...

学部共通科目・科学と人間 ゴミとリサイクルの虚実 <ふりかえり>

by user

on
Category: Documents
10

views

Report

Comments

Transcript

学部共通科目・科学と人間 ゴミとリサイクルの虚実 <ふりかえり>
学部共通科目・科学と人間
ゴミとリサイクルの虚実
<ふりかえり>
2011.7.8
出張です。すいませんm(_._)m 三好
小テストの解答
第1問 リサイクルについて原料に
戻すリサイクルを何というか
1.リユース
2.マテリアルリサイクル
3.ケミカルリサイクル
4.サーマルリサイクル
5.リデュース
27%
リサイクルについて
<リサイクルの種類>
リユース
所謂、再使用
マテリアルリサイクル
破砕、ペレット化し、再形成して使用
ケミカルリサイクル
化学変化させ原料等に戻し、再使用
サーマルリサイクル
燃料として使う
第2問 バーゼル条約について
正しいものを選べ 76%
1.ペットボトルのリサイクルにいて定めたもの
2.国内における廃棄物の処理について取り決め
たもの
3.ダイオキシンの処理について取り決めたもの。
4.廃棄物の国際間の移動に関して取り決めたも
の。
5.廃棄物の最終処分について取り決めたもの。
バーゼル条約について(外務省HPより)
本条約は、前文、本文29カ条、末文及び9の附属書(ただし
、附属書 VIIについては未発効)からなり、その主たる規定は
次の通り。
(1) この条約に特定する有害廃棄物及びその他の廃棄物(以
下、本資料において「廃棄物」という。)の輸出には、輸入国
の書面による同意を要する(第6条1~3)。
(2) 締約国は、国内における廃棄物の発生を最小限に抑え、
廃棄物の環境上適正な処分のため、可能な限り国内の処分
施設が利用できるようにすることを確保する(第4条2(a)及び
(b))。
(3) 廃棄物の不法取引を犯罪性のあるものと認め、この条約
に違反する行為を防止し、処罰するための措置をとる(第4条
3及び4)。
(4) 非締約国との廃棄物の輸出入を原則禁止とする(第4条5)
。
(5) 廃棄物の南極地域への輸出を禁止する(第4条6)。
第3問 ペットボトルに関して誤りを
選べ
59%
1.ペットボトルリサイクル推進協議会によると、リ
サイクル率は約90%である。
2.ペットボトルは、リサイクルにより大半は、ペット
ボトルとして再生される。
3.ペットボトルのリサイクルとして、原料に戻しポリ
エステル繊維として再生することに注目が集まっ
ている。
4.ペットボトルは約半数が、海外に輸出されてい
る。
ペットボトルリサイクル推進協議会HPより
第4問 次のもので燃やしてダイオキシン
が発生する確率の大きい順は?
a. 食品のラップ
b. 食品トレー
c. 秋刀魚の塩焼き
1. a>b>c
3. b>a>c
5. c>a>b
84%
2. a>c>b
4. b>c>a
6. c>b>a
第5問 TCDDはどれ?
(世界最強?のダイオキシン)
Cl
O
Cl
Cl
O
Cl
51%
Cl
Cl
Cl
1
2,3,7,8-テトラクロロジベンゾフラン
Cl
Cl
Cl
Cl
Cl
Cl
3
O
2
1,1,1-Trichloro-2,2-bis(4-chloropheyl)ethane
第6問 ダイオキシンの記述で誤り
のものは?
27%
1.ダイオキシンは人工化合物として最強の毒の一
つである。
2.ダイオキシンは、その毒性に個体差が数千倍以
上もある場合がある。
3.ダイオキシン被害は大きいものの、人間が直接
ダイオキシンで死んだ例はあまり聴かない。
4.ダイオキシンは、様々な神経障害・ホルモン異
常・生殖障害等、亜急性毒性を持つ。
5.ダイオキシンは、人間に対する毒性は低い。
平均正解率
62%
授業はよく聞きましょう!それと…
• あまり信用しないように!
?と思ったら先ず調べる。これが一番大切。
• キャップについての三好の意見;
「リサイクル」としては意味不明
(但し、啓蒙や慈善活動としては否定できない)
• ダイオキシンは安全と言った覚えはありませ
ん。
ダイオキシンについてまとめ(再掲)
1.ダイオキシンは人工化合物として最強の毒の一
つである。
2.ダイオキシンは、その毒性に個体差が数千倍以
上もある場合がある。
3.ダイオキシン被害は大きいものの、人間が直接
ダイオキシンで死んだ例はあまり聴かない。
従って、ダイオキシンをむやみに怖がる必要は
ないが、充分気を配る必要がある。なぜなら、
4.ダイオキシンは、様々な神経障害・ホルモン異
常・生殖障害等、亜急性毒性を持つ。
まとめ(としていったこと)
エコ と リサイクル
リサイクルは必要!
しかし、
無駄なリサイクルも存在する。
リサイクルの中身を考えましょう
コメントが条件を満たしていません
<コメントについての要望>
リサイクルに考えて下さい。但し、行政が
しっかりすべきとか、各自の(リサイクルへ
の)意識向上が必要というコメントは、形式
上は既になされているのでNG
しかし、これに類するコメントが殆ど!
「行政の情報公開を、単に求めることは一
見すると正論のようですが、本当に意味が
あると思いますか?」
その他に・・・・
リサイクルに関する知識をもっと持つべ
き
→ この意見も、一見尤もらしい
意見ですが・・・
言われることを、そのまま勉強するには
時間が足りません。(リサイクルだけでも、
授業準備のために、私自身がネットサー
フィンするだけで、10時間近く要しまし
た。皆さんならもっと時間がかかる?)
「行政の情報公開を、単に求めることは意
味がありません」 → 賢くないとだまさ
れます
例えば、あなたは「原子力安全委員会」
の会見を全て信用できますか?
我々市民が、正しい情報を必要な量出
させる必要があります。そのためには、
山口先生が言うように、正しさを判断す
る力をつける勉強が必要です。
補足:出典・引用・情報源の確認
• ウェブサイトのURLなどを書いてくれている人
が何人かいました。
• 出典を示すことは大切です。(一歩前進)
• ただし、自分の書いた文章のどこに、その
サイトからの情報が入っているのか
示していない人がいました。たとえば…
リサイクルするからといって大量消費していい
わけではない。ペットボトルのリサイクルはコス
ト・エネルギーの無駄遣いなのである。ペットボ
トルはポリエステルで作られるが、この新品を
石油から作って消費者の手元に届けるまでに
は、石油が約40g使われる。しかし、これをリサ
イクルしようとすると、少なくとも150gの石油を
消費してしまうという。実に、4倍近くも石油を使
うのである。
ドイツでは、燃やしたときにダイオキシンが発
生するものは作らせない政策を徹底した。日本
もドイツを見習うべきではないか。
しかしドイツはペットボトルや瓶を原料化では
なくその形のままリユースするため、店頭で売
られている商品も表面は擦り傷だらけであり衛
生面の問題がある。
参考HP
• ロケットニュース24
http://rocketnews24.com/2010/05/01(7月4日)
• 竹の間 http://www.takenoma.com/hibiki-28.htm
(7月4日)
• モノガイド
http://www.monoguide.com/topic/recycle.html(7/
4)
• 引用は「 」でくくって示してください。
• 出典は、引用の後に「注」を入れるなどして明
示してください。
⇒「レポートの書き方」を参照。
それから、
• 「竹の間」とか「モノガイド」とか、何のサイトで
すか?(信用のできるサイトなんですか?)
• サイトに、情報の出典が書いてあるなら、そ
れを確認してください。
• 出典を書いてないなら信用してはいけない。
また別の人のコメント。
• 「日経エコロジー」でペットボトルのケミカルリ
サイクルについて書いてあった。実際、処理
能力は9万トン近くあるにもかかわらず、2万ト
ン前後しかケミカルリサイクルされてないそう
です。
⇒『日経エコロジー』の記事のタイトル、書いた
人、何年何月号の何ページに書いてあるのか
を明記してください。
では桑原先生の講義。
Fly UP