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IMES送信機管理実施要領 - (QZSS)みちびきデータ公開サイト[QZ

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IMES送信機管理実施要領 - (QZSS)みちびきデータ公開サイト[QZ
改訂記録
符
号
初
版
承認
年月日
2013/
7/3
承認
点検
作成
改訂箇所
改訂内容、理由等
平林
小暮
本橋
武藤
-
初版制定
A版
2013/
9/4
平林
小暮
本橋
武藤
B版
表紙と同じ
表紙
「用 PRN コードおよび PRN コードを
利用した」を追記
5.1(b)
指定条件の参照先を追記
5.2(c)⑥
PRN 番号の重複確認について、「既設
の IMES 送信機及び」という一文を削
除
8 章全体
「想定受信位置」を「最短受信位置」
に修正
8章
GPS 受信電力の脚注について、GPS 受
信電力測定条件を示した図を追記
表 8.1-1
No 欄の誤記を修正
9章
3章
「9.3 今後の方向性」を追記
試験機等の管理対象外について追記
5.2、7.1、
9.2
Web 版 IMES 送信機管理システムによ
る責任範囲および申請手順の変更
7章
一時設置申請時の省略とその条件に
ついて追記
9.1
スケジュールについての記述を更新
別紙 1 – 3、
5、8 - 10
廃止
ii
ii
目次
1
はじめに .................................................................................................................................................................... 1
2
IMES の概要 ............................................................................................................................................................ 2
3
IMES 送信機管理の目的及び必要性 ............................................................................................................ 3
4
IMES 送信機の適正利用のための仕組み .................................................................................................. 5
5
IMES 送信機管理の全体の仕組み ................................................................................................................ 6
6
5.1
アクター等の資格 ........................................................ 9
5.2
アクターの責任 .......................................................... 9
IMES 送信機型式認定 ..................................................................................................................................... 12
6.1
6.1.1
アクティベーション、ディアクティベーションについて ........................................... 13
6.1.2
不正改造防止に対する設計指針について ........................................................ 14
6.1.3
盗難防止に対する設計指針について ............................................................... 14
6.2
7
9
B型およびC型送信機の取扱い制限 ....................................... 14
PRN コード管理 .................................................................................................................................................. 17
7.1
8
IMES 送信機の型式認定基準 ............................................. 12
設置 ................................................................. 19
7.1.1
常設 ............................................................................................................... 19
7.1.2
一時設置 ........................................................................................................ 22
7.2
変更(常設のみ)........................................................ 24
7.3
保管 ................................................................. 26
7.4
廃棄 ................................................................. 28
管理レコード(申請に必要な項目).............................................................................................................. 30
8.1
設置(常設) ........................................................... 31
8.2
設置(一時設置)........................................................ 33
8.3
変更(常設のみ)........................................................ 34
8.4
保管 ................................................................. 36
8.5
廃棄 ................................................................. 37
運用 ......................................................................................................................................................................... 38
9.1
スケジュール .......................................................... 38
9.2
申請先 ............................................................... 38
10 場所情報コードと PRN コード管理 DB との連携 ................................................................................... 40
11 免責事項 ............................................................................................................................................................... 40
iii
1
はじめに
IMES は、屋内で測位するために考案された「衛星測位システムの地上補完システム」
です。IMES 信号は GPS の測位信号と類似した信号の特徴を持ち、JAXA は米国 GPS の
PRN(Pseudo Random Noise)コード管理機関である GPSW(Global Positioning System Wing)
*1
より、適切な管理を条件に、日本国内に限定した PRN コード(PRN 番号 173~182)の使
用許諾*2 を得ています。PRN コード及びそれを利用する IMES 送信機の誤った使用は、
IMES を利用したサービスのみならず既存システムである GNSS サービスに影響を及ぼす
可能性があるため、PRN コードを利用する IMES 送信機を適切に管理すべく、本実施要領
に IMES 送信機の管理要領を規定し、試行運用を開始します。なお、本実施要領は、試行
運用の結果を踏まえて、より効率的な管理を行えるように順次更新する計画です。
また、当該 PRN コードは JAXA が GPSW より許諾を得た背景から、IMES が広く普及し、
IMES の管理を継承する事業主体が決まるまで、JAXA が IMES の管理手続きを本実施要
領によって定義し、過渡的に送信機の管理を行います。本実施要領についても継承する
事業主体への移管を前提としています。
*1 GPSW : JAXA が PRN コードの割り当てを承認された当時の組織名。現 GPSD(Global Positioning System
Directorate)
*2 PRNコードの使用許諾 : IMES においては、米国 GPS 運用機関がユーザインタフェース仕様書
(IS-GPS-200 の最新版)にて定義している 210 個の PRN コードのうち、173 番~182 番の PRN コード使用許諾を
得ている。
1
2
IMES の概要
IMES は衛星では困難な屋内測位を可能とするものであり、また、QZSS は都市部や
山間部における測位可能エリア・時間の増大を目指したものです。
両者は測位環境の悪い場所での利用時間率の改善、つまり、屋内外における測位利
用のシームレス化を目指すものです。
IMES のコンセプトを図 2-1 に示します。
図 2-1 IMES のコンセプト
IMES は GPS と同一の中心周波数、変調方式、PRN コード系列を用いることから、既存の GPS
受信機のソフトウェアを微改修するだけで対応でき、ハードウェアの変更を伴わず屋内外シームレ
スな測位システムを実現することができます。また、従来のシュードライトなどと異なり、送信機と
受信機間の測距を必要としないため、送信機側のシステムも簡素化でき、低コストでシステムを構
築することができます。
2
3
IMES 送信機管理の目的及び必要性
GPS/GNSS の利用はいまや私たちの社会生活に欠かすことのできないものとなっています。
高度 20,000Km 以上から届く測位信号は微弱で、GNSS をより安全に、安心して使うためには、
GNSS に対する干渉を防止するための仕組みが重要です。IMES は GPS/GNSS と同じ周波数帯
を共用するため、GNSS と組み合わせてシームレスな測位環境を実現するためにも、既存 GNSS
との干渉回避のための対策を確立しなければなりません。(IMES に対する PRN コード使用の許
諾条件でもあります。)
GPS/GNSS への干渉緩和のための対策としては、1)無線周波数特性上の共存性(RF
Compatibility)の確保、2)送信機ハードウェア設計上の誤使用予防措置、3)運用ルール上の予
防措置が必要です。
1)については、準天頂衛星システムユーザインタフェース仕様書(以下、「IS-QZSS」という)付
録として公開されている IMES のインタフェース仕様で、GPS/GNSS 信号に対する有害な干渉を
緩和・低減するための信号仕様が定義されており、本実施要領では、2)及び3)に関し、IMES 送
信機管理として、必要な手続きを定めるものです。送信機管理の必要性と目的を以下に示しま
す。
なお、受信機の検査や開発のための試験機器については、管理対象外とします。
(a) IMES 送信機の目的外使用の防止

IMES 送信機は使用を誤れば近接する GNSS 受信機へのジャマーとなる他、故意
に誤った位置情報を送信することで、自分の位置を詐称したり、位置情報に基づ
くサービスの信頼性を損ねたりする可能性があります。

製造販売者及び運用者に IMES 送信機の適切な管理を要求するとともに、IMES
送信機の全ライフサイクル(購入、設置、保管、廃棄)のうち、設置から廃棄され
るまでの所在と運用者を明確にします。
図 3-1 に IMES 送信機のライフサイクル、表 3-1 に本実施要領にて申請・登録・
管理する IMES 送信機の状態、申請が必要な状態の移動をそれぞれ示します。
(b) PRN 番号の重複による IMES 送信機間の干渉防止

異なる事業者が個々に IMES 送信機を設置して行った場合に、両者の境界で利
用する PRN 番号の重複が生じる可能性があります。

IMES 送信機の位置と使用する PRN 番号、送信電力をデータベースに登録・維持
管理し、申請時に既設送信機との PRN 番号重複を防ぐことが必要です。
3
B
図 3-1IMES 送信機のライフサイクル
表 3-1 IMES 送信機の状態と登録申請が必要な状態の移動
IMES 送信機の状態移動
概要
購入
IMES 送信機を購入します。
IMES 送信機型式認定を受けた送信機を購入して下さい。
設置
IMES 送信機を地物等に設置された状態です。設置状態においては、IMES 送信
機から信号が送信されている状態(運用)と、故障等によって信号が送信されて
いない状態(非運用)の2つの形態があります。
変更
(送信機の移動は伴わな
い)
既設の IMES 送信機から送信するメッセージの内容(位置情報)、送受信電力等
の変更を行います。
移設する(IMES 送信機のアンテナを 1m 以上動かす)場合は、保管申請及び設
置申請により実施します。
保管
既設の IMES 送信機を取り外し、今後新たな場所に設置するまでの間適切に保
管します。
廃棄
利用済みの IMES 送信機を廃棄処分します。
4
4
IMES 送信機の適正利用のための仕組み
IMES 送信機を適正利用するためには、GNSS 信号への有害な干渉、誤った位置情報送信
などの不正利用を防止するとともに、IMES 送信機に割り当てられる PRN 番号の重複を防ぐた
めの仕組みが必要であり、以下の2つのアプローチによって、適正利用を促進します。本書は、
各アプローチの実施要領についてまとめたものです。
(a) IMES 送信機型式認定
(b) PRN コード管理
なお、IMES 送信機については、ディアクティベーション機能(送信機を取り外した場合に所
定のアクティベーション操作を行わないと IMES 信号を再送信できなくなる機能)の有無、アク
ティベーション機能(設置時に運用管理者から配布されるアクティベーションコードを用いなけ
れば IMES 信号を送信できない機能)の有無によって、求められる管理レベルがことなります。
以下に3つの種別の概要と、求められる管理方法をまとめた表を示します。
①
A型送信機
ディアクティベーションおよびアクティベーション機能を有している送信機。
製品形状、製造販売、送信機取り付け場所等に制限がないため、様々な用途・ニーズ
に幅広く利用が可能であり、かつ送信機管理業務も軽減します。
②
B型送信機
ディアクティベーション機能は無く、アクティベーション機能のみ有している送信機。
製造販売は自由に行うことが可能ですが、製品形状、取り付け場所等には制限があり、
以下に示す C 型送信機と同様、確実な送信機管理が求められます。
③
C型送信機
ディアクティベーション機能およびアクティベーション機能が無い送信機。
IMES 製品管理者から指定を受けた製造事業者のみ製造販売が可能であり、また設
置にあたっては最も厳しい制限を受ける、IMES 普及までの過渡的な送信機です。
5
表 4-1
A型送信機
B型送信機
C型送信機
アクティベーション機能
○
○
×
デアクティベーション機能
○
×
×
天井裏
○
○
天井
○
壁
○
△
(手が届かない場所、または容易に取
り外せない方法で設置)
照明器具内蔵タイプ
○
×
壁コンセント取付タイプ
○
×
所在確認
不要
1回以上/6ヵ月
型式認定
必要
必要
必要
メーカ指定
なし
なし
あり
出荷制限
なし
なし
取り付け計画策定
後のみ出荷可
廃棄証明
不要
必要
必要
取り付け
可能場所
及び形態
形状
5
送信機種別による管理レベル表
IMES 送信機管理の全体の仕組み
IMES 送信機管理において関係するアクターは大別すると、IMES 送信機の型式認定を
実施する「IMES 製品管理者」、IMES 送信機の PRN コード管理を実施する「IMES 運用管
理者」、IMES 送信機の設置に伴い送信機の利用申請、および送信機の設置と運用・維
持・管理を行う「運用者」、IMES 送信機を製造、販売する「製造販売者」から成ります。
 「製造販売者」は、IMES 送信機を製造や販売する事業者です。IMES 送信機を製造し、
製造責任を有する事業者を「製造事業者」、IMES 送信機を販売する事業者を「販売
事業者」と定義します。

製造を外部に委託し IMES 送信機の販売を行う事業者は「販売事業者」、
IMES 送信機の設計を自社で行うが生産を外部委託する事業者は「製造事業
者」と定義します。
 「製造事業者」は、「IMES 製品管理者」より IMES 送信機型式認定を受けてください。

IMES 送信機は、購入者が購入後、そのまま信号が送信できる状態で出荷す
ることは原則として認められません。
 「運用者」は IMES 送信機の設置計画を立案し、「販売事業者」から型式認定された
IMES 送信機を購入し、IMES 運用管理者への仮申請を経て、所望の場所に設置、サ
ービスの提供を行います。
 「運用者」は、申請手続き、設置・移設・廃棄作業、保守管理等を含む運用業務を「運
6
用代行者」に委託することができます。ただし IMES 送信機を適切に管理する責任は
「運用者」が有します。

「運用者」は「IMES 運用管理者」への諸手続きにおいて、手続担当者を指定するこ
とができます。また「IMES 運用管理者」は指定された手続担当者を窓口として、連
絡等を行います。

手続担当者は「運用者」または「運用代行者」に所属する者である必要があり
ます。
 送信機の型式認定を担当する「IMES 製品管理者」、及び、PRN コード使用許可を与
え、送信機データベース維持管理を行う「IMES 運用管理者」は、本実施要領に従っ
て、IMES 送信機の適正利用を促進します。
各アクターがそれぞれの責任と連携を適切に果たすことで IMES 送信機管理が成立し
ます。
IMES 送信機管理の実施にあたっては、IMES の利用・設置等のガイドラインを作成する「IMES コン
ソーシアム」※1 と綿密に連携、協調を図りつつ、推進していきます。図 5-1 に IMES 送信機管理
の全体の仕組みを示します。
※1:IMES コンソーシアムとは、IMES の普及・発展のための広報活動、仕様の標準化に係る提言、
利用・設置等のガイドライン作成、国際化のための取組等を目的に設置された組織です。
7
図 5-1
IMES 管理の全体の仕組み
8
5.1
アクター等の資格
IMES 送信機管理に関わる全ての関係者は、IMES 送信機管理の目的、必要性を十分
理解していることが前提となります。
その上で、それぞれの資格を有している必要があります。
(a) 運用者の資格
運用者は原則として法人格を有している必要があります。
(b) 製造販売者の資格
製造販売者は法人格を有し、競争参加資格(全省庁統一)を有している必要がありま
す。
なお、C型送信機を製造・開発、販売するためには、IMES 製品管理者から製造事業者、
または販売事業者として指定を受ける必要があります。指定条件については 6.2 項(a)を
A
参照下さい。
5.2
アクターの責任
(a) IMES 製品管理者の責任
① 製造事業者から申請された IMES 送信機の型式認定を行います。また、C 型送信機に
ついては、販売可能な販売事業者を指定します。指定条件については 6.2 項(a)を参照
下さい。
② IMES 製品管理者は、型式認定された IMES 送信機の情報を公開します。
③ 型式認定の申請時に製造事業者から提示された送信機の設計書/図面は、IMES 製
品管理者の諸規程等に基づき、適切に管理します。
(b) IMES 運用管理者の責任
① IMES 送信機の設置申請は、現場への設置前に行う仮申請と、現場での設置調整完
了後の本申請の2段階で行われます。仮申請された PRN 番号と、データベースに登
録済みの既設送信機の PRN 番号の重複が無いことを確認し、重複がある場合は、既
設の IMES 送信機情報(設置座標、PRN 番号、送信電力)を運用者が IMES 送信機の
PRN 番号配置を再検討できる範囲でのみ開示します。
② 全 IMES 送信機の設置状況(場所、状態等)を申請情報に基づき、データベースの維
持・管理、運用者への通知を行います。
③ 実態の伴わない申請への対策として、必要に応じて運用者に送信機の所在確認結果
の報告を要請し、これに応じない運用者に対しては申請内容の取り消しなどの適切な
指導、処置を実施します。
④ IMES 送信機の設置申請時に、運用者の希望に応じて、国土地理院殿場所情報コード
9
B
の発行申請を行い、双方のデータベースを連携させます。なお、運用者が位置情報点
(場所情報コード)への登録を希望しない場合は、連携は行いません。
⑤ 運用者から提示された IMES 送信機の利用に必要な申請情報は、IMES 運用管理者の
諸規程等に基づき、適切に管理します。
(c) 運用者の責任
① IMES 送信機の設置等にあたっては、「地上補完システム(IMES)送信機利用約款」の
内容に同意した上で申請し、その契約内容を遵守しなければなりません。契約内容に
違反した運用者は、それ以降、IMES 送信機の利用および申請(当該送信機以外の申
請も含む)は原則認められません。
② IMES 送信機管理は、IMES 送信機の設置から廃棄までの全ライフサイクルを対象とし
ており、運用者は IMES 送信機を適切に維持するとともに、当該運用者が管理する
IMES 送信機から送信する電波・信号により生じた一切の損害等についての責任を有
します。また、運用者は IMES 送信機の設置利用に伴う関係者の行為とそれによって
引き起こされた損害等についての責任も有します。
③ IMES 送信機の利用にあたり運用者は、IMES 送信機又は IMES 送信機の設置場所の
所有者その他の権利者が運用者以外の者である場合は、事前に当該権利者と十分
に調整し、設置等に係る承諾を得るなど、必要な措置を講じて下さい。
④ 設置する IMES 送信機は、IMES 送信機型式認定を受けたものを必ず使用して下さい。
認定外の送信機の使用はできません。
⑤ PRN 番号は申請を行った運用者に限定して利用を許可されるものであるため、IMES
運用管理者から受領したアクティベーションコードは、他者に譲渡及び公開しないで下
さい。
⑥ 設置にあたり運用者は、隣接する新規送信機間において PRN 番号が重複しないこと
を予め確認してから、申請して下さい。IMES 運用管理者による既設送信機との PRN
番号重複結果の通知を受けた場合は、新規設置送信機の PRN 番号配置を見直し、
PRN 番号の重複が無いよう申請してください。
⑦ IMES 送信機の状態が遷移(設置、変更、保管、廃棄)した場合、IMES 運用管理者へ
速やか(3 日以内)に申請して下さい。
⑧ 運用者は6ヶ月に1回以上、IMES 送信機が設置地点において所定の PRN コード、位
置情報を送信していることを確認(保管状態の場合は、保管場所での現物確認を実施)
し、所在確認としてその結果を記録してください。また、IMES 運用管理者から要求があ
った場合は、記録した所在確認結果を IMES 運用管理者に報告(別紙-6 参照)して下
さい。(なお、A 型送信機には、本所在確認の要求はありません。)
⑨ IMES 送信機が盗難被害等に遭って紛失した場合は、発見後 IMES 運用管理者に直ち
に報告(別紙-7 参照)して下さい。IMES 運用管理者は運用者に対し盗難被害証明書
の提出を求める場合もあります。
10
A
⑩ IMES 送信機の設置、変更作業にあたっては、別途 IMES コンソーシアムが定める
IMES 送信機設置ガイドライン(文書名 TBD)に従うようお願いします。
⑪ 既申請の運用者に変更が生じる場合、速やかに変更書類(別紙-4 参照のこと)を
IMES 運用管理者に提出して下さい。引継ぎ先の運用者が新たに、IMES 送信機利用
申請を IMES 運用管理者に提出のうえ、仮登録が完了するまでは、引継ぎ前の運用者
の責任範囲となります。
⑫ 既申請の手続担当者、運用代行者に変更が生じた場合、速やかに変更書類(別紙-5
参照のこと)を IMES 運用管理者に提出して下さい。
(d) 製造販売者の責任
① 製造・販売する IMES 送信機は IMES 製品管理者が実施する型式認定を受けて下さい。
認定を受けた IMES 送信機のみを販売して下さい。
② IMES 送信機にシリアル番号を付与し、製造、出荷の記録を行って下さい。また、本記
録の提示を IMES 運用管理者から求められた場合は、速やかに(3 日以内に)提示して
下さい。また、出荷の際、IMES 送信機の利用にあたっては、GNSS 利用に対するジャ
マーの脅威、IMES 管理が GNSS の安全な利用にとって不可欠であることを IMES 運用
者に対して周知、徹底して下さい。
③ C型送信機を販売する製造事業者および販売事業者は、事前に IMES 製品管理者の
指定を受けて下さい。適切な管理を怠った場合、C型送信機を製造できる製造事業者
としての指定、または販売できる販売事業者としての指定を取り消される場合がありま
す。
④ C型送信機は設置計画のある運用者のみに販売して下さい。
⑤ C型送信機については、運用者に渡るまでは製造事業者または販売事業者が当該送
信機から送信される電波・信号により生じた一切の損害等についての責任を有しま
す。
⑥ B型およびC型送信機は、設置状態によっては、不正利用や不正流出、盗難等の可
能性があります。IMES の普及・発展の妨げとなるような業者(上述の運用者の責任を
順守できないような事業者)には、卸、販売しないで下さい。
11
6
IMES 送信機型式認定
型式認定は、IMES 送信機(モジュールではなく、最終プロダクト)の不正利用や不正流出、
盗難防止等を目的とします。IMES 送信機の製造事業者は、以下に示す型式認定基準を満た
すよう IMES 送信機を設計・製造・管理し、型式毎に IMES 製品管理者から認定を受ける必要
があります。
IMES 製品管理者は、製造事業者からの申請内容を審査し、基準を満たすと判断した場合、
申請された送信機に認定番号を付与し、IMES 製品管理者のホームページ上で製造事業者及
び型式、認定番号を公開します。
IMES 送信機の製造事業者は認定された送信機に、付与された認定番号と、IMES 製品管
理者が別途指定する、認定済みを示す指標(マーク)を表示することができます。
B型およびC型送信機は、不正利用や不正流出、盗難防止のために、A型送信機に比
べてより厳しい制限を設けます。
認定者 : IMES 製品管理者(当面は JAXA が実施)
被認定者: IMES 送信機の製造事業者
認定対象: 型式(プロダクト)ごと(モジュールではなく、最終製品形態*)
*:例えば、LED 照明電球に IMES 送信モジュールを組み込んで販売する場合は、LED 照明電球として、盗
難防止、不正利用防止措置が取られているかどうか型式認証を受けてください。
6.1
IMES 送信機の型式認定基準
型式認定では、送信機の種別毎に以下の項目について確認します。製造事業者は認定
を受ける送信機の種別(A 型、B 型、C 型)を設定(自己申告)し、必要書類(申請書/諸元表/設
計書/図面/工程表/体制表)を IMES 製品管理者へ提出してください。
表 6-1
項目
送信電力上限
送信機種別判定
送信機型式認定における確認事項
確認方法
A型
B型
C型
第三者機関での測定結果(微弱無線設備の
性能証明書)を確認。性能証明は内蔵する
送信モジュール単位での取得が可能で、そ
の場合は、当該モジュールの性能証明書
と、申請された型式に当該モジュールが組
み込まれていることを図面で確認する。
製造事業者申請内容と、諸元表/設計書/図
面を確認
○
○
○
○
○
○
12
不正改造防止
盗難防止
生産管理
容易に分解・改造できない構造、設計となっ
ているかを設計書/図面で確認
(特殊ネジの採用、高周波部のシールド、専
用 IC 化、I/F の暗号化など)
取付けの際、容易に取り外せない構造とな
っているかを設計書/図面で確認
(取付け部の設計や、特殊ネジの採用、ネジ
へのアクセスのしにくさ等)
△※
○
○
-
○
○
製造・出荷管理が行われる工程があるこ
と、製造・出荷管理表を公開する手続き・体
制があることを工程表・体制表で確認
○
○
○
※ディアクティベーション機能を動作不能とする改造が行えないこと
6.1.1
・
アクティベーション、ディアクティベーションについて
アクティベーション対応の送信機は、工場出荷時もしくは、ディアクティベーション後は、
IMES 信号を送信できない状態とし、運用者のみが実施可能なアクティベーション操作
により、IMES 信号を送出できる設計としてください。
・
アクティベーションは、送信機もしくは、送信機を操作する端末にアクティベーションコ
ードを入力することで実施できる設計としてください。

アクティベーションコードに含まれる PRN 番号等の情報と、送信機側の設定が一
致した場合に、許可された PRN コードを送信できるようにしてください。具体的な
アルゴリズム(コードの生成方法等)は、申請を行う製造事業者に個別に情報提供
します。
・
ディアクティベーション対応の送信機は、設置・アクティベーション後に、設置場所から
取り外された場合に、IMES 信号を送信できない状態となるよう設計してください。(ヒュ
ーズ・回路の一部を切断もしくは破壊させ電波を送出できない状態となるように設計し
てもよい)
アクティベーション、ディアクティベーションに対応した送信機の運用を下図に示します。
13
6.1.2
不正改造防止に対する設計指針について
・ 送信機の設定を変更する際の通信手段にはセキュリティを設け、運用者以外の第 3 者
が、正規のツール以外を用いて設定を変更できないようにしてください。
・ 製造事業者が出荷検査等の目的で、アクティベーション操作を行わずに IMES 信号を出
力する場合は、専用の動作モード(テストモード)を設け、その動作モードに入るためには、
専用の治具を用いるように設計してください。
6.1.3
盗難防止に対する設計指針について
・ 取付け部は、送信機を設置する施設の壁、柱等に設置できるような設計とし、また容易
に破壊できない構造、材質とするように設計してください。
・ 取付けには特殊ネジを用いる、ネジが外部に露出しない等、容易に外せない工夫を施
してください。
6.2
B型およびC型送信機の取扱い制限
B型およびC型送信機の取扱いにあたっては、A型送信機の取扱いに加え以下の制限
が有ります。また、C型送信機については、IMES 普及までの過渡的な送信機として位置
付けられています。
IMES 製品管理者が用意する資料を基に、IMES 送信機の取扱い制限や不正利用に対
するリスク等を十分理解した上で申請、取扱いを行って下さい。
14
(a) 製造販売者の指定
IMES 製品管理者はC型送信機の製造・販売を認める製造販売者を登録制とし、ジ
ャマーとして IMES 送信機が不正利用されるリスクを抑えることとします。指定された製
造事業者以外が製造したC型送信機の型式認定は認められません。指定条件は下記
の通りとします。
1)製造事項の了承遵守
C型送信機を製造、販売する製造販売者は、6.2 項に示す取扱い制限を十分に
理解、了承し、遵守すること。
2)IMES 送信機の製造実績
本実施要領が制定される以前に IMES 送信機(アクティベーション・盗難防止措
置非対応)を既に製造し、販売可能な状況にあり、それを証明できること。
3)IMES コンソーシアムの推薦
C型送信機を製造、販売する製造販売者として、IMES の普及・発展のための活
動を実施している IMES コンソーシアムからの推薦状を有していること。
(b) 販売先
販売事業者は、設置計画のある(IMES 送信機利用申請仮登録済み)運用者のみにC
型送信機の販売が可能となります。
(c) 設置基準
運用者はB型およびC型送信機を人の手の届く場所や目視可能な場所には設置でき
ません。
人の手が届くか、目視可能な場所に設置する場合は、盗難やいたずら防止策を講じる
必要があります。簡単には取り外せない設置方法・施工を採用してください。
当要求を満たす設置場所や、設置方法の具体例は、IMES コンソーシアムが作成予定
の IMES 送信機設置ガイドライン(文書名 TBD)に記載される予定です。
(d) 管理責任
C型送信機が運用者に渡るまでは、製造事業者または販売事業者が管理責任を有し
ます。また、運用者が受け取ってから廃棄処分するまでは、全ての IMES 送信機にお
いて、運用者が管理責任を有します。
(e) 所在確認
B型およびC型 IMES 送信機を利用する運用者は、その送信機を廃棄するまでの間、6
ヵ月に 1 回以上は所在確認とその結果の記録を行って下さい。記録方法は、清掃業者
15
等の定期的に施設を巡回する従業員が IMES 信号を記録する方法、IMES 信号を受信
した利用者からの位置情報問い合わせのサーバログで代用する方法、個別に IMES
信号を記録する方法を想定しており、必ずしも、現物を目視できなくても、設置場所に
おいて受信機で正しい PRN コード、送信位置情報が受信できたことを確認してくださ
い。
また、IMES 運用管理者が所在確認結果記録の提示を求める場合があります。少なく
とも最新の確認結果をログとして、確認した日時とともに残すようにしてください。
16
7
PRN コード管理
本章では、PRN コード管理の流れを申請種別 IMES 送信機の状態(設置、変更、保管、廃
棄)ごとに示します。
IMES 送信機利用申請は、建物等に IMES 送信機を一定期間常設し、継続的に利用しユー
ザにサービスを提供し続ける常設と、デモンストレーションや展示会、実験、研究・教育目的
利用など、限られた空間において一時的に利用する一時設置に分かれます。
運用者は、IMES 送信機の設置条件(常設、一時設置)に応じて、IMES 運用管理者に申
B
請します。
一時設置は、IMES の研究や普及・利用推進を目的とした展示・デモ等を想定していま
す。運用者が以下の前提条件を承諾し、運用者の管理・責任の下、一時利用申請された
空間(エリア)内においては、IMES 送信機の移動、送信電力、PRN 番号の変更にあたって
の申請を省略することができます。
なお、デモンストレーションルーム等において、一定期間、IMES 送信機を設置、利用す
る場合は、「常設」として申請して下さい。
【一時設置の申請を行う前提条件】
・常設の IMES 送信機及び GNSS サービスに対し有害干渉等の悪影響を与えない為に、
以下いずれかの条件を満たすこと。
-他運用者の常設 IMES 送信機からの隔離距離が 100m 以上ある屋内であること。
B
-電波暗室・暗箱等シールドされた環境であること。
-運用者の責任において現場での測定結果を考慮した間隔にて与干渉を防ぐこと。
・近隣において他の常設申請が行われた場合は、常設申請が優先されます。
・一時設置での利用は、その都度、申請が必要です。利用期間は最大で1年間です。た
だし、研究・教育目的に限っては、運用者が新たに一時設置利用申請を行い、IMES
運用管理者が設置を承認した場合には、1度に限り再度、最大1年間の一時設置利
用が可能です。
・運用者の管理・責任の下、以下全ての条件を満たす場合においては、都度の申請お
よび PRN 番号の申請を省略することが可能です。利用期間は最大1年間ですが、運
用者が新たに一時設置申請を行い、IMES 運用管理者が承認した場合は、1年間の延
長利用が可能です。
-セキュリティが担保されたエリア内でのみ IMES 送信機を利用すること。
-IMES 送信機を利用しない場合は、施錠の掛かる棚に保管する等、盗難防止に
努めること。
17
B
-IMES 送信機をセキュリティエリア外に持ち出す場合は、常に運用者自身が肌身
離さず携行し、盗難防止に努めること。
18
B
7.1
設置
7.1.1
常設
IMES 送信機を設置(常設)する際のフローを図 7.1-1 に示します。
図 7.1-1 設置(常設)の際のフロー
(a) 配置検討
運用者は、IMES 送信機の配置、設置位置、台数を検討し、型式認定を受けた IMES
送信機を調達、購入します。
運用者は、手続担当者を指名することが出来ます。IMES 運用管理者は、基本的に手
続担当者を窓口として、手続き作業を進めます。
(b) 仮申請
運用者は、IMES 送信機表に IMES 送信機のシリアル番号、設置位置、PRN 番号等、
必要事項を記入し、「地上補完システム(IMES)送信機利用約款」に同意の上、IMES 運
用管理者に仮登録を申請します。
申請にあたっては、運用者は Web 版 IMES 送信機管理システムを利用し、IMES 送信
機表から作成した仮申請データの登録を行います((f)本申請も同様)。
運用者は仮申請後、A型およびB型送信機に対して、IMES 送信機機器情報や PRN
番号に基づくアクティベーションコードを Web 版 IMES 送信機管理システムからダウンロ
ードできます。
19
B
なお、初回申請時においては、運用者の会社確認書類(登記簿、納税証明書、決算
書等)や、手続担当者の本人確認書類(運転免許書、日本国パスポート、または健康保
険証+住所確認書類)及び社員証明書の提出を求めることがあります。
(c) 受付・確認(仮申請)
IMES 運用管理者は、運用者からの仮申請を受付け、申請内容に不備、近接エリアに
PRN 番号の重複する既設送信機がないことを確認するとともに、申請情報が IS-QZSS
に記載されている最大ユーザ受信電力値の規定が守られていることを確認します。
なお、過去に「地上補完システム(IMES)送信機利用約款」の契約内容に違反した運
用者に対しては、以降、IMES 送信機の設置申請を原則受け付けません。
(d) 不適合等通知
(c)の確認において申請内容の不備、または、近接エリアの既設 IMES 送信機と PRN
番号の重複、最大ユーザ受信電力クライテリアの超過があった場合、IMES 運用管理者
は、その旨(PRN 番号の重複の場合は、既設の IMES 送信機情報(設置座標、PRN 番号、
送信電力))を運用者に通知(別紙-11 を参照のこと)します。運用者は、申請内容を変
更し不適合事項を無くしてから仮申請をやり直して下さい。
(e) 申請に基づき設置
運用者は申請情報に基づき IMES 送信機を設置し、IMES 運用管理者から受領したア
クティベーションコードを基に IMES 送信機のアクティベーションを実施する(A型およびB
型送信機に対して)とともに、設置環境に応じた送信電力の調整を行います。
(f) 本申請
運用者は設置、調整した送信電力及び受信電力等を IMES 運用管理者に本申請しま
す。
なお、仮申請後、3 ヶ月以内に本申請がなされない場合、仮申請は無効となります。
(g) 受付・確認(本申請)
IMES 運用管理者は、運用者からの本申請を受付け、申請内容に不備がないことを確
認します。
(h) 場所情報コード登録
IMES 運用管理者は、運用者からの申請情報等を基に、国土地理院殿の場所情報コ
ードサーバへの登録を行います。
なお、場所情報コードサーバへの登録は申請時に選択可能であり、登録を希望しな
い運用者は、希望しないを選択して下さい。
(i) 維持・管理
運用者は、常設の IMES 送信機については、定期的な所在確認または送信確認を行
い、その結果を記録します。IMES 運用管理者から要求があれば、記録した結果を別紙
-6 により IMES 運用管理者に報告します。
報告にあたっては、①IMES 送信機表から作成した申請データを IMES 運用管理者に
20
メール添付によって報告するとともに、②運用者の記名押印済みの申請用紙(別紙-6)
の原本に報告申請対象の IMES 送信機表を印刷添付の上、IMES 運用管理者へ郵送す
ることが必要です。
21
7.1.2
一時設置
IMES 送信機を設置(一時設置)する際のフローを図 7.1-2 に示します。
図 7.1-2 設置(一時設置)の際のフロー
(a) 配置検討
運用者は、IMES 送信機の設置場所(エリア)、台数を検討、常設されている IMES 送
信機や GPS サービスへの影響等を確認し、型式認定を受けた IMES 送信機を調達、購
入します。
(b) 申請
運用者は、エクセルファイルに IMES 送信機のシリアル番号、設置場所(エリア)、期間
等、必要事項を記入し、「地上補完システム(IMES)送信機利用約款」に同意の上、
IMES 運用管理者に一時設置を申請します。一時設置の利用期間は最大で1年間です。
申請にあたっては、運用者は Web 版 IMES 送信機管理システムを利用し、IMES 送信
機表から作成した一時設置申請データをの登録を行います。
運用者は一時設置申請後、A型およびB型送信機に対して、IMES 送信機機器情報や
PRN 番号に基づくアクティベーションコードを Web 版 IMES 送信機管理システムからダウ
ンロードできます。
(c) 受付・確認
IMES 運用管理者は、運用者からの申請を受付け、申請内容に不備がないことを確認
します。
(d) 不適合等通知
(c)の確認において以下のいずれかに該当する場合は、IMES 運用管理者は、不適
合である旨を理由とともに、運用者に通知(別紙-11 を参照のこと)します。

一時設置の設置条件に合っていない場合

申請内容に不備がある場合
22
B

既設の IMES 送信機との電波干渉などの影響が認められる場合

研究教育目的の利用で、同じ目的で 2 回の利用申請を経て、最大 2 年間の利用
が既に認められる場合
(e) 申請に基づき設置
運用者は申請情報に基づき設置環境に応じた送信電力の調整等を行い IMES 送信
機を設置します。
23
7.2
変更(常設のみ)
既設の IMES 送信機から送信するメッセージ内容、送信電力、電波の送信開始/停止
等、変更する際のフローを図 7.2-1 に示します。
図 7.2-1 変更の際のフロー
(a) 送信情報変更
運用者は、既設の IMES 送信機から送信する位置情報、送信電力、電波の送信開始
/停止電源 ON/OFF 等、変更を実施します。
このとき既設送信機の移動(IMES 送信機(アンテナ)を1m以上動かす)は伴いませ
ん。
なお、IMES 送信機(アンテナ)を 1m 以上動かす場合は、7.3 項の保管申請及び 7.1 項
の設置申請の同時申請により実施します。
(b) 申請
運用者は、別紙-5 に示す申請用紙及びエクセルファイルに変更前後情報等、必要事
項を記入の上、IMES 運用管理者に変更を申請します。
申請にあたっては、運用者は Web 版 IMES 送信機管理システムを利用し、IMES 送信
機表から作成した変更申請データの登録を行います。
(c) 受付・確認
IMES 運用管理者は、運用者からの申請を受付け、申請内容に不備がないことを確認
します。
送信電力が変更された場合、申請情報と PRN コード管理データベースに登録されて
いる既設の IMES 送信機との PRN 番号重複と、最大ユーザ受信電力値超過がないこと
を確認します。
24
B
(d) 不適合等通知
(c)の確認において不適合の場合、IMES 運用管理者は、その旨を運用者に通知(別
紙-11 を参照のこと)します。
(e) 維持・管理
運用者は、常設の IMES 送信機については、定期的な所在確認または送信確認を行
い、その結果を記録します。IMES 運用管理者から要求があれば、記録した結果を別紙
-6 により IMES 運用管理者に報告します。
25
7.3
保管
既設の IMES 送信機を取り外し、今後の設置に備え保管する際のフローを図 7.3-1 に示
す。
図 7.3-1 保管の際のフロー
(a) IMES 送信機保管
運用者は、既設の IMES 送信機を撤去し、適切に保管します。
なお、IMES 送信機(アンテナ)を 1m 以上動かす場合は、本項の保管申請及び 7.1 項
の設置申請の同時申請により実施します。
(b) 申請
運用者は、エクセルファイルに保管情報等、必要事項を記入の上、IMES 運用管理者
に保管を申請します。
申請にあたっては、運用者は Web 版 IMES 送信機管理システムを利用し、IMES 送信
機表から作成した保管申請データの登録を行います。
(c) 受付・確認
IMES 運用管理者は、運用者からの申請を受付け、申請内容に不備がないことを確認
します。
(d) 不適合等通知
(c)の確認において不適合の場合、IMES 運用管理者は、その旨を運用者に通知(別
紙-11 を参照のこと)します。
(e) 場所情報コード登録
常設、かつ、国土地理院殿の場所情報コードサーバに登録済みの IMES 送信機の保
管については、IMES 運用管理者は、場所情報コードサーバに廃止の登録を行います。
26
B
(f) 維持・管理
運用者は、保管している IMES 送信機について、定期的な所在確認を行い、その結果
を記録します。IMES 運用管理者から要求があれば、記録した結果を別紙-6 により IMES
運用管理者に報告します。
27
7.4
廃棄
IMES 送信機を廃棄する際のフローを図 7.4-1 に示します。
なお、B 型および C 型送信機の廃棄申請にあたっては、廃棄証明書が必要となります。
また、譲渡する場合は、譲渡証明が必要となります。
図 7.4-1 廃棄の際のフロー
(a) IMES 送信機廃棄
運用者は、不要となった IMES 送信機を廃棄します。
(b) 廃棄証明書取得(B 型および C 型送信機のみ)
運用者は、廃棄した IMES 送信機の情報(製造メーカ、型番、シリアル番号)が記述さ
れた廃棄証明書を取得します。
(c) 申請
運用者は、エクセルファイルに廃棄情報等、必要事項を記入の上、IMES 運用管理者
へ廃棄を申請します。
申請にあたっては、運用者は Web 版 IMES 送信機管理システムを利用し、IMES 送信
機表から作成した廃棄申請データの登録を行います。また、廃棄証明書を IMES 運用管
理者へ郵送することが必要です。
(d) 受付・確認
IMES 運用管理者は、運用者からの申請を受付け、申請内容に不備がないことを確認
します。
(e) 不適合等通知
(d)の確認において不適合の場合、IMES 運用管理者は、その旨を運用者に通知(別
28
B
紙-11 を参照のこと)します。
(f) 場所情報コード登録
常設、かつ、国土地理院殿の場所情報コードサーバに登録済みの IMES 送信機の廃
棄については、IMES 運用管理者は、場所情報コードサーバに廃止の登録を行います。
29
8
管理レコード(申請に必要な項目)
PRN コードの管理にあたり、申請に必要な項目を以下に示します。
運用者は、エクセルファイルおよび Web 版 IMES 送信機管理システムを用いて申請し、
B
これらの情報を基に IMES 運用管理者はデータベース等において適切に管理します。

送信機及び送信アンテナ情報(製造メーカ、型番、シリアル番号、チャネル番号)

送信機設置場所※1(建物名、住所、緯度、経度、標高、階数等)

GPS の受信電力情報※2

位置決定手法※3

PRN 番号

送信電力※4、受信電力※5

送信メッセージ情報※6(緯度、経度、標高、階数)

保管情報※7(機関名、住所、責任者、担当者、連絡先)

廃棄情報※8(機関名、住所、責任者、担当者、連絡先)

上記の他、「場所情報コード」の基本情報データベースの登録に必要な項目
※1: IMES 送信機本体とアンテナの設置場所が異なる場合は、アンテナの設置場所を記述
なお、アンテナの向きが下方でない場合は、向きを記述
※2:最短受信位置(=受信エリアの内、想定されうる最短距離の位置) の床から高さ 1.5m 点での
GPS 信号の受信電力が-158.5dBW 以上か否か、測定条件は以下の通り
A
※3:位置決定の手法を指定(例:建物四隅の位置出し+CAD 図面、(場所情報コードのガイドラ
インに準拠、その他 等)
※4:送信電力は、「送信出力」「ケーブルロス」「アンテナゲイン」を含めた送信出力(EIRP) を記
入
※5:受信電力は、最短受信位置(=受信エリアの内、想定されうる最短距離の位置) にて受信電
力を算出または測定した結果を記入
※6:IMES 送信機から送信するメッセージの内容を記入
※7:IMES 送信機を保管している機関の情報を記入
※8:IMES 送信機を廃棄した機関の情報を記入
30
A
8.1
設置(常設)
IMES 送信機の設置(常設)におけるデータ項目について、表 8.1-1 に示します。
IMESS 送信機の設置(常設)は、No.1 から 9 までの仮申請と IMES 運用管理者からの仮
登録、設置後に申請する本申請(No.13~16)に分かれます。
表 8.1-1 IMES 送信機の設置(常設)申請に必要な項目
No.
1
2
項目
申請区分
送信機情報
型番
シリアル番号
チャネル番号
説明
3
送信アンテナ情報
申請区分は「常設」
設置する IMES 送信機情報
IMES 送信機の型式番号
IMES 送信機のシリアル番号
IMES 送信機の送信チャネル番号
送信機が複数のチャネルを有する場合はチャネル
の番号を、複数のチャネルを有さない場合は 0 を指
定する
設置する送信アンテナ情報
4
製造メーカ
型番
シリアル番号
設置場所
送信アンテナの製造メーカ
送信アンテナの型式番号
送信機アンテナのシリアル番号
IMES 送信機(アンテナ)の設置場所
地物名
住所
緯度(度)
経度(度)
標高(m)
具体的環境
IMES 送信機(アンテナ)を設置する地物名称
IMES 送信機(アンテナ)を設置する住所・店名
IMES 送信機(アンテナ)を設置する位置情報(緯度)
IMES 送信機(アンテナ)を設置する位置情報(経度)
IMES 送信機(アンテナ)を設置する位置情報(標高)
(平均海面からの高さ)
IMES 送信機(アンテナ)を設置する階数、階層
IMES 送信機(アンテナ)を設置する環境「天井」、「側
壁」、「その他」から選択
具体的な設置環境
アンテナ向き
IMES 送信機(アンテナ)の向き
階数
環境
5
設置高(m)
位置決定方法
位置測定日
水平位置測定
精度
標高推定精度
コード情
報テー
ブルと
の対応
備考
送信ダイバシティを
想定
IMES 送信機とアン
テナが一体型の物
は、記入不要
IMES 送信機とアン
テナが一体型 でな
い場合は、アンテナ
の設置場所を記入
◎
◎
◎
◎
○
任意入力
◎
環境で「その他」を
選択した場合
送信アンテナの向
きが下方でない場
合
床面から IMES 送信機(アンテナ)までの高さ
位置の測定・計測日
◎
位置情報点の水平位置の測定精度(測定精度テー
ブルと連携:高精度、中精度、低精度、精度不明)
位置情報点の標高の測定精度(測定情報テーブル
と連携:高精度、低精度、精度不明)
◎
位置情報基盤整備
のためのガイドライ
ン参照
同上
○
同上、任意入力
31
6
7
希望 PRN 番号
送信電力(EIRP)
(dBW)
8
GPS 信号受信電
力
9
詳細情報の URL
10
11
仮登録年月日
管理番号
12
確定 PRN 番号
13
14
設置年月日
送信電力(dBW)
15
受信電力(dBW)
16
送信メッセージ内
容
緯度(度)
経度(度)
標高(m)
階数
17
正式登録年月日
18
管理番号
仮申請において運用者が希望する PRN 番号
IMES 送信機の送信電力
「送信出力」、「ケーブルロス」及び「アンテナゲイン」
を含めた送信電力(EIRP)を記入
GPS 信号の受信電力
最短受信位置で IMES 信号の電力(EIRP)が-150dBW
以上となる場合、床から 1.5m 点において、GPS 信号
の受信電力が-158.5dBW より大きいか否かを測定
IMES 送信機の詳細情報保存のサーバ URL
1~9 までの事前申請を受けて、仮登録を行った日付
1~9 までの事前申請を受けて、仮登録を行った管理
番号
1~9 までの事前申請を受けて、確定した PRN 番号
IMES 送信機を設置した日付
設置した IMES 送信機の送信電力
「送信出力」、「ケーブルロス」及び「アンテナゲイン」
を含めた送信電力(EIRP)を記入
設置計画時に算出または IMES 送信機設置後に測
定した受信電力
最短受信位置にて算出または測定した結果を記入
設置した IMES 送信機から送信しているメッセージの
内容
IMES 送信機から送信する位置情報(緯度)
IMES 送信機から送信する位置情報(経度)
IMES 送信機から送信する位置情報(標高)
(平均海面からの高さ)
IMES 送信機から送信する階数
13~16 までの本申請を受けて、正式登録を行った日
付
13~16 までの本申請を受けて、正式登録を行った管
理番号
32
測定機材の制約な
し
◎
A
位置情報基盤整備
のためのガイドライ
ン参照
IMES 運用管理者
IMES 運用管理者
IMES 運用管理者
A
任意入力
IMES 運用管理者
IMES 運用管理者
8.2
設置(一時設置)
IMES 送信機の設置(一時設置)におけるデータ項目について、表 8.2-1 に示します。
表 8.2-1 IMES 送信機の設置(一時設置)申請に必要な項目
No.
項目
説明
1
2
3
申請区分
送信機情報
型番
シリアル番号
チャネル番号
送信アンテナ情報
申請区分は「一時設置」
一時設置する IMES 送信機情報
IMES 送信機の型式番号
IMES 送信機のシリアル番号
IMES 送信機の送信チャネル番号
一時設置する送信アンテナ情報
4
製造メーカ
型番
シリアル番号
設置場所
送信アンテナの製造メーカ
送信アンテナの型式番号
送信機アンテナのシリアル番号
IMES 送信機(アンテナ)の設置場所
地物名
住所
一時設置期間
一時設置年
月日
撤収年月日
IMES 送信機(アンテナ)を設置する地物名称
IMES 送信機(アンテナ)を設置する住所・建屋名称
IMES 送信機を一時設置する期間
IMES 送信機の一時設置を開始する日付
仮登録年月日
管理番号
1~5 までの申請を受けて、登録を行った日付
1~5 までの申請を受けて、登録を行った管理番号
5
6
7
コード情
報テー
ブ ル と
の対応
備考
IMES 送信機とアン
テナが一体型の物
は、記入不要
IMES 送信機とアン
テナが一体型 でな
い場合は、アンテナ
の設置場所を記入
IMES 送信機を撤収する日付
33
IMES 運用管理者
IMES 運用管理者
8.3
変更(常設のみ)
IMES 送信機の変更(常設のみ)におけるデータ項目について、表 8.3-1 に示します。
変更前情報は、変更前の最新申請情報の内容を記入して下さい。
変更後情報は、当該の既設送信機から送信している変更後の内容を記入して下さい。
なお、変更の無い項目については、「-」を記入して下さい。
表 8.3-1 IMES 送信機の変更(常設のみ)申請に必要な項目
No.
1
2
3
4
5
項目
申請区分
送信機情報
型番
シリアル番号
チャネル番号
送信アンテナ情報
申請区分は「変更」
変更する IMES 送信機情報
IMES 送信機の型式番号
IMES 送信機のシリアル番号
IMES 送信機の送信チャネル番号
変更する送信アンテナ情報
製造メーカ
型番
シリアル番号
PRN 番号
変更前情報
送 信 電 力
(dBW)
送信アンテナの製造メーカ
送信アンテナの型式番号
送信機アンテナのシリアル番号
IMES 送信機から送信している PRN 番号
IMES 送信機の変更前情報
変更前の IMES 送信機の送信電力
「送信出力」、「ケーブルロス」及び「アンテナゲイン」
を含めた送信電力(EIRP)を記述
変更前の受信電力
最短受信位置にて算出または測定した結果を記入
IMES 送信機から送信していた変更前のメッセージ内
容
IMES 送信機から送信していた変更前の位置情報
(緯度)
IMES 送信機から送信していた変更前の位置情報
(経度)
IMES 送信機から送信していた変更前の位置情報
(標高)
(平均海面からの高さ)
IMES 送信機から送信していた変更前の階数
IMES 送信機の変更後情報
IMES 送信機の情報を変更した日付
変更後の IMES 送信機の送信電力
「送信出力」、「ケーブルロス」及び「アンテナゲイン」
を含めた送信電力(EIRP)を記入
変更後の受信電力
最短受信位置にて算出または測定した結果を記入
IMES 送信機から送信している変更後のメッセージ内
容
IMES 送信機から送信している変更後の位置情報
(緯度)
受 信 電 力
(dBW)
送信メッセージ
内容
緯度(度)
経度(度)
標高(m)
6
説明
階数
変更後情報
変更年月日
送 信 電 力
(dBW)
受 信 電 力
(dBW)
送信メッセージ
内容
緯度(度)
34
コード情
報テー
ブルと
の対応
備考
IMES 送信機とアン
テナが一体型の物
は、記入不要
A
A
経度(度)
標高(m)
階数
7
8
登録年月日
管理番号
IMES 送信機から送信している変更後の位置情報
(経度)
IMES 送信機から送信している変更後の位置情報
(標高)
(平均海面からの高さ)
IMES 送信機から送信している変更後の階数
1~6 までの申請を受けて、正式登録を行った日付
1~6 までの申請を受けて、正式登録を行った管理番
号
35
IMES 運用管理者
IMES 運用管理者
8.4
保管
IMES 送信機の保管におけるデータ項目について、表 8.4-1 に示します。
表 8.4-1
No.
1
2
3
4
5
6
7
項目
IMES 送信機の保管申請に必要な項目
説明
申請区分
送信機情報
型番
シリアル番号
チャネル番号
送信アンテナ情報
申請区分は「保管」
保管する IMES 送信機情報
IMES 送信機の型式番号
IMES 送信機のシリアル番号
IMES 送信機の送信チャネル番号
保管する送信アンテナ情報
製造メーカ
型番
シリアル番号
PRN 番号
保管情報
保管年月日
機関名
住所
保管場所
保管状況
責任者
責任者連絡先
担当者
担当者連絡先
送信アンテナの製造メーカ
送信アンテナの型式番号
送信機アンテナのシリアル番号
IMES 送信機から送信していた PRN 番号
IMES 送信機(アンテナ)の保管情報
IMES 送信機(アンテナ)を保管した日付
IMES 送信機(アンテナ)を保管している機関名
IMES 送信機(アンテナ)を保管機関の住所
IMES 送信機(アンテナ)を保管している場所
IMES 送信機(アンテナ)の保管状態
IMES 送信機(アンテナ)の保管責任者
IMES 送信機(アンテナ)保管責任者の連絡先
IMES 送信機(アンテナ)の保管担当者
IMES 送信機(アンテナ)保管担当者の連絡先
正式登録年月日
管理番号
1~5 までの申請を受けて、正式登録を行った日付
1~5 までの本申請を受けて、正式登録を行った管理
番号
36
コード情
報テー
ブルと
の対応
備考
IMES 送信機とアン
テナが一体型の物
は、記入不要
電話番号、e-mail
電話番号、e-mail
IMES 運用管理者
IMES 運用管理者
8.5
廃棄
IMES 送信機の廃棄におけるデータ項目について、表 8.5-1 に示します。
表 8.5-1
No.
1
2
3
4
5
6
7
項目
IMES 送信機の廃棄申請に必要な項目
説明
申請区分
送信機情報
型番
シリアル番号
チャネル番号
送信アンテナ情報
申請区分は「廃棄」
廃棄する IMES 送信機情報
IMES 送信機の型式番号
IMES 送信機のシリアル番号
IMES 送信機の送信チャネル番号
廃棄する送信アンテナ情報
製造メーカ
型番
シリアル番号
PRN 番号
廃棄情報
廃棄年月日
機関名
住所
責任者
責任者連絡先
担当者
担当者連絡先
送信アンテナの製造メーカ
送信アンテナの型式番号
送信機アンテナのシリアル番号
IMES 送信機から送信していた PRN 番号
IMES 送信機(アンテナ)の廃棄情報
IMES 送信機(アンテナ)を廃棄した日付
IMES 送信機(アンテナ)を廃棄した機関名
IMES 送信機(アンテナ)を廃棄機関の住所
IMES 送信機(アンテナ)の廃棄責任者
IMES 送信機(アンテナ)廃棄責任者の連絡先
IMES 送信機(アンテナ)の廃棄担当者
IMES 送信機(アンテナ)廃棄担当者の連絡先
正式登録年月日
管理番号
1~5 までの申請を受けて、正式登録を行った日付
1~5 までの本申請を受けて、正式登録を行った管理
番号
37
コード情
報テー
ブルと
の対応
備考
IMES 送信機とアン
テナが一体型の物
は、記入不要
廃棄証明書を添付
電話番号、e-mail
電話番号、e-mail
IMES 運用管理者
IMES 運用管理者
9
9.1
運用
スケジュール
IMES 送信機管理は、平成 25 年 6 月より試行運用を開始しました。
B
当初より、既に IMES 送信機を設置し、サービスを提供している機関、また、実証実験等
を実施している機関に対しては、IMES 運用管理者は本実施要領に基づき、新たに申請す
るように IMES コンソーシアム等を通じて呼びかけ、徹底を図って参りました。また既に設
置されている送信機の型式認定申請については、IMES 製品管理者から個別に製造事業
者へ連絡をして参りました。
また、平成 28 年 7 月からは各種申請における Web 版 IMES 送信機管理システムの利
用を開始します。平成 28 年度に、IMES 運用管理者は JAXA から他機関へ引き継がれる
予定です。
9.2
申請先
IMES が普及するまでの過渡期においては、JAXA に窓口を設置し、IMES 送信機管理を
行います。
運用者は、IMES 送信機の常設設置、一時設置、常設変更、保管破棄について、Web 版
IMES 送信機管理システムを利用して申請してください。
運用者/製造事業者は、運用者変更申請、型式認定申請、所在確認結果通知、紛失報
告について、申請書類に必要事項を記入のうえ、以下に示す窓口に e-mail にて申請を行
ってください。申請書は公印を押印し、必ず原紙を郵送してください。また型式認定申請に
おいて、図面等の提出書類が e-mail で送付できない場合は郵送にて送付ください。
なお申請書類等は、以下の URL からダウンロード可能です。
【窓口】
◇宛 先:独立行政法人 宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門 衛星測位システム技術ユニット
◇住 所:茨城県つくば市千現 2-1-1
◇e-mail:[email protected]
型式認定申請の場合は、e-mail 件名に【型式認定申請】と記述してください
【申請書類等】
◇URL:http://qz-vision.jaxa.jp/USE/is-qzss/
【Web 版 IMES 送信機管理システム】
◇URL:https://imes.tksc.jaxa.jp/r320.imes/
38
B
9.3
今後の方向性
試行運用の結果を踏まえながら、適宜申請手順および管理方法の効率化を目指しま
す。
また、継続的な PRN コードおよび IMES 送信機の管理が行えるよう関係各省との調整を
進めるとともに、上記管理の移管について検討します。
39
A
10 場所情報コードと PRN コード管理 DB との連携
国土地理院殿は、「場所」を識別するために、場所に対して一意に与えるコードとして、
経緯度 0.1 秒位(約 3m)と高さ(階層)をコード番号で発行する「場所情報コード」の導入を
推進しています。
「場所情報コード」の利用により、屋内外を問わず共通のコードに基づいた位置情報の
提供が可能になり、物流、観光、防災など様々な分野で新しいサービスが創出され、利便
性向上が期待されています。IMES 送信機も1つの「場所情報コード」として、IMES 運用管
理者が運用者からの申請情報を基に、発行申請を行い、国土地理院が管理する場所情
報コードデータベースとの連携を図ります。
運用者は IMES 運用管理者に対して「IMES 送信機利用申請」のみを行うことで、ワンス
トップで「場所情報コード」の発行申請が完了します。
なお、場所情報コードサーバへの登録の可否は、運用者が申請の際に選択できます。
11 免責事項
運用者による IMES 送信機の利用に関して運用者又は第三者が被った一切の損害に
ついて、また、IMES 送信機の利用に関し第三者との間で紛争等が生じた場合について、
運用者は自らの責任と費用で処理、解決するものとし、IMES 運用管理者は一切の責任を
負いません。
40
別紙-1
平成
年
月
日
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
B
衛星測位システム技術ユニット長 殿
IMES 送信機利用申請書(常設用)
別添の IMES 送信機表に示すとおり、(N 台)の IMES 送信機利用(常設)について申請します。
なお、申請にあたっては、以下に記されている前提条件を満たし、「地上補完システム(IMES)
送信機利用約款」に同意のうえ、その契約内容を遵守します。
運用者(機関名):
住所:
※代表者職・氏名:
公印
【前提条件】
・IMES 送信機又は IMES 送信機の設置場所の所有者その他の権利者が運用者以外の者である
場合、IMES 送信機の設置及び利用にあたり、当該権利者から予め承諾を得ていること。
※契約権限を有する代表者
管理番号
管理番号は JAXA が付与
別紙-2
平成
年
月
日
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
衛星測位システム技術ユニット長 殿
B
IMES 送信機利用申請書(一時設置用)
別添の IMES 送信機表に示すとおり、(N 台)の IMES 送信機利用(一時設置)について申請しま
す。
なお、申請にあたっては、以下に記されている前提条件を承諾し、「地上補完システム(IMES)
送信機利用約款」に同意のうえ、その契約内容を遵守します。
運用者(機関名):
住所:
※代表者職・氏名:
公印
【前提条件】
・常設の IMES 送信機及び GNSS サービスに対し有害干渉等の悪影響を与えないこと。
・近隣において他の常設申請が行われた場合は、常設申請が優先される。
・一時設置での利用は、その都度、申請するものとし、利用期間は最大で1年間とする。ただし、
研究・教育目的に限っては、新たに一時設置申請を行い、IMES 運用管理者が設置を承認した場
合には、1度に限り再度、最大1年間の延長を可能とする(合計で最長 2 年)。
※契約権限を有する代表者
管理番号
管理番号は JAXA が付与
別紙-3
平成
年
月
日
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
B
衛星測位システム技術ユニット長 殿
IMES 送信機利用申請書(保管、廃棄用)(常設、一時設置共通)
別添の IMES 送信機表に示すとおり、(N 台)の IMES 送信機利用(保管、廃棄)について申請し
ます。
なお、IMES 送信機の保管/廃棄にあたっては、以下の事項に同意のうえ、適切に措置致しま
す。
運用者(機関名):
住所:
※代表者職・氏名:
公印
【同意事項】
[ (運用者名)
]
(以下、「運用者」という。)は、IMES 送信機の保管、廃棄にあたっては、
以下の事項を十分に理解及び認識しており、本同意事項を含む保管又は廃棄申請が IMES 運用
管理者によって受理された後も引き続き IMES 送信機を適切に管理するとともに、IMES 送信機の
不正利用等の防止策を講じる措置をとることを約束します。
1)運用者は、IMES 送信機は使用を誤れば近接する GNSS 受信機へのジャマーとなる他、誤った
位置情報を送信することで、自分の位置を詐称したり、位置情報に基づく信頼性を損ねたりする
可能性があることを理解し、認識しています。
2)運用者は、IMES 送信機は使用を誤れば既設の IMES 送信機との間において PRN 番号の重複
が生じ、正しく位置情報が提供されなくなる可能性があることを理解し、認識しています。
3)運用者は、以下の行為を行わないことに同意します。
・IMES 運用管理者若しくは第三者の知的財産権、所有権、その他の権利を侵害する行為、又は
侵害するおそれのある行為。
・第三者のプライバシーを侵害する行為、又は侵害するおそれのある行為。
・IMES 運用管理者若しくは第三者を誹謗中傷し、名誉若しくは信用を毀損する行為、又はそのお
それのある行為。
・IMES 運用管理者又は第三者に不利益若しくは損害を与える行為、又は与えるおそれのある行
為。
・ジャミング行為又はその他の犯罪行為若しくは犯罪行為に結びつく行為、又はそのおそれのあ
る行為。
・その他、法令、公序良俗等に違反する行為、又はそのおそれのある行為。
4)運用者は、以下の措置を徹底して実施し、不正流出、盗難、及び不正利用の防止策を講じま
す。
・保管にあたっては、盗難等の被害に遭わないように施錠の掛かる場所等にて IMES 送信機を確
実に保管、及び管理し、定期的に現物の確認を行います。また、IMES 運用管理者に対し、IMES
送信機の利用申請を行わずに保管中の IMES 送信機を再利用いたしません。
・廃棄にあたっては、廃棄後の利用が不可能となるように、確実な廃棄処理を行います。
5)運用者は、IMES 送信機の保管措置又は廃棄措置に起因して生じた一切の損害について全責
任を負います。
以上
※契約権限を有する代表者
管理番号
管理番号は JAXA が付与
別紙-4
平成
年
月
日
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
B
衛星測位システム技術ユニット長 殿
IMES 送信機運用者の変更について
平成
年
月
日付で登録が完了した「IMES 送信機利用申請(常設/一時利用)」におい
て、運用者の変更を予定しておりますので、申請します。
なお、引継ぎ先の運用者が新たに「地上補完システム(IMES)送信機利用約款」に同意し、
IMES 送信機利用申請書を IMES 運用管理者に提出のうえ、仮登録が完了するまでは、「地上補
完システム(IMES)送信機利用約款」の契約履行義務を負います。
運用者(機関名):
住所:
※代表者職・氏名:
公印
新運用者(機関名):
住所:
※代表者職・氏名:
※契約権限を有する代表者
管理番号
管理番号は JAXA が付与
別紙-5
平成
年
月
日
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
B
衛星測位システム技術ユニット長 殿
IMES 送信機利用申請内容の変更について
平成
年 月 日付で登録が完了した「IMES 送信機利用申請(常設)」において、別添の IMES
送信機表に示す変更が発生しましたので、お知らせします。
運用者(機関名):
住所:
※代表者職・氏名:
公印
※契約権限を有する代表者
管理番号
管理番号は JAXA が付与
別紙-6
平成
年
月
日
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
B
衛星測位システム技術ユニット長 殿
IMES 送信機の送信又は保管確認の結果について
別添の IMES 送信機表に示すとおり、(N 台)の IMES 送信機の確認が完了し、全ての IMES 送
信機が(正常に動作している/適切に保管している)ことを確認しましたので、報告します。
運用者(機関名):
住所:
※代表者職・氏名:
IMES 送信機の状態
(何れかに☑)
「 設 置
「設置(本申
( 仮 申 請)」で付与さ
請)」以
れた管理
外の申
番号
請
手続
担当者
機関名
住所
部署・所属名
役職名
電話
Mail
□常設
□保管
(〒
-
公印
□一時設置
)
氏名
Fax
特記
事項
※契約権限を有する代表者
管理番号
管理番号は JAXA が付与
別紙-7
平成
年
月
日
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
B
衛星測位システム技術ユニット長 殿
IMES 送信機の紛失について
平成
年 月 日付で登録が完了した IMES 送信機のうち、以下の IMES 送信機の紛失が
判明しましたので、報告します。
紛失の状況、原因の追究、再発防止に努めるとともに、IMES 運用管理者の指示に従いま
す。
運用者(機関名):
住所:
※代表者職・氏名:
□常設
IMES 送信機の状態
(何れかに☑)
□保管
「設置(仮申請)」で付与
された管理番号
送 信 機 製造メーカ
情報
シリアル番号
ア ン テ 製造メーカ
ナ情報 シリアル番号
設置(保管)場所
公印
□一時設置
型番
型番
設置(保管)状況
紛失の状況
※契約権限を有する代表者
管理番号
管理番号は JAXA が付与
別紙-8
平成
年
月
日
運用者名
代表者職・氏名 殿
IMES 送信機利用の仮登録について(通知)
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
衛星測位システム技術ユニット長
野田 浩幸
運用者名 殿から平成
年 月 日付で申請がございました「IMES 送信機利用申請(常設用)」
につきましては、PRN 番号等の仮登録(管理番号:
)が完了したことを通知致しま
す。
なお、設置、運用されます IMES 送信機につきましては、「地上補完システム(IMES)送信機利
用約款」の契約内容を遵守し、測位衛星システム等への干渉等に十分ご配慮頂くとともに、定期
的な保守作業等を確実に実施下さいますようお願い致します。
以上
B
別紙-9
平成
年
月
日
運用者名
代表者職・氏名 殿
IMES 送信機利用申請に係る登録(設置/変更)の完了について(通知)
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
衛星測位システム技術ユニット長
野田 浩幸
運用者名 殿から平成
年 月 日付で申請がございました「IMES 送信機利用申請(常設/一
時利用)」(設置/変更)につきまして、受付、登録(管理番号:
)が完了したことを
通知致します。
なお、設置、運用されます IMES 送信機につきましては、「地上補完システム(IMES)送信機利用
約款」の契約内容を遵守し、測位衛星システム等への干渉等に十分ご配慮頂くとともに、定期的
な保守作業等を確実に実施下さいますようお願い致します。
以上
B
別紙-10
平成
年
月
日
運用者名
代表者職・氏名 殿
IMES 送信機利用申請に係る登録(保管/廃棄)の完了について(通知)
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
衛星測位システム技術ユニット長
野田 浩幸
運用者名 殿から平成
年 月 日付で申請がございました「IMES 送信機利用申請(常設/一
時利用)」(保管/廃棄)につきまして、受付、登録(管理番号:
)が完了したことを
通知致します。
IMES 送信機の保管、廃棄にあたっては、IMES 送信機の保管又は、廃棄に係る同意事項を十
分にご確認頂き、IMES 送信機の不正流出、盗難、不正利用の防止の徹底をお願い致します
以上
B
別紙-11
平成
年
月
日
運用者名
代表者職・氏名 殿
IMES 送信機利用申請の不適合について(通知)
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
衛星測位システム技術ユニット長
野田 浩幸
運用者名 殿から平成
年 月 日付で申請がございました「IMES 送信機利用申請」につきま
して、以下の理由により不適合と致します。
理由:
申請内容に不備があるため
登録済み IMES 送信機と照合した結果、近接エリアにおいて、PRN 番号の重複が認
められたため
一時設置の設置条件に合っていないため (一時設置の申請時のみ)
研究教育目的の利用で、同じ目的で 2 年を超える期間の利用申請を行ったため
(一時設置の申請時のみ)
添付致しました内容等をご確認の上、改めて、申請下さいますようお願い致します。
以上
B
別紙-12
平成
年
月
日
(国研)宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門
衛星測位システム技術ユニット長 殿
B
IMES 送信機型式認定申請書
当社が製造する IMES 送信機について型式認定を受けたいので、下記通り申請します。
製造事業者(機関名):
住所:
※代表者職・氏名:
公印
名称/型式
丸で囲んでください
種別
製造番号
(指定のある場合のみ記入)
A型
B型
C型
(開始)
(終了)
~
住所:
連絡先
(管理者からの問い合わせ先、結
果の通知先となります)
会社名・部署名:
氏名:
TEL:
E-Mail:
FAX:
送信モジュールの型式
(送信モジュール単位で微弱無線
性能証明を受けた場合のみ記入)
※契約権限を有する代表者
管理番号
管理番号は JAXA が付与
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