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リコンフィギュラブル・デバイス
P P 様々なLSIの位置づけ ASICの高い性能と汎用プロセッサの高い汎 用性の両立を目指す 集積回路工学 性能 14.リコンフィギュラブル・デバイス Reconfigurable Device(再構成可能デバイス) 汎用性 1 4 P P 分類 PAL (Programmable Array Logic) 1978年 MMI (Monolithic Memories Inc.) 社 OUT1=IN1*IN2|~IN3 リコンフィギュラブ ル・デバイス IN1 IN2 IN3 OUT2=IN1|IN2*IN3*IN4 IN4 A B C D A*D Simple PLD (PLA/PAL/GAL) Complex PLD FPGA OUT1 1970年代 数~数十ゲート 1980年代 数百ゲート 1990年代~ 数千~数百万 ゲート OUT2 PAL 22V10 6 P P PAL (Programmable Array Logic) 1978年 MMI (Monolithic A B C Memories D Inc.) 社 OUT1=IN1*IN2|~IN3A*D IN1 IN2 IN3 IN4 7 CPLD (Complex Programmable Logic Device) 1989年 ALTERA社 AND-ORを大規模化 他のセルから OUT2=IN1|IN2*IN3*IN4 OUT1 ピ ン 内 部 配 線 ア レ イ SPLD SPLD ピ ン I/O SPLD ピ ン I/O SPLD I/O A*D I/O A B C D AND アレイ Clk 他のセルへ ピ ン OUT2 PAL 22V10 8 10 1 P CPLD P (Complex Programmable Logic Device) 1989年 ALTERA社 AND-ORを大規模化 ピ ン SPLD SPLD ピ ン 1985年 XILINX社 SRAM型LUT (Look Up Table) FPGAメーカの 他のセルから 最大手の一つ。 世界シェアの AND 40%程度。 LB LB LB LB アレイ Clk 他のセルへ I/O I/O SPLD ピ ン 内 部 配 線 ア レ イ I/O I/O SPLD FPGA (Field Programmable Gate Array) コネクションブ ロック(CB) ピ ン 論理ブロック (LB) スイッチブ ロック(SB) 11 P 12 P FPGA (Field Programmable Gate Array) 1985年 XILINX社 先程のAlteraと SRAM型LUT (Look Up Table) LB LB LB LB 論理ブロック (LB) FPGA (Field Programmable Gate Array) 1985年 XILINX社 SRAM型LUT (Look Up Table) Xilinxで世界 シェアの80% 以上を占める LB LB LB LB 論理ブロック(LB) LUT コネクションブ ロック(CB) DFF スイッチブ ロック(SB) 13 P 14 P FPGA (Field Programmable Gate Array) 1985年 XILINX社 SRAM型LUT (Look Up Table) FPGA (Field Programmable Gate Array) 1985年 XILINX社 SRAM型LUT (Look Up Table) 1bit 8word SRAM LUT DFF B C 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 1 1 1 0 0 1 0 1 1 1 0 1 1 1 Y 多 数 決 回 路 の LUT A LB LB LB LB スイッチブロック(SB) スイッチ 15 17 2 P P FPGA (Field Programmable Gate Array) 3入力LUTを用いた1bit全加算器 1985年 XILINX社 SRAM型LUT (Look Up Table) LB LB LB LB A 0 0 0 0 1 1 1 1 コネクションブロック(CB) B 0 0 1 1 0 0 1 1 C 0 1 0 1 0 1 0 1 Y A 0 0 0 0 1 1 1 1 B 0 0 1 1 0 0 1 1 C 0 1 0 1 0 1 0 1 Y A B Cin S Cout スイッチ 19 P 21 P FPGAに関する特許 Freeman特許 FPGAの特徴 Ross Freeman (2006年9月失効) プログラマブルなロジックセル、プログラマブルな I/Oセル、プログラマブルなセル間インタフェース を持つ メモリ(LUT)によって論理機能を実現する 回路構成情報はメモリに記憶され、外部からメモリ に転送可能 1. 設計フロー 2. ASICとの違い Carter特許 William (Bill) S. Carter (2004年9月失効) ロジックセル間を直結する接続線を設ける これまでは、他社で製造ができなかった 26 23 P P FPGA設計 (1/2) 基本的にはLSIの設計と同じフロー FPGA設計 (2/2) 要求仕様設計 システム設計(機能設計) アーキテクチャ設計 論理設計(RTL設計) 機能検証 論理合成 論理検証(ゲートレベル・シミュレーション) レイアウト(配置配線) ⇒マッピング DRC(デザイン・ルール・チェック) ⇒不要 LVS(レイアウトと回路図の比較検証) ⇒不要 ポストレイアウト・シミュレーション 製造 ⇒プログラミング 物理的な 回路が変わるわけ 実機検証 ではないため! PC or プログラマ プログラミング FPGA/ CPLD ここまではASICの設計とほぼ一緒 コンフィギュレーションデータ 29 ASIC: 数ヶ月以上 FPGA: 数秒程度 30 3 P P ASICとFPGAの製造コスト ISP (In System Programming) チップを実装後にプログラミングする技術 開 発 総 90nm ASIC コ ス ト 130nm ASIC 製造過程で書込み作業を追加する必要がなく、テ スト時に一緒に行える(作業期間の短縮) 製造者がライン上で書込みできる(予めデバイス をプログラミングする必要がない) 組込み後に調整、再プログラミングできる 180nm ASIC 製造後、出荷後のバグにも柔軟に対応できる! JTAGを使う ケースもある! PLD 数百個 数千個 1万個 数万個 総数 プログラマ PCB 31 P P FPGAとASICの違い ASIC FPGA 速度 ◎ △ 電力 ○ × 密度 ◎ △ 製造期間 × ◎ コスト 多量:◎ 少量:× 多量:△ 少量:○ 書き換え × ◎ ASICとの混載 FPGAファミリの中には、ASICと混載し、機能 を変更したり、デバイスの付加価値を付けたり するものもある。 SRAM FPGA CPU 34 P 33 •文字認識回路 •動画像エンコーダ •動画像デコーダ •暗号化器 •信号処理回路 •その他… 各種I/O コントローラ 35 最終製品の中のFPGA FPGAは量産には向かなかったのだが… 最近のFPGA/CPLDの使用例 テレビ 携帯電話の基地局 携帯電話 新幹線の行先表示板 洗車機 音響装置 車載(自動車) その他、いろいろ 36 4