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連雀問屋街に関する考え方(PDF:2334KB)
甲府における Contrarian Marketing によるマチづくり提案 〜連雀問屋街の リノベーション〜 甲府タウンレビューチーム 2013.2.21 駒澤大学 経営学部 青木茂樹 [email protected] 甲府タウンレビューチーム委員会資料 『甲府のコントラリアン・マーケティング』 地球環境の変化 2012.10.30 青木茂樹 Ⅱ.なぜ変わら 経済環境の変化 • 気候変動 Ⅰ.向かうべき • 国内需要減(≒ • エネルギー問題、 ないのか? まちづ くりの 人口減 • 水資源の枯渇 ①既得権益の妨害 • 新興国の台頭 コンセプトは • 生物多様性(の消 ②少数の大きな声に消される • 成熟国の横ば 滅) 明らか?? いor衰退 サイレント・マジョリティ • 土地資源の有効 Copmact & Smart City, • 大規模ショッピ ③ 縦割社会の弊害 利用 ングセンターの Ecology , Sustainability • 化学品、有害物質 e.g. SONYと 台頭 による土壌汚染 活力、笑顔、おもてな ④減点主義 • 地域経済の衰 • 大気汚染 し、交流、おもいやり、 ⑤財政不足 退 • 廃棄物処理問題 歴史、文化、etc. • オゾン層の破壊 • 海洋汚染 Ⅲ.どうすればよいか? • 漁業資源枯渇 Ⅳ.具体的にどこを 逆張りの ①批判を跳ね返すLeadership • 森林の消滅 マーケティング どうしたいか? 市民の声を拾うfollowership ②左脳の論理から右脳の共感へ 流通機能から 技術環境 デザインや具体的な形による共有 社会環境 観光・郷育の顔へ(⇔対SC) ③実行部隊としてのプロジェクトチーム の変化 人事評価制度の変更。 の変化 ①憩うマチ 既存事業7割、横断的事業3割 • 少子化 • 情報通信 美、文化、風土、歴史、癒し、 ④加点主義→失敗したときの対応力 高齢化 • 新エネルギーの創 ②とんがっていて賑わうマチ ⑤人財教育& • 女性の社会進出 出 土地の流動性を高める 若者で賑わう街 • 家族関係の希薄化 • ロボット産業 (農地も中心市街地も) (ファッション、音楽) • 世代間、地域交流の減少 • 生命科学(iPS) ③交流・連携のマチ e.g1.私有財産の公的側面 • 国際化 • リサイクル技術 e.g2.公的組織 世代間、地域間 の私的側面 • 安全保障問題 • リニア新幹線 Contrarian Marketing 異業種 ①憩うマチへ Contrarian Marketing 個性化、非日常、歩く街 ⇔ 標準化、大量生産、車社会 1.美に関するもの 清里フィールドバレエ、ホール・オブ・ホールズ、美術館、ア ンティークや天然素材、ステラシアター 2.風土・食に関するもの ワイナリー、農業、農園、B級グルメ、給食 3.歴史・人物に関するもの ポール・ラッシュ、蔵、近代化産業遺産群、昭和30年代の町 4.癒しに関するもの 水辺、木、路地、ハーブ、温泉 5.交流に関するもの NPOやボランティアによる案内、農家や醸造家との交流 ②とんがっていて賑わうマチへ Contrarian Marketing 最先端、超個性的、逆流通 ⇔ ボリュームゾーン ファッション、アパレル、美容院、ネイルサロン、 カフェ、ライブハウス、レコード屋、etc. →現在、点在しているものを中心に集約すべき e.g. 大阪堀江町(元問屋街)、博多大名・天神西(元スナック街) オリオン・イースト、連雀問屋街 逆流通:海外・東京→甲府から、山梨→甲府→海外・東京へ e.g.ナガオカケンメイの渋谷ヒカリエのハチ、銀座目利き百貨街 岡島、山梨文化会館 (+ R&D M Co. 大直 evam eva 前田源商店 etc.) オリオンイースト 連雀問屋街 中心街の南北は ハイセンスの 男性アパレル の街だった! Case1 連雀を“若者”の街へ再生 • 10軒ほど点在。 • ターゲット:20代~30代社会人。12000〜25000円/枚。 • 結婚前の男性は可処分所得が大きい。原宿、代官 山系ブランドで他人と同じ物を着たくない。 • 個店で若い女性アパレルは少ない(マダム系は多)。 • 若い女性は数が必要⇒イオン系やチェーン店へ • 若い男性は、一点豪華主義⇒チェーン店は避けたい。 • 7割常連で、3割が市内、あとは市外。長野、静岡、群 馬からもやってくる(東京よりゆっくり買える)。 • 各店舗で牽制しあっているので、固まらないで点在。 • 客は車で買いに来て直帰。寄っても8Cafeか寺崎コー ヒー ⇒面としての回遊性が組めないか?アパレル、 カフェ、美容室、自転車、インテリア、雑貨、etc.。 ③交流・連携のマチ Contrarian Marketing 広汎な層、客同士の交流、観光&教育⇔ファミリー層、個別 食育→専門店&料理研究家(八百屋、肉屋、魚屋) 職業体験や郷育と商店街(e.g. マチのキッザニア ) 子供たちの発表展示(←学生のイベントプロデューサー) 専門店、キッチンスタジオ、よつびし総研 渋谷のんべい横町、新宿ゴールデン街、 新宿西口思い出横丁(⇔外国人観光客増) ちょうちん横町、新天街 Case2 連雀を“こども”のマチへ再生 • 連雀には既に教育機関がある。知育、徳育、体育、食育 &郷育の教育機関の誘致や教育イベントの仕掛けはでき ないか。 • 車送迎の父母、祖父母が自動車で待ちぼうけ。教育系雑 誌を置いた喫茶店や書店などの誘致できないか。 • 連雀問屋街は道が広い。新道ができると通行激減。週末 を教育ベースの歩行者天国に⇒Back to the DORO! • こどもを軸にまちおこしを仕掛けることで、父兄、祖父母ま でもが中心街を訪れ、お金を落とす仕組みに繋がる。 ※地域の方にイメージを持って頂くためにも、Case1にしろ Case2にしろ、イベントから始めて、常設店の誘致を仕掛 けるべき。 ⇒中心市街地を教育によって再生させることで、全国から 視察観光に訪れる(かも)。 三軒茶屋&二子玉川