第9号 平成28年1月号 1月「見て・聞いて・言って」 「見ざる・聞かざる

第９号
平成２８年１月号
１月「見て・聞いて・言って」
校長
本橋
正自
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し
上げます。
校舎の周りを散策すると、霜柱を押しのけてスイセンのみずみ
ずしい緑色の葉が土の上に現れています。また、秋に蒔いたスイ
トピーが細いくきと小さな葉ながらも少しずつ背丈を伸ばしてい
ます。どちらも寒さに凍えるだけでなく、これからさらに気温が
低くなる時を待ち構えているようにさえ見えます。チューリップ
も寒い時を過ごさないと花が咲かないと言います。植物は、外圧
の中で自分をしっかり築き、機会を見て一気に伸びます。その健
気な姿に、「生きることへの心意気」や「躍動感」を感じます。
「見ざる・聞かざる・言わざる」というわけには・・・・
今年は、申年です。一般に申年は、騒がしい、にぎやかな年に
なると言われています。オリンピック・パラリンピックもありま
すし、適切な活気に包まれた年にしたいものです。
「申」の字を分解して他の字を作ると、「旧」や「旦」ができま
す。「旦」は、初めの意味を表しますから、自然と「温故知新」
という言葉が浮かんできます。申には前述したようにいろいろな
「いわれ」はありますが、並木小のこれまでのよさを再確認し、
新たなる視点で教育活動を充実・発展させたいと思います。
さて、いわれの一つとして「見ざる・聞かざる・言わざる」は
よく取り上げられるところです。賢く生きる処世術の教えである
と思います。確かに、人と上手に付き合うためにはある程度の距
離が必要ですし関わらないことも一つの選択です。
でも、それだと本音を隠したうわべだけの付き合いにならざる
を得ません。そのような付き合いからは安らぎや発展は期待でき
ません。「相手は自分の心の鏡」といいます。本音を表さない人
には、心は開けないものです。人の心に土足で立ち入ることは許
されませんが、相手を思い、心豊かな生活のためには、「よく見
て、よく聞いて、適切に言う」ことが必要です。真に心を許せる
関係づくりには、時には勇気をもって相手の懐に飛び込む覚悟が
必要です。並木小学校は、子ども一人一人の今と将来を大切にし、
学力向上を通じた心の育成に今年も邁進します。
児童数２３８名
家庭数１８５名
日 曜
行
事
予
定
1 金 元旦
冬季休業日
2 土
3 日
4 月
5 火 職員日直配置
6 水 職員日直配置
7 木 職員日直配置
8 金 始業式 一斉下校 短縮４日課
給食開始
9 土
10 日
11 月 成人の日
12 火 登校指導① 体育朝会
発育測定（低学年） 租税教室（６年）
13 水 登校指導➁ 発育測定（中学年）
14 木 登校指導➂ 発育測定（高学年）
たてわり班遊び
委員会活動
15 金 登校指導➃
16 土
17 日
18 月
19 火 児童朝会
20 水 校内書きぞめ展（１月３０日まで）
中央中学校職場体験（１月２２日まで）
21 木 保育園交流会（低学年） クラブ活動
22 金
23 土
24 日
25 月 給食週間（１月３０日まで）
26 火
27 水
28 木 フェスティバル（低学年）クラブ活動
29 金
30 土 特別４日課（月曜日課）
学校公開日（２・３校時）
学校説明会・学校保健委員会（４校時）
フェスティバル（低学年）
茶道教室（４年）
薬物乱用防止教室（６年）
31 日
体育館工事（その１）
２ 月 末 ま で の 予 定 で 体 育 館 工 事 が 行 わ れ て い ま す 。工 事
のほうは現在のところ順調に進んでいます。
体 育 館 が 使 え な い た め に 、全 校 朝 会 を テ レ ビ 放 送 で 行 い
ま し た が 、 12 月 の 生 活 目 標 「 進 ん で 体 を き た え よ う 」 の
話 の 中 で 、体 全 体 を 使 っ た じ ゃ ん け ん を 行 う 場 面 が あ り ま
し た 。各 教 室 で テ レ ビ の 細 川 先 生 に 向 か っ て 一 生 懸 命 じ ゃ
ん け ん を し て い ま し た 。そ の 真 剣 な こ と と 言 っ た ら 、身 体
一 杯 元 気 に 飛 び 跳 ね る 音 や「 じ ゃ ん け ん ポ ン 」の 声 で 学 校
全体が揺れるのではというほどでした。
不便さをも楽しんでしまう小学校のパワーに脱帽です。
体育館工事（その２）
持久走大会
同じく工事の関係で体育館が
使 え な い の で 、終 業 式 を 校 庭 で 行
い ま し た 。途 中 か ら 太 陽 が 出 る と
途 端 に 暖 か く な り 、太 陽 の 恵 み が
感じられました。
１２月９日 持久走大会を行いまし
た。穏やかな日の光の中、全力で走る子
どもとそれを熱心に応援する保護者や子
どもの姿の見られる、心が温かくなる大
会になりました。