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平成 28 年度サーバラック免震装置の購入・設置 仕 様 書

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平成 28 年度サーバラック免震装置の購入・設置 仕 様 書
平成 28 年度サーバラック免震装置の購入・設置
仕
様
書
九州農政局土地改良技術事務所
第1章
総則
第 1-1 条(適用範囲)
サーバラック免震装置の購入・設置に当たっては、本仕様書に基づき実施するものとする。
本調達は、九州農政局管内業務用サーバ、現場業務支援システムサーバ及び農業農村整備行政情報システ
ムサーバ(以下、「システムサーバ」という。
)の安定稼働に必要な耐震対策を行うものである。
第2章
作業概要
第 2-1 条(目的)
九州農政局土地改良技術事務所に設置されているシステムサーバの耐震対策として免震装置を設置するこ
とを目的とする。
第 2-2 条(定義)
(1)九州農政局管内業務用サーバとは、九州農政局における農業農村整備事業の円滑な実施と工事事務
等の効率的な運用に資するため、九州農政局管内の事業(務)所等(以下「事業所等」という)にお
いて、業務システムの集約化等に伴う事業所等におけるサーバ環境の変化により、運用管理コスト削
減や、運用管理制度の向上行うべく集約を進めており、九州農政局土地改良技術事務所に集約し一元
化環境を構築しているシステムサーバである。
(2)現場業務支援システムサーバとは、農業農村整備事業の実施に係る各種業務において作成又は授受
される電子資料を統一的なルールに基づき登録、保管及び検索するためのシステムサーバである。
(3)農業農村整備行政情報システムサーバとは、Lotus Notes を利用したメールシステムのサーバであ
る。
第 2-3 条(調達範囲)
今回の調達範囲は、以下のとおりとする。
(1) システムサーバの移動・再設置(サーバラック及び機器の移設・再設置調整、配線接続、システム
動作確認を含む。)
(2) 免震装置の設置
(3)各種資料等の成果物
第 2-4 条(履行期限)
本調達に係る期限は、契約締結の日より50日以内とする。
第 2-5 条(履行場所)
九州農政局土地改良技術事務所
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町 4 丁目 5-7
第 2-6 条(作業体制)
受注者は、契約締結後、実施体制、スケジュール等を記載した「作業計画書」を作成のうえ監督職員へ提
出し承諾を得るものとする。
第 2-7 条(関連業務)
本調達と関連する業務は、表 2-1 に示すとおりであり、業務遂行に当たっては、関連業務の受注者と連携
を密にし、互いに協力を図るものとする。免震装置を導入するシステムサーバについては、通常業務で使用
していることから非常に重要なものである。関連システムを含め、障害等を発生させてはならない為、関連
受注業者へ事前に確認を実施するものとする。なお、実施される作業によって関連業務の遂行に不都合が認
められ調整作業等の必要が生じた場合は、受注者は速やかにこれに応じなければならない。
また、これに要する費用は受注者以外の作業も含め、全て受注者が負担するものとし、各関連業務の受注
情報については契約締結後に提示する。
1
表 2-1 関連業務一覧
業務名
受注者名
九州農政局管内業務用サーバ機器等の購入
第3章
NECフィールディング㈱
現場業務支援システム機器賃貸借及び保守
(履行期間 H25.3.1 ~ H29.2.28)
日本電気㈱
農業農村整備行政情報システム機器賃貸借及び保守
(履行期間 H26.2.1 ~ H30.1.31)
日本電気㈱
基本要件
第 3-1 条(前提条件)
本調達に当たっての前提条件は、次に示すとおりである。
(1)本調達に当たっては、監督職員と緊密な連携及び調整を図り行うものとする。
(2)免震装置の設置対象ラックの数量及び重量は、表 3-1 のとおりである。
表 3-1 数量及び重量
名
称
九州農政局管内業務用サーバ①
九州農政局管内業務用サーバ②
ラック規格
数量
重量
備考
N8140-502
(25U ラック)
1台
387.00 ㎏
1台
361.45 ㎏
スタビライザ付
(前後)
現場業務支援システムサーバ
N8140-502
(25U ラック)
1台
340.30 ㎏
スタビライザ付
(前後)
農業農村整備行政情報システムサーバ
PG-R4RC5
(24U ラック)
1台
208.80 ㎏
スタビライザ付
(前後)
(3)免震装置を導入するシステムサーバについては、通常業務で使用していることから業務への影響を
最小限に留めるため、官公庁の休日(行政機関の休日に関する法律(昭和 63 年法律第 91 号)第 1 条
第 1 項各号に掲げる日による。)でなければ停止することができない。
(4)機能要件及び性能要件を満たすために、本仕様書に記述する以外にも設置スペース等に支障を与え
ない範囲において耐震対策を加えて提供してもよい。
(5)機器等の搬入、設置に当たっては、事前に監督職員と打合せのうえ行うものとし、設置場所の
環境は、表 3-2 のとおりである。
設置場所
九州農政局
土地改良技術事務所
表 3-2 導入環境
設置階数
4 階(4 階建) OA フロアではない
荷物用エレベータ(積載重量 200 ㎏)
空調設備
有り
25~28℃設定
(6)機器の配置については、制限重量(床版 300kg/m2)を越えないよう構成するものとする。
(7)作業において事前に設置場所に立ち入る場合は、平日(行政機関の休日に関する法律(昭和 63 年法
律第 91 号)第 1 条第 1 項各号に掲げる日を除く。)の 9 時 00 分から 17 時 00 分までとする。ただし、
監督職員と調整のうえ承諾を得た場合は除く。
(8)現行システムサーバの構成は、別紙1の「現行サーバ機器一覧」を参照するものとする。
(9)監督職員が提示した技術的情報に関する権利は、発注者に帰属するものとする。
(10)守秘義務として、受注・施行に当たって知りえた農林水産省に関する事実及び各種情報については、
一切、第三者に漏らしてはならない。
2
第 3-2 条(閲覧資料)
本調達の遂行に必要な閲覧資料は、次のとおりとする。
その他必要な資料がある場合は、監督職員と協議するものとする。
閲覧に当たっては、事前に監督職員に閲覧申請を行うものとし、閲覧は九州農政局土地改良技術事務所で
行うものとする。
(1)九州農政局管内業務用サーバ関係
平成 25 年度九州農政局管内業務用サーバ機器等の調達報告書
(2)現場業務支援システムサーバ関係
平成 25 年度現場業務支援システム機器賃貸借及び保守報告書
(3)農業農村整備行政情報システムサーバ関係
平成 25 年度農業農村整備行政情報システムサーバ賃貸借及び保守報告書
第 3-3 条(業務責任者)
(1)受注者は、本調達の実施にあたり、業務責任者を定め、発注者に通知しなければならない。
(2)業務責任者は、契約図書等に基づき、工事の技術上の管理及び統轄を行うものとする。
(3)業務責任者は、次の経験を有し、契約図書等に基づき、監督職員の指示に従い、業務の技術上の管
理を行わなければならない。
①システムに関する知識
業務責任者は、個別アプリケーション等のシステム機器構築に携わった経験又は官公庁における
システムの保守業務において、業務責任者若しくは技術者として1年以上実務経験を有しているも
のとする。
(4)業務責任者に委任できる権限(請負代金額の変更、履行期間の変更、請負代金の請求及受領を除く。)
を制限する場合は、受注者が発注者に書面をもって報告しない限り、発注者は業務責任者に対して示
等を行えば足りるものとする。
第 3-4 条(作業計画書及び作業スケジュール)
(1)作業計画書
作業の実施に当たっては、契約締結後 14 日以内に、以下の項目について「作業計画書」を作成のうえ、
監督職員の承認を得るものとする。
また、作業計画に変更の必要性が生じた場合は、変更の理由及び変更内容とともに、修正された作業
計画書を監督職員に提出し承認を得るものとする。
①作業体制図(担当者の経歴、保有資格の提出を含む。)
②作業体制と役割分担
③作業の進め方と作業内容の概要
(2)作業スケジュール
契約締結からシステム運用までの作業スケジュールを作成のうえ、監督職員の承認を得るものとする。
第 3-5 条(基本要件の留意事項)
(1)稼働テスト
本業務受注者は、免震装置設置後、システムサーバ機器の全てを再設置し動作確認を行うものとする。
なお、動作確認について、「動作検証テスト仕様書」を作成し監督職員の承認を得るものとする。また、
作業前に監督職員と詳細な打合せを実施するものとする。
(2)関連業務の受注者との連携
「第 2-7 条(関連業務)」に示す関連業務の受注者と連携を密にし、互いに協力を図るものとする。
また、本調達で納入される免震装置によって、関連業務の遂行に不都合と認められ、調整作業等の必
要が生じた場合は、受注者は速やかにこれに応じなければならない。なお、これに要する費用は受注者
以外の者の作業を含め、全て受注者が負担するものとする。
3
第4章
免震装置仕様
第 4-1 条(基本要件)
(1)免震方式については、レールと車輪を用いた免震方式とし、免震装置とレベルフックは固定するも
のとする。なお、免震装置は5台とする。
(2)地震の水平動の揺れに対し、震度7クラス相当を震度5強以下相当に低減させるものでなければな
らない。
(3)架台を設置せず OA フロアではない上に設置できるものでなければならない。
(4)免震装置とサーバラックが固定できるものでなければならない。
(5)免震装置本体の高さ 200mm 以下で、サーバラック4台を搭載した時、幅 3,500mm 以内、奥行き 2,200mm
以内(免震装置の偏心量含む。)の床スペースで設置できなければならない。
(6)メンテナンスフリーでなければならない。
第 4-2 条(設置作業)
本調達で実施する作業は、以下のとおりとする。
また、下記(1)、
(3)及び(4)の作業については、業務への影響を最小限に留めるため、官公庁の休
日(行政機関の休日に関する法律(昭和 63 年法律第 91 号)第 1 条第 1 項各号に掲げる日による。)で実施す
るものとする。なお、これに要する費用は受注者以外の者の作業を含め、受注者の負担で行うものとする。
(1)システムサーバ機器の移動
免震装置の設置に当たっては、既システムサーバ機器を設置場所から隣接する打合せスペースへ分
解し移動することを想定していることから、機器に損傷等与えないように注意しなければならない。
なお、機器に損傷等が生じ、システム運用に支障が認められ復旧作業が生じた場合は、受注者は速や
かに応じなければならない。
(2)動作確認試験項目表の作成
受注者は、免震装置設置後に実施するシステムサーバの機能正常確認のための動作確認試験項目表
を作成すること。
作成した試験項目表の妥当性を検証するため、事前に関連業務受注者の確認を受けることとし、そ
の後、監督職員の承諾を得るものとする。関連受注業者への確認については、調整を十分に行い対応
することとする。
(3)免震装置の設置とシステムサーバ機器の再設置
設計に基づき、免震装置の設置を実施することとする。
免震装置設置後、上記(1)により移動したシステムサーバ機器について元の配置に基づき、再設
置するものとし、機器に損傷等与えないように注意しなければならない。
再設置後のシステムサーバに対して、関連業務受注者がシステムの運用保守作業を実施することか
ら、同受注者に立会いを依頼し、設置状況の確認等を依頼すること。
なお、機器に損傷等が生じ、システム運用に支障が認められ復旧作業が生じた場合は、受注者は速
やかに応じなければならない。
(4)動作確認試験
システムサーバ機器の再設置後、受注者は、動作確認試験項目表に基づき、動作確認試験を実施す
るものとする。なお、動作確認試験には、関連業務受注者に立会いを依頼し、本業務受注者による試
験完了後に、システムサーバの引き継ぎを実施するものとする。
また、動作確認試験の結果については、とりまとめて監督職員に報告を行うものとする。
(5)システム運用再開後の対応
システム運用再開後、履行期間内に関連業務受注者から問合せや作業依頼があった場合は、対応を
行わなければならない。
また、履行期間内にハードウェア障害が発生した場合、本調達に起因する可能性が考えられるため、
本調達受注者の責任にて対応を実施するものとする。
4
第 4-3 条(納品ドキュメント作成及び取扱説明)
(1)納品ドキュメント作成
「第5章 成果物」に示す納品ドキュメントを作成する。
第5章
成果物
第 5-1 条(成果物)
以下に示す資料を完成図書としてとりまとめ、紙媒体1部(分冊及び市販のファイル綴じで可)、電子媒
体(CD-R)1部を提出するものとする。なお、電子媒体への格納資料については監督職員と協議するもの
とする。
・作業計画書
・サーバラック搭載図
・動作確認試験項目表(動作確認結果報告含む。)
・各種保証書
・作業状況写真
・その他必要な資料
第 5-2 条(提出先)
〒862-0901 熊本県熊本市東区東町 4 丁目 5-7
九州農政局土地改良技術事務所
第6章
その他
第 6-1 条(情報セキュリティの確保)
本調達に当たっては、別に貸与する「農林水産省における情報セキュリティの確保に関する規則の通知
について」(平成 15 年 6 月 26 日訓令 11 号(平成 28 年 4 月 1 日一部改正))および「農業農村整備情報ネ
ットワークシステムセキュリティポリシー実施手順(農林水産省農村振興局制定)」
(平成 28 年 4 月 1 日全
部改正)を順守すること。
第 6-2 条(制限事項)
完成図書等本調達により作成した成果物の著作権は、発注者に帰属するものとする。
第 6-3 条(その他留意事項)
(1)本調達において知り得たすべての事実については、契約期間中はもとより、契約終了後においても
他に漏らし又は他の目的に利用してはならない。
(2)作業に際して発生した不明な点等については、監督職員と調整又は指示に従うこと。
5
別紙1 現行サーバ機器一覧
(1)九州農政局管内業務用サーバ
項
名称
数
量
1
Active Directory サーバ
1台
2
セキュリティ管理サーバ
1台
3
ファイルサーバ(メイン)
1台
4
ファイルサーバ(サブ)
1台
5
ファイルサーバ(メイン)データ用ストレージ
1台
6
ファイルサーバ(サブ)データ用ストレージ
1台
7
バックアップ用ストレージ
1台
8
テープライブラリ
1台
9
運用管理サーバ
1台
10
証跡管理サーバ
1台
11
スイッチングハブ
1台
12
サーバラック
2台
13
共有機器(モニタ、キーボード、マウス、切替機)
1式
14
サーバラック
2基
N8140-502(25U ラック)
(2)現場業務支援システムサーバ
項
名称
数
量
1
AP・DBサーバ
1台
2
BKサーバ
1台
3
共有機器(モニタ、キーボード、マウス、切替機)
1式
4
サーバラック
1基
N8140-502(25U ラック)
(3)農業農村整備行政情報システムサーバ
項
名称
数
量
1
Domino サーバ(メイン)
1台
2
Domino サーバ(サブ)
1台
3
バックアップ装置
1台
4
共有機器(モニタ、キーボード、マウス、切替機)
1式
5
サーバラック
1基
PG-R4RC5 19 インチ(スタンダード/24U)ラックー 3
6
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