、お金を払うだけの価値がありません。だから、
お客が来ません。民間でもすごく高いです。だが、それだけの価値が
あればお金を払ってくれます。
10
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前田委員
:
成功している事例があるならば、それを参考にして専門家を入れれ
ばよいと思います。
佐藤委員長
:
公設タラソの実態として、本当に採算がとれているのですか。
堀委員
:
奄美のHPを見たが、ターゲットがはっきりしています。首都圏の
女性のグループ、観光誘客、地域活性化がメインです。女性がやりた
いと思う、イメージが強いです。きれいになれると思います。イメー
ジはとても大切です。焼津のイメージだと魚を食べようと思います。
市場のニーズとマッチしていないと思います。奄美が黒字なのは、タ
ーゲットを絞っていて、優雅な女性が都会の生活や仕事に疲れたから、
島へ行って癒されます。コンセプトがはっきりしています。
ヨーロッパで初めてやり始めたということで、むこうでは手頃な値
段でやっているそうだが、みんなが認知しているから、他の方も利用
しているらしいが、日本人とヨーロッパ人は全く同じではないのに、
それを取り入れてそれでどうかといったら違うと思います。
奄美がうまくいっているからといって、焼津にもってきてもうまく
はいかないと思います。市場ニーズが違います。観光客が求めている
ものが何か、焼津の強み、焼津ならではそういうものをアピールした
ら、全然違うのではないでしょうか。
HPを見ると、誰がターゲットなのかわかります。
上林委員
:
タラソは女性メインではないでしょうか。健康的にもいいが、特に
悪いところがなければ、2階のプールだけでよい。継続的に使うには、
費用がかかります。タラソを活かすには、観光ではないのですか。
佐藤委員長
:
問題は採算だけでは、考えられません。別に奄美と同じことをやろ
うというわけではないし、男女とも利用しないかもしれないが、焼津
ならではのタラソセラピーをなくしていいものでしょうか。あるいは
一部を残して、利用料金を安くして、他県の人たちに他の公設タラソ
と違った形で、利用してもらうという形もあると思います。そのあた
りで議論すればよいのではないでしょうか。奄美は成功していると言
っているが、本当に成功しているのですか。売り上げが、全部利益に
なっているとは考えられません。実態と内容を見た方がよいと思いま
11
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す。HPだけでは、なかなか見られません。もしかしたら、何かまっ
とうなことをやって動かしているのかもしれません。だったら、焼津
でもできないことはありません。そのあたりのデータを集積した方が
よいです。
事務局
:
奄美のことが出ましたので、次回データで整理したいと思います。
私たちが聞いているところでは、アクアスと似ていて年配の方が日頃
の生活の中で利用しています。
堀委員
:
施設を見学した時に、ボイラー室の人に「今までの経営とこれから
の経営とどこが違うのか。
」と聞きました。
「今まではただボイラーを
稼動していたが、今はコストを削減するようにしている。
」と言ってい
ましたが、それは初期段階からやることではないのですか。一般企業
だとありえません。そんなことをやっていたら倒産してしまいます。
そのあたりの反省も含めて、今後継続するのなら真剣にやらなくては
だめです。1円でも無駄遣いしないという姿勢で、存続するのであれ
ば、そういう意気込みでやっていかないと、将来的には皆さんの年金
にも関係してくると思います。市民一人一人が、こういうのはおかし
いのではないかと提言しながら、できるだけ焼津の人がいろんな問題
に関して、できる限り負債を残さないようにしなければならないと思
います。
佐藤委員長
:
人やボイラー等を減らしたり、コスト削減を行っているが、それだ
けでは到底追いつきません。抜本的な改善策を出さなくてはなりませ
ん。市民の意見を聞いたら、かえってサービスが低下して、会員が減
ってくるという意見もあるが、サービスをきちんと維持しながら削減
することも考えなければならないです。そういった点で難しいと思い
ます。タラソセラピーの1階をどういう利活用の仕方があるかという
ことを、議論しなければいけないと思います。もう一つは3階をどう
していくかという議論もしなければいけないと思います。
小長谷委員
:
事業計画書 42~43 ページの中長期計画(H16~27 年度まで)で、
資料を見るとH26 年度で累積が終わって、
黒字化の予定だったが、早々
と頓挫しました。今までのそれぞれの計画に対して、実際に何が悪か
12
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ったのか、きちんと提示してもらう必要があります。レストランは、
きちんと売り上げが載っています。それに対しての原価が入っていま
せん。宣伝広告費、金額が入っています。これだけの金額が入ってい
ながら、市民に理解されにくいです。きちんと年度別にし、反省の弁
をいただきたいと思います。
事務局
:
そこは次回マリンタウンに聞きます。
小長谷委員
:
国庫補助返還の関係もあるので、基本は基本で残した方がよいと思
います。3階があのようにがらんとしています。もともとの事業計画
だとレストランの売り上げを見込んでいたが、実際閉鎖になっていま
す。しかし、一番お金をうむ部分です。アクアスの周りでも遊んでい
る方が沢山いたが、その方々が利用しやすいように、軽食等を提供す
るような場にすればよいと思います。景色もいいし、それなりの利用
方法があります。
駿河湾の対岸には、土肥に恋人岬があります。こちら側には、年配
の方は知っているが、「乙女ケ丘」という海水浴場でした。「乙女の祈
り」ということで、同じように鐘をつけたらどうですか。集客になる
可能性はあると思います。仮にそういうことがうまくいけば、3階の
レストランについては、結婚式の披露宴をやってもよいと思います。
あれだけの厨房があります。
例えば、厨房を潰して機器を処分するとなれば、逆にお金がかか
り、余分な出費になります。きちんと有効に利用する必要があります。
周りをみると年齢の多い方がいます。言い方は悪いが、時間とお金が
ある方から利用料をいただくことが一番ではないかと思います。
石河委員
:
レストランの3階の問題はあると思います。レストランを利用する
にあたって、鍵をもらい靴箱に靴をしまって、受付に預けます。そし
て、バーコードを貰い、エレベーターに乗って3階に行きます。食べ
たらサインをし、1階の受付で勘定をした後、靴をかえます。初めか
らつくりがおかしいと思います。
景色はとてもよく、眺めは最高です。アクアスの中を通らなくても、
のエレベーターがあって利用すれば、流行ったのではないでしょうか。
なぜイタリア料理なのですか。横浜や浜松ナンバーの車を時々見るの
で聞いてみると、みんなマグロを食べに来ています。さかなセンター
13
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の中に組合でやっている店があるが、とても流行っています。500
円くらいで、マグロ丼が売っています。
ジムとスタジオが狭いので、3階にスタジオをもっていったらどう
ですか。ジムを広くして、空いたスペースを利用すれば、ジムは40
人くらい入ります。床の問題があり、一部費用がかかると思うが、そ
れくらいのことをやらないとだめです。レストランとしては、成り立
たないと思います。
前田委員
:
3階をデイサービスにしたらどうですか。夏休みに小・中学生に開
放したらどうですか。学校のプールも投資しているのに、マリンタウ
ンに投資したらだめですか。可動床がいきてくると思います。検討し
てもらいたいです。15 時から 18 時までの利用者が少ない時ならよい
と思います。できれば、学校の授業の一環としてやってほしいです。
石河委員
: 深層水ということをうたってもらいたいです。肌がつるつるします。
高木先生の結果も出ています。
前田委員
:
新しい発想でいけば、成功していない事例も、逆によい方向にいく
と思います。小・中学生に週に1回くらい利用してもらい、授業の一
環になればよいと思います。現在、来ている人たちにアンケートをと
ってもらいたいです。どのくらい譲歩してもらえるのですか。値段は
上げてよいと思います。
佐藤委員長
:
時期をみて、今の会員の人たちにアンケートをとってもらうことも
必要かもしれません。無料の利用券を配布して、期限が切れた時にど
っと利用者が増えたということで、3・4月でこんなに大きく差が出
ているということだが、結局そういう努力をしたにもかかわらず、会
員数は増えていないと思います。むしろ減っています。
問題は、市の直営で頑張っているにもかかわらず、トータルとして
は増えていないというのが実態です。そのあたりを踏まえて、どのよ
うに考えていくのですか。料金が倍でもよいという人もあると思うが、
そんなに多くはないのではないでしょうか。適正な料金で利用する人
が増えてくればよいと思います。
石河委員
: 最初は市内・市外とも料金が 10,500 円でした。昨年の4月、利用者
14
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が少ないので、料金を下げました。中高年が使用し、2,000 円は安いで
す。その前は、市内 5,250 円と市外 6,300 円で、時間は 10 時から 15
時まででした。今は、2,000 円でいつでもよいです。
佐藤委員長
:
結局、高くしても安くしても、会員の人は変わらないです。使われ
る方は、安くしても前の料金でも来ています。新しい人たちがどうい
う反応を示すか、安くしても無料券を配っても来ません。そういう人
たちをどうしたらよいか考える必要があります。
前田委員
:
下げたものをあげることは、非常に難しいです。会員を増やすには
どういう方法があるのか、提案しなければなりません。
佐藤委員長
:
法人会員が更新の時期なので、努力しだいで継続するのですか。
前田委員
:
顔なじみは、ほとんどいなくなりました。
佐藤委員長
:
会員の人が変わっているのですか。
前田委員
:
トレーナーが全部変わっています。
石河委員
: スポーツ施設はどこもそうですが、3ヶ月くらいで変わっています。
いつも会員を増やすためのキャンペーンをやっています。会員は、固
定した人たちが少ないです。中身が変わっています。個々の事情もあ
ると思うが、それ以上に増やさないことには採算が合いません。どう
したら増えるか検討しなくてはなりません。
事務局
:
先ほどのマリンタウンの事業計画書(42・43 ページ)の中長期計画
のレストラン部分であるが、売上げに原価が出ていないということの
ことであるが、ここで各年度に出ているという数字というのは、テナ
ント料になります。マリンタウンが自社で運営するのではなく、テナ
ントを施設に入れ込んで、テナントからの売上げの一部をテナント料
として形状しています。
佐藤委員長
:
今後の計画ですが、次回はマリンタウンに来てもらい、2~3回分
けながら話し合いをしていきたいです。一度提案を長い時間とってま
15
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とめる機会をとってあるので、皆さんに思いのたけを言っていただき
たいです。まとめるところは、まとめればよいと思います。一番問題
なのは、発言しなくなることです。いろんな観点から発言してほしい
ので、遠慮なくしてほしいです。
少し中途半端になりましたが、今日のコンセプトは続きの話ですか
ら、このくらいにさせていただいて、取りまとめはしません。また、
今日の議事録をとりますので、皆さんでご確認していただいて、議論
の経緯を確認していただきたいと思います。基本的に取りまとめは、
今後難しいと思います。このような中で、改善提言は何が出てくるか
わかりませんが回を重ねていって、まとめていきたいと思います。
次回は、先ほどご案内したようにマリンタウンが来ますから、その
時に思いのたけというかご質問をぶつけてほしいと思います。そして、
もうひとつはサービスの内容と料金の問題を話し合っていきたいと思
いますので、またよろしくお願いします。その他の事項は、事務局お
願いします。
【次回協議事項】
①
サービス内容
②
料金体系
次回の開催:5月29日(金)
焼津市役所
19:00~
本館603号室
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