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1112 Page1_Japanese.eps - Rissho Kosei-kai

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Rissho Kosei-kai
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The World of the Lotus Sutra
妙法蓮華経
化城諭品第七
(前号からの続き)
「あるところに、
ひじょうに長い、
けわしい、
困難な道があり、
そこを大勢の人々が、一
人の導師に導かれて歩いています。その
導師は智慧もあり、
その道の行く先も熟知し
て、一人の脱落者も出さずに目的地へ着こ
うと導いているのでした。
しかし、
中には足の弱い人や、
根気のない
人もいて、途中ですっかり疲れてしまい、次
のように言い出しました。
『 私たちはもう疲れ
てしまいました。
もうこれ以上進めません。先
はまだまだ長そうですから、
ここから引き返
そうと思います』
と。
疲れ果てた姿を見た導師は、
『目的地ま
で行けば大きな宝が得られるのに、
なぜ、
こ
こで引返そうとするのだろう。
なんとかしなく
ては』
と思い、
不思議な力をもって道の半ば
過ぎに大きな城を現したのです。
そしてみん
なに向かって、
『ほらあそこに大きな城があり
ますよ。
あの中に入って疲れをとり、
それから
目的地を目指しましょう』
といったのです。一
行は大喜びでその城に入り、休息し、疲れ
をとって元気を取り戻しました。
皆が元気を取り戻したのを見た導師は、
城を消し去り、
『さあ行きましょう。宝のある場
所はもうすぐです。
ここにあった城は皆さん
に元気を取り戻してもらうために、仮に現し
たものです』
と言いました。
」
世尊は、
『 如来もちょうどこの導師のような
ものです』
と前置きして、今の話しに含めら
れた意味を、親身になってお説きになりまし
た。
この譬えに出てくる導師とは如来のことで
あり、
けわしく長い山道とは、現象の変化で
生ずる煩悩のことであります。如来はそれを
必ず滅することができると知っているので
す。煩悩を滅す道は仏の智慧を得ることで
すが、最初から最高の智慧を衆生に示せ
ば、
自分達にはとても無理だとあきらめて、
仏に背を向け、教えを聞かなくなってしまう
でしょう。
そこで、休憩場所として城を現し、
心を安心させ、心が十分に安らかになった
ところを見て、
最高の悟りへ導くのです。
(終)
SHAN ZAI
会長
法話
自らを灯として
独り立ち
よく知られている話ですが、釈尊は、
ご自身
の入滅を前にして、弟子の阿難にこのように
語ったと伝えられています。
「この世で自らを島
とし、
自らをたよりとして、他人をたよりとせず、
法を島とし、法をよりどころとして、他のものをよ
りどころとせずにあれ」
(中村元訳/岩波文
庫)
すべてのものごとが移り変わるこの世にお
いて、確かな拠りどころとなる「島」は自分で
あり、真理・法である。それゆえ自分を拠りどこ
ろとし、法を拠りどころとして生きなさい、
という
意味です。いわゆる自灯明・法灯明の教えで
すが、
ここに示した「島」と「灯明」とは、表現
が違うだけで意味するところは同じでしょう。
釈尊は、
このお言葉の少し前に「すでにこと
ごとく法は説いた」とも語られ、
そのうえで「自
らに依り、法に依って生きなさい」と示された
わけです。ご自分を特別な者と思っておられ
ない釈尊とすれば、
「私に頼ることなく、
あくま
でも法を認識し、めいめいが自立して生きるこ
とこそ大事である」ということであります。
つまり、釈尊はだれにも通ずる、当たり前の
ことを説かれたといえるのでしょう。そう考える
と、私たちはふだん気がつかないだけで、す
でに自灯明の人生を歩んでいるといえるかも
しれません。
立正佼成会 会長 庭野日鑛
気づきが大切
たとえば、私たちは、朝夕の読経が習慣に
る私をいつも助けてくれます。
こうしたごく身近
なっています。自らの意思で、
まさに自分を拠り
なことも、周囲を照らす灯明といえると思うの
どころとしてくり返しくり返し実践していますが、
です。
これも一つの自灯明でしょう。
また、
「まず人さま」の精神で他に喜びを与
自らを拠りど
える菩薩行も、法を拠りどころとし、
一方で、「他人をたよりとせず」という教えに、
冷たく突き放される印象をもつ人がいるかもし
れません。
ころとした実践です。それには、小さなことにと
しかし、私たちはみな生かし生かされている
らわれないようにして、
自己中心に傾きがちな
のですから、
お互いに協力し、支えあうのは当
心を制御することが大切で、
その意味でも確
然のことです。
固とした自己に依る生き方といえましょう。
ただ、頼ることができる人がいつもそばにい
サンガ(善友)がともに心を磨きあう法座の
るとは限りません。そこで釈尊は、
「他を頼ら
場では、真理・法にそって苦悩の原因をさぐる
なくとも、みな自ら苦難を乗り越える能力が具
なかで、
それぞれが自分の思いどおりにしよう
わっている」とお説きくださったわけです。つま
としていたことに気づき、
その心の転換をはか
り、本来、すでに救われていることに、未熟な
ります。私たちは、
そうしたことをくり返しながら
私たちが気づいていないだけである、
というこ
心を調え、一人ひとり自分で苦難を乗り越えて
とです。
いるのです。
そのことに早く気づいて真理・法を認識し、
自
また別の角度から見ると、各自の特長を生
覚をもって、
どのようなことにも対応できる者と
かして、
目の前のことに打ちこみ、他に喜びを
なってほしいと釈尊は願われているのです。
与えることも、
自灯明の生き方の一つといえま
まもなく、釈尊が悟りを開かれた成道会で
しょう。身内の話で恐縮ですが、わが家の三
す。自らを灯として生きていけるよう、精進いた
女は読経の声が澄んでよく徹り、導師を務め
しましょう。
『佼成』2011年12月号より
笑 顔 は 天 の 花
立正佼成会 次代会長 庭野光祥
開祖さまと小さな人たち∼今でも∼
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庭野光祥 にわの・こうしょう
庭野日鑛会長の長女として東京都に生まれる。
学習院大学法学部を卒業し、
立正佼成会の幹部養成機関である
学林本科に学ぶ。
現在、
法華経の研鑽につとめるなか、
教団主行事における参拝者
への講話や国内外での宗教協力活動に取り組み、
次代会長として
の修行を続けている。
統弘氏と結婚。一男三女の母。
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「やくしん」2010年10月号より
Spiritual Journey
「ありがとう」は魔法の言葉
ブラジル教会
アンドレア・カザグランデ
※この説法は、7月24日ブラジル教会で行われた「ブラジル教会
発足40周年記念式典」でのものです。
皆様おはようございます。立正佼成会ブラジル教会
発足40周年記念おめでとうございます。
校と言われている学校で一日中勉強出来る機会を得
る事が出来ました。
しかし、父は家に居る事が段々と少
私はアンドレア・カザグランデです。既婚者で8歳の
なくなり、家族団欒の時間を少なくしていました。やさ
息子がいます。私はサンパウロに生まれ、
25歳までこ
しい言葉や振る舞いを見せる事もなく、父にとっての
こに住んでいました。結婚してからバイア州にある美
家族とは、昔持つ事が出来なかったお金を与えさえす
しい島、モホ・デ・サンパウロ、
に住むようになりました。
れば良いものだと思っていました。母にとっての家族
父はイタリア系二世、母は日系二世です。父は大変貧
とは愛であり、価値観であり、それを私たち子供に教
しい家に生まれましたが医者になる事を決意し、大い
えましたが、不倫と多くの嘘をつく父には伝えられま
に頑張り、
5年間の挑戦の末、貧しい人には不可能だと
せんでした。うつ病と怒りの中にいる母は苛立ち、怒
思われていたブラジルで一、二を争うと言われている
りっぽくなり、家では喧嘩、怒鳴りあい、そして号泣の
有名医大に入学する事が出来ました。父は貧しさを証
毎日でした。
明するが如く、教科書等を人に借りながら勉強に励み
父が不在の時、私はつとめて母と一緒に居たのです
ました。母は日本人の娘であり、学問を大切に思う家
が、私も成長し思春期を迎え、私も多くの人との出会
庭で育ち、サンパウロ大学の法学部にトップ10に入っ
いを求め、外に出たくなりました。でもどうすればいい
て入学しました。そんな時に二人の出逢いがあり、二
のでしょうか?母はどうなるのでしょうか?私は私なり
人は結婚しました。その当時、母は理想の男性と家庭
に母のことを心配していたのですが時が経つにつれ
を築き上げる夢を持っていました。
母との関係がぎこちなくなっていきました。
父は本当に頑張り、勝利者となりました。仕事に励
私は大学に入学し男性と付き合い始めた頃、私と母
み、成功しました。富を得ることが出来ましが、問題も
の関係はますます悪くなっていきました。私が25歳に
発生しました。それは、父の女性問題で、母の夢の全て
なった時、体を休めたいという気持ちと、家庭の様々
が崩壊し始めました。母は学生の時に結婚、卒業、そし
な問題から逃げたくなり、バイア州へ旅行しました。こ
て三人の子供を抱えながらの結婚生活の苦しみを味
の旅行で私は現在の主人であるイタイさんに出逢い
わう様になり、母はうつ病になってしまいました。おと
ました。彼は私が夢見ていた安心感を与えてくれる人
ぎ話の中のお姫様の様で、金髪の青い目の素敵な男
で、
とても楽しい時間を彼と過ごす事が出来、その内
性と結婚し、
とても金持ちで3人の子供に恵まれ、素晴
に彼と付き合う様になりました。
しかし、母はこの話を
らしい家庭を築き上げたと言う話。
しかし不幸でした。
喜んでくれませんでした。母にとって私はかわいい娘、
私も兄弟も父の成功のお蔭で、
サンパウロでは一流
いつもの友であり、
なぜ娘はバイア州の島の漁師と付
き合わなければいけないのか?私と母の喧嘩がますま
唯一の医者であり、そこの住民たちの診察をしていま
す激しくなりました。私はこれで幸せだと言い、母は、
す。
彼はあなたに似合わないと言い続け、そしてある日、
そんな行ったり来たりの人生の中2010年の5月、
母は私に家を出るようにと告げました。傷ついた私は、
私は医者の検査を受け、癌を患っていることを知らさ
自分のものを掻き集め、バイア州へ行きました。父は
れました。その時から私はこの大変な病気との闘いが
家を既に出て行き、そして今度は私の番でした。
始まりました。私はたばこを吸わないし、お酒も飲みま
バイア州に着いた時、食事一回分のお金しかなく、
せん。家族の中に癌患者がいる事もないのに、癌は私
心がボロボロでした。
しかしその時、私は素晴らしい自
を選んだのです。
2010年の7月、息子が休みに入っ
然の和みで幸せを感じる事が出来ていました。母と離
てからサンパウロに戻り、治療をする為に母の家に滞
れ一人でいる事はまるで魔法にかかったようでした。
在する事になりました。現在私は一回目の手術を受け、
叫ぶ人もいない、呼ばれる事もない、喧嘩する事もな
化学治療、放射線療法をしながら再度の手術を待って
かった。ちょっと狭い一部屋に住んでいたけど、それは
います。
とても素晴らしい感触だったし、幸せを感じる事が出
化学治療の時、体が弱って動けない状態になり、何
来ていました。私は彼との交際を続け、経済的な自立
日もベッドの上で過ごすことになりました。その時しみ
が得られるまで私たち二人は仕事をしようと決意しま
じみと私の人生はいったい何だったのかを考えました。
した。彼との交際、
仕事を続け、
生計を立てていました。
私は仏教をはじめ人間の幸福や人生に関する本をたく
4年後、息子のロレンゾが生まれ、現在8歳です。息子
さん読みました。化学治療が終わり少しずつ人と接す
は家族を喜ばせ、結び付ける恵みでした。妊娠7ヶ月の
る事が出来る様になり、そして昨年2010年12月に立
時、私はサンパウロに戻り、
サンパウロの病院でロレン
正佼成会ブラジル教会との出逢いを得ました。教会で
ゾを生みました。そこで母との関係を修復することが
行われている仏教セミナーに参加したのです。その時
できたかのように思いました。
のセミナーのサブテーマは「苦しみの中の幸せ」でし
息子が生まれた後、父は母に謝罪し、
もう母を悲しま
た。あの日、私は大きな悲しみの中にいて自分の苦し
せる事はしないと言いました。ロレンゾが生まれて2ヶ
みは終わりがない、変わることなどあり得ないと思い
月過ぎ、私は仕事に復帰する為、子供を連れてバイア
ながら教会へ行ったのです。このサブテーマを聞いた
へ戻りました。その時、父母も一緒に行く事を決意しま
時私のためにセミナーをやってくれているのではない
した。
しかし事態が又大変な状況になっていきました。
かと思いました。
その理由は望まれていない私の結婚にありました。叫
後日、癌という病気で苦しんでいた私は教会長さん
び、喧嘩、口論が始まり、結果的に母はサンパウロに帰
に気持ちを聞いていただき、教会長さんにお話するう
る事になりました。
しかし父はバイアに残り、そこに住
ちにあることが見えてきました。実は癌の苦しみより
み、仕事をする決意をしました。父は今その島と町の
母との厳しい関係が、私を苦しませていたのです。い
つしか私は母に対する悲しみや不満を思いの限り言っ
ていました。
「母は以前と同じ様に、
落ち込んだり、いら
いらしたり、悲しんだり、そして私を憎む人にしか見え
ません。母は私に言います。
『 すべてあなたのせいよ。
あなたが私を一人にして不幸にした。あなたがした、あ
なたが行ってしまった、あなた、あなた・
・
・。』そんな言葉
ばかりを母は繰り返し私に言い続けています。そんな
Spiritual Journey
母の言葉に、私はもう耐えられませんでした。なぜ癌
らくる心の痛みはあっても、生かされている幸せ、手
を患っている娘に対して冷たく接するのだろう?私は
元にないものを願うのではなく今与えられていること
病気と闘う力も無くしてしまいました」
と。
に感謝することの大切さを学ばせていたのです。
私の話が終わった後、教会長さんは私に家に帰った
私は今感謝の中で人生を送らせていただいていま
らお母さんに心の中でいいから「ありがとう」
「愛して
す。毎日良い事も悪い事も受け入れられるように、
ま
います」
「今まで育ててくれてありがとうございます」
た全ての経験に感謝の出来る自分になれる様にして
と言いなさい、
と仰いました。真っ暗なトンネルで小さ
います。一瞬一瞬を大事に。仏さまの教えと出会った
な出口の光が見えたような気がしました。その光は私
お蔭様で私は救われました。
を解放し、安らかにする光に思えました。私は教会長さ
本日はこの場を借りて私の家族のみんなに感謝の
んから教えていただいた言葉を口に出し、母に声を出
気持ちを申し上げます。私は一人一人のありのままを
して言ったのです。
愛しています。みんなのありのままを尊敬しています。
母は一瞬驚いたような顔をしまし、そして母の眼か
一日一日良い関係を築き上げるように努力します。受
ら大粒の涙が落ち、それを見た私も声を上げて泣いて
け入れながら、尊敬しながら、ただひたすらに「愛して
しまいました。私と母はお互いに抱き合い顔がくしゃく
います」と言いながら。私をいつも喜びの中で迎えて
しゃになるほど泣きました。そして母が、
「私にとって一
くれる教会の皆さんに感謝します。ありがとう−いま、
番大切なのはアンドレア、あなたよ。私はあなたに捨
私は最高に幸せです。これからは他の人達にもこの様
てられるのではないかといつも不安だったの」
と母の
な幸せを味わっていただきたいのでそのお手伝いを
胸の奥の気持ちを打ち分けてくれたのです。私も「お
させて頂きます。ありがとうございました。
母さんのことを愛しています。今までもこれからも・
・
・」
と言いました。
その日から過去約40年間に亘る母との苦しみだけ
の関係は氷がとけるように変わりました。まるで魔法
にでもかかったようでした。母は日に日に優しくなるよ
うに見え、私も母に対する気持ちが変わって来たよう
に感じました。母の態度をいちいち評価するのを止め、
愛している証に毎日少しずつ会話をし、仏教セミナー
で学んだ事を母に伝えていきました。すると私だけで
なく母も学び、変化し、もっと幸せそうになっていきま
した!
私が今確信しているのは私が変わった事で家族の
振る舞いも変わったし私の毎日はいただいている幸
せに感謝する毎日に変わりました。体の痛みや病気か
ᴿ
shanzaiでは、
皆さまから信仰体験をお寄せいただいております。あなたの信仰体験を、
shanzaiで世界中の皆さんに
お分けしてくださいませんか? ご投稿、
お問い合わせは、[email protected]まで。
開祖庭野日敬の教え
決心とは切り捨てること
作家の吉川英治さんが「われ以外みなわが師」
という
言葉を残されているのは、
みなさんもよくご存知でしょう。
私どもが毎日上げる
『経典』の「開経偈」に「見聞触
知、皆菩提に近づく」
という言葉があります(注・当時の
『経典』)。
自分が本当に求める気持ちになっていると、
見るもの聞くもののすべてに「なるほど」
とうなずかされ、
目を見開かされて、
「教えてもらって本当にありがたい」
と、一切が自分の心の糧になっていくのです。
自分以外
の存在が、
みな師匠になるわけです。
過日、
バチカンを訪れたときに神父さん方と一緒に食
事をいただきながらうかがったのですが、決定とか決心
のことを、英語では「デシジョン」
というそうです。語源は
ラテン語の「デシジオ」で「何々から断ち切る」
という意
味だそうです。
人間は弱いものですから、決心するまでにさまざまに
迷い、
うっかりすると、
つい楽なほうに決めてしまうといっ
たことがありがちです。
ですから道を求めて本気で精進
しようとするのには、何を切り捨て、何を採るか、
その決
断の厳しさこそが大切だというのです。教えられる言葉
でした。
『開祖随感5』
(佼成出版社)
P.158∼159より
Column
ダルマの光を伝えたい
1978年5月、
私は「佼成会の教えを学び、
やさしく温かい人にな
りたい、
多くの人々の灯になりたい」との願いで、
一人立正佼成会
札幌教会の門をくぐりました。以来30余年。
「あの時の一歩は人
生最良の一歩であった。」身に余る幸せを頂き、
感謝でいっぱいで
す。
幸せの根本は「法(ダルマ)」です。開祖さまは「もし法を聞くこと
あらん者は、
一りとして成仏せずということなけん」と常にお示し
下さいました。仏さまの教えがわかれば人は必ず幸せになれる。ダ
ルマは光であり温かいいのちです。
この度国際伝道本部長の大役を拝命し私は皆様と共に、
このダ
ルマを、
その光、
温もり、
歓びを伝えられる人を育てることに全身全
霊で歩んでいきたいと思います。
(水谷 庄宏)
本部長退任のご挨拶
世界の拠点をマーキングした大きな世界地図が執務
室の壁にかけてあります。この地図を見ては、世界各地
の信者さんに思いを馳せる毎日でしたが、
12月から、中
国支教区長として広島に赴任することになりました。在
任中は、
本当にありがとうございました。
国際伝道本部で学んだことを、
これからは日本の教
会で活かしてまいります。来年から、いよいよ「第二次国
際伝道計画」をスタートいたしますが、初代国際伝道本
部長として、皆様のさらなる飛躍を祈念しております。
来日の折は、
どうぞ広島まで足をのばしてください。 鈴木孝太郎
立正佼成会は1938年に開祖庭野日敬、脇祖長沼妙佼によって創立された、法華三部経を所依の経典とする在
家仏教教団です。家庭や職場、地域社会の中で釈尊の教えを生かし、平和な世界を築いていきたいと願う人々の集
まりです。現在は庭野日鑛会長とともに、私たち会員は仏教徒として布教伝道に励みながら、宗教界をはじめ各界
の人々と手をたずさえ、国内外でさまざまな平和活動に取り組んでいます。
立正佼成会について
Vancouver, Canada
Seattle
London, The United Kingdom
Geneva, Switzerland
Ulaanbaatar, Mongolia
Sukhbaatar
Venezia, Italy
Kathmandu, Nepal
Paris, France
Lumbini
Delhi, India
Sakhalin, Russia
Seoul, Korea
Hong kong
San Francisco
Los Angeles
RKI of North America (Irvine)
Tokyo, Headquarters
Pusan
Masan
Shanghai
Taipei
Colombo, Sri Lanka
Dhaka
Mayani
Patiya
Domdama
Cox’
s Bazar
Satbaria
Laksham
Raozan
Chendirpuni
Hawaii
Taichung
Jilung
Kolkata
Chittagong, Bangladesh
Klamath Falls
Denver
Chicago
Dayton
San Mateo
West Delhi
Kandy-Wattegama
Polonnaruwa
Habarana
Galle
Sacramento
San Jose
Colorado
Oklahoma
New York
Tampa Bay
Dallas
San Antonio
Kona
Maui
Tainan
Pingtung
San Diego
Las Vegas
Arizona
Singapore
Bangkok, Thailand
RKI of South Asia
Sao Paulo, Brazil
Sydney, Australia
Mogi das Cruzes
Sao Miguel
Rissho Kosei-kai International Branches
SHAN ZAI 2011年12月号(Vol.75)
【発行】立正佼成会 国際伝道本部
〒166-8537 東京都杉並区和田2-6-1 普門館5F Tel; 03-5341-1124 Fax; 03-5341-1224 E-mail; [email protected]
編集責任者:水谷庄宏 編集チーフ:中村悦子 編集スタッフ:松岡志帆・工藤友紀乃・斎藤華央留・江藤真弓・鈴木佐祐里・金尾江利子・牧野紗知
※このニュース
レターは、
「日本語版」
「英語版」
「中国語版」
「ポルトガル語」
「タイ語版」
がございます。
また、号によってはその他の言語版が発行されることがあります。 ※ご意見・ご感想・ご不明な点などがございましたら、
ご遠
慮なく上記の連絡先までお寄せください。 ※二次使用をされる際には、
国際伝道本部までご連絡ください。
インターネット配信のお知らせ
Live Broadcasting on Web
成道会
Anniversary Day of
Shakyamuni’s Attainment of Enlightenment Ceremony
12月8日は成道会式典の日です。
大聖堂で行われる式典の模様を、
インターネットを通じて日本語と英語
の二ヶ国語で、
海外の各拠点に配信いたします。
どなたでも、
どこからでもご覧になることができます。
全
世界からのご参加を心よりお待ちしております。
December 8 is the Anniversary Day of Shakyamuni’s Attainment of Enlightenment.
We will broadcast the ceremony at the Great Sacred Hall both in English and Japanese to the overseas
branches on live by the Internet. Everyone can participate in it from your location.
Please join the ceremony through the Internet!!!
配信日時:12月8日
(木)
午前 9 : 00 ∼(日本時間)
Date and Time: Thursday, December 8, 2011
From 9:00 a.m. (Japan Time)
ご不明な点は、
国際伝道本部 松岡までお問い合わせ下さい。
If you have any questions, please get in touch with Ms. Matsuoka, Rissho Kosei-kai International.
E-mail address: [email protected]
『成道会』式典 閲覧方法
各位
2011 年 12 月 8 日に成道会式典が行われます。WebEx というインターネット上のミーティングシステムを使うことで、
海外の拠点の皆さまも、式典に参加することができます。下記の説明書をご参照ください。
1. インターネット閲覧のアプリケーションを起動させ、https://kosei-kai.webex.com へアクセスします。
「Rissho Kosei-Kai WebEx Enterprise Site」というサイトが開かれます。
2. このサイトの「Browse Meetings」という中に、ミーティングの議題が 2 つあります。
日本語と英語のミーティングがありますので、ご覧になりたい言語の「Join」をクリックします。
1
3. 名前・メールアドレス・パスワードを入力します。今回のパスワードは「enlightenment」です。
そして「Join」をクリックします。「Security warning」というダイアログが表示された場合は、「Yes」をクリックします。
4. ミーティングが始まると、「Join Integrated VoIP」というダイアログが表示されますので、「Yes」をクリックします。
これで音声が聞こえるようになります。
5. ウィンドウの右側に、「Chat」というパネルがあります。
もし、このミーティングにつきまして問題や質問がありましたら、チャットを通じてお知らせください。
2
Rissho Kosei-kai
Overseas Dharma Centers
Rissho Kosei-kai International
5F Fumon Hall, 2-6-1 Wada, Suginami-ku, Tokyo, Japan
Tel: 81-3-5341-1124
Fax: 81-3-5341-1224
Rissho Kosei-kai International of North America (RKINA)
4255 Campus Drive, University Center A-245 Irvine,
CA 92612, U.S.A.
Tel: 1-949-336-4430 Fax: 1-949-336-4432
e-mail: [email protected] http://www.buddhistcenter-rkina.org
2011
Rissho Kosei-kai of Chicago
1 West Euclid Ave., Mt. Prospect, IL 60056, U.S.A.
Tel & Fax: 1-847-394-0809
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai Dharma Center of Oklahoma
2745 N.W. 40th Street, Oklahoma City, OK 73112, U.S.A.
Tel & Fax: 1-405-943-5030
e-mail: [email protected] http://www.rkok-dharmacenter.org
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Dallas
Branch under RKINA
Rissho Kosei-kai of Tampa Bay
2470 Nursery Rd.Clearwater, FL 33764, USA
Tel: (727) 560-2927
e-mail: [email protected]
http://www.rkina.org/tampabay
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Klamath Falls
724 Main St., Suite 214, Klamath Falls, OR 97601, U.S.A.
Tel: 1-541-810-8127
Rissho Kosei-kai, Dharma Center of Denver
4340 E Kentucky Ave #345 Glendale, CO 80234, U.S.A.
Tel: 1-303-319-2765
Fax: 1-720-876-4534
Rissho Kosei-kai Dharma Center of Dayton
Rissho Kosei-kai International of South Asia (RKISA)
201 Soi 15/1, Praram 9 Road, Bangkapi, Huankhwang
Bangkok 10310, Thailand
Tel: 66-2-716-8141 Fax: 66-2-716-8218
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai Buddhist Church of Hawaii
2280 Auhuhu Street, Pearl City, HI 96782, U.S.A.
Tel: 1-808-455-3212 Fax: 1-808-455-4633
e-mail: [email protected] http://www.rkhawaii.org
Rissho Kosei-kai Maui Dharma Center
1817 Nani Street, Wailuku, Maui, HI 96793, U.S.A.
Tel: 1-808-242-6175 Fax: 1-808-244-4625
Rissho Kosei-kai Kona Dharma Center
73-4592 Mamalahoa Highway, Kailua-Kona, HI 96750, U.S.A.
Tel: 1-808-325-0015 Fax: 1-808-333-5537
Rissho Kosei-kai Buddhist Church of Los Angeles
2707 East First Street, Los Angeles, CA 90033, U.S.A.
Tel: 1-323-269-4741 Fax: 1-323-269-4567
e-mail: [email protected] http://www.rk-la.com
446 “B” Patterson Road, Dayton, OH 45419, U.S.A
Risho Kossei-kai do Brasil
Rua Dr. José Estefno 40, Vila Mariana, São Paulo-SP,
CEP 04116-060, Brasil
Tel: 55-11-5549-4446
Fax: 55-11-5549-4304
e-mail: [email protected] http://www.rkk.org.br
Risho Kossei-kai de Mogi das Cruzes
Av. Ipiranga 1575-Ap 1, Mogi das Cruzes-SP,
CEP 08730-000, Brasil
Tel: 55-11-4724-8862
Rissho Kosei-kai of Taipei
4F, No. 10 Hengyang Road, Jhongjheng District, Taipei City 100
Tel: 886-2-2381-1632
Fax: 886-2-2331-3433
Rissho Kosei-kai of Taichung
No. 19, Lane 260, Dongying 15th St., East Dist.,
Taichung City 401
Tel: 886-4-2215-4832/886-4-2215-4937 Fax: 886-4-2215-0647
Rissho Kosei-kai of Jilung
Rissho Kosei-kai Dharma Center of San Antonio
Rissho Kosei-kai of Tainan
6083 Babcock Road, San Antonio, TX 78240, U.S.A.
Tel: 1-210-561-7991 Fax: 1-210-696-7745
e-mail: [email protected]
No. 45, Chongming 23rd Street, East District, Tainan City 701
Tel: 886-6-289-1478
Fax: 886-6-289-1488
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Arizona
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Colorado
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of San Diego
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Las Vegas
Rissho Kosei-kai of San Francisco
1031 Valencia Way, Pacifica, CA 94044, U.S.A.
Tel: 1-650-359-6951 Fax: 1-650-359-5569
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Seattle’s Buddhist Learning Center
28621 Pacific Highway South, Federal Way, WA 98003, U.S.A.
Tel: 1-253-945-0024 Fax: 1-253-945-0261
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Sacramento
Rissho Kosei-kai of Pingtung
No. 4, Lane 60, Minquan Road, Pingtung City,
Pingtung County 900
Tel: 886-8-732-1241
Fax: 886-8-733-8037
Korean Rissho Kosei-kai
423, Han-nam-dong, Young-San-ku, Seoul, Republic of Korea
Tel: 82-2-796-5571
Fax: 82-2-796-1696
e-mail: [email protected]
Korean Rissho Kosei-kai of Pusan
1258-13, Dae-Hyun-2-dong, Nam-ku, Kwang-yok-shi, Pusan,
Republic of Korea
Tel: 82-51-643-5571
Fax: 82-51-643-5572
Korean Rissho Kosei-kai of Masan
Branches under the Headquarters
Rissho Kosei-kai of San Jose
Rissho Kosei-kai of Hong Kong
Rissho Kosei-kai of Vancouver
Flat D, 5/F, Kiu Hing Mansion, 14 King’s Road, North Point,
Hong Kong, Special Administrative Region of the People’s Republic
of China
Tel: 852-2-369-1836
Fax: 852-2-368-3730
Lotus Buddhist Circle
851 N. San mateo Drive, San Mateo, CA 94401, U.S.A.
Rissho Kosei-kai of New York
320 East 39th Street, New York, NY 10016, U.S.A.
Tel: 1-212-867-5677 Fax: 1-212-697-6499
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Ulaanbaatar
39A Apartment, room number 13, Olympic street, Khanuul district,
Ulaanbaatar, Mongolia
Tel & Fax: 976-11-318667
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Sukhbaatar
Rissho Kosei-kai of Sri Lanka
18 Toot, 6 Orts, 7 Bair, 7 Khoroo, Sukhbaatar district, Ulaanbaatar,
382/17, N.A.S. Silva Mawatha, Pepiliyana, Boralesgamuwa, Sri Lanka
Tel: 94-11-2826367
Fax: 94-11-4205632
Mongolia
Rissho Kosei-kai of Sakhalin
Rissho Kosei-kai of Polonnaruwa
1-72 Amyrskaya Street, Yuzhno-Sakhalinsk
693000, Russian Federation
Tel & Fax: 7-4242-43-78-56
No. 29 Menik Place, Kaduruwela, Polonnaruwa,
Sri Lanka
Rissho Kosei-kai (Geneva)
151, Damulla Road, Habarana, Sri Lanka
1-5 route des Morillons P.O Box 2100 CH-1211 Geneva 2 Switzerland
Tel: 41-22-791-6261
Fax: 41-22-710-2053
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of the UK
Rissho Kosei-kai of Habarana
Rissho Kosei-kai of Galle
No.43 Melban Park Akmeemana, Galle, Sri Lanka
Rissho Kosei-kai of Kandy-wattegama
12 Station Road, Kapugastota, Sri Lanka
Rissho Kosei-kai of Venezia
Castello-2229 30122-Venezia Ve Italy
Tel: Contact to Rissho Kosei-kai (Geneva)
Rissho Kosei-kai of Paris
86 AV Jean Jaures 93500 Tentin Paris, France
Tel: Contact to Rissho Kosei-kai (Geneva)
Rissho Kosei-kai of Sydney
Branches under the South Asia Division
Delhi Dharma Center
B-117 (Basement Floors), Kalkaji,
New Delhi-110019, India
Tel: 91-11-2623-5060
Fax: 91-11-2685-5713
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of West Delhi
International Buddhist Congregation (IBC)
5F Fumon Hall, 2-6-1 Wada, Suginami-ku, Tokyo, Japan
Tel: 81-3-5341-1230
Fax: 81-3-5341-1224
e-mail: [email protected] http://www.ibc-rk.org/
A-139 Ganesh Nagar, Tilak Nagar
New Delhi-110018, India
Rissho Kosei-kai of Kolkata
E-243 B. P. Township, P. O. Panchasayar,
KOLKATA 700094, India
Rissho Kosei-kai of South Asia Division
Rissho Kosei-kai of Kathmandu
201 Soi 15/1, Praram 9 Road, Bangkapi, Huaykhwang
Bangkok 10310, Thailand
Tel: 66-2-716-8141
Fax: 66-2-716-8218
Ward No. 3, Jhamsilhel, Sancepa-1, Lalitpur,
Kathmandu, Nepal
Tel: 977-1-552-9464
Fax: 977-1-553-9832
e-mail: [email protected]
Thai Rissho Friendship Foundation
Rissho Kosei-kai of Lumbini
201 Soi 15/1, Praram 9 Road, Bangkapi, Huaykhwang
Bangkok 10310, Thailand
Tel: 66-2-716-8141
Fax: 66-2-716-8218
e-mail: [email protected]
Shantiban, Lumbini, Nepal
Rissho Kosei-kai of Singapore
Other Groups
Rissho Kosei-kai of Bangladesh
Rissho Kosei-kai Friends in Shanghai
85/A Chanmari Road, Lalkhan Bazar, Chittagong, Bangladesh
Tel & Fax: 880-31-2850238
1F, ZHUQIZHAN Art Museum, No. 580 OuYang Road,
Shanghai 200081 China
Rissho Kosei-kai of Dhaka
House No.465, Road No-8, D.O.H.S Baridhera,
Dahka Cand.-1206, Bangladesh
Tel: 880-2-8316887
Rissho Kosei-kai of Mayani
Mayani Barua Paya, Mirsarai, Chittagong,
Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Patiya
Patiya, Post office road, Patiya, Chittagong, Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Domdama
Domdama, Mirsarai, Chittagong, Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Cox’s Bazar
Phertali Barua Para, Cox’s Bazar, Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Satbaria
Satbaria, Hajirpara, Chandanish, Chittagong, Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Laksham
Dupchar (West Para), Bhora Jatgat pur, Laksham, Comilla,
Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Raozan
West Raozan, Ramjan Ali Hat, Raozan, Chittagong, Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Chendirpuni
Chendirpuni, Adhunagor, Lohagara, Chittagong, Bangladesh
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