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第 34 回 夏季研修会のご案内
平成 28 年 5 月 18 日 近畿地区特別支援学校肢体不自由教育研究会 第 34 回 夏季研修会のご案内 主管校 西宮市立西宮養護学校 1 大会テーマ「自立と社会参加のための支援のあり方を求めて ~一人ひとりのニーズに応えるために、子ども理解を深め、学びを再考し、 授業の充実を図る~」 2 主催 近畿地区特別支援学校肢体不自由教育研究会 3 後援 全国特別支援学校肢体不自由教育校長会 近畿地区特別支援学校肢体不自由教育校長会 兵庫県特別支援学校肢体不自由教育校長会 兵庫県教育委員会 西宮市教育委員会(全て申請準備中) 4 主管 兵庫ブロック 5 事務局 西宮市立西宮養護学校(主管校) 〒663-8161 兵庫県西宮市甲子園春風町 2-29 Tel:0798-34-6551 Fax:0798-34-7704 E-mail:[email protected] 6 期日 2016年(平成28年)年8月18日(木)9:00~16:00 7 会場 西宮市民会館(アミティーホール他)、西宮市立勤労会館周辺 8 参加費 1600 円 9 日程 9:00~ 9:30~ 受付 9:50 開会行事 9:50~11:50 全体講演会 11:50~12:00 諸連絡 12:00~13:30 昼食・休憩 13:30~16:00 実技講座 10 全体講演会 講師 徳永 豊 氏 福岡大学 教授 演題「子どもの学びと目標設定、学習評価」 (午後の開会・閉会は各講座ごとに行う) 11 実技講座(7講座) 実技講座名(仮称) 運営担当校 摂食嚥下 宝塚市立養護学校 ~食べる機能の発達とマッサージ~ 書くことへの支援 ~目と手の発達と自助具について~ 動作法を用いた姿勢・動作の改善 兵庫県立のじぎく特別 ~コミュニケーションと 身体的援助に焦点をあてて~ 支援学校 伊丹市立伊丹特別支援 音楽的コミュニケーション 学校 ~自立活動と音楽療法~ 部屋 50 名 60 名 未定 遊びを豊かにするICT活用 明石市立明石養護学校 市民会館 視覚機能の基礎知識と支援の方法 兵庫県立和田山特別支 援学校 勤労会館 コミュニケーション部会 ~子どもたちの心をつかむ 手作り教具講座~ 50 名 60 名 65 名 篠山市立篠山養護学校 60 名 加古川市立加古川養護 学校 福祉・医療との連携 定員(予定) 65 名 実技講座の概要 実技講座名 ① 講座の概要 摂食嚥下 ~食べる機能の発達とマッサージ~ 書くことへの支援 ~目と手の発達と自助具について~ 言語聴覚士 武藤 摩梨伊 氏 (宝塚市教育委員会 学校教育課) 作業療法士 後藤 聡子 氏 (宝塚市教育委員会 学校教育課) ② 動作法を用いた姿勢・動作の改善 ~コミュニケーションと 身体的援助に焦点をあてて~ 梶 正義 氏(関西国際大学准教授) 【摂食嚥下】 食べるときに舌や顎をどのように動かしていて、どのよう に食べているのか、その発達について、実習を通して体験し、 摂食期の発達について理解を深めたいと考えています。また、 バンゲードをはじめとした、マッサージについて、効果や具 体的な方法を、実技を交えながら紹介していきたいと考えて いきます。 【書くことへの支援】 学校で行う、頻度の高い活動として、 「書く」という作業が あります。子どもの目と手の発達を踏まえ、どんな発達段階 にある子どもには、どんな道具を用いて、どのように「書く」 ことを支援していくかについて考えます。そのなかで、鉛筆 が握れないお子さんのための自助具作成と、その支援方法に ついて実習を行いたいと思います。 ※持ち物 水かお茶、ティッシュ、タオル、手鏡、衛生用 手袋(パウダーなし) 、小スプーン、コップ、はさみ、ものさ し、ペンをご持参下さい。 脳性まひをはじめとする脳原生疾患の児童生徒は、未学習 や誤学習によって年齢相応の動作が身についていないことが 多く見られます。そのような児童生徒に対して、教師と児童 生徒が身体を通して直接的なコミュニケーションを図り、教 師の支えを感じながら自分の意思で身体を動かすことができ る体験は、児童生徒に自信と意欲、一体感を育てることにな ると考えます。本講座では、肢体不自由の児童生徒に自立活 動を指導する上で、コミュニケーションによる支援や、意欲 と主体性を育てるための身体的援助について、動作法の体験 を通して学んでいただけるようにします。当日は、動きやす い服装でお越しください。また、床の上で体験していただき ますので、バスタオル(又はヨガマット)を持参いただきま すようお願いします。 ③ 音楽的コミュニケーション ~自立活動と音楽療法~ 渡邊 真美 氏 (伊丹市立伊丹特別支援学校主幹教諭) ④ 遊びを豊かにするICT活用 中園 正吾 氏 (福祉情報技術コーディネーター) ⑤ 視覚機能の基礎知識と支援の方法 北出 勝也 氏 (視覚機能トレーニングセンター JoyVision 代表) ⑥ 子どもたちの心をつかむ手作り教材講座 足立 晃一郎 氏 (リサイクル楽器演奏家 元篠山養護学 校教員) 平山 和志 氏 (全日本あすなろ腹話術協会師範 近年、養護学校や特別支援学校での音楽活動に、音楽療法 の考え方や技法を取り入れたり、音楽療法のために作られた 曲を用いたりするなどの取り組みが、みられるようになりま した。増えた要因は様々ですが、1つには音楽療法について 興味をもつ人、先生が増えたことがあり、二つには、音楽療 法を学べる機会が増えたことがあると思われます。この研修 会も 10 年前から音楽療法の講座を実施していて、10 年間で 多くの方が参加してくださいました。今回は、音楽療法とい う授業ではどのような活動をするのか、また自立活動とどの ような関係があるのか、音楽的コミュニケーションとは等を お伝えできればと思います。 テクノロジーやモノをうまく活用することで、楽しみが増 えたり、やりたいことに近づいたりすることができます。特 に、あらゆるところで使われている電気製品を活用しない手 はありません。内容は、パワーポイントを使って、タブレッ ト端末に代表される ICT の活用に関する教材や補助具を紹介 し、子どもたちが楽しめる方法を提示します。また、実際に いろいろな種類のスイッチを使い、おもちゃを動かしてみた り、アプリケーションを使いながら、子どもの実態に合った スイッチの使用や工夫について一緒に考えたいと思います。 本を読むときに行を飛ばし同じところを何度も読んでしま ったり、ノートの升目から文字がはみ出てしまったりする児 童生徒がいます。様々な要因が考えられますが、視覚機能に 課題がある場合があります。このような児童生徒を支援する 場合、学校と医療、視覚の専門家が連携することが大切です 。医療や専門家の知見を踏まえた上で、学校としてどのよう な支援ができるのでしょうか。本講座においては、医療や視 覚の専門家との連携の大切さ、学習の困難さ、視覚機能の関 係性等の基本的な事項について学ぶとともに、学校現場で活 用することができる支援の方法について体験していただきま す。 講師足立晃一郎氏はスゴ腕ミュージシャンとして「はなま るマーケット」など TV 番組にも取り上げられています。平 山和志氏は腹話術のプロフェッショナルで先生方に丁寧にや り方を教えてくださいます。内容は児童・生徒と楽しくコミ ュニケーションをとるための簡単な手作り教材(風船笛・腹 話術人形など)を制作し、腹話術の練習を行います。風船笛 は口形によりあ行・ま行・や行の発声を行うことができます。 また鳥の形の紙人形は口が動き、実際に話しているように見 えます。とても楽しい講座ですのでぜひご参加ください。 北近 畿ブロック長) ⑦ 福祉・医療との連携 濱口 直哉 氏 (兵庫県障害者等相談支援コーディネー ト事業東播磨圏域コーディネーター) 真野 剛 氏 (兵庫県立視覚特別支援学校卒 関西国 際大学卒) 上月 一広 氏 (加古川市立加古川養護学校卒 いすサッカー日本代表) 他1名 電動車 肢体不自由においては、子どもたちの豊かな生活・経験と 成長・発達が相互に関連しており、従来から教育と医療・福 祉の連携があると言われてきました。特にここ数年は、在学 時のみならず、卒業後の豊かな生活にむけて、相談支援専門 家との連携もすすめられてきています。そこで、この講座で は、卒業生2名(肢体不自由養護学校・医療的ケア・全介助・ 西宮で1人暮らしの方、視覚特別支援学校・関西国際大学卒 業・全盲・肢体不自由・1人暮らしに向けて訓練中の方)と、 福祉事業所の方々とのパネルディスカッションをします。ま た、卒業生2名のサービス利用計画を書く実習を通して、在 学時から卒業までの医療・福祉・教育の連携のあり方を考え ます。 12 会場までの案内図 ○西宮市民会館 西宮市六湛寺町 10-11 TEL 0798-33-3111 ・阪神西宮駅(市役所出口)より北へ徒歩約1分 ・JR西宮駅(南口)より西へ徒歩約10分 ○西宮市立勤労会館 西宮市松原町 2-37 TEL 0798-34-1662 ・阪神西宮駅(市役所出口)より東へ徒歩約6分 ・JR西宮駅(南口)より南へ徒歩5分 ・西宮市民会館より東へ徒歩約6分 ※西宮市民会館に駐車場はありません。勤労会館に専用駐車場はありますが、台数が限られてい ます。なるべく公的交通機関をご利用ください。 13 申し込み方法 校内の近肢研担当者を通じで、参加申し込み用紙にお書き下さい。 ※ 申し込み締め切り 平成 28 年 6 月 17 日(金) ◎何かご不明な点はお気軽にお尋ねください。 西宮養護学校:近肢研担当 教頭 原田 研究推進部会 北村、中井