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泉州勤労者山岳会 会 報

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泉州勤労者山岳会 会 報
やまなかま
2011.12
№526
11月の硫黄岳爆裂火口
泉州勤労者山岳会
会
報
№526
目
次
2011年12月号
巻頭言
樽井
山行計画
納山祭
納山祭翌日山行「町石道」
比良・釈迦岳
冬山合宿・八ヶ岳
飯盛山~大福山
比良・武奈ケ岳
白馬スキー
泉州労山「鍋開き」
セミナー実技・大日ヶ岳
雪山搬出訓練・比良
あしあと(山行報告)
10・11月山行一覧
火打・妙高・戸隠
樽井
京都北山・芦生の森
野口
公開ハイキング「高取山」
中俣
読図山行・箕作山&安土山
大西
比叡山ハイキング
藤澤
その他のページ
ダイトレを考える
境
ダイトレ記録
東日本大震災復旧支援報告
園
東日本大震災復旧支援活動に参加して
大西
山人の白馬便り
鈴木
事務局より
組織部より
機関紙部より
企画部、教育訓練部より
集会・役員会・連盟理事会報告
ちょっと天気情報を67
編集後記
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3
4
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7
8
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31
巻頭言
クライマー山野井泰史の講演会を聞いて
樽井
私が山野井泰史というクライマーを知ったのは、ノンフィクションライターの沢木
耕太郎が書いた「凍」という本を読んでからだった。山野井氏を有名にしたギャチュ
ンカンでの遭難を題材にしており、読んでいるとすごい所にで遭難したにもかかわら
ず生還した夫婦という驚きの内容だった。偉業成し遂げたクライマーで現在も活躍し
ている人にお目にかかる機会など、めったにあるものではない。殆どの有名人は山で
亡くなってしまうからだ。今回実際に話を聞けてとてもうれしかった。
山野井氏は 10 歳にして一人で山に行き、しかも豚汁を作って食べたらしい。学校
が休みになると一人で岩登りに行ったそうだ。中学3年で山岳会に入会しそこで本格
的な技術を学ぶ。冬の富士山登頂の写真を見せていただいたが、素手でピッケルを持
っているのが印象的だった。寒さに耐性をつけるため、トレーニングとして夜は毛布
1枚でベランダで寝ていたという話には驚いた。高校卒業後アメリカ・コロラド州の
ヨセミテにて2年間経験を積み、その後ヨーロッパアルプス~ヒマラヤの山々と記録
を樹立する。
天才は一風変わっていると言うけれど、まさにその通りで、今までの人生で唯一後
悔していることは高校に行ったことだそうだ。高校の 3 年間をクライミングに費やし
たらもっとすごい岩を登れただろうに・・とのこと。
また、山以外の生活は実に質素。山の中に居を構え、自給自足でつつましやかに日々
を過ごしている。自然の中で、自然と共存し、山に登ることしか考えない生活。凡人
からは想像出来ない思考回路なんだろう。新聞をにぎわした「山野井氏ジョギング中
にクマに襲われる」というニュースにもふれ、自身の災難を淡々と語っていたのは印
象的だった。山は動物たちのもので、自分たち人間はそこに住まわせてもらっている
だけ・・と。謙虚というか、自然人というか、何ともすごいなぁ。
初登攀や数々の記録を樹立したものの、ギャチュンカンでの遭難で手足の指を凍傷
にて切断。それ以降はヒマラヤにこだわらず、
自分が登りたい山に挑戦し続けている。
夫婦で計画を立て、山にアタックし、登れなかったら、また再アタックするという。
身体能力は以前に比べると格段に衰えてきているけれど、山に対する意気込みは素晴
らしいと思う。今の能力に見合った方法で、でも常に目標は掲げて生きる姿勢は凡人
といえども見習いたいものである。
自然体でありながら、努力と強い信念を持った話を聞けたいい講演会だった。
2
2011 年「納山祭」
泉州労山恒例の忘年会です。楽しかった山、辛かった山、山行の思い出を仲間とめ
ぐらせ、来年の夢を語り、楽しい時間を作りましょう。
日
集
時:12月10 日(土)16:00より、古路庵にて
合:先発隊、JR 富木駅&南海羽衣駅、10時頃(要連絡)
後発隊、JR 富木駅&南海羽衣駅、14時頃(要連絡)
南海電車で参加者、難波 14:24 発橋本行き→堺東 14:36→北野田 14:43
→橋本駅乗換え極楽橋行→下古沢 15:42 到着、難波=810 円
下古沢駅に迎え可能ですが担当者に要連絡
注:その後の電車の方は上古沢駅又は下古沢駅から自力で歩く事。徒歩15分程度、
懐中電灯必要、詳しい道順は担当者に聞いてください。
○ その後の電車:難波発 15:02、15:24、16:02、南海電車℡072-261-0755
堺東は+10 分、北野田は+20 分が目安となります。
参加費:2000円 (翌日朝食も含む)
装
備:シュラフ、食事セット(食器、箸等)、ヘッドランプ等 担 当:日高h
*古路庵現地への電話連絡は携帯電話 NTT=圏外一部通話可
AU=通話可能
納山祭翌日山行「町石道」
上古沢から~慈尊院まで下半分を辿ります
日 時:12月11日(日)8時半頃古路庵出発
コース:古路庵~上古沢~古峠 125~天野峠 136~~雨引山分岐 153~展望台 166~
慈尊院 180~九度山駅~電車で上古沢へ戻る~古路庵
※古路庵へ戻らずそのまま電車にて帰阪も可能です。
装 備:日帰り山行装備+防寒着等
注:翌日山行のみ参加者は難波発 7:24 の電車が上古沢着8:46 です。事前に連絡して
おいて下さい、連絡あれば駅で合流し出発します。
担
当:日高h
3
比良・大津ワンゲル道~釈迦岳
12月18日(日)小谷山、諸事情で比良方面に変更になりました
と
き:12月18日(日)
集
合:JR大阪駅
中央口改札の内側
午前7時30分
大阪駅7:45発・新快速に乗車、山科駅で乗り換え
比良駅8:5
9着
コース:JR比良駅~イン谷口~大津ワンゲル道~釈迦岳~ヤケ山~北小松駅
9:00
10:00
13:00 14:00
15:30
帰阪 北小松駅発
15:25 15:44 16:25
歩行時間:約6時間
ちょっぴり怖いワンゲル道ですが、登りなので安全では?
持ち物:行動食、水筒、雨具、コンパス、地図、軍手、防寒具
担 当:澤村
2011年末冬山合宿
● 日程 12月22日(木)夕方発~25日(日)帰阪
● ルート
赤岳登頂(レ ベル 体力B 技術B)
22日
23日
美濃戸口幕営
美濃戸口~赤岳鉱泉(テント泊班・小屋泊班)
24日
赤岳鉱泉~赤岳周回(地蔵尾根~地蔵の頭~赤岳~文三郎道)~
赤岳
鉱泉小屋(テント泊班・小屋泊班)
25日 赤岳鉱泉~美濃戸口~入浴~帰阪
● 装備
生活・ウェア関係装備は冬テント泊に必要なもの一式
(シュラフはスリーシーズンでも可能、インナーで調節)ザックは、共装分のスペースをつくる
アイゼン(8本爪以上)・ストック・カラビナセット・温泉セット
● 締め切り 12月7日(水)
● 担当
敷島・鈴木
4
お正月山行
飯盛山~大福山
と
き:1月3日(火)
集
合:南海本線孝子駅
改札口
午前9時20分
難波駅8:10発、関空急行で泉佐野乗り換えが便利、孝子駅着9:17
コース:孝子駅~飯盛山~札立山~大福山~俎石山~箱作駅
9:20
10:50 12:20 13:50 14:20 15:50 歩行時間:約6時間
箱根駅伝を聞きながらの「のんびり駅伝」
持ち物:行動食、水筒、雨具、コンパス、地図、軍手、防寒具
担
当:澤村
比良・武奈ケ岳
と
集
き:1月8日(土)~9日(日)
合:JR鳳駅あるいは南海・羽衣駅
14時ごろ
車で行きます。
コース:1/8 高石近辺~坊村
1/9 坊村~御殿山~武奈ケ岳~御殿山~坊村~帰阪
歩行時間:約5時間
雪山を存分に楽しみたい。かなりの降雪があってもピストンなので安心。
持ち物:行動食、水筒、雨具、コンパス、地図、アイゼン、ピッケル、ツェルト
担 当:澤村
白 馬 スキー
●日
時
1 月6日(金)夜発
白馬「たまねぎ村」着・仮眠
7日(土)~8(日)終日スキー
白馬「たまねぎ村」泊
9日(月・祝)午前スキー・午後帰阪
*ゲレンデは、参加者の希望で決めますが、一日は岩岳早割チケットを購入
する関係で、第 1 次締め切りを 11 月末にします。それ以降の参加希望は、
5
早割チケットが間に合わない可能性があります。
(その場合通常料金ですが、シ
ニア割引あり)
*スキーしないで、のんびりスノーシューハイクしたり、温泉でゆっくりし
たり、薪ストーブの前で読書するも可能です(美術館はほとんど冬期閉館
しています)
●担当
鈴木
●最終締め切り
役員会前日の 12 月 20 日(火)
2012 年
泉州労山「鍋開き」
岩湧山は会結成の山です。今年一年の安全と山行の成功を祈念し、テントを広
げ、豚汁で鍋を囲み山行計画を出し合いましょう。 山頂へのコースは自由ですが、
メインは南海高野線紀見峠駅からのコースです。
日 時:2012 年 1 月 15 日(日)
集 合:岩湧山山頂 12 時頃 (詳細は参加者間連絡)
メインコース:南海紀見峠駅 8 時 30 分集合
駅前→根古谷→根古峰→五ツ辻→トイレ→山頂(往復)
装
今年は食料関係は男性が準備、豚汁用の水(魔法瓶+お湯)は女性が担当し
共に汗を流しましょう。
備:冬季日帰りハイキング装備+お食事セット、テントシューズ無ければ厚手
の靴下の重ね履き、エアーマット、魔法瓶とお湯、雪有れば軽アイゼン必
要。使いかけの、ボンベなどはこんな時に使いましょう。
共
担
当日参加者は共同装備を分担できる大きめのザックを持参してください。
装:大鍋 2 個、コッフェル、やかん、コンロ3個、ボンベ、材料、杓子、調味
料、テント大 2 張、テントマット、ペグ、ハンマー、カメラ三脚、会旗
当:日高h
山行セミナー実技「奥美濃・大日ヶ岳(1709m)」
◎ 新入会員は必須。 雪山へ積極的に参加しましょう。
<山行レベル> 体力=A
技術=A
(1) 日時:2012年1月21日(土)6:00~22日(日)21:00
(2) 集合:21(土)羽衣駅前、富木駅前5:50
(3) 場所:奥美濃・大日ヶ岳
(4) 内容:◎一日目 高鷲スノーパークゴンドラ発→稜線の適所で雪上訓練です。
6
雪上テント生活、雪山装備の扱い方、アイゼン・ワカン(スノーシュ)
歩行、斜面登下降・トラバース、滑落停止、雪崩確認他
◎ 二日目 応用編で大日ヶ岳に登ります。
(5) 持ち物:テント泊装備、雪山装備、ヘルメット、ハーネス、確保器、ピッケル、
アイゼン、ワカン(スノーシュ)
、ストック、スコップ、入浴セット
(6) 申し込み締め切り:1月15日(日)
(鍋開き山行)まで
(7) 打ち合わせ:1月18日(水)役員会終了後に(装備分けを含めて)行います。
(8) 担当:教育訓練部 田代(管・日高h・鈴木・敷島・西岡)
◎ 装備不足の方は連絡ねがいます。
◎ 積雪の状況で訓練内容の変更を致します。
◎ 訓練内容及びスキー場の混み具合で(金)
夜発にしたいと思います。
雪山搬出訓練・比良
◎近畿ブロック雪山搬出技術講習会に参加します。多数ご参加ください。
雪山で事故が発生した場合の対応の仕方・搬出の仕方を学びます。
事故は予想しない時に発生します。対応できる技術を身につけておきましょう。
<山行レベル>体力B・技術B
<山行条件>岩トレの経験があること。雪の山へ行った経験があること。
日時:1 月 28 日(土)14 時ころ出発~1 月 29 日(日)19 時頃
集合:1 月 28 日 14 時頃に羽衣駅・富木駅(参加者により場所時間を決めます)
当日参加は 29 日(日)7:00 イン谷キャンプ場に集合。
(車:2駆は積雪でイン谷キャンプ場まで入れない場合あり。
)
場所:(予定)比良・堂満岳周辺(雪不足時は比良山スキー場、伊吹山等に変更)
内容:28 日(土)大阪→比良・堂満岳登山口「イン谷」テン場で雪上幕営
29 日(日)<講習会に参加>
集合:7:00~イン谷キャンプ場。
会場:イン谷~堂満岳周辺
内容:①事故者の手当・介助法(低体温症)
②雪崩事故の救出訓練
③事故者の引き上げ・引き下ろし、搬出訓練、
装
備:雪テント前夜泊装備、行動食、雪山日帰り訓練装備一式(ハーネス、ヘルメッ
ト、確保器、カラビナ、スリング、スコップ、ビーコン、ゾンデ棒)
申込締切り:1 月 18 日(水)役員会の日。管まで。
担 当:教育訓練部 管(日高h、鈴木、敷島、田代、西岡)
◎装備不足の場合や不明な点は、管までご連絡ください。
7
◎積雪量により会場の変更があり。
(その場合、集合場所・時間の変更あり)
10・11 月会山行・自主企画山行一覧
N…ニュース会員
【会山行】
★10/7-10
火打山、妙高山、戸隠山…CL 鈴木、藤澤、日高h、田代、樽井、
吉村
★10/16
六甲山・蓬莱峡(アイゼントレ)…CL 敷島、大路、栃尾、藤澤
日高h、管、田代、志水、岡本、天野、山中、大里、樽井
野口、吉村、真鍋
夜叉ケ池、三周が岳…CL 藤沢、栃尾、日高h、田代、野口、樽井
吉村
★10/23
★10/30
ダイトレ 40 ㎞…CL 境、栃尾、藤澤、管、田代、大西、藤江、天野
日高実、佐藤、大里
★10/30
★11/5-6
ダイトレ 20 ㎞…CL 境、沢村、陳内、城所、野口
芦生・三国峠~杉尾峠…CL 大路、日高h、田代、樽井、吉村
日高実、野口、城所
★11/13
高見山(連盟クリーンハイク)…CL 澤村、辰巳、連盟会員5名
★11/13
高取山(公開ハイク)…CL 中俣、藤澤、日高h、田代、樽井、境
吉村、日高実、 管、陳内、野口、前川、大西、当間、城所、
山本、藤江、卯野、荒木、天野、志水、佐藤、岡本、山中
N 笠井、N 武田
立山(雪上訓練)…中止(CL 敷島)
湖東・箕作山(読図山行)…CL 大西、日高h、樽井、吉村、野口
樽井、栃尾、吉田由 、
比叡山…CL 藤澤、日高h、田代、中俣、樽井、吉村、日高実
吉田由、天野、荒木、城所、当間
★11/20
★11/23
★11/27
【自主企画山行】
☆9/29-10/2
☆9/29-10/2
☆9/29-10/2
☆10/1
☆10/1-2
☆10/2-3
☆10/2
☆10/7-10
☆10/6-9
奥秩父・金峰山、奥多摩の山…日高実 、日高h、他1名
尾瀬ヶ原、燧ヶ岳、至仏山…川上、当間、山本、野口、井上登
甲斐駒稜線、鋸岳…大路、他2名
六甲・蓬莱峡アイゼントレ下見…管、田代、敷島、西岡
鈴鹿・養老山…大西、N 長岡、N 柴村、他1名
白馬三山縦走…鈴木、他1名
金剛山…藤澤、他3名
越後駒ケ岳、会津駒ケ岳…大路、当間、敷島、中俣、他1名
槍ヶ岳…大西
8
☆10/8-11
槍ヶ岳、双六岳…山中、他1名
☆10/8
☆10/8
熊岩整備…管
金剛山…吉田由、他1名
☆10/9
☆10/12
☆10/11-13
☆10/17
☆10/22-23
比良・打見山…西岡、他1名
堺・古墳めぐり…岡本、他 10 名
南ア・北岳…川上、他2名
北ア・焼岳…鈴木、他大町労山2名
四国・綱付山…大西、N 長岡、N 小林、他1名
☆10/22-23
☆10/25
☆10/26
☆10/27-30
☆10/29
白川郷~三方岩岳…川上(ガイド登山)
二上山~金剛山…田代
湖東・箕作山、繖山…大西
箱根・金時山、明星ケ岳…川上(ガイド登山)
ダイトレ 40 ㎞…大路、他1名
☆10/29-30
☆10/29-30
長野県連救助訓練・小川山…鈴木、他大町労山1名
恵那山…当間、他1名
☆10/29
☆11/3
☆11/3
☆11/3
☆11/3
☆11/3-6
☆11/5-6
☆11/6-11
☆11/12
☆11/13
☆11/16
☆11/20
☆11/20
☆11/27
☆11/27
六甲山…西岡、他2名
大台ケ原…西岡、他3名
虫倉山…鈴木、大町労山1名
比良・武奈ヶ岳…藤澤、他3名
高島トレイル・愛発越~大谷山…大路、他1名
四国・石鎚山…当間、他1名
蒜山高原…川上(登山ガイド)
宮崎・大崩山…山中、他1名
熊岩岩トレ…管
八ヶ岳・硫黄岳…鈴木、他1名
熊岩岩トレ…日高h、田代、中井
高島トレイル・寒風峠~大御影山…大路、他1名
滋賀・金勝アルプス…西岡、他1名
高島トレイル・赤岩山~横谷峠…大路、他1名
四阿山、根子岳…鈴木、大町労山他1名
9
あしあと(山行報告)
樽井
火打・妙高・戸隠
【日 程】10/7(木)~10/10(日)
【ルート】
10/7 大阪 20:00~笹ヶ峰キャンプ場 2:30 泊
10/8 笹ヶ峰キャンプ場 6:50~高谷池ヒュッテ 10:05(テント設営)11:10
~天狗の庭 12:00~火打 13:15~高谷池ヒュッテ 14:45
10/9 高谷池ヒュッテ 7:00~黒沢池ヒュッテ 8:00~妙高 10:45~黒沢池ヒュ
ッテ 13:35~笹ヶ峰キャンプ場 16:50~戸隠神社P18:00
10/10 戸隠神社P6:30~戸隠神社奥社 7:05~百軒長屋 8:10~蟻の門渡り
9:10~戸隠山 9:55~九頭竜山 10:50~戸隠牧場 13:10~帰阪
【参加者】鈴木・日高 h・田代・藤沢・吉村・樽井
生まれて初めて新潟県に入った。笹ヶ峰キャンプ場からブナの原生林の中をまった
り歩いて12曲りへ。急坂を12回ぐるぐる登りきってもまだ急登が続いてヘロヘロ
になりかけた頃、高谷池分岐着。もうひと頑張りして高谷池ヒュッテ着。着いたはい
いが足元がドロドロでテントの設営に四苦八苦する。汚さないように、それぞれ持参
した 90~120L のゴミ袋を切って広げた上にテントを張った。テン場でのテント設営
方法もケースバイケースでいろんな勉強なる。準備が済んで火打山アタック。寝不足
もあり、霜でぬかるんだ道は滑りやすく、
空身の割には辛いなぁと思いながら山頂着。
ガスで展望はなし、早々に下山。
翌朝、テント撤収し黒沢池ヒュッテで荷物をデポして妙高登頂。登山道からは、池
塘や前日登頂した火打ち山が望め、ダケカンバの白い木肌と青空が素晴らしい。外輪
山の山頂は広々として、さすが 100 名山!の貫禄あり。人気の山だけに人の数も 100
名山。早々に黒沢池ヒュッテへ。黒沢池の池塘辺りはとても雄大で散策するだけに何
日か逗留したいような素敵な場所だった。ヒュッテから黒沢池周りで笹ヶ峰キャンプ
場へ下る。一旦車に戻り、戸隠駐車場まで移動して、温泉でさっぱりしてテント設営。
最終日は行程中最難関の蟻の門渡りがある。怖くない怖くない・・とイメージトレー
ニングをしながら就寝。
戸隠神社の山門から2キロくらい御神木の間を静々と歩いて奥社着。みんな落ちる
ことなく無事に帰れますようにと祈って出発。普通の登山道を1時間ほど歩いたら五
十軒長屋、すぐに百軒長屋着。さすがに修験者の山。厳しい行場が次々現れてくる。
日頃の岩トレの成果を思う存分発揮して一つ一つ乗り越えて行く。垂直に近い壁を登
ってトラバースしたら いきなりポンと視界が開けた。蟻の門渡りだ。イメトレなん
て何の役にも立たなかった。怖すぎる・・・。両側を 100M以上切り立った線みたい
な岩の上を立って歩いて行く人
正気ですか~? 最初はズルズルいざって、途中か
10
らどうにか中腰になって、一段降りたらスタスタと、どうにか通過。みんな怪我無く
戸隠山~九頭竜山登頂し、思いのほか綺麗な紅葉にもちょっとだけ癒されて無事に戸
隠牧場着。温泉でゆったり、食事も済ませて帰阪した。ハードだけど思い出深い山行
になった。
後から頂いた写真を見てズリズリがあまりにも恥ずかしかったので、次回行くこと
があれば今度こそは四つん這いくらいにはなっていたいと思う。
京都北山・
芦生の森(11/5‐6)
野口
「京大の研究林・芦生の森」朝露が光る森に、動物や鳥たち、清らかな自然が
其のまま残る森・・・・。NHK テレビの放映を見てからずっと気になっていまし
た。それが会山行として企画され、飛びつく思いで、参加を申し込みました。
前夜泊で滋賀県側、生杉ゲートより入山。夜明け前の6時、参加者8名はヘッ
ドランプで歩き始めました。明け始めたブナの原生林は朝モヤでベールに包まれ、
静けさが伝わります。生憎の小雨模様となりましたが、ブナの葉はしっとりとや
さしい色づきです。森の小川は昔懐かしい姿で流れ、澄んだ水にはメダカ、イモ
リ、ハヤ、カエル・・・幼い頃の様に網で追いかけたくなる様な衝動が湧きます。
芦生に魅せられて百数十回訪れていると言う大路さんに植生や食害・森の説明
を皆、興味深く聞きながら、澄んだ空気に大きく深呼吸!心が洗われます。上谷
での由良川の源流では最初の一滴に感動!!神聖な
気持ちになりました。
前半先頭を任されて歩く N さんは、落ち葉で消えた
道を何故かすいすい鼻を利かせて歩いて行く。次の先
頭は読図練習をと、コンパス片手に地図とにらめっこ
の T さん。道なき道、急登を行く・・・。楽しい山行
です。
ゆっくり流れてゆく時間と湿原や沼が広がる静か
な森。大きな栃や沢ぐるみの巨木にも出会いました。
ブナの黄葉や紅葉のグラデーションも素敵でした。
又季節を変えて来て見たい・・・。魅力いっぱいの
森でした。
11
中俣
公開ハイキング「高取山」
今回の公開ハイキングは奈良の高取山、ここには高取城と言うお城があった山で、
紅葉が綺麗と言うことで選びました。
壺阪山駅に 9 時 20 分に集合し、一般参加者には多くの他の登山者がいると思い、
紛れ込むとややこしくなると思い緑色の養生テープをザックに貼ってもらい、日高さ
んから注意事項を話してもらい、大西さんのストレッチをしてもらって出発。
高取町の街並を見ながら、
菅さんの説明を聞きながら、
ユックリ歩いていきました。
ちょうどこの時は案山子が展示してある時だった。壷坂寺まではほとんどが、舗装道
でウォーキング状態で壷坂寺を過ぎて、やっと登山道になり、
五百羅漢の前で休憩し、
その石に彫られた五百羅漢像を見ながら山を登っていく。と言ってもそんなに急な山
道じゃない。そして、簡易トイレがあるところに到着、ここからは石垣が現れて城跡
と言う感じが出てくる。そして城跡の中に入って行くと菅さんが城跡の場所や情景を
詳しく説明してくれた。今回は登山と言うよりは高取城址の研究会のような感じだっ
た。そして本丸に到着してお弁当になった。予定時間より 10 分ほど遅れたけど、大
変良かったと思います。予定ではこの頃には紅葉できれいと言う予定であったが、ほ
とんど紅葉が無かった。その本丸周辺の広場でお弁当を食べ、休憩後に、少し色付い
ている木をバックに記念写真を撮った。
そして、下山途中に奈良盆地全体が見渡せる国見櫓跡に行き、奈良から見た葛城山
や大和三山が見えた。また、途中に猿石があった。下りは少し早いペースで歩いて、
一気に砂防公園まで下山しまた。砂防公園でトイレ休憩、後はアスファルト道を自由
に歩いて、児童公園まで行き、解散しました。
トラブルもなく全員無事に下山できて、大変
良かったです。皆さん御協力ありがとうござい
ました。
参加者:34 名(会員 24 名、ニュース会員 2 名、一般
参加 8 名)
コースタイム 9:30 壺阪山駅~10:50 壺坂寺~11:10
五百羅漢~12:10 高取城址(休憩)~13:30 国見
櫓跡~14:20 砂防公園~15:00 児童公園(解散)
高取町、街の駅「城跡」
《読図山行》
湖東・箕作山(374m)&安土山(190m)
大西
【参加者】大西(CL)、日高h、吉村、栃尾、樽井、野口、吉田由、笠井(ニュース会員)
【コースタイム(記録:野口)】
12
11 月 23 日(水) 近江鉄道市辺駅(8;45)~船岡山(8;57)~十三仏参道口(9:30)~
岩戸山十三仏(9:55)~小脇山(10:25)~箕作山(11:03)~赤神山(11:27)~太郎坊宮
(11:50)~太郎坊山登山口(12:22)=タクシー=安土山大手道口(12:35)~安土城址
(13:17)~安土山口(13;45)~JR 安土(14:05)
12 月 23 日(水)、山仲間8名で読図山行を兼ねて琵琶湖東部の箕作山(みつくりや
ま)へ。前日の天気予報は良くなかったのですが、この日は晴れ間もあり一日何とか
もってくれました。大阪駅から近江八幡まで約1時間、プリントされた「読図山行の
設問」を使ってこの日の課題に取り組みました。全員熱心で落ちこぼれもなく登山へ
の姿勢はとても良かったです。近江八幡駅で乗り換え近江鉄道で市辺駅へ、ここから
箕作山~太郎坊山へと読図、
読図の連続です。地形図を見ながら現在置を確認したり、
目指す尾根を考えたりとても美しい光景がありました。箕作山の稜線からの眺望はよ
く、鈴鹿山脈の御在所岳や釈迦ケ岳も確認できました。太郎坊山辺りでは社殿にマッ
チした紅葉も楽しめ、久しぶりにのんびり昼食も。午後はタクシーを飛ばして安土山
へ、
安土城跡は初めてという方もおられ一気に最高峰の天主跡まで登っていきました。
戦乱の歴史を偲ぶことができる湖東の名山と城跡を訪ねるのもいいものです。
写真左:市部駅から地形図を見ながら歩きはじめました。道路の位置と周辺の景観がポイント
です。
写真右:山座同定も楽し、鈴鹿方面を確認しています。この日は御在所岳や釈迦ケ岳もばっち
り。
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藤澤
比叡山ハイキング
<コースタイム>
JR坂本 8:40-日吉大社 9:00-八王子山 9:35-三石岳 10:40-横川中堂
11:35-延暦寺 13:30-大比叡 14:05-瑠璃光院 15:00
<参加者>日高 h、日高 m、吉田、田代、中俣、当間、天野、野口、吉村、荒木、城所、藤澤
なかなか行く機会がなく、初めての比叡山を計画しました。参加される方がないか
も?と心配していましたが 11 名も参加していただき、にぎやかに行ってきました。
日吉大社や八瀬の紅葉が見頃なのでどちらも通りたいと考えたのですが、最短コー
スの本坂を登るのでは健脚ぞろいの我が会の方には物足りないかも?と思い、日吉大
社~横川中堂~比叡山~八瀬というちょっと変わったコースになりました。
日吉大社の東本宮受付で気持ちだけの入山料を払い八王子山へ向けて階段を上がり
ます。急坂をしばらく行き牛尾宮、三宮の間の大岩の後ろからまたまた急坂を登って
八王子山に着きました。
昭文社の地図だとここから横川中堂までは三石岳を巻いて行くのですが、
「山頂を通
ろう」ということになり、地形図を片手に、最後は日高さんのGPSのおかげで取り
つきも分かり、山頂を目指しました。ところが途中から植林地の苗木を守るネットが
張り巡らされていて、最後は急登をヤブこぎする羽目に…
無事、三石岳のピークを踏み、横川中堂へ向かい始めると「なんや~こんなすぐ下
に林道があるやん!!」と林道を歩き始めたのですが、この後も地形図に載っていな
い作業道があったり、行き止まりで戻ったり「今日は地図読みの勉強やね」と言いな
がら横川中堂に到着。
駐車場でもみじ祭りが開催されていて、大根だきをいただき、ちょっとのんびりモ
ード「今日は江の最終回やけどそれまでに帰れる~?」という声も聞こえ、ここから
はペースアップ。比叡山までは県境の稜線歩きで迷うことなく西塔に着きました。
八王子山から横川中堂まで誰にも会うことがなかったのですが、延暦寺に着くと沢
山の観光客が訪れていました。とても立派なお寺に感激、またゆっくり来てみたいと
思いました。
その後、比叡山山頂を通り、ロープウェイ横を下山、八瀬まで歩いて下りるはずだ
ったのですが、悪路だということが分かりケーブルに乗ることにしました。モミジの
トンネルを抜けて下りていくようで 500 円の価値がありました…
八瀬に下りて特別拝観中の瑠璃光院に寄ってみると、ここもすごい人であふれてい
ましたが、窓越しの紅葉が額縁の中の絵のようでとても綺麗でした。
ちょっと欲張りすぎて最後は急ぎ足になりましたが、ケーブルのおかげで反省会も
でき、晩秋の一日をにぎやかに楽しみました。
また、計画する機会があれば、これに懲りずに皆さんご参加くださいませ
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ダイヤモンドトレイル(報告)
2011 年 10 月 30 日(日)実施
境
ダイトレを考える
今年のダイトレは 10 月 30 日、小雨の中、実施されました。当日は泉州労山会員の
40%強の 19 名(20 ㎞5名、40 ㎞ 14 名)の参加がありました。参加された皆様、ま
た雨天にもかかわらず金剛山一の鳥居前で果物などの差し入れや情報提供していただ
いた日高hさん、吉田
さん、本当にありがとうございました。
私がダイトレにのめり込んだのは 66 歳で、泉州労山に入会、初めて秋のダイトレ
40 ㎞を歩いたとき、コース案内板がほとんどなく、一般参加者は歩きづらく感じまし
た。そのことを後日、集会で話しましたところ、会に案内板が 8 枚あり、それを私が
つけて歩くとことになりました。8 枚では中途半端のため、連盟理事の大西さんに依
頼して、更に 20 枚ほど手配してもらいましたので、以後 2 年半 30 ヶ月、毎月 40 ㎞
を歩きながら分岐に設置、また夏草刈りやマジックでの塗り直し、針金での補強など
のメンテナンスをして今回のダイトレを迎えました。ダイトレ参加者や今後歩かれる
みなさんに喜んでもらえれば幸いです。
私は入会前は春のダイトレに参加しておりました。春は参加者も数倍多く、コース
案内も万全で初めての人でも安心して歩けました。春、秋それぞれ主催者の理念もあ
るでしょうが、秋は競技参加者が余りにも少なく、また年々減少する現実を連盟役員
の方々は如何お考えでしょう。根本的な考え方を「参加させてやる」から「参加して
もらう」に変えていただけないでしょうか。せっかくの案内板ですので当面 40 ㎞歩
けるうちは管理しようと思っております。
東日本大震災復旧支援報告
大阪府勤労者山岳連盟第二次東日本大震災復旧支援報告
府連会長
園
【日
敏雄
程】2011 年 11 月 2 日(水)~6 日(日)
【参加者】きたろう HC・10 名、泉州労山・3 名、労山つりばし・3 名
大阪志峰会・2 名、ピトンの会・1 名
計 19 名(男性 13 名、女性 6 名)
【目的】 農地の汚泥及びガレキ撤去
【現地コーディネーター】 宮城県石巻労山 岡良一氏
11 月 2 日(水)
午後 10 時森ノ宮駐輪場前メンバーが早々に揃い八尾の大久保さん、
きたろうの宇野
さんから差し入れと見送りを受け出発、前回と同様のコースを取り、1 時間半から2
時間おきに運転を交替し一路石巻に向け走る。
11 月3日(木)
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午前 11 時過ぎ石巻市内につき、今日は昼から神奈川県連の仲間と合流し被災地見学
をすることを仙台辺りで岡さんと打合せしていたためスーパーへ直行、今日のお昼と
夜明朝の食材、酒類を購入する。今回は食費として各自から 5 千円を集め、その範囲
内で 3 日から 6 日の朝までの分を調達しなければならない、前回と違い女性のメンバ
ーが加わったので余分な買い物はきっとしないだろう。13 時頃労山支援隊定宿の水沼
構造改善センターに着き具材たっぷりのラーメンの昼食をいただく。岡さんの迎えを
受け一緒に市内を一望する日和山に、前回よりもガレキは整理され更地が多く見渡せ
た。次に神奈川の仲間との待ち合わせ場所の道の駅へ。合流して早速岡さんの先導で
石巻、雄勝地区へ向かう、最初に子どもたちの 7 割が死亡、不明の被害を受けた石巻
市立大川小学校へ、前回はまだ行方不明の子どもたちを捜索中だったので立入禁止だ
ったが今回は校庭の中まで入れるようになっていた。私たちが伺う前に慰霊祭があっ
たので(帰宅後に新聞で知る)学校玄関前に追悼の碑や祭壇に多くの花束が捧げられ
ており見学に来られた多くの方と共に合掌する、その後山越えをして雄勝へ、こちら
はでは公民館を訪ねる、屋上に大型バスが乗り上げたままになっており、この後に行
った女川港辺りもまだビルが倒れたままであり震災後 8 か月経っても復旧が市外では
なかなか進んでいない事を実感する。夕食は肉、野菜たっぷりの鍋をつつきながら岡
さんの司会で石巻各地の被災状況の説明を聞いたり、神奈川の仲間とメンバー、クラ
ブ紹介などで交流する。
11 月 4 日(金)
今日、明日と本格的な支援作業が始まる、初参加の方が多く興奮の為か 5 時前に起
き出してガサゴソしているためやむなく起きる。朝食を済ませ、お昼のおにぎりを持
ち今回の支援地牡鹿半島鮎川地区へ、
センターから約 35 キロあり一時間かけて現地ボ
ランティアセンターに 8 時半着、登録を済ませたあと十八浜(くぐなり浜と読む)の
水田約 10000 ㎡(3000 坪)程の広大な範囲の瓦礫撤去を大阪と神奈川の労山計 37 名
で始める。ガレキが有るため田圃の手入れができず2mを超える葦が伸び放題、その
中に入り込みガレキを探しながらまた、葦を刈りながらの作業、水が溜まった所もあ
り足元は悪い、刈った葦をその上に敷き足場を良くしたり、ガレキ取り出し班、一輪
車でガレキを搬送する運搬班、ガレキの分別班に各自分担するなど多くの知恵が発揮
され感心する。石やコンクリート塊、木片、缶、ビン、家電製品、屋根だけ形の残っ
た家、畳、布団、耕運機、海の家のシャワールーム、ボートなどなど様々なものがガ
レキと化し埋め尽くされている。前回も報告したが田圃に重機を入れることが出来な
いので人手が頼りの作業である。今日のハイライトは屋根の解体、
神庭現場監督の元、
白川、下窪、沢村さん達が屋根の上に上り解体を始め 20 人ほどが撤去作業、2日で片
付けたてしまった。私なんぞはこんなの置いておこうと思っていたがやるもんだ。天
候も良く暑くもなく心地よい気温のなか4~50 分ごとに休憩を取り無理のない程度
に作業をする、休憩時にはボランティアセンターからウィダーインゼリーの差し入れ
を頂く。昼食は十八浜の松林、風光明媚な静かな浜辺で、津波の被害がなければ村の
方や漁師の方たちが秋の仕事に精を出しているのだろうなと思いを巡らしながら、お
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にぎりを頂いた。何もなかった分別地に木材、金属類、石コンクリート塊、燃えるも
の、分別不能ガレキの山を作り 15 時に作業を終える。石巻市外の観光旅館のお風呂で
汚れを落とす、ここも本来は観光客の訪れるきれいな夕日がお風呂から望める旅館だ
が現在は復旧作業に携わっている現場の方たちの宿として利用されていた。入浴後、
今晩の夕食おでんの材料を買出しにイオンへ、女性陣の愛情がたっぷりこもった御馳
走をおかずに、アテにして本日も楽しい宴会、交流、ご飯は岡さんが滞在中3日間と
も新米を炊いて提供して下さった。美味しくて皆お代わりが進むこと。明日は千葉県
連から 36 名支援に入るとの事、神奈川県連の責任者渡辺氏と大体の段取りをして就寝
とする。
11 月 5 日(土)
今日も8時半現地着、現場にはすでに千葉県連の仲間34名が来ていた。労山は総
勢 70 名、JTB が募ったボランティア約 80 名、計 150 名程でガレキ処理、3ヵ所の分
別場に見る見るうちにガレキの山が出来る。多きことは素晴らしい、すごい力を発揮
する。勢いが余って時々要請のない水田外のガレキ処理もやってしまいボランティア
センターの青年に注意を受ける、大きなガレキを処理すると達成感が有るように思い
がちで本当は水田を耕作する上で邪魔な細かな石や木片ビニール類などの不要なもの
を処理することが大事なんですよと言われ、みんな納得しそちらにも目を回し直す。
労山以外のボランティアは男女とも青年達、せっせと甲斐甲斐しくよく動いてくれる。
今どきの若者はとよく昔のおっさん、おばさんが文句を言っているが、なかなかどう
してよく働きますよ、ボランティアに行ってみようという心掛けでも偉いし体も良く
動かしていることに今回も感心する事仕切りだった。お昼休み前には田圃の奥に有っ
たボートを若者たちが泥んこになりながら引っ張り出してきた姿を見て思わずみんな
拍手で敬意を表した。14時半に作業を終え昨日、岡さんが是非見て欲しいと言って
いた金華山を見学に行く、現場から車で 20 分ほどの所、金華山は島だが牡鹿半島との
間の海が津波発生時海底が見えたとのこと、観光地でもあり大震災さえなければ多く
の観光客で賑わって居ただろうが今はその影もない。展望に使ったホテルも客の姿は
なく送迎用のバスが3台駐車場に止まったままだった。見学を終え入浴後、今晩は石
巻労山の仲間が作ってくれたカレーが有るのでサラダと少しのアルコール、アテを買
い込んで宿舎に戻る。夕食を頂きながら岡さんの司会で総勢 80 名余の大交流会、地域
の区長、宿を提供して頂いた館長さんが歓迎と震災時の体験のお話をして下さる。そ
れぞれ消防団、水道関連の仕事をなさっており避難の指示や、ライフラインの復旧な
どで大変な苦労をなさったことを話された、赤間宮城県連会長、新田宮城県連理事長
の挨拶、石巻労山の2名の会員の方の震災体験のお話、各県連の参加者紹介などが続
く、が後半部分はお酒が入り交換の会話が交錯し殆ど聞いていない、そのなでも大阪
から参加している各会代表に一言ずつ感想と会の紹介をしてもらった。21 時頃には交
流会を終え寝る体制に入る、大阪は明朝早くに宿舎を出るので玄関に近い和室にさせ
てもらった。私は赤間会長や宮城県連の仲間と 24 時頃まで交流、お蔭で翌日の昼過ぎ
まで運転できない羽目となる。
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11 月6日(日)
4時半起床、5時半赤間会長、宮城県連、神奈川県連の仲間 10 人ほどの見送りを受
け宿舎を立つ、前回見学した奥松島経由で帰路につく、少しは片付いていたが復興は
まだまだの感じで長い時間を掛けなければ復興は難しいのではと思いながら大阪へ
20 時頃森ノ宮に無事帰阪、第二次支援の任務を終えて参加の皆さんに感謝を述べて解
散とした。
終わりに
第一次支援報告を受け新たに支援ボランティアの手が上がり 19 名に広がりをみせ
大阪の仲間の心意気を感じました。また送り出すに当たり多くの会が派遣のための支
援カンパに応じて下さったことに感謝申し上げます。これから被災地各県は厳しい冬
を迎えボランティアに行くにも大変な要素が有ります。ボランティアセンターで聞い
た話では被災地支援等従事車両証明は今年末で打切られるそうです。そうなると高速
代などが実費となりボランティアが減るのではと懸念されています、これからも継続
させるような運動が必要です。被災地県民を励ます意味でこれからも支援活動を続け
て行きますので、ご協力ご支援の程宜しくお願い致します。
東日本大震災支援活動に参加して
大西
11月2日(夜)~6日、大阪府勤労者山岳連盟の山仲間19名と、マイカー3台
に分乗して東日本大震災の被災地支援活動に参加してきました。今回は石巻市牡鹿地
区、農地の瓦礫撤去の作業でした。現地に到着した初日(3日)は、石巻労山の岡良
一さんの案内で石巻市、女川町の現場を視察。テレビの報道で大まかに被災状況は判
っていたが、実際に自分の目で見るのとは全然違っていました。まさに破壊しつくす
津波の威力の前に人間の無力さを思い知らされるばかり、
ただただ言葉になりません。
被害の大きかった雄勝地区(写真左、雄勝地区の公民館屋上に乗り上げたまま残され
た大型観光バス)に掲げられていた「雄勝は負けない、絶対に勝つ」という横断幕に、
私たちも頑張らねばと励まされたのです。
ところで後で調べてみますと、東日本大震災で死者・行方不明者の最も多い被災自
治体は石巻市でした。11月6日の「河北新報」に11月2日現在、石巻市の死者・
行方不明者3966人と掲載されていました。その石巻の悲劇の一つが大川小、現地
を訪ね、また流され瓦礫の中で見つかったランドセルの写真を見ていると、とても悲
しくなりました。
「もっともっといっぱい生きたかったろうに」と誰もが考えます。以
下ネットで見た大川小の被災状況です。
2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災に伴う津波が地震発生後およそ 50 分経った 15 時 36 分
頃、三陸海岸・追波湾の湾奥にある新北上川の河口から約 5km の距離にある当校を襲い、校庭に避
難していた児童 108 名中 70 名が死亡、4 名が行方不明(9 月 23 日現在)、教職員 13 名中、校内にい
た 11 名のうち 9 名が死亡、1 名が行方不明(2011 年 4 月 9 日現在)となった。スクールバスの運転
手も死亡している。地震直後、校舎は割れたガラスが散乱し、余震で倒壊する恐れもあり、学校南
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側の裏山は急斜面で足場が悪いことから足が滑りやすいと判断されていた。津波が来た際にあわて
て裏山に登り助かった児童も雪で足を滑らせながらもよじ登った。約 200m 西側にある周囲の堤防よ
り小高くなっていた新北上大橋のたもと(三角地帯)を目指して移動し始めた。その直後、堤防を
乗り越えた巨大な津波が児童の列を前方からのみ込んだ。列の後方にいた教諭と数人の児童は向き
を変えて裏山を駆け上がるなどして、一部は助かった。その後のマスコミ取材で、裏山と三角地帯
が避難先の候補となり、山へ逃げるという意見と、お年寄りもいて登りにくいから三角地帯だとい
う意見が教職員の間で対立し、最終的に三角地帯を目ざしたことがわかってきている。なお、目ざ
した三角地帯も、津波に呑み込まれている。
4日と5日は石巻市牡鹿地区の十八成(クグナリといいます)という集落で瓦礫撤
去の作業でした。十八成の集落はかつて美しい海水浴場があり、漁業と民宿で活気が
あったそうです。私たちが訪れた11月の十八成は、民家は津波で流されて一軒も残
っていませんでした。流された民家や家財は、瓦礫となってすっかり水田に埋まって
いたのです。4日は神奈川労山の方たちと、その瓦礫撤去の作業をさせていただきま
した。5日は千葉労山の34名と東京方面から来られた青年ボランティアのグループ
80名も加わり、みんな一生懸命に頑張っているので、まさに(少し表現が適切では
ないかも知れませんが)考古学の発掘作業の真剣な光景とダブって見えたのです。特
に青年のグループは大半が20代、泥だらけの作業着にさわやかな笑顔がありました。
南山大学に留学しているアメリカ人の方も、
「美しい自然がいっぱいある日本は大好き
です。こういう時期だからこそ東北を支援したい」
と流暢な日本語で話していました。
青春って素晴らしいですね。
このような支援活動に全国の大勢の人たちが毎日のように来られています。いろい
ろな方とも交流でき、また被災地で頑張っておられる東北の人たちにも触れることも
できて、これからも私も震災復旧に貢献できるように頑張っていこうと決意を新たに
しました。もちろん原発事故で大変な状況になっている福島の支援も大切にして。
s
雄勝地区の公民館屋上に乗り上げたまま
瓦礫撤去作業、耕運機も埋まっていました
残された大型観光バス
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大川小跡の献花台、時計の時刻が…
女川町の市街地、ビルが横倒しに
石巻市・女川町の浸水地域(ピンク色)
宮城労山とボランティア3労山の交流会
◇山人の白馬便り(12 月号)◇ 鈴木
11 月 20 日の夜から「たまねぎ村」にも初雪が降り、翌朝の車の屋根には1センチ
ほどが積もったが、その後は暖かく、ときおりみぞれ混じりの雨もあったが、道路や
畑はちっとも白くならない。それでも、水たまりは時々凍って、気温は低い日が多く
なった。先日から道路脇には除雪目印の竹ポールが一気に差し込まれ、家々の木々は
冬囲いをして、ホームセンターでは除雪関係の道具が並び始めた。
冬を過ごすのは、今年が初めてで、早い出勤の日は車の関係が大変だ。職員会議で
は、
「雪が降って遅れる場合は、電話をしてくれればよい。慌てて事故を起こさないよ
うに」という指示もあった。
雪とともに生き、寒い冬を送る生活は、雪のない暖かい町の暮らしとは、さまざま
な面で違いが大きい。暖房費もかさむし、車のタイヤはスタッドレスが当たり前で、
軽トラックも含め、多くは4輪駆動だ。屋根雪の対策や玄関の除雪は毎日、頭の隅っ
こになくてはならない。長靴は必需品だ。
それにしても温度変化が激しいし、暖かい日があって、12月に入ってもスキー場
はごく一部を除いて、ほとんどオープンしていない。ペンションやホテルには震災以
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降、海外からの予約が全く入ってこないらしいし、例年のまだ1割程度だというから
深刻だ。
(東電は旅館関係の5月までのキャンセルに対しては保障するらしいが、それ
以後の激減には国も東電もゼロ回答だ)観光関係者は、過去にはない不安な冬を迎え
ようとしている。
村では、あれだけ多かった外国人の姿はほとんど見ることがない。職場にいる一人
の外国人(カナダ出身の英語助手)は、日本人の奥さんがペンションを経営している
らしいが、給食に出る魚には未だに箸をつけない。日本にいる外国人でさえそうだか
ら、海外の外国人には、日本全体が放射能に汚染されているくらいの認識が一部にあ
るのかもしれない。
白馬三山は雪に覆われ、晴れた日の青空に映える山並みを見るとなぜか新たな意欲
が湧いてくる。八方尾根スキー場もかなり下部の方まで白くなってきた。多くのスキ
ー場は17日にオープン予定で準備に入っている。
(12.2 記)
事務局より
高石市公民館の「クラブ発表会」の連絡。日時 2012 年 1 月 26 日(木)~29 日(日)、
場所南海高石駅前(東側)アプラホール、展示規模は昨年と同様です。展示品の募集を
しています。
組織部より
1、公開ハイキング、大きなトラブルもなく、無事に終わることが出来ました。
御協力ありがとうございました。
参加者 会員 24 名 ニュース会員 2 名 一般参加 8 名 合計 34 名
また、次回の公開ハイキングもよろしくお願いします。
2、ネームプレート、無事に製作することが出来ました。
有料配布しますので、よろしくお願いします。
ネームプレートをザック等に取り付けて、山行時に何かの泉州労山の宣伝、もし
くはアピールができれば、幸いに思います。
(当初の目的です)
図柄は鈴木さんのデザインを使用させてもらいました。
製作に関して、いろいろな人にお世話になりました。
特に、敷島さんには大変お世話になりました。
ありがとうございました。
3、今年、私の思いつきで、クリーンハイキングの立て札、ネームプレート、公開ハ
イキング等で、皆さんに多大なご迷惑をおかけしました。
皆さんのご協力で、いろいろなことが出来ました。
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本当にありがとうございました。
また、来年もよろしくお願いします。
《新入会員紹介》
真鍋
〇趣味… いろんな事をしましたが、続いているのは山だけです。
〇今迄に登った山で印象に残った山… ①北海道トムラウシ、あの何人もの命を奪っ
た山ですが、私の登ったトムラウシは、お花畑の天国の様でした。
(天国まだ行っ
た事がないので想像ですが…)②南アルプス北岳から塩見岳縦走 3日間暴風雨
の中を歩き続け、景色は全く見えず辛い山行でした。
〇これから登ってみたい山… ①大峰、台高の山、② 200 名山 300 名山を挑戦
〇入会にあたって… 山を初めて以来我流で歩いてきました。歳を重ねるにつれ体力
の低下を技術のレベルアップで補う事が出来ればと思いましたが、私には少し敷
居が高過ぎた様な…ですが頑張るつもりですので皆さま宜しくお願いします。
機関紙部より
原稿募集!昨年登った山、今年登りたい山
『やまなかま』2012年1月号で新春特集として「昨年登った山、今年登りた
い山」を企画しました。今回も泉州労山全員の方を目標に掲載していきたいと思い
ますので宜しくお願いします。原稿は以下の要領で年内に送って下さい。
①昨年(2011年)登った山で印象に残った山を書いて下さい。いくつあげ
ても結構です。
②昨年の山行を振り返って(とくに心に残ったことを書いてください)
③今年(2012年)
、是非登ってみたい山をあげて下さい。いくつあげても結
構です。
④今年の抱負(是非実現したいことを書いてください)
機関紙担当:大西
労山山行企画訪問
…
西宮明昭山の会(兵庫県)
大西
11 月 26 日(土)、泉州労山と機関紙の交流のある「兵庫・西宮明昭山の会」の山
行に取材を兼ねて参加させていただきました。
西宮明昭山の会の会員数は何と 730 名、
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会報の発行や山行以外の活動も活発で、西宮明昭山の会をもっと知りたいと思ってい
ました。山行もS・A・B・Cとランク分けされ、今回は健脚Cの企画の六甲山へ。
ルートは以前から歩いてみたかった「有馬三山~一軒茶屋~白石谷」、参加者は 14
名、ペースも時々の休憩も申し分なく快適な山歩きができました。有馬の町を見下ろ
し、また最高峰を眺めながら歩く有馬三山(落葉山・灰形山・油槽谷山)は、登山者
も少ないとても静かないい縦走路です。下山ルートの白石谷は大安相滝、白龍滝、白
石滝と滝を楽しみながら下降できます。登山口には「熟練者向き」と書かれているた
めか登山者には一人も会えませんでした。厳冬の氷瀑巡りにも歩いてみたい、奥深い
静かな谷です。コースタイムは標準より1時間以上も早い 5 時間 20 分、昼食時間(30
分)があるものの途中の休憩や歩行のリズムもとてもスムーズでした。さすが一年の
大半を六甲山で歩かれておられる健脚C班の実力が伝わってきました。登山の終りは
有馬の登山口でストレッチと感想を出し合い、その後はやはり西宮明昭山の会もビー
ルで反省会。有馬温泉のお好み焼きで、多くの会員が歩かれている六甲全山縦走など
の話も今回の取材の収穫でした。多くの会員が山を愛し(とりわけ六甲山を)、登山
を真面目に学習し続けていく明昭山の会と、これからも交流を続けていきたいと思い
ました。
企画部より
アンケート、ぼちぼち集まってきています。まだ書いてない方もよろしくおねが
いします。また、12月14日(水)7時より、いつもの会館3階で、企画会議を
行います。時間のある方は来てください。
教育訓練部より
12/17(土)セミナー座学「気象」
:
「知っているようで知らない天気予報」の基礎から、
気象判断と遭難の関係まで学びます。あなたも天気予報士?になろう。
12/22(木)夜~25 「冬山合宿・八ヶ岳」
:赤岳鉱泉でテント(又は小屋)2泊です。
何でも体験です。
興味や意欲を持って参加することから向上が始まります。
1012/1/21~22 セミナー実技「初級雪上訓練 奥美濃・大日ヶ岳」
ゴンドラで稜線へ。雪山の歩き方~応用編まで。
2012/1/28(土)前夜泊~29(日)
「連盟・冬山搬出訓練」に参加。湖西または伊吹山
で雪上搬出訓練です。仲間を救う技術ですので、みんなで受講しよう。
その他
12/17 セミナー座学の後、昼食後「教育訓練部の部会」を公民館で行います。
今後の行事を検討しますので、関係者や興味のある方はご集合ください。
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山行セミナー座学「気象」
◎新入会員は必須、ベテランも積極的参加。
◎分かっているようで、実は知らない天気予報。あなたも明日から気象予報士!
気象遭難を防ぐために、気象を理解して、正しい判断ができる一助に。
日 時:2011 年12月17日(土)9:30~12:30
場 所:取石公民館 3F
内 容:①気象の知識②天気予報・天気図の見方③気象と遭難 その他
持ち物:筆記用具、お茶、
問い合わせ:教育訓練部 日高h(敷島、田代、西岡、鈴木、管)まで
***** 泉州労山集会・役員会、府連盟理事会報告
*******
泉州労山集会 11月2日(水)19:00~21:15
出席者:日高h、境、澤村、管、吉田由 、当間、山本、山中、田代、中俣、中井
辰巳、藤澤、吉田澄 、栃尾、敷島、吉村、城所、井上勝 、荒木、樽井
川上、野口、天野、志水、大西 … 計26名
○ ステップアップ講座
「登山における低体温症」
(担当:管)
「読図山行(湖東)で使う3つの地図について」
(担当:大西)
○報告(連盟、役員会及び山行)
【連盟関係】3件連続した連盟内の事故について。連盟主催による東日本大震災復
旧支援活動派遣、会からは3名が今夜に出発。
(大西)
【事務局】公民館行事「クラブ交流会」が来年1月 26 日~29 日に実施。
(日高h)
【組織部】10 月 30 日ダイトレ参加者は 19 名。11 月 13 日の公開ハイク「高取山」
の任務分担を確認した。
会のアピールと名札を兼ねたプレートを作成する。
(中俣)
【教育訓練部】10 月の山行セミナー(座学と実技)の報告。今後の立山雪上訓練、
読図山行、山行セミナー座学「気象」等の取り組みが出された。
(管)
【企画部】山行企画のアンケートを実施する。冬山合宿の参加者の確認。(栃尾)
【機関紙部】会報の印刷は、基本的に集会前日に連盟事務所で行う。
(大西)
【自然保護】高見山クリーンハイクが近畿ブロックとして実施する。
(澤村)
【10 月の山行報告】妙高・戸隠、夜叉ヶ池等の報告があった。
○山行計画
11 月の会山行(芦生、立山雪上訓練、湖東読図ハイク、比叡山)の参加状況を確認
した。
〇その他連絡事項
10 月 13 日、浜寺公園で共同装備総点検&バーベキューを行った。
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泉州労山役員会 11月16日(水)19:00~21:15
出席者:日高h、境、管、澤村、西岡、栃尾、吉田由 、田代、藤澤、敷島、天野
吉村、大西… 計13名
○連盟関係の報告
東日本大震災復旧支援活動派遣の報告。
連盟内3件の事故と事故対策委員会の報告。
11 月 13 日クリーンハイク高見山報告。
(大西・澤村)
○当面の課題と専門部の取り組み
①組織部…公開ハイクの反省と成果を出し合った。参加者は会員 24 名、ニュー
ス会員 2 名、一般 8 名、総計 34 名。一般参加者が少なかったのはコースに問題
があったのでは、という意見が多かった。泉州労山のプレート、1枚 500 円で
製作でき、次の集会で配付できるかも。(中俣)
②企画部…冬山合宿「八ヶ岳」の予定と参加者を確認した。山行企画のアンケ
ートをまとめ、12 月の企画部会で話し合う。(栃尾)
③教育訓練部…今後の行事予定(立山雪上訓練、湖東読図山行、山行セミナー
座学「気象」、1月大日岳雪上訓練)が出された。12 月集会でのステップアップ
講座は、予定を変更して「東北ボランティア派遣報告」に変更する。教育訓練
部会は 12 月 17 日(土)午後に実施する。(管)
④自然保護…11 月 19 日「全国自然保護担当者会議」、11 月 23 日八尾・地域の
環境、地球の環境の集会あり、大阪労山の報告も行う。(澤村)
⑤機関紙…会報来月号の編集、会報の印刷について確認。
⑥山行管理部…「登山計画書」の必要事項変更について説明があった。様式を
デジタルで送る。(日高h)
○その他(事務局等より)
公民館行事「クラブ交流会」が来年1月 26 日~29 日に実施。
大阪労山連盟理事会 11月24日(木) 出席者:澤村、大西
○自然保護委員会
プロジェクターを使って東北ボランティア報告、高見山クリーンハイクの報告があ
った。
○教育遭対部
11 月8日の事故対策会議(連盟内3件の事故)の報告。冬山の入山状況を連盟のメ
ーリングリストで流してほしい。
○アタックプラン推進会議(会員拡大の取り組み)
今年度、連盟の目標は 100 名、12 月 15 日までを集約して最終報告とする。
○山野井泰史氏講演会
11 月 12 日(土)の講演会、741 枚のチケットが回収できた。総括は後日に行うが、
手話の方にペースを合わされた山野井氏の優しさが伝わり好評であった。
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〇第二次震災ボランティア派遣報告
連盟会長の園氏よりボランティア派遣報告があり、参加者も感想を述べた。澤村氏
のプロジェクターを使った映像の説明もインパクトがあった。
○組織部
冬山セミナーの申し込みの受付。11 月末の各会の組織数を報告してほしい。12 月
に全国連盟へ提出、この組織数が来年度の連盟費として徴収される。
○ダイトレ報告
今までで最も参加者が少ない。161 名の参加者で、他にリタイアが 50 名ほど出た。
当日葛城市のイベントもあり、今後日程変更も検討する。
ちょっと天気情報を 67
マフラー
寒い日の必需品の一つ、マフラー。首は温度の変化に敏感で、マフラーを巻くこと
により、体全体があたたまるといいます。コツは外に出てからではなく、部屋の中に
いる時からマフラーを巻くこと。暖かい空気をたくさん含ませてから外出するとより
効果的です。また、空気には断熱作用があり、一重よりも二重に巻いたほうが、空気
の層ができて保温効果が増します。
寒気の強さ
北日本は雪の降る日が多くなり、天気の解説で寒気という言葉が使われる機会が増え
てきました。寒気の強さを表すのに用いるのは主に上空 5500 ㍍の気温。上空の気温は
観測器をつるした気球で測ります。気象庁は午前9時と午後9時に札幌、輪島など全
国 16 カ所で観測。氷点下 30 度が雪の目安で上空の気温にも注目です。
師走のスタート
きょうから 12 月です。12 月の別称である「師走」は僧(師)がお経をあげるため忙
しく走りまわる月だからとも、1年の終わりの月を意味する「為果(しは)つ月」か
ら転じたとも言われています。
今年は全国的に寒い師走のスタートです。土曜日には、
いったん寒さは緩みますが、来週初めは再び寒くなるでしょう。師だけでなく気温の
変動も忙しくなりそうです。
湯たんぽ
朝晩はだいぶ冷えてきて、手足の冷えが気になる季節になりました。暖房の使用はま
だ早いという方に、「湯たんぽ」をおすすめします。ホカホカと自然な暖かさがあり、
温度がゆっくりと下がるので、体にも優しい暖かさです。最近ではかわいいデザイン
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の湯たんぽも登場して、見た目も楽しめます。真冬には暖房器具と併用して使うこと
により、節電にもつながります。
重ね着
12 月のスタートは全国的に寒くなります。そこで、重ね着をお勧めします。カーディ
ガンを1枚着るだけで体感温度は 2.2 度上がるといわれます。ひざ掛けで 2.5 度、靴
下を履けば 0.6 度上昇するとも。全て身につけると体感温度は 5 度も上がるようです。
これなら暖房の設定温度を 20 度に保つことができ、省エネや暖房費節約にもつながり
ます。
編集後記
◆
先月、地理の授業で日本の農業を教える機会がありました。調べてみると日本の米
収穫量の上位は、北海道・新潟・秋田・福島・山形の順で、何と東北が4県も含まれ
ていました。その第4位の福島は、今年は汚染米や風評被害で多くの農家が苦戦を強
いられています。先日のテレビの報道からも今年獲れた米が出荷できない、売れない
という農家の悲鳴がありました。こんな時こそ、国や東京電力は誠意を示して行動し
てほしいものです。放射能汚染の情報や対策も、いつも後手ばかりでなかなか前が見
えてきません。例えば東京電力の役員の方々も自分の私財を投げ打ってでも、支援し
ていこうという「こころ」があってもいいと思うのですが。(清)
今年を振り返り来年こそはと思う季節になりました。今年は白山の石徹白から一里
野への縦走、ダイトレの紀見峠以南の加太大川までの縦走、中央アルプス全山縦走な
どを完成させたいと考えていました。しかし会の行事や、自治会の用事など諸用が多
く実現できませんでした。しかし来年はこれらの計画をまず手帳に書き入れ、完成さ
せたいと思っています。最近はそれぞれの山を線で結ぶことに興味もあり何とか時間
を作りたいと考えています。
(博)
雪山シーズン到来ですね。私はワカンとアイゼンしか持っていないので、今季はス
ノーシューを買おうと思っています。受験で3年ほど冬の山に行ってなかったので、
久々の雪感触を味わってみたいです。
大雪原を歩きまわるのは楽しいだろうなぁ~
(●
^o^●)(タル)
最近の年賀状に山の写真を載せるようになりました。あれこれと山の写真を選って
いると、今年一年いろんな山へ出かけて、しんどかったことや楽しかった事が思い出
されます。来年も楽しい思い出をつくろう!(和)
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やまなかま(泉州勤労者山岳会会報)2011.12(№526)
発行日 2011年(平成 23 年)12 月 7 日
発行 泉州勤労者山岳会
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