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特記仕様書(PDF:420KB)

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特記仕様書(PDF:420KB)
平成28年度
閲 覧 設 計 書
工
工
路
事
事
箇
線
工
名
山川漁港水産流通基盤(特定)整備工事(2工区)
所
指宿市山川福元地内
名
山川漁港
期
平成29年3月17日限り
【 閲 覧 設 計 書 内 訳 】
内 訳
特記仕様書
図面
設計内訳(金抜) ※
※は参考資料である。
添付の有無
○
○
○
◎本閲覧における問合せについては担当課までお願いします。
担 当 課
【留意事項】
従来の「閲覧設計図」の名称を廃止
し, 「実施設計図」を閲覧設計書に
添付しています。
○鹿児島県 土木部
河川港湾課
照合確認
鹿児島県 南薩地域振興局 建設部
電子閲覧
特
第1章
第1条
総
記
仕
様
書
則
この特記仕様書は,下記工事に適用する。
工 事 名:山川漁港水産流通基盤(特定)整備工事(2工区)
漁 港 名:山川漁港
工 事 箇 所:指宿市山川福元地内
第2条 本工事は契約書・設計図書及び本特記仕様書による外,次の各項によらなけれ
ばならない。
1)土木工事共通仕様書(平成28年1月版 鹿児島県土木部)
2)土木工事請負必携(平成24年2月版 鹿児島県土木部)
3)土木工事施工管理基準(平成28年1月版 鹿児島県土木部)
4)漁港漁場関係工事共通仕様書(平成28年5月版 全国漁港漁場協会)
5)その他,関係要綱,指針,示方書等
第3条
工事の測量
工事の着手前に必要な調査測量座標の確認を行い,設計図書を確認するととも
に設計図書及び仕様書に疑義が生じた場合は,すべて監督職員と協議書を持って
協議し,その指示に従わなければならない。
また,設計図書に表示がなく,構造上必要なものは監督職員と協議しその指示
により施工すること。
第4条
施工計画書
請負者は工事契約後,工事着手前に施工計画書を監督職員に提出すること。
なお,施工計画書の内容に変更が生じた場合は,その都度変更施工計画書を提
出すること。
第5条
段階確認
請負者は第4条の施工計画書提出時に鹿児島県土木部制定の「土木工事共通仕
様書」の規定に基づき,段階確認一覧表を監督職員へ提出すること。段階確認一
覧表について,工事内容及び当初想定確認項目等に変更・追加が生じた場合は随
時変更し監督職員へ報告すること。
第6条 請負人は,測量,調査,施工管理,検査のために専属して経験のある技術者を
常置し監督職員の指示に応じなければならない。
また,鹿児島県が定める「工事成績評定」を熟知のうえ,契約を履行すること。
第7条 この特記仕様書並びに本工事費内訳表に記載されていない事項で,疑義が生じ
た場合は,「工事打合簿」により監督職員と協議し,且つその指示に従うこと。
第8条
工事打合簿について
工事打合簿については,電子メールにて取り交わすことができる。工事打合簿の
処理・回答にあたっては,事務処理が煩雑とならないよう,なるべく一つの打合せ
事項について極力1枚の「工事打合簿」で収めるものとする。
第9条 本工事の数量は,別紙「本工事費内訳書」のとおりとする。なお,この数量に
変更を生じた場合は,甲乙協議のうえ契約変更の対象とする。
第10条
請負代金内訳書及び工事費構成書
本工事は共通仕様書第3編1−1−2請負代金内訳書及び工事費構成書に基づ
く対象工事とする。
第11条
前払金等
本工事は,請負金額が100万円以上の場合,前払金を10分の4以内で支払
うことができる。また,鹿児島県会計規則第84条第2項に定める要件を満たし
た場合には,中間前払金を10分の2以内で支払うことができる。請負金額が1
00万円以上の場合,部分払いの請求は3回以内とし,前金払いがあるときは2
回とする。ただし,中間前払金があるときは,部分払いは行わない。なお,当初
設計においては,前記の前払金を受けるものとして一般管理費の率を計上してお
り,前払金による補正の率は,最終変更でも更正しない。
第12条
施工環境監理者の配置
1.本工事には,施工環境監理者を配置することとする。
2.施工環境監理者の資格については,次のいずれかを有する者とする。
1)技術士若しくは技術士補のうち水産部門(水産土木)の資格を有する
者
2)社団法人大日本水産会の行う水産工学技士(水産土木部門)認定試験
に合格し、水産工学技士として登録した者
3)上記1),2)と同等以上の能力と経験を有し,監督員の承認を得た
者
※3)の同等以上の能力と経験を有する者とは,建設業法の1級土木
施工管理技士又は2級土木施工管理技士の資格を有し、且つ、次の
いずれかを満たす者とする。
①学校教育法による大学(短期大学を除く)若しくは旧大学令による
大学において、水産学、土木工学、農業土木又は森林土木(以下、
水産土木の指定学科という)の課程を修めて卒業した者で、卒業後、
水産土木の技術的業務に従事した期間を通算した期間(以下、水産
土木業務の実務経験期間という)が2年以上に達する者、又は水産
土木の指定学科以外の課程を修めて卒業した者で、卒業後、水産土
木業務の実務経験期間が4年以上に達する者
②学校教育法による短期大学若しくは旧専門学校令による専門学校に
おいて、水産土木の指定学科の課程を修めて卒業した者で、卒業後、
水産土木業務の実務経験期間が4年以上に達する者、又は水産土木
の指定学科以外の課程を修めて卒業した者で、卒業後、水産土木業
務の実務経験期間が6年以上に達する者
③学校教育法による高等学校若しくは旧中等学校令による中等学校に
おいて、水産土木の指定学科の課程を修めて卒業した者で、卒業後、
水産土木業務の実務経験期間が6年以上に達する者、又は水産土木
の指定学科以外の課程を修めて卒業した者で、卒業後、水産土木業
務の実務経験期間が8年以上に達する者
④上記①から③以外の者で、水産土木業務の実務経験期間が10年以
上に達する者
(注)水産土木業務とは、水産土木事業の計画、調査、設計、施工管
理及び維持管理等の技術的業務をいう。
4)なお,上記1),2),3)の施工環境監理者の資格要件については、
平成29年3月末までの暫定措置とする。
3.施工計画書で記載する内容については,以下を基本とする。
①周辺海域の自然環境に対する検討
請負者は,発注者が示す資料等や漁業者等のヒヤリングにより,工
事場所周辺における自然環境や動植物の生息環境の把握に努め,作業
時期や作業方法等について,具体的な環境対策を記載すること。
②環境改善等の技術的提案
必要に応じて藻場の拡大や生物生息環境の改善に繋がる可能性を有
する技術的提案を行うこと。
4.施工環境監理者は,海上作業の環境対策に係る指導を行うこと。
5.施工環境監理者は,周辺海域への環境影響が予知され又は発生した場合,
直ちに監督職員に報告するとともに,監督職員の指示があればそれに従うこ
と。
6.施工環境監理者は専任とするが、密接な関係にある2件以上の工事を同一
又は近接した場所で施工する場合は、兼任できるものとする。
7.施工環境監理者は、監理技術者、主任技術者、現場代理人と兼務できるも
のとする。
8.実施体制の表示については,施工計画書の現場組織表に施工環境監理者の
氏名を記載するとともに、水産工学技士の有資格者は技術者の資格者表に登
録番号を記載することとする。
−記載参考例①−
現場組織表
○現場代理人
(氏名)
主任技術者
(氏名)
監理技術者
(氏名)
施工環境監理者
(氏名)
測
量
係( 氏
名
出 来 形 管 理 係( 氏
名
品 質 管 理 係( 氏
名
工 程 管 理 係( 氏
名
資
材
係( 氏
名
労
務
係( 氏
名
重
機
係( 氏
名
安 全 管 理 係( 氏
名
事
務
係( 氏
名
昼 ℡ ○○○−○○○−○○○○ (
夜 ℡ ○○○−○○○−○○○○ (
緊急時連絡先
注) 1
2
3
4
)
)
)
)
)
)
)
)
)
氏
氏
名 )
名 )
現場常駐者は○印をつける。
自主的施工の場合は施工管理技術者を記入のこと。
その他必要な「係」があれば追加する。
現場事務所に掲載すること。
−記載参考例②−
現場代理人・主任技術者・監理技術者・施工環境監理者などの資格者表
氏 名
職
名
経験年数
資格種別及び合格番号
備
現場代理人
年 1級土木施工管理技士(
)
主任技術者
年 1級土木施工管理技士(
)
監理技術者
年 1級土木施工管理技士(
)
施工環境監理者
年 水産工学技士
)
(
考
監理技術者資格
(第
)
9.資格証明書等の携行について,施工環境監理者は,工事現場内において、
工事名、工期、顔写真、所属会社名及び社印の入った名札を着用することと
する。
−記載参考例③−
名
札(監理技術者と兼務する場合)
監理(主任)技術者[施工環境監理者]
氏 名
○○ ○○
工事名
○○工事
工 期
自○○年○○月○○日
写 真
至○○年○○月○○日
2cm×3cm
程 度
会 社
◇◇建設株式会社
印
第13条
配置技術者等の途中交代
1.配置技術者の途中交代が認められる場合としては,主任技術者又は監理技
術者の死亡,傷病,退職等,真にやむを得ない場合のほか,下記に該当する
場合である。
①受注者の責によらない理由により工事中止または工事内容の大幅な変
更が発生し,工期が延長された場合。
②橋梁,ポンプ,ゲート等の工場製作を含む工事であって,工場から現
地へ工事の現場が移行する時点。
③ダム,トンネル等の大規模な工事で一つの契約工期が多年に及ぶ場
合。
2.上記の場合にあっても,請負業者と発注者が協議し,工事の継続性,品質
確保等に支障がないと認められる場合のみ途中交代が可能となる。
第14条
監理技術者等の専任を要しない期間
1.請負契約の締結後,現場施工に着手するまでの期間(現場事務所の設置,
資機材の搬入又は仮設工事等が開始されるまでの期間)については,打合せ
記録簿により明確となっていることを条件に,主任技術者又は監理技術者の
工事現場への専任を要しない。
2.工事完成後,検査が終了し,事務手続,後片付け等のみが残っている期間
については,主任技術者又は監理技術者の工事現場への専任を要しない。な
お,検査が終了したに日は,発注者が工事の完成を確認した旨,請負者に通
知した日(「工事目的物引受書」等における日付)とする。
第15条
現場代理人の工事現場への常駐を要しない場合
1.現場代理人の工事現場への常駐を要しない場合
現場代理人は現場に常駐し,その運営,取締りを行うこととされているが,
以下のいずれかの要件を満たす場合に,工事請負契約書第10条第3項の「工
事現場における運営,取締り及び権限の行使に支障がない」ものとして取り
扱うこととする。ただし,いずれの場合にも連絡が常にとれる体制を確保す
る必要や現場保全の義務(現場の巡回等)があるため,現場代理人を設置し
ておくことは必要である。
(1) 契約締結後,現場事務所の設置,資機材の搬入又は仮設工事等が開
始されるまでの期間
(2) 工事請負契約書第20条により工事が一時中止さている期間
(3) 橋梁,ポンプ,ゲート,エレベーター等の工場製作を含む工事であ
って,工場製作のみが行われている期間
また,同一工場内で他の工種工事に係る製作と一元的な管理体制の
もとで製作を行うことが可能である場合は,同一の現場代理人が,こ
れらの製作を一括して運営,取締りを行うことができるものとする。
(4) 第3号に掲げる期間のほか,請負者から工事完成の通知があり,完
成検査,事務手続,後片付け等のみが残っているなど,工事現場にお
いて作業等が行われていない期間
2.発注者への報告
上記1の要件を満たす場合は,現場代理人の工事現場における常駐は不要
とし,他の工事と兼務することを可能とするが,「工事打合簿」等により,
工事現場において作業等が行われていない期間を明確にしておくこと。
第16条
腕章の着用
請負者は,現場代理人,監理技術者,主任技術者及び元請負の専門技術者(専
任している場合のみ)に工事現場内において,腕の見やすい場所に腕章を着用さ
せるものとし,仕様は監督職員と協議するものとする。
第17条
施工条件の明示
本工事の施工にあたっての施工条件を下記に明示するので,請負者は施工計画
書の作成時及び工事の施工時においては,十分留意するものとする。
なお,明示した施工条件に変更が生じた場合は,変更契約の対象とする。また,
工事実施期間中に発生した施工条件についても,協議のうえ契約変更の対象とす
る。
1.工程関係
① 本工事の作業箇所は山川漁港内及び漁船等の往来の多い箇所であること
から,着手前に関係機関並びに関係諸団体(山川漁協)等及び既発注工事
(28−1工区)と施工時期等について密に調整を図ること。
また,関係機関との調整内容及び結果については,監督職員へ報告する
こと。
② 本工事で使用する(支給品を除く)方塊ブロック及び消波ブロックは既
発注工事(27−4工区)で製作することから,製作時期,仮置場所等に
ついて,関係業者と密に調整を図ること。
2
用地関係
なし
3 公害関係
なし
4 安全対策
なし
5 工事用道路関係
なし
6 仮設備関係
なし
7 工事支障物件等
なし
8.薬液注入関係
なし
9.建設副産物関係
B 建設副産物(CO殻)の処理
本工事は建設リサイクル法の基づき,特定建設資材の分別解体等及び再
資源化等について適正な措置を講ずること。
なお,本工事における特定建設資材の分別解体等・再資源化等について
は,以下の積算条件を設定しているが,工事請負契約書「6解体工事に要
する費用等」に定める事項は契約締結時に発注者と請負者の間で確認され
るものであるため,発注者が積算条件明示した以下の事項と別の方法であ
った場合でも変更の対象としない。
ただし,工事発注後に明らかになった事情により,予定した条件により
難い場合は,監督職員と協議するものとする。
①分別解体等の方法
工
工
程
作 業 内 容
分別解体等の方法
程
仮設工事
□手作業
毎
①仮設
□有
■無
□手作業・機械作業の併用
の
土工事
□手作業
作
②土工
□有
■無
□手作業・機械作業の併用
業
基礎工事
□手作業
内
③基礎
■有
□無
□手作業・機械作業の併用
容
本体構造の工事
□手作業
・
④本体構造
■有
□無
□手作業・機械作業の併用
解
本体付属品の工事
□手作業
体
⑤本体付属品
□有
■無
□手作業・機械作業の併用
方
⑥その他
その他の工事
□手作業
法
■有
□無
□手作業・機械作業の併用
※「分別解体等の方法」の欄については,該当がない場合は記載の必要はない。
第2章
第18条
工事の施工
必須事項
1.請負者は,本工事内容を十分理解し,本工事を遂行するに十分な技術と経
験を有する現場代理人を本工事に充てなければならない。
2.現場代理人は,本工事の内容に精通し,本工事に専念するとともに監督職
員の指示に従って,誠実かつ円滑に施工するものとする。
3.現場代理人は,本工事施工中における連絡方法,連絡場所を明らかにして,
監督職員との連絡を密にしなければならない。
4.現場代理人は工事に先立ち,施工区域及びこれに隣接する構造物並びに地
下埋設物等の調査を写真撮影等により行い,常にこれを把握しておくとと
もにその内容を監督職員へ報告するものとする。また,必要に応じて関係
各機関,関係諸団体と十分な調整を行うこと。
5.現場代理人は,工事に先立ち,関係機関及び関係諸団体等(山川町漁協,
指宿海上保安署等)との連絡調整並びに必要な届出等の手続きを行うとと
もに,その内容を監督職員へ報告し,現場の進捗に努めなければならない。
6.現場代理人は施工に先立ち,施工区域内の測量を実施し,設計図書との相
違を確認し,結果を図面化し監督職員へ提出すること。
第19条
支給品
本工事の支給品については下記のとおりとする。
引渡場所:山川漁港内(-6m岸壁背後用地)
1.被覆ブロック
・被覆ブロック3t型 N= 8個(既製作分)
・被覆ブロック6t型 N=10個(既製作分)
2.方塊ブロック
・本体方塊①
N= 3個(既製作分)
・本体方塊①
N= 5個(27-4工区製作分)
・本体方塊①-1 N= 2個(既製作分)
・本体方塊②
N= 1個(既製作分)
・本体方塊②
N= 1個(27-4工区製作分)
・本体方塊③
N= 1個(既製作分)
・本体方塊③
N= 2個(27-4工区製作分)
・本体方塊③-1 N= 1個(既製作分)
・本体方塊④
N= 4個(27-4工区製作分)
・本体方塊⑤
N= 6個(27-4工区製作分)
・本体方塊⑤-1 N= 2個(27-4工区製作分)
・本体方塊⑥
N= 4個(27-4工区製作分)
・本体方塊⑥-1 N= 1個(27-4工区製作分)
3.消波ブロック
・テトラポッド(32t型) N=27個(既製作分)
・テトラポッド(32t型) N=17個(27-4工区製作分)
第20条
BM等
1.この工事に使用する工事用基準高は,下記を使用し施工すること。
BM
=+5.488(山川漁港外金比羅鼻付近)
2.山川漁港の潮位は下記のとおりとする。
HHWL=+4.00m
HWL =+3.00m
MLWL=+0.70m
LWL =±0.00m
TP
=+1.50m
第21条
捨石投入及び捨石均し
1.捨石(10kg∼100kg,200kg内外,500kg内外)については,工事に使用す
る石山を工事着手前に現地確認を行うこととする。現地確認は監督職員と
協議すること。
2.使用石の種類・比重は,JISA5006硬石相当品とする。また,均し精度は
別添「工事費内訳書」の記載による。
第22条
捨石余盛高
現地盤の土質状況,捨石厚,過去の実績を考慮し,着手前に監督職員と協議し
決定すること。
第23条
コンクリート工
1.本工事に使用するコンクリートは原則としてJIS工場製品とする。
2.コンクリートはJISA5308に規定するレディーミクストコンクリート(普通
コンクリート)とし,品質は下記のとおりとする。
・呼び強度:18N/mm2
・スランプ:8±2.5cm
・空気量:4.5±1.5%
・粗骨材最大粒径:40mm以下
・水セメント比:65%以下
・セメントの種類:高炉B以上
3.コンクリート海上運搬は設計上,山川漁港−6m岸壁を起点とし,0.6kmの
運搬距離を計上している。
第24条
脱枠・転置強度
1.本工事における,脱枠・転置強度は下記のとおりとする。
・脱枠強度:3.5N/m2
・転置強度:承諾強度(被覆・消波ブロックの場合)
2.転置強度は承諾強度なので,その強度の根拠資料を監督職員へ提出し承諾
を得なければならない。
3.現場養生をした試験練りの供試体で強度確認を行い,その結果を監督職員
へ提出し,承諾を得なければならない。
第25条
コンクリート供試体の確認
破壊試験時や完成図書においてコンクリート供試体が,本工事の供試体である
ことの確認が出来るような対策を講じること。
第26条
製作ヤード
製作ヤードは,山川漁港内−6m岸壁背後用地を設計対象としている。
ヤードの使用にあたっては諸手続きを行うこと。
第27条 作業船の回航(曳航)
1.起重機船(鋼D250t吊)及び台船(鋼300t積)の回航(曳航)は,
鹿児島港より往復の費用を計上している。
2.船舶の回航(曳航)は本港への入港を書面等をもって確認し,実態の仕出港
若しくは仕向港が鹿児島港より近距離の場合は,その距離に応じて設計変更を
行うものとする。
鹿児島港より遠距離の場合は,設計変更の対象としない。
3.他工事で在港中船舶を使用する場合は,回航(曳航)費を減額する。
4.上記規格は積算上の条件明示であり,規格を指定するものではない。
第28条
再生資源利用(促進)計画書及び実施書
1.再生資源利用(促進)計画書を作成し,施工計画書に含めて提出すること。
また,工事完了後は上記計画書に対する実施書を作成し,紙並びに電子デ
ータを完成図書に添付し提出すること。
2.処分状況等の記録を完成書類に含めて提出すること。
3.建設工事発注後にやむを得ない事情により上記の指定により難い場合は,
監督職員と協議の上,その指示によること。
第29条
産業廃棄物管理票(マニフェスト)の提出
本工事の施工により発生する産業廃棄物については,処分状況等の記録(E票
の写し及び産業廃棄物管理票(マニュフェスト)総括表(別添様式1))を工事完成
図書に添付すること。なお,工事完了時点で最終処分が完了せず,E票が処分業
者より返送されていない場合は,A票,B2票及びD票のうち直近に返送された
ものの写しを添付すること。
ただし,この場合においても,最終処分が完了し,E票が処分業者より返送さ
れ次第,直ちに同票の写しを提出すること。
第30条
排出ガス対策型建設機械の使用
本工事において以下の対象機種を使用する場合は,排ガス対策型建設機械また
は「排ガス浄化装置」装着機械の使用を原則とする。ただし,①リース業者等が
対策型建設機械を供給出来ない場合,②自社で未対策型建設機械を保有し対策型
建設機械を使用することが妥当でない場合等は,監督職員との協議により,未対
策型建設機械を使用してもよいものとする。ただし,設計変更の対象とする。
また,使用機械すべてにおいて自社所有かリースかを施工計画書に明示するこ
と。
①バックホウ,②ホイールローダ,③ブルドーザー,④発動発電機,⑤空気圧
縮機,⑥油圧ユニット,⑦ローラ類,⑧ラフテレーンクレーン
なお,排ガス対策型建設機械または「排ガス浄化装置」装着機械の使用の有無
を施工計画書に明示し,工事完成図書に写真を添付すること。
第31条
中間検査
本工事については,下記の時点で中間検査を実施する予定であるので,乙は検
査希望日を甲に書面にて申し出ること。
また,検査の目安としては,出来高が50%を越えた時点とする。
第32条
出来形確認
工事完了届を提出するまでの間において,請負者の現場代理人,主任技術者等
の立会のもと,出来形確認を実施するものとする。
第33条
出来形管理
請負者は出来形管理を行う際,規格値が不明確な工種,項目について,監督職
員と協議し規格値を明確にした上で施工を行うこと。
第34条
品質管理
本工事に使用する材料は「土木工事施工管理基準」の基準を満足することは当
然のことであるが,材料使用前に書類をもって監督職員の承認を得ること。
第3章
安全管理
第35条
安全管理
1.労働安全衛生法,同法施工令及び同法施工規則を遵守すること。
2.交通管理については道路標識板,バリケード,工事灯の設置及び交通整理
員の配置によって交通に与える影響を最小限にするよう作業計画,交通整理
計画を作成し,監督職員の承認を得て工事現場内におけるトラブル,交通事
故の絶無を期さなければならない。
3.工事施工の安全を確保するため,「土木工事安全施工技術指針」を遵守す
ること。
第36条 工事看板設置
工事看板については,視距が確保できる範囲で伐採等を行うものとし,さらに
設置箇所の前後40mは清掃(伐採・空き缶除去等)を行い現場管理に努めるこ
と。なお,工事看板のうち「協力依頼板」,「協力感謝板」等の40㎝幅の看板の
下段は鹿児島県を記載すること。
第37条
安全訓練
安全訓練等の実施状況を工事報告書及び写真に記録し,毎月25日及び完成届
に添付して提出すること。
本工事の安全訓練は,月当たり4時間以上の時間を割り当てて実施すること。
安全訓練は現場に則した具体的な実施計画書を施工計画書に記載し,実際の現場
の進捗状況を加味し現場で予想される危険や事故を未然に防ぐ為の安全訓練を行
うこと。なお,毎朝の朝礼やKYKは安全訓練とは見なさない。写真撮影の際に
は黒板に実施日時,参加人数,実施概要を記載し撮影すること。
第4章
技術管理
第38条
施工管理基準
請負者は,鹿児島県土木部が平成28年1月に定めた「土木施工管理基準」に
よって十分な管理を行わなければならない。
第5章
手続き・作成資料
第39条
施工体制台帳の作成等について
本工事の受注者は,建設工事の一部を下請に付する場合は,施工体制台帳及び
添付書類を作成し,工事現場に備え置くとともに,その写しを監督職員に遅延な
く(遅くとも下請工事の着手前までに)提出すること。また,施工体制台帳の記
載事項又は添付書類に変更があったときは,その都度,当該変更があった年月日
を付記して,変更に関する事項について,作成し提出すること。
第40条
施工体系図の作成等について
本工事の受注者は,工事を施工するために,建設工事の一部または以下のアか
らエの業務を下請に付する場合は,施工体系図を作成し,工事の期間中,工事現
場の工事関係者が見やすい場所及び公衆の見やすい場所に掲示するとともに,そ
の写しを監督職員に遅延なく(遅くとも下請工事または業務の着手前までに)提
出すること。また,施工体系図の記載事項に変更があったときは,その都度,変
更に関する事項について,作成し提出すること。
ア 伐採及び測量・調査等の工事現場で作業を行う業務
イ
ウ
エ
土砂やコンクリート殻等の運搬のみを行う業務
工事現場の警備(交通誘導を含む)を行う業務
その他監督職員が記載を支持した業務等
第41条
下請け契約に関する請負代金内訳書及び支払い状況等の確認
請負者は,建設工事の下請契約の請負代金の総額が4,000万円(建築一式
工事は6,000万円)以上となる場合は,施工体制台帳の作成及び提出と併せ
て,下請負者並びに再下請負者に関する「請負代金内訳書」を取りまとめ,監督
職員に提出するものとする。(施工体制点検「様式−1」 に基づく。)
また,発注者が実施する施工体制点検の現場確認時には,現場が稼働中にある
下請(再下請)業者の主任技術者等に対し,施工状況が契約書どおりであるかど
うか,さらに,点検時点迄において,契約書どおりの支払いが履行されたか等に
ついて,適宜,聞き取りを実施するものとする。(施工体制点検「様式−2」に
基づく。)
第42条
監理技術者講習終了証の提出
本工事で監理技術者を通知する場合は「監理技術者講習修了証」の写しを提出
するものとする。対象者は平成16年3月1日以降,監理技術者資格者証を新規
交付された者または更新交付された者とする。なお平成16年2月29日以前に
「監理技術者資格者証」を交付されたものは対象外とする。
第43条
工程管理
1.工事の進捗状況を毎月25日に月報として監督職員に提出すること。
2.本工事の工程を計画する際は,当該事業における関係工区の現場代理人と
協議調整を密に行い,円滑な工程管理を図るものとする。
第44条
表示施設・保安施設の位置図作成
工事着手前に,工事現場における表示施設及び保安施設の設置方法(種類・位
置等)を記載した見取り図を提出すること。
第45条
電子納品
1.本工事は,電子納品対象工事とする。電子納品とは,「調査,設計,工事
などの各業務段階の最終成果を電子成果品として納品すること」をいう。
ここでいう電子成果品とは,「鹿児島県電子納品ガイドライン(案)(平成2
5年3月):(以下,「ガイドライン」という。)」に定める基準に基づいて作
成した電子データを指す。
2.ガイドラインに基づいて作成した電子成果品は電子媒体(原則CD-R)で正
本1部,副本2部の計3部提出する。電子化しない成果品については従来ど
おりの取扱とする。電子納品レベル及び成果品の電子化の範囲については,
事前協議を行い決定するものとする。
3.電子成果品を提出する際は,鹿児島県の公開する電子納品チェックソフト
によるチェックを行い,エラーが無いことを確認した後,ウィルス対策を実
施した上で提出すること。
第46条
創意工夫等の提出
請負者は工事の施工において,自ら立案実施した創意工夫や技術力に関する項
目,または地域社会への貢献として評価できる項目に関する事項について,工事
完了時までに提出することとする。
第6章
その他
第47条
暴力団関係者による不当介入を受けた場合の措置
鹿児島県が発注する建設工事等(以下「県工事等」という。)において,暴力
団関係者による不当要求又は工事妨害(以下「不当介入」という。)を受けた場
合は,断固としてこれを拒否するとともに,その旨遅滞なく県(発注者)及び警
察に通報すること。
県工事等において,暴力団関係者による不当介入を受けたことにより工程に遅
れが生じる等の被害が生じた場合,県(発注者)と協議を行うこと。
第48条
ダンプトラック等による過積載防止対策について
1.工事用資機材等の積載超過のないようにすること。
2.過積載を行っている資材納入業者から,資材を購入しないこと。
3.資材等の過積載を防止するため,資材の購入等に当たっては,資材納入業
者等の利益を不当に害することがないようにすること。
4.さし枠の装着又は物品積載装置の不正改造をしたダンプカーが,工事現場
に出入りすることがないようにすること。
5.「土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置
法」(以下法という)の目的に鑑み,法第12条に規定する団体等の設立状
況を踏まえ,同団体等への加入者の使用を促進すること。
6.下請契約の相手方又は資材納入業者を選定するに当たっては,交通安全に
関する配慮に欠けるもの又は業務に関しダンプトラック等によって悪質かつ
重大な事故を発生させたものを排除すること。
7.1から6のことにつき,下請契約における受注者を指導すること。
8.過積載防止については土木請負工事必携のとおりであるが,積載等不正状
態を発生させない対処法を施工計画書に明記すること。(各種資材と積載量
の確認方法の記載等)
第49条
県産資材の優先使用について
1.工事に使用する資材については,県内で産出,生産または製造されたもの
(以下「県産資材」という。)の優先使用に努めることとし,さらに,県産
資材以外の資材等についても,県内に本店を置く資材業者等から調達するよ
う努めることとする。
2.請負業者は,前項で定めた県産資材等を使用しない場合は,材料承認願の
提出と併せて「不使用等状況報告書」を監督員に提出すること。
第50条
管内(県内)建設業者の優先活用について
1.請負業者は,工事の一部を下請に付する場合は,南薩地域振興局管内(施
工地を管轄する振興局,支庁単位)に主たる営業所を有する者を使用するよ
う努めることとする。
2.請負業者は,前項で定めた建設業者を活用しない場合は,施工計画書等の
提出と併せて「不使用等状況報告書」を監督員に提出すること。
第51条
国土調査の基準点等測量標識等の保全
施工区域内に国土調査の基準点等測量標識等がある場合は,その取り扱いにつ
いて監督職員に指示を仰ぐとともに,施工前に設置者と協議すること。
第52条
公共工事労務費調査に対する協力依頼
1.請負者は,当該工事が発注者の実施する公共事業労務費調査等の対象工事
となった場合,調査票等に必要事項を正確に記入し発注者に提出する等,必
要な協力を行わなければならない。また,工期経過後においても同様とする。
2.調査票等を提出した事業所を発注者が事後に訪問して行う調査・指導の対
象に請負者がなった場合,請負者は,その実施に協力しなければならない。
また,当該工事の工期経過後においても同様とする。
3.公共事業労務費調査等の対象工事となった場合に正確な調査票等の提出が
行えるよう,請負者は,労働基準法等に従って就業規則を作成するとともに
賃金台帳を調製・保存する等,日頃より使用している現場労働者の賃金時間
管理を適正に行っておかなければならない。
4.請負者が工事の一部について下請契約を締結する場合は,請負者は,当該
下請工事の受注者(当該下請工事の一部に係る二次以降の下請人を含む)が
前の3項と同様の義務を負う旨を定めなければならない。
第53条
第54条
建設工事の適正な施工の確保について
1.建設業法(昭和24年5月24日法律第100号)に違反する一括下請け
その他不適切な形態の下請契約を締結しないこと。
2.建設業法第26条の規定により,請負者が工事現場ごとに設置しなければ
ならない専任の主任技術者又は専任の監理技術者については,適切な資格,
技術力等を有する者(工事現場に常駐して,専らその職務に従事する者で,
請負者と直接的かつ恒常的な雇用関係にあるものに限る。)を設置すること。
3.請負者が,工事現場ごとに設置しなければならない専任の監理技術者のう
ち当該建設工事に係る建設業が指定建設業である場合の監理技術者は,建設
業法15条第2号イに該当する者又は同号ハの規定により建設大臣が同号イ
に掲げる者と同等以上の能力を有するものと認定した者で,指定建設業監理
技術者資格者証の交付を受けている者を配置すること。この場合において,
発注者から請求があったときは,資格者証を提示すること。
4.1,2,及び3のほか,建設業法に抵触する行為は行わないこと。
市への報告
請負者は,契約後速やかに工事場所の当該市建設関係部署に,工事名・工事場
所・工期・工事内容を報告すること。
第7章
第55条
イメージアップ
工事現場のイメージアップ
1.工事現場のイメージアップは,地域との積極的なコミュニケーションを図
りつつ,そこで働く関係者の意識を高めるとともに,関係者の作業環境を整
えることにより公共事業の円滑な執行に資することを目的とするものである。
よって,請負業者は施工に際し,この趣旨を理解し発注者と協力しつつ地域
との連携を図り,適正に工事を実施しるものとする。
2.イメージアップの内容については,[別表−1]の内容のうち原則として
各費目ごと(仮設備関係,営繕関係,安全関係,地域とのコミュニケーショ
ン)に1内容ずつ(いずれか1費目のみ2内容)の合計5項目以上を実施す
るものとする。
3.イメージアップ工種においては,木製資材の積極的な使用に努めること。
4.イメージアップについては具体的な内容,実施時期について,施工計画書
に含め提出するものとする。
4.工事完了時には,イメージアップの実施写真を提出するものとする。
5.工期設定に関しては,イメージアップの準備に必要な機関を考慮するもの
とする。
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