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【技術分類】6−1−1 情報通信機能/PC・ネットワーク関連

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【技術分類】6−1−1 情報通信機能/PC・ネットワーク関連
【技術分類】6−1−1 情報通信機能/PC・ネットワーク関連/コンピューター機能
【 FI 】G04G1/00,314
【技術名称】6−1−1−1 システム構成
【技術内容】
スケジューラー、電話帳・住所録、メモ情報などの機能を備えたウオッチ型のウエアラブルコンピ
ューターであって、そのハードウェアとソフトウェアのシステム構成に関わる技術である。
近年、腕時計は単に時刻を知る手段から多機能化が進み、スケジュール、住所録、メモ情報などを
扱える情報端末化しているものがある。これらの腕時計は、大量の情報を処理するための高性能な CPU
や大規模なメモリー、多量の情報を表示するための大型ドットマトリクス LCD を搭載し、PsDOS や Linux
といった OS を採用するものもある。
図 1 に示す、「コンピューター・ウオッチ第一例」のハードウェア・システム構成例では、OS を搭
載するために、PC と同じような構成になっている。
図 2 には、「コンピューター・ウオッチ第二例」のハードウェア・システム構成例を示す。
図 1、図 2 の例では、デジタル腕時計で通常使われている 4bit マイコンでは無く、8bit、あるいは、
16bit マイコンを採用している。メインメモリーは 128kbyte、あるいは 256kbyte の SRAM、マスク ROM
には JIS 第一、第二水準の漢字データや OS を搭載している。アプリケーションプログラムやデータ用
メモリーとして、データ書き換え時間の短縮や大容量化などを考慮しフラッシュメモリーを採用して
いる。表示は 102×64 などの大型ドットマトリクス液晶パネルを使用し、全角 8 文字×5 行(40 文字)
などの表示仕様を実現している。
PC とのインターフェイスとしては、専用アタッチメントを介して通信を行うシリアル通信機能、赤
外線インターフェイス付きのノート PC と通信を行う赤外線通信機能、電磁誘導インターフェースを利
用した通信機能などを有する。
【図】図 1 ハードウェアのシステム構成−第一の例
出典 1、「23 頁 Fig.4 Block diagram of Ruputer」
― 410 ―
【図】図 2 ハードウェアのシステム構成−第二の例
出典 2、「13 頁
Fig.2 クロノビットのハード構成概要」
図 3、図 4 に、上記コンピューター・ウオッチ第一例、第二例のソフトウェアのシステム構成例を
示す。これらのシステム構成例のように、ソフトウェアはいくつかの層に分けられる。
図 3 の例では、大きく、ファイラー、PsDOS、W−BIOS の 3 つに分けられる。ファイラーは、ユーザ
ーインターフェイス、イベント処理、アラーム処理などを行い、PsDOS はファイル管理、アプリケー
ションの実行を制御し、W−BIOS はハードウェアとのインターフェイスを提供する。
【図】図 3 ソフトウェアのシステム構成第一の例
出典 1、「24 頁
Fig.6 ラピュータソフトウェアシステム」
― 411 ―
【図】図 4 ソフトウェアのシステム構成第二の例
出典 2、「15 頁 Fig.4 MPU の内部システムブロック」
【出典/参考資料】
出典 1:
「ウェアラブル PC ラピュータ 」、
「マイクロメカトロニクス
Vol.43
No.1」
、
「1999 年 3 月」
、
「小山和宏、野口正博、井上祐一、広富淳、大多和脩二(セイコ−インスツルメンツ)著」
、
「日
本時計学会発行」、20−27 頁
出典 2:
「リストモバイル・クロノビット(Chrono−Bit)
」、
「マイクロメカトロニクス Vol.45 No.2」、
「2001 年 6 月」、「栗原一(セイコーエプソン)著」、「日本時計学会発行」、12−18 頁
参考資料 1:
「腕ターミナル RC−1000 の開発」
、
「日本時計学会誌
No.113」
、
「1985 年 6 月」、
「横澤
幸男、藤森弘章(諏訪精工舎)著」
、「日本時計学会発行」、15−28 頁
参考資料 2:
「Linux 対応腕時計型コンピュータ:WatchPad」、
「マイクロメカトロニクス
Vol.46 No.2」
、
「2002 年 6 月」、「上條昇、井上忠宣、岸本幸一郎、玉川憲(日本アイ・ビー・エム)著」、
「日
本時計学会発行」、20−27 頁
【応用分野】6−1−2 情報通信機能/PC・ネットワーク関連/PCとのリンク機能
― 412 ―
【技術分類】6−1−1 情報通信機能/PC・ネットワーク関連/コンピューター機能
【 FI 】G04G1/00,304, G04G1/00,314
【技術名称】6−1−1−2 入出力手段
【技術内容】
スケジューラー、電話帳・住所録、メモ情報などの機能を備えたウオッチ型のウエアラブルコンピ
ューターであって、その入出力に関わる技術である。
多機能化が進み、スケジュール、住所録、メモ情報などを扱える情報端末化したコンピューター機
能付き腕時計では、データの入出力、特に入力は腕時計そのものが小さいがゆえに容易では無い。
ディスプレイ画面上のカーソル表示と連携させた十字キー入力方式や、回転ベゼルによるデータ入
力機構は、腕時計におけるデータ入力の困難さを解決する一つの技術である。また、外部キーボード
を利用したデー入力手段もある。
図 1 に示すウオッチ(PC インターフェースユニットに装着された状態)は、ウオッチ外装ケース上
面の 6 時位置(液晶表示画面の手前)に十字キー(カーソルポインター)を設け、液晶画面上のカー
ソル位置をこの十字キーにより上下左右に移動させる方式を採用することにより、入力操作を行いや
すくなるように工夫されている。十字キーにより選択されたカーソルの決定は、ウオッチケース側面
に配置されたサイドボタンにより実行される。
【図】図 1 十字キー入力を備えたウオッチ(PC インターフェースユニットへの装着状態)
出典 1、「1 頁 写真(Ruputer)」
― 413 ―
図 2 は、上述のウオッチにおける液晶表示画面の表示例であり、十字キー(カーソルポインター)
によって選択されたファイル名が黒く反転している様子が分かる。
【図】図 2 ファイル名リスト(左側)とアイコン(右側)の表示例
出典 2、「25 頁 Fig.8 ファイラー表示画面」
図 3 は第二の例であり、回転ベゼルによるデータ入力機構の断面模式を示したものである。
ムーブメントの上に取り付けられた 2 つのフォトリフレクターで、回転ベゼルの下に設けられた外
装の 2 つのガラス窓を通して、回転ベゼルの裏に設けた光学パターンを読み取り、これに同期して液
晶画面上のアルファベット文字を選択することによって、ローマ字入力での日本語入力環境を提供し
ている。
【図】図 3 回転ベゼルによるデータ入力機構の断面模式
出典 3、「17 頁
Fig.9 回転ベゼルによる日本語入力機構の断面模式」
― 414 ―
図 4 は、外部キーボードを利用したデータ入力の例である。外部キーボードから入力された文字コ
ードは電磁誘導を利用した通信により腕時計に送られる。
【図】図 4 外部キーボードを利用したデータ入力
出典 4、「51 頁
写真」
【出典/参考資料】
出典 1:
・ 出典:ウェアラブル情報機器
・ 著者名:セイコーインスツル株式会社
・ 関連個所:Ruputer User Support
・ 表題:Ruputer ユーザーサポート
・ 掲載年月日:2000 年、掲載者:セイコーインスツル株式会社
・ 検索:2005 年 2 月 10 日
・ アドレス: http://speed.sii.co.jp/pub/corp/pr/inq_menu.jsp
出典 2:
「ウェアラブル PC ラピュータ 」、
「マイクロメカトロニクス
Vol.43
No.1」
、
「1999 年 3 月」
、
「小山和宏、野口正博、井上祐一、広富淳、大多和脩二(セイコーインスツルメンツ)著」
、
「日
本時計学会発行」、20−27 頁
出典 3:
「リストモバイル・クロノビット(Chrono−Bit)
」、
「マイクロメカトロニクス Vol.45 No.2」、
「2001 年 6 月」、「栗原一(セイコーエプソン)著」、「日本時計学会発行」、12−18 頁
出典 4:
「リストコンピュータシステム「SEIKO UC−2000 シリーズ」」
、
「国際時計通信
年 2 月」、「セイコー電子工業著」、
「国際時計通信社発行」
、51 頁
参考資料 1:
・ 出典:ラピュータのスペック
・ 著者名:arataku
・ 表題:ラピュータのスペック
・ 掲載年月日:2003 年 5 月 5 日、掲載者:arataku
・ 検索:2005 年 2 月 10 日
・ アドレス:http://www.iissa.co.jp/ fma/arata/ruputer/ruputer.html
― 415 ―
286 号」
、
「1984
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