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プログラム長崎市・奈良市紹介(PDF 1992.6 KB)

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プログラム長崎市・奈良市紹介(PDF 1992.6 KB)
NAGASAKI
参加自治体紹介
長崎市
人口 439,408 人(H25.9.30 現在) 面積 406.4 ㎢
□■まちの概要
長崎市は、九州の西端に位置し良港に恵まれる一方、急峻で平地が少なく長崎港を舞台に見立てた円形劇場の
ような地形は、山の頂上まで民家が立ち並び独特な都市景観を創り出し、その夜景は世界新 3 大夜景にも称せら
れています。
江戸時代には西洋に開かれた唯一の窓口として、近代以降は海運国日本を支える造船業を主として栄え、それ
らの歴史遺構は貴重な観光資源となっています。
戦時中には原子爆弾による惨禍を被りましたが、戦後は、核兵器廃絶と世界恒久平和を訴える国際平和文化都
市としての役割を果たしています。
H20
H21
H22
H23
H24
まちなか再生計画策定検討委員会
からの報告(H20.1)
まちなか軸に重点化
まちなか再生の行動に関する基本方針
(H20.12)
【内容】
1 現状認識
2 基本的な考え方
・取り組みの基本姿勢
・基本理念、将来像等の考え方
・多様な主体の連動と協働の考え方
3 行動方針
・6つの具体的な取り組み
・指標と目標値
[行動方針]
①まちなか再生推進のための条例化
②まちなか再生推進カイドラインの策定
③自主まちづくり制度の確立・推進
④重点施策の具体化
〇重点施策の検討
〇先行事業
・定期借地権住宅モデル検討
・春雨通りタクシー乗降設置実験
・景観基本計画の策定
・景観資源データベース
・浜んまちエリアマネジマント
・市民病院建設事業
⑤推進体制の構築
⑥他計画との連携
まちぶらプロジェクト
の策定
まちなかデザイン会議
歩いて楽しいまちづくり
まちなか再生ガイドライン
新大工まちづくり推進プラン
中島川・寺町まちづくり推進プラン
推進本部(班)で検討
トイレ会議
障害者観光
道路・広場整備
道路・広場整備
寺 町 交 通 社 会 実 験
まちなみ(町家)助成
情 報 ス テ ー シ ョ ン
中島川・寺町エリア修景計画
まちなみ(町家)助成
町家センターの検討
町 家 調 査
まちなか再生推進本部の設置(H20.4)
〇事業計画
・エリアの魅力づくり
・軸づくり
・地域力によるまちづくり
・事業のブランディング
共有化
・各所管で実施する施
策も含めて、今後10
年間に取り組むため
の事業計画を取りまとめ
建設局長設置
(随時)
【内容】
〇基本的な考え方
・目的
・対象区域
・計画期間
・計画の構成
・計画の進め方
・計画の見直し
・まちづくりの方向性の
・景観基本計画・景観計画策定(H23.4)
・景観データベース調査(H21.3)→景観基本計画に反映
・浜町エリアマネージメント協議会(H21.4)を立ち上げ継続活動中
・建設中
長崎市は今、100 年に一度というぐら
い、大きくまちが変わる時期にあります。
まずは、9 年後に迫った新幹線の開業
で、陸の玄関口が新しくなります。松が
枝国際観光船ふ頭では、クルーズ船が2
隻停まれる海の玄関口の整備が計画され
ています。
そして平成 25 年度、まちなかでは、
「ま
ちぶらプロジェクト」が始動しました。
22
デザイン誘導の検討
まちなか事業
推進室設置
長崎市
□■シティプロモーションの取り組みの概要
H25
シティプロモーションサミット 2013 in 尼崎
長崎市
「まちぶらプロジェクト」は、まちなかの北端に
位置する新大工から、南端の南山手に至る「まち
なかの軸」を中心に、5 つのエリア(面)を設定
して賑わいの再生を図ろうとするものです。
長崎のまちは和華蘭文化といわれますが、まさ
にその文化が「まちなか軸」上に詰まっています。
新大工エリアは賑やかな市場、中島川・寺町・
丸山エリアは和の情緒、浜んまち・銅座エリアは
昼と夜のにぎわい、新地・館内エリアは中国、東
山手・南山手エリアは洋風の文化に、地域も人も
育まれ、歴史・風土・生活、そして逸話がそれぞ
れに培われてきました。そのような地域の暮らし
こそが長崎のまちの魅力であり、訪れる人を魅了
する貴重な宝、長崎らしさだと考えています。
「まちぶらプロジェクト」は、そのような魅力を見出しながら光をあてる行政参加型の取り組みです。エリ
アそれぞれの歴史の文脈に沿ったまちづくりを、多様な主体の元でハード・ソフト両面から、今後 10 年間で
展開していきます。
そして、観光客の皆さんも施設だけを周るのではなく、「まちを歩くのが長崎の上手な楽しみ方」というこ
とを定着させ、ごはんを食べたりお茶を飲んだりと、楽しみながらまちなかでお金を使ってもらえるような仕
組みができればと考えています。
小学校の塀の修復
長崎町家の保存・活用
□■今後の課題や方向性
「ま ち ぶ ら プ ロ
ジェクト」が目指
取り組みの
見える化
「まちぶら
プロジェクト」
多様な主体による
まちづくり
全ての取り組み
「まちぶらスイッチ」
まちなかの
賑わい
ネットワーク化
取り組みの継続
まちぶらカレンダー
取り組む人々
「まちぶら応援団」
すものは、まちな
かに関わる全ての
人に居場所と出番
があり、出番をと
おして役に立つことを実感しながら、活発な経済活動が展開され、まちなかやその周辺に居住する人々の生活が
潤うという循環の中で発展するまちなかの再構築です。
そのためには、長崎のまちなかの将来像を共有しながら、一人ひとりの「居場所と出番」を見い出し、それら
の活動を応援するような仕組みづくりが重要であると考えています。
担当所管名◎ まちなか事業推進室
電話番号◎ 095-829-1178
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NARA
参加自治体紹介
奈良市
人口 364,937 人(H25.10.1 現在) 面積 276.84 ㎢
□■まちの概要
奈良は、古代日本の首都として栄え、天平文化の華を咲かせました。以後、1300 年の歴史を刻み、日本酒、墨、筆、
お茶など、日本文化のふるさととして多くの観光客を受け入れ、昭和 25 年には国際文化観光都市を宣言しました。
市勢については、隣接町村との合併を行い、京阪神のベッドタウンとして市西部や北部に住宅が次々と建設され、
平成 14 年 4 月 1 日には中核市に移行しました。また、市制 100 周年に当たる平成 10 年には、
「古都奈良の文化財」
として 8 資産群がユネスコの世界遺産に登録され、さらに、伝統的な町家の風情を残す「ならまち」も新たな観
光スポットとして注目を浴びています。
○平成 23 年度、観光企画課を改称し観光戦略課を設置。国際交流と誘客促進を担当。
○国際交流関係での取り組み
奈良市
□■シティプロモーションの取り組みの概要
海外6都市、国内5都市の姉妹・友好都市を持っているが、従来の交流に加え、訪問時に観光プロモーションを
織り込む取り組みを行なっている。
平成 25 年度 ・キャンベラ訪問団による姉妹都市交流と日本酒のプロモーションを実施
○インバウンドの取り組み
平成 24 年度 ・ITB ベルリンに奈良市として単独出展、ブーステーマ「Roots of Japan NARA」
・台湾への観光プロモーションを実施
○修学旅行誘致への取り組み
平成 24 年度から 東京観光オフィスを設置、首都圏の学校への修学旅行誘致活動
事例発表テーマ
「旅博へのブース出展について」
∼ ITB Berlin2013 出展への戦略∼
◇ITB Berlin とは
ドイツベルリン市で開催される、世界最大級の旅行見本
市であり、出展者数 10,086 社(188 カ国)、来場者約
170,000 人、メディア 6,000 人。
業界日 3 日間と一般開放日 2 日間の計 5 日間開催
◇旅博へ出展する目的
①日本の「NARA」を来場者に認識してもらう。
・単独でブースを出すことに意味がある。
多くのブースが国単位で出展し、その国の集合体の
一部として都市が参加している状況の下、インパク
トのあるデザインや狙いにそった設えができる。
・河瀨直美監督制作の奈良市の PR 映像をモニターで
放映、会場は各ブースの音が交錯するので、映像そ
のものに訴求力のあるものが武器になる。
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シティプロモーションサミット 2013 in 尼崎
②情報の収集と人的関係構築
・商談で訪れる事業者との情報交換
扱っているお客様のニーズなどの情報収集を
行うとともに、商品造成の企画に活かしてもら
うように、奈良市の資料(Photo CD)を提供。
・ブースを構えることで、様々な人が訪れてく
れる。
例)ポーランドの大学教授が、学生を連れて
一度日本を訪れたいと考えていたが、奈
良市ブースを見て奈良に行きたくなった。
そのときはコンタクトをとるので、協力
してほしいとの話があった。
◇プロモーションイベント
①書道体験
・NaraCity と観光協会 HP アドレスを印刷し
た団扇に、お客様自ら書いていただく書道体
験を実施。
・列ができるほどの人気を呼ぶ。また、自分で
書いたものは捨てられない。
②大和茶と日本酒の試飲
・ブースはもとより、在ドイツ大使館でのレセ
プションでも実施。また、現地日本食レスト
ランにもお茶と地酒を持ち込み PR を試みた。
◇スペシャルなプロモーション
単独出展したことで、在ドイツ大使館公邸での
レセプションで、奈良市単独のプレゼンテーショ
ンの機会を得る。同会場で奈良の地酒の試飲も実
現した。
□■今後の課題や方向性
奈良市
◇ブースデザインのポイント
・隣接する日本ブースと同調させつつ「NARA」
を墨書にしてアピール
・ドイツのエコ意識の高さに配慮し、折紙で奈
良の文化財を立体的に表現してディスプレイ
・床面を利用して奈良市とベルリンの地図を重
ねて表記、広さを認識してもらう
旅博への単独出展の課題としては、如何に存在感を出すかということ。つまり売りたい観光資源を適切に抽出し、
五感にうったえられるようなブースデザイン、イベント内容にするかというコンテンツ構成、さらには全体として
何を印象付けたいかというコンセプトを明確にすることが課題である。
今後も、海外プロモーションの一手段として、どのタイミングでどこに出展するか、コストと準備期間に要する
時間などを勘案しつつ、お客様へ浸透力のある企画を生み出し、日本への旅イコール奈良への旅となるよう、エー
ジェントへのコンタクトを増やす仕掛けを考える。
担当所管名◎ 観光戦略課
電話番号◎0742-34-4739
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