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21 第8節 運動・スポーツの実施状況(国との比較)
第8節 運動・スポーツの実施状況(国との比較) 1 スポーツの実施状況 国は、「スポーツ基本計画」に示す取り組みを通じて、できるかぎり早期に成人の「週1回以上のスポーツ実施率」を6 5%程度に、「週3回以上のスポーツ実施率」を30%程度にするという目標を掲げるとともに、「1年間に1度もスポー ツをしない人の数」をゼロに近づけるという目標を掲げています。 平成25年に実施した市民意識調査では、18歳以上の市民が過去1年間において、「週1回以上スポーツを実施してい る割合」47.4%(全国平均47.5%)、「スポーツを実施していない割合」35.7 %(全国平均19.1%)とい う結果が出ています。 本市の18歳以上の市民は、前回調査(H18年)と比較してみると、これまでの取り組みの成果から、実施割合が前回 から約17%伸びており、週1回以上のスポーツ実施状況については、全国平均と同水準になりました。 実施していない割合は、国と比べて高い割合となっていることから、スポーツをする人としない人が二極化する状況とな っています。 出典:周南市H18年(平成18年度スポーツに関する市民意識調査果)、周南市H25年(平成25年度スポーツに関する意識調査結果)、国(平成24年 度体力・スポーツに関する世論調査)より 21 第9節 小中高生意識調査によるスポーツの現状 周南市スポーツ推進計画策定にあたり、市内の小学5年生217人(8校) 、中学2年生227人(8校) 、高校2年生2 33人(5校)を対象に、平成25年アンケート調査を実施(回収率100%)した主な結果は、次のとおりです。 1 小中高生のスポーツへの好悪度 小中高生は、全体的にスポーツに対して好意的に捉えています。 2 小中高生のスポーツ実施頻度 中学から高校の移行期において、週5日以上のスポーツ実施が大幅に減少し、 「ほとんどしない、全くしない」割合が増え ています。 22 3 小中高生のスポーツ活動の内容 小学生は、スポーツ少年団やスイミングクラブ、中高生は、学校のクラブ活動が中心です。 4 小中高生のスポーツの目的 小中高生のスポーツの目的は、 「スポーツが好きだから・楽しいから」がいずれも1位を占め、小学生で64.6%、中高 生では、81.3%となっています。 順位 小 学 生 中 高 生 1 スポーツが好きだから・楽しいから 64.6% スポーツが好きだから・楽しいから 81.3% 2 体力をつけるため 55.2% 競技での勝ち負けを競うため 18.7% 3 友達を作るため・友達と遊ぶため 22.4% 健康づくりのため 18.7% 4 一流選手になるため 17.7% 友達作り・交友のため 17.0% 5 運動不足の解消 16.7% 精神修養や訓練のため 9.7% 5 小中高生のスポーツ実施条件(しない理由) スポーツを「ほとんどしない」 「まったくしない」と回答した人のうち、スポーツをしない理由として、 「スポーツをした いと思わない」という、スポーツそのものに対する忌避感をあげており、スポーツ自体に対して好ましい感情をもっていな いと考えられます。 23 6 小中高生のスポーツ観戦 テレビによる間接観戦の割合は高いが、直接観戦の経験が少ない状況です。 24 7 中高生のスポーツボランティア※の参加意向 中学生の約半数はスポーツボランティア※への参加意向があるが、高校生になると参加意向が減少しています。 8 小中高生におけるスポーツで大事なこと 小中高生は、スポーツを楽しく、長く続けていくことが大事と感じています。 25 第10節 市民意識調査によるスポーツの現状 市民のスポーツ実施状況やスポーツに対する意向・意識・要望やスポーツ活動の実態を把握するため、18歳以上の市民 (以下「成人」という。 )3,000人に対し、平成25年アンケート調査を実施した主な結果は、次のとおりです。 抽出方法:層別無作為抽出(年齢階層別に層化)5段階 回収数:1,004人(有効回答1,002人) 回収率:33.5% 1 成人のスポーツへの好悪度 成人は、スポーツに対して概して好意的に捉えています。 前回調査(H18年)から、 「観るのも・するのも好き」な成人が43.4%から54.7%に増加し、 「好きでも嫌いでも ない」成人が26.7%から21.6%に減少しています。 2 成人のスポーツ実施頻度 成人のスポーツ実施は、スポーツを「する人」と「しない人」が二極化しています。 加齢とともに、 「全くしない」割合が増加し、60 歳以上の約半数は全くしない状況となっています。 26 3 成人のスポーツの活動状況 「スポーツを行いたいと思うができない」が、全体の42.4%であり、50歳代までは、各年代で高い割合です。 60歳以上になると「特に関心がない」割合が41.4%まで増加している状況です。 また、実施頻度と同様に、活動状況においても、する人としない人が二極化するなか、60歳以上では、 「行いたいと思 うができない」が大幅に減少し、 「特に関心がない」割合が大幅に増加する結果となっています。 4 成人のスポーツ実施条件 スポーツを実施するためには、身近なスポーツ環境や、クラブの会費、自分の体力や好みにあったスポーツなどの実施条 件を整備することが必要であると捉えています。 27 5 成人が実施したスポーツ種目 成人が実施するスポーツの上位は、散歩やウオーキング、体操などの健康志向の運動やスポーツです。 1年間に実施したスポーツ種目 (上位5位) 全 体 順位 種 目 1 散歩(ぶらぶら歩き) 男 性 N(回答数) ケースの% 348 37.0% 女 性 種 目 ケースの% 種 目 ケースの% 散歩(ぶらぶら歩き) 32.7% 散歩(ぶらぶら歩き) 41.1% 2 ウオーキング 269 28.6% ウオーキング 28.4% 体操(ラジオ体操など) 31.1% 3 体操(ラジオ体操など) 252 26.8% 体操(ラジオ体操など) 23.3% ウオーキング 28.0% 4 筋力トレーニング 147 15.6% ゴルフ(コース) 22.6% 筋力トレーニング 11.2% 5 ジョギング・ランニング 129 13.7% ゴルフ(練習場) 20.2% ヨーガ 11.2% 6 成人のスポーツの目的 加齢とともにスポーツの目的が、 「楽しみや気晴らし」から「健康増進・体力づくり」へと変化しています。 28 7 成人のクラブ・サークル加入状況と意向 クラブやサークルに加入していない人の割合が高い状況です。 加入したいスポーツクラブとして、全体では多種目型クラブの割合が半数を超えており、子育て世代の40歳代と60 歳 以上においては、多世代で楽しむクラブ形態に加入したい傾向にあります。 29 8 成人の健康・体力に関する意識の現状 体力に対する主観的評価では、 「自分の体力に不安を感じている」人の割合が半数以上となっています。 定期的なスポーツ活動を実施して「健康である」と感じている人が36%いる。 スポーツ活動状況において「スポーツ活動を行いたいと思うができない」と感じている人が多い。 30 9 成人のスポーツ観戦 子どもと同様に、間接観戦の割合は高いが、直接観戦を経験したことがある人は、半数以下という状況です。 10 成人がスポーツ観戦を希望するイベント プロスポーツなどトップレベルのスポーツ観戦を希望しています。 31 11 成人のスポーツ観戦の楽しみ スポーツ観戦を通して、好きなチームや選手を応援し、臨場感を味わい、人との交流を楽しみとしています。 12 成人のスポーツボランティア※経験 スポーツボランティア※を経験したことがある人が少ない状況です。 経験がある人の内容は、 「大会やイベントの手伝い」が多い状況です。 13 成人のスポーツボランティア※への参加意向 全体的にスポーツボランティア※への参加意向が低いなか、20 歳代でのスポーツボランティア※への参加意向が他の年代 に比べ、高い状況です。 スポーツボランティア※として「大会やイベントの手伝い」への関心が高い傾向です。 32 14 成人のスポーツ情報の入手 「広報誌」や「テレビ」等の媒体だけでなく、 「口コミ」による情報入手もしています。 入手したい情報としては、「トレーニングや体力づくり」「スポーツ施設」「スポーツイベント」に関する情報が高い状況です。 15 障害者スポーツ (1) 障害者スポーツの情報入手方法 テレビや新聞等で報道される内容や、大規模大会等開催を通した情報入手の割合が高い状況です。 (2) 障害者スポーツの推進に必要なこと すべての人が社会参加しやすい仕組みづくりなど、生活の基礎となる制度や環境整備が必要と感じられています。 33 16 スポーツ政策 (1)スポーツ推進の効果 スポーツを推進することは、健康づくりから人々の交流など、様々な効果があると捉えられています。 (2)スポーツ推進に重要な施策 スポーツを推進するためには、身近なスポーツ環境の整備や健康・体力づくりの推進が重要であると捉えられています。 34