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3.用語集 <あ行> ・アスベスト 天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」 「いしわた」とも呼ばれている。耐久性、耐 熱性、耐薬品性、電気絶縁性などの特性に非常に優れ安価であるため、建設分野においても耐 火被覆材として使用されるなど様々な用途に広く使用されてきたが、飛散したアスベストによ る健康被害が報告されていることから、現在では、原則として製造等が禁止されている。 ・アドバイザー派遣 地域団体等が活動する際に、その活動に応じた人材をアドバイザーとして派遣するもので、 神戸市ではNPO等育成、まちづくり活動等の分野で実施している。 ・あんしん・すまい塾 神戸市すまいの安心支援センターが実施する事業で、自治会など地域の集まりやケアマネー ジャー連絡会など既存の会合に職員が出向き、すまいに関するさまざまなテーマについて話を するもの。 ・NPO(Non-Profit Organization の略) 一般には①組織性②民間性③利益の不配分④自律性⑤自発性という特徴を持つ民間非営利組 織。平成 10 年 12 月、特定非営利活動を行う団体への法人格付与等により、市民の社会貢献活 動の発展を目指す特定非営利活動促進法が施行された。ここでは、法人格の有無に関わらず特 定の社会的な課題に自主的に取り組む社会貢献性のある団体をいう。 <か行> ・京都議定書 平成9年の地球温暖化防止京都会議(COP3)(第 3 回気候変動枠組条約締約国会議)で採択 された、二酸化炭素などの温室効果ガス排出量の削減数値目標等を定めたもの。平成 20 年から の5年間で先進国の温室効果ガス平均排出量を平成2年比で 5.2%、日本は6%削減することが 義務付けされている。 ・建築確認・検査 建築基準法に定められた手続き。建築物を新築、増改築等する際に、その建築物が建築基準 法令の規定に適合しているかどうかをみる、着工前の建築確認及び特定工程における中間検査 や完了時の検査のこと。 ・神戸市住宅基本計画(2001-2010) 今後の住宅政策の基本的指針となるもので、平成 13 年 4 月に策定。計画期間は 2001 年度か ら 2010 年度までの 10 か年である。4つの施策の基本的方向性と、137 の具体的施策を掲げ、よ り総合的、長期的な視点のもと重点的に取り組む6つの「重点プロジェクト」を掲げている。 ・神戸市すまいの耐震化促進事業 旧耐震基準による住宅を対象とした耐震診断の実施や、耐震改修工事への補助など、市民が 安心して耐震化をすすめるための仕組みづくりや耐震に対する意識の向上をはかっていく事業。 ・神戸市すまいの耐震ネットワーク 市民が安心してすまいの耐震化をすすめることができるように、市内の建築関係 3 団体(兵庫 県建築設計事務所協会神戸支部、兵庫県建設労働組合連合会、神戸市建築協力会)により創設さ れた組織。耐震改修計画の策定、耐震改修工事、家具の固定を民間ベースで実施する。 ・神戸市マンション管理組合ネットワーク 神戸市内の分譲マンションの管理組合が相互に組合運営や維持管理に関する情報交換を行い、 マンション管理の適正化を図ることを目的として創設された組織。 ・神戸・すまいるナビ 平成 15 年 11 月に神戸市すまいの安心支援センターが開設したウエブサイト。市内ですまい 23 を探そうとする人のために、住宅や生活関連情報を一元的に提供するもので、住宅の物件や周 辺の病院、学校、保育所などの地図情報が検索できる。 ・神戸・復興住宅メッセ 平成7年6月から平成 10 年3月まで、神戸市・神戸市住宅供給公社が主体となり、震災によ り失われた民間住宅の自立再建を支援するために開設されたもので、民間事業者の協力のもと、 速やかな住宅再建、狭小宅地での協調・共同建替などに関する相談や情報提供を行った。 ・高齢化率 65 歳以上の人口が総人口に占める割合。 ・高齢者専用賃貸住宅 高齢である(満 60 歳以上)という理由だけで入居を拒否されない高齢者円滑入居賃貸住宅の うち、もっぱら高齢者を主な賃借人とする賃貸住宅のこと。これらの住宅は都道府県の指定機 関に登録され、財団法人高齢者住宅財団のウエブサイトで検索することができる。高齢者専用 賃貸住宅のうち、一定の要件を満たすものは介護保険法に規定する特定施設入居者生活介護の 対象となるほか、老人福祉法に規定する有料老人ホームの届出が不要となる。 ・高齢者向けすまいに関する情報提供・相談業務 平成 17 年2月に神戸市すまいの安心支援センターにおいて開始した業務で、高齢者向け住 宅・施設の情報、住宅・施設の選び方や注意点、介護についての情報を一元化して提供すると ともに、高齢者の個々の事情に応じた住み替えなどの相談を行っている。 <さ行> ・市政アドバイザー 市民の声を市政に反映させるために、平成2年度から実施しているもので、外国籍の方も含 めた 20 歳以上の市民の中から無作為に選出した約 1,000 名に就任していただいている。主な活 動は市政セミナーや懇談会での意見交換、意識調査など。 ・シックハウス問題 化学物質を放散する建材・内装材の使用等により、新築・改築後の住宅・ビル等において室 内の空気が汚染され、居住者に様々な健康被害を引き起こしている問題。症状が多様で、症状 発生の仕組みをはじめ未解明な部分が多く、また様々な複合要因が考えられる。 ・市民安全推進員 「こうべまちづくり学校」の講座のうち神戸市危機管理室が運営する、防災・防犯、コミュ ニティづくりに関する2つの講座を修了し、安全・安心なまちづくりについて経験・技術・知 識をもち、 助言等が出来る市民が登録できる制度で、 平成 18 年 12 月現在で 276 名が登録している。 ・住教育 生活の場としてのすまいや住環境に対する理解を深めながら、賢い消費者としての基礎的能 力を身につけることを目的とする「住」に関する消費者教育。神戸市すまいの安心支援センター では、家庭課教育及び消費者教育に精通した学識経験者、建築士の協力を得て、小中学校を中 心としたモデル授業を実施している。 ・住生活基本計画 住生活基本法に基づき住宅政策を総合的かつ計画的に推進するために政府、都道府県により 策定される計画。10 年程度先を見通して目標を定め、概ね5年ごとに見直しを行うこととなっ ている。また、住生活の安定の確保及び向上の促進に関する目標の達成状況を示す成果指標と して住宅の耐震化率などアウトカム目標を設定することに加え、都道府県計画では公営住宅の 供給目標量を定めること等が特徴である。 ・住生活基本法 平成 18 年6月に施行された、国民の豊かな住生活の実現を図るため、住生活の安定の確保及 び向上の促進に関する施策について、その基本理念、国等の責務、住生活基本計画の策定その 他の基本となる事項について定めた法律。 24 ・住宅需要実態調査 住宅に関する満足度、最近の改善状況、今後の改善計画や住まい方の意向など、住宅需要の 実態を把握するために、昭和 35 年から国土交通省住宅局が行っている統計調査で昭和 48 年か らは5年ごとに実施されている。調査結果は、総務省統計局が行う「平成 15 年住宅・土地統計 調査」の結果とともに、住宅事情や住宅市場を把握するための基本資料として広く活用されている。 ・証券化支援業務 証券化には「買取型」と「保証型」があるが、住宅金融公庫では平成 15 年 10 月から先行的 に「買取型」を実施している。民間金融機関等の貸付債権を公庫が買い取り、その貸付債権を 信託会社等に信託し、当該貸付債権を担保として、公庫債券(資産担保証券)を発行することによ り、民間金融機関等による「長期・固定金利の住宅ローン」の供給を支援するもの。 <た行> ・耐震強度偽装問題 耐震強度が建築基準法に定める基準に適合していない建築物が、適合しているように偽装さ れた構造計算書による建築確認申請に対して確認済証が交付され、建築されていた問題。平成 17 年 11 月に明らかになった。 ・耐震診断 地震に対して建築物が必要な耐震性能を保有しているかどうかを判断するために行う診断のこと。 ・地域コミュニティ 一定の地域に居住し、日常生活のふれあいや共同活動、経験などを通して生み出される連帯 感や共同意識と信頼関係を築きながら、自分たちが住んでいる地域をよりよくしていこうと いった共通の価値をもつ自発的なつながりのこと。 ・地域住宅交付金制度 平成 17 年に施行された「地域における多様な需要に応じた公的賃貸住宅等の整備等に関する 特別措置法」に基づき、地方の自主性と創意工夫を活かして、住宅や居住環境の整備など、地 方公共団体による住宅政策の推進を総合的に支援する制度。地方公共団体が作成した地域住宅 計画に基づき実施される事業に対して、国から交付金が交付される。 ・出前トーク 市民の関心の高いテーマについて、市民のグループからの要請を受けて、市の職員が地域に 出向き、市政に関する説明・情報提供を行うとともに、市民と意見交換することにより、相互 理解を深めながら市民の声を市政に反映していく双方向型の広報広聴事業。 <は行> ・ヒートアイランド現象 市街化の著しい都市部では、郊外に比べて気温が高くなる傾向にあり、地図に等温線で示す と、気温の高い都市部が浮いた島のように見えることからヒートアイランド(熱の島)現象と 呼ばれている。主な原因は、空調や自動車の使用による人工排熱の大量発生、蓄熱しやすいコ ンクリートやアスファルトなどに覆われていること、蒸散作用による気温の低減効果を持つ緑 地の減少などが挙げられる。 ・防災福祉コミュニティ 市民、事業者、市との協働により、地域防災活動と地域福祉活動との密接な関係を図りつつ、 これらの活動を積極的に取り組むコミュニティ。平常時は、これらの活動の連携等を目的とし たネットワークづくりなどを実施し、災害時には災害対応活動を行う。 25 <や行> ・家賃債務保証 賃貸住宅の契約に際して、連帯保証人をつけることが難しく契約できない場合に、入居者が 保証料を支払うことで、民間保証機関等が一定期間の家賃を債務保証し、賃貸借契約を行える ように支援するシステム。 ・ユニバーサル社会 年齢、性別、文化、身体の状況など人々がもつ様々な違いを越えて、互いに人権を尊重しあ い、すべての人が持てる力を発揮し支えあう社会のこと。 <ら行> ・ライフスタイル 衣食住などの具体的な行動パターンだけでなく、個々人がもつ価値観も含めた生活様式のこと。 ・ライフステージ 人間の一生を段階に区分したもので、幼年期、少年期、青年期、壮年期、老年期等に分けら れる。特に、すまいとの関わりからは、家族の構成が変化する段階をいい、若年単身、結婚、 子どもの出生・成長、子どもの独立又は2世代居住、高齢夫婦又は3世代居住といった大きな 循環がある。今日では、このライフステージの循環も多様化してきている。 26 4.神戸市すまい審議会の概要 神戸市の住宅・住環境政策の重要事項について審議を行う神戸市長の附属機関であ る。社会・経済情勢の急速な転換、阪神・淡路大震災による住宅政策を取り巻く状況 の激変といった社会的背景をうけ、神戸市住宅審議会、神戸市住環境審議会、神戸市 地域住宅推進協議会を統合し、平成 11 年 8 月に設立された。 本審議会は、審議内容に応じて特別の事項又は専門の事項を調査審議する必要のあ る場合、部会を置いて調査審議を行う。現在の部会およびその構成員は以下のとおり である。 ・住環境部会(常設部会) 市長の諮問に応じ、住環境等の保全および育成に関する基本的な事項又は重要事 項のうち会長が全体の決議を経る必要がないと認めるものについて審議する部会 である。具体的には、地区計画、建築協定、近隣住環境計画の個々具体的な、基準、 運用等について調査審議を行う。 (部 会 長)三輪康一 (副部会長)小浦久子 (部会委員)髙田光雄、安田丑作、山下淳 ・住生活部会(臨時部会) 震災の教訓を踏まえた、安全で安心なすまいづくりおよび住宅に関する消費者 (市民)支援を含む健全な住宅市場の形成に関する施策等について調査審議を行う 臨時部会であり、本提言策定の中心となった部会である。 (部 会 長)髙田光雄 (副部会長)檜谷美恵子 (部会委員)相川康子、嶋田輝男(H17.7.1~H 18.9.2) 、酒井行雄(H18.9.3~) 、 佐藤江美、鈴木洋子、妹尾美智子、田端和彦、弘本由香里、藤澤福男、 安田丑作、山下淳 ・市営住宅部会(臨時部会) 市長諮問「今後の市営住宅の役割に対応した管理のあり方について」に対し、神 戸の市営住宅の方向性について専門的かつ集中的に調査審議を行う臨時部会である。 (部 会 長)安田丑作 (副部会長)平山洋介 (部会委員)鈴木洋子、髙田光雄、西野百合子、檜谷美恵子、松原一郎、松村隆廣、 山下淳 27 神戸市すまい審議会 委員・参与名簿(平成 17 年 7 月~平成 19 年 6 月) 会 長 安田 丑作 神戸市建築審査会会長 副会長 山下 淳 同志社大学政策学部教授 相川 康子 神戸新聞社論説委員 小浦 久子 大阪大学大学院工学研究科助教授 佐藤 江美 第6期市政アドバイザー 嶋田 輝男 連合神戸地域協議会議長(~H18.9.2) 酒井 行雄 連合神戸地域協議会議長(H18.9.3~) 鈴木 洋子 生活協同組合コープこうべ組織政策推進室コミュニティ推進担当 妹尾 美智子 神戸市婦人団体協議会専務理事 髙田 光雄 京都大学大学院工学研究科教授 田端 和彦 兵庫大学経済情報学部助教授 西野 百合子 弁護士 檜谷 美恵子 大阪市立大学大学院生活科学研究科助教授 平山 洋介 神戸大学発達科学部教授 弘本 由香里 大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所客員研究員 藤澤 福男 神戸市自治会連絡協議会会長 松原 一郎 関西大学社会学部教授 松村 隆廣 第7期市政アドバイザー 三輪 康一 神戸大学工学部助教授 参 与 平成 17 年 7 月~平成 18 年 6 月 植中 進 神戸市会議員 田中 健造 神戸市会議員 壬生 潤 神戸市会議員 森本 真 神戸市会議員 たけしげ 栄二 神戸市会議員(~H18.3.29) 浦上 忠文 神戸市会議員 平成 18 年 7 月~平成 19 年 6 月 吉田 基毅 神戸市会議員 川内 清尚 神戸市会議員 壬生 神戸市会議員 潤 金澤 治美 神戸市会議員 浦上 忠文 神戸市会議員 28 これまでの審議経過 1 神戸市すまい審議会の審議経過 ○ 平成 17 年度 第1回 ・日 時 平成 17 年9月6日(火) 午後 2 時 ・場 所 神戸市役所 1号館 14 階 大会議室 ・議 題 ・住宅政策を取り巻く法制度の動きについて ・住宅基本計画(2001-2010)のフォローアップ ・進捗状況説明 ・後期(5か年)に向けての意見交換 ○ 平成 17 年度 第2回 ・日 時 平成 18 年1月 16 日(月) 午前 10 時 ・場 所 神戸市役所 1号館 28 階 第 4・5 委員会室 ・議 題 ・諮問「今後の市営住宅の役割に対応した管理のあり方について」 ・各部会からの報告(今後の議論の方向性について) ○ 平成 18 年度 第1回 ・日 時 平成 18 年5月 31 日(水) 午前 10 時 ・場 所 神戸市役所 1号館 14 階 大会議室 ・議 題 各部会からの進捗状況報告 ○ 平成 18 年度 第2回 ・日 時 平成 19 年1月 12 日(金) 午前 10 時 ・場 所 神戸市役所 1号館 28 階 第 4・5 委員会室 ・議 題 ・答申(案) 「今後の市営住宅の役割に対応した管理のあり方に ついて」 ・提言(案) 「すまいに関する消費者支援の今後の展開について」 ・住環境部会審議経過の報告 2 住生活部会の審議経過 ○ 平成 17 年度 第1回 ・日 時 平成 17 年 11 月 18 日(金) 午前 10 時 ・場 所 神戸市役所 1号館 14 階 AV会議室 ・議 題 今後の議論に向けての論点整理 ○ 平成 17 年度 第2回 ・日 時 平成 18 年2月9日(木) 午前 10 時 ・場 所 神戸市すまいの安心支援センター セミナルーム ・議 題 生活問題から見たすまいの課題と住宅政策のあり方 ○ 平成 17 年度 第3回 ・日 時 平成 18 年3月 29 日(水) 午前9時 30 分 ・場 所 神戸市役所 2号館2階 都市計画総局大会議室 ・議 題 消費者問題に対する住宅政策のあり方 29 ○ 平成 18 年度 第1回 ・日 時 平成 18 年5月 18 日(木) 午前 10 時 ・場 所 神戸市役所 1号館 14 階 AV会議室 ・議 題 神戸市すまいの安心支援センター“すまいるネット”の今後の役 割について ○ 平成 18 年度 第2回 ・日 時 平成 18 年8月 28 日(月) 午後1時 30 分 ・場 所 神戸市役所 2号館2階 都市計画総局大会議室 ・議 題 これまでの議論のまとめと提言の方向 ○ 平成 18 年度 第3回 ・日 時 平成 18 年 10 月 23 日(月) 午前 10 時 ・場 所 神戸市役所 2号館2階 都市計画総局大会議室 ・議 題 提言(案)について 30