3．自転車利用のメリット

「安全がいい！」
岩楯
３．自転車利用のメリット
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歩美（大谷小学校）
３．自転車利用のメリット
自転車利用を促進する効果は多岐
にわたりますが、手軽で便利、経済的
で安い、渋滞がなく早い、健康的で環
境に優しい、ゆっくり走れて楽しいこ
とが自転車利用のメリットとして挙
げられます。
（１）手軽で便利
平成 25 年 10 月に実施した市民ア
ンケート結果（図５）によると、自
転車を利用する人のなかで１番多
59
4%
１．早く目的地に着く
53
4%
245
18%
145
11%
118
9%
２．費用が安い
３．手軽に利用できる
155
11%
161
12%
４．健康に良い
５．環境に優しい
６．乗っていて楽しい
424
31%
７．渋滞が無い
８．その他
図5
い理由は手軽に利用できることと
なっています。
（２）渋滞がなく早い
国土交通省の資料（図６）によ
ると、５km 以内の移動では自転車
が最も所要時間が短く、都市内交
通として最も効率的な移動手段と
なっています。
また、市民アンケート結果（図
Q6. 自転車を利用する理由は何ですか？
（複数回答可）
市民アンケート結果
都市交通の手段としての自転車の特徴
国土交通省の資料によると、自転車は５㎞程度の短距離の移動において、鉄
道や自動車を始めとしたどの手段よりも所要時間が短く、都市交通として最
も効率的な移動手段とされています。
５）にあるとおり、交通渋滞がな
く、目的地に早く到着できること
が自転車を利用する理由の１つで
あり、メリットといえます。
図6
国土交通省資料
（３）健康的で環境に優しい
適度に自転車に乗ることは健康的かつ、温室効果ガスを発生させないため環境に優し
いというメリットがあります。
具体的にどのように健康になりましたか
自転車の健康効果として、長時間の有酸
気持ちが前向きになった
5
素運動により、脂肪が燃焼するダイエット
8
体重が減った
18%
30%
効果が得られます。足腰を効果的に鍛える
腹囲が減った
3
11%
ことができるので、転倒予防にもなります。
若返った
3
4
また、ウォーキングでは体重の３倍の負荷
11%
体脂肪が減った
15%
4
が膝にかかるのに対して、自転車は体重以
15%
その他
下の負荷であり、膝の間接に優しいという
N=27
メリットもあります。
図 7 自転車健康モニターアンケート結果
市で実施した自転車健康モニターのアンケート結果では、体重の減少など身体的効果
のほかに、気持ちが前向きになるなどの精神的効果が見られました。（図７）
9
比較項目
自転車
ジョギング・徒歩
スイミング
場所の制約
自由
自由
限定（プール・海）
時間の制約
自由
自由
限定（泳げる時間）
行動範囲
広い
狭い
非常に狭い
運動持続時間
長時間
長くは続かない
比較的短い
膝・腰に悪い人
可能（体重の 3 割）
困難（体重の 5～6 倍）
可能（歩行で体重の 1／2～1/3）
医学的安全性
高い
比較的高い
制約（血圧、狭心症等）
図8
自転車と他の運動形態との比較（出典「成功する自転車のまちづくり」古倉宗治）
（４）経済的で安い
自転車にはガソリンなどの燃料が不要で、税金も非課税となっているため、経済的で
あるというメリットがあります。
仮に、片道５km の通勤を自家用車で１年間通勤した場合に要するガソリン代は、
36,000 円となります。
（図９）その他に車検、自動車保険や自動車税の費用が発生しま
す。今後、原油高や円安などによって、ガソリン代が上昇すると、更に多くの費用が必
要となりますが、自転車に転換すればこれらの費用は不要になります。
通勤距離
年間総距離
ガソリン
年間費用
（km）
（km/年）
（ℓ）
（円）
2
960
96.0
年間のガソリン代（円）
36,000
40,000
14,400
3
1,440
144.0
21,600
4
1,920
192.0
28,800
5
2,400
240.0
36,000
28,800
30,000
20,000
21,600
14,400
10,000
0
図 9 車通勤における費用試算
2
3
4
通勤距離（km）
※通勤日数を週 5 日、燃費 10km／ℓ、ガソリン単価 150 円／ℓとした場合で試算
（５）ゆっくり走れて楽しい
自転車は、自分のペースで景色
を楽しみながら走ることができ
る乗り物です。
最近では、余暇活動として、サ
イクリングを楽しむ人が増加し
ています。
（図 10）
子どもから高齢者までが楽し
めることは、他の乗り物にはない
自転車の魅力の１つであります。
図 10 国内における自転車の車種別販売台数の伸び率（年間１店あたり）
10
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