Living the - Rissho Kosei-kai

Living the
LOTUS
Buddhism in Everyday Life
1
2015
VOL. 112
開祖随感
恵比寿さまの顔で
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Living the Lotus
2015年1月号（Vol.112）
【発行】立正佼成会 国際伝道本部
〒166-8537
東京都杉並区和田2-6-1 普門館5F
Tel: 03-5341-1124
Fax: 03-5341-1224
E-mail: living.the.lotus.rk-international
@kosei-kai.or.jp
編集責任者：水谷庄宏
編集チーフ：中村悦子
校閲者：吉田晃一郎
編集スタッフ： 国際伝道本部スタッフ
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立正佼成会は1938年に開祖庭野日敬、
脇祖長沼妙佼によっ
て創立された、法華三部経を所依の経典とする在家仏教教
団です。家庭や職場、地域社会の中で釈尊の教えを生かし、
平和な世界を築いていきたいと願う人々の集まりです。
現在は庭野日鑛会長とともに、私たち会員は仏教徒として布
教伝道に励みながら、宗教界をはじめ各界の人々と手をたず
さえ、
国内外でさまざまな平和活動に取り組んでいます。
Living the Lotus̶Buddhism in Everyday Life
（法華経を生きる∼生活の中の仏教）
というタイトルには、
日々の生活のなかに法華経の
教えを活かして、泥水に咲く美しい蓮の花のように、人生を豊かに、そしてより価値あるものにしていきたいとの願いが込められています。本
誌を通じて、世界中の人々に日々の生活のなかで活かせる仏教の教えをインターネットで配信します。
まんが
根本仏教
古谷 三敏
1
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四諦の教え
まとめ
（
四
諦
の
ま 法
と 門
（
め
前回まで
六回にわたって
四諦の法門の
お話をして
まいりました
今回はその総集編
四諦の法門の
おさらいと
後日談でございます
ご隠居さん
いますか？
2
おう 八っつぁんか どうしたね
LIVING THE LOTUS January 2015
私的使用を除き、無断で
複製・転載をしないでください
2
いつになく
歯切れが悪い
じゃないか
どうしたって
ことはないん
ですが・
・
・
・
ちょっと ね
ヘエ
ご隠居さんが
熊公の奥さんに
話したように
四諦の法門の話を
したんですが・
・
・
・
ああ
ご亭主の酒癖で
悩んでいた人だね
まず
四諦の法門というのは
日常生活でぶつかる
苦しみから
救ってくれる教えだと
言いました
ほう
すごいじゃないか
で どんなふうに
話したんだい？
へぇ？
つぎに 四諦とは
苦集滅道の
四つのこと
いや
あっしはともかく
例の知り合いの
人がどうも歯切れが
悪くって・
・
・
・
苦諦は 苦から
逃げようとせず 苦をしっかり
見つめること
集諦は 苦の
原因を探究して
はっきり悟ること
道諦は
真理にそった
生き方を
すること
8ページにつづく
LIVING THE LOTUS January 2015
3
会長
法話
家 族とともに 、心 豊 かに
立正佼成会 会長 庭野日鑛
家庭は安らぎと救いの場
結婚式やお正月など、祝いごとで家族や親戚が
集まるのは楽しいものです。新たな年を迎え、みなさ
んも親族一同がつどう時間を心待ちにしておられるこ
とでしょう。 わが家でも、開祖さまがご存命のころから、正月二
日に親戚が集まり、
おおぜいでにぎやかに新年を祝う
のが恒例になっています。そのときの親しみやくつろ
いだ雰囲気は格別で、
それはおそらく、
どこの家庭に
も共通するのではないでしょうか。 や す お かまさひろ
思想家の安岡正篤師は、
ご著書のなかで「家庭
はもはや分割を許されない社会的細胞であり、愛情
の小世界」といい、
その「愛情の小世界の中で、家
族や親戚や隣人、客人に交わって、好ましい社会的
訓練を受けさせる」ことが人間教育には必要と明言
しています。
この言葉のように、たくさんの人が集まる
機会の多い年末年始は、人が近親者のなかで豊か
はぐく
な心を育む大切な機会といえそうです。 また、同師には「良い家庭ほど人を落ち着かせ、
人を救うものはない」という言葉もあります。近年の
のぬくもりからくる信頼感や安心感に通じるような気
調査を見ても、家族に期待することとして、多くの人
がします。
が「精神的な安らぎや充足感」を挙げています。 お正月の集まりには、年頭にあたって家族や親戚
たの
心の豊かさ、安らぎ、充足感、救い。これらは、お
が会話とふれあいを愉しむなか、
お互いに心の栄養
そらく愛情の小世界たる家庭だからこそ得られるもの
を補給しあうという重要な意味あいがあるのかもしれ
で、
それは母親の背におぶわれた幼い日の、
あの肌
ません。
4
LIVING THE LOTUS Januray 2015
会長
法話
「家族」を思いやることから
めし
古き時代、家庭では多くの夫が
「飯、風呂、寝る」
し
に後ろ姿で見せていくということも、家族の大事な
「会
か口にしないといわれました。
いまは夫婦も親子も、会
話」
といえるでしょう。
それは教え諭すものというより、年
話の中身はお金や物にまつわることばかり、
という声も
長者が率先して相手を尊重し、いつでも謙虚に「あり
聞かれます。何かと忙しい現代人は、会話においても
がとう」
と感謝の言葉を口にするような、
日々の姿勢の
必要なことが優先されるのでしょうが、それにしても少
なかにあります。 さと
しさびしい話です。 そんちょう
なかには残念ながら、仕事の関係などか
ところで、
もと
では、どのような会話やふれあいが心の豊かさや
ら、現実の生活環境の下では家族との会話ができな
安らぎを家庭にもたらすのか。
私は家族のあいだの
「無
いという人もいます。
しかし、かねてお話ししているとお
しちせ
財の七施」
がポイントになると思います。 ふ せ
げんせ
り、私たちはみな、大いなるいのちに連なる兄弟姉妹
わ げんえつじき
お金をかけなくてもできる布施─眼施、和顔悦色
せ
ごんじ せ
しんせ
しんせ
しょうざ せ
です。
その意味ではだれもが家族の一員であり、親戚
ぼうしゃ せ
施、言辞施、身施、心施、床座施、房舎施の七つのう
ち、とくに笑顔
（和顔悦色施）
と、思いやりのこもったや
にほかなりません。 ですから、実の家族のようにとはいかないまでも、
さ
まなざ
さしい眼差し
（眼施）や言葉かけ（言辞施）が大事だ
びしい思いをしている
「身内」
を、教会をあげて思いや
と思うのです。高級な家具や調度に囲まれるのが豊
ることで、地域全体にあたたかな心の栄養が行き渡
かな生活ではなく、親が子や孫に、あるいは子や孫
かろ
るはずです。 しょうじん
が親や祖父母に笑顔で接し、お互いを思いやれる家
庭こそが真に豊かなのです。 そして、ときには年長者が、ご縁の大切さだとか、
生かされていることの有り難さを語って聞かせ、同時
LIVING THE LOTUS January 2015
私たちにとって、精進の出発点は家庭です。家族
とともに明るく、心豊かにすごす一年にしてまいりましょ
う。
『佼成』2015年1月号より
5
Spiritual Journey
人生を修正し変化させる贈り物
IBC (国際仏教教会)
ケヴィン・アダムス
※この体験説法は、
2014年4月27日に立正佼成会ＩＢＣの「国際花まつり」で発表されたものです。
おはようございます。今日ここに参加させていただ
き、
うれしさで一杯です。
その悦びを皆様にお分けさ
せていただきます。
この花まつりをお祝いするためだ
けではなく、生活の中で仏道を実践する私の修行と
して、
お説法させていただきたいと思います。初めに自
己紹介させていただきます。
私の名前はケヴィン・アダムスと申します。
アメリカ合
衆国の出身で、
今は日本に住んでおります。長い間仏
教の修行を続けてまいりましたが、
３年前にIBCの会
員になりました。
フェイスブックでジーン・
リーヴズ博士と
知り合い、
IBCを紹介していただいたのです。
こちらに来る前、私の若い頃の修行は、今とは全く
違っておりました。
しかし立正佼成会ＩＢＣの会員にな
ってからは、久遠の本仏釈尊と、釈尊が法華経で説
かれた法が、信仰の中心となりました。
それらに帰依
し、修行させていただいております。修行を通して、私
の信仰と、修行についての知識は、着実に深まってま
いりました。私は法華経の教えを日々の生活に生かし
ております。
先月の初め、立正佼成会は、大聖堂建立と久遠
の本仏釈尊像勧請５０周年記念を祝いました。世界
サンガ代表者結集参拝も同時に行われ、
世界の様々
な地域から多くの代表者が参加しました。
私の会社は、従業員にあまり休暇を出しませんの
で、最初はこの４日間の行事に出席するのは無理だ
しかし私の揺るぎない信仰と、
ろうと思っておりました。
本仏釈尊に対する帰依心、鈴木教会長の粘り強い
励ましによって、
すべてうまく計らいがついたようです。
会社に数日の休暇を許可していただき、
このすばらし
い行事に参加できることになりました。
世界サンガのプログラムの一つに、
川端健之理事
長による特別講義がありました。
「真の幸せを自分の
ものに：開祖さまが真に願われたこと」
という題で、
生か
されて生きる命についてのお話をいただきました。
私たちはそれぞれの人生において、縁のある人々
と深い個人的なつながりを持っています。
講義の中で、
そのつながりが「駅伝」にたとえられていました。駅伝
6
は、
日本でお正月に行われるマラソンリレーの行事で
す。各チームのランナーがバトンを持って一定距離を
走り、
次のランナーにそのバトンを渡します。
このようにし
て、
バトンは次から次へと手渡され、
最終ランナーがバ
トンを受け取って、
最後のコースを走ると、
そのマラソン
は終わります。
しかしマラソンを人の一生のような、
いのちの旅とし
て語るならば、私たち一人ひとりは、個人的な家族駅
伝リレーのメンバーのようなものです。全員がランナー
として自分自身のバトンを持って走るのです。実際に、
私たち一人ひとりに家族駅伝チームがあり、兄弟、姉
いとこ、叔父叔母、祖父母などが、
そこに入
妹、両親、
っています。
この家族駅伝チームでは、
それぞれに役
割があり、
果たすべき任務があります。
先月５日、青梅練成道場と呼ばれる練成道場に行
きました。一泊練成の夜、特別なお題目修行（唱題）
がありました。
その時私は非常に特別な形でスピリチ
ュアルな体験をしました。
お題目を唱えながら、
自分自
身の過去の人生を訪れる 仮想現実の旅の世界に
導かれたのです。
このスピリチュアルな体験によって、
縁のあるすべて
の人達と私との深い個人的なつながりを実感しまし
た。仕事仲間、社内の同僚、友達、家族、
そしてＩＢＣ
ＩＢＣ
「国際花まつり」で説法をするケヴィンさん
LIVING THE LOTUS January 2014
Spiritual Journey
の皆さんです。
そこには私の先祖も含まれます。
そうい
うまわりの人達と自分がどんなに深いつながりを持って
いるか、
今までに何度も聞いてきましたが、
それまで
の私はただ耳で聞いて、
表面的に頭で理解するだ
けでした。
３月５日の青梅練成道場で悟ることがで
きたような深い気づきではありませんでした。
私は、
自分の駅伝チームの中で自分自身の果た
す役割を、
全身全霊で実感しました。
まるで誰かが
私の手をしっかりつかんで、
話しかけているようでし
た。
「ケヴィン、
私達は旅に出るんだ。命の流れをず
っとさかのぼっていくんだよ」
と。
この仮想の旅は、
今日ここに今いるところから出
発し、
軍隊時代、
その前の大学時代、
そして高校時
代の光景が目に浮かび、
私の心と体にさまざまな感
情が溢れてきました。
さらにさかのぼると、
中学生、
小学校時代です。
私の人生のいろいろな場面、
状
況、
境遇が、
映画のシーンのように頭の中を通り過
ぎていきました。
私の姿が見える場面や状況、
それはすべて自
分自身の至らなさ、
自分の行動が引き起こしたこと、
自分に責任があるのだと分かり始めてきました。前
向きな場面や状況もありましたが、
嫌な場面や状況
もたくさん思い出しました。人生の中で、
好きではな
かった部分、
恥ずかしい、
困った状況も見えました。
できればもっと肯定的な結果に変えたかったこと、
自
分がとても愚かだった部分が見えました。
この心の旅はさらに続き、
母や姉と遊んでいる幼
母のおなかの中
児の頃、
そして最後に・
・
・そうです、
で、外界から安全に守られ、羊水の中で泳いでい
る胎児の私。母は私にバトンを渡すまで、
自分の体
の中でしっかりと私を守ってくれました。
私自身が駅
伝のメンバーとして命をつないでいくマラソンが、
まも
なくスタートします。
その時に実感しました――母の子宮の中で泳
いだり跳ねまわったりしていた時でさえ、
そしてこの
私にさえ仏性があったのです。
ただそれを知らなか
っただけでした。
まだ気づいていなかったのです。
仮想の旅に出て、
目の前に現れる過去のいろいろ
な場面を見た後、
深い気づきがありました。
それは、
自分の人生とＩＢＣメンバーとしての修行に対し、
私
が果たすべき責任です。
この深い気づきが、
私のいただいた贈り物です。
物質的な贈り物ではなく、
最も深いレベルで、
人生
を修正し変化させる贈り物です。今までにこれほど
深遠な贈り物は、
受け取ったことがありません。
この
深い気づきのおかげさまで、
私の人生は、
本来の躍
動感に満ちたものに変わるでしょう。私の未来と修
サングラスをかけなけ
行が躍動してキラキラ輝き、
ればならないほどにしたいと思います！
この体験の直後、
私の働く会社で仕事の状況が
変わり、
びっくりしました。
会社の上の方が私のところ
に来て、
「君を信頼するからチャンスを与え、
社内の
新しい管理職を任せたい」
とおっしゃったのです。
そ
の部署と従業員を管理する地位です。
多くの新しい
責任を伴うだけでなく、
管理者訓練と管理技術がも
っと必要になります。
管理職の方々は私に厚い信頼
を寄せて、
この重要な役割を担わせて下さったのだ
と、
自覚もしております。
私は、
新しく変わった職場の環境に適応できるよ
う一生懸命働いております。仕事に対して開祖さま
が青年時代に実行されたと同じ心構えを持ち、真
剣に心をこめてどんな大変な仕事にも感謝して働き
たいと思います。
このような開祖さまの生活態度は、
心の中に生きる仏様への深い感謝から生まれまし
た。
私は今、
大きなチャンスを頂き、
開祖さまと同じ心
構えを実行し、
自分自身の人生にも当てはめること
ができます。
私は、新しい仕事仲間、
同僚、受け持つ従業員
の皆さんから信頼と尊敬を得ようと心に決めておりま
す。悦びに満ち、
久遠の本仏釈尊に感謝しておりま
す。
仏様は、
多くの様々なやり方で、
私に功徳を与え
て下さいました。私の真剣な修行と仏様への帰依
が、
この新しい役職をお計らいいただく結果になりま
した。
ありがとうございました。
どうぞ今日の花まつりのこ
れからのプログラムをお楽しみ下さい。
世界サンガ結集参拝にて研修を受けるケヴィンさん
（左から二人目）
Living the Lotusでは、皆さまから信仰体験をお寄せいただいております。あなたの信仰体験を、Living the Lotusで世界中の皆さんにお分けして
くださいませんか？ ご投稿、
お問い合わせは、[email protected]まで。
LIVING THE LOTUS January 2014
7
私的使用を除き、無断で
複製・転載をしないでください
3
そうすれば
心が安らかになり
幸せな人生を
おくることが
できる
（滅諦）
フーム
そんだけ話しても
わかって
くれなかったのかね？
そうなんです
こないだ様子を
見に行ったら まだ スッキリ
していないんです
四諦の法門の話は
よーくわかったん
だけど なかなか
実行できないと
いうんだろう
8
まんが
根本仏教
知り合いの人の
悩みにそって
だいたいこんな
ことを話しました
いえ よく
わかってくれて
とても喜んで
帰りまして・
・
・
・
なるほど
ハハァ
そのあと
いい結果が
でないんだね
あっしも
どうなってん
だと
問いつめたん
です
アレ？ ご隠居さん
ホントは
あの家のこと
知ってんじゃ
ないんですか？
LIVING THE LOTUS January 2015
私的使用を除き、無断で
複製・転載をしないでください
4
そういう
わけじゃないが
まあ
よくある話でな
習慣力ねぇ
業というのは
行為の習慣力だから
悪い行為もあれば
善い行為もある
んだがね
それじゃあ
どうしようも
ないって
ことでしょうか
LIVING THE LOTUS January 2015
エエッ？
ウム・
・
・
・
それを仏教では
業
（行為）
という
まあ
その人の場合
悪いほうの業に
とらわれて
しまっている
わけだ
そんなことはないよ
業の壁は
懺悔によって
打ち砕くことが
できるんだよ
なぜかというと
人には生きていく
うえで現在まで
つづけてきた
行為の習慣力が
あるんだ
そういえば
業を煮やすとか
業腹とか
言いますねぇ
だから
理屈では
わかっていても
行ないを改める
ことはむずかしい
んだな
懺悔って
自分の過ちを
告白すること
ですよねぇ
9
私的使用を除き、無断で
複製・転載をしないでください
4
なるほど
あの人は
あっしの話を
聞いて理解した
だけで
長年 恨みつづけてきた
お父さんに対する
懺悔がなかった
んですね
ウム しかし長い間の
自己中心的な思いこみ
が強いと・
・
・
・
頭でいくらわかっていても
問題解決にはならないんだ
だから道諦を歩むには
懺悔が必要なんだ
そのとおり
！
八っつぁんも
こんどからは
そこまで導いて
やらなくちゃ
いけないよ
よーく
わかりました
これでもう
四諦の法門は
完全に
マスターしました
チッ
チッ
チッ
！
あれ
なんですか！
？ カラスの
ジッチャ
みたいな
声だして
苦が解決する
だけで
終わりじゃ
ないんですか？
10
苦の解決だけで
四諦の法門が
わかったと思っちゃ
いけないよ
四諦の法門はね
苦の解決法だけ
じゃなくて・
・
・
・
ものごとの考え方の
順序も
教えてくれるんだ
・
・
・
・っ
てぇと？
LIVING THE LOTUS January 2015
私的使用を除き、無断で
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5
八っつぁんの
仕事を
例にとって
考えてみよう
で 庭に入って
最初に
どうする？
どうだい
みごとに
四諦の法門に
あてはまって
いるだろう
？
なーるほどねぇ
たしかに
四諦の法門だ
でも なんだか
妙に
簡単ですねぇ
LIVING THE LOTUS January 2015
植木の
ですか？
ウム まず
どういうときに
仕事がくるかね
庭がどれぐらい
傷んでいるか
どこを手入れする
必要があるか
じっくり見ます
エッ
！ いまのが
四諦の法門
なんですか？
そうはいうが
たとえば
庭の傷みに
気がつかなかったら
どうだろう？
だいたいは
庭木なんかが
育ちすぎたりして
手入れが
必要になった
ときでしょうね
それから
仕事にかかって
なん日かで
きれいな庭に
仕上がるって
わけです
庭がどのように
傷んでいるのかを
見る
（苦諦）
そして なぜ
そうなったのかを
よく調べ
（集諦）
手入れをする
（道諦）
その結果 庭がきれいに
なる （滅諦）
というわけだ
あるいは
どこを手入れするか
考えもせずに
いきなり木を
切りはじめたら
どうなるだろう
？
11
私的使用を除き、無断で
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6
きちんと仕事を
しなかったら
どうだろう？
四諦の法門は
苦の解決だけじゃなくて
ものごとを考え 行動するうえでの
基本なんですね
こんどこそ
よーくわかりました
隠居さんの
お陰でうちも
むかしのように
仲良くなりました
心の底では
亭主のほうが悪いと
思っていたので
謝るのに
すこし抵抗も
ありました
12
どれが欠けても
きれいな庭は
できない
ですねぇ
こんちは！
棟梁と
もうまく
やっていける
ように
なりました
でも・
・
・
・
私の悪いところにも
気がつき反省
できたので
ご隠居さんの
おっしゃるとおりに
することが
できました
要するに
実践しなければ
簡単なことだって
簡単ではなくなる
わけだ
おやおや
熊さんたちかい
今日はみんな集まって
しまったのう
最初
ご隠居さんが
あんたが悪いと
おっしゃったときは
正直言って
おもしろく
ありませんでした
ウム そのときは
たいへん
かもしれないが
仏さまの教えは
みんなが幸せに
なるように
説かれた
ものなんだよ
LIVING THE LOTUS January 2015
私的使用を除き、無断で
複製・転載をしないでください
『まんが根本仏教』は、佼成出版社
から好評発売中です。
http://www.kosei-shuppan.co.jp/
8
ほんとうに
あのときの
苦しみが
ウソのようです
というよりも
その苦があったからこそ
仏さまの教えにふれる
縁ができ
いまの
幸せがあるんだよ
そう考えると
苦とか悩みは
仏さまから
与えられた
幸せへの
階段だった
んですね
これからは
おまえさんたちが
よき縁となって
苦しんでいる人たちに
法を伝えておくれ
どうやら みなさん 無事に
仏さまの教えを
伝えてくれそうで
ございます
c Mitsutoshi Furuya, 1998.
LIVING THE LOTUS January 2015
すばらしい！
そこまで思える
ようになれば
ほんものだ
はい！ がんばりまっす！
！
これにて
四諦の法門の
お話も無事
終了となります
おあとが
よろしい
ようで・
・
・
・
つづく
13
Column
o
㻞㻜㻝㻡ᖺ㻌⚾䛾ㄋ㢪
఍㛗ඛ⏕䛿䚸㻞㻜㻝㻡ᖺ䛾఍ဨ䛾ಙ⾜᪉㔪䛾୰䛷䛂୕ᐆᖐ౫䜢ᇶᮏ䛻ᕸᩍ䛻
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立正佼成会
Vancouver, Canada
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Mogi das Cruzes
Sao Miguel
Rissho
Kosei-kai International Branches
14
LIVING THE LOTUS January 2015
Rissho Kosei-kai
Overseas Dharma Centers
Rissho Kosei-kai International
5F Fumon Hall, 2-6-1 Wada, Suginami-ku, Tokyo, Japan
Tel: 81-3-5341-1124
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2015
Rissho Kosei-kai of New York
320 East 39th Street, New York, NY 10016, U.S.A.
Tel: 1-212-867-5677 Fax: 1-212-697-6499
e-mail: [email protected] http://rk-ny.org/
Rissho Kosei-kai International of North America (RKINA)
Rissho Kosei-kai of Chicago
2707 East First Street Suite #1 Los Angeles
CA 90033 U.S.A
Tel: 1-323-262-4430 Fax: 1-323-262-4437
e-mail: [email protected] http://www.rkina.org
1 West Euclid Ave., Mt. Prospect, IL 60056, U.S.A.
Tel : 1-773-842-5654
e-mail: [email protected]
http://home.earthlink.net/~rkchi/
Branch under RKINA
Rissho Kosei-kai of Tampa Bay
2470 Nursery Rd.Clearwater, FL 33764, USA
Tel: (727) 560-2927
e-mail: [email protected]
http://www.buddhismtampabay.org/
Rissho Kosei-kai International of South Asia (RKISA)
201 Soi 15/1, Praram 9 Road, Bangkapi, Huaykhwang
Bangkok 10310, Thailand
Tel: 66-2-716-8141 Fax: 66-2-716-8218
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai Dharma Center of Oklahoma
2745 N.W. 40th Street, Oklahoma City, OK 73112, U.S.A.
Tel & Fax: 1-405-943-5030
e-mail: [email protected] http://www.rkok-dharmacenter.org
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Dallas
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Klamath Falls
1660 Portland St. Klamath Falls, OR 97601, U.S.A.
Rissho Kosei-kai, Dharma Center of Denver
1571 Race Street, Denver, Colorado 80206, U.S.A.
Tel: 1-303-810-3638
Rissho Kosei-kai Dharma Center of Dayton
635 Kling Dr, Dayton, OH 45419, U.S.A.
http://www.rkina-dayton.com/
Rissho Kosei-kai Buddhist Church of Hawaii
2280 Auhuhu Street, Pearl City, HI 96782, U.S.A.
Tel: 1-808-455-3212 Fax: 1-808-455-4633
e-mail: [email protected] http://www.rkhawaii.org
Rissho Kosei-kai Maui Dharma Center
1817 Nani Street, Wailuku, HI 96793, U.S.A.
Tel: 1-808-242-6175 Fax: 1-808-244-4625
Rissho Kosei-kai Kona Dharma Center
73-4592 Mamalahoa Highway, Kailua-Kona, HI 96740, U.S.A.
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Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Los Angeles
2707 East First Street, Los Angeles, CA 90033, U.S.A.
Tel: 1-323-269-4741 Fax: 1-323-269-4567
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Rissho Kosei-kai Buddhist Center of San Antonio
6083 Babcock Road, San Antonio, TX 78240, U.S.A.
Tel: 1-210-561-7991 Fax: 1-210-696-7745
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Risho Kossei-kai do Brasil
Rua Dr. José Estefno 40, Vila Mariana, São Paulo-SP,
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Rissho Kosei-kai of Taipei
4F, No. 10 Hengyang Road, Jhongjheng District, Taipei City 100, Taiwan
Tel: 886-2-2381-1632
Fax: 886-2-2331-3433
http://kosei-kai.blogspot.com/
Rissho Kosei-kai of Taichung
No. 19, Lane 260, Dongying 15th St., East Dist.,
Taichung City 401, Taiwan
Tel: 886-4-2215-4832/886-4-2215-4937
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Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Arizona
Rissho Kosei-kai of Tainan
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Colorado
No. 45, Chongming 23rd Street, East District, Tainan City 701, Taiwan
Tel: 886-6-289-1478
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Rissho Kosei-kai Buddhist Center of San Diego
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Las Vegas
Rissho Kosei-kai of San Francisco
9DOHQFLD:D\3DFL¿FD&$86$
Tel: 1-650-359-6951 Fax: 1-650-359-6437
e-mail: [email protected] http://www.rksf.org
Rissho Kosei-kai of Seattle’s Buddhist Learning Center
3DFL¿F+LJKZD\6RXWK)HGHUDO:D\:$86$
Tel: 1-253-945-0024 Fax: 1-253-945-0261
e-mail: [email protected]
http:// www.buddhistLearningCenter.com
Rissho Kosei-kai of Sacramento
Rissho Kosei-kai of San Jose
Rissho Kosei-kai of Vancouver
Rissho Kosei-kai of Pingtung
Korean Rissho Kosei-kai
423, Han-nam-dong, Young-San-ku, Seoul, Republic of Korea
Tel: 82-2-796-5571 Fax: 82-2-796-1696
e-mail: [email protected]
Korean Rissho Kosei-kai of Pusan
1258-13, Dae-Hyun-2-dong, Nam-ku, Kwang-yok-shi, Pusan,
Republic of Korea
Tel: 82-51-643-5571
Fax: 82-51-643-5572
Branches under the Headquarters
Rissho Kosei-kai of Hong Kong
Flat D, 5/F, Kiu Hing Mansion, 14 King’s Road,
North Point, Hong Kong,
Special Administrative Region of the People’s Republic of China
Tel & Fax: 852-2-369-1836
Rissho Kosei-kai of Ulaanbaatar
Rissho Kosei-kai Dhamma Foundation, Sri Lanka
15f Express tower, Enkh taiwnii urgun chuluu, 1st khoroo, Chingeltei
district, Ulaanbaatar, Mongolia
Tel: 976-70006960
e-mail: [email protected]
382/17, N.A.S. Silva Mawatha, Pepiliyana, Boralesgamuwa, Sri Lanka
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Rissho Kosei-kai of Polonnaruwa
Rissho Kosei-kai of Sakhalin
Rissho Kosei-kai of Habarana
4 Gruzinski Alley, Yuzhno-Sakhalinsk
693005, Russian Federation
Tel & Fax: 7-4242-77-05-14
Rissho Kosei-kai of Galle
151, Damulla Road, Habarana, Sri Lanka
Rissho Kosei-kai of Kandy
Rissho Kosei-kai of Roma
Via Torino, 29-00184 Roma, Italia
Tel & Fax : 39-06-48913949
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of the UK
Branches under the South Asia Division
Delhi Dharma Center
Rissho Kosei-kai of West Delhi
Castello-2229 30122-Venezia Ve Italy
66D, Sector-6, DDA-Flats, Dwarka
New Delhi 110075, India
Rissho Kosei-kai of Paris
Rissho Kosei-kai of Kolkata
86 AV Jean Jaures 93500 Tentin Paris, France
E-243 B. P. Township, P. O. Panchasayar,
Kolkata 700094, India
Rissho Kosei-kai of Venezia
Rissho Kosei-kai of Sydney
International Buddhist Congregation (IBC)
5F Fumon Hall, 2-6-1 Wada, Suginami-ku, Tokyo, Japan
Tel: 81-3-5341-1230 Fax: 81-3-5341-1224
e-mail: [email protected] http://www.ibc-rk.org/
Rissho Kosei-kai of South Asia Division
5F Fumon Hall, 2-6-1 Wada, Suginami, Tokyo, 166-8537, Japan
Tel: 81-3-5341-1124
Fax: 81-3-5341-1224
Rissho Kosei-kai of Kolkata North
AE/D/12 Arjunpur East, Teghoria, Kolkata 700059,
West Bengal, India
Rissho Kosei-kai of Kathmandu
Ward No. 3, Jhamsilhel, Sancepa-1, Lalitpur,
Kathmandu, Nepal
Tel: 977-1-552-9464
Fax: 977-1-553-9832
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Lumbini
Shantiban, Lumbini, Nepal
Rissho Kosei-kai of Singapore
Thai Rissho Friendship Foundation
201 Soi 15/1, Praram 9 Road, Bangkapi, Huaykhwang
Bangkok 10310, Thailand
Tel: 66-2-716-8141 Fax: 66-2-716-8218
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Rissho Kosei-kai of Bangladesh
85/A Chanmari Road, Lalkhan Bazar, Chittagong, Bangladesh
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Rissho Kosei-kai of Dhaka
House No.467, Road No-8 (East), D.O.H.S Baridhara,
Dhaka Cant.-1206, Bangladesh
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Patiya, sadar, Patiya, Chittagong, Bangladesh
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Domdama, Mirsarai, Chittagong, Bangladesh
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Ume Burmese Market, Main Road Teck Para, Cox’sbazar, Bangladesh
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Satbaria, Hajirpara, Chandanish, Chittagong, Bangladesh
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Dupchar (West Para), Bhora Jatgat pur, Laksham, Comilla,
Bangladesh
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West Raozan, Ramjan Ali Hat, Raozan, Chittagong, Bangladesh
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Chendirpuni, Adhunagor, Lohagara, Chittagong, Bangladesh
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