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第2期小山市児童虐待・DV対策基本計画(PDF:2271KB)

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第2期小山市児童虐待・DV対策基本計画(PDF:2271KB)
第2期
小山市児童虐待・DV対策基本計画
平成27年度~平成31年度
小山市
は じ め に
子ども達が健やかに育まれ、すべての人が心豊かに安心し
て暮らしていくためには、子どもの人権を守り、男女が思い
やりお互いを尊重しつつ、一人ひとりの個性と能力を存分に
発揮できる社会の実現が重要です。
児童虐待や配偶者からの暴力(DV)は家庭内で起きるこ
とが多く、被害が潜在化しやすいために深刻化するなど、犯
罪となる行為をも含む重大な人権侵害であり、見過ごすことのできない社会問題です。
本市では、平成22年3月に、「小山市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に
関する基本計画」を策定し、配偶者からの暴力防止強化や被害者支援に取り組み、平成
25年度には「配偶者暴力相談支援センター」を設置し、相談から自立に向けた支援体
制を整えてまいりました。
この改定計画を策定するにあたり、児童虐待と配偶者等からの暴力が同じ家庭内で起
こり、さまざまな問題が複合的に絡み合うことが多いことから、被害者に寄り添い相談
支援体制をより充実させるため、児童虐待と DV 対策を総合的に推進していく指針とし
て「第2期
児童虐待・DV 対策基本計画」を策定いたしました。
今後、この基本計画に基づき、児童虐待及び配偶者等からの暴力の撲滅を目指し、未
然防止、早期発見、安心して相談できる体制強化、被害者の保護、自立までの切れ目な
い支援を、関係機関・団体等との連携をより一層深め取組んでまいります。
結びに、市民アンケート調査の実施をはじめ、本計画の策定にあたりまして、多くの
市民の皆様や関係者の方々、そして小山市要保護児童等対策地域協議会委員の皆様に、
大変なご尽力と貴重なご意見をいただきましたことに対し、心から感謝申し上げます。
平成27年8月
小山市長 大久保 寿夫
目
次
第1章 計画の基本的な考え方 .......................................................................................................................... 1
1 計画策定の背景・趣旨 ................................................................................................................................. 1
2 計画の位置付け .............................................................................................................................................. 2
3 計画の期間 ....................................................................................................................................................... 3
4 計画の策定方法.............................................................................................................................................. 3
5 計画で扱う「虐待」「DV」「暴力」について ............................................................................................... 4
第2章 小山市の児童虐待・DV被害に関する現状と課題.......................................................................... 5
1 児童虐待・児童相談の状況 ........................................................................................................................ 5
2 DV被害の状況................................................................................................................................................. 7
3 児童虐待・DV対策に関するアンケート調査の概要............................................................................ 9
4
「小山市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画 (平成22年~
平成26年)進捗状況評価」 ........................................................................................................................ 30
第3章 計画の基本理念と施策の体系 ............................................................................................................ 35
1
基本理念 ........................................................................................................................................................ 35
2
基本目標 ........................................................................................................................................................ 36
3 施策の体系 ..................................................................................................................................................... 37
第4章 施策の展開 ............................................................................................................................................... 38
1 目標実現のための施策................................................................................................................................ 38
基本目標1 虐待やDVの未然防止のための取組の推進 ............................................................... 38
基本目標2 安心して相談できる体制づくり ........................................................................................... 42
基本目標3 被害者の安全確保・自立を支援する体制の強化 ..................................................... 46
基本目標4 推進体制の充実 .................................................................................................................... 50
2 活動・成果指標 .............................................................................................................................................. 53
第5章 資料 ............................................................................................................................................................ 55
1 小山市要保護児童等対策地域協議会設置要綱・構成機関 ...................................................... 56
2 児童虐待・DV対策基本計画に係る関係課ワーキンググループ開催要領・構成課 ............ 60
3 小山市児童虐待・DV 対策基本計画策定経過 ................................................................................. 61
4 児童虐待・DV対策に関するアンケート調査 ................................................................................... 62
第1章
Ⅰ 1 章 計画の基本的な考え方
計画の基本的な考え方
第
計画
1
計画策定の背景・趣旨
児童虐待、高齢者虐待、障がい者虐待、配偶者や交際相手への暴力は、人権を著しく
侵害するもので、決して許されるものではありません。
児童虐待は、子どもの心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、時
に命を奪う悲惨な事件につながることがあります。子どもと子育て家庭を取り巻く環境
は、尐子高齢化や核家族化、地域のつながりの希薄化など変化しており、子育て家庭が
孤立化し、親の子育てに対する不安感や負担感の増加が指摘されています。
このような状況の中で、全国的に児童虐待に関する通報や相談件数は非常に多くなっ
ており、暴力や養育放棄などの虐待で命を落とすケースもしばしば生じています。平成
16 年には、小山市において幼い2人の兄弟が虐待を受けた末に命を落とすという痛ま
しい事件が起きました。こうした事件が二度と起こらないようにという願いを込めて、
児童虐待防止を目指したおやま生まれのオレンジリボン運動は、
「カンガルーOYAMA」の
活動開始を機に全国的に広がり続けています。
しかしながら、児童虐待の相談件数は増加の傾向にあります。小山市では、児童虐待
という重大な人権侵害から子どもたちを守り、次世代を担う子どもたちが安心して健や
かに成長できる地域社会の構築を目指し、関係機関、団体および市民が共に力を合わせ、
児童虐待ゼロに向けて積極的に取り組んでいます。
一方、配偶者や交際相手への暴力については、家庭内など親しい関係の中で起きるこ
とから、表面化しにくく、背景には固定的な性別役割分担意識や男女間の経済的格差な
どの社会構造上の問題が関係していることが指摘されてきました。さらに近年、知人・
友人や元交際相手・元夫婦などの間のストーカー行為の増加や凶悪化が問題になってい
ます。
国では、平成 12 年には「児童虐待の防止等に関する法律(以下、
「児童虐待防止法」
という。)
」
、平成 13 年には「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(以
下「DV防止法」という。
)
」
、平成 17 年には「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対
する支援等に関する法律(以下「高齢者虐待防止法」という。)」
、そして、平成 23 年に
は「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(以下「障害者虐
待防止法」という。
)
」が制定されました。特に、平成 20 年からの改正「DV防止法」
では、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護のための施策の実施に関する基本的
な計画(以下「市町村基本計画」という。)
」の策定が市町村の努力義務となり、小山市
においても平成 21 年度に「小山市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する
基本計画」を策定しました。さらに、平成 25 年の一部改正では、生活の本拠を共にす
る交際相手からの暴力及びその被害者についても、配偶者からの暴力及びその被害者に
1
準じて、法の適用対象とされることとなり、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保
護等に関する法律」となりました。
このような取り組みを受けて、小山市では、児童虐待及びDVの未然防止から早期発
見・早期対応、迅速かつ適切な保護・ケア、そして自立までの切れ目のない総合的な支
援を行うための指針として、この計画を策定します。
2
計画の位置付け
この計画は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」第2条の
3第3項に基づく市町村基本計画です。
またDV被害と児童虐待の問題が社会的に絡み合う現状があることから、一体的に対
策を推進していくための指針となる計画としても位置づけ「児童虐待・DV対策基本計
画」としました。
第6次小山市総合計画(平成23年度~27年度)
第2期 児童虐待・DV 対策基本計画
(平成27年~31年度)
第2期小山市地域福祉計画
男女共同参画基本計画
(平成23年度~27年度)
(平成23年度~27年度)
第6期高齢者福祉計画・
介護保険事業計画
(平成27年~29年度)
子ども・子育て支援事業計画
(平成27年~31年度)
障害者計画・障害福祉計画
第2次健康都市おやまプラン21
(平成27年~29年度)
(平成25年度~34年度)
2
3
計画の期間
この計画は、平成 27(2015)年度を初年度とし、平成 31(2019)年度までの5年間を計
画期間とします。
年度
計画名
H27
H28
H29
第 6 次小山市
総合計画
総合計画
児童虐待・DV対策基本計画
H30
(見直し)
第2期 児童虐待・DV対策基本計画
男女共同参画基本計画
男女共同参画基本計画
(見直し)
(2011~2015)
子ども・子育て支援事業計画
子ども・子育て支援事業計画
子どもの貧困撲滅5か年計画
子どもの貧困撲滅5か年計画
健康増進計画
第2次健康都市おやまプラン21
第 2 期小山市
地域福祉計画
地域福祉計画
4
H31
第3期小山市地域福祉計画
計画の策定方法
① この計画は、児童福祉機関、保健医療機関、教育機関、人権関係機関、DV被害者
支援機関等の代表者で構成される「小山市要保護児童等対策地域協議会」で検討を
重ね、策定しました。
② 計画の骨子や施策・事業については、小山市役所庁内関係部署で構成される小山市
「児童虐待・DV対策基本計画に関するワーキンググループ」の会議において検討
を重ね、策定しました。
③ この計画の策定に先立ち、児童虐待の撲滅やDV被害者への支援の拡充に向け、市
民の意識を把握し、計画に反映させるため「児童虐待・DV対策に関するアンケー
ト調査」を実施しました。
■調査概要■
調査方法
郵送配布-郵送回収法
調査期間
平成26年6月27日(金)~7月22日(火)
回収状況
配布数
有効回収数
404件
1,000件
3
有効回収率
40.4%
5
計画で扱う「虐待」「DV」「暴力」について
●この計画における「虐待」とは、主に児童虐待を指しており、その中身には身体的
虐待だけでなく、性的虐待、ネグレクト(養育の放棄・怠慢)、心理的虐待などが含
まれます。
●この計画では、配偶者等からの暴力を表す用語として「DV」を用いています。ま
た、配偶者に該当しない交際相手からのDVを「デートDV」と表記しています。
「DV」とは、ドメスティック・バイオレンスの略で、相手を自分の思い通りにし
ようと、夫婦や交際相手などの間で起きる暴力のことであり、その暴力には身体的
暴力、精神的暴力、性的暴力、経済的暴力などの多様な暴力が含まれます。
●虐待とDVは、家庭内という密室における立場の弱い者に対する暴力であり、相互
に重なる部分があります。また、高齢者や障がい者などに対する暴力は往々にして
虐待やDVの要素を含んでいることがあります。この計画は、これらの問題を含め
たあらゆる暴力の根絶に向けた取り組みです。
あらゆる暴力
虐待
DV
4
第2章
小山市の児童虐待・DV被害に関する現状と課題
第2章
Ⅰ
計画
1
児童虐待・児童相談の状況
(1)児童相談の状況
①家庭児童相談の内容
平成 25 年度新規に小山市で受理した家庭児童相談は 173 件です。
内訳は、養護その他が 52.6%と過半数を占めており、児童虐待が 38.2%で続いて
います。
図表 家庭児童相談の内容(平成 25 年度)
その他
非行相談 0.0
障がい相談 0.0
保健相談
0.0
0.6
養育相談
(%)
8.7
n=173
児童虐待
38.2
養護その他
52.6
(2)児童虐待の状況
①児童虐待通告受理件数の年次推移
児童虐待通告受理件数は、平成 24 年度に 73 件と特に多くなり、平成 25 年度は 66
件となっています。
図表 児童虐待通告受理件数の年次推移
(件)
80
73
70
60
66
50
50
40
39
38
30
20
10
0
H21
H22
H23
5
H24
H25
(年度)
②被虐待児童
児童虐待通告の被虐待児童は、小学生以下が特に多く、8割以上を占めています。平成
25 年度では小学生が3割台後半、0~3歳未満と3歳~学齢前が2割強となっています。
図表 被虐待児童
H21
件数
H22
%
件数
H23
%
件数
H24
%
件数
H25
%
件数
%
0~3 歳未満
9
23.7
15
30.0
10
25.6
20
27.4
15
22.7
3 歳~学齢前
12
31.6
12
24.0
15
38.5
25
34.2
14
21.2
小学生
14
36.8
15
30.0
10
25.6
21
28.8
25
37.9
中学生
3
7.9
4
8.0
4
10.3
7
9.6
9
13.6
高校生他
0
0.0
4
8.0
0
0.0
0
0.0
3
4.5
その他
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
38
100.0
50
100.0
39
100.0
73
100.0
66
100.0
合計
③主たる虐待者
児童虐待通告の主たる虐待者は、実母が特に多く、平成 25 年度では6割を占めて
います。次に実父が2割台で続いています。
図表 主たる虐待者
H21
件数
H22
%
件数
H23
%
件数
H24
%
件数
H25
%
件数
%
実父
3
7.9
5
10.0
10
25.6
18
24.7
18
27.3
実母
26
68.4
34
68.0
29
74.4
40
54.8
40
60.6
実父母
0
0.0
3
6.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
継父
1
2.6
1
2.0
0
0.0
4
5.5
6
9.1
継母
0
0.0
3
6.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
祖父
2
5.3
0
0.0
0
0.0
2
2.7
0
0.0
その他
5
13.2
3
6.0
0
0.0
5
6.8
2
3.0
不明
1
2.6
1
2.0
0
0.0
2
2.7
0
0.0
総数
38
100.0
50
100.0
39
100.0
73
100.0
66
100.0
④虐待の種類
児童虐待通告の虐待の種類は、身体的虐待、ネグレクト、心理的虐待が多く、平成 25
年度では身体的虐待が約4割、心理的虐待が3割強、ネグレクトが2割強となっています。
図表 虐待の種類
H21
件数
H22
%
件数
H23
%
件数
H24
%
件数
H25
%
件数
%
身体的虐待
11
28.9
14
28.0
18
46.2
30
41.1
26
39.4
ネグレクト
12
31.6
14
28.0
13
33.3
23
31.5
15
22.7
心理的虐待
13
34.2
19
38.0
8
20.5
19
26.0
22
33.3
性的虐待
2
5.3
3
6.0
0
0.0
1
1.4
3
4.5
なし
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
合計
38
100.0
50
100.0
39
100.0
73
100.0
66
100.0
6
2 DV被害の状況
(1)DV相談の状況
①DV相談件数
婦人相談員相談の件数は、平成 21 年度 93 件、平成 25 年度 116 件と増加傾向にあ
ります。そのうち、配偶者からの暴力(DV)関係相談は、平成 22 年度に 67 件、平
成 25 年度には 84 件と多くなっています。
[婦人相談の状況(小山市受付分)]
(件)
婦人相談人数(経路別内訳)
年
度
本
人
自
身
警
察
関
係
法
務
関
係
他
の
婦
人
相
談
所
福
祉
事
務
所
等
他
の
関
係
機
関
等
縁
故
者
相談ケースの処理別人数
そ
の
他
合
計
就
職
・
自
営
婦
人
保
護
施
設
移
送
家
庭
へ
送
還
福
祉
事
務
所
へ
移
送
他
の
行
政
機
関
移
送
助
言
・
指
導
そ
の
他
合
計
・
知
人
等
H21
63
1
0
2
10
12
5
0
93
3
6
2
0
2
80
0
93
H22
41
8
2
0
0
15
4
21
91
3
5
2
0
0
81
0
91
H23
37
4
0
0
1
7
0
8
57
0
8
0
1
0
48
0
57
H24
34
4
0
1
1
3
2
16
61
0
2
2
0
0
52
5
61
H25
94
0
0
2
2
10
5
3
116
2
1
0
0
0
105
8
116
[婦人相談の状況のうち配偶者からの暴力(DV)関係相談状況(小山市受付分)]
DV相談人数(経路別内訳)
年
度
(件)
相談ケースの処理別件数
本
人
自
身
警
察
関
係
法
務
関
係
他
の
婦
人
相
談
所
福
祉
事
務
所
等
他
の
関
係
機
関
等
縁
故
者
・
知
人
等
そ
の
他
合
計
一
時
保
護
病
院
等
弁
護
士
相
談
裁
判
所
相
談
助
言
・
指
導
他
の
関
係
機
関
そ
の
他
合
計
H21
28
1
0
3
1
10
2
0
45
5
0
5
0
30
4
1
45
H22
27
7
1
0
0
7
4
21
67
5
0
0
0
61
1
0
67
H23
19
4
0
0
1
7
0
8
39
8
0
0
0
30
1
0
39
H24
25
4
0
1
1
2
1
11
45
1
1
0
0
41
0
2
45
H25
65
0
0
2
2
7
4
4
84
0
0
2
1
70
0
11
84
7
②主たるDVの種類
平成 25 年度のDV相談について、主たるDVの種類の内訳をみると、身体的暴力
(54 件)と精神的暴力(25 件)が特に多くなっています。(主訴は重複しているが、
特に影響を受けているDVの種類を計上)
性的暴力
経済的暴力
(件)
2 3
精神的暴力
25
身体的暴力
54
③相談内容
平成 25 年度のDV相談内容(重複回答あり)について、主たるDVの種類の内訳
をみると、夫からの暴力や暴言(85 件)と離婚相談(49 件)が多くなっています。
内 容
件 数
夫からの暴力や暴言
85
離婚相談
49
住民票の閲覧制限
21
母子自立支援のための住居相談
12
パートナーからのDV(デートDVを含む)
12
養育費
11
親権
8
子への虐待
5
弁護士紹介
5
DV証明書の発行
5
子どもの連れ去り保護
4
ストーカー行為
3
夫の浮気
3
妻からの暴言
1
加害者の更生について
1
計
225
8
3
児童虐待・DV対策に関するアンケート調査の概要
市民 1,000 人を対象に行ったアンケート調査の結果概要は次の通りです。
【調査結果を見る上での注意事項】
・グラフなどに表示している「n」は、各設問に対する回答者数です。
・百分率(%)の計算は、小数第2位を四捨五入し、小数第1位まで表示してい
ます。したがって、単数回答(選択肢から1つだけ選択が可能)の設問におい
ても、四捨五入の影響で、%を足し合わせて 100%にならない場合があります。
・複数回答(選択肢から2つ以上選択可能)の設問においては、%の合計が 100%
を超える場合があります。
・文中の前回調査とは平成 21 年度に市が実施した同様の調査の結果です。
(1)児童虐待に関するアンケート
(1)児童虐待に関するアンケート
①児童虐待防止のシンボルマーク(オレンジリボン)の認知度
児童虐待防止のシンボルマークのオレンジリボンの認知状況は、「初めて知った」
が5割台前半、
「リボンの意味を知っていた」が 23.0%、おおよそ4人に1人の割合
となっています。
性別でみると、
「初めて知った」は女性で約半数、男性で6割強となっています。
「リボンの意味を知っていた」は女性で2割台半ばと、男性を上回っています。
性×年齢別でみると、男性では「リボンの意味を知っていた」は 50~59 歳で3割、
60~69 歳で2割台半ばとなっています。女性では「リボンの意味を知っていた」は
50~59 歳で4割台半ば、30~39 歳で3割強と高くなっています。
同居の子どもの成長段階別でみると、「リボンの意味を知っていた」は小学生で半
数、「聞いたこと、見たことがある」は中学生で4割台半ばと高くなっています。
図表 児童虐待防止のシンボルマーク(オレンジリボン)の認知度
初
め
て
知
っ
た
こ聞
とい
がた
あこ
ると
、
見
た
知リ
っボ
てン
いの
た意
味
を
無
回
答
(%)
n
(404)
53.7
20.5
23.0
2.7
9
②児童虐待について見聞きした場所・媒体等
児童虐待について見聞きしたものは、「新聞やテレビで見聞きしたことがある」が
95.0%と大多数を占めています。身近な場所では、「知人、友人から聞いたことがあ
る(間接的に見聞きしたことがある)」10.6%、
「近所で起きたことがある(直接的に
見聞きしたことがある)
」2.7%と続き、
「身内で起きたことがある」は 1.5%となっ
ています。
図表 児童虐待について見聞きした場所・媒体等(複数回答)
n=(404)
0
20
新聞やテレビで見聞きしたことがある
知人、友人から聞いたことがある
(間接的に見聞きしたことがある)
近所で起きたことがある
(直接的に見聞きしたことがある)
身内で起きたことがある
全くない
無回答
40
60
80
100 (%)
95.0
10.6
2.7
1.5
3.2
0.5
10
③児童虐待と感じる行為
児童虐待と感じるものについては、
「食事を与えなかったり、衣服を不潔なまま放
置する」が9割台前半で最も高く、次いで「子どもに必要な病気の治療を受けさせな
い」、
「子どもを無視したり、子どもの存在を否定する」、
「乳幼児を家に残し外出する」
、
「言葉による脅かしや脅迫をする」が7割台後半から8割台となっています。「子ど
もの将来のことを考え、体罰でしつけをする」は6割台前半と他の行為と比べて低く
なっています。
性別でみると、男女ともに「食事を与えなかったり、衣服を不潔なまま放置する」
が最も高く、9割を超えています。男性では「乳幼児を家に残し外出する」は8割台
半ば、
「子どもに見える場所で、配偶者や他の家族へ暴力を振るう」は7割台後半と、
女性をやや上回っています。
「子どもにわいせつなものを見せる」は女性で7割を超
えており、男性をやや上回っています。
性×年齢別でみると、
「食事を与えなかったり、衣服を不潔なまま放置する」は女
性の 40~49 歳から 60~69 歳でおおむね全数となっており、男性の全ての年齢で9割
以上となっています。
「子どもを無視したり、子どもの存在を否定する」は、女性の
30~39 歳から 60~69 歳、男性の 20~29 歳と 30~39 歳で9割以上と高くなっていま
す。「乳幼児を家に残し外出する」は男性の 60~69 歳で9割台半ばと最も高い。
「子
どもにわいせつなものを見せる」は女性の 30~39 歳から 50~59 歳、男性の 60~69
歳で8割を超えて高くなっています。
同居の子どもの成長段階別でみると、「食事を与えなかったり、衣服を不潔なまま
放置する」は全ての段階でおおむね全数となっています。「子どもに必要な病気の治
療を受けさせない」は全ての段階で9割を超えています。
図表 児童虐待と感じる行為(複数回答)
n=(404)
0
20
40
60
100 (%)
80
食事を与えなかったり、衣服を不潔なまま
放置する
93.1
子どもに必要な病気の治療を受けさせない
85.9
子どもを無視したり、子どもの存在を否定する
84.4
乳幼児を家に残し外出する
80.7
言葉による脅かしや脅迫をする
78.2
子どもに見える場所で、配偶者や他の家族へ
暴力を振るう
しつけの一環として、冬などの寒い時期に
外に出す
71.5
70.0
子どもにわいせつなものを見せる
69.6
子どもの将来のことを考え、体罰でしつけをする
無回答
61.9
3.0
11
④児童虐待が行われている家庭を知った時にとる行動
児童虐待が行われている家庭を知ったときの最初の対処については、「地域の役員
(民生委員・児童委員)や知人等、身近な人に相談する」、
「児童相談所に通報する」
、
「市役所に通報する」が4割台、
「警察に通報する」が3割台後半となっています。
性別でみると、
「地域の役員(民生委員・児童委員)や知人等、身近な人に相談す
る」は女性で4割台半ばと最も高く、男性をやや上回っています。
「警察に通報する」
と「児童相談所に通報する」は男性で4割台半ばと高く、女性をやや上回っています。
性×年齢別でみると、
「地域の役員(民生委員・児童委員)や知人等、身近な人に
相談する」は男女ともに 70 歳以上が最も高く、特に女性で約6割となっています。
「児童相談所に通報する」は女性の 20~29 歳と 30~39 歳で5割を超えて高くなって
おり、男性でも 20~29 歳と 60~69 歳で5割となっています。「市役所に通報する」
は、女性の 50~59 歳、男性の 60~69 歳で高く、それぞれ5割を超えています。「警
察に通報する」は男性の 40~49 歳から 60~69 歳で5割を超えています。「学校・幼
稚園・保育所等に通報する」は男性の 50~59 歳で4割強と比較的高くなっています。
図表 児童虐待が行われている家庭を知った時にとる行動(複数回答)
n=(404) 0
10
20
30
50 (%)
40
地域の役員(民生委員・児童委員)や
知人等、身近な人に相談する
42.8
児童相談所に通報する
41.6
市役所に通報する
40.8
警察に通報する
37.9
学校・幼稚園・保育所等に通報する
21.8
保護者に直接注意する
5.2
気になるが、何も出来ない
7.7
とりあえず様子を見る
4.5
何もしない
0.2
無回答
0.2
12
⑤児童虐待が行われている家庭を知った時に「何も出来ない」「様子を見る」理由
児童虐待が行われている家庭を知ったときの最初の対処について、
「気になるが、
何も出来ない」と「とりあえず様子を見る」と回答した方の理由は、「自分の勘違い
の可能性がある(児童虐待だと確信が持てるか不安)」が6割台前半と高くなってい
ます。次いで「通報した時に名前を名乗りたくない(情報が漏れてご近所トラブルに
なるのが嫌だ)
」
、
「その家庭の問題だから、自分が口を出さないほうが良いと思う」
がそれぞれ3割台半ば、
「通報先がわからない」が1割台となっています。
図表 児童虐待が行われている家庭を知った時に「何も出来ない」「様子を見る」理由(複数回答)
n=(49) 0
10
20
自分の勘違いの可能性がある
(児童虐待だと確信が持てるか不安)
通報した時に名前を名乗りたくない
(情報が漏れてご近所トラブルになるのが嫌だ)
その家庭の問題だから、自分が口を
出さないほうが良いと思う
40
50
60
70 (%)
63.3
36.7
36.7
通報先がわからない
その他
30
12.2
6.1
13
⑥児童虐待が起こらないようにするための方策として最も大切なこと
児童虐待が起こらないようにするために最も大切な方策は、
「市役所や児童相談所
などによる訪問」が3割弱で最も高く、次いで「地域での見守り」が2割台半ば、
「行
政の子育て支援策の充実(子育て中の人同士の交流ができる場を増やす等)」が2割
となっています。
性別でみると、男女ともに「市役所や児童相談所などによる訪問」が最も高く、女
性で約3割となっています。
性×年齢別でみると、
「市役所や児童相談所などによる訪問」は女性の 60~69 歳、
男性の 50~59 歳で最も高く、それぞれ4割を超えています。
「家庭の責任(その家庭
が責任を持って子育てをする)
」は男女ともに 70 歳以上で3割を超えて高く、男性の
30~39 歳でも3割台半ばとなっています。
同居の子どもの成長段階別でみると、
「市役所や児童相談所などによる訪問」は 18
歳以上で3割強、
「地域での見守り」は小学生で3割台半ば、
「家庭の責任(その家庭
が責任を持って子育てをする)
」は高校生で4割と、比較的高くなっています。
図表 児童虐待が起こらないようにするための方策として最も大切なこと
所市
な役
ど所
にや
よ児
る童
訪相
問談
すが中策行
等でのの政
)き人充の
る同実子
場士(育
をの子て
増交育支
や流て援
地
域
で
の
見
守
り
て家家
子庭庭
育がの
て責責
を任任
すを(
る持そ
)っの
そ
の
他
無
回
答
(%)
n
(404)
29.5
20.8
24.0
22.5
1.0
2.2
14
⑦市や児童相談所などが最も力を入れるべきこと
市や児童相談所などが最も力を入れるべきことは、「子育てに関する相談ができる
身近な場所の設置」が5割台後半で最も高く、次いで「第三者が児童虐待を発見した
場合の相談先の周知」が4割台後半 46.0%、
「若い世代へ子育てや家庭、生命の大切
さなどを伝えていくこと」
、
「子育て中の人同士が交流できる場所の増加」が3割台で
続いています。
性別でみると、男女ともに「子育てに関する相談ができる身近な場所の設置」が最
も高く、5割を超えています。
「第三者が児童虐待を発見した場合の相談先の周知」
は女性で4割台後半と、男性をやや上回っています。「児童虐待防止に関する正しい
知識の市民への周知」は男性で3割を超えており、女性をやや上回っています。
性×年齢別でみると、
「子育てに関する相談ができる身近な場所の設置」は女性の
50~59 歳で7割強と最も高く、男性の 60~69 歳で6割台後半、女性の 20~29 歳と
60~69 歳で6割台前半となっています。
「若い世代へ子育てや家庭、生命の大切さな
どを伝えていくこと」は男性の 70 歳以上で5割、女性の 50~59 歳で4割台後半と高
くなっています。
「子育て中の人同士が交流できる場所の増加」は男女ともに 60~69
歳で4割強と高い。
「児童虐待防止に関する正しい知識の市民への周知」は男女とも
に 20~29 歳で高く、男性で5割台半ばとなっています。
同居の子どもの成長段階別でみると、「子育てに関する相談ができる身近な場所の
設置」は小学生で6割強と最も高く、18 歳以上で5割台後半となっています。
「第三
者が児童虐待を発見した場合の相談先の周知」は高校生で7割台前半と特に高くなっ
ています。
「若い世代へ子育てや家庭、生命の大切さなどを伝えていくこと」は中学
生で4割台半ばと比較的高くなっています。
図表 市や児童相談所などが最も力を入れるべきこと(複数回答)
n=(404) 0
10
20
30
子育てに関する相談ができる身近な
場所の設置
第三者が児童虐待を発見した場合の
相談先の周知
若い世代へ子育てや家庭、生命の
大切さなどを伝えていくこと
46.0
33.9
32.9
児童虐待の知識・対応経験のある職員の増員
24.5
児童虐待防止に関する正しい知識の
市民への周知
24.0
関係機関のネットワークの強化
20.3
子育てに関する知識やアドバイスが
受けられる講座の実施
無回答
50
60 (%)
56.7
子育て中の人同士が交流できる場所の増加
その他
40
16.3
3.0
1.7
15
(2)DV(ドメスティック・バイオレンス)に関するアンケート
(2)DV(ドメスティック・バイオレンス)に関するアンケート
①DV防止のシンボルマーク(パープルリボン)の認知度
DV防止のパープルリボンの認知状況は、
「初めて知った」が 70.8%を占めていま
す。「リボンの意味を知っていた」は 9.7%、1割未満となっています。
性別でみると、
「初めて知った」は女性で7割強、男性で約7割となっています。
性×年齢別でみると、
「初めて知った」は男性の 30~39 歳で9割台半ば、女性の
70 歳以上で7割台後半と高くなっています。
「リボンの意味を知っていた」は女性の
50~59 歳で2割台半ば、
「聞いたこと、見たことがある」は女性の 20~29 歳、男性
の 70 歳以上で2割台半ばと高くなっています。
同居の子どもの成長段階別でみると、「初めて知った」は6歳未満で8割強と高く
なっています。
「リボンの意味を知っていた」は高校生で2割台半ば、「聞いたこと、
見たことがある」は中学生で2割台後半となっています。
図表 DV防止のシンボルマーク(パープルリボン)の認知度
初
め
て
知
っ
た
こ聞
とい
がた
あこ
ると
、
見
た
知リ
っボ
てン
いの
た意
味
を
無
回
答
(%)
n
(404)
70.8
16.6
16
9.7
3.0
②DV・デートDVの認知度
DVの認知状況は、「言葉も内容も知っている」が 82.2%と大半を占めています。
一方、デートDVの認知状況は、
「言葉も内容も知らなかった」が半数を占め、
「言葉
も内容も知っている」は3割台前半、「言葉は知っているが、内容は知らなかった」
は1割台となっています。
性別でみると、
「言葉も内容も知っている」は女性で8割台半ば、男性で約8割と
なっています。
「言葉は知っているが、内容は知らなかった」は男性で1割台半ばと、
女性を上回っています。
性×年齢別でみると、
「言葉も内容も知っている」は女性では 30~39 歳で9割台後
半、20~29 歳で約9割と高く、男性でも 30~39 歳で9割台半ばとなっています。
「言
葉は知っているが、内容は知らなかった」は男性では 70 歳以上で2割台半ば、20~
29 歳と 40~49 歳で2割と高くなっています。
前回の結果と比較すると、
「言葉も内容も知っている」は 2.7 ポイント増加し、
「言
葉も内容も知らなかった」は 3.8 ポイント減尐しています。
デートDVの認知状況を、性別でみると、
「言葉も内容も知らなかった」は女性で
5割強、男性で4割台後半となっています。「言葉も内容も知っている」は女性で3
割台半ば、男性で3割台前半となっています。
性×年齢別でみると、
「言葉も内容も知らなかった」は女性では 50~59 歳で6割強、
60~69 歳で5割台後半と高く、男性でも 30~39 歳で6割となっています。「言葉も
内容も知っている」は女性の 20~29 歳と 30~39 歳で4割台後半、男性の 50~59 歳
で4割強と高くなっています。
同居の子どもの成長段階別でみると、「言葉も内容も知らなかった」は高校生で7
割台前半、中学生で6割強と高くなっています。
「言葉も内容も知っている」は小学
生で5割、6歳未満で約4割と高くなっています。
デートDVの認知状況を、前回の結果と比較すると、「言葉も内容も知っている」
は 6.4 ポイント増加し、
「言葉も内容も知らなかった」は 9.3 ポイント減尐していま
す。
17
図表 DV・デートDVの認知度
n=(404)
て言
い葉
るも
内
容
も
知
っ
かが言
っ、葉
た内は
容知
はっ
知て
らい
なる
な言
か葉
っも
た内
容
も
知
ら
無
回
答
(%)
82.2
DV(ドメスティック・バイオレンス)
デートDV
34.2
11.4
12.4
3.5
50.5
3.0
3.0
前回の結果
n=(356)
て言
い葉
るも
内
容
も
知
っ
かが言
っ、葉
た内は
容知
はっ
知て
らい
なる
な言
か葉
っも
た内
容
も
知
ら
無
回
答
(%)
79.5
DV(ドメスティック・バイオレンス)
デートDV
27.8
9.8
18
10.4
59.8
7.3
2.8
2.5
③「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(DV防止法)」の認知度
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(DV防止法)」の認
知状況は、
「法律があることは知っているが、内容はよく知らない」が5割台後半と
高くなっています。
「法律があることも内容も知っている」は 23.0%、おおよそ4人
に1人の割合となっています。
性別でみると、
「法律があることは知っているが、内容はよく知らない」は女性で
6割強、男性で5割強となっています。「法律があることも内容も知っている」は男
性で2割台半ば、女性で約2割となっています。
性×年齢別でみると、
「法律があることは知っているが、内容はよく知らない」は
女性では 70 歳以上を除いた年齢で6割を超えており、特に 20~29 歳で7割台前半と
高くなっています。また、男性では 50~59 歳で約7割と高くなっています。
「法律が
あることも内容も知っている」は男性の 60~69 歳で4割強、女性の 50~59 歳で3割
強と高くなっています。
「法律があることも、その内容も知らなかった」は男性の 20
~29 歳で4割台半ばと高くなっています。
前回の結果と比較すると、概ね前回に近い結果となっていますが、
「法律があるこ
とも内容も知っている」は 1.2 ポイント減尐しています。
図表 DV防止法の認知度
内法
容律
もが
知あ
っる
てこ
いと
るも
容知法
はっ律
よてが
くいあ
知るる
らがこ
な、と
い内は
らも法
な、律
かそが
っのあ
た内る
容こ
もと
知
無
回
答
(%)
n
(404)
23.0
56.7
17.3
3.0
前回の結果
内法
容律
もが
知あ
っる
てこ
いと
るも
容知法
はっ律
よてが
くいあ
知るる
らがこ
な、と
い内は
らも法
な、律
かそが
っのあ
た内る
容こ
もと
知
無
回
答
(%)
n
(356)
24.2
57.3
16.9
1.7
19
④夫婦間や交際相手間の暴力行為に対する認識
夫婦間や交際相手の間で行われた場合、DVだと思われる行為は、
「刃物などを突
きつけて、おどす」
「身体を傷つける可能性のあるもので殴る」
「子どもに危害を加え
るといっておどす」がそれぞれ9割を超えて高くなっています。一方、DVでない場
合もあると思う行為として、
「平手で打つ」「交友関係や電話を細かく監視する」「大
声でどなる」が5割前後となっています。
前回の結果と比較すると、前回の「どんな場合でもDVにあたると思う」から変更
があったものの、
「DVだと思う」はほとんどの行為で増加しています。
図表 夫婦間や交際相手間の暴力行為に対する認識
D
V
だ
と
思
う
あD
るV
とで
思な
うい
場
合
も
n=(404)
D
V
と
思
わ
な
い
無
回
答
(%)
A 平手で打つ
47.5
46.5
4.5
1.5
B 足でける
76.7
18.1
4.2
1.0
C 身体を傷つける可能性の
あるもので殴る
D なぐるふりをして、おどす
93.6
54.7
36.9
E 刃物などを突きつけて、おどす
J 「誰のおかげで生活できるんだ」
と言う
K 大声でどなる
1.5 3.5
0.7
78.2
G 見たくないのに、ポルノ雑誌を
見せる
I 交友関係や電話を細かく監視する
3.7 4.7
94.3
F いやがっているのに性的な行為
を強要する
H 何を言っても長期間無視し続ける
2.2 3.5
0.7
17.3
64.4
25.5
51.2
51.0
73.0
M 子どもに危害を加えるといって
おどす
5.4 4.0
42.1
54.0
L 生活費を渡さない
6.2 4.0
39.4
47.0
6.7 4.2
36.4
5.9 3.7
41.1
4.2 3.7
22.3
90.6
3.7
0.7
3.5
1.2
4.7 4.0
0.7
20
前回の結果
n=(356)
Vど
にん
あな
た場
る合
とで
思も
うD
合もD
も、V
あそに
るうあ
とでた
思なる
うい場
場合
わD
なV
いに
あ
た
る
と
思
無
回
答
(%)
平手で打つ
45.2
47.5
5.1
2.2
足でける
72.8
21.3
5.3
0.6
身体を傷つける可能性の
あるもので殴る
89.9
なぐるふりをして、おどす
5.6 4.5
55.3
34.0
刃物などを突きつけて、おどす
3.9 6.7
89.0
5.1 5.6
0.3
いやがっているのに性的な行為
を強要する
見たくないのに、ポルノ雑誌を
見せる
72.2
21.9
5.1
0.8
52.2
32.6
9.6
5.6
何を言っても長期間無視し続ける
44.7
41.6
8.1
5.6
交友関係や電話を細かく監視する
45.8
40.4
7.9
5.9
「誰のおかげで生活できるんだ」
と言う
46.3
大声でどなる
44.1
21
41.6
6.7 5.3
44.9
4.8 6.2
⑤DV・デートDVの被害状況・身近な人の被害状況
過去5年以内のDV、デートDVの被害経験については、
「ある」は本人で 4.7%、
友人の恋人、親族等、身近な人で 8.7%となっています。
前回の結果と比較すると、本人・身近な人ともに「ある」は減尐しています。
図表 DV・デートDVの被害状況・身近な人の被害状況
あ
る
n=(404)
な
い
無
回
答
(%)
(1)本人
4.7
(2)身近な人
90.3
8.7
5.0
86.6
4.7
前回の結果
あ
る
n=(356)
な
い
無
回
答
(%)
本人
身近な人
8.4
88.5
14.9
82.0
22
3.1
3.1
⑥DV・デートDVを防止するために必要なこと
DV、デートDVを防止するために必要なことについては、
「加害者への罰則を強
化する」
、
「学校・大学で児童・生徒・学生に対し、暴力を防止するための教育を行う」
が6割台と高くなっています。次いで、「暴力をふるったことのあるものに対し、二
度と繰り返さないための教育を行う」、
「家庭で保護者が子どもに対し、暴力を防止す
るための教育を行う」が5割台半ばで続いています。
性別でみると、
「加害者への罰則を強化する」は男女ともに6割を超えています。
「学校・大学で児童・生徒・学生に対し、暴力を防止するための教育を行う」は女性
で6割台半ばと、男性を上回っています。
「暴力を助長するおそれのある情報(雑誌、
コンピュータソフトなど)を取り締まる」は女性で4割台後半と、男性を大きく上回
っています。
性別×年齢別でみると、
「加害者への罰則を強化する」は女性の 20~29 歳から 40
~49 歳で7割を超えて高く、男性の 30~39 歳と 40~49 歳、60~69 歳でも7割を超
えています。
「学校・大学で児童・生徒・学生に対し、暴力を防止するための教育を
行う」は女性では 50~59 歳で7割台半ば、30~39 歳で7割台前半と高くなっていま
す。
「家庭で保護者が子どもに対し、暴力を防止するための教育を行う」は女性の 50
~59 歳で約8割と高くなっています。
「暴力を助長するおそれのある情報(雑誌、コ
ンピュータソフトなど)を取り締まる」は男女ともに 60~69 歳と 70 歳以上で高く、
特に女性で6割前後となっています。
前回の結果と比較すると、上位4項目は同様の傾向となっています。
図表 DV・デートDVを防止するために必要なこと(複数回答)
n=(404) 0
10
20
30
40
50
加害者への罰則を強化する
63.1
学校・大学で児童・生徒・学生に対し、
暴力を防止するための教育を行う
暴力をふるったことのあるものに対し、二度と
繰り返さないための教育を行う
家庭で保護者が子どもに対し、暴力を
防止するための教育を行う
暴力を助長するおそれのある情報(雑誌、
コンピュータソフトなど)を取り締まる
60.4
55.2
54.2
39.6
広報・啓発活動を積極的に行う
39.4
暴力を防止するための研修会、
イベントなどを行う
その他
無回答
70 (%)
60
25.0
5.0
3.7
23
前回の結果
n=(356) 0
20
40
80 (%)
60
加害者への罰則を強化する
66.9
家庭で保護者が子どもに対し、
暴力を防止するための教育を行う
学校・大学で児童・生徒・学生に対し、
暴力を防止するための教育を行う
暴力をふるったことのあるものに対し、
二度と繰り返さないための教育を行う
暴力を助長するおそれのある情報(雑誌、
コンピュータソフトなど)を取り締まる
65.2
61.2
57.9
50.3
広報・啓発活動を積極的に行う
49.2
暴力を防止するための研修会、
イベントなどを行う
その他
28.9
4.8
24
⑦DV・デートDVに関する相談窓口の認知状況
DV、デートDVに関する相談窓口の認知状況は、「警察」が5割台後半で最も高
く、次いで「小山市役所」が3割台後半、
「小山市配偶者暴力相談支援センター」は
1割となっています。一方、
「知らない」は3割台前半となっています。
性別でみても、男女ともに「警察」は半数、
「小山市役所」は3割を超えています。
「知らない」は女性で3割台前半、男性で2割台後半となっています。
性×年齢別でみると、
「警察」は男性の 50~59 歳を除く年齢層で5割以上と高く、
特に女性の 50~59 歳で7割台半ば、男性の 40~49 歳で7割台前半となっています。
「小山市役所」は女性の 50~59 歳で5割台後半、男性の 20~29 歳で5割台半ばと高
くなっています。
「小山市配偶者暴力相談支援センター」は男性の 70 歳以上で2割台
後半と高くなっています。
「知らない」は女性の 60~69 歳と 70 歳以上で4割前後と
比較的高くなっています。
前回の結果と比較すると、上位2項目は同様の傾向となっています。また、「パル
ティ(とちぎ男女共同参画センター)」は前回と比べて 4.5 ポイント増加しています。
図表 DV・デートDVに関する相談窓口の認知状況(複数回答)
n=(404) 0
10
20
30
40
50
57.2
警察
37.1
小山市役所
10.6
小山市配偶者暴力相談支援センター
栃木県県南健康福祉センター
8.7
パルティ(とちぎ男女共同参画センター)
8.2
民間の相談窓口
8.2
その他
1.0
31.4
知らない
無回答
70 (%)
60
1.5
前回の結果
n=(356) 0
10
20
30
40
警察
70 (%)
60
62.1
小山市役所
39.3
民間の相談窓口
13.2
栃木県県南健康福祉センター
12.4
栃木県婦人相談所
12.1
パルティ
その他
50
3.7
0.6
知らない
28.1
25
⑧被害者が安心して相談を受けられる相談窓口に必要なこと
DV、デートDVの相談窓口に必要だと思うことは、「個人情報をもらさない」が
8割台半ばで最も高く、次いで「窓口に行かなくても電話相談が受けられる」、
「相談
場所が個室となっている」が7割台、「加害者がつけてきても、警察と連携し、警察
官がかけつけてくれる」が6割台前半で続いています。
性別でみると、
「個人情報をもらさない」は男女ともに8割を超えています。
「窓口
に行かなくても電話相談が受けられる」と「相談場所が個室となっている」は女性で
7割を超えており、男性をやや上回っています。
「加害者がつけてきても、加害者に
分からないように逃げられるよう対応してくれる」は女性で5割強と、男性を上回っ
ています。
性×年齢別でみると、
「個人情報をもらさない」は男女ともに 70 歳以上を除く年齢
層で8割以上と高く、特に女性の 20~29 歳から 30~39 歳、男性の 30~39 歳で9割
を超えています。
「窓口に行かなくても電話相談が受けられる」は女性の 40~49 歳か
ら 60~69 歳で8割以上と高くなっています。
「相談場所が個室となっている」は女性
の 20~29 歳と 50~59 歳、男性の 50~59 歳で8割を超えて高くなっています。
「加害
者がつけてきても、警察と連携し、警察官がかけつけてくれる」は女性の 30~39 歳
で9割台前半と高くなっています。
前回の結果と比較すると、上位項目は同様の傾向となっています。
図表 被害者が安心して相談を受けられる相談窓口に必要なこと(複数回答)
n=(404) 0
20
40
60
個人情報をもらさない
85.1
窓口に行かなくても電話相談が受けられる
71.0
相談場所が個室となっている
70.5
加害者がつけてきても、警察と連携し、警察官が
かけつけてくれる
市役所など大勢の人が出入りしている場所にあっても、
被害者が相談していることが分かりにくいための工夫
62.6
54.2
被害者と同性の相談員が応対してくれる
53.2
加害者がつけてきても、加害者に分からないように
逃げられるよう対応してくれる
数よりも、セキュリティ(加害者からの安全対策)を含め
完備されている相談窓口
46.3
41.3
常時、複数の相談員がいる
33.4
加害者が相談窓口のある建物内に別の理由をつけて
居座ろうとしても追い返してくれる
32.9
身近なところに相談窓口が数多くある
29.7
あまり人通りがなく、相談に行ったことを他の人に
見られない場所に窓口がある
20.8
市役所など大勢の人が出入りする場所にある
その他
無回答
100 (%)
80
7.4
0.5
2.5
26
前回の結果
n=(356) 0
20
40
60
80
個人情報をもらさない
86.8
窓口に行かなくても電話相談が受けられる
75.8
相談場所が個室となっている
71.1
加害者がつけてきても、警察と連携し、警察官が
かけつけてくれる
65.2
被害者と同性の相談員が応対してくれる
61.0
市役所など大勢の人が出入りしている場所にあっても、
被害者が相談していることが分かりにくいための工夫
加害者がつけてきても、加害者に分からないように
逃げられるよう対応してくれる
数よりも、セキュリティ(加害者からの安全対策)を
含め完備されている相談窓口
加害者が相談窓口のある建物内に別の理由を
つけて居座ろうとしても追い返してくれる
53.1
48.3
47.8
40.2
常時、複数の相談員がいる
29.5
身近なところに相談窓口が数多くある
29.2
あまり人通りがなく、相談に行ったことを他の人に
見られない場所に窓口がある
27.0
市役所など大勢の人が出入りする場所にある
その他
100 (%)
8.7
1.4
27
(3)アンケートに寄せられた市民の声
(3)アンケートに寄せられた市民の声
アンケートの自由回答欄に寄せられた主な意見を紹介します。
◆市民に対して児童虐待防止に関する啓発を行うことの必要性
○オレンジリボンやパープルリボンを、皆に知ってもらうと良い。
○定期的な広報活動が必要。子育てサロン等に足を運べず子育てに悩んでいる方もい
ると思うので、郵送や回覧板等で子育てについてのアドバイスや電話相談が出来る
連絡先をお知らせして、気軽に相談出来る事を伝えていくといいと思う。
○DVの内容の広報(暴力だけでなく、言葉の暴力もある等)周知。学生のうちから子
供に学校を通して教育して欲しい。
○情報が適切に処理され市民の意識が高まることを期待しています。
○どこでどんな相談窓口、対応方法があるのか、子どもの頃から浸透しているような
周知が必要。
◆啓発・教育施策に関する意見・アイデア
○公共機関、医療機関、店舗等へのパンフレット配架・ポスターの掲出・啓発映像の放送
○出産前教室・健診時の情報提供・啓発
○広報誌への啓発記事の掲載
○保護者に対する教育・しつけに関する教育、虐待・DVについての勉強会などの開催
○PRイベント・講演会・講座等の実施
◆親子の交流や相談先等の情報提供の充実
○子育ては話をするだけでも気持ちが楽になることがある。子育て広場や相談室の積極的
な利用やシッターさんを利用して自分の時間を作って気分転換することを啓発する。
○子育て中の人達の交流ができる場所での情報交換。
○子どもに虐待してしまいそうなときに、駆け込める所があることを徹底して知らせ
て欲しい。子育ては大変な事なので、親を責めずに子供に向き合えるような駆け込
み寺的な所は必要。
28
◆相談先の周知や相談体制の充実
○もっとPRして誰でも相談場所がわかる様にしてほしい。
○電話だけでなく、FAXやメール等で対応できるようになるのもいいかと思う。
○もっと気軽に行ける、相談してもいい(通報が間違いでも大丈夫とか)というように
してほしい。通報しようと思ったとしても「間違いだったら」「相手にばれたら」と
いうところで不安がある。
○警察との連携で相談などに乗ってくれる対応や対話等。何かあったらパトロールす
るなど。
○DVはその人の性格や生活環境、精神状態等様々な要因が考えられます。幅広い専
門知識のある方が相談していただけると良いと思う。
◆被害者の保護や自立支援の充実
○被害者の安全と保護そして何よりも親身に慎重に行ってほしい。
○市や県が協力連携して駆け込み寺的な場所を増やして欲しい。
○被害者への対応を長期にわたり支援して欲しい。
○DV防止対策に児童が含まれる家庭で発生している場合、成人の被害者だけでなく
子供の安全やその家庭の状況、環境、子供までサポートの手をまわして欲しい。
○再発防止、未然に防ぐことを徹底して欲しいです。心の傷のケアにも力を入れて頂
きたい。カウンセリング等。
◆被害者情報の保護の厳守
○被害者の情報が漏れ、事件になってしまった話をニュースで目にするので、被害者
を守る配慮をしてほしいと思う。
29
4 「小山市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画」
「小山市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画(平成22年~平成26年)進捗状況評価」
(平成22年~平成26年)進捗状況評価
計画の策定に先立ち、
「小山市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する
基本計画」
(平成 22 年~平成 26 年)の施策・事業について進捗状況の評価を行いま
した。
各施策・事業に対する担当課の評価等は次の通りです。
1 DVの根絶に向けた教育と意識啓発の推進
事業番号
具体的施策
1
広報紙・啓発紙による意識啓発
2
市民対象の研修会の開催、公民館講座・出前講座等の機会を活用した周知
3
事業所への啓発、周知
4
学生・生徒への教育、啓発、周知
5
教職員等の研修の実施
6
職員研修の実施
7
民生委員・児童委員、保護司、人権擁護委員等への研修機会の提供
分かりやすい広報紙・啓発紙を作成し、街頭啓発や回覧等により、より効果的な啓発を実施します。
施策の内容
担当課
事業実績
事業評価
今後の方針
また各機関に研修等を実施し、DVについての正しい理解と個人情報の保護について周知徹底して
いきます。
男女共同参画課・学校教育課・生涯学習課・人権推進課等
広報小山(毎月 15 日号)
、ホームページ、各種啓発紙(ハーモニーおやま各号、DV相談カード)による
相談窓口の案内、各種啓発紙の配布、既存パンフレットによる周知によるDVに関する知識及び人
権意識の浸透、被害者支援(緊急避難を含む)のための「DV相談カード」の配布を行っています。
(DV相談カードは市役所庁舎、市文化センター、市民病院、大型商業施設等の女性の目につくと
ころに設置。
)
男女共同参画推進員や市民向けのDV防止研修会を毎年実施。各公民館や企業へ出前講座を行い、
男女共同参画、DV、相談窓口について啓発した。男女共同参画フェアや人権講演会など講演会、
被害者支援パネル展、ブランドまつりなどのイベント会場、公民館まつりでの啓発を実施していま
す。また、来庁者の目につきやすいところへのポスターの掲示やパンフレット等を配布し、周知啓
発を図っています。
計画通り
今後も講演会やセミナー、各種イベントなどにおいて、市民への周知啓発ができるよう計画し、継
続実施します。
今後もDVに関する講座等を実施し、資質の向上に努めます。
30
2 安全に配慮した相談体制の充実
施策の方向 相談窓口・機関の紹介
8
適切な窓口の紹介
9
DV相談カードの配布
10 広報・ホームページによる窓口紹介
11 小山市配偶者暴力相談支援センターの設置
12 栃木県配偶者暴力相談支援センターの増設要望
13 女性弁護士による法律相談
事業番号
具体的施策
14 DV専門相談
15 外国人相談室の開設
16 加害者向けの相談及び再発防止の取組み検討
17 相談室の構造、相談員の人数等の基準創設
18 一時保護施設との連携
19 一時保護施設における設置基準の創設
20 児童虐待・高齢者虐待対応機関との連携体制の構築
21 警察との連携
施策の内容
担当課
事業実績
被害者のニーズは多岐にわたり関係する窓口(担当課)も多くなることから、どの窓口においても
被害者のニーズに応じた各種の相談窓口を丁寧に紹介できるようにします。また関係機関と加害者
への対応、緊急時の対応などの効果的な連携のあり方を検討します。
全課(連携会議担当課)
DV被害者支援連携会議において、マニュアルに従い、各担当課への連絡とご案内、引き継ぎにつ
いて順守し実施しました。相談機関を尋ねられた際に、担当課及び市役所での法律相談、広報等の
相談窓口をご案内しています。窓口に市民便利帳、広報おやま、DV相談カード等を設置し対応し
ています。どこに問い合わせていいか分からず電話を掛けてくる場合、緊急性のある場合の対応に
ついてできるだけお待たせしないように関連する部署等の連絡先をご案内し、引き継ぐ担当課にも
連絡があることを伝えています。
相談者個々人の状況に応じ、個室で相談受理を行ったり、必要に応じて行政窓口に同行したり、関
係機関等に電話連絡するなど、相手の立場にたって親切、丁寧に対応しました。
緊急時における安全確保のため一時的に一時保護が行われるまで避難することができる場所を提供
するため平成25年度より「緊急時安全確保事業」を実施しています。
事業評価
計画通り
今後も、相談者のニーズにあったご案内をします。DV被害者と思われる方については速やかに担
当窓口に引き継ぐように応対し、緊急性があるかどうかなど、被害者の状況を察知できるよう、意
識を持って対応します。また被害者の子どもや親等に被害が及んでいる場合もあることから、児童
虐待、高齢者虐待関係部門との効果的な連携体制のあり方を検討していきます。
今後の方針
登録型本人通知制度(事前登録した登録者について、第三者から住民票等の請求があった際、本人
へ請求があった旨を通知する制度)を利用し、登録の時点で請求情報を警察へ通知する旨に同意し
ていただくことで警察への情報提供を可能とする運用を行う予定です。警察との連携をさらに深め、
きめ細かなDV関連情報、犯罪情報を収集していくとともに、担当者に対するDV被害者への対応
要領の指導、教養を徹底するなど、緊急時に的確な対応をとれる態勢をさらに強化していきます。
31
3 被害者の自立支援
22 住民基本台帳事務における支援措置の実施
23 市税関係証明書の交付制限
24 被保険者証(国民健康保険証)の交付
事業番号
具体的施策
25 生活保護の適用
26 各種手当て、助成の実施
27 就労相談、ハローワークとの連携
28 子どもの就学における支援の実施
29 公営住宅の優遇措置の実施
被害者の視点にたった個人情報の保護が必要であり、効果的な連携方法をさらに検討していきます。
施策の内容
担当課
被害者、子どもへの適切な支援を実施するため、転校に関する手続きにおいて、転出前、転出後の
関係機関と連携をはかります。
市民課、国保年金課、税関係各課(納税課、資産税課、市民税課)
、建築課等
配偶者暴力支援センターの設置に伴い、DV被害者保護のため秘密保持の配慮を希望する場合「配
偶者からの暴力被害を受けている旨の証明書」を発行。同行支援を行っています。
証明書発行の際、発行制限のメッセージが出るようにして、情報の漏えいを防止し、課内の職員間
での情報共有を図ります。
事業実績
市民課で異動処理に抑止をかけた者は、国保資格の入力、保険証発行も抑止がかかり、その対象者
についての保険にかかる事務処理を行う際は、国保担当者と市民課担当者で情報共有を行うことで、
保険証から住所が加害者へ漏れることを防止しています。
DV被害により転校することになった児童生徒については、転入元・転出先学校の教育委員会と連
絡をとり合い、転校に関する情報の取扱いについて確認をし、個人情報の漏れ等が起きないよう慎
重に事務処理を行っています。
市営住宅優先入居住宅要件にDVを受けている方も追加し、DVを受けている方は離婚をしていな
くても応募することができます。
事業評価
計画通り
税務システムの変更に伴い、注意、発行制限等を促す各課共通のメッセージ機能を活用し、情報漏
えい防止、被害者保護に努めます。
今後の方針
DV被害者の児童生徒の転校事務の書類については、学校間で直接行うのではなく、それぞれの教
育委員会を経由するようにし、事実を知る人数も最小限にする。また学校とも情報の取扱いについ
て共有し、個人情報の保護や二次的な被害が起きないように慎重に取り扱います。
引き続き就労に関する情報提供を栃木県、ハローワークと連携しながら行います。
32
4 関係機関との連携
30 窓口担当職員による連携会議の実施
31 窓口担当職員、相談員への特別研修の実施
32 共通シート、ワンストップ等、庁内支援体制の検討
事業番号
具体的施策
33 県内関係機関によるネットワーク会議への参加
34 医療機関との連携
35 民間団体への支援と連携会議の開催
36 民間団体への補助金交付等支援に関する基準づくり
37 支援員、市民ボランティア等への研修機会の提供
施策の内容
担当課
職員の異動があっても継続して円滑な連携体制がとれるよう、被害者支援に関係する庁内各課の連
携会議を定期的に実施していきます。
被害者相談には相談のための基礎的な知識、経験が必要であることから、質の高い支援ができるよ
う被害者と接する職員の研修を実施していきます。
男女共同参画課、子育て・家庭支援課、健康増進課、市民生活課等
DV被害者支援連携会議を定期的に開催し、望ましい対応について協議している。会議に定期的に
参加し各課の連携体制維持に努めています。また、被害者支援団体と相互協力できる体制をとりま
す。
事業実績
事業評価
今後の方針
当事者の心身の状況に応じて、医療機関等への紹介・受診指導をしています。また、必要があれば、
直接医療機関に当事者の状況について電話連絡をするなどして対応しています。
計画通り
職員の異動があっても継続して円滑な連携体制がとれるよう、DV被害者の精神的、身体的不安に
配慮した庁内関係課の連携支援を行います。
市民ボランティア等への研修機会の提供のサポートをするために、市民活動センターで情報配信等
を行います。
33
5 推進体制の強化
38 小山市配偶者暴力相談支援センターの設置(再掲)
事業番号
具体的施策
39 小山市配偶者暴力相談支援センターにおける機能の段階的整備
40 男女共同参画審議会への進捗状況報告
41 男女共同参画審議会の苦情処理制度の活用
被害者支援の拠点施設として、相談事業を中心とした相談支援体制の拡充を図れるよう、配偶者暴
力相談支援センターの早期の設置を目指します。
施策の内容
配偶者暴力相談支援センターの業務として、
「相談と相談機関の紹介」
、
「保護命令制度の利用につい
ての情報の提供、助言、関係機関との連絡調整等」
、
「自立支援のための情報の提供等」を中心に整
備し、その後「被害者を居住させ保護する施設の利用ついての情報の提供等」
、
「医学的又は心理学
的な援助等」
、を充実させ、被害者に利用しやすい相談支援体制を整備します。
計画の進捗状況について、毎年度男女共同参画審議会に報告し、結果を公表していきます。
担当課
事業実績
事業評価
今後の方針
男女共同参画課、子育て・家庭支援課
被害者支援の拠点施設として、相談事業を中心とした相談支援体制の拡充を図れるよう、配偶者暴
力相談支援センターの早期の設置を目指し、関係各課と検討した結果、平成25年度に配偶者暴力
相談支援センターを設置しました。
配偶者暴力相談支援センターの業務としてDV被害者への保護命令制度についての助言、関係機関
との連絡調整、自立支援のための支援や一時保護する施設の利用ついて相談支援体制を整備してい
ます。
計画通り
今後も継続して制度運用していくとともに、二次被害防止にも努めます。
34
第3章
Ⅰ 3 章計画の基本理念と施策の体系
計画の基本理念と施策の体系
第
計画
1
基本理念
本計画においては、児童虐待・DV対策施策を推進するにあたり、次のとおり基本
理念を掲げます。
すべての市 民 の人 権 が尊 重 され、
いかなる虐 待 ・暴 力 も許 さない社 会 の実 現
市民一人ひとりが尊重され、安全で安心して暮らすことのできる社会の実現は、す
べての人の願いであり、社会全体の責務でもあります。虐待と暴力は、決して許され
ない人権侵害であり、被害者の心と体に大きな傷を残すばかりか、尊い生命をも奪う
重大な犯罪になりかねない行為です。
小山市では、これまでに児童虐待の防止に向けた「おやま児童虐待防止宣言」をし
ているほか、DVを根絶するために「小山市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保
護に関する基本計画」を策定し、あらゆる暴力の根絶に向けた取り組みを推進してき
ました。今後、子どもへの虐待やDVのほか、高齢者や障がい者、性暴力、人身取引
なども含め「暴力を許さない社会の実現」を最優先すべき行政課題の一つとして掲げ、
取り組みを強化していくために、この計画では「暴力を許さない社会の実現」を基本
理念とします。
おやま児童虐待防止宣言
1.
私たちは、児童虐待についての関心と理解を深めながら、子どもたちから
のサインを見逃しません。
1.
私たちは、支援を望む人だけでなく、支援を必要とする家庭へ積極的に支
援の手をさしのべ児童虐待の未然防止に努めます。
1.
私たちは、児童虐待の防止には地域全体での取り組みが重要であることを
認識し、積極的に啓発活動を行います。
1.
私たちは、
「できること、やるべきこと」を常に意識し、自ら、所属する機
関・組織の特性を生かした役割を担います。
1.
行政及び関係機関・団体は、さらなる相互の連携・協力により、児童虐待
の早期発見・早期対応・適切な支援体制の強化に努めます。
35
2
基本目標
基本目標1
基本目標1 1虐待やDVの未然防止のための取組の推進
虐待やDVの未然防止のための取組の推進
いかなる虐待やDVも決して許されるものではなく、深刻な人権侵害です。しかし、
虐待やDVは個人や家庭内などの限られた中で起きることが多く、被害が潜在化・深
刻化しやすい傾向にあります。
虐待やDVなどあらゆる暴力の根絶に向け、市民一人ひとりが正しい理解を深め、
暴力を許さない社会を築いていくことが必要です。暴力についての周知・啓発を進め、
市民の理解をさらに深めることで、虐待やDVの発生の防止を図ります。
基本目標1
安心して相談できる体制づくり
基本目標22 安心して相談できる体制づくり
市や県などでは、虐待やDVに対する取り組みを強化しており、相談窓口の充実を
図っていますが、その認知度は高くなく、被害者にとっての身近な相談窓口のさらな
る周知が求められています。また、虐待やDVの未然防止に向け、家庭環境や経済的
な問題、子育て・介護の悩みなどを抱え込む前に相談できる窓口の必要性も高まって
います。
悩みや不安・負担感が蓄積される前に、身近な場所で相談できる窓口の充実・周知
を徹底するとともに、被害者・加害者の置かれている状況や背景を理解しながら適切
な対応ができるよう、相談員の専門性の確保や関係機関のネットワーク化を進めてい
きます。
基本目標33 被害者の安全確保・自立を支援する体制の強化
基本目標1
被害者の安全確保・自立を支援する体制の強化
虐待や暴力の被害を受けた人は、心と体に傷を負うばかりでなく、安全で安心して暮
らすことができる日常生活を取り戻すことも難しくなります。保護された被害者の身の
安全を確保し、継続的なケアや支援を行いながら、自立した生活に向けた様々な支援が
必要となります。住居の確保や経済的支援、就労支援、子どもの教育に関する支援のほ
か、安心して日常生活を送るために居場所や個人情報の保護を徹底していきます。
基本目標4
推進体制の充実
基本目標1 4
推進体制の充実
虐待やDVは生命の危機にさらされることもある重大な課題です。暴力のない社会
の実現に向け、計画の着実な推進が重要であることから、関係機関との連携を強化す
るほか、進捗管理を徹底し、必要に応じてより効果的な施策のあり方の検証・見直し
を行っていきます。
36
3
施策の体系
基本理念
すべての市民の人権が尊重され、
いかなる虐待・暴力も許さない社会の実現
基本目標
施策の方向
基本目標1
虐待やDVの未然防止のための
取組の推進
虐待やDV防止のための意識啓発
虐待やDVの未然防止
基本目標2
安心して相談できる体制づくり
早期発見・通告のための体制整備
相談支援体制の充実
基本目標3
被害者の安全確保・自立を支援
する体制の強化
被害者の緊急時等の安全確保・一時保護に向けて
の関係機関との連携
被害者情報の保護
自立に向けた支援
子どもに対する支援
基本目標4
推進体制の充実
他機関との連携強化
庁内における連携強化
支援者の育成
計画の進捗管理及び苦情への対応
37
第4章
Ⅰ 4 章 施策の展開
施策の展開
第
計画
1 目標実現のための施策
基本目標1
基本目標1 1虐待やDVの未然防止のための取組の推進
虐待やDVの未然防止のための取組の推進
施策の方向 11 虐待やDV防止のための意識啓発
虐待やDV防止のための意識啓発
施策の方向
児童虐待やDV被害は年々増加傾向にあります。これらは個人の尊厳を傷つけ、犯罪
となる行為を含む人権侵害です。家族内で起きる児童虐待、配偶者・パートナー間で起
きるDVと、どちらも家庭という私的な関係の間で起き外部から発見されにくい環境の
中で、周囲の認識不足や被害者本人の気づきの遅れにより状況悪化を招くといった現状
も見られます。
また、地域の方々の児童相談所や市への児童虐待の通報により、未然に重大事件を防
ぐことができたケースが数多くあります。
児童虐待やDVを防止するためには、市民の正しい理解と意識の高揚が必要です。そ
のために、あらゆる機会を活用し、正しい理解と防止に向けた意識啓発を行います。
(主な施策)
№
施策・事業名
概
要
所管課等
広報小山、ホームページ、各種啓発紙(児童虐待防止チ
ラシ、ハーモニーおやま各号、DV相談カード等)による
相談窓口の分かりやすい案内、既存パンフレットの周知に
子育て・家庭支援課
よる児童虐待防止やDVに関する知識、人権意識の浸透、
広報紙・啓発紙等によ
1
また被害者支援(緊急避難を含む)のための「DV相談カ 男女共同参画課
る意識啓発
ード」の配布(DV相談カードは市役所庁舎、市文化セン
ター、市民病院、大型商業施設等の女性の目につくところ
に設置。)や、女性に対する暴力をなくす運動(パープル
リボン運動)を通した効果的な啓発を実施していきます。
男女共同参画課
市民対象の研修会の開
虐待・DV防止の単独での研修会やおやま・まちづく
催、公民館講座・出前講 り出前講座をはじめ、他の分野の講演会や講座の一部に 子育て・家庭支援課
2
座等の機会を活用した
児童虐待・DV防止に関する項目を入れるなど、より効 公民館
周知
果的に周知していきます。
生涯学習課
38
№
施策・事業名
概
要
所管課等
男女共同参画課
従業員に対する虐待・DVの正しい理解と防止のため
3 事業所への啓発・周知 の意識啓蒙や、被害者への支援体制がとれるよう、継続 子育て・家庭支援課
して啓発、周知に努めていきます。
工業振興課
児童生徒は多感な年代であるため、きめ細かい配慮を
加えながらその年代に応じた啓発を行います。男女にお
ける身体面・精神面の違いの理解や、異性と人間関係を 男女共同参画課
児童生徒への教育、啓 築くに当たってのルールやマナーについての理解を十分
子育て・家庭支援課
4
発、周知
にできるよう保健体育、道徳、学級活動などの学習と関
連させ、男女相互の理解を一層深めるとともに、人間と 学校教育課
して互いに協力し尊重し合う態度を養うことに留意しな
がら指導を継続していきます。
5
教職員等の研修の
実施
被害者の子(児童生徒)と被害者、加害者等への対応
には、教職員等の児童虐待・DVに関する正しい知識が
学校教育課
必要であるため、研修会等の中に児童虐待・DV防止教
育を盛込み効果的な周知を図っていきます。
男女共同参画課
6 職員研修の実施
虐待・DVの根絶には正しい理解が必要であり、あら
ゆる職種の市職員に対して継続して啓発を実施するとと 職員研修所
もに、守秘義務の遵守を徹底していきます。
子育て・家庭支援課
被害者からの相談を受ける可能性の高い民生委員・児 男女共同参画課
民生委員・児童委員、
童委員、保護司、人権擁護委員等へ研修等を実施し、虐
人権推進課
7 保護司、人権擁護委員
待・DVについての正しい理解と個人情報の保護につい
等への研修機会の提供
福祉課
て周知徹底していきます。
虐待
児童虐待防止対策の
8 充実
(オレンジリボン・
キャンペーン事業)
児童虐待の撲滅を目指し、毎年9月に児童虐待防止講
演会の開催、10 月のオレンジリボンたすきリレーの開催
および啓発、11 月の児童虐待防止月間の市内各所での啓
発活動及び市職員のオレンジリボン着用。オレンジリボ
子育て・家庭支援課
ンキャンペーンソング「まあるいこころ」を活用した啓
発。年間を通しての出前講座の実施など様々な方法で啓
発活動を推進していきます。
39
施策の方向
施策の方向22 虐待やDVの未然防止
虐待やDVの未然防止
子育て家庭が孤立し、一人だけで悩まず安心して子育てできるように、親子の交流や
情報提供の場を充実します。
また多くの方に子育て支援制度を知っていただくことにより、幅広い方々が地域での
子育てを見守り、サポートしてもらうことで、子育てに不安感や負担感を抱える保護者
を把握し、相談につなげ虐待の未然防止を図ります。
(主な施策)
№
施策・事業名
概
要
所管課等
虐待
身近な地域における地域子育て支援センターを子育て
9 地域の子育て支援拠点 支援の拠点として、子育てに関する情報提供や相談・親 こども課
の設置
子の交流などの推進を図ります。
10
虐待
子育てひろば事業
未就園児とその保護者を対象に、親子が集い交流や仲
間づくりを行う場として子育てひろばを開催します。ま こども課
た子育て支援に係る人材育成のための研修会を開催しま 子育て・家庭支援課
す。
虐待
市民のニーズに応じ、自主グループへの場の提供・人 こども課
11 子育て自主グループへ 材派遣・情報提供等の支援を行い、自主的な活動の促進
子育て・家庭支援課
の支援
を図ります。
育児不安・育児困難ケースへの支援として、育児支援
12
家庭訪問員による家庭訪問を実施し、保護者の不安感や 子育て・家庭支援課
育児支援家庭訪問事業
負担感の軽減や虐待の未然防止を図ります。
虐待
虐待
貧困の状況にある子どもや家族の相談に応じ生活支
13 子どもの貧困撲滅支援セ 援、教育支援、就労支援、経済的支援等により早期解決 子育て・家庭支援課
ンター事業
を図ります。
40
№
14
施策・事業名
虐待
妊産婦・新生児訪問
概
要
所管課等
妊産婦や生後1ヶ月未満の新生児をもつ保護者(希望
者)に対し、助産師・保健師による家庭訪問を行います。 健康増進課
これまで市民課で実施していた母子手帳交付事務を健
康増進課窓口に変更し、交付時に面接を実施することで、
15 母子手帳交付時におけ 妊娠・出産に関する妊娠早期からの情報提供及び支援が 健康増進課
る面接
必要な妊婦の早期把握と支援につなげます。
虐待
虐待
母子手帳交付時の面接等で把握された支援が必要な妊
婦に対し、保健師による電話・面接・訪問等による保健
16 ハイリスク妊婦への支
健康増進課
指導・助言を行います。
援
低出生体重児を含め、生後4ヶ月未満の乳児がいる全
ての家庭を助産師・保健師が訪問し、育児相談や情報提
17 低出生体重児訪問・赤ち
健康増進課
供等を行うことで、育児不安感や負担感の軽減に努めま
ゃん訪問
す。
虐待
18
19
虐待
乳幼児健診・相談
虐待
のびっこクラス
乳児健診・9ヶ月児健康相談・1歳6ヶ月児健診・2
歳児歯科健診・3歳児健診・5歳児健康相談等、節目の
健診や相談事業を通し、発育発達・保護者の育児不安等 健康増進課
に関する助言等を行います。
1歳6ヶ月から2歳頃の子どもの発達や子育てに悩み
のある保護者を対象に、保護者同士で悩みの共有の場を
持つとともに、子どもへの関わり方等について、保育士 健康増進課
や心理職からのアドバイスを得る機会を設けます。
各種健診・相談事業の未受診家庭に対し、子育て・家
庭支援課育児支援家庭訪問員と連携し、未受診家庭への 健康増進課
20 未受診家庭への受診勧 訪問を行い、受診勧奨及び当該家庭の養育状況の把握に
子育て・家庭支援課
奨
努めます。
虐待
乳幼児健診・相談事業等の結果、発達に関する専門的
な助言等が必要な子ども及び保護者に対し、小児神経専
21 乳幼児二次健診(のび 門医や作業療法士・心理判定員による相談の機会を設け 健康増進課
っこ発達相談)
ます。
虐待
乳幼児健康診査未受診等の対応により居住実態が把握
できない家庭については児童相談所の関与や児童手当、
居住実態が把握できな 児童扶養手当等の受給状況の確認、親族等への調査、対
22
子育て・家庭支援課
い児童の調査
象家庭に外国籍の者がいる場合は東京入国管理局へ出入
国記録等の照会を行い当該家庭の実態把握に努めます。
41
基本目標2
基本目標12
安心して相談できる体制づくり
2安心して相談できる体制づくり
施策の方向 11 早期発見・通告のための体制整備
早期発見・通告のための体制整備
施策の方向
虐待やDVの発生予防、早期発見・早期対応に向け、早期からの支援に繋げるととも
に、関係機関と支援に必要な情報を共有し、適切な生活・養育環境の確保や必要な支援
について協議し、適切な役割分担のもとで協働して支援を行います。
また虐待やDVの被害を深刻化させないために、被害者の早期発見に努めるとともに、
地域の市民や医療機関、学校や保育所等の子どもに係わる機関などに対して、正しい窓
口の情報について周知します。
(主な施策)
№
施策・事業名
DV
23 DV相談カードの
配布
概
要
所管課等
被害者が手にしやすい名刺サイズのDVカードを作成
し、大型店舗等の協力を得ながら被害者に効果的に相談 男女共同参画課
機関を周知・紹介していきます。
広報紙等で相談場所等を周知する際には、加害者にも
広報・ホームページに 情報が伝わることを念頭に置き、被害者、支援者、相談 秘書広報課
24
よる窓口紹介
員の安全に配慮し、掲載には十分に注意をはらい、紹介 男女共同参画課
していきます。
25 適切な窓口の紹介
26
虐待
虐待通告窓口の周知
被害者のニーズは多岐にわたり関係する窓口(担当課)
も多くなることから、どの窓口においても被害者のニー
ズに応じた各種の相談窓口を丁寧に紹介できるよう、共 全 課
通の一覧表を作成するなどの方法を検討し、実施してい
きます。
市民や子どもと保護者に係わる様々な機関に対し、市
や県、児童相談所などの通告・相談窓口や夜間や休日に 子育て・家庭支援課
対応する児童虐待緊急ダイヤルなどの周知を行います。
要保護児童等対策協議会においての児童虐待防止に加
要保護児童等対策地
27
え、DV被害者支援対策についても関係機関との情報交 子育て・家庭支援課
域協議会の充実
換や検討を行いネットワークの強化を図ります。
42
№
施策・事業名
28 医療機関等との連携
概
要
所管課等
虐待やDVの発生予防、早期発見・早期対応に向け、
医療機関の情報から被害の可能性のある患者や要保護児
童・養育支援を必要とする家庭を発見し、早期からの支
援に繋げるとともに、関係機関と支援に必要な情報を共 健康増進課
有し、適切な生活・養育環境の確保や必要な支援につい
て協議し、適切な役割分担のもとで協働して支援を行い
ます。
相談支援体制の充実
施策の方向 2 相談支援体制の充実
被害者のニーズは多岐にわたり関係する窓口(担当課)も多くなることから、どの窓
口においても被害者のニーズに応じた各種の相談窓口を紹介できるようにします。
虐待やDV被害の解決のために、本人だけで悩むことなく相談窓口を気軽に利用でき
るよう、相談窓口について周知するとともに、多様化、複雑化している相談内容にも対
応できるように相談窓口の相談員の更なる資質の向上を目指します。
また、虐待やDVは高齢者、障がい者や外国人などの中でも起きており、これらの人々
には、必要な情報が届きにくかったり、社会の中でも孤立しやすい人たちもいることか
ら、被害者の国籍や年齢、障がいの有無に関わらず、安心して相談が受けられるよう正
しい情報を伝え必要な支援を受けることができるよう、関係部門との連携・協働により
適切な配慮していきます。
(主な施策)
№
29
施策・事業名
虐待
家庭児童相談事業
概
要
所管課等
18 歳までの子どもに関するあらゆる問題について、家
庭相談員が相談に応じ、実態調査・在宅指導・助言等を 子育て・家庭支援課
行います。
母子・父子自立支援員兼婦人相談員による、母子家庭
や父子家庭の生活自立のための相談・情報提供の充実を
図るとともに、家庭内で起こる様々な悩み・DV 等の相談
DV
対応を関係機関と連携し、子どもがいる家庭においては
母子・父子自立支援員
家庭相談員や子どもに関る機関と連携し対応します。
30 兼婦人相談員による相
子育て・家庭支援課
また生活の自立に向け、行政手続の同行支援、住宅確
談・情報提供機能の充
保の支援、就労支援、子どもの学校の転校手続や保育所
実
入所申請、必要な福祉制度の利用等の支援を行います。
あわせて被害者の心のケアを県南健康福祉センターや
医療機関等と連携し支援します。
43
№
施策・事業名
虐待
31 子育て支援総合
相談事業
概
要
所管課等
子育て支援総合相談員が、子育て支援に関する情報提
子育て・家庭支援課
供や、子どもや子育てに関する相談対応を行います。
育児不安・育児困難ケースへの支援として、育児支援
家庭訪問員による育児手技や相談等家庭訪問による指導
子育て・家庭支援課
32 育児支援家庭訪問事業
を実施し、保護者の不安感や負担感の軽減や虐待の未然
防止を図ります。
虐待
虐待
子育て短期支援事業
33
(ショートステイ
保護者の疾病等により家庭において養育を受けること
が一時的に困難となった児童について、児童養護施設等 子育て・家庭支援課
に入所させ、必要な保護を行います。
事業)
配偶者暴力相談支援センターにおける「相談や相談機
関の紹介」、「被害者及び同伴者の緊急時における安全の
確保」、「自立して生活することを促進するための情報提
DV
供その他の援助」、「被害者を居住させ保護する施設の利
小山市配偶者暴力相
34
用についての情報提供その他の援助」、「保護命令制度の 子育て・家庭支援課
談支援センターの機
利用についての情報提供その他の援助」の業務の充実を
能の充実
図ります。また、一人の相談員がすべてをかかえるので
はなく、ケース会議を開催し様々な視点から被害者を支
援します。
虐待
保育園等の専用の部屋に保育士等を配置し、乳幼児の
35 地域の子育て支援拠点 いる子育て中の親子の交流や育児相談、情報提供等を行 こども課
事業
います。
心配ごと相談・女性の
社会福祉協議会
生活の中で生じる諸問題や悩みごとについての相談に
36 ための心の相談・弁護
生活安心課
弁護士等が応じ助言指導等問題解決を支援します。
士相談
男女共同参画課
37 外国人相談室
日本語の通じにくい外国人に対し、相談を実施してい
きます。なお、相談窓口の効果的な周知方法についても 生活安心課
検討していきます。
38 外国人に対する支援
外国人市民に向け、多言語での情報提供の充実や地域 国際交流協会
における交流の促進を行います。
市民生活課
44
№
施策・事業名
概
要
所管課等
市内5ヶ所の高齢者サポートセンターと健康医療介護
総合相談センターに設置される基幹型高齢者サポートセ
高齢の相談者、障がい ンターにて高齢者の様々な相談に応じ、虐待防止や権利 高齢生きがい課
39 のある相談者に対す 擁護の支援を行ないます。高齢者や障がい者に対する虐
福祉課
る支援
待や暴力の防止・対応の充実に向け、高齢の相談者、障
がいのある相談者に対する適切な相談や支援に努めま
す。
未就学の障がい児が通園して、
日常生活における基本的な
動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練等を行
福祉課
40 児童発達支援(通所給
うとともに、委託先である社会福祉法人等に対しては、法人
付)
の事業計画に基づく通園施設の整備について支援します。
虐待
虐待
41
放課後等デイサービス
(通所給付)
学校に就学している障がい児が、
放課後や夏休み等の長期
福祉課
休暇中において、生活能力向上のための訓練等を行います。
虐待
障がい児が日中の活動する介護の場と家庭の就労支援
日中一時支援事業(地
42
及び日常的にケアしている家族の一時的な休息を図りま 福祉課
す。
域生活支援事業)
虐待
43
保護者同士の交流の支
援
グループ活動などを通じて、
子どもの障がいについて保護 健康増進課
者の理解を進めるとともに、保護者同士の交流を推進しま こども課
す。
福祉課
45
基本目標3 被害者の安全確保・自立を支援する体制の強化
3
基本目標12
被害者の安全確保・自立を支援する体制の強化
施策の方向11 被害者の緊急時等の安全確保・一時保護に向けての関係機関との連携
施策の方向
関係機関との連携を密にし、被害者の立場にたった虐待やDV被害者の安全確保と一
時保護が行われるまでの間の安全な保護体制を整備します。
(主な施策)
№
施策・事業名
概
要
所管課等
被害者とその子どもの視点にたち、警察やとちぎ男女
共同参画センターと連携し、円滑な一時保護につなげま
一時保護における関
44
す。また高齢者や障がい者については関係部署機関と速 子育て・家庭支援課
係機関との連携
やかに連携し、ショートステイや施設入所措置等に繋が
るよう支援します。
DV
虐待
45
被害者の子どもや親等に被害が及んでいる場合もある 子育て・家庭支援課
児童虐待・高齢者虐待
ことから、児童虐待、高齢者虐待関係部門との効果的な
対応機関との連携体
高齢生きがい課
連携体制のあり方を検討していきます。
制の構築
子育て・家庭支援課
46 警察との連携
警察との連携協力を得て加害者への対応、緊急時の対
応など、被害者の安全に十分配慮し対応します。高齢者 高齢生きがい課
虐待防止に関する法律に基づき必要に応じ、警察署長へ 生活安心課
の援助要請、援助を求めます。
市民課
虐待もしくはDV等により被害を受けたり、
繰り返し被害
虐待・DV被害者等緊 を受ける恐れのある家族に対し、
緊急時に一時保護施設等の
子育て・家庭支援課
47
急時安全確保事業
避難が決定するまでの間、
安全確保のための一時的に避難で
きる施設を提供します。
虐待
児童虐待により一時保護が必要な状況が生じた場合、
子育て・家庭支援課
48 虐待を受けた子ども
児童相談所と迅速に連携し対応します。
の一時保護
49
被害者が保護命令の申立てを希望する場合は保護命令
保護命令制度の利用
に係る書面を裁判所に提出する等の支援を行い円滑な利 子育て・家庭支援課
に係る支援
用を図ります。
46
施策の方向
施策の方向 22 被害者情報の保護
被害者情報の保護
DV被害者に対する加害者からの接触を遮断し、DV被害者の安全を確保するために
は、被害者に関する各種情報の保護が求められます。被害者の支援にかかわる関係機関
等に対し、被害者及びその関係者に係る情報管理を徹底します。
(主な施策)
№
施策・事業名
概
要
所管課等
50
住民基本台帳事務にお
加害者に住所を知られないための支援措置を被害者の 市民課
ける支援措置の実施
視点に立って実施していきます。
子育て・家庭支援課
51
市税関係証明書の
交付制限
52 登録型本人通知制度
被害者の視点に立った個人情報の保護が必要であり、 市民課
効果的な連携方法をさらに検討していきます。
税関係各課
本人の代理や第三者の請求により住民票の写しや戸籍
謄本などを交付した場合、交付したことを本人に通知し 市民課
ます。
施策の方向 33 自立に向けた支援
自立に向けた支援
施策の方向
被害者の自立した生活の確保に向け、住宅の確保、就業機会の確保、子どもの教育環
境の整備など生活再建、経済的支援、継続的な見守り・相談支援等を行います。
(主な施策)
№
53
施策・事業名
概
要
所管課等
被保険者証(国民健
健康保険証に関する情報の提供、申請の援助、助言を行 国保年金課
康保険証)の交付
います。
子育て・家庭支援課
公営住宅の利用に関する情報を提供するとともに、自立
公営住宅の優遇措置
54
のための住宅に関する情報提供を栃木県と連携を取りな 建築課
の実施
がら行っていきます。
生活状況や就業の希望に応じて、自立支援プログラムを
ひとり親家庭の就労 策定し、資格取得促進のための事業の紹介、就労に関する
子育て・家庭支援課
55
相談・支援
情報提供を、栃木県、ハローワークと連携しながら行って
いきます。
47
№
56
施策・事業名
概
要
所管課等
自立を希望する方が経済的に困窮している場合には状
生活保護制度等によ
況により生活保護制度や生活困窮者自立支援法制度など 福 祉 課
る支援
を活用し自立に向けた支援を行います。
18 歳未満の子どもを養育している母子が、様々な事情か
母子生活支援施設入 ら子どもの養育が困難な場合に、安心して自立に向けた生
子育て・家庭支援課
57
所支援
活を営めるよう入所による生活や子育ての支援を行いま
す。
DV
被害者個々の状況に応じて民間支援団体が運営する事
子育て・家庭支援課
58 民間支援団体との連
業につなげます。
携による自立支援
59 児童扶養手当の支給
60
母子父子寡婦福祉資金
の貸付
ひとり親家庭医療費
61
助成事業
62
ひとり親家庭学童保
育料助成事業
死別及び離別等によりひとり親家庭となっている父母
が18歳到達年度末まで(児童に障がいがある場合20歳未 子育て・家庭支援課
満)の児童を監護養育している場合に、手当を支給します。
母子及び父子並びに寡婦家庭の生活の安定と、児童の福
祉の向上を図るため、無利子または低利子の資金の貸付を 子育て・家庭支援課
行います。
満18歳に達する年度末までの子どもを養育するひとり
親家庭に対して、保険診療分の医療費を助成します。(所 子育て・家庭支援課
得制限あり)
学童保育を利用するひとり親家庭の保護者に対して、学
こども課
童保育料の一部を助成します。
ひとり親家庭の就業や資格取得に向けた支援として、母
ひとり親家庭等への 子父子寡婦福祉資金において技能習得資金および生活資
子育て・家庭支援課
63
就業支援
金等の貸付や、ひとり親家庭自立支援教育訓練給付金、ひ
とり親家庭高等職業訓練促進給付金等の支援を行います。
経済的に困窮している子育て家庭で、有償の事業を利用
64 養育支援員派遣事業 できない又親族等の支援者がなく育児負担を抱えている場 子育て・家庭支援課
合に、養育支援員を派遣し、家事や育児支援を実施します。
65
社会福祉協議会との
社会福祉協議会と連携し、フードバンクや食料等の購入 社会福祉協議会
連携による生活支援 費、給付金の支給事業等につなぎ、生活支援を行います。 子育て・家庭支援課
ひとり親家庭ファミ
ひとり親家庭の方がファミリーサポートセンターの会
66 リーサポートセンタ 員となり提供会員から育児の援助を受けた場合、利用料の 子育て・家庭支援課
ー利用料助成事業
半額を助成することで経済的負担の軽減を図ります。
48
施策の方向
施策の方向 44 子どもに対する支援
子どもに対する支援
子どもが安心して生活することができるよう、教育・保育関係機関や学校等と連携し、
被害者の子どもが適切な配慮を受けながら生活を送ることができるよう支援します。
(主な施策)
№
施策・事業名
67 保育所における支援
概
要
所管課等
保育所入所を希望する時の手続き等の支援、
優先入所への
こども課
配慮、入所後の児童のケアを行います。
転校に関する手続きにおいて、転出前、転出後の関係機関
と連携を取りながら、被害者、子どもへの適切な支援を実施 こども課
子どもの就学におけ していきます。また、保育所、幼稚園、学校等が現場でどの
学校教育課
68
る支援の実施
ように対応していけばよいか、子どもへの精神的な影響(二
次的な被害)も含め、年代に応じたよりよいサポート体制を 健康増進課
行います。
虐待
69 社会的養護体制の
充実
児童相談所・関係機関との連携により地域での見守り
体制を強化するとともに、小規模住居型児童養育事業(里 子育て・家庭支援課
親制度等)のPRや支援を行っていきます。
虐待
小山市要保護児童等対策地域協議会において要支援児
70 要支援児童生活応援事 童と認定された児童に対し、放課後又は夏休み等に事業 子育て・家庭支援課
実施場所で子どもたちと指導員が調理や清掃、学習など
業
を行いながら子どもの成長と自立をサポートします。
子どもの心身の回復のため、家庭児童相談や母子保健
担当保健師による相談、青尐年相談で面接、訪問等によ
子どもの心のケア・発
71
る支援を行うとともに、必要に応じて児童相談所や県健 子育て・家庭支援課
達の支援
康福祉センターと連携し、心のケアや発達に関する悩み
に対応します。
49
基本目標4
基本目標12
推進体制の充実
4推進体制の充実
施策の方向 11 他機関との連携強化
他機関との連携強化
施策の方向
虐待やDVの被害は、複雑・多様化しており、関係機関のさらなる連携による対策の
強化が求められています。関係機関間で情報や課題を共有し、相談、早期発見・対応、
被害者の保護・自立支援まで切れ目のない対応を実現するとともに、虐待・DV根絶に
向け、地域全体で取り組む体制を強化していきます。
(主な施策)
№
72
施策・事業名
概
要
所管課等
関係機関によるネッ
栃木県、警察、民間団体等のネットワークを強化し、
子育て・家庭支援課
トワークの強化
庁外関係機関との連携を図ります。
73 他市町との連携強化
DV
74 民間支援団体との
連携
被害者が他市町に避難する場合には、安心した生活が
送れるよう、移住先の相談員や児童福祉担当課、生活保
子育て・家庭支援課
護担当課等と連携し、円滑に支援が受けられるようにし
ます。
民間支援団体が運営する一時保護施設の運営費用の助
成等により活動支援を行います。
また被害者支援は様々な分野にわたることから、支援 子育て・家庭支援課
の和を広げられるようDV被害者支援を行う民間団体と
状況にあわせ連携し、支援を実施していきます。
50
施策の方向 22 庁内における連携強化
庁内における連携強化
施策の方向
虐待やDVの被害者が安心して支援を受けられるよう、被害者の支援に関わる職員の
意識の向上や知識・支援スキルの向上に向けた研修を行うとともに、定期的に連携会議
を実施し、切れ目のない円滑な支援に向けた連携体制を構築します。
(主な施策)
№
施策・事業名
概
要
所管課等
児童虐待・DV被害者
職員の異動があっても継続して円滑な連携体制がとれ 子育て・家庭支援課
75 支援担当者連携会議 るよう、被害者支援に関係する庁内各課の連携会議を定
関係各課
の実施
期的に実施していきます。
76
被害者相談には相談のための基礎的な知識、経験が必 子育て・家庭支援課
窓口担当職員、相談員
要であることから、質の高い支援ができるよう被害者と
への特別研修の実施
関係各課
接する職員の研修を実施していきます。
77
虐待・DV被害者の精神的、身体的不安に配慮し、ワ
ンストップ相談あるいは庁内関係課から相談窓口へ円滑 子育て・家庭支援課
に引き継ぎ迅速な対応を行います。
関係各課
また被害者情報が加害者に漏えいしないよう、情報の
厳正な管理を行います。
関係部署との
連携強化
51
施策の方向
施策の方向 33 支援者の育成
支援者の育成
虐待やDV被害者の支援には、行政や関係機関だけでなく地域で活動する団体やボラ
ンティアの協力が重要です。虐待やDVを未然に防止するとともに被害者に対する相
談・保護等に関わる団体等に対して、研修等による情報提供など必要な支援を行います。
(主な施策)
№
施策・事業名
概
要
所管課等
男女共同参画課
支援者、市民ボランテ
児童虐待やDV被害者支援、子育て支援等様々な支援
78 ィア等への研修機会 活動を希望する市民に対し、研修等の情報を提供してい 子育て・家庭支援課
の提供
きます。
市民生活課
虐待
79
市民サークル「カンガルーOYAMA」による児童虐
児童虐待防止活動を
待防止の各種活動と連携し、市民の虐待防止意識の向上 子育て・家庭支援課
行う市民団体との
を図ります。
連携
施策の方向
施策の方向44 計画の進捗管理及び苦情への対応
計画の進捗管理及び苦情への対応
この計画は、毎年度事業の実施状況のとりまとめを行うとともに、その結果を要保護
児童等対策地域協議会や関係機関等に報告し、結果を公表していきます。また、取り組
みの方向性や内容については、必要に応じて見直し、改善していきます。
この計画や事業内容、職員の職務執行等に関して苦情の申出を受けた場合は、適切か
つ迅速に処理し、内容の見直しや対応の向上を図るように努めます。
(主な施策)
№
施策・事業名
概
要
所管課等
要保護児童等対策地
計画の進捗状況について、毎年度要保護児童等対策地
子育て・家庭支援課
80 域協議会への進捗状
域協議会に報告し、結果を公表していきます。
況報告
DV
81
二次的被害が生じた場合には、男女共同参画推進条例 男女共同参画課
男女共同参画審議会
の苦情処理制度を活用しながら、改善に努めていきます。
の苦情処理制度等の
子育て・家庭支援課
また制度の周知に努めます。
活用
52
2 活動・成果指標
№
1
基本目標
施策の方向
施策・事業
(具体的な取組内容)
児童虐待防止のシ
ンボルであるオレ
ンジリボンの啓発
活動
アンケートの結果では、市民の
オレンジリボンの認知度は
53%なことから、子育て見守り
隊養成講座(出前講座)の開催
などの啓発活動を積極的に行
います。
アンケートの結果では、児童
虐待家庭の対処について「何
もできない」「様子を見る」
答えた方が 7.7%いたことや、
市や児童相談所が最も力を
入れることとして第三者が
児童虐待を発見した場合の
相談先の周知を 46%の市民
が望んでいることから、さら
なる啓発活動により通報・相
談先の周知を行います。
2
児童虐待が行われ
ている家庭を知っ
たときの通報・相談
虐待やDV 虐待やDV 先の周知
の未然防止 防止のため
のための取 の意識啓発
組の推進
アンケートの結果では、児童
虐待家庭の対処について「何
もできない」「様子を見る」
答えた方のうち、通報先がわ
からないと答えた方が 12.2%
いたことから、さらなる啓発
活動を行います。
3
4
5
平成31年度
目標値
活動指標(参考指標)
オレンジリボンを知っ
ている人の割合70%
以上
子育て見守り隊養成講
座(出前講座)の開催
(平成25年)5回
(平成31年)8回
児童虐待家庭について
「何もできない」「様子
を見る」と考える人の割
合5%以下
児童虐待の通報先がわ
からない人の割合5%
以下
(児童虐待の通報先を
知っている人の割合
95%以上)
DV・デート DV の
周知
DV については認知度が 82%
と高いが、デート DV について 「デート DV」の言葉・
は 34%と低いため、特にデー
意味を知っている人の
ト DV の被害を受けやすい若
年層への啓発活動を中心に行 割合50%
います。
DV・デート DV に関
する相談窓口の周知
DV・デート DV に関する相
談窓口の認知状況において DV・デート DV に関する
「知らない」と答えた方が
相談窓口を知っている
31.4 %い た こと から さ らな
る啓発活動により相談先の 人の割合50%
周知を行います。
53
№
基本目標
施策の方向
施策・事業
(具体的な取組内容)
活動指標(参考指標)
「相談や相談機関の紹介」、
「被
害者及び同伴者の緊急時にお
ける安全の確保」、
「自立して生
活することを促進するための
「被害
安心して相
小山市配偶者暴力相 情報提供その他の援助」、
相談支援体
6
談できる体
談支援センターの機 者を居住させ保護する施設の
制の充実
制づくり
能の充実
利用についての情報提供その
他の援助」、
「保護命令制度の利
用についての情報提供その他
の援助」の業務の充実を図りま
す。
7
被害者の安
全確保・自立
を支援する
体制の強化
平成31年度
目標値
相談対応件数
(平成25年)
226件
(平成31年)
550件
経済的に困窮している子育て
養育支援員派遣回数
家庭で、有償の事業を利用でき
(平成25年)
ない又親族等の支援者がなく
自立に向け
養育支援員派遣事業
50回
た支援
育児負担を抱えている場合に、
(平成31年)
養育支援員を派遣し、家事や育
100回
児支援を実施します。
8
子どもに対 要支援児童生活
する支援
応援事業
小山市要保護児童等対策地域
協議会において要支援児童と
認定された児童に対し、放課後
又は夏休み等に事業実施場所
で子どもたちと指導員が調理
や清掃、学習などを行いながら
子どもの成長と自立をサポー
トします。
箇所数
(平成26年)
1箇所
(平成27年)
2箇所
職員の異動があっても継続し
児童虐待・DV被害者 て円滑な連携体制がとれるよ 会議開催数
9 推進体制の 庁内におけ 支援担当者連携会議 う、被害者支援に関係する庁内 (平成25年)1件
充実
る連携強化
の実施
各課の連携会議を定期的に実 (平成31年)2件
施していきます。
54
第5章
Ⅰ 5 章 資料
資料
第
計画
1
小山市要保護児童等対策地域協議会設置要綱・構成機関
2
児童虐待・DV対策基本計画に係る関係課ワーキンググループ開催要領・
構成課
3
小山市児童虐待・DV対策基本計画策定経過
4
児童虐待・DV対策に関するアンケート調査
55
1.小山市要保護児童等対策地域協議会設置要綱・構成機関
第 1 章 総則
(設置)
第 1 条 児童福祉法(昭和 22 年法律第 164 号。以下「法」という。)第 25 条の 2
の規定に基づき、要保護児童(法第 6 条の 3 第 8 項に規定する要保護児童を
いう。以下同じ。)、要支援児童 (同条第 5 項に規定する要支援児童をいう。
以下同じ。)、特定妊婦 (同項に規定する特定妊婦をいう。以下同じ。)及び
DV(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(平成 13 年法
律第 31 号)第 1 条第 1 項に規定する配偶者からの暴力をいう。以下同じ。)
の被害者(同条第 2 項に規定する被害者をいう。以下「DV被害者」とい
う。)への適切な保護又は支援を図るため、小山市要保護児童等対策地域協
議会(以下「協議会」という。)を設置する。
(所掌事務)
第 2 条 協議会は、法第 25 条の 2 第 2 項に規定するもののほか、次に掲げる事
務を所掌する。
(1) 児童虐待及びDVに関する情報交換並びに関係機関の連携及び協力の
推進に関すること。
(2) 要保護児童、要支援児童及びその保護者、特定妊婦又はDV被害者(以
下これらを「要保護児童等」という。)に関する対策を推進するための広
報及び啓発活動に関すること。
(3) その他要保護児童等の適切な保護又は支援(以下「支援等」という。)
に関し必要な事項
(構成員等)
第 3 条 協議会は、別表第 1 に掲げる行政機関若しくは法人等又は別表第 2 に
掲げる児童福祉に関連する職務に従事する者(以下「行政機関等」という。)
をもって構成する。
(組織等)
第 4 条 協議会に、代表者会議及び実務者会議を置く。
(守秘義務)
第 5 条 協議会における要保護児童等に関する情報の共有は、要保護児童等の
支援等を図るためのものであり、協議会の構成員は、正当な理由がなく、
協議会の職務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。構成員を退い
た後においても同様とする。
第 2 章 代表者会議
(所掌事務)
56
第 6 条 代表者会議は、次に掲げる事項について協議する。
(1) 要保護児童等及びその支援等に関するシステムに関すること。
(2) 実務者会議の活動報告の評価に関すること。
(3) 協議会の年間活動方針に関すること。
(4) その他協議会の設置目的を達成するために必要な事項
(組織等)
第 7 条 代表者会議は、行政機関等の代表者を委員として組織する。
2 前項の委員(以下「代表者会議委員」という。)は、市長が委嘱する。
3 市長は、代表者会議委員の承認を得て、小山市要保護児童等対策地域協議
会名簿に、その氏名及び当該行政機関等の名称を登載するものとする。
(会長及び副会長)
第 8 条 代表者会議に会長及び副会長を置く。
2 会長は委員の互選により選出し、副会長は会長が委員の中から指名する。
(会長の職務等)
第 9 条 会長は、代表者会議を代表し、会務を総理する。
2 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代理する。
(会議)
第 10 条 代表者会議の会議は、会長が招集し、その議長となる。
2 会議は、年 2 回定期に開催するものとする。ただし、会長が必要と認める
ときは臨時に開催することができる。
第 3 章 実務者会議
(所掌事務)
第 11 条 実務者会議は、次の各号に掲げる事項について協議する。
(1) 要保護児童等の実態把握に関すること。
(2) 要保護児童等の支援等を行っている事例の総合的把握に関すること。
(3) 要保護児童等に関する対策を推進するための啓発活動に関すること。
(4) 要保護児童等の状況及び問題点の把握に関すること。
(5) 要保護児童等の支援等の経過報告に関すること。
(6) 要保護児童等に対する援助方針の確立に関すること。
(7) 協議会の年間活動方針の策定及び代表者会議への報告に関すること。
(8) その他要保護児童等の支援等に関し必要な事項
(組織等)
第 12 条 実務者会議は、行政機関等において、要保護児童、要支援児童、特定
妊婦及びDV被害者への支援に係る実務を行っている者を委員として組
織する。
2 第 6 条第 2 項及び第 3 項の規定は、実務者会議について準用する。
(座長及び副座長)
57
第 13 条 実務者会議に座長及び副座長を置く。
2 座長には保健福祉部子育て・家庭支援課長の職にある者を、副座長には
保健福祉部子育て・家庭支援課家庭児童相談係長の職にある者をもって充
てる。
3 副座長は、座長を補佐し、座長に事故があるときは、その職務を代理す
る。
(会議)
第 14 条 実務者会議の会議は、座長が必要と認めるときに招集し、その議長と
なる。
第4章
要保護児童対策調整機関
(要保護児童対策調整機関)
第 15 条 市長は、法第 25 条の 2 第 4 項の規定による要保護児童対策調整機関(以
下「調整機関」という。)として、保健福祉部子育て・家庭支援課を指
定する。
(要保護児童対策調整機関の業務)
第 16 条 調整機関の業務は、おおむね次に掲げるとおりとする。
(1) 協議会の事務の総括に関すること。
ア 協議会の協議事項の案の作成その他開催の準備に関すること。
イ 協議会の議事の運営に関すること。
ウ 協議会に係る資料の保管に関すること。
(2) 要保護児童等の支援等の実施状況の把握及び関係機関等との連絡調整に
関すること。
ア 関係機関等による要保護児童等の支援等の実施状況の把握に関するこ
と。
イ アにより把握した要保護児童等の支援等の実施状況による関係機関等
の連絡調整に関すること。
第 5 章 雑則
(庶務)
第 17 条 協議会、代表者会議及び実務者会議の庶務は、保健福祉部子育て・家
庭支援課において処理する。
(補則)
第 18 条 この要綱に定めるもののほか、協議会の組織及び運営に関し必要な事
項は、別に定める。
58
別表第1(第 3 条関係)
児童福祉機関
小山市福祉事務所
栃木県県南児童相談所
保育所
小山市社会福祉協議会
小山市学童保育クラブ連合会
保健医療機関
栃木県県南健康福祉センター
小山地区医師会
小山地区歯科医師会
医療機関
教育機関
小山市教育委員会
学校
幼稚園
警察・司法機関
小山警察署
宇都宮地方法務局栃木支局
婦人保護関係機関
とちぎ男女共同参画センター
民間団体
カンガルーOYAMA
認定特定非営利活動法人サバイバル
ネット・ライフ
その他
その他市長が必要と認める行政機関
若しくは法人
別表第 2(第 3 条関係)
児童福祉関係
民生委員・児童委員、主任児童委員
保育士、里親、放課後児童健全育成事
業指導員
保健医療関係
医師、歯科医師、保健師、助産師
看護師
司法関係
弁護士
その他
人権擁護委員
その他市長が必要と認める者
59
2.児童虐待・DV対策基本計画に係る関係課ワーキンググループ開催要領・構成課
1.趣旨
児童虐待及び配偶者暴力防止対策基本計画の策定及び施策の推進を図る
ことを目的に、庁内関係課と連携し協議等を行う。
2.検討事項
(1)計画の立案に係る調査、施策の検討に関すること。
(2)計画に基づく施策の推進に関すること。
(3)その他、児童虐待並びに配偶者暴力の防止及び支援に関し必要と認
められること。
3.組織
ワーキンググループは、要保護児童対策地域協議会またはDV被害者
支援に関わる、別表 1 に掲げる関係課の実務者により組織する。
4.会議
児童虐待・DV 対策基本計画に係る会議を年 4 回程度開催する。
5.庶務
ワーキンググループの庶務は、子育て・家庭支援課において処理する。
この要領は、平成26年4月1日から施行する。
別表 1
№
関 係
課
1
総務部男女共同参画課
2
総務部人権推進課
3
市民生活部生活安心課
4
市民生活部市民課
5
市民生活部国保年金課
6
保健福祉部福祉課
7
保健福祉部こども課
8
保健福祉部高齢生きがい課
9
保健福祉部健康増進課
10
建設水道部建築課
11
教育委員会学校教育課
12
教育委員会生涯学習課
60
3.小山市児童虐待・DV 対策基本計画策定経過
年 月
日
平成26年
2月6日
事
項
平成 25 年度 第 1 回要保護児童対策地域協議会代表者会議
議題:児童虐待・DV対策基本計画策定方針について
5月16日
第1回児童虐待・DV 対策基本計画に関する関係課ワーキング
グループ会議 議題:市民アンケート内容検討
5月21日
平成 26 年度 第 1 回要保護児童対策地域協議会代表者会議
議題:市民アンケート内容検討
8月18日
第2回児童虐待・DV 対策基本計画に関する関係課ワーキング
グループ会議
議題:基本計画の進捗及び構成案について
8月26日
平成 26 年度 第2回要保護児童対策地域協議会代表者会議
議題:基本計画構成案について
11 月 11 日
平成 26 年度 第3回要保護児童対策地域協議会代表者会議
議題:基本計画の体系と施策について
平成27年
2月 10 日
平成 26 年度 第4回要保護児童対策地域協議会代表者会議
議題:基本計画(素案)について
5月 14 日
平成 27 年度 第 1 回要保護児童対策地域協議会代表者会議
議題:基本計画(素案)について
6月1日~
6月19日
パブリックコメント実施
ご意見は0件でした。
8月
小山市要保護児童等対策地域協議会代表者会議
基本計画(案)について照会
61
4.児童虐待・DV対策に関するアンケート調査
アンケート調査へのご協力のお願い
市民の皆様には、日頃から小山市政の推進につきまして、ご理解とご協力を賜り
厚く御礼申し上げます。
さて、全国的に児童虐待・DV(ドメスティック・バイオレンス)の相談件数が増加傾
向にある中で、小山市では、児童虐待の撲滅やDV被害者への支援を拡充するた
め、「小山市児童虐待・DV対策基本計画」策定に取組んでいるとろです。策定にあ
たり、20歳以上の市民の皆様から、無作為に1000名(男女各500名)を選ばせて
いただき、アンケート調査を実施することといたしました。
なお、調査票は無記名でご提出いただくため個人を特定することはありません。ま
た記入いただいた内容については、計画策定以外の目的に使用したり、他にもらし
たりすることはありません。
ご多忙のところ恐縮ですが、趣旨をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願い
申し上げます。
平成26年6月吉日
小山市長 大久保寿夫
ご記入にあたって
1 この調査は、個人を対象といたします。回答は宛名のご本人ご自身でお願いい
たします。(代筆可)
2 回答が「その他」にあてはまる場合は、( )内に具体的な内容をご記入ください。
3 記入漏れ等がないかもう一度お確かめのうえ、同封の返信用封筒にて7月22日
(火)までにご投函ください。
4 ご不明な点がありましたら、下記までお問合せください。
※ なお、職員、調査員が訪問したり、個人情報を聞き出したりすることはありませ
ん。(不審者には、ご注意ください。)
〒323-8686 小山市中央町1-1-1
小山市子育て・家庭支援課 TEL 0285-22-9627
62
※はじめにあなた自身のことについておたずねします。
1あなたの性別は次のどちらですか。あてはまる番号1つに○をつけてください。
1 女性
2 男性
2あなたはおいくつですか。あてはまる番号1つに○をつけてください。
1 20~29歳
2 30~39歳
3 40~49歳
4 50~59歳
5 60~69歳
6 70歳以上
3あなたの同居のご家族はどなたですか。あてはまる番号すべてに○をつけてく
ださい。
1 配偶者(パートナー)2 子ども(6歳未満/小学生/中学生/高校生/
18歳以上)3 親 4 孫 5 祖父母 6 単身世帯(一人暮らし) 7
その他(
)
じ ど う ぎゃくたい
児童 虐 待 に関するアンケート
じ ど う ぎゃくたい
Q1 児童 虐 待 について見聞きしたものはどれですか。あてはまるものに○をつ
けてください。(いくつでも可)
1 全くない
2 新聞やテレビで見聞きしたことがある
かんせつてき
3 知人、友人から聞いたことがある(間接的に見聞きしたことがある)
ちょくせつてき
4 近所で起きたことがある(直 接 的 に見聞きしたことがある)
5 身内で起きたことがある
じ ど う ぎゃくたい
Q2
次の中であなたが児童 虐 待 と感じるものに○をつけてください。(いくつ
でも可)
おど
きょうはく
1 言葉による脅かしや 脅 迫 をする
2 子どもにわいせつなものを見せる
はいぐうしゃ
3 子どもに見える場所で、配偶者や他の家族へ暴力を振るう
4 乳幼児を家に残し外出する
5 しつけの一環として、冬などの寒い時期に外に出す
63
たいばつ
6 子どもの将来のことを考え、体罰でしつけをする
7 子どもに必要な病気の治療を受けさせない
8 食事を与えなかったり、衣服を不潔なまま放置する
9 子どもを無視したり、子どもの存在を否定する
じ ど う ぎゃくたい
Q3 児童 虐 待 が行われている家庭を知ったとき、あなたなら最初にどうしま
すか。 あてはまるものに○をつけてください。(いくつでも可)
1 市役所に通報する
2 児童相談所に通報する
3 学校・幼稚園・保育所等に通報する
4 警察に通報する
5 地域の役員(民生委員・児童委員)や知人等、身近な人に相談する
ほ ご し ゃ
6 保護者に直接注意する
7 気になるが、何も出来ない
8 とりあえず様子を見る
9 何もしない
Q4
Q3で「7
気になるが、何も出来ない」または「8
とりあえず様子
を見る」を選んだ方にお聞きします。その理由は以下のどれですか。あ
てはまるものに○をつけてください。(いくつでも可)
も
1 通報した時に名前を名乗りたくない(情報が漏れてご近所トラブルになる
のが嫌だ)
じ ど う ぎゃくたい
2 自分の勘違いの可能性がある(児童 虐 待 だと確信が持てるか不安)
3 その家庭の問題だから、自分が口を出さないほうが良いと思う
4 通報先がわからない
5 その他 (
)
64
じ ど う ぎゃくたい
Q5
児童 虐 待 が起こらないようにするための方策として、最も大切だと思
うものはなんですか。あてはまる番号1つに○をつけてください。
1 市役所や児童相談所などによる訪問
し え ん さく
2 行政の子育て支援策の充実(子育て中の人同士の交流ができる場を増やす等)
3 地域での見守り
4 家庭の責任(その家庭が責任を持って子育てをする)
5 その他 (
Q6
)
市や児童相談所などが最も力を入れるべきことは何だと思いますか。あ
なたのお考えに近いものに○をつけてください。(3つまで)
1 子育てに関する相談ができる身近な場所の設置
じ ど う ぎゃくたい
2 児童 虐 待 の知識・対応経験のある職員の増員
じ ど う ぎゃくたい ぼ う し
3 児童 虐 待 防止に関する正しい知識の市民への周知
4 子育て中の人同士が交流できる場所の増加
5 若い世代へ子育てや家庭、生命の大切さなどを伝えていくこと
6 子育てに関する知識やアドバイスが受けられる講座の実施
じ ど う ぎゃくたい
7 第三者が児童 虐 待 を発見した場合の相談先の周知
8 関係機関のネットワークの強化
9 その他 (
)
じ ど う ぎゃくたい ぼ う し
Q7 児童 虐 待 防止のシンボルマークのオレンジリボン、DV 防止のパープル
リボンを知っていますか。それぞれあてはまる番号1つに○をつけてくださ
い。
オレンジリボン(児童虐待防止)
パープルリボン(DV防止)
1
2
3
1
2
3
初めて知った
聞いたこと、見たことがある
リボンの意味を知っていた
65
初めて知った
聞いたこと、見たことがある
リボンの意味を知っていた
じ ど う ぎゃくたい ぼ う し たいさく
Q8
今後、児童 虐 待 防止対策のために、子育て中の保護者(親)やこれか
ら親となる方々への効果的な広報啓発方法は何だと思いますか。 あな
たのお考えやアイデアをお聞かせください。
66
DVに関するアンケート
Q9
DV(ドメスティック・バイオレンス)について、知っていますか?
あてはまる番号1つに○をつけてください。
はいぐうしゃ
じじつこん
もとはいぐうしゃ
きょうどう
※DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、配偶者 等(事実婚 ・元配偶者 ・共同
せいかつ しゃ
ぼうりょく
ぼうりょく
生活者)からの暴力をいいます。なぐる、けるといった身体的な暴力だけではなく、
きがい
大声でどなったり、生活費を渡さない、子どもに危害を加えるといっておどすなど
ぼうりょく
ひにん
ぼうりょく
の精神的な暴力、避妊に協力しないといった性的暴力も含まれます。
1 言葉も内容も知っている
2 言葉は知っているが、内容は知らなかった
3 言葉も内容も知らなかった
Q10 デートDVについて、知っていますか?あてはまる番号1つに○をつけてくださ
い。
けっこん
どうせい
こうさい あ い て
ぼうりょく
※ デートDVとは、結婚や同棲 をしていない交際 相手 からの暴力 をいいます。
ぼうりょく
ぼうりょく
(身体的な暴力だけではなく、精神的、性的暴力も含まれます。)
1 言葉も内容も知っている
2 言葉は知っているが、内容は知らなかった
3 言葉も内容も知らなかった
はいぐうしゃ
ぼうりょく
ひがいしゃ
ほ
ご
Q11 「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(DV防止法)」
を知っていますか?あてはまる番号1つに○をつけてください。
1 法律があることも内容も知っている
2 法律があることは知っているが、内容はよく知らない
3 法律があることも、その内容も知らなかった
67
こ う い
ふうふかん
Q12 あなたは、次のような行為が夫婦間や交際相手の間で行われた場合、それを
DVだと思いますか?それぞれの行為について、1から3のうちあなたの考えに
近い番号に○を一つずつつけてください。
A 平手で打つ
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
B 足でける
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
C 身体を傷つける可能性のあるもので殴る
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
D なぐるふりをして、おどす
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
E 刃物などを突きつけて、おどす
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
F いやがっているのに性的な行為を強要する
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
G 見たくないのに、ポルノ雑誌を見せる
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
H 何を言っても長期間無視し続ける
1 DVだと思う。
I
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
交友関係や電話を細かく監視する
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
J 「誰のおかげで生活できるんだ」と言う
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
K 大声でどなる
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
L 生活費を渡さない
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
M 子どもに危害を加えるといっておどす
1 DVだと思う。
2 DVでない場合もあると思う。 3 DVと思わない。
68
Q13
⑴
ひがい
DV、デートDVの被害についてうかがいます。
あなたは、過去5年以内にDV、デートDVを受けたことがありますか?
あてはまる番号1つに○をつけてください。
1 ある
⑵
2 ない
しんぞく
過去5年以内に、あなたの身近な人(友人の恋人、親族等も含む)が、DV、
ひがい
デートDVの被害にあったことがありましたか?
あてはまる番号1つに○をつけてください。
1 ある
2 ない
Q14 DV、デートDVを防止するためにはどのようなことが必要だと思いますか?
あてはまるものに○をつけてください。(いくつでも可)
ほ ご し ゃ
ぼうりょく
1 家庭で保護者が子どもに対し、暴力を防止するための教育を行う
ぼうりょく
2 学校・大学で児童・生徒・学生に対し、暴力を防止するための教育を行う
かがいしゃ
ばっそく
3 加害者への罰則を強化する
ぼうりょく
じょちょう
4 暴力を助長するおそれのある情報(雑誌、コンピュータソフトなど)を取り締まる
ぼうりょく
5 暴力をふるったことのあるものに対し、二度と繰り返さないための教育を行う
こうほう
けいはつ
6 広報・啓発活動を積極的に行う
ぼうりょく
7 暴力を防止するための研修会、イベントなどを行う
8 その他(
)
Q15 DV、デートDVに関する相談窓口についてうかがいます。
(1)あなたが知っている相談窓口はどこですか?知っている相談窓口すべてに○
をつけてください。 (知らない場合は、8に○をつけてください。)
お や ま し は い ぐ う し ゃ ぼうりょく そ う だ ん し え ん せ ん た ー
1 小山市配偶者暴力相談支援センター
2 パルティ(とちぎ男女共同参画センター)
3 栃木県県南健康福祉センター
4 小山市役所
5 民間の相談窓口
6 警察
69
7 その他 (
)
8 知らない
ひがいしゃ
(2)被害者が安心して相談をうけられるためには、相談窓口にはどのようなことが
必要だと思いますか? あてはまるものに○をつけてください。(いくつでも可)
1 個人情報をもらさない。
2 あまり人通りがなく相談に行ったことを他の人に見られない場所に窓口がある
おおぜい
3 市役所など大勢の人が出入りする場所にある
おおぜい
め い じ
4 市役所など大勢の人が出入りしている場所にあっても、相談場所が明示され
ひがいしゃ
ていないなど、被害者が相談していることが分かりにくいための工夫
5 相談場所が個室となっている
ひがいしゃ
どうせい
6 被害者と同性の相談員が応対してくれる
じょうじ
7 常時、複数の相談員がいる
かがいしゃ
かがいしゃ
8 加害者がつけてきても、加害者に分からないように逃げられるよう対応してく
れる
かがいしゃ
れんけい
9 加害者がつけてきても、警察と連携し、警察官がかけつけてくれる
かがいしゃ
いすわ
10 加害者 が相談窓口のある建物内に別の理由をつけて居座 ろうとしても追い
返してくれる
11 窓口に行かなくても電話相談が受けられる
12 身近なところに相談窓口が数多くある
13 数よりも、セキュリティ(加害者からの安全対策)を含め完備されている相談
窓口
14 その他(
)
ひがいしゃ し え ん
ようぼう
はいりょ
Q16 今後、小山市のDV防止対策、被害者支援に関して、要望や配慮して欲しい点
がありましたらお書きください。
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第2期
小山市児童虐待・DV対策基本計画
平成27年8月
発行・編集
小山市 保健福祉部 子育て・家庭支援課
〒323-8686 小山市中央町1丁目1番1号
TEL 0285-22-9627
FAX 0285-22-9618
E-mail [email protected]
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