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「六波羅蜜」∼忍辱 - Rissho Kosei-kai

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「六波羅蜜」∼忍辱 - Rissho Kosei-kai
Buddha's Wisdom Changes Your Life
2010
6
Volume 57
Rissho Kosei-kai
「六波羅蜜」∼忍辱∼
2∼3年たちますが、最初の頃は、私の前に強引に入り
込もうと、猛スピードで向かってくる車に対して、
クラク
ションを鳴らしたり、ヘッドライトを当てたりして抗議し
ていました。こんなことを続けた結果、私は自分自身が
したことで、毎日通勤するだけでとてもストレスが溜ま
ってしまいました。朝元気に出発しても、職場に近づく
今月は、六波羅蜜の三つ目、
「忍辱」について紹介し
頃には疲れて、仕事に対するやる気も、元気もなくなっ
たいと思います。
てしまうほどでした。夜、家路につくときもストレスがた
忍辱とは、忍耐や粘り強さ、辛抱や根気などを指す言
まっているので、家に着いても妻や息子に対して優し
葉です。私は、
アメリカ西部のロサンゼルスに住んでお
い態度が取れなくなってしまいました。
り、毎日、職場がある隣のオレンジ郡まで4つの高速道
しかしそんな私も、
朝夕のご供養を続けていくうちに、
路を経由しています。日々の通勤時間は、私にとって、
少しずつではありますが、通勤中にイライラして衝動
格好の忍辱実践行となっています。
的な行動をとらずにいられるようになりました。そして、
こちらの高速道路は、最高速度が時速104キロに決
猛スピードで走りたい人は、勝手にどうぞ、
という心境
められていますが、
ほとんどのドライバーは制限速度を
になれたのです。現在、
まだ10回に1回は抗議してし
オーバーして、130キロから145キロもの高速で走
まう私ではありますが、
これが
“0”
になるまで、修行を
行しています。このような高速道路を片道1時間運転
続けていくつもりです。
して、
毎日通勤するということは大仕事ではありますが、
こうしてみると、
日々の通勤時間も、私の大切な仏道
同時にこのような環境下で通勤することによって、忍辱
修行の場になっています。こうして私に六波羅蜜の修
を学ぶのに非常に良い修行になっているのです。
行をさせて下さる仏さま、ありがとうございます!と伝
この長い距離を運転して通勤するようになってから
えたい気持ちです。
ご供養を通して心田を耕すマケドニア会員
マケドニアはギリシアの北にある、
人口約200万の農業国で
経の新しい解釈」
「法華三部経入門」などをマケドニア語に翻
ある。近年は、
マザー・テレサ尼が生まれた国として知られてい
訳。また、
翻訳した三部経から抜粋して読誦用の『経典』
を作り、
るが、古くはアレキサンダー大王を生み出し、西はバルカン半
ご宝前で朝夕のご供養をして心田を耕す日々を送っている。
島、エジプトから東はインダス川流域までの版図を有した。こ
の国の国際空港は彼の名をとって、
アレクサンダー大王空港と
名づけられた。
首都スコピエに、大王と同じ名前の立正佼成会会員、
アレキサ
ンダー・ディモフスキーさんがいる。彼は、
インターネットを通じ
て立正佼成会を知り、
また佼成出版社の出版物を通してその
教えと活動を理解するようになった。
法華経の精神に触れて感銘を受け、彼は「法華三部経」
「法華
明るく、あたたかく、太陽のように
立正佼成会 会長 庭 野日鑛
明るさは智慧の輝き
釈尊の教えを集めた最も古い仏典の一つ「スッタ
ニパータ」のなかに、
「姓は
〈太陽の裔〉
といい、種族
は
〈釈迦族〉
といいます。
私はその家から出家しました」
という釈尊の言葉が見られます。
托鉢に歩く釈尊のあまりの神々しさに心を打たれた
ビンビサーラ王が、釈尊にその出自を尋ねた際の返
答です。
そのとき、
王はわざわざ車を降りて釈尊の前に座し、
「あいさつの言葉を喜び交わした」
といいます。釈尊
の清静とした姿から醸し出されるお徳の輝きは、
その
名のとおり、
太陽が地上に現われたと思えるほどの明
るさで周囲を照らしていたのではないかと、想像され
ます。
もちろん、
これは単に姿かたちによる印象ではありま
せん。
また、明るさといっても表面的な陽気さのみなら
ず、
内面に智慧が満ちているその輝き、
いつも晴れ晴
れとしている心の明朗さでしょう。
それは、
財物の寄進
何が心を穏やかにし、
何がほんとうの幸福であるか
を申し出た王に対する、次のような釈尊の言葉からも
をよく知り分けておられた釈尊は、
その智慧をもって朗
明らかです。
らかに、
しかも淡然とこう説かれて王を教化し、帰依
「私が出家したのは欲望をかなえるためではありま
せしめるのです。
せん。欲望には患いがあり、精進にこそ安穏がありま
明るさは人をひきつける大きな魅力ともなり、心の内
す。努め励むために進む、
私の心はそれを楽しんでい
側から輝きを放って他を照らす、太陽のような人にな
るのです」
ることが私たちの理想といえるのではないでしょうか。
慈悲から生まれるあたたかさ
太陽といえば、何よりもあたたかさをイメージする人
言葉を分けてあげたいと心を砕き、
たくさんの詩や書
が多いと思います。熱帯の砂漠の国ではあまり好まれ
を残しています。
これもあたたかさの体現にほかなりま
ないかもしれませんが、
日本において太陽は、地上に
せん。
あたたかさをそそぎ、春になれば木々を芽吹かせて
花を咲かせる、
いわばいのちの源であり、生きるエネ
ルギーのおおもとです。
そのような意味では、
太陽のようなあたたかさもまた、
明るさとともに、
人間にとって大切な資質といえます。
では、具体的に、
あたたかさとはどのような言動をさ
すのかといえば、
まず、寛容の心で人の良いところを
見ていくことが、
あたたかさの第一歩といえるでしょう。
あたたかさというのはまた、
損得や勝ち負けではなく、
「負けてもいい」
という発想からも生まれるものだと思
います。太陽が地上を無条件に照らすように、
母親が
子どもをひたすら慈しみ育てるように、
どのような状況
をも受け入れ、
価値を認めていく見方に立てば、
すべ
てを大らかに受けとめられます。
人間性に幅ができて、
あたたかみややさしさが具わるのです。
合理性や生産性に目を奪われ、勝ち抜くことばかり
太陽が植物を芽ぐませ育むように、
思いやりの心で相
考えていると、負けは苦悩のもとでしかありません。
し
手の良いところを見ていき、
もっと伸びるようにと慈しむ
かし、競争へのとらわれがなくなれば、負けの価値に
──その心は、
やさしさとあたたかさにあふれていま
学び、足るを知り、
自然と明るく朗らかに生きられるの
す。
です。
また、相手の窮状をいたわり、再生を願って励ます
こうした智慧の明るさと慈悲のあたたかさをもって
ことも、
あたたかさに通じます。越後の良寛さんは、困
多くの人を照らす、
太陽のような存在となるよう精進す
っている人や苦しむ人たちに、
自分は貧しくて物やお
ることが、
私たちにとって何よりも大事といえましょう。
金で支えることはできないけれど、せめてあたたかな
『佼成』2010年6月号より
開 祖 さま に 倣 い て
立正佼成会 次代会長 庭野光祥
2008年3月5日に発刊された庭野光祥次代会長の著書、
『 開祖さまに倣いて』
から一部を抜粋して連
載します。尚、
太字の文章は、
『 開祖さまに倣いて』の中で、
開祖さまのご著書もしくはご法話から引用
されている文章です。
まなこ
慈悲の眼……法座
「方等経典は為れ慈悲の主なり」で、法座は慈悲をまず主としないとね。慈悲があれば、法座
の問題のすべてが解決され、
魅力のある法座になって話されたことが全部実行に移されてい
く。
(『ほっしん』 H1・8)
開祖さまは「仏さまのような慈悲の眼で見ていけば、
みんな幸せになれるんですよ」とおっしゃ
いました。
どうしたら私たちは、開祖さまがお示しくださったように、慈悲の眼を持ち、法座で救い
を展開していけるのでしょうか。
「慈悲を主にする」とは、
どういうことなのでしょうか。
救うはたらきをしてくださるのは仏さまですが、
ご縁を頂いて相手にふれ合う私自身が、人さま
の悩んでいる問題を通して、人の悩んでいる心の声を聞けるかどうか、共感できるかどうかが、
法座が救いの場となるかどうかの分かれ目です。
人さまとのご縁を頂かなければ、
自分一人で悟ったり、幸せになることはできないのですから、
法座は、
そのことを学び合う場なのです。
ある地区に、
もう何年も家庭内別居しているご夫婦がいました。支部を挙げての課題として、
一丸となって取り組んでいました。入れ替わり立ち替わり、手を替え品を替え、なんとかして二
人が話をするようにとかかわるのですが、少しも変化しません。
そのことを、開祖さまに結んで頂く機会がありました。
「同じ家にいて、何年も口を利かないでいる苦労が分かるかい。努力している夫婦なんだ
ね。みんなで大事にしてあげるといいよ」
相手の人格を礼拝する心になったときはじめて、
あなたの法を説く言葉が、
そのまま仏さまの
言葉として相手の心にしみ込んでいくのです。
(『ほっしん』 H3・4)
開祖さまのお言葉を聞いた支部長さんは、初めは意味が分からず、
ポカンとしました。けれども、
自分たちがよかれと思っていたことが、全く逆であったことにようやく気がつきました。そのご夫
婦の仏性を全く見ようとしていなかったのです。夫婦円満になってほしいと願うあまり、困った人
たちを直してあげようと、言って聞かせてばかりいたのです。
みんなが仏さまの働きのなかで生かされているんだから、
“自分がこうなれば相手がこうなる”
ということが法座のなかには、一目瞭然と出てくるんですよ。仏さまの世界に生きていること、
自
分が仏さまに生かされていることを信じるのは、一人の人を信じることから始まるんです。
ほん
とうに信じればいいんです
(『ほっしん』 S62・10)
私たちはとかく、人さまの困るところばかりが気になり、直してあげたくなるものです。けれども、
困ったことにしか思えない問題のなかにも、何か一つ有り難いことを見つけていくと、
そこから
道が開けてきます。そのためには、常にあたたかい慈悲の眼を持って見ることです。すると問
題そのものが、
「一点の明かり窓」、つまり仏性に気づくきっかけであることが分かります。その
明かり窓を通り抜けることで初めて、すべてが仏性の現われであるという調和した世界が見え
てきます。その調和した世界が見えたとき、救われが展開していくのです。
上手に法を説くよりも、人様に希望を持たせ、光明を与えるような話し方をするべきであると思
います。人々に生き甲斐を感じさせるような言葉を吐くように常に心がくべきであると思います。
(『交成』 S33・8)
その後、支部長さんは、
ご夫婦の努力を称える気持ちと、何かあればお手伝いしようという
思いやりの心で、
そのご夫婦を訪ねて行きました。すると家にはだれもいません。その日、
ご主
人が急に倒れたので、奥さんが救急車を呼び、二人とも病院に向かった後でした。
ご主人の退院後、
ご夫婦そろって教会にお礼にいらっしゃると、初めて、家庭内別居にいた
るまでの、
さまざまな問題を自ら話してくれました。
自分の前に現われた人は、
「この私に一つ一つ教えてくださるために仏さまがつかわしてくだ
さったのだ」
という気持ちで、合掌し、本当にその人の心を拝む。そうすれば、
みんな、相手の
方から正直に自分のことをいろいろ話してくださる。
(『ほっしん』 H3・7)
相手に学ぶとは、苦労の原因を追及することではなく、苦労している人が、苦労しながらもな
ぜ生きてこられたのか、なぜがんばれたのかという、
その人の宝物を聞かせてもらうことです。
その人の仏性を認め、拝んで、
その人に仏性を自覚してもらうところに、真の救いがあるのです。
私たちは、仏さまから、一生使っても減らない宝物を頂いて生まれてきたのです。
ここまで生き
てきた人生のなかにも、仏さまから頂いている宝物がたくさんあります。幸せを実感するために
は、
その宝物を悩みのなかからも発見することです。
悩みは悪い結果ではなく、気づくきっかけです。苦労している姿も慈悲の眼で見れば、菩薩
行と見え、
そのまま「幸せのもと」になります。
庭野光祥 にわの・こうしょう
庭野日鑛会長の長女として東京都に生まれる。
学習院大学法学部を卒業し、
立正佼成会の幹部養成機関である
学林本科に学ぶ。
現在、
法華経の研鑽につとめるなか、
教団主行事における参拝者
への講話や国内外での宗教協力活動に取り組み、
次代会長として
の修行を続けている。
統弘氏と結婚。一男三女の母。
開祖さまのように慈悲の眼で人さまの悩みを聞き、悩みを宝物にできれば、法座で話された
問題は決して噂話にはなりません。それどころか功徳の話となって、喜びの心が広がっていき
ます。すると法座が、
みんな安心して話ができ、生き生きと法が展開する場となるのです。
法座は立正佼成会のいのちである。信仰活動の核心である。
(『庭野日敬自伝』 P189)
「まだ足りない」
「もっと、
こうなるといいのに」という向上心も、いまの喜びを味わうことがなけ
れば、
それはいつも苦労の種になります。幸せになる人は、喜びを見つけることが上手な人で
す。有り難いことを探すと豊かな人生になり、不足に目を向けると苦労する道を歩むことになる
のです。
「人間は、悪いところばかり言ったり見たりしてはいけない。その人の努力しているところ、苦
労しているところを、思いやりを持って見てあげるんだよ」
そうおっしゃっていた開祖さまの、
あたたかいまなざしが思い出されます。
まず自分が、仏さまと同じような、
あたたかな、清らかな心にならなくては、相手の人をお救いす
ることはできない、
ということです。
(『三霊山瞑想』 P86)
『開祖さまに倣いて』
(佼成出版社)P.160∼167より
心と言葉のかけ方で、変わる世界 2
S
piritual
Journey
武生教会長 川本貢市
※この説法は、2010年4月4日に大聖堂にて執り行われた 開祖さまご命日式典でのものです。3回にわたって連載します。
家に帰り、
ご宝前にお参りし、
ご供養させていただきました。
決心すると、
同居している実のお父さんが急に、
「リフォー
「生きているんだ」
と
「生かされているんだ。」
という気持ちが
ムする」
と言い出しました。
Aさんは47歳で自ら命を絶たれた
湧きました。
夕方のご供養の時、
下の子が横にちょこんと座り
母親のことを父親のせいだと思っていました。子供のころか
ました。
当時は小学3年生でした。詳しいことは知らないので
ら、父親はケチで、
自分中心で、子供を押さえつけて、
もめご
父親に対し、
反発
しょうが、寄り添ってくれました。
こちらの心が熱くなりました。 との絶えない家と思っていました。次第に、
一緒に、
お経をあげました。
多くの人々が心配してくださったこと、祈願供養をしてくだ
さったことを改めて感じました、
身近で心配していたのは家
内です。
手術前、
家内は「どうして、
悪いことをしていないのに病気
心を燃やし、
「負けないぞ」
という心になっていきました。結婚
すれば家から出られると思い、結婚して名古屋に出ました
が、
母親の死がきっかけで戻ることにもなりました。
福井に帰ってきても、
父親とはけんか状態、
主人のパチン
コ通い、
Aさんの心は満たされませんでした。
働けば働くほど、
になるの」
と訴えました。
お医者さんの手術の説明を真剣に
主人はパチンコに行き、腹は立ち、
お金は湯水のごとく流れ
聞いていたのは家内でした。
そして、念じてくれていました。
ていきました。
心から感謝です。
そして、
11年ほど前から息子さんがひきこもりになりました。
今回分かったことは、信仰していれば、病気にならないの
家では父親とAさんはしゃべらない、
Aさんは息子としゃべら
ではなく、
なったときの心の持ち方に気づかせてくれるもので
ない、父親が部屋に来るとAさんは出て行くという生活でし
あるということ、
そして、健康の大切さでした。健康でなけれ
た。手取りに歩く時、
親と子が仲良くしゃべっている家を見る
ば、家族が苦しみます。健康でなければ、仏さまの教えも分
とうらやましくなりました。
妹さんからは、
「姉ちゃんは何も父ちゃ
かりません。
この命は、
ただあるのではなく、
意味があり、
意味
んとしゃべらんし、
息子ともしゃべらなあかんわ」
と言われまし
があるような生き方を自分がしていくことなんだと思いました。
たが、
手取りの中で幸せそうな家族を見るうちに、
「私も父親
その年の12月より武生教会長のお役を頂きました。
と少し話しをしてみよう」
と思いました。
武生教会のAさんは支部長さんから、
ご本尊をいただい
てはどうかとお話を頂きました。
しかし、断り続けていました。
何故かと言うと、10年ほど前から長男さんがひきこもりで、気
持ちが立って、家にあたり、壁には穴が空いてボコボコだっ
たからです。人に入ってもらえるような家ではなく、汚く感じ、
人を呼べる状況でない、
お金がない、
主人が佼成会を反対
する、
という理由からでした。平成21年から主任のお役をい
ただき、
「もらわなきゃあかんのかな」
と少し心が動きました。
手取りをしても、
息子さんが変わらない状況から、
Aさんは「ご
本尊を入れると息子が変わるかな」
と思い、
いただくことを決
心しました。
ᴿ
shanzaiでは、皆さまから信仰体験をお寄せいただいております。あなたの信仰体験を、
shanzaiで世界中の皆さんに
お分けしてくださいませんか? ご投稿、
お問い合わせは、
[email protected]まで。
(つづく)
開祖庭野日敬の教え
もったないと思う心
ある女子短大での話です。校舎の清掃をしていたおば
で蹴散らして歩く女子学生の神経が恐ろしい、
と記事を書
さんが都合でいなくなってしまったら、
たちまち教室が紙ク
いていました。短大の女子学生だけにかぎりません。
同じよう
ズの山になってしまった。
しかし、学生たちは掃除をしようと
なことが私たちの周囲にたくさんあるのではないでしょうか。
も考えず、
それを蹴散らして平気な顔をしているのだそうで
電気のつけっ放し、
弁当の食べ残し、
汚れっ放しのゴミ容
器など、
それを見て、
だれもなんとも思わず放置している光
す。
見かねた教授が、
授業を休みにして掃除をさせたところ、
景をしばしば見かけます。心の姿がすべてに現われている
学生の自治会から「学生には校舎の掃除をする義務はな
わけです。
「もったいない」
という気持ちをなくしてしまったら、
い。掃除のための人員を補充しない学校当局こそ怠慢だ」
心は貧しくなる一方です。
それでは、
どんなに物が豊かにな
と抗議してきたといいます。
っても満足を知らない社会になってしまうのではないかと心
新聞で読んだのですが、
それにしても紙クズの山を平気
配です。
『開祖随感4』
(佼成出版社)
P.90∼91より
国際伝道本部の翻訳部門の責任者の吉田さんが、笑顔でイ
に仏教を理解してもらうために、一般の読者の読みやすい
ランから帰ってきた。吉田さんは、ペルシャ語の法華三部経
仏教書の翻訳を手がけるようになったのである。そうした中
出版の最終調整のために、5月10日、テヘランに飛んだの
で、開祖さまの「仏教のいのち」も、ペルシャ語に翻訳される
だ。現地で無事、出版のための契約書も締結された。いよい
ことになった。これで、イスラムの人びとも、ペルシャ語で、
よ今年の11月には、
イスラム教圏内で初めて法華三部経が
直接開祖さまの思想にふれることができるようになった。徐
出版される運びとなったのである。翻訳者のパーシャーイー
々にではあるが、
昭和20年のご神示「立正佼成会が基になっ
氏は、
これまでは難解な専門書を数多く翻訳してきたが、開
て、
世界万国に法華経が弘がるべし」が実現しつつある。
祖さまの法華経観にふれて考え方を変えた。より多くの人
立正佼成会は1938年に開祖庭野日敬、脇祖長沼妙佼によって創立された、法華三部経を所依の経典とする在
家仏教教団です。家庭や職場、地域社会の中で釈尊の教えを生かし、平和な世界を築いていきたいと願う人々の集
まりです。現在は庭野日鑛会長とともに、私たち会員は仏教徒として布教伝道に励みながら、宗教界をはじめ各界
の人々と手をたずさえ、
国内外でさまざまな平和活動に取り組んでいます。
立正佼成会について
Vancouver, Canada
Seattle
London, The United Kingdom
Geneva, Switzerland
Ulaanbaatar, Mongolia
Sukhbaatar
Venezia, Italy
Kathmandu, Nepal
Paris, France
(鈴木孝太郎)
Lumbini
Delhi, India
Sakhalin, Russia
Klamath Falls
Seoul, Korea
Hong kong
☆
San Francisco
Los Angeles
RKI of North America (Irvine)
Tokyo, Headquarters
Pusan
Masan
Shanghai
Hawaii
Taichung
Jilung
Kolkata
Colombo, Sri Lanka
Dhaka
Mayani
Patiya
Domdama
Cox’
s Bazar
Satbaria
Laksham
Raozan
Oklahoma
New York
Tampa Bay
Dallas
San Antonio
Kona
Maui
Tainan
Pingtung
Kandy-Wattegama
Polonnaruwa
Habarana
Galle
Denver
Chicago
Dayton
San Mateo
Taipei
Chittagong, Bangladesh
Sacramento
San Jose
Colorado
San Diego
Las Vegas
Arizona
Singapore
Bangkok, Thailand
RKI of South Asia
Sao Paulo, Brazil
Sydney, Australia
Mogi das Cruzes
Sao Miguel
Rissho Kosei-kai International Branches
SHAN-ZAI 2010年6月号(Vol.57)
【発行】 立正佼成会 国際伝道本部
〒166-8537 東京都杉並区和田2-6-1 普門館5F Tel; 03-5341-1124 Fax; 03-5341-1224 E-mail; [email protected]
編集責任者:鈴木孝太郎 編集チーフ:松岡志帆 編集スタッフ:池淵千佳・今藤亜希子・工藤友紀乃・斎藤華央留
※このニュースレターは、
「日本語版」
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「中国語版」
「ポルトガル語」
「タイ語版」
がございます。
また、号によってはその他の言語版が発行されることがあります。 ※ご意見・ご感想・ご不明な点などがございましたら、
ご遠
慮なく上記の連絡先までお寄せください。 ※二次使用をされる際には、
国際伝道本部までご連絡ください。
Rissho Kosei-kai
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Rissho Kosei-kai International of North America (RKINA)
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2010
Rissho Kosei-kai of Chicago
1 West Euclid Ave., Mt. Prospect, IL 60056, U.S.A.
Tel & Fax: 1-847-394-0809
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Dharma Center of Oklahoma
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Fax : 1-720-876-4534
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Bangkok 10310, Thailand
Tel : 66-2-716-8141 Fax: 66-2-716-8218
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2280 Auhuhu Street, Pearl City, HI 96782, U.S.A.
Tel: 1-808-455-3212 Fax: 1-808-455-4633
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73-4592 Mamalahoa Highway, Kailua, Kona, HI 96750, U.S.A.
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4F, No.10 Hengyang Road, Jhongjheng District, Taipei City 100
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Fax: 886-2-2331-3433
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No.19, Lane 260, Dongying 15th St., East Dist.,
Taichung City 401
Tel: 886-4-2215-4832/886-4-2215-4937
Fax: 886-4-2215-0647
Rissho Kosei-kai of Jilung
Rissho Kosei-kai Dharma Center of San Antonio
Rissho Kosei-kai of Tainan
6083 Babcock Road, San Antonio, TX 78240, U.S.A.
Tel: 1-210-561-7991 Fax: 1-210-696-7745
e-mail: [email protected]
No.45, Chongming 23rd Street, East District, Tainan City 701
Tel: 886-6-289-1478
Fax: 886-6-289-1488
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Arizona
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Denver
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of San Diego
Rissho Kosei-kai Buddhist Center of Las Vegas
Rissho Kosei-kai of San Francisco
1031 Valencia Way, Pacifica, CA 94044, U.S.A.
Tel: 1-650-359-6951 Fax: 1-650-359-5569
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Seattle’s Buddhist Learning Center
28621 Pacific Highway South, Federal Way, WA 98003, U.S.A.
Tel: 1-253-945-0024 Fax: 1-253-945-0261
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Sacramento
Rissho Kosei-kai of Pingtung
No.4, Lane 60, Minquan Road, Pingtung City,
Pingtung County 900
Tel: 886-8-732-1241
Fax: 886-8-733-8037
Korean Rissho Kosei-kai
423, Han-nam-dong, Young-San-ku, Seoul, Republic of Korea
Tel: 82-2-796-5571
Fax: 82-2-796-1696
e-mail: [email protected]
Korean Rissho Kosei-kai of Pusan
1258-13, Dae-Hyun-2-dong, Nam-ku, Kwang-yok-shi, Pusan,
Republic of Korea
Tel: 82-51-643-5571
Fax: 82-51-643-5572
Korean Rissho Kosei-kai of Masan
Branches under the Headquarters
Rissho Kosei-kai of San Jose
Rissho Kosei-kai of Hong Kong
Rissho Kosei-kai of Vancouver
Flat D, 5/F, Kiu Hing Mansion, 14 King’s Road, North Point,
Hong Kong, Special Administrative Region of the People’s Republic
of China
Tel: 852-2-369-1836
Fax: 852-2-368-3730
Lotus Buddhist Circle
851 N San mateo Dr, San Mateo, CA 94401, U.S.A.
Rissho Kosei-kai of New York
320 East 39th Street, New York, NY 10016, U.S.A.
Tel: 1-212-867-5677 Fax: 1-212-697-6499
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Ulaanbaatar
39A Apartment, room number 13, Olympic street, Khanuul district,
Ulaanbaatar, Mongolia
Tel & Fax: 976-11-318667
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Sukhbaatar
Rissho Kosei-kai of Sri Lanka
18 Toot, 6 Orts, 7 Bair, 7 Khoroo, Sukhbaatar district, Ulaanbaatar,
382/17, N.A.S. Silva Mawatha, Pepiliyana, Boralesgamuwa, Sri Lanka
Tel: 94-11-2826367
Fax: 94-11-4205632
Mongolia
Rissho Kosei-kai of Sakhalin
Rissho Kosei-kai of Polonnaruwa
1-72 Amyrskaya Street, Yuzhno-Sakhalinsk
693000, the Russian Federation
Tel & Fax: 7-4242-43-78-56
No. 29 Menik Place, Kaduruwela, Polonnaruwa,
Sri Lanka
Rissho Kosei-kai (Geneva)
151, Damulla Road, Habarana, Sri Lanka
1-5 route des Morillons P.O Box 2100 CH-1211 Geneva 2 Switzerland
Tel: 41-22-791-6261
Fax: 41-22-710-2053
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of the UK
Rissho Kosei-kai of Habarana
Rissho Kosei-kai of Galle
“Suwisal” Bataganwila, Imaduwa, Sri Lanka
Rissho Kosei-kai of Kandy-wattegama
12 Station Road, Kapugastota, Sri Lanka
Rissho Kosei-kai of Venezia
Castello-2229 30122-Venezia Ve Italy
Tel: Contact to Rissho Kosei-kai (Geneva)
Rissho Kosei-kai of Paris
86 AV Jean Jaures 93500 Tentin Paris, France
Tel: Contact to Rissho Kosei-kai (Geneva)
Rissho Kosei-kai of Sydney
Rissho Kosei-kai of Singapore
International Buddhist Congregation (IBC)
5F Fumon Hall, 2-6-1 Wada, Suginami-ku, Tokyo, Japan
Tel: 81-3-5341-1230
Fax: 81-3-5341-1224
e-mail: [email protected] http://www.ibc-rk.org/
Rissho Kosei-kai of South Asia Division
201 Soi 15/1, Praram 9 Road, Bangkapi, Huaykhwang
Bangkok 10310, Thailand
Tel: 66-2-716-8141
Fax: 66-2-716-8218
Branches under the South Asia Division
Delhi Dharma Center
B-117 (Basement Floors), Kalkaji,
New Delhi-110019, India
Tel: 91-11-2623-5060
Fax: 91-11-2685-5713
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Kolkata
E-243 B. P. Township, P. O. Panchasayar,
KOLKATA 700094, India
Rissho Kosei-kai of Kathmandu
Ward No. 3, Jhamsilhel, Sancepa-1, Lalitpur,
Kathmandu, Nepal
Tel: 977-1-552-9464
Fax: 977-1-553-9832
e-mail: [email protected]
Rissho Kosei-kai of Lumbini
Shantiban, Lumbini, Nepal
Other Groups
Thai Rissho Friendship Foundation
Rissho Kosei-kai Friends in Shanghai
201 Soi 15/1, Praram 9 Road, Bangkapi, Huaykhwang
Bangkok 10310, Thailand
Tel: 66-2-716-8141
Fax: 66-2-716-8218
e-mail: [email protected]
114, Nanshi Si Road, Zenruzhen, Putuo-qu, Shanghai, China
Rissho Kosei-kai of Bangladesh
85/A Chanmari Road, Lalkhan Bazar, Chittagong, Bangladesh
Tel/Fax: 880-31-2850238
Rissho Kosei-kai of Dhaka
House No.465, Road No-8, D.O.H.S Baridhera,
Dahka Cand.-1206, Bangladesh
Tel: 880-2-8316887
Rissho Kosei-kai of Mayani
Mayani Barua Paya, Mirsarai, Chittagong,
Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Patiya
Patiya, Post office road, Patiya, Chittagong, Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Domdama
Domdama, Mirsarai, Chittagong, Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Cox’s Bazar
Phertali Barua Para, Cox’s Bazar, Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Satbaria
Satbaria, Hajirpara, Chandanish, Chittagong, Bangladesh
Rissho Kosei-kai of Laksham
Dupchar (West Para), Bhora Jatgat pur, Laksham, Comilla,
Bangladesh
Rissho Kosei-ka i of Raozan
West Raozan, Ramjan Ali Hat, Raozan, Chittagong, Bangladesh
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