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2次元コード表示プログラム,デジタル 放送受信機及びプログラム送信装置
特開2010140152 2次元コード表示プログラム,デジタル 放送受信機及びプログラム送信装置 特徴と利用分野 本発明は,マトリックス型2次元コード(以下,2次元コード)を生成するプログラムをデータ放送で送信し,デ ジタル放送受信機で文字列を使って2次元コードを構成して表示するための技術に関するものである。本発明により, 文字のサイズに下限があり,小さな2次元コードの表示が困難であったデータ放送などの電子文書を閲覧するような 環境においても,任意のサイズの表示構成要素(黒または白のセル)を持つ2次元コードを表示することができる。 技術概要 データ放送では使用できる文字サイズが16ピクセル以上と決められているので,2次元コードを文字列で構成し, 各セルを1文字で表現した場合には2次元コードの1辺がほぼ画面の縦のサイズになり実用的ではなかった。 本発明の2次元コードの構成手順と構成例を1図に示す。まず,2次元コードの黒と白の全セルを縦方向および横 。1図は N =2の例 方向にそれぞれ(N −1)個おきにサンプリングして N の2乗個のグループに分ける(1図①) で,4つのグループに色別している。グループごとに黒セルは黒セル表現用の外字フォントに,白セルはスペースに それぞれ置換して文字列を作る(1図②) 。黒セル表現用の外字フォントは1図②に示すように左上隅が黒四角(1/N ×1/N サイズ)の外字フォントである。次に,文字列1∼文字列4を各グループのサンプリング位置に対応するよ うに縦および横にずらせて重ね合わせることで2次元コードを構成する(1図③) 。本発明により,N の値とフォン トサイズを変えることで,任意のサイズの2次元コードを表示することができる。 (発明者:川喜田裕之,西本友成,石川清彦,今泉浩幸,井上友幸) 表示構成要素 (セル) ①構成する2次元コードのセルを, 縦 方 向 および横 方 向にそ れぞ れ ‐1個おきにサンプリングして の 2乗個のグループに分ける。 (右の 例は =2で,4つのグループに色 別している) (構成する2次元コード) 1/N 文字列1 文字列2 文字列3 文字列4 外字フォント: (黒) 文字 文字 15 文字 文字 スペース : (白) 14 15 14 ②各グループについて, 黒セルか 白セルかに応じてこれらの2種類 の文字に置換した文字列を作る。 15文字 14文字 15文字 14文字 セル ③①の各グループのセル位置に 29 対応するように, 文字列を縦およ び横にずらせて重ね合わせる。 29セル (構成された2次元コード) 1図 2次元コードの構成手順と構成例 NHK技研 R&D/No.124/2010.11 55