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Vol.15(H.21_12発行)

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Vol.15(H.21_12発行)
農業の夢追人
農
業の夢追
氏家さんご一家。写真左から父の善男さんと
「第 13回ヤンマー学生懸賞論文・作文募集」
作文募集」
作文の部・金賞受賞者 氏家直子さんと母の八重子さん
氏家直子さんと母の八重子さん
特集
耕作放棄地の再生と
発生防止のために
世代交代期の後継者不安に悩む地主・請負農家の
“つなぎ手”
として
農地引き取りを推進。
次代に継承する
コメコミュニケーション精神をかかげる六星
インターネットを軸にして、農業のあらゆる出会いを創生する
ソーシャルベンチャー企業。
「自産自消」ができる社会を
つくることを理念として活動するマイファーム
農政 TOPICS 2009 −農地制度が変わります。
YANMAR Interview −懸賞作文に描いた「夢」を実践!
「第13回ヤンマー学生懸賞論文・作文募集 作文の部・金賞受賞者 氏家直子さん」
YANMAR Topics
鹿児島で自給飼料生産技術の現地検討会開催
九州沖縄農業研究センターが試験成果を披露し
新しい技術やシステムを南九州から発信!
先進農業事情
・北海道河東郡音更町 五十川賢治さん
首都圏へ産地直送販売
・福島県南会津郡只見町 佐藤好正さん
綿密な計画と機械力で企業的経営を実践
・愛知県西尾市 小野田裕二さん
麦・大豆作の飛躍的な生産性向上を目指す
・沖縄県南大東島 平安座唯憲代表
700 頭の黒毛和牛の繁殖に情熱を注ぐ
新型トラクター EG400 紹介
田中小有里さん 早速 、
試乗してみました!
新商品紹介
ヤンマーコンバイン AG460、AG470、AG572
AJ217
[H]
、AJ219、AJ319、AJ223、AJ323
ヤンマーにんにく植付機 PH4R,G
歩行型トラクター MRT450[E,RZ,UV]、MRT650[EX,RZ,UV]
Wonder Field vol.15(全国版)
平成 21年12 月発行 / 編集・発行 ヤンマー農機販売株式会社「Wonder Field」編集部 〒 530-8321 大阪府大阪市北区茶屋町 1-32
15
Vol.
V
Vo
ol.
・土壌改良
2.
5万円/10a(最大2年間)
・営農定着
・就農研修(定額)
・経営展開(定額)
農業法人等実践研修、IJUターン等就農研修実施
● 施設等補完整備に対する支援(補助率1/2等)
・用排水施設、鳥獣被害防止施設、直売所・加工施設、
市民農園、農業用機械・施設等の整備
そばや菜種で地域おこしも
近隣の農家
再生のため
地域ぐるみでの動きを
自給 率 向 上 の た め の テ ー マと
地 域 で の 活 動 例
農地の引き受け手
新規就農者
日本の食を守るために
(万 ha)
(平成)
(昭和)
5
12
9.7
6
20
0
17年
12
7年
2年
55年 60年
50年
0
2
2.6
2.7
4
4.8
12.3
13.1
2.9
10
9.7
30
8
24.4
8.1
21.7
25
5.6
13.5
15
10
35
(%)
耕作放棄地面積率
38.6
耕作放棄地面積
40
34.3
近 年 、食 料 自 給 率 問 題がクローズアッ
プされる中 、農 業に対して若い世 代の目
が向けられ 、
さまざまな若 者の農 業ムー
ブメントがメディアに取り上げられていま
す。たとえば首都圏の若者グループが 、
請
負による規 模 拡 大などで 、
お米の新ブラ
ンドを立ち上げたり 、
若者向けの農業サ
ミットを開 催 するなど 、農 業に対 する若
い世代の興 味が 、何らかの具 体 的な動 き
に変わりつつある状況が見られます。
日本の今と未 来にとって
しかし農 地は 、
貴重な食の資源であるにもかかわらず 、
ま
だまだそうした若い担い手に引き継がれる
ことなく 、
これまで転 用や耕 作 放 棄によっ
て減少の一途をたどっています。︵図表①︶
平成 年の農林業センサスで明らかと
なった﹁ 耕 作 放 棄 地 率 %﹂という 数 字
は 、耕 作 放 棄 地をまさに
〝 緊 急に再 生 利
用 〟しなければ 、未 来の日 本の食に暗 雲
が漂 うことを 明らかに示していま す。同
時に耕作放棄地は、
食料自給率を下げる
だけでなく 、病 虫 害・鳥 獣 被 害の発 生 拡
大、
廃棄物の不法投棄 、
景観の悪化など 、
地 域 住 民の生 活 環 境にも 悪 影 響 を 生み
出す要因になることも問題です。
資料:農林水産省「農林業センサス」
17
注:耕作放棄地面積率は、
耕作放棄地面積÷
(経営耕地面積+耕作放棄地面積)
×100
若い発想力で
農地の生命をつなぐ
調整を図ります。
一方で 、耕 作 放 棄 地の再 生・利 用のた
めの特別な支援策も活用していきます。
︵図表②︶
再生農地を利用する就農者への研修 、
作 付・加工・販 売の試 行 、必 要な施 設
︵用
排 水 施 設 、鳥 獣 被 害 防 止 施 設 、加工・直
売施設 、
農業用機械・施設等︶の整備 、
権
利関係の調査・調整など 、
そのサポート計
画は多岐にわたっています。
こうして 、地域が一体となって現状の把
握、
点検 、
検証 、
解消計画の見直し 、
再生
利用というフォローアップを繰り返してい
くことで耕作放棄地を解消しようという
のが 、﹁ 耕 作 放 棄 地 再 生 利 用 緊 急 対 策 ﹂
の目標です。
[図表❶]耕作放棄地面積の推移
国産農作物の
消費拡大
農地の引き受けを展開している、
担い手による
生産の推進
ふたつの民間企業の活動を追ってみました。
いろんな支援が
あって良かった!
今回はそうした動きの中で、いち早く
現
こうした行政による指導や支援は 、
在全国で増え続ける耕作放棄地を減少
平 成 年 度に農 林 水 産 省が創 設した
させていくと期待されます。しかしその一
﹁耕作放棄地再生利用緊急対策﹂は 、
ま
方で 、近い将来に後継者が絶えてしまう
ず 再 生 利 用の実 現のために3つのポイン
かもしれないという 、危 機に瀕した農 地
トを 掲 げ ました。﹃ 誰が使 うか ﹄﹃ 何 を
が現存することも事実です。
作るか﹄﹃土地条件はどうか﹄。それを明
確にするためには 、
やはり 地 元の目と頭 そうした救援コールをいち早くキャッチ
し、
耕作放棄地化を未然に防いで農業を
脳が必要ということで 、各地域に耕作放
継承していくシステムを作り上げた企業
棄地対策協議会が設置されました。そこ
があ り ま す。ひとつは米 どころ石 川 県の
を中心にして再生計画から農地の整備 、
事例で 、
広大な農地の引き受けとそこで
営 農 、生 産 物の販 売 まで 、トータルな 活
生産された農産物の販売ネットワークを
動を進めていこうというものです。
進める企業。もうひとつは京都府を拠点
人 手がないために荒 廃 状 態になってい
に、
インターネットを活用して全国から遊
る農地 、
あるいは生産者自身が老齢化す
休農地を見つけ出し 、
それを体験農園と
る中で担い手を見つけるに至っていない農
して一般に貸し出すというシステムを展開
地などを協議会が情報収集し 、
その引き
している企業の例です。
受け先を手当てし 、
引き受けの実務的な
SPECIAL EDITION
1
農地の引き受け手
食育の推進
耕地面積の減少に歯止めをかけるため、
地産地消の
推進
集落
みんなで
営農
地再生利用緊急対策」を創設。耕作放棄地の再生と発生防止
耕作放棄地の再生利用の実現
効率的な
農地利用の推進
新しい農業のスタイルによって
農地の引き受け手
のために、本格的な動きを開始しました。
土壌改良
耕作放棄地の
再生・利用
※平成21年度施策
作付け
21
20年度に現地調査を行うとともに、平成21年度に「耕作放棄
実証ほ場の設置・運営
農地利用者の育成・研修
周辺施設の整備
加工品試作・試験販売
直売所での販売
荒れた農地の再生
誰が使うか
何を作るか
土地条件はどうか
昭和60年からの20年間で約3倍に増加しています。
平成23年度を目途に農用地区域を中心に耕作放棄地を解消
目標
国はこれを重く見て、耕作放棄地の現状を把握するため平成
大豆・麦・飼料作物
米粉や飼料用米もOK!
※平成21年度施策
昭和55年以降増加を続け、平成17年には38.6万ha。
支援活用
・荒廃状況等の詳細調査、農地利用調整、導入作物・販路の検討、
再生利用者に対する指導・助言、推進員の設置等
平成17年の農林業センサスによると、全国の耕作放棄地面積は
○○町
○○町農業委員会
JA○○
○○農業公社
○○土地改良区
● 都道府県協議会、地域協議会の活動を支援(定額)
永続的な農地活用を目指して、力と知恵の結集を。
国からの
耕作放棄地再生利用交付金
耕作放棄地再生利用推進交付金
作物の
作付け
経営相談・指導、実証ほ場の設置・運営、
マーケットリサーチ、加工品試作、試験販売等
農地の再生から
営農や販売まで
国の支援策があります!
再生作業
(水田等有効活用促進交付金の対象作物を除く)
2.
5万円/10a(1年間)
○○地域
耕作放棄地対策協議会
2.
耕作放棄地再生利用推進交付金
農地は地域の
貴重な資源
● 再生利用活動に対する支援
農地の所有者
農地の所有者
荒廃の程度に応じ、3万円/10a又は5万円/10a
重機等を用いて行う再生作業(補助率1/2等)
荒廃農地
・再生作業(障害物除去・深耕・整地等)
耕作放棄地
1.
耕作放棄地再生利用交付金
耕作放棄地の再生と発生防止のために
特集
農地が生き返ったし
地域も元気になって良かった!
農地の所有者
[図表❷]耕作放棄地の再生・利用に対する支援
世代交代期の後継者不安に悩む地主・
請負農家の農地引き取りを推進
農業に無縁な人は、客観的に農業が見られるから
新しい発想もできるしいいんですよ、と軽部社長。
若い世代への期待をふくらませています。
石川県白山市。霊峰白山の伏流水が恵みとなる
しかし、
ここにも農業の高齢化と
国産農作物の
消費拡大
米の生産から加工・販売までの農業ビジネスを
かな生活に貢献する﹂という力強い
筆 文 字。まさにそのコメコミュニケー
ションへの熱い精 神 を 、
イベントで目
の当たりにした思いでした。
32
農産物の生産から加工、販売まで一貫して展
開。ハナエチゼン、ゆめみずほなどの早生品種と
特上米コシヒカリ、無農薬コシヒカリなどを請負農
地130haで契約栽培。独自の生産工場で地元
白山モチ品種の餅米を原料にしたカキモチ、餅、
餅菓子、漬け物などを生産。米、二次加工品を
都市圏百貨店、スーパー、直販店、ネットなどを通じて販売している。
地産地消の
推進
地元の広大な農地の作付け請負を年々拡大しながら、
多彩な予定で
埋め尽くされる毎月の
直販店カレンダーこそ
六星の地元交流のカギ
30
六星ブランドを
取 材に伺った日の
﹁六星 ﹂の本 社
おいしいお米として
前広場は 、
たくさんの簡易テントと
人混みで埋め尽くされていました。
認知していただくために
〝六星 秋の収 穫 祭 !〟と銘 打った恒
﹁株式会社六星﹂の前身は 、
地元
例のイベント。新 米 、野 菜 、餅 といっ
のレタス栽 培 農 家五戸によって昭 和
た六星ブランド商品の販売に加え 、
年に結 成された任 意 組 織の中 奥
つきたてのお餅のふるまいや田んぼ
六星生産組合です。その後 、積極的
での宝 探しといった子 供 向 けのイベ
に
〝企業化〟
への取組みを進め 、
農事
ントなど 、どこのエリアも 大 賑わい
組 合 法 人 、有 限 会 社 、株 式 会 社へと
です。
拡 大 を 図ってき ました。その過 程で
いろんなイベントをして
﹁一年 中 、
現在の六星へと成長する大きな要因
いま すが 、
これは地 元のお客 様への
になったのが 、米の差 別 化 と食 味 向
サービスと 同 時 に 、お 客 様の生の
上の研究 、付加価値を持った二次製
声を収集することが大きな目的で
品
︵餅加工品︶の生産販売でした。
す﹂と語るのは 、
農業未経験者なが
こちらも 農 業 未 経 験で入 社し 、
らも創業者に乞われ 、
この世界に
今年で入社 7年目という生産本部
歳の若さで足を踏み入れたという 、
長の大西さんは 、
六星ブランドのお
六星 2 代目社長の軽部英俊氏。
米についてこう語ります。
ひっ
広場でのインタビュー中にも 、
収穫
きりなしに地 元のお客 様から声を ﹁農薬や肥料のコントロール、
後の籾 貯 蔵 、食 味の点 数 化 管 理な
かけられ 、そこでの
〝 情 報 収 集 〟が
ど、
これまでの農 家がやらなかった
笑 顔 と共に展 開しま す。時には地
ことを き ちんと管 理 し 、安 心 して
元 長 老から
〝農業新参者〟
への厳し
食べていただけるおいしいお米であ
いひと 言 をいただ くことも あるら
ることを 物 産 展などでの試 食で実
しく 、
歴史ある米どころならではの
感してもらって 、
六星ブランドファン
独 特のコミュニティは 、 年 経った今
をつくってきました。手間やコストは
もまだまだ壁が厚そうな様子。
かかりま すが 、
おいしいものはやは
いただいた名 刺の裏には
しかし 、
りわかっていただけます。私が入 社
﹁コメコミュニケーション精神 ◇ 農業
から生 まれる安 心で美 味い食の提
かかかかかかかかかかかかかかか
したとき 3ヘクタールだけだった無
供と真の情報交換によって 、
共 感と
供供供供供供供供供供供供供供
農 薬コシヒカリも 、今 年は頑 張って
信頼の絆を築き 、
多くの人々の心豊
信信信信信信信信信信信信信信信信信信
ヘクタールに拡大できました﹂。
産 者としての情 報を販 売 する人に
も発信して 、
本当においしいお米を
消 費 者に選んで食べて欲しいと願っ
ていま す ﹂と 、六 星ブランドの自 信
の程を語られました。
・ ・ ・ ・ ・・
六星 社 員の平 均 年 齢は 歳。都
市圏からの若者、
農業を体験したこ
とのない新入社員も多いそうです。
い
﹁農業はまだまだ変われます。
ろんなビジネスチャンスがあって面白
い仕 事なんだと 、若い人たちに知っ
て 欲 しいで す ね。そ れに自 分 自 身
が成 長できることを 、農 業は教 え
てくれま す ﹂と軽 部 社 長は若い世
代へ農業の魅力についてのメッセージ
を送ってくれました。
http://www.rokusei.net/
12
農業はまだまだ変わる。
いろんなビジネス
チャンスがある。
52
18
商品と共に送り届けられる
農家新聞『コメコミ』
と
旬の便り
『たぁーんと六星』。
手作り感覚の暖かさが
いかにも六星らしい味。
豊かな農産物産地として知られる中堅都市です。
後継者不足の波は押し寄せています。
さらに最 近は品 質 管 理のプロも
新スタッフとして入 社し 、外 部の品
質 管 理センターなどと連 携して高
品 質の維 持 と安 全 性の向 上に 、
よ
り力を入れているそうです。
付加価値を持った二次製品
2
SPECIAL EDITION
SPECIAL EDITION
3
石川県白山市橋爪町104
株式会社六星(ろくせい)
肥沃な大地によって、白山市は屈指の米どころと
近隣の住民がまさに一体になった感の
六星
“秋の収穫祭”
。地元交流とともに
消費者ニーズを収集する重要な役割も。
効率的な
農地利用の推進
そうした要因による農地減少化の流れを少しでも食い止めるため、
“若い世代”の発想で展開している、株式会社六星を取材してみました。
愛情込めて育てた六星のお米、
素朴で懐かしい味わいの自家
製かきもち、無添加でおいしさ
にこだわった漬物。
収穫したばかりの素材で手づく
りしたオリジナルの味は六星直
売所で大人気です。
﹁農業をちゃんとしたビジネスに
するには、
やはり広大な農地が必要
です。六星が現 在の規 模になったの
は、
農地の請負規模がタイミング良
く 拡 大 していったことです。
いずれ
も高齢化によって農業を続けられな
いという 周 辺 農 家の方から話が持
ち 込 まれたのです。
いま ヘクター
ルの農 地 を 請 け 負っていま すが 、
さ
らに拡 大 していく 予 定です ﹂と軽
部 社 長。近い将 来 、高 齢でやめざる
を得ないという農家もすでにあり 、
﹁六星さんに任せたいと思っている﹂
と言っていただけるほどになったそ
うで 、
その信頼性のベースは 、
やはり
六星の米づくりのこだわり 、
高品質
性にあるのでしょう。契約栽培を請
け 負 う 条 件のひとつとして 、培って
きた
〝六星仕様〟での米づくりを徹
底しているそうで 、
﹁とにかくお米を販売している現
場の人が 、
あまりにもお米に対して
無 知 す ぎ ま す。私 た ちはもっと 生
130
米どころ白山の豊かな農地を
次代に継承する
“つなぎ手”
として
コメコミュニケーション精神を
かかげる六星。
最近は米と会話がはずむようになってきたという
大西生産本部長。新しい肥料の試みに失敗しても
また来年チャレンジすると意気込みは盛んです。
特 集 耕作放棄地の再生と発生防止のために
農地減少化を食い止める、
新しい農業形態の構築。
活動事例 その❶
元々は農閑期の仕事づくりとして始まった
餅加工品は、六星の人気商品として確実な
顧客層を形成しています。
インターネットを軸にして、
農業のあらゆる出会いを創生する
ソーシャルベンチャー企業
全国に広がる貸し農園は
すべて無農薬有機栽培が
利用の条件
校の頃 、
周囲の畑が使われないまま
荒れていく 状 況 を 目の当たりにし
て、
このままではいけないと痛感。京
都 大 学の農 学 部へと進み 、農 業への
基礎固めを開始しました。その後 、
農 業に対 する自 分のアプローチ方
法 を 模 索 する中で 、
マイファームの
共同創設者となる岩崎吉隆さんと
出 会い、
インターネットを 活 用した
農業活動がスタートしました。
自分で育てれば
農業のありがたみも
食の安全性も見えてくる
マイファームの設 立に関わる前は
業界に身を置いていたという岩崎
さんは﹁インターネットによる発 信
ということも影響しているかもしれ
ませんが、
農園の利用者は ∼ 代
のファミリーがほとんどです。自 分
自身、
趣味の野菜作りとかしてみた
いけ ど 、現 実には場 所 も 技 術 も 無
くて難しいなと思っていたので 、
家族
で楽しそうに農園に来られているの
を 見ると 、
このシステムを 実 現して
良かったなと思いま す ﹂と 、自 然に
触れ合 う 場を提 供できたことに満
足そうです。
マイファームの理 念は﹁ 自 分で作
り、
自分で食べる 、﹃ 自産自消 ﹄がで
きる社 会 をつくること﹂。この農 園
では 、
まったくの初心者でも栽培が
できるよう 、農 業 指 導の検 定 資 格
を 持ったマイファーム指 導 員が利 用
者のサポートにあたっています。
耕作放棄地問題を少しでも解決
40
マイファーム久 御 山 農 園は 、無 農
薬はもちろん、
足りない栄養素を油
かすで補 う 程 度の自 然 農 法。自 産
自 消の生 産 量であ れば 、それで十
分とのことですが 、
どの区 画の畑に
も大根や白菜など収穫前の野菜が
イキイキと実っていました。次の日
曜日あたり 、子供たちが
〝わが家の
畑 〟で育った野 菜 を 、喜びの声 を あ
げて収穫することでしょう。
そんなシーンを 想 像 しながら 、
耕 作 放 棄 地がこうした農 園にもっ
と甦えればと 、
マイファームの活動に
期待を熱くしました。
・ ・ ・ ・ ・・
味で 、私たちは農 業のネットワーク
を広げることに自信を持っています
し 、農業に従事されている方々にも
誇りを持っていただきたいと願ってい
ます﹂。
30
「農業をもっと身近に」をテーマに インターネットをベースに農業関連の
さまざまなプラットフォームを提供。
耕作放棄地問題や限界集落問題、農家経営圧迫問題の解消。
スローライフ、安心安全な作物を求める消費者への情報や活動の場の
提供など、多彩な農業ベンチャー活動を行っている。
ゴーヤはも う 終わりで
﹃なすび 、
す。代わりに何か植えてくださいね﹄
﹃ タマネギのところ 、も う 少 し 刈 草
をのせてください﹄。
京 都 府のほぼ南 端に位 置 する久
御 山 農 園の伝 言 板には 、
この農 園の指 導 員 、野 木
さ んの 小 さ なメモ 書 き
が 、た く さんピンで 留 め
られていました。
久 御 山 農 園 は 、株 式 会 社マイ
ファームが運営する貸し農園のひと
つ。約 2 年 前に誕 生したマイファー
ムの第一号 農 園で 、現 在 、北は東 京
都から南は兵 庫 県まで カ所にま
で、
貸し農園の規模が拡大していま
す。
﹁ま ず 休 耕 地になっている農 地
の情報をネットで収集し 、
借り上げ
の交 渉にあ たり ま す。それが可 能
になったら 、
土壌を調査して安全性
を 確 認 した 上で 、 から ㎡程 度
の区 画に整 備し 、
一般 個 人の方々に
年間契約でお貸ししています。使っ
ていただ く 条 件 としては 、無 農 薬
有機栽培をしていただくこと。土壌
の安全性と自然との調和を 、
つねに
意 識していま す ﹂と語るのは 、
マイ
ファーム創設者で代表をつとめる西
辻一真さん。
ま だ 歳 とい う 若 き 農 業ベン
チャー創設者の西辻さんは 、
福井県
の出 身 ながら農 業 とはまった く 無
縁の環境で育った人です。しかし高
動の主体です。
学 校 教 育や社 員 研 修のための農
業 体 験プロデュース、福 祉 施 設のた
めの癒しの農園づくり 、
企業に対す
る農業ビジネス参入のコンサルティン
グなど 、現 代 社 会 と農 業 との多 様
な接 点 を 見いだし 、
インターネット
のホームページから次々と発 信しな
がら 、
その活性化を進めています。
〝 畑 婚 活 〟という
﹁ 半 年 前から
コンテンツもスタートさせま した。
家庭菜園や農業に興味のある男女
同 士の出 会いの場 をプロデュースす
るもので 、すでに 組の出 会いが実
現していま す ﹂とのことで 、
こうし
た出 会いが将 来の農 業 人口の拡 大
につながれば 、
耕作放棄地や担い手
問 題にも 光 明が見いだせるかもし
れません。
﹁いま 不 況の中で二次 産 業 が 低
迷していますが 、
こういう 状 況でこ
そ、
農業や林業など地方の一次産業
の価 値が見 直 される時ではないか
と思います。田舎に帰りたいけど仕
事が無いと思っている人 も 、農 業に
目 が 向 く かも しれません。その意
http://www.myfarm.co.jp/
そこで取り扱われる内容もまた、多岐にわたっています。
インターネットという、情報発信先に限りのない世界とは言え、
マイファームが取り扱う内容は
“農業”
という、
きわめてアナログなもの。
いったいそこにはどんなネットが張り巡らされているのか、
イファームは貢 献していると言 える
かもしれません。 ﹁まずは遊び感
覚で楽しんでもらえればいいと思い
ま す。それで農 業 を 身 近 なものと
して意 識して貰い、農 産 物へのあり
がたみも感じていただければいいの
では﹂と西辻代表。
京都市中京区押堀町27-1 甍2F
株式会社マイファーム
株式会社マイファームの手がける活動は、
ありとあらゆるターゲットへと広がり、
これからが
ほんとうに農業の価値が
見直されてくる時
体験農園・セラピー
「農業のインターネット・デパート」
とでも形容したいほど、
マイファームは 、貸し農 園の運 営
だけでなく 、休 耕 地 を 活 用した農
園 をベースにして 、それを 個 人 、法
人、
小売店 、
学校法人 、
福祉法人な
ど、
さまざまな相手に合った
︿情報・
モノ・場 ﹀として提 供 することが活
場の提供
22
担い手による
生産の推進
しながら 、その一方で農 業に関わら
ない人々が自分で野菜などを作って
食べてみることで 、その楽しさや食
の安全性といったことが理解しても
らえれば 、
まさに一石二鳥。実際にこ
こで趣 味の菜 園 を 始めた 人 が 、農
業に目 覚め 、
マイファームの農 園 指
導 員へと転 職したという 例 も ある
そ うです。耕 作 放 棄 地の再 生だけ
でなく 、農 業の担い手 育 成にも 、
マ
モノの提供
27
4
SPECIAL EDITION
SPECIAL EDITION
5
ビジネスパートナー
ビジネスコラボ
フランチャイズ
小売店
同社の体験農園を訪問し伺ってみました。
マイファームの事業活動は インターネットがベース。
さまざまなコンテンツが。
IT
作付け請負業者
全国遊休農地検索
農地オーナー
耕作代行
販路開拓
法律援助
福祉法人
専用農園・食育
DE
10
50
20
マイファーム
学 校
有機野菜供給
企 業
農業ビジネスセミナー
コンサル・法人設立代行
マーケティング企画
農業情報システム構築
障がい者・高齢者雇用環境
福利厚生・社員研修
としての農園利用
一般個人
サポート付貸し農園
農業関連商品の通販
家庭菜園通信教育
家庭菜園キット
果樹オーナー
婚活(出会いづくり)
新しい農業の広がりを生み出す
マイファームの若き創設者
西辻代表(左)と岩崎さん(右)
京都久御山の自然農法農園。
野菜、果実、花など利用者の
いろんな楽しみが育っています。
栽培の指導・管理はプロの
指導員が細かくサポート。
各区画へのていねいなアドバイスが。
食育の推進
効率的な
農地利用の推進
自分で作り、
自分で食べる、
「自産自消」ができる社会を
つくることを理念として活動する
マイファーム。
利用者の多くは30 ∼ 40代のファミリー。
まさに楽しい 食育が展開されています。
特 集 耕作放棄地の再生と発生防止のために
農地減少化を食い止める、
新しい農業形態の構築。
活動事例 その❷
情報の提供
農政 TOPICS
年
平成21
行
施
月
2
1
農地の減少を食い止め、
農地を最大限に利用するために
やすくし、
農地を貸しやすく、借り
るために
農地を最大限に利用す
●農地賃貸規制の緩和(権利取得の特例)
賃貸等による
利用の促進
農地が
借りやすく
なります
会社、NPOなど農業生産法人以外の法人等でも、農地の借り入れができるようになりました。
農地を適切に利用しない場合の貸借解除の条件付託や地域の他の農業者との協調、農業常
時従事者の存在等の要件を満たせば農地を借りることができます。
●賃貸借期間の拡大
●農業生産法人出資規制の緩和(役員の要件の見直し)
農地利用者の
拡大が
図られます
農業関係者以外の構成員の制限(10分の1以下)が廃止され、農商工連携事業者等の場合
には議決権の2分の1未満まで持てるようになりました。
●農協も農業経営が可能に
農地を貸借して、農業協同組合が自ら農業経営を行うことができるようになります。
これにより農協が地域農業の担い手となることができます。
●遊休農地の利用促進
遊休農地の
解消が進みます
農業委員会が遊休農地の解消に向けた取り組みを行います。
毎年、農地の利用状況調査を行い、すべての遊休農地(耕作放棄地)を対象とした指導が始
まります。
所有者の不明な遊休農地も供託により利用権の設定が可能になります。
農地利用集積を
進めます
市町村段階での農地の利用集積を進める仕組みを新しくします。
全国の市町村において、地域内の農地を一括して引き受けて、まとまった
形で再配分する仕組みを創設します。
●農業経営基盤強化促進法
●農地税制の見直し
農地を貸した場合にも相続税猶予制度が継続されます。
貸し付けても
納税が猶予されます 現行の相続税の納税猶予制度は、自ら農業を営むことが前提条件になっており、農地を貸し
付けた場合には適用されませんでしたが、農業経営基盤強化促進法に基づいて農地を貸し
付けた場合には相続税の納税猶予が継続されます。
を食い止め、
これ以上の農地の減少
農地を確保するために
!
●農地転用規制の強化(優良農地の確保)
農地の法的
管理規制が
強化されます
学校、病院等の公共施設も転用許可の対象にして、転用を規制します。
●罰則の強化
法人による違反転用の罰金が300万円以下から1億円以下に。
違反転用における原状回復命令違反も法人の場合には1億円以下の罰金に。
[
食料自給率の低下が進む一方で 、受け手不在の耕作放棄地や農用以外
への農地の転用が増加し、耕作面積が激減しつつある中 、平成 21 年 6
月 24 日 、農地法の一部改正法が公布され 、平成 21 年 12 月から施行
されることになりました。
今回の改正の主旨は
「農地は国民への食料安定供給の貴重な資源であるという観点に立っ
て 、これ以上の農地の減少を食い止め 、農地を最大限に利用する」と
いうことにあります。その主なポイントをご紹介しましょう。
このような点が改正されました
国内の食料生産の増大を通じ
国民に対する食料の安定供給を確保
農地の賃貸借の期間を長くすることができ、存続期間が20年以内から50年以内に延長されます。
農地制度が変わります。
水田等を最大限に
活用する対策の促進
穀物価格の高騰
]
Agricultural administration
輸入食料品の
安全性への不安
新しい
農地法の
という
ポイント 『農地を有効に利用しなければならない』
規定が新設されました。
●法律の目的に 責務規定 が加わりました。
農地の所有権や賃貸借の権利を有する者は、農地の適正かつ効率的な利用を
確保しなければならないという責務を負います。
農地は国内の農業生産の基盤
国民の限られた資源、地域の貴重な資源
所有者等は適切に利用しなければいけない
●届け出義務
転用期待の抑制
相続で農地を取得したときには届け出が義務づけられます。
相続した農地の登記に当たっては、耕作する者を農業委員会に届け出ることが義務づけされます。
小作地の
所有規制が
緩和されます
7
農政TOPICS
●小作地所有制限の廃止
小作地の所有制限、国による小作地の強制買収措置、
標準小作料等が廃止されます。
!
耕作放棄してはいけない
農政TOPICS
6
も 講 師 として出 席 、農 業 青 年ク
したり 、新規就農セミナーなどに
活 動にも積 極 的に参 加するなど
ラブ連 絡 協 議 会
︵4Hクラブ︶の
精 力 的に取り 組んでこられまし
多かったのでは?
た。そ れら を 通 して 得 た 収 穫 も
氏家
人の輪や繋がりが広がっ
て仲 間 がた く さんでき 、何 がし
ました。特に
代 を 中 心にやる
たいのか 目 標 もはっき り して き
気のあ る 若 手 農 家 で 立 ち 上 げ
た 新 鮮 野 菜 生 産・出 荷 団 体﹁ふ
たば﹂は 、今 も 私の原 点になって
いま す。それに関 連 して大 崎 地
域の料理人さんと生産者たちが
集まり食材を活かして地元の魅
す。野 菜 はパプ リ カ が 400
坪、
ナス
︵後作はホウレンソウ︶が
200 坪です。仕 事は分 担し 、
米は父 、
野菜とキノコは母と私 、
牛は父と母 、
パプリカとベリー類
は私が担当しています。
パプリカやベリー類を新規
導 入することに対してご両 親の
ご意見は?
氏家
父 も 昔 、自 分の考 えで新
たに好 きなキノコを 始めたので 、
ー
名なお店にも使ってもらっていま
挑 戦 することは励みになる。
一生
﹁ 若い人 が 好 き なことに新 し く
力 を 発 信していこうと組 織され
す。懸賞作文に書いた﹁将来私の
くれました。母 も﹁ 氏 家ブランド
懸 命 頑 張 りなさい﹂と応 援 して
ンフレット な どに 載 るよ う な 有
し 、私が作ったパプリカを 観 光パ
た﹁おおさ き 楽 友 会 ﹂にも 入 会
周 りにはいつも 仲 間がいて 、人の
輪 がどこまでも 広 がる﹂という
を作れたらいいね﹂と協力してく
夢に一歩ずつ近づいています。
現在の氏家さん
気 候 を 活 かし た 夏 秋 栽 培 技 術
れます。特にパプリカは夏 涼しい
く 安 全・安 心な国 産 品 を 提 供 す
によって 、輸 入 ものより 鮮 度がよ
どのようなことに気を配っ
なっているので期待が持てます。
ることができ 、市 場でもブームに
ー
て日々取り組んでおられますか?
日本農業と農村の未来について若者たちに夢と若さあふれる提言
された方の現在の活躍ぶりを紹介し、農業への熱い思いや将来
の夢を語っていただくこのシリーズ。
今回は 6 年前の第 13 回・作文の部で金賞に輝いた宮城県農業
実践大学校 、園芸学部 2 年
(受賞当時)
・氏家直子さんです。作
ー
氏家
ー
パプリカはある程 度 軌 道
今後の抱負は?
がいを感じますね。
自分で売るということにも 、
やり
していま す。自 分で作ったものを
な中で農 業ができることに感 謝
と 笑 顔で 答 え る 私 がいる。そん
いて 、﹁あ り が と うございま す ﹂
う﹂と言ってくださるお客さんが
よかった と 思いま す。
﹁あ り が と
たりすると嬉しく 、
頑張ってきて
前 入りの作 物が早々と売り切れ
り 、直 売 所に出 した 我が家の名
また頼むね﹂と注 文してくださ
カリスマ料 理 長が﹁あ りがとう 、
よ﹂と褒めていただき 、有 名 店の
野 菜ソムリエの方 から﹁おいしい
掛 けていま す。我 が 家の作 物 を
頼 関 係 を 強 くしていくことを 心
会﹂の皆さんの気持ちに応え 、
信
して く れている﹁お お さ き 楽 友
若い私たち農 業 者を育てようと
努めていま す。それだけでなく 、
品 質の良いものを 出 荷 するよう
に力を入れ 、
手をかけて管理し 、
の目的です。そのために土づくり
た 野 菜 生 産・出 荷 団 体﹁ふたば﹂
い。それが仲 間と一緒に立ち 上 げ
﹁ 十九を
歩んだばかり
胸の奥
夢や希望
抱える不安 ﹂ ⋮と
せまいと
実現させる
心よ強く﹂
若 人が
田で働 くを
見て喜
ぶ﹂﹁ 語る夢 、ただ見る夢にはさ
した。﹁ 金 髪 や
ピアスを 付 けた
取り入れられていたことが特徴で
氏 家さんの作 文は短 歌 を
﹁ ヤンマー学 生 懸 賞 作 文 ﹂
にはその年 、
310編もの応 募が
ありました。その 中 で 金 賞 を 射
止められた時のお気持ちは?
氏家
びっくりして名前を呼ば
れても 信 じられませんでした。
入 賞 発 表 会に列 席 された 学 生
の方々と友 達になり 、今でも 連
絡を取ったり地元の農産物を送
り合ったりしています。
ー
氏家さんってこんな人
をいただく
「ヤンマー学生懸賞論文・作文募集」。
これに上位入賞
からは米づくりにも挑戦していき
に乗り自信もついてきたので 、
これ
作文募集 作文の部・金賞受賞者
いうように 、
歌で農への思いを簡潔
に率直に表現されました。受賞さ
れた宮城県農業実践大学校 年
生の時から将来就農するという気
持ちが固まっていたようですね?
氏家
はい。我 が 家 は 代々農 家
第 13回ヤンマー学生懸賞論文・
人
歳でまだまだ元気
か田 植 機で植 え させてく れ ま し
を練習させるために田んぼを何枚
ではないでしょう か。機 械の操 作
米づく りをやらせようと思ったの
くれたんですよ。私にも そろそろ
田 植 機 とコンバインを 買い替 えて
思いま す。でも 昨 年 、父 が 新 型の
乗せられないというのが理 由だと
いう 気 遣いと 、大 型 機 械が古 くて
新しい品目に専念できるようにと
まで父一人でやってきたのは 、私が
くのは早い方がいいですよね。これ
するのですから 、実 践で覚 えてい
ですが 、
いずれは私がバトンタッチ
います。父は
地であることに私も誇りを持って
した。最 高 級のブランド 米 誕 生の
川 農 業 試 験 場で品 種 開 発されま
ニシキやひとめぼれも 宮 城 県の古
に長い歴 史のある地 域です。ササ
を機に水田開発が行われ 、
米 作り
までの間 、岩 出 山 城に居 住したの
仙台に移る
政宗公が
域は伊達
ここ大 崎 地
で す か ら。
農業の根幹
は 米。米 が
代 表 するの
りましたが 、進路選択を控えて 、
言われて抵 抗 を 感 じたことも あ
家督を継ぐと決まっているように
周 り から 心 配 され 、勝 手に私 が
女の子 だから 誰 が 家 を 継 ぐのか
たのは 高 校 時 代で す。 人 と も
農 業 を 職にするのだと考 え 始め
ずっと父母を見てきて 、将来私も
る作 業 などを 手 伝っていました。
メジをハサミで切ってボールに入れ
い頃からオガ屑 栽 培のナメコやシ
姉妹の次女ですが、
姉妹は皆小さ
合 経 営 をやっていま す。私は
で 、水 稲 、畜 産 、野 菜 、菌 茸の複
2
3
若い女性が立派に
米と野菜の複合経営を後継
たいで す ね。何 といって も 大 崎 を
直子さんと出会ったのは宮城県が主催
卒 業すると宮 城 県 農 業 園
年 間 研 修。そ
年には
﹁ 宮城富
とめぐり会わなければいけないで
そのためには 、
まず 素 敵な旦那 様
り取り組めると思 うんです。でも
農 業にも もっと安 心 して思いっき
ちたいです。自 分の家 庭があれば
たかく 、
しっかりとした家 庭 を も
バトンを 渡 していけるよう 、あ た
仕事をいずれ私の子どもたちにも
て 、両 親からバトンタッチしたこの
盛 り 上 げていきたいですね。そし
い流 通 体 制 も 作 り 上 げ 、地 域 を
なるのが夢。若い仲 間たちで新し
たくさん注文をいただけるように
しい米 を 作って 、
いろいろな方から
です ぐに慣れると思います。美 味
た。ヤンマーの機 械は使いやすいの
の産 業 振 興について 知 事 と 懇 談
県 座 談 会 ﹂において 最 年 少で 県
の一方で 、平 成
ベリー類の栽 培を始めました。そ
片 隅にハウスを 建て 、
パプリカと
の後 、就 農 と 同 時に家の農 地の
芸 総 合 研 究 所で
ー
を思い描くようになりましたね。
ような農 園を作りたいといった夢
験 したい人 た ちに来ても ら える
え た り 、都 会の子 供や 農 業 を 体
就 農したら複 合 経 営に果 樹を加
後 継の気 持 ち が 固 ま り ま した。
農業の魅力と意義を改めて感じ、
入 学を決めた農 業 実 践 大 学 校で
す。オープンキャンパスに参 加して
私 が 継 ぐのが一番 だと 思ったので
親と一緒に農業をするのが好きな
矢内信孝氏 〉〉
すね!
氏家さんご家族
。 左から直子さ
ん、
母の八重子さん
、父の善男さん
パプリカのハウスで、氏家直子さん
氏家
心をこめて育てた 、作り
手の顔が見える野菜を提供した
1
18
取引先
か
応援メ らの
ッセー
ジ
鳴子温泉「大正館」料理長
「おおさき楽友会」事務局長
3
した「おおさき食材現地見学会」。
野菜の品質の良さは勿論のこと、若い人が夢に向かって一生
懸命に取り組む姿はすばらしく、応援しようと当旅館の料理に
使わせてもらっています。氏家さんが入っている
「ふたば」は、
こ
んな野菜が欲しいというとすぐに作ってくれるし、忙しくて取りに
行けないときには少量でも車で 40 分かけて届けてくれます。行
動的で対応が早く、融通を利かせてくれるのも、若いからこそ。
料理人が腕をふるえるのは、生産農家が高品質の食材を提供
してくれるから。料理人も生産農家を支えることが必要です。若
い仲間と切磋琢磨してこれからの大崎の農業や産業を背負っ
ていってくれると期待しています。
昨今、
農業の担い手として女性の活躍が目覚まし
いが、氏家さんもその 1 人。就農当初から意欲と
技術を認めた宮城県や大崎市が大きな期待を寄
せ、
何かとバックアップしている。
また、
彼女の周り
にはやる気のある若い優秀な農業者の仲間や、
彼らを育てようとする関連業界の優秀な人材が
多くいる。氏家さんの周りに広がる仲間の輪がど
こまでも広がっていくことは間違いなさそうだ。
氏家直子さん
( 26 歳)
59
母・八重子さんと実りの喜びを談笑
黄金色の氏家さんのほ場(宮城県大崎市)
野菜の複合経営に取り組んでいる若き女性ファーマーです。
「おおさき楽友会」事務局長を務める鳴子温泉の老舗旅館
「大正館」の料理長・矢内信孝さんと打ち合わせ
新しいコンバインで収穫作業
(下)オガ屑栽培のシメジも直子さんの担当
(右上)3頭の繁殖牛は母・八重子さんの担当
8
Y-INTERVIEW
http://www.yanmar.co.jp/aboutus/prize/sakuhin.html
Y-INTERVIEW
9
6
6.3
ha
文のタイトルは
「夢の歌」。現在 、
夢の実現に向け両親とともに米と
JA 直売所でも名前入りの野菜を販売
ササニシキ誕生の地で
おいしい米と
野菜づくりに挑戦!
←がっしり育ったシメジ
懸賞作文に描いた
「夢」を実践!
20
就農されて 年 、直子さん
が加 わって ご家 族の 農 業 経 営は
変わりましたか?
氏家
面 積 と品 目が増 え まし
たね。現 在 、米は自 作 地 と全 面
、その他
受 託 を 合わせて約
に 父 は 担い手 農 家 に 認 定 さ れ
ているので 、新 し く 大 規 模に基
盤 整 備した地 域も他のオペレー
ターさんと一緒に請け負っていま
ー
Y-Interview
昨年 、第 19回を迎えたヤンマー学生懸賞論文・作文はこちらでご覧いただけます。
Y-TOPICS
回 刈 りに適し
当 者 から﹁八代 地 域にお ける非
主 食 用 水 稲の取 り 組み事 例︵ 低
県 農 林 水 産 研 究センター畜 産 試
コスト 栽 培 現 地 試 験 ︶が 、大 分
験 場からは﹁ 宇 佐 地 区の取 り 組
み事 例︵コントラクターの取 り 組
み︶﹂について紹介された。、 つの
事 例 はいず れ も 農 家 と一緒に試
験に取り組み 、
コスト計算までな
されて畜 産 経 営に具 体 的に役立
つ成 果 が 得 られてお り 、参 加 者
心に聞 き 入った。なお 、試 験 結 果
の皆 さんはメモを 取 り ながら 熱
の詳 細は紙 面の都 合 上 割 愛 する
ので 、新 稲 作 研 究 会 事 務 局に問
い合わせていただきたい。
収穫機の実演と
TMRセンターの見学
続いて 午 後 か ら は 現 地 検 討
会に移 り 、試 験ほ場での収 穫 機
械 化 体 系の実 演 と 、南 さつま 市
金 峰 町の農 業 生 産 法 人︵ 有 ︶錦
江ファームが建 設 したTMRセン
ターを見学した。
実 演 したのは つの収 穫 体 系
である汎用型飼料収穫機 、
フレー
鹿 児 島・宮 崎・熊 本・大 分 各 県 庁
国産の自給飼料増産めざし
及び畜 産 試 験 場 、地 域 振 興 局 、
250名が参集
JA 、
ヤンマー、地 元 生 産 者など
飼 料 穀 物の高 騰で畜 産 経 営
から約 名が集まり 、
熱気にあ
が圧 迫される中 、自 給 飼 料の生
ふれ た。自 給 飼 料 増 産 と 利 用
産 と 安 定 供 給 が 緊 急の課 題に
拡 大への関 心の高さがひしひし
なっている。輸 入 飼 料 に 依 存 し
と伝わってきた。
た 畜 産 から 国 産 飼 料 に 立 脚 し
た畜産経営への転換を図る必要
飼料イネの2回刈り栽培や
が高 まった。国 も 飼 料 自 給 率 を
TMRの意義を発表
%から %へ、粗 飼 料 自 給 率
を %から %へという 目 標 を
午 前 中に室 内 検 討 会 が 開 催
掲 げ 、農 林 水 産 省が中 心になっ
された。最 初に 、農 林 水 産 省 畜
て 様々な 施 策や 研 究 開 発 を 推
産 振 興 課の宮 腰 伸 係 長 から 国
進 している。昭 和 年の発 足 以
産 粗 飼 料 を 巡る情 勢について説
来、
全国の研究・調査・指導・普及
明 を 受 け た 後 、九 州 沖 縄 農 業
機 関や農 業 関 連メーカーの協 力
研 究 センター・イ ネ 発 酵 TMR
のも と
︵ 財 ︶農 業 技 術 協 会の公
研 究チーム長の佐 藤 健 次 氏によ
益 事 業 として新 技 術の開 発・研
る基 調 講 演が行われた。題して
究・実 証 試 験 を 行っている﹁ 新 稲
﹁ 九 州 地 域の自 給 飼 料 生 産・供
作 研 究 会 ﹂で も 、﹁ 自 給 飼 料の
給 技 術 開 発の現 状 と方 向 ﹂。佐
効 率 的 生 産・供 給 技 術の開 発 ﹂
藤 氏は資 源 循 環 型の自 給 飼 料
に精力的に取り組んでいる。
生 産とTMRへの熱い思いを述べ
その一環 として 、北 海 道に次い
た後 、飼 料イネを中 心にした九
で畜 産が盛んな九州で行われて
州での自 給 飼 料の生 産 、焼 酎 粕
いる各 研 究 機 関の取 り 組みを 集
など食 品 残さの利 用 、それをう
約 し 、それぞれの研 究や実 証 試
ま く 活 用していくための地 域シ
験の成 果 を 発 表 して評 価・検 討
ステムを ど う 作 るかについて 説
する現 地 検 討 会が 、平 成 年
明。
﹁ここは篤 姫の故 郷。篤 姫が
月 日、
鹿児島県で開催された。
明 治 に 向 けて 無 血 開 城 し た よ
︵ 独 ︶農 研 機 構・九 州
うに 、我々も 地 域の飼 料 資 源の
主 催は
沖 縄 農 業 研 究センターと
︵財︶
活 用と地 域 連 携によるTMRシ
農 業 技 術 協 会︵ 新 稲 作 研 究 会 ︶
ステムの構 築・利 用 を 通 して 畜
である。会場の指宿市開聞農村
産の維新が始まることを期待し
環 境 改 善センターには 、農 林 水
たい﹂と結んだ。
続いて 個 別 の 研 究 成 果 の 発
産省 、九州農政局 、鹿児島県農
表。まず 、
九州沖縄農業研究セン
政 事 務 所 、生 研センター、家 畜
ターが取り組んでいる3つの実 証
改良センター熊本・宮崎両牧場 、
26
35
47
年 度から
21
うなずいていた。
見 張 り 、導 入 効 果の説 明に深 く
浴びせていた。
加 者は驚 嘆 し 、担 当 者に質 問 を
ていくこれらの機 械の威 力に参
スピーディーにパワフルに収 穫 し
を活かしてトウモロコシや牧 草を
べるのも特 徴だ。それぞれの特 長
の水 分 状 態により収 穫 方 法を選
梱 包 を 作ることも 出 来る。作 物
で 予 乾 後に再 度 拾い上 げロール
し 、放 出 しながら 作 業 する方 法
整 をしたい場 合は梱 包 部 を 開 放
ル梱 包 を 行 う。梱 包 前に水 分 調
り 取 り 、搬 送 して 梱 包 部でロー
フレール部 で 刈
合 、飼 料 作 物 を
機 は 、通 常の場
汎用飼料収穫
また 、
フレール型
し 、高 能 率 な 作 業 を 披 露 し た。
6930により 後 進 作 業で収 穫
ラー仕様のジョンディアトラクター
運 転 キット を 装 着 し た4クロー
適 している。実 演ではリバーサー
がよ り 高 く 、大 面 積での利 用に
トラクターのインプルで作 業 能 力
パー社のフォーレージハーベスタは
のコントラクター向 き。
一方 、
ケン
もので 、水田での栽 培が多い府 県
作 物 を 収 穫 しロール化 する優れ
ることで軟 弱 なほ場でも 様々な
FDS 方 式 走 行 部 ﹂を 採 用 す
で 測 る一貫 工 程に参 加 者 は 目 を
が作られラッピングされ 、重 量 ま
全 自 動でミックスされ圧 縮ロール
250
ラクタでお 馴 染 みの
﹁ 丸ハンドル
11
ンマーのコンバインやクローラ ト
商 品 化 された 先 進の収 穫 機。ヤ
が共 同 開 発 し 、平 成
100
一方 、錦 江ファームのTMRの視
察では 、牧 草 と焼 酎 粕 濃 縮 液や
関係者の声
■鹿児島県農政部畜産課環
境 飼 料 監・宮 里 俊 光 氏﹁ 今
回の 検 討 会 を 機 に 自 給 飼
料増産の機運が一層盛り上
がることだろう ﹂
■指宿市開聞支所農林水産
課課長・中間竜郎氏﹁地元の
資源を活用し自給飼料を増
産して 、畜 産 農 家の経 営 安
定につなげていきたい﹂
■
︵ 有 ︶錦 江 ファー ム 代 表 取 締
役・上村昌志氏﹁ヤンマー農機
販 売︵ 株 ︶九 州 カンパニー・上
島 専 任 部 長 か らの 粗 飼 料 自
給化を目指す熱烈な提案と
働きかけに賛 同し 、鹿 児 島で
初のTMRセンターを 年がかりで作った。じっ
くり見学し活用していただきたい﹂
■ 試 験 ほ 場 を 提 供 した JAい
ぶすき畜産連絡協議会会
長・田 中 健一氏﹁ 試 験で作った
飼 料 用 ト ウモロコシの サ イ
レージを牛が喜んで食べた。
栄 養 成 分 分 析の結 果も良 く
大満足だ﹂
■ヤンマー農機販売
︵株︶社長・
弓 削 敏 夫 氏﹁ 飼 料 作 物 栽 培
の 機 械 化一貫 体 系 や 省 力 的
な収穫機 、
TMRなどで自給
飼 料 生 産 と 安 定 供 給 、耕 畜
連携のお役に立てて嬉しい﹂
■閉会挨拶を行う九州沖縄
農 業 研 究センター 所 長・井
邉 時 雄 氏﹁ 生 産 者 や 消 費
者 も 参 加 して 研 究 開 発 に
取 り 組 んだ 成 果 を 活 用 し
ていただきたい﹂
■ 国 産 粗 飼 料 をめぐ る 情 勢
を 説 明 した 農 林 水 産 省 畜
産振興課係長・宮腰伸氏
■ 基 調 講 演 と 現 地 検 討 会の
司会を務めた 、九州沖縄農
業 研 究 センタ ー イ ネ 発 酵
TMR研 究 チ ー ム 長・佐 藤
健次氏
■ 座 長 を 務 めた 新 稲 作 研 究
会 委 員・澤 村 篤 氏﹁ 有 意 義
な 会 議 にな る よ う 期 待 し
ている﹂
2
■近隣の町から参加した繁殖牛農家﹁すごいね
え。特に刈 り 取 りと 同 時にロー ルまで 作って
しまうのは魅力だね﹂
■農研機構中央農業総合研究
センターの研究員・岡崎泰裕
氏﹁ 九 州 での 取 り 組 み が こ
れほど 進んでいることに驚
いた。関東でももっと力を入
れて指導・普及に努めたい﹂
要性を感
じてお り 、
農業生産
法 人 との
新たな耕
畜連携を
求 め てい
た背景か
る。そ うし
ら 、自 給 飼 料 生 産のキーテクノ
ロジーとして注 目される汎 用 型
飼 料 収 穫 機 を 利 用 した 新 たな
飼料生産・供給と耕畜連携につい
研究・指導・普及機関から情報提
て 、広 島 、岡 山 両 県の畜 産 技 術
よって同 機の普 及 促 進 を 図るこ
で機 械の実 演を見 学 することに
供 を 受 けるとともに 、実 証ほ場
穫の多い有 意 義な現 地 検 討 会 と
以 上のように新たな技 術 研 究
や試験の成果が多数披露され 、
収
地 域 を 中 心 に 多 数の参 加 者 が
とが 、目的である。ここでも中国
会場となったくい文化センター高
を 地 元に持 ち 帰 り 全 国に広 げて
原ホールに詰めかけ 、農 事 組 合
なった。参 加 した 皆 さんがこれら
産・供給に向けた技術がより一層レ
いくことで 、自給飼料の効率的生
法 人いずみの試 験ほ場でも同 機
月 日、
発展していくよう期待したい。
自給率向上が図られ日本農業が
今後も全国的に自給飼料増産
への機 運がより一層 高 ま り 、飼 料
穫実演に目を凝らした。
による 飼 料 イ ネ とソルガムの収
ベルアップしていくことだろう。
注目の汎用型飼料収穫機
広島でも現地セミナー
年
広 島 県 三 原 市で も 前 出の汎
用 型 飼 料 収 穫 機に関 す る 現 地
セミナーが 、
平成
畜 産 農 家 は 自 給 飼 料 拡 大の必
人の設 立 が 相 次いでいる。
一方 、
の導入に関心を持つ農業生産法
な転作作物を検討し 、
飼料作物
心の営 農から脱 却しようと様々
た。同 県では耕 種 農 家が水 稲 中
化 促 進︵ 株 ︶の主 催で 開 催 され
生 研センターと新 農 業 機 械 実 用
7
試 験︵ ① 多 収で
製フォーレージハーベスタと 、細 断
型ロールベーラなど。この内 、汎 用
ル型汎用飼料収穫機 、
ケンパー社
型飼料収
た 暖 地 向 き 飼 料 イネ 品 種﹁ルリ
ル型汎用飼料収穫機の利用体系
穫機は、
緊
アオバ﹂の2回 刈り栽 培とフレー
たトウモロコシなどの省力栽培技
の経済性②不耕起播種機を用い
して 生 研
プロ 機 と
タカキタ 、
センターと
栽 培における雑 草 管 理 技 術 ︶に
術の開発③飼料イネの 回刈り
が 報 告 さ れ た。その後 、熊 本 県
ついて担 当 研 究 員から試 験 結 果
錦江ファームのTMRを見学
現地検討会参加者の声
盛況な現地セミナー
79
6
パイナップル粕などの食 品 残さが
細断型ロールベーラで作られた
飼料用トウモロコシのロール
熊本県八代地域の取り組み事例」
を紹介し「大分県宇佐地域の取り組み事例」
を紹介し「不耕起播種機を用いた長大型飼料作物の
た熊本県八代地域振興局農業普及指導課 た大分県農林水産研究センター畜産試験場 栽培技術の開発」
と題して発表した九州沖
参事
(技術指導担当)
・金森伸彦氏
主任研究員(草地飼料担当)・金丸英伸氏
縄農業研究チーム研究員・加藤直樹氏
ヤ ンマ ー
21
「飼料イネ2回刈り栽培・専用収穫機利用体系の経 「飼料イネの2回刈り栽培における雑草管理
済性」をテーマに発表した九州沖縄農業研究セン 技術」について発表した九州沖縄農業研究
ター・周年放牧研究チーム上席研究員・吉川好文氏 チーム主任研究員・小荒井晃氏
熱心に実演に見入る参加者
5
10
Y-TOPICS
Y-TOPICS
11
10
九州沖縄農業研究センターが試験成果を披露し
2
主催した新稲作研究会の三輪睿太郎会長
鹿児島で自給飼料生産技術の現地検討会開催
「水田や耕作放棄地、食品残さなどの資源をフル活用し、
国産飼料の生産・利用を拡大する技術開発に努めていく」
八 代 地 域 振 興 局の技 術 指 導 担
汎用型飼料収穫機による飼料イネ収穫の実演
21
新しい技術やシステムを南九州から発信!
2
満員の参加者で埋め尽くされた現地検討会会場
機械性能の説明を行うヤンマー農機販売(株)
九州カンパニー専任部長 田中雅利氏
3
ケンパー社製フォーレージハーベスタC2200は
飼料用トウモロコシを刈り取り。
フレール型汎用飼料収穫機YWH1400Aは
牧草を収穫。
汎用型飼料収穫機SMR1000は
飼料用トウモロコシを収穫。
先進農業事情
この『先進農業事情』は 、各地で意欲的に農業に取り組んでおられる人たちを紹介するページです。
稲作・畑作そして酪農・畜産の分野で 、自分の意志で選んだ農業に誇りを持ち、
従来のやり方に独自の工夫を施して営農されている方々です。
、馬鈴薯/ ∼
30
37
、大豆/
、小豆/
、
ニンジン/
、
デントコーン/
、他に緑肥 作物など︶
120 の大面積で
こだわりの高品質作物を生産
3
礫疎水材暗渠 ﹄が不可欠だ﹂と
行政に掛け合い、補助事業化を
実現させた。これによって排水性
は劇的に良くなり 、馬鈴薯や小
麦、
野菜なども安定的に生産で
きる土地に生まれ変わった。この
礫疎水材暗渠が現在 、
北海道の
土地 改 良 事 業の主 流になってお
り、
その道しるべをつけた勝美さ
んの功績は大きい。さらに勝美さ
んは自費でも明渠や心土破砕を
行うなど 年の歳月をかけて基
盤整備と耕地改良を実施。機械
化や規模拡大にも力を入れ 、
約
120 を 超 える大 面 積 を 営
むまでになったのだ。この農場を
年前バトンタッチされた 代目
の賢治さんは 、﹁昔の苦労話を聞
くと頑張らなきゃと思いますね。
いいものは受け継ぎ 、
新しいもの
も積極的に取り入れて発展させ
ていきます。収量も品質も技術
3
首都圏へ産地直送販売
社として法人化したもので、
勝美
歳の若さで後継
さんが代表取締役を務める。
本物のおいしさを目指す
もともと五十川 家は祖 父・庄
太郎さんが昭和 年に入植し 、
日高山脈と大雪山をのぞむ十
を開墾しこの農
勝平野の中央に位置する音更町
人馬で原野
場を始めた。しかし然 別 湖の伏
は 、畑 作 物の一大 生 産 地だ。豊か
流 水 が 噴 き 上 げる湿 地 帯のた
な水 と肥 沃な土 壌 、そして夏 と
めに豆しか作れないうえ 、
いつも
冬の寒 暖 差 と昼 夜の温 度 差が 、
ぬかるんで作 業に苦 労 する日々
味の良い作物を育てる。そんな畑
だった。
一般的な暗渠排水工事は
作 地 帯の一角で 、生 産 と販 売 を
行われたが 、耐用年数が短くや
親 子で分 担し 、息 子が育てた馬
り直しの繰り返し。たまりかね
鈴薯や大豆などを父が首都圏の
た 代 目の勝 美さんが﹁ 本 格 的
生協などに販売する先進的な取
な対策には
り 組みを 行っているのが 、
五十 川
以上掘り下げて
さん一家だ。生 産 部 門 を一手に担
伏 流 水を抜 き 、
排水管の周りに
うのは
︵株︶イソカワファームで 、
息
砂利や玉石
子の賢 治 さんが 年 前 、 歳の
を敷き詰
若さで父から経営を任された。
一
めて埋め戻
方 、販売部門を担うのは
︵有︶大
す半永久
牧 農 場。父の勝 美さんが平 成 元
的に使用可
能な
﹃ 深層
暗渠排水、
26
2
JA ha
35
年に有限会
ha
10
おいしさと安心を消費者に届けたい!
10
ha
10
ha
60
35
年に近 隣の2軒の農 家と共同で
4
m
も 経 営 も 父に追いつき 、超 えた
い﹂と意欲を燃やす。
土づくりに力を入れ
土壌診断で施肥設計
﹁ 人の命 をつな ぎ 、健 康 な 心
身 を 維 持 す るための作 物 を 作
る﹂ これが五十川さん父 子の
モットーだ。安 心・安 全・高 栄 養・
美 味な作 物づく りのために 、堆
肥の高 度 化 発 酵 施 設 を 建てて
完 熟 堆 肥 をたっぷり 投 入し 、緑
肥もすき込む。さらに経験や勘
ではなく 、
ヨーロッパ・アメリカの
畑作地帯
の土 壌 分 析
︵質量法︶
による 科 学
的な土壌分
析をした上
で施 肥 設 計
土づくりと大面積での農作業の効率化に注力。
30
始めた事業を平成
作物を作る」ことをモットーに
35
ha
ha
3
9
12
先進農業事情
JD7430に乗りご機嫌の五十川賢治さん
先進農業事情
13
15
ha
2
するので 、
手応えややりがいがあ
好 評で 、最 近では味 噌や豆 腐 、
はじめヤンマートラクター3台 、
ります。農業は楽しいですね。こ
パンの餡など加工用にも利 用さ
ポテトハーベスター 台 、
ヤンマー
れからも人との出会いを大切に
れる。注 文 増 大に対 応して協 力
コンバイン、
カルチベータ2 台 な
し 、家 族が協 力 し 合って常に夢
農 家 を 増 や し 、栽 培 面 積 は 計
ど大 型 高 性 能 機 械 を 多 数 導 入
と希望を持ち 、
先を見据えた経
230 にのぼる。作っていない
しているが 、賢 治 さんはさらに
営をやっていきます﹂
平 成 年 春にジョンディアトラ
作物は おとふけが協力して多
クター7430を導入。
品 目の出 荷 体 制 を とっており 、 食や 健 康 を 守っていくのは 、
﹁ 本 物のおいしさ ﹂を 目 指 して
地域農業の活性化に貢献してい
﹁ジョンディアはトラブルが 少
切磋琢磨する若い作り手の前向
る。
なく 、
ランニングコストがかかり
きな情熱なのではないだろうか。
ません。ホクトヤンマー帯広支店 ﹁ 念 願だった消 費 者 と顔の見
える関 係ができました。自 分で
の吉 田 君
生産したものを自分で売るとい
は、
十数年
うことは喜びであり 、
やりがいを
経った部品
感じますが 、簡 単ではありませ
の交 換に
ん。生産者自らの責任と消費者
も即対応
の信頼関係があってこそ成り立つ
し 、部品が
もの﹂と気を引き締める賢治さ
届 く まで
ん。そのために生産者・消費者協
親 身に協
議会などには必ず出席。消費者
力 してくれるので助かり ま す ﹂
ニーズを 知る努 力 を しながら 、
と口を揃える五十川さん父子。
農 場 視 察や収 穫 祭なども 企 画
し、
交流を深めている。
産直販売の会社を創り
﹁ 全 国の生 産 者グループには
生協や大地の会に出荷
トップを走っている人もたくさん
おり 、情 報 交 換や視 察の他にお
互いの作 物 を 評 価し合ったりも
生産・販売を親子で分担。
安心・安全な食を求める消費者ニーズに応える
「高品質生産・産地直送販売」
で
地域農業の活性化に貢献。
「人の命をつなぎ、健康な心身を維持するための
21
堆肥舎
消費者を招いて楽しい交流会
|
ワン ポイント
先進農業
35
ha
を し 、有 機 質 肥 料 を 中 心 に 自
家 配 合 する。
﹁なかでも 重 要 な
のがマグネシウムや鉄 、銅 、亜 鉛
な どのミネラルで す。秋の収 穫
後にすべての畑から土のサンプル
をとって土壌分析をかける作業
は時 間 と手 間 を 要しま すが 、
効 果は大。作 物の主 根がまっす
ぐ 伸び 、葉は厚みとつやが良 く
なり 、
一般 栽 培のものより 栄 養
価がぐんと高い作物が生産でき
るようになりました。自 信も付
きましたね﹂と賢治さんは胸を
張る。
ま た 省 力・低コスト を 目 指 し
てジョンディアトラクター3台を
馬鈴薯の収穫作業
15
ha
平成21年に導入したジョンディアトラクター7430
大型トラクターを多数導入。そのうちのジョンディアトラクター
JD7800、
JD6900、ヤンマートラクターPF82
イソカワファーム周辺 産 直 販 売に取 り 組 むように
なったのは昭 和 年 から。東 京
のパルシステム生 活 協 同 組 合 連
合 会 が 十 勝に産 地 調 査に来 た
際に、
評判を聞いて
︵株︶
イソカワ
ファームヘ視 察に立 ち 寄ったのが
きっかけで 、契 約 栽 培 を 開 始 し
前出の大牧農場を設立。その後も
﹁らでぃっしゅぼーや﹂﹁大地の会﹂
など有機農産物を宅配する大手
流通組織とも契約し 、
年間数千
トンの馬 鈴 薯 をはじめ大 豆 、小
豆などを出荷する。
﹁ 味が違 う ﹂﹁ 新 鮮で安 心 ﹂と
ジャガイモの収穫用コンテナ
北海道河東郡音更町
父・勝美さんとジョンディア7800
約120 ︵小麦/ ∼
ha
五十川賢治さん︵株式会社イソカワファーム代表取締役・ 歳︶
規模
イソカワファーム看板 22
ha
父・勝美さんとヤンマー帯広支店の
吉田理さん
Hokkaido
五十川賢治さん
先進農業事情
とても70代には見えない元気な佐藤さん
高齢農家や特産トマト専業農家から
47
40
う、
両者の調整も重要です。トー
など︶導 入し 、
ライスセンターと
変わらない能力で 日に何軒分
ものモミを 戸 別 乾 燥 する。各 戸
のモミが混 入 しないよう 細 心の
注 意 を 払いながら 、どの乾 燥 機
に入 れるのか 、温 度や風 量はど
のくらいで 、
と指示を出す。
﹁ 刈 るスピードが 速 過 ぎて 受
け入れがパンクすることのないよ
50
が励みとなり 、会 社を辞めて専
業農家の道を歩むことになった。
年以上にわたって米づくり一筋
に生きてきた豊かな経験 、篤農
家だった父親譲りの確かな栽培
技術 、
そしてほ場を荒らさず畦
畔の草 刈も季 節ごとにこまめに
行う丁寧な作業。それらが委託
に出す農家の信頼を得 、面積が
どんどん拡 大してきた。現 在
歳であるが 、手いっぱいの状 態で
も﹁ 困っている人 を 放っておけな
い。耕 作 放 棄 地 も 作 りたくない
からな﹂と快く引き受ける佐藤
さん。そのために農 業 機 械 を 毎
年のように買い増しているが 、
機
械好きの佐藤さんにとっては新し
い機械の導入は楽しみでもある
ようだ。
平 成 年に米 を 作 付 した 面
積は
、
ほ場の数は 340枚。
これに転 作 が
。この他に刈
32
ha 21
JA
8
稲の登熟状態を観察
50
4.5
ha
71
7
り取りだけ頼まれているのが
。合わせて約
は佐藤さん一
人ではまかなえず、
従業員やパー
トも雇 う。その数は春 秋の繁 忙
期には 人を超 える。確かに今
のところ佐藤さんに代わってこれ
だけの規模の仕事ができる人は
そうはいないだろう。米と南郷ト
マトで農業の活性化を目指すこ
の地域にとって 、
佐藤さんは無く
てはならない重要な存在になって
いる。
40
ha
340 枚に上 るほ 場 は 枚
が平 均 ∼
だが 、 枚 枚
形 状 も土質 も 様々。そのため機
械はほ場 条 件や 作 物 条 件に合
わせて使い分 けられるよう 、馬
力や 能 力の異 なる ものを 揃 え
大型機械の効率活用で
340枚のほ場を管理
20
米づくりを一手に受託し
綿密な計画と機械力で企業的経営を実践
ら、
多くの稲作農家はトマトのハ
丁寧、
親切が好評で
ウス栽 培に転 換し 、専 業で取 り
を受託
組 む 人が相 次いだ。そのため手
が回らなくなった水田の管 理を
福 島 県の会 津 地 方というと 、
佐藤さんに頼みに来る人が後を
全国でも指折りの良食味米﹁会
たたない。そうした地域のニーズ
津米﹂の産地だ。なかでも山々に
の受け皿となり 、
おいしい米づく
囲 まれ 冬は豪 雪 地 帯 となる只
りに誇りを持って取り組む佐藤
見 町 は 、山 ひとつ越 え た﹁ 魚 沼
さん。只 見 米の産 地 を 守ろうと
米﹂に勝るとも劣らないおいしい
いう熱い思いが 、
佐藤さんを支え
米がとれる。
ている。
この只 見 町で 、高 齢 化や営 農
形 態の変 化に伴って急 増した委 もともと佐藤さんは建設会社
に勤めながら米を作る兼業農家
託作業を大々的に引き受け 、
個
だった。昭
人で約
という大面積の稲作
和 年、
経営を行っているのが 、
佐藤好正
歳の時に町
さんだ。委託作業を引き受けて
の産 業 文
いる農 家は 集 落 、
100戸 以
化 祭に出
上に上る。経 営 規 模 が 地 域で一
品した玄
番であるう え 、水 稲 専 業という
米が県知
のは 、
佐藤さんだけである。何し
事賞を受
ろ同 地 域では昨 今 、特 産の南 郷
賞 し たの
トマトがブランド化されたことか
1
若手を育成。
10
40
ha
ている。例 えばコンバインは 条
刈 り︵GC335︶に 条 刈 り
︵GC695・GC90︶ と
台を導 入。トラクターも 馬 力
から 馬力まで 台 、
田植機は
1
将来を見据えた大規模農業を実践。
3
ha
JA
特産の会津地鶏も飼育
3
3台所有するコンバインのうち、メインはこの2台
(GC695とGC90)
30
a
50 年以上におよぶ米づくりの経験と栽培技術、
丁寧な仕事が評判で受託面積拡大。
綿密なスケジューリングとほ場条件等に
合わせた機械選定で効率化を実現。
人間的魅力を兼ね備えた経営力で、
32
20
ワン ポイント
先進農業
6
2
1
40
ha
籾すり機スイングハラー
5
60
60
を持って駆けつけてもらいます。
への出 荷 まで秋の一貫 作 業 を
タルで目を配って指 揮していかな
西 部 支 店の目 黒 君は何 も な く
全 部 受 けていることが大 きいで
いと大面積をこなせません﹂
ても 毎 日 来てく れているから 、 佐藤さんは個人経営だが 、
しょう。忙しくなればなるほど 、
そ
対応が早いですよ﹂
もっと 元 気にな り ま す。これだ
の見 事 な 采 配ぶりや 緻 密 な 経
けの大 規 模 な 農 業 がで き るよ
営感覚はまさに企業の社長。元
うになって 、楽 し くて仕 方 が あ
気いっぱいの親 分 肌で人 情 が あ
りません。将 来は会 社 組 織にし
り 、檄 を 飛 ば すことが あっても
て 、若い人にバトンタッチしたい
仕 事が終わると労をねぎらって
ですね﹂
皆で 酒 を 酌 み 交 わ す 。
﹁これが
楽しみで仕 事 をしているんです 快 活 な 笑い声 が 澄んだ 秋 空
に響き渡った。
よ﹂と満 面の笑 顔。従 業 員のこ
とを親 身になって考 えた経 営で
感 謝されている。そ うした経 営
者 としての人 心 掌 握 力 と 実 行
力、
そして気配りや人間的魅力
収 穫 時 期には 朝 から 乾 燥 調
があるから 、佐 藤さんの周 りに
製 施 設につめ 、次々にトラックで
は自 然 と人が集 まってくるのだ
運び込まれるモミの荷 受けを行
ろう。 会津みなみが新人研修
う。乾 燥 機 も 基︵ 石 、 石
の受け入れ先に佐藤さんを選ぶ
のもうなずける。
﹁この仕 事 、半 分 は 生 活のた
め 、半 分 はボランティアの気 持
ちでやっていま す。機 械 代や 人
件 費がかかりながら何とかやっ
ていけているのは 、全 面 委 託 が
大半で 、
刈り取り作業だけでな
く 、乾 燥 調 製 、籾 す り 、選 別 、
田植機はVP60が2台 乾操機は全10基
55
条植え
︵VP ︶を 台 導 入
している。
農 繁 期にはこれらの機 械がフ
ル稼 働 するが 、実 際の作 業は従
業 員たちに任せ 、佐 藤さんは指
揮を執ることに専 念 する。効 率
的な作業計画を立て 、
誰に何を
任せると作業効率がいいかを考
えて仕事の分担や段取りな
どの指示を出すのだ。
﹁この段 取 りが一番 大 事。
これが き ちんとできていれ
ば 、現 場 を 見 回 ら な く て
も、
今どこにどの機械があっ
て 、ど う 動いている か が 分
かり ま す。特に秋の作 業は
トラブルが起こった時 、迅 速
な 対 応 が 必 要。どこのほ場
で 、どの機 械のベルトがどの
箇 所で切れたかなどをヤン
マーに連 絡 し 、必 要 な 部 品
農業の活性化を目指す地域のリーダーとして
71
40
ha
6
14
先進農業事情
GC695でたわわに実った稲を
つぎつぎに刈り取る。
先進農業事情
15
1
経営規模 稲作/約約
トラクターもEG655など5台導入
40
ha
福島県南会津郡只見町
佐藤好正さん︵ 歳︶
Fukushima
減反のほ場ではソバを栽培。真っ白な花が一面に
先進農業事情
奥様の倫恵さん・次男の明くんと
、小麦/
歳︶
、大豆/
消防士から転身し 年
11
自由な発想で新技術に挑戦し
左からパートの大河内勇さん、奥様の倫恵さん、従
業員のオペレーター・牧野敬剛さん、小野田さん、
ヤンマー農機販売(株)安城支店の山田猛久さん
麦・大豆作の飛躍的な生産性向上を目指す
培土作業に時間がかかり 、
労働
時間短縮のネックになっていまし
た。品質面でも、
収穫する時に土
が混入し汚粒を作ってしまい、
等
級を落とします。それらを防ぐ
のが狭 畔・無 中 耕・無 培 土 栽 培。
畔幅を慣行より狭くして 、
中耕
も培土もしません。するとコンバ
イン収穫が容易にできるし 、
土の
ガラス張りの立派な大豆選別所
り 品 質や収 量に大 き な 影 響 を
受けやすいことから 、
これまでの
主 力 品 種﹁ 農 林 号 ﹂と比べ早
生で収 量 性の高い新 品 種﹁イワ
イノダイチ﹂を導入。
●大豆/播種期が梅雨と重なる
う え大 規 模 化によって作 業が集
中 するため 、播 種の適 期 を 逃し
やすい。そのため雨が上がってい
る間に速やかに施肥と播種が同
時にできる作 業 体 系と 、播 種が
遅れた場合も収量の安定確保が
可能で省力化も図れる﹁狭畔・無
中耕・無培土栽培﹂を導入。
﹁ 特に大豆作はこれまで中 耕
乾燥施設
ざ播 種 床 作 り をしなくていいの
は大 きいですよ。費 用 対 効 果が
抜 群に高い機 械 だと思い、す ぐ
に今年 台目を購入しました。
おかげで刈り取りが終わると次
の作 業まで3∼ 日お休みする
余裕ができました﹂
トラクター EG 782につい
ては﹁ 特に転 作 作 物の播 種 作 業
トを使う時いちいちクラッチ操作
に抜群にいいですよ。インプルメン
度ゼロから 滑 らかに動 き 出 すの
的。安 く 作れたら 、単 価が下がっ
ても利益は確保できます﹂
今 後の目 標は 、 週 間に 日
休みが取れる仕事の体系を作る
ことで あ り 、特に雇 用 している
人のために定 休日を 作ることで
ある。
﹁これまで頑 張ってやってき ま
したが 、最 近 仕 事が楽しくて仕
方があ りません。手 をかけた結
果が半年ぐらいで評価が出ます
し 、悪 くても来 年の目 標がす ぐ
にでき 、面 白いですよ。この地 域
はほとんどが兼業農家で今後ま
すます全面委託が増えるでしょ
うから 、
土地の管 理と安 定 生 産
を しっか り 行って 地 域の役に立
ちたいですね﹂
黄金の稲穂が波打つほ場を見
渡 す 小 野田さんの瞳には 、自 信
と決意が溢
れていた。
今年も豊作
の必 要 がな く 、
スタート 時 も 速
で 、種の播 き 出 しも 精 度よく 行
え ま す。時 間 も 短 縮できるので
軽 油の使 用 量 も 減 り ました。油
代 が 高いので 助 か り ま す。播 種
作 業 も 早 く 終 わるので 、その分
早 く 管 理 作 業にとりかかれ 、手
方に目 を 向 けていて単 価 を 上 げ
もかけられます。
一般 的に作 物の
よう としがちです が 、相 手 が あ
ることだから難しい。それより発
利益を向上させるために作物単価を
61
4
想を変えて経費を削る方が現実
1
若さと自由な発想で新技術に挑戦し、
労働時間の短縮・労力の軽減と収量アップを実現。
国のモデル事業に自ら名乗りを上げる
挑戦意欲と栽培技術で若手を牽引。
ヤンマーのコア技術を最大限に活かし、
2
1
3
2009年に導入した無人ヘリコプター
2
2
1
新たな経営モデルとして
3
注目の狭畔・無中耕・
無培土栽培
5
打破事業モデル実践事業﹂の つ
で 、関係者から大きな期待が寄
せられている。
﹁ 特に大豆は奨 励 金がたくさ
ん付いて一番やりがいがある転作
作 物で 、私も規 模 拡 大をめざし
ていま す が 、それには労 働 時 間
や生産コストの壁があります。そ
れを打ち破るために播種から収
穫、
出荷まで改善したいところが
た く さんあ り 、
この事 業に自 ら
率 先して手 を 挙 げ ました。その
ためにヤンマーのトラクター EG
782なども 導 入し 、今 年 年
目ですが 、
時間もコストも ∼
割削減でき 、
収量もアップし 、
そ
れなりの結果が出ています。順調
にいきすぎているくらいです﹂と
小野田さんは胸を張る。
小野田さんが挑戦している新
しい栽培技術の中身はこうだ。
● 小 麦 / 収 穫 期が梅 雨 と重 な
2
愛 知 県のほぼ中 央 南 部に位
置する西尾市。城下町の面影が
残 る 市 街 地 を 抜 け ると 、
一帯は
矢作川の下流に広がる豊かな穀
倉 地 帯 だ。ここで 、米 、麦 、大 豆
をそれぞれ
栽培している認
定農家の小野田裕二さんがリー
ダーとなって 軒の農 家で立 ち
上 げた﹁ 西 尾 幡 豆 高 能 率 麦・大
豆 研 究 会 ﹂が 、注 目 すべき 取 り
組みを行っている。大豆の
﹁狭畔・
無中耕・無培土栽培﹂だ。これは
農 林 水 産 省が現 行の営 農・技 術
体系の限界を打破して飛躍的な
生産性向上を目指す団体を支
援し 、革 新 的な営 農モデルを 構
築し普及させようとして実施し
ている﹁ 平 成 年 度 生 産 性 限 界
11 39
かき込みによる汚粒の発生もほ
とんどありません。時 間も労 力
も少なくて済み、
収量も増える。
いいことづくめでしょう。特に僕
らはプロなので、
穫れる時と穫れ
ない時を作りたくないんです﹂
1.5
3
16
先進農業事情
順調に生育する大豆。
晩生の
「フクユタカ」
を7月下旬に播種。
先進農業事情
17
ワン ポイント
先進農業
1
経費を抑えて利益を確保。
50
ha
50
ha
20
独自の技術を試行錯誤
ヤンマーの機械も貢献
ha
じ機械を使っても人より数倍時
間や労 力 を 削ろうと 、作 業の効
率 化や時 間 短 縮に取り組んだ。
それらの集大成が前述した新し
い栽 培 技 術だ。今や周 囲の誰 も
が﹁ 挑 戦 意 欲 と 栽 培 技 術 は 抜
群 ﹂と認め 、若 手の中 心 的 存 在
になっている。
﹁ 慣 行 栽 培からは逆 行 するよ
うなやり方にトライできるのは 、
農 家に生まれたにもかかわらず
全 く 手 伝っていなかったので固 定
観念がなく自由な発想でやれて
いるからでしょう。そんな中でヤ
ンマーの機 械の存 在 は 重 要でし
た﹂と小野田さんは言う。
父 亡 き あ と 最 初に導 入 し た
のはトラクターと田植機。そして
コンバイン。
﹁ 能 率 がいいから1 人で 日
1 、 人 前。 日で 日 分の
仕 事 ができ ま す。そのう え 、他
社 とは 全 然 違 う 作 業 がで き る
機 械 だと驚 嘆 しました。特にコ
ンバインに一番 衝 撃 を 受 け ま し
た。 FDS・丸ハンドルでこんな
にも違うのかって。特にうちでは
収穫した小麦の後のほ場に大豆
を播 きますが 、旋 回が滑らかで
ほ場 を 荒らさないヤンマーコンバ
インでないとできません。わざわ
上げる方法ではなく、
39
50
ha
国のモデル事 業に自ら名 乗 り
を上げて新しい栽培技術に取り
組むのだからよほどのベテラン農
家 と 思いきや 、小 野 田さんは
歳 と若 く 、就 農してからまだ
年。もともと実 家は篤 農 家とし
て 知 られた 農 家 だったが 、家 業
を継ぐつもりはなく消防署に勤
務。ところが国の減 反 政 策 強 化
策で転 作 事 業が拡 大されたのに
伴って 、実 家 も 経 営
面積が急激に増大。
人 手が足 りなくな
り 困 り 果 てている
父 を 見 るに 見 か ね
て 悩 ん だ 末 、消 防
士を辞め 、後を継い
だ。そんな異 色の経
歴 を 持つ小 野 田 さ
んだが、
就農後独自
のやり 方 をいろいろ
試み 、
4∼ 年で収
量がアップし品質も
向上。3年前に父が
急逝してからは 、労
働 力 が 大 幅 に 減っ
たので 、
パート を 増
や す だ けで な く 同
トラクター
(EG782)
とスリップローラーシーダー
(播種機)
50
ha
愛知県西尾市
小野田裕二さん︵
経営規模 米米/
Aichi
先進農業事情
平安座唯憲代表
歳︶
頭、仔牛200頭︶
、飼料作物/
、
カボチャ
︵後作にデントコーン︶
/
、
パパイヤ、蜂蜜
大型機械を駆使した高効率作業と
人手によるきめ細かな管理で
頭の黒毛和牛の繁殖に情熱を注ぐ
牛+野菜+果物+蜂蜜
多角的経営を展開
ね﹂と同農場の代表を務める平
安座さんはにっこり。
︵ 1981 年 ︶
、国
昭和 年
際化時代に突入し 、
農業にも関
税が見直される時代がいずれは
来ると予 測 し 、
サトウキビから
牛に転 換 して以 来 、 年。平 安
座 さんは 精 力 的に頭 数 を 増や
し 、牛舎も次々に建て 、現在 、
母
牛 450 頭 、育 成 牛 頭 、仔
牛 200 頭 、し めて 700 頭
まで規模を拡大してきた。個人
経営でこれだけの大規模な畜産
農 家は 、本 土にも そ うはいない
だろう。平 安 座さんの多 彩で夢
のある発 想や行 動 力には 、開 拓
100 余年の歴史の中で培われ
た先進性や 、
大和と琉球が混じ
り 合 う 南 大 東 島 独 特の文 化が
受け継がれているようだ。
メインの繁 殖 牛 経 営は 、母 牛
に仔 牛 を 生 ませ 、それを 育てて
月齢 カ月前後で出荷するもの
だが 、
同農場の場合の出荷先は 、
日 本でトップクラスの黒 毛 和 牛
生産農場として知られる栃木県
の安 愚 楽 牧 場 だ。ここの協 力グ
ループ牧 場 として 、繁 殖 牛の預
託契約を結んでいる。
﹁力を入れて取り組んでいるの
は、
健康で安心な牛づくり。特に
黒毛和牛はきめ細やかな世話が
6
引 す るジョンディア 6930 も
導入したので、
ジョンディアが 台
歩も
歩 も 進んでい
提供し人材募集に成功
仕事と別の楽しみを
のだそうだ。
交 換。ち なみにその収 穫 機 は 平
台 目 を 買いま し
い う 新 型 の C3000 が 出 た
年に
いぐい寄せて刈 り 取っていくのを
た。台風で倒れかけている茎もぐ
平成
安 座さんの発 案で開 発されたも
部 を 収 穫 させて も らい、堆 肥 と
ビの製 糖 期には不 要になる梢 頭
サイレージ調 整の他に 、
サトウキ
生 草の収 穫 量が少なくなる冬
場に備 えてバンカーサイロによる
ます ﹂
械 自 体が
にな り ま した。ジョンディアは 機
4
沖縄本島から東へ約 360 。
太 平 洋にぽっかりと浮かんだ周
囲 約 の小さな離 島・南 大 東
島。台 風の通り道にあたる事が
多く 、
天気予報やニュースなどで
その名前を見聞きすることも多
い。そ うした自 然 環 境の島でた
だ一軒 、仔 牛 も 入れて 700 頭
という大規模な畜産経営を行っ
ている南 農 場 を 訪ねると 、平 安
座 唯 憲 代 表 は あ たたかい笑 顔
で迎 えてくれた。 名の従 業 員
た ち は 女 性 を 中 心に若い人 が
多く 、
和気あいあいでパワーにあ
ふれた農場 、
というのが第一印象
だった。
飼料を豊富に作って牛を飼う。
一
方、
牧草の収穫作業が少なくな
る秋から冬にかけての仕事とし
て、
カボチャに着 目。これを 栽 培し 、稀 少 性のある冬の国 産
カボチャとして関 東 圏に出 荷 す
る。さらにパパイヤも 作 り 、
カボ
チャの受 粉 用に飼っているミツバ
チから蜂蜜まで採取して販売す
るという 、
ダイナミックな複合経
営が行われている。
囲い
メインの繁殖牛経営では 、
で仕切られたフリーバーン方式の
牛舎で 、
牛が放し飼いされ 、
思い
思いに餌 を 食べたりのんびり 横
臥 休 息 している。
﹁ 牛のストレス
が少なく 、食 欲 も 旺 盛です。繁
殖牛はお腹
いっぱい 草
を 食べさせ
るのが基本
ですから
は作 業 幅が mのものしかなく 、
畝しか刈れませんでした。その
後 、 m幅で 畝刈れ 、
後にハンド
28
50
と聞き 、
どうしても欲しくなり 、
ルが付いてバック運 転 もできると
56
成 功 し てい
る 秘 訣 は、
平安座夫妻
の人 情 に あ
ふれ た 明 る
い人 柄 も さ
るこ と な が
ら 、仕 事 以
外に島 なら
ではの別の楽 し み を 提 案 し 提
供 していること。休 日のダイビ
ングやバーベキューはも ちろんの
こと 、従 業 員の中に沖 縄三味 線
︵ 三 線 ︶の先 生 がいて 教 えて も
らえ資 格も取れイベントにも出
演でき るというのが 、若い女 性
たちのハートをキャッチし 、本土
や 沖 縄 本 島 な どから 応 募 者 が
相次いでいる。
最 後 に 今 後の夢 を 伺 う と
﹁ステップアップで す ね。成 牛で
1000 頭 飼 うのが 当 面の目
標です﹂ときっぱり。平安座さん
の牛づく りへの情 熱はとどまる
ところを知らない。
2
ここでは広大な土地と亜熱帯
の温暖な気候を活かして牧草を
も 植 え 、低コストで安 全 な
必 要です。人工受 精 師が 人い
ますが 、
他の従業員も体調を崩
している牛や発情を見逃すこと
のないよう作業中によく牛を観
察して迅速に対応する個体管理
を心がけています。
繁殖牛は餌は粗飼料がほとん
どなので 、広い土 地が安 く 手に
入り安全で栄養価の高い牧草を
たくさん作って牛に食べさせてあ
げられるこの島は 、繁 殖 牛の預
託生産にふさわしい島です﹂
収量・栄養価の高い牧草を
ケンパー社製フォーレージ
ネピアグラスは牛の嗜好性も上々 ジョンディア6930とケンパー社のフォーレージハーベスター
ハーベスターで省力収穫
する。収 穫 機はケンパー社
17
ha
見て 、
威力を実感しましたね。草
養育放棄した親牛に代わって仔牛に哺乳する
50
ha
丈を mまで伸ばしてもこの機械
島の魅力をふんだんに発信した
収穫・切断された
ネピアグラス
青い海に囲まれた南大東島
餌 といえば 、同 農 場では粗 飼
料とする牧草を5年前 、
ローズグ
ラスから ネ ピアグラスに 切 り 替
え た。収 量 は 生 草で a あ た り
約 トン。普 通の牧 草の
倍 だ。さ らに 年 回 程 度
収 穫で き 、収 量 は 落 ち る
が冬でも 収 穫は可 能。
一度
植 えれば何 年でも 刈 り 取
ることが可能で 、 ∼ 年
毎に堆 肥 を 投 入 したりサ
ブソイラー を 入 れ れ ば 生
育力が落ちない。
このネピアグラスを現 在
植え付け 、
天気が良け
れ ば 毎 日 刈 り 、牛 に 給 餌
のチャンピオン、
フォーレー
ジハーベスター。
﹁これ を 見
つけてから ネ ピアグラスに
インターネットによる人材募集に成功。
2
8
18
先進農業事情
南農場
先進農業事情
19
17
ha
高 校 がない南 大 東 島では 子
供 達の大 多 数は中 学 を 卒 業 す
ると 沖 縄 本 島の那 覇の高 校に
進 学 する。 才で島を離れてし
ま う と 、大 人になって 島に帰ろ
う という 若 者は少 ない。も ちろ
ん高齢化も進んでおり 、南農場
でも 労 働 力の確 保に苦 心 す る
はず なのだが 、若い従 業 員がた
く さんいて 、
みんな 生 き 生 き と
楽しそうに農作業にいそしんで
いる。インターネットでの求 人に
蜂蜜まで生産。 担い手不足に対応するため、
珍しい花「月桃」
の蜂蜜
だったら収 穫できるでしょう。牽
広大な土地を活かし低コストで安全な飼料、
人手によるきめ細やかな管理、大型機械
を駆使した高能率作業で、
日本トップクラスの
黒毛和牛生産農場に出荷する実力。
亜熱帯の温暖な気候を活かし、野菜や果物、
2.2
2
1
15
5
3
3
3
10
2
21
4
ワン ポイント
先進農業
繁殖牛/700頭
︵成牛450頭、育成牛
南農場の皆さんとヤンマー沖縄の久貝さん
50
有限会社 南農場・平安座唯憲 代表︵
規模
ケンパー社製フォーレージハーベスターで
ネピアグラスを収穫
57
km
3
20
km
20
50
ha
1
700
50
ha
全面移行したのです。当初
迅速な対応で信頼の厚いヤンマー沖縄の久貝さん
沖縄県南大東島
Okinawa
三線の先生でもある従業員の新垣則夫さん
すべてにプロの実力。
農を拓く革新のトラクター。
はどうですか?
ね。操 作が簡 単
す
ま
り
キレイに仕 上が
40 0シ
も、それこそEG
なので、誰にで
レイに出来
キ
も
で
に
者
心
リーズなら、初
しょうか。
るんじゃないで
ほ場の仕上がり
EG400を実際に操作した印象は?
まず、室内が広いことに驚きました。そして前
を向きながら手元の操作で全てできることが、
近代的というか、前とかわってすごく使いやす
くなったなという印象です。
視
HMTは、HST
(油圧式無段変速装置)
の優れた操作性
と遊星歯車を用いた機械式変速装置の高い伝達効率
を両立したトランスミッションです。
統合コントロールだから、
高能率、高精度
滋賀県湖北町の認定農業者第1号となる、木津治
さんが経 営する木 津 農 園を継 承するため、2 0 0 6
年に法人化された農場・有限会社ニューファーム
SAYURI。
水稲を中心に110ヘクタール(東京ドーム21個分)
規模の農業経営を、後継者として切り盛りするのは、
田中小有里さんです。
非農家出身の若い女性がリーダーシップを発揮し、効
率よく機械化を進め、新しい稲作農業を目指すニュー
ファームSAYURI は、全国から注目されています。
界性はどうですか?
周りがきれいに見渡せ
て死角がないので
、
安全で、
とても良いと思いま
した。
New
?
ました。
感じ
って
ー」
「静かやな
すごく
プレー
CD
載の
だから作 業 中 、搭
たい
しみ
ら楽
なが
聴き
ヤーで音楽を
!
す
いま
と思
静音性はどうですか
ですか?
満足度はどう
そして
る人、
ターを使ってい
小さめのトラク
な
も、
ら
ち
ど
を使っている人
大型トラクター
、
し
す
ま
い
思
と
いこなせる
んら抵 抗なく使
み
際 乗って
練 の 方まで 実
初 心 者から熟
うか。
ょ
し
で
い
な
のでは
て、満足できる
なので、作
操作もスムーズ
中は快適だし、
に初めて
当
本
。
らできます
業を楽しみなが
そ
なと。
だ
ー
タ
ク
ラ
乗れるト
でも抵抗感なく
ィ
フ
って。 ン
トラクターだな
れにカッコいい
い。おしゃれ
進的でカッコい
ガーシフトも先
うです!
に乗りこなせそ
従来のオペレータ操作を自動化し、
優れた作業性・操作性を発揮します。
きめ細かい作業も、
スイスイ、スピーディー。
自在に操作できる喜び。
レバー1本で速度設定・作業機
ワンタッチ昇降等様々な操作が行えます。
新フレーム構造が
エンジンからの騒音・振動を吸収
静音キャビン
エンジンとミッションを頑強なフレームにマウント
し、さらにキャビンは4点防振ゴムの支持による、
完全フローティング構造を採用することで、定置ハ
イアイドルで
“75dB”
という 静音性を実現 。オ
ペレータに伝わる騒音や振動を大幅に軽減しました
(自社実験データ)
。
75dB
圧倒的な静けさ。
このクラス、業界No.1の静音キャビン。
EG40
わかりやすい・使いやすい
「やさしさ」を追求した“小さな実力派”
0一番の気に
入った所は
カンタンな
操作で作
?
業が出来
べて指先だ
るというこ
けで操作が
とと、す
で
きるという
良いところ
ことが、一
だと思いま
番
す。
操作が簡
単だから、
誰
に
でも乗りこ
ターだなっ
なせるトラ
て。でも、経
ク
験者でも満
もたくさん
足できる機
あって、乗
能
っ
て
み
が得られる
て
「使いこな
トラクター
せる感」
だなと実感
これからい
しました。本
ろんな作業
当に
で乗るのが
楽しみです
。
の操作性は?
フィンガーシフト
ったんで
と思
かな”
“ちょっと抵抗がある
最初は
に操作がで
も楽
手で
さい
すけど、私のような小
スムーズに
、
ので
段変速な
きますし、やはり無
また、作業に
。
した
いま
と思
作業が行えて良い
度を設
いうか、適当な速
よって好きな速 度と
率良くできる
も効
業で
な作
どん
定できるので、
なと感じました。
エンジンからの騒音・振動を吸収、
静音性を飛躍的にアップ。
〈新フレーム構造〉
軽いタッチで自在に変速、楽々操作できる
「作業」はスイスイ
「仕上がり」が美しく
「操作」は迷わずに
フィンガーシフト
使いやすさはどうですか?
主変速と速度調整ダイヤルをアームレストに装備。どちら
も指先だけで操作できるうえ、腕を掛けた楽な姿勢のま
ま、軽快に変速操作が行えます。また、
ミッションにI-HMT
今使っている機種に比べて小回りがききますし、
そのわり
に力があるので、作業もスムーズに効率化できる気がし
ます。
さらに時間も短縮できて、
そして乗っている本人も
疲れない
(笑)
。
高効率 無段変速装置を採用したことで、オペレー
ションスペースに余裕がうまれ、快適性と操作性が
一段と向上しました。
ホッと「安心・快適」
みんなの
「欲しい」が
この1台に。
エコディーゼルエンジン
エコディーゼルエンジン
Economy
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さらに信頼性・耐久性を磨いて。
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EG437
(J)
21
EG400紹介
早速、試乗してみました!
作業を変革する、
進化したトランスミッション
さゆ
りさ
大絶 んも
賛!
ヤンマーEG400シリーズのCMに登場する
田中小有里さんに印象や乗り心地について語っていただきました。
有限会社ニューファームSAYURI
取締役 田中小有里(たなかさゆり)さん
オペレーターの情熱を全身で受けとめる、
赤いトラクター。
Voice
EG400 紹介
国産トラクター初搭載。
伝達効率が高く、
操作性も良い、
一歩進んだI-HMT無段変速。
軽いタッチで自在に変速、楽々のフィンガーシフト。
排ガス規制※対応。
しかも、全域でパワフル。
統合制御でエンジン性能をフルに
発揮できる、CAN通信対応。※特殊自動車2次規制
High Performance
Ecology
排ガス規制対応をはじめ、
地球環境へのやさしさを大切に。
クレイドル
(斜板)
出力軸
ポンプ
入力軸
プランジャブロック
モータ
EG400紹介
20
新商品紹介
4条刈り60PS
4条刈り70PS
5条刈り72.5PS
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(芯金部)厚くし、耐久性
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製打ち抜き鋼板を採用。
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漏下性も向上。
引起しタインレールに角
鋼材を採用し、耐久性を
大幅にアップ。
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ワラ押さえ板の2重化
同条件での延びはバーリ
ング式の約1/10。
硬度の高いバネ鋼を採
用。二重構造で高さ調
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ロッドジョイント式
刈刃駆動
4気筒直噴工コディーゼルエンジン
直噴エンジンのメリットである高出力&低燃費に加え、低振動・低騒音。さらに、CO2やNOxなどの排出を
抑えた、環境にやさしいエンジンです。また、ねばり強くパワーにゆとりがあり、湿田や湿材などの悪条件
でも余裕の作業ができます。
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採用し、耐久性を大幅に
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思いのままに刈取れる自在性も卓越。
安定した脱こく・選別性能を実現。
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走行部や脱こく部の負荷が変動しても、
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ンジン出力を瞬時に自動制御。エンジン回転を常に一定
に保ち、安定した脱こく
・選別ができます。
さらに、回転数設
定はワンタッチのスイッチ操作で簡単に行えます。
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すばやい排出で、作業時聞がいっきに短縮。
6条刈りベースの大径ロングこぎ胴搭載、
3つの胴で効率よく選別・脱こく。
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100
豪速オーガ(AG470・AG572) 搬送効率のよいオフセット受け
継ぎと、スイングプレートの採用により、満タンの籾を約100
秒で排出。そのうえ、すべての操作がリモコンのボタン操作で
おこなえ、排出時間の大幅短縮化と、刈取作業のトータル作業
能率のアップを実現します。
約
秒
新快速二重胴+あざやかロータ
1500ℓ
1ランク上の大径ロングこぎ胴搭載により、
高速刈り時でもみごとな処理能力を発揮。
そのうえ、送塵口処理胴を加えた「ダブルで
ロングこぎ胴」により、処理能力の向上と機
体のコンパクト化にも成功。さらに、枝梗を
取除く「あざやか口ータ」の採用で、いちだ
んとキレイに効率よく脱こくできます。
容量[AG470/AG572]
※AG460は90秒
※AG460は1300ℓ
・排出範囲がいちだんとワイドな「ロングオーガ」
左右の回り刈りが自在、
中割りもできる。
910mm
幅
420mm
径
優れた操作性。
全面5条刈り(AG572)
1700mm
1700
刈幅
機体寸法・質量
AG460
AG470
AG572
名称(商品型式名)
JU
JWU
CJU
CJWU
JU
JWU
CJU
CJWU
JWU
CJWU
区分
全長(カッター付)(mm)
4345
4345
4480
全幅
(mm)
1980
1980
2015
全高
(mm)
2350
2750
2545
2750
2545
2750
機体質量(重量)
(カッター付)kg
3375
3405
3475
3505
3440
3470
3570
3600
3570
3710
型式名
4TNV98
(EGR付)
4TNV98T
(EGR・EGRクーラー付)
水冷4サイクル4気筒立形ディーゼル
水冷4サイクル4気筒立形ディーゼルターボ
種類
総 排 気 量(ℓ{cc})
3.318{3318}
3.318{3318}
3.318{3318}
出力/回転速度(kW{PS}/rpm)
44.1{60.0}/2200
51.5{70.0}/2200
53.3{72.5}/2200
クローラ(幅×接地長)mm 450×1700 500×1700 450×1700 500×1700 450×1700 500×1700 450×1700 500×1700
500×1700
変速方式
HST無段変速
(FDS)
変速段数(段)
前後進無段×副変速3段
径×幅
(mm)
420×910
回転速度(rpm)
520
径×幅
(mm)
140×900
(送塵口)
回転速度(rpm)
1720
径×幅
(mm)
190×230
(あざやかロータ)
回転速度(rpm)
1530
脱粒処理方式
グレンタンク・オーガ排出
1300
(約26袋)
1500
(約30袋)
タンク容量
(ℓ)
作業能率(計算値)
(分/10a)
11∼54
10∼54
9∼46
エンジン
走行部
脱 穀こぎ胴 脱穀処理胴
どんなほ場でも軽快で快適なコンバイン、
圧倒的な高能率と精惇な耐久性は、
まさにプロ仕様と呼ぶにふさわしい。
クローラ外幅と刈幅がほぼ
同じで、左回り・右回りも自
由自在。未刈り稲を踏むこと
なく中割りや往復刈りもス
ムーズにでき、あぜぎわ刈り
も簡単におこなえます。
■主要諸元
エンジン負荷を気にせず快適作業。
【オーバーロード警報】
【オートデセル機構】
エンジンの負荷状態がセンターディスプレイで確認でき、 主変速または作業クラッチの操作を感知し、
自動でエンジ
万一、
負荷が限界点に近づいた場合にはブザーとランプ
ン回転を上下
(定格回転⇔アイドリング回転)
。燃料消費
でお知らせするので、
作業に集中できます。
を抑え、
しかも騒音を低減します。
まっすぐに直進、なめらかに旋回。
Fulltime Drive System[常時駆動方式]
走行用と旋回用の2つのHSTを搭載。両クローラが常に駆動しているので、スムーズな直進とあ
ざやかな旋回が行えます。ガクガクしない快適旋回で条合わせもピタッと決まり、また、小回り性
にも優れているので四隅の枕刈りも少なくてOK。隣接条へも切り返しなしで一発進入できます。
ハンドルを握ったまま、
さまざまな操作ができる。
マルチ丸ハンドル
さまざまな操作が
レバー1本でできる。
オールマイティシフトレバー
車体水平制御手動スイッチ
こぎ深さ調節スイッチ
刈取オートリフト
オートセットスイッチ
なめらかで反応のよい丸ハンドルに、作業
中頻繁に操作する 4 方向スイッチを右手側
に装備。 条合せに便利な方向微調整と刈
取部昇降の操作ができます。チルト式ハン
ドルのため、ハンドル角度を体格に合わせ
て調整することもできます。
刈取部昇降スイッチ
操作頻度の高いスイッチ類を主変速レバー
に集中配置。左手だけでさまざまな操作がお
こなえます。 握りやすいグリップは、長時間
作業にも疲れにくい形状を採用しています。
脱穀2番処理胴
アタリ
脱粒処理部
23
新商品紹介
商品
品紹介
新商品紹介
22
新商品紹介
にんにく
植付機
New
「にんにく」づくりも乗って植付け、
省力・省時間で、営農拡大。
コンバイン
基本性能をしっかり凝縮。
「使いやすさ」を徹底的に追及しました。
機械まかせのツイン自動制御で、
ツイン自動化装置で種子供給作業だけに
作業がはかどる。 集中でき、能率よく作業できます。
植付高さ自動制御 植付高さセンサがうねの表面に追従するよう自動制御。植付部の高
さ調節操作が不要で、
植付け深さが安定し、
にんにくの生育がそろいます。
16.8PS/2条刈り
19.5PS/2条刈り
湿田作業も余裕、
静かでねばり強い。
3TNM68
3TNM72
ハイパワーディーゼルエンジン搭載
手植え感覚で種子をセットできる。
ゆとりのパワーで湿材などの悪条件にも強く、
し
かも低騒音・低燃費。環境にもやさしい、排ガス
規制対応エンジンです。
多層構造大径種子供給口
種子供給口は、やわらかな多層ゴム構造を採用。手植え感覚で
種子をセットでき、種子の向き、傾きが自在に調整できます。生育
後の茎葉の向きがそろって、
にんにくの品質アップがはかれます。
供給口が大きく、1.5cm∼4cm径の種子に適応します。
16.8 PS
19.5 PS
/2800rpm
/2600rpm
作業中の主要操作が変速レバーから
手を離さずにできる。 多様能シフトレバー
脱こくも選別もきれいに効率よく。
大径の供給口
車速連動式植付部
「ロングこぎ胴」+「あざやか処理胴」により、処理能力を大幅に向上。
余裕の作業が行え、大切に育てた籾を大事に収穫します。
New
1条掘り
AJ219
ウイングハンドル仕様
歩行型
トラクター
New
耕うん・うね立て・畑への移動が、
オールインワン!
4.2PS
6.3PS
コンバイン
使いやすさと作業性を両立。
New
このベストバランスが新標準。
23PS/2条刈り
耕うん
耕深
手軽にしっかり耕うんできま
す。
また、
リアシートが耕うん
後の土を整地します。
最大
17cm
(MRT650RZ,MRT650EX,A)
移動輪を
回転させるだけ
うね立て
湿田・湿材も余裕、
23 PS
静かでねばり強い。3TNV76
/2600rpm
耕せます。
84
3.0{4.2}
ロータリー変速段数(段)
耕幅(mm)
新商品紹介
正転1(1軸正逆転)
正転1
500
3つの胴で、やさしく素早く。
86
85
4.6{6.3}
前進2、後進1
正転1、逆転1
86
3.0{4.2}
88
4.6{6.3}
正転1、逆転1
正転260・500、逆転320・520
AJ323
運転席に座ったままで
開閉操作が簡単にできる。らくらく手もと分草かん
「新あざやか選別」なら、ここまでキレイ・高効率
「こぎ胴」
+
「送塵口処理胴」
=
「ダブルでロングこぎ胴」
を採用し、
処理能力の向上とともに機体のコンパクト化に成功。
さらに枝梗を ■主要諸元
名称
(商品型式名)
やさしく取り除く
「あざやかロータ」
を採用。
きれいで効率のよい脱こ
区分
く
・選別を行い、大切に育てた籾をやさしく収穫します。
全長(カッター付)(mm)
旋回も自由自在。
乗 用 車で慣れている丸ハンドル
だから、自然な腕の動きで軽々と
運転操作ができます。
さらに、ハン
ドルを切った分だけなめらかで反
応のいい方向転換ができるFDS
(Fulltime Drive System)
〈 常時
駆動方式〉
を搭載。疲れにくく、長
時間作業も快適です。
オーガシュータスイッチ
AJ223
H
J
XH
3200
1665
1955
1950
1385
1375
AJ323
XJ
H
J
XH
XJ
3420
1685
1995
1990
1440
1440
全幅
(mm)
全高
(mm)
1950
1955
1990
1995
機体質量
(重量)
kg 1355
1405
1420
1460
型式名
3TNV76
水冷4サイクル3気筒立形ディーゼル
種類
総 排 気 量(cc)
1.115
出力/回転速度(kW{PS}/rpm)
16.9{23}2600
クローラ(幅×接地長)mm 330×1220 400×1220 330×1220 400×1220 350×1220 400×1220 350×1220 400×1220
変速方式
HST無段変速
(FDS)
変速段数
(段)
前後進無段×副変速3段
刈取条数
(条)
2
3
刈取装置形式
対向刈刃
穀粒処理方式
グレンタンク・オーガ排出
タンク容量(ℓ)
640
(約13袋)
作業能率(計算値)
(分/10a)
27∼97
25∼67
脱粒処理部
87
4.6{6.3}
オーガシュータ(X仕様)
運転席から手元操作で先端のシュータを前後方向に動かせ、狙った
位置へ排出可能。手ならし不要でコンテナへ均一に排出できます。
刈取部
85
3.0{4.2}
MRT650RZ
MRT450E
MRT650EX MRT650EX,A MRT450UV MRT650UV
1485×610×1025
1485×580×1025
走行変速段数
(段)
全面刈り(AJ323)
クローラ幅と刈幅がほぼ同じなので、
中割りも未刈稲を踏むことなくきれいに。
あぜぎわ刈りも簡単にできます。
オーガシュータ
走行部
機体寸 エンジン・走行部・
法・質量
ロータリー
25
機体質量
(kg)
AJ319
先端が前後方向に可動、
ラクに均一な排出ができる。
エンジン
MRT650
■主要諸元
最大出力
(kW{PS})
思いどおりの刈り方ができる。
多機能丸ハンドルFDS
尾輪を降ろせば三輪状態
になり、
畑への移動もラクラ
ク、
スムーズに行えます。
全長×全幅×全高(mm)
AJ219
機体寸法・質量
低燃費で、音が静か。ねばり強くパワーにゆとり
があるので、湿田や湿材などの悪条件でも余
裕の作業ができます。排ガス規制に対応でき
る、環境にやさしい新時代のエンジンです。
ワンタッチで
移動輪を降ろすだけ
名称(商品型式名) MRT450RZ
23PS/3条刈り
ディーゼルエンジン搭載
新ロータリーカバーと
エコ爪(ミニ正宗)の
採用で、より深く
尾輪アームをクルッと回すと、
アタッチメントなしできれいに
簡易うね立てができます。
移動
AJ217
脱粒処理部
変速段数
(段)
AJ217H
刈取部
走行部
最大出力
(kW{PS)
■主要諸元
走行部
エンジン
0.126{126}
2.3{3.1}/1800
3.0{4.2}/1950
前進2・後進1
出力/回転速度(kW{PS}/rpm)
全面3条刈り19.5PS
エンジン
機体寸
法・質量
520
空冷4サイクルガソリン
(籾袋約8袋)
機体寸法・質量
手動UFO装置を搭載したHZ1,U登場!
種 類
410ℓ
MH
MJ
MHL
MJL
HL
JL
MHL
MJL
HL
JL
HLE
JLE
MHL
MJL
HL
JL
HLE
JLE
区分
全長(カッター付)(mm)
3000
3120
全幅
(mm)
1660
全高
(mm)
1680
1760
機体質量(重量)
(カッター付)kg 1065 1095 1140 1170 1170 1200 1145 1175 1175 1205 1175 1205 1195 1225 1220 1250 1225 1255
型式名
3TNM68
3TNM72
水冷4サイクル3気筒立形ディーゼル
種類
総 排 気 量(ℓ{cc})
784
903
903
出力/回転速度(kW{PS}/rpm)
12.3{16.8}/2800
14.3{19.5}/2600
14.3{19.5}/2600
クローラ(幅×接地長)mm 330×1040 400×1040 330×1040 400×1040 330×1040 400×1040 330×1040 400×1040 330×1040 400×1040 330×1040 400×1040 330×1040 400×1040 330×1040 400×1040 330×1040 400×1040
変速方式
HST無段変速
HST無段変速(FDS)
HST無段変速
HST無段変速
(FDS)
HST無段変速
HST無段変速
(FDS)
変速段数
(段)
前後進無段×副変速2段
刈取条数
(条)
2
3
刈取装置形式
対向刈刃
往復動刈刃
脱粒処理方式
タンク袋詰方式
グレンタンク・オーガ排出
タンク容量(ℓ)
140
(約3袋)
410
(約8袋)
作業能率(計算値)
(分/10a)
42∼96
36∼96
33∼60
にんにく収穫機HZ1,U
PH4R
2180×1660×1240
樹脂製を採用し軽量化も実現。湿田性能が向上、
排出回数が減り、能率が上がります。
名称
(商品型式名)
重労働だった収穫・調製作業がラクになる!
■主要諸元
クローラ幅と刈幅がほぼ同じなの
で、刈取りは左回りも右回りも自由
自在。未刈稲を踏むことなく、中割りや往復刈り
もきれいに、
あぜぎわ刈りも簡単にできます。
大容量樹脂製グレンタンク(AJ217Hを除く)
新あざやか脱こく
格納式給油スタンド
●どんな刈り方も
おまかせ。
全面刈り
排出範囲が広く格納も簡単。 中折れ式ロングオーガ
植付速度が車速と連動しているため、車速を
変えてもつねに適正な植付け間隔を維持。高
精度な高速植付けが可能となりました。
総排気量
(ℓ{cc})
燃料給油がラクにできる。
大変な籾袋運びは不要、長時間連続作業が可能。
車速連動で植付けし、高能率作業ができる。
機体質量
(重量)
(kg)
ウイングハンドルが簡単な運転操作を実現。
前方も見やすく、安心して作業ができます。さら
に、ハンドルを切った分だけなめらかで反応のいい方向転換ができるFDSを搭載。
長時間作業でも、疲れにくく快適です。
19.5PS/全面3条刈り
※うねの形状が適正でない場合は、
自動化装置は使用できません。
名称(商品型式名)/仕様
運転席に座ったままで開閉操作が
簡単にできる。らくらく手もと分草かん
多機能ウイングハンドルFDS
1うね4条植え
うねに沿って自動追従。操向操作は不要です。
方向自動制御 走行センサがうねを感知し、
全長×全幅×全高(mm)
作業に合わせて、
自然な動作で自在に
旋回できる。
New
新商品紹介
24
C hif fon
BOOK REVIEW
c ake
ー米粉の巻ー
<抹茶味、
ココア味>…抹茶またはココア小さじ2、砂糖大さじ1をすり混ぜて、①の最後に混ぜる。
<コーヒー味>…インスタントコーヒー小さじ2を溶いて①の最後に混ぜる。
<紅茶味>…①の牛乳の代わりに紅茶を入れる。紅茶葉大さじ4を熱湯180mlでいれ、
茶葉を
こして使う。葉を入れたい場合は出しがらを細かく刻んで①の最後に加える。
27
写真レシピ提供/
近畿米粉食品普及推進
協議会会長 坂本廣子
「現代農業」バックナンバープレゼント!
「現代農業」バックナンバーを進呈します。
バ クナンバ を進呈します
ご希望のかたは、
ご住所・お名前・電話番号・年齢をご記入の上、FAXにてお送りください。
年何冊くらい雑誌図書を購入されているか、
ご回答願えれば幸いです。
また、この「旬の農業書」コーナーのご感想やご意見もお願いします。
なお、
プレゼントは先着20名様とさせていただきます。有効期限2010年2月末とさせていただきます。
*個人情報は、
プレゼントの送付や新刊案内などのためにのみ使用します。ご了承ください。
号数は、指定できません。ご了承ください。
別冊現代農業
青木流
野菜のシンプル栽培
農薬に頼らない
病害虫防除ハンドブック
ムダを省いて手取りが増える
農文協 編
青木恒男 著
定価:1,200 円(本体 1,143 円、税 57 円)
出版:農山漁村文化協会(農文協)
メレンゲを 全 部 加えたら 、自 然に空 気
が抜けるように 、型の少し高いところから
《調理のポイント》
生地を流し込む。生地の入っていない型の
ずす。逆さにして、
底もはずす。 ❾底を上にして生地を落ち着かせて出来上がり。 内側の側面にもしっかり生地をぬっておき
上がり。オーブンから出した型を逆さにして、冷まし台
(例えば缶詰)
の上に置いて冷ます。
(逆さ
にしないと自重でケーキがへこむ)
。 ❽冷めたらパレットナイフか竹串で生地を型から丁寧には
熱しておいたオーブンで焼き上げる。
に⑥を入れる。型から生地が2∼3cm高く膨らみ、割れた生地にきれいな焼き色がついたら焼き
気に入りの飲み物でゆっくりティータイム
を過ごしてみたい。
らず、真ん中だけが盛り上がったケーキになることがある)
。 ❼180℃に温めておいたオーブン
ケーキづくりの中でも比較的簡単に作
れるシフォンケーキをいただきながら 、
お
置から流し込むと余分な空気が抜けてよい)
。 ❻ゴムベラで表面の生地を型の内側の側面
に塗りつける。
しっかり塗りつけてよい
(紙、金属の型の場合、塗りつけないと生地が縁まで上が
VOL.15
充 実した営 農へのヒントがいっぱい。
いま旬の農 業 書をお届けします。
定価:1,575 円(本体 1,500 円、税 75 円) 出版:農山漁村文化協会(農文協)
家庭菜園農家ならずとも、できることなら化学農
薬を使わないで野菜や作物を育てたいという願い
は同じ。 本書は、そんな思いを持って、日々病
害虫と闘ってきた農家の病害虫防除の工夫と知
恵を一挙公開!
元肥も耕耘も堆肥も農薬もハウスの暖房も出荷
規格も不要。所得 10 倍のブロッコリー・カリフ
ラワー、7 倍のキャベツ・ハクサイ、2 倍のスイー
トコーンなど、小さな経営で手取りを増やす着眼
点、発想転換で稼ぐ野菜作。
福盛式シトギ
米粉パンの教科書
自然農薬のつくり方と使い方
地元の米でつくる
農文協 編
植物エキス・木酢エキス・発酵エキス
定価:1,470 円(本体 1,400 円、税 70 円) 出版:農山漁村文化協会(農文協)
定価:1,995 円(本体 1,900 円、税 95 円) 出版:農山漁村文化協会(農文協)
食感が絹織物のシフォンのように軽いこ
とから名 付けられたシフォンケーキ。
ベー
ボウルの底から全体を軽く混ぜる
(メレンゲ
ぜることを繰り返す。 ❹メレンゲを全部加えたら、
が残っていないかを確かめる)
。 ❺生地をゴムベラでさっくり混ぜて型に流し込む
(少し高い位
キングパウダーを使わずに 、
メレンゲとサ
ゲの出来上がり。 ❸①に②のメレンゲを1/3程度入れてよく混ぜる。
さらに1/3ずつ加えて混
ラダ油だけで仕上げる。
1/3加える。
さらに泡立て、
1/3ずつ砂糖を加える。つやつやとツノが立つようになったらメレン
の 農 業 書
福盛幸一 著
しっとりフワフワの食感は粒子の細かい
米粉を生かしたレシピといえる。
(上新粉)
をふるい込み、
よく混ぜる。 ❷卵白をボウルに入れ、八分くらい泡立ったら、砂糖を
卵を卵黄と卵白にきれいに分けておき、
まず卵黄をよく泡立て牛乳とサラダ油を
白っぽくなったら牛乳を少しずつ加えな
❶卵黄をボウルに入れ泡立て器でよくほぐし泡立て、
がらよく混ぜる。サラダ油も牛乳と同じように加えながら、少し白っぽくなるまでよく混ぜる。米粉
加えながら 、米粉を混ぜて生地を作ってい
《作り方》
く。卵白を 、砂糖を入れながらツノが立つ
オーブン予熱180℃ー約35分。
までしっかりと泡立てる。ポイントはメレン
卵黄
(M)
3個分、
牛乳55cc、
サラダ油45cc、米粉
(上新粉)
55g、卵白3個分、砂糖50g
《下準備》
ゲをつぶさないようにさっくりと混ぜ合わ
《材 料/分量20cmシフォン型1個分》
せること。
シフォンケーキ
シンプルな素材がシフォンに
ピッタリ
米粉のよさを実感
旬
自然農薬による防除は植物自身が持っている抗
菌・殺虫成分を利用する。本書では煮出し、木
酢、砂糖による発酵とそれぞれの方法で植物の
成分を引き出し、効果的に活用している 3 人の
実践をわかりやすくイラストで紹介。
製パン業界関係者をして「天才パン職人」と称
される福盛幸一氏。その福盛氏が米粉に挑ん
で苦闘し編み出し完成させた米粉パンづくりのノ
ウハウを詳細に紹介。地域の米でつくる米粉パ
ンづくりと販売の基本がわかる。
最新農業技術
作物vol.1
農家日記 2010 年版
低コスト省力で拓く水田活用新時代
農文協 編
定価:1,400 円(本体 1,333 円、税 67 円) 出版:農山漁村文化協会(農文協)
農文協 編
定価:6,000 円(本体 5,714 円、税 286 円) 出版:農山漁村文化協会(農文協)
申告にも使える日記帳の決定版。 野菜作付け
一覧表や農薬混用事例集など役立つ情報が満
載。「青木流の野菜つくり」、「屋敷まわりのごち
そう」、「米粉レシピ」、「月と農業」、「農薬の基
礎知識」の5本。お歳暮にもどうぞ。
元気な農家の稲作のほか、動き始めた世界の
稲作、日本の超多収イネ研究早分かり。イネ・
ムギ・ダイズ作、全天候型栽培、ナタネ、雑穀
栽培の新展開、サツマイモ栽培の新技術、田
んぼで循環型・地域づくりを学ぶ。
お問合せ・ご注文は農文協
「田舎の本屋さん」まで
右記のいずれかの方法でご注文ください。
ご注文専用フリーダイヤル
を設置しました !
●郵 便:〒 107-8668 東京都港区
赤坂郵便局私書箱第15号 農文協 「田舎の本屋さん」 宛
●電 話:03 − 3585 − 1141(9時∼17時) 「田舎の本屋さん」http://shop.ruralnet.or.jp/
●インターネット:
82-346
:0120-5
[ 平日 9:00 ∼ 18:00]
注文専用フリーダイヤル
荷造送料:何冊でも1回400円。
お支払い :同封します郵便振替用紙でのお支払い。
お 届 け :1週間程度でお届けします。
地域によって、もう少しお時間をいただく
場合もございます。
:0120-133-730
[24 時間受付 ]
注文専用フリー FAX
※表示価格は税込みです。
26
「家庭菜園ショップ YANMAR」
笑顔とアイデアで家庭菜園をフルサポート!
応援します!笑顔のあなた
教 え て くだ さ い 。
アンケートをお送り
いただいた方の中から
(大阪府箕面市「箕面マーケットパーク VISOLA」内 2008 年 3 月オープン)
あなたのお家のステキな女性のこと。
菜園を楽しんでいる方、
これからはじめようとしている方のためにオー
30名様に図書カード
(1,000円分)を
プレゼント!
わが家の
ステキな女性へ!
(掲載させていただいた方には
もれなくお送り致します)
ご応募締切:平成22年3月20日
弊社到着分までと
させていただきます。
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北海道 (
私は、
ショップ設立の企画段階から
代までと
60
携わり、
現在にいたっています。
ショッ
代から
30
プには、
私を含め男性3名女性9名
名の頼 もしいスタッフがいま
す 。年 齢 層も
12
亀井
店長の
熱い想い
の計
幅広いので、
新しい企画を考える際は、
主婦
の立 場、また子 供 をもつ母 親として、様々
うな素晴らしいスタッフに支えられながら、
な 視 点で意 見 を 出 してくれま す 。このよ
締切 ● 平成22年3月20日弊社到着分
日々新しい事にチャレンジしています。
※応募作品のご返却はいたしません。
行っていま す 。プランターでも 簡 単に野 菜
送り先 ● 〒530−8321 大阪市北区茶屋町1−32
ヤンマー農機販売株式会社「わが家のステキな女性へ」係
ここ菜園ショップでは、
野菜教室などのイ
ベントの他に、家 庭 菜 園ニーズの商 品 化 も
また、写真等をお送りいただける場合も恐れ入りますが封書にてご送付ください。
作りが楽しめる土が欲しいというお客 様
作品文字数 ● 何文字でも結構です。応募ハガキにおさまらない場合は封書にてお送りください。
養土﹂。長年農業に携わってきたヤンマーの
応募要項
作品テーマ ● わが家のステキな女性Wonderful Women へ の声から商 品 化した﹁ヤンマープランター
ワンダーフィールドがあなたに代わってお届けいたします。
(次号に掲載させていただきます。多数ご応募の場合は選考させていただきますのでご了承ください。)
ノウハウと、
スタッフが店頭で得たお客様の
妻へ 、母へ 、娘へ 、嫁へ・・・。
ニーズを商 品 開 発に活かして出 来た商 品
なかなか面と向かって口に出しては言えない言葉や 、思い 、エピソードをハガキに書いて贈ってみませんか?
だとご好評をいただいております。我々も
ご家族の皆さまからのメッセージを大募集します。日ごろは照れくさくて 、
です。発売以降、
お客様より非常に良い土
『農業で働くステキな女性 Wonderful Women』へ
開発段階から携わっているので、
自信を持っ
今回のワンダーフィールドも 、
、
プランターでも
こんな立派な
!
野菜ができます
てオススメできます。
これからも
健 康で農
業 経 営を
出来る事を
実施
念願。 2人で頑張
る事を夢見
て希望する
。
ミニ
ヤンマー最新の
い
ぱ
っ
い
耕うん機が
プランター養土の他に、
セルトレイと野菜
養土も家庭菜園のニーズにあわせ、
トレイ
から
夫、文夫さん
妻、
妻
タツ子さんへ
「ふれあいの場」も提供している。
を裁断したり土を小分けするなど、
スタッ
福島県
と訪れる家庭菜園初心者や、ふらりと立ち寄るファミリー層にも楽しめる
にもたくさんあります 。
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女性スタッフ陣の明るい笑顔ときめ細やかなアイデアがあふれた店内
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「 家庭菜園を始めたい!」
「新鮮で安全な野菜を自分でつくりたい!」
フのアイデアで出来たオリジナル商品が他
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山口県 (匿名
材、種苗や産直野菜の販売だけでなく、菜園ノウハウの提供や野菜ス
クールを開催し、地域密着型のスタイルが珍しいと評判。
しております。
しょうが、や
両面で大変で
子育て、仕事
です。早く
の為になる事
がては自分 達
社長夫人
して一人前の
仕事をマスター
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い
頑張って下さ
となられるよう
プンした「家庭菜園ショップYANMAR」。家庭菜園に必要な農機具、資
越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち
いつも、いつも、野菜作り
をありがとうご
ございます。草が生えたら
取り除き、肥料をや
り、
お陰で、新鮮な野菜を食べ
ることができます。
これからは野菜以外で、
魅力的な
商品を作って畑を活用してい
きたいですね。花や花木
、
お盆花とかフラワーアレン
メント用とか、
ジ
お客様を想定して農家も
戦略を立てる時代です。
ブルーオーシャン戦
略でいきましょう。
ヒマラヤの青いけしとか、
ヒペリカムとか夢が広がり
ます。
応募はカンタン!こちらの綴じ込みハガキでどうぞ!
井上澄子さんから井上けさ
のさんへ
写真がある場合や書ききれない場合は恐れ入りますが封書でご送付ください。
Wonderful Women
長野県
スタッフ一同
お待ちしています!
農業機械メーカーとして日本の農業と共に歩んできたヤンマーが、家庭
大好評のプランター養土
緒に
今日は一 します!
を
き
ま
種
カブラの
コップで
みんなス さい!
さぁ、
だ
く
て
土を掘っ
農林水産省が推進している「FOOD ACTION NIPPON」の推進パートナーとして、
ヤンマーは 近年注目されている
子供への食育活動にも力を入れています。
大きな
キ
出来ま ャベツが
すよう
に∼
2009 年度 出張やさい教室 箕面市内の小学校6校にて開催スタート!
2008年より始めた幼稚園・小学校向けの「出張やさい教室」は、小学
生の子供を持つスタッフのアイデアでスタートしました。私たちスタッフ
が幼稚園・小学校を訪問し、子供たちに花壇や畑の耕うん作業から野菜
発表 ● 次号Vol.16に掲載いたします。多数ご応募の場合は選考させていただきますのでご了承ください。
の種まき、植付作業、そして収穫までを経験してもらう活動です。
*ヤンマーグループでは個人情報の保護についての法令を遵守し、お客様の個人情報の適切な運用・管理を行います。ご記入いただいたお客様の個人情報は、新製品やイベント等の
ご案内及びアフターサービスの充実などに利用させていただくこと以外、使用することはございません。
2009年度は、箕面市の小学校6校(約800名)で開催し、子供たちが
ダイコン・カブラ・ジャガイモなどの野菜を自分で育て、収獲し食
ホームページのご案内
楽しいブログも満載の
ヤンマーホームページを
お楽しみください。
「ヤンマー TV」
ボタンをクリックいただくとニューファーム SAYURI や
オリーブ農園の楽しいブログコーナーをご覧いただけます。
ニューファーム
SAYURI
べる喜びと大変さを実感し、食の大切さを学んでもらいました。
食育と農業とは、長い目で見れば担い手の育成。子供たちの中
に将来農業をやってみたいと思える子が1人でもいてくれたら、
あんまり深く
植えないように
気をつけてね!
芽が出てこなく
なっちゃうよ!
オリーブ
農園
ヤンマーとしても私としても嬉しいことです。また、地域において
も社会貢献活動として、本当に意義のある活動だとスタッフ一同
感じています。
今後も野菜教室を通じて地域に密着した活動を行ない、ヤンマーに親
しんでいただく機会を増やし、
ファン作りに繋げていきたいと思います。
(亀井店長談)
らの
もたちか
へのこど
紙
手
の
礼
お
こんな風に
ジャガイモって
植えるんだ∼
亀井店長
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わくわく家庭菜園
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