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つくば市高齢者福祉計画(第6期)(案)の 市民と行政が共に施策をつくる

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つくば市高齢者福祉計画(第6期)(案)の 市民と行政が共に施策をつくる
(様式3 公表の表紙)
つくば市高齢者福祉計画(第6期)(案)の
市民と行政が共に施策をつくる手続
(パブリックコメント)の実施について
平成 26 年 12 月
つくば市福祉部高齢福祉課
案件名
募集期間
つくば市高齢者福祉計画(第6期)(案)
平成 26 年 12 月1日 ~ 平成 27 年1月5日
担当課
福祉部 高齢福祉課
問い合わせ
TEL 029-883-1111
(内線)1233
■ 意見募集の趣旨
つくば市高齢者福祉計画は,老人福祉法第 20 条の8に基づく老人福祉計画
及び,介護保険法第 117 条に基づく介護保険事業計画を一体とした高齢者施
策全般に関する計画です。
計画の策定にあたり,市民の皆さんの意見を反映させるため,パブリック
コメントを実施します。
つきましては,計画案を公表しますので,市民の皆さんの御意見をお寄せ
ください。
■ 資料
・つくば市高齢者福祉計画(第6期)(案)
・つくば市高齢者福祉計画(第6期)(案)の概要
■ 提出方法
○ 直接持参
・福祉部 高齢福祉課(1階)
・各窓口センター
・各地域交流センター
○ 郵便
〒305-8555
つくば市研究学園一丁目1番地1
つくば市 福祉部 高齢福祉課
○ ファクシミリ 029-868-7534
○ 電子メール
[email protected]
※ 意見の提出様式は,特に定めておりませんが,住所/市内在勤者は勤務先
住所/市内在学者は在学先住所のいずれか,氏名及び案件名を明記の上,
上記の方法によりご意見をお寄せください。
■ 提出された意見の取り扱い
・ 提出された意見を考慮した上で,つくば市高齢者福祉計画(第6期)(案)の
最終決定を行います。
・ 提出された意見に対する市の考え方は,意見をいただいた方々に個別に回
答するのではなく,類似する意見を集約するなどして,意見の概要とそれ
に対する市の考え方を公表します。
また,案の修正を行った場合は,その修正案を公表します。
・ 個人情報等の取り扱いには十分注意するとともに,個人が識別できるよう
な内容及び個人又は法人等の権利利益を害する恐れのある情報など公表す
ることが不適切な情報(つくば市情報公開条例第9条に規定する非開示情
報)については,公表しません。
■ 意見の概要及び意見に対する市の考え方の公表時期並びに公表場所
○ 公表時期
平成 27 年 3 月ごろを予定しています。
○ 公表場所
市ホームページ,福祉部高齢福祉課,
情報・閲覧コーナー(庁舎1階),
各窓口センター,各地域交流センター
パブリックコメント資料
つくば市高齢者福祉計画(第6期)
【平成27年~29年度】
(案)
高齢者と介護者が生きがいを持ち,
住み慣れた地域で安全で安心して暮らせる
まちづくり
平成26年12月
つ く ば 市
パブリックコメント資料
(表紙裏面)
表紙裏面)
パブリックコメント資料
つくば市高齢者福祉計画(第6期)
【平成 27 年~29 年度】
― 目 次 -
第1章 計画の総論 .................................................................................................. 1
第1節 計画策定の趣旨.........................................................................................................................1
第2節 根拠法令.........................................................................................................................................2
第3節 計画の期間 ...................................................................................................................................2
第4節 計画の策定方法と位置づけ..............................................................................................3
第5節 計画の推進体制.........................................................................................................................4
第6節 日常生活圏域..............................................................................................................................5
第2章 高齢者を取り巻く現状と課題 ................................................................. 6
第1節
第2節
第3節
第4節
数値で見るつくば市..............................................................................................................6
高齢者福祉計画策定に係るアンケート調査結果..........................................13
アンケート調査におけるニーズ調査結果について.....................................14
つくば市の課題.....................................................................................................................39
第3章 つくば市の高齢者支援の基本的な考え方............................................... 45
第1節
第2節
第3節
基本理念.....................................................................................................................................45
基本視点(施策の柱)の設定.....................................................................................45
重点施策の設定.....................................................................................................................46
第4章 介護予防と生きがいづくりの充実 ...................................................... 47
第1節〈重点施策1〉介護予防と健康づくりの推進.....................................................48
第2節〈重点施策2〉高齢者の生きがいづくりと社会参加の推進.....................53
第3節〈重点施策3〉ひとり暮らし高齢者・高齢者世帯への支援の充実.....57
第5章 介護者と在宅介護の支援 .................................................................... 61
第1節〈重点施策4〉在宅介護・家族介護者の支援の充実.....................................62
第2節〈重点施策5〉介護サービス事業所の整備・質の向上 ...............................65
パブリックコメント資料
第6章 地域包括ケアシステムと認知症支援 ................................................ 68
第1節〈重点施策6〉地域包括ケアシステムの推進.....................................................69
第2節〈重点施策7〉高齢者の認知症支援と権利擁護の推進 ...............................73
第3節〈重点施策8〉安全で安心なまちづくりの推進 ...............................................76
第7章 介護保険事業 .......................................................................................... 78
第1節
第2節
第3節
第4節
第5節
要支援・要介護認定者の推移と推計.....................................................................78
居宅サービス(福祉系)の現状,受給者数の推移と推計.....................80
居宅サービス(医療系)の現状,受給者数の推移と推計.....................84
居住系サービスの現状,受給者数の推移と推計..........................................87
地域密着型サービスの現状,受給者数の推移と推計 ...............................88
第6節
第7節
第8節
第9節
施設サービスの現状,受給者数の推移と推計 ...............................................92
日常生活圏域ごとの整備状況と今期計画の考え方.....................................94
低所得者対策..........................................................................................................................99
介護(予防)給付費の推移と推計......................................................................102
パブリックコメント資料
第1章 計画の総論
第1節 計画策定の
計画策定の趣旨
平成 12 年に介護保険制度が開始されてから 13 年が経過し,現在,支援の必要な高
齢者に対する福祉サービスの多くは介護保険法に基づいて提供されています。
つくば市では,平成 24年3月につくば市高齢者福祉計画(第 5 期)を策定し,各種
介護サービスの提供基盤の整備を図るとともに,地域包括支援センター及び市内 10 か
所の在宅介護支援センターを通じて,高齢者が住み慣れた地域で安心して生活していけ
るよう,介護,福祉,健康,医療など様々な面からの総合的な支援に取組んできました。
しかし,平成 25 年には市の高齢化率も 17%を超え,ひとり暮らし高齢者世帯や高
齢者夫婦世帯,認知症高齢者の増加などにより,地域での生活支援サービスや見守り等
のサービス提供がますます重要となっています。
国では,団塊の世代が 75 歳以上となる平成 37 年の高齢社会像を見据え,これまで
整備してきた地域資源やマンパワーを活用した自助・共助・公助の取り組みにより,医
療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する地域包括ケアシステムの実現を目指すと
しています。
また,社会保障制度改革に伴う大幅な制度改正の中で,介護予防給付と地域支援事業
の見直しや,認知症対策,特別養護老人ホームの中重度者への重点化,在宅医療と介護
サービスの連携強化などへの対応も大きな課題となっています。
このつくば市高齢者福祉計画(第 6 期)は,平成 37 年の地域包括ケアシステムの姿
を目標として,市のすべての高齢者が住みなれた自宅や地域で安全,安心して暮らせる
よう,「高齢者」「介護者」「地域」の3つの視点から,市民と行政との協働・連携・共
生による福祉社会の実現に向け,ともに推進していくことを目的に策定したものです。
1
パブリックコメント資料
第2節 根拠法令
本計画は,老人福祉法第 20 条の8(「市町村老人福祉計画」)及び,介護保険法第
117 条(市町村介護保険事業計画)に基づき,両者を一体として策定したものです。
●高齢者福祉計画(高齢者施策全般に関する総合的な計画)
●老人福祉計画
老人福祉事業の量の目安,確保のための方策,供給体制の確保に関する事業計画
●介護保険事業計画
要介護(支援)高齢者や要介護(支援)となるおそれのある高齢者を対象とした,
介護(予防)サービス,介護予防事業に関する実施計画
第3節 計画の
計画の期間
本計画は,平成 27 年度から平成 29 年度までの3か年計画となっております。
介護保険法第 117 条 1 項により 3 年を1期として定められている介護保険事業計画
にあわせて 3 年ごとに見直しを行い,新たな計画を策定します。
平成24
25年度 26年度 27年度 28年度 29年度 30年度 31年度 32年度
年度
37年度
第6期計画
第7期計画
2
地域包括ケアシステム
地域包括ケアシステム
の実現
第 5 期計画
パブリックコメント資料
第4節 計画の
計画の策定方法と
策定方法と位置づけ
位置づけ
本計画を策定するにあたっては,平成 25 年度に実施した4種類の高齢者実態調査の
結果に基づくとともに,地域福祉計画などの上位計画や障害者計画・健康増進計画など
の関連計画との整合と戦略プラン(仮称)との連携を図っています。
《体系図》
3
いばらき高齢者プラン
つくば市高齢者福祉計画
つくば市健康増進計画
戦略プラン
つくば市障害者計画
つくば市未来構想
つくば市地域福祉計画
21
パブリックコメント資料
第5節 計画の
計画の推進体制
本計画の策定後,介護保険並びに保健福祉サービスについて実施状況を毎年度審査し,
課題の分析及び必要な対策を講じ,適切な進行管理に努めます。
また,計画の推進にあたっては,公募による被保険者の代表,学識経験者,保健・医
療・福祉関係団体の代表者及び介護サービス事業所の代表で構成する「つくば市高齢者
福祉推進会議」を組織して,今後も計画の進捗状況を評価するとともに,事業の総合的
な推進を図っていきます。
4
パブリックコメント資料
第6節 日常生活圏域
介護保険事業計画では,高齢者が住み慣れた身近な地域で自立した生活を送ることが
できるように,市域をいくつかに区分した「日常生活圏域」を設定し,「日常生活圏域」
ごとに,地域密着型サービスや施設整備等を行っています。
市では,原則として合併前の市町村単位で日常生活圏域を設定していますが,谷田部
地区については,他の地区と比較して対象人口が多いため,東西に分割しています。
その結果,
「筑波地区」
・
「大穂地区」
・
「豊里地区」
・
「谷田部東地区」
・
「谷田部西地区」・
「桜地区」・
「茎崎地区」の 7 つの日常生活圏域を設定しています。
5
パブリックコメント資料
第2章 高齢者を取り巻く現状と課題
第1節 数値で
数値で見るつくば市
るつくば市
1.総人口と
総人口と年齢3
年齢3区分別人口の
区分別人口の推移と
推移と推計
本市の総人口は毎年増加し続けており,平成 21 年から平成 25 年にかけて,総人
口が 7.5%の増加であるのに対して,高齢者人口は 15.9%の伸びとなっています。こ
れから平成 29 年にかけて総人口は対平成 21 年比で 13.6%,高齢者人口は 33.3%
の増加が見込まれ,高齢化率も平成 25 年現在の 17.2%から平成 29 年には 18.7%
に達すると予想されます。
人
250,000
230,971
227,845
224,720
206,106
207,625
32,362
33,180
33,807
139,119
140,657
141,292
31,772
32,269
32,526
平成21年
平成22年
平成23年
216,331
218,418
35,656
37,494
147,117
203,253
43,126
200,000
40,679
42,025
149,284
150,649
152,339
146,888
33,558
34,036
34,757
35,171
35,506
平成24年
平成25年
平成27年
平成28年
平成29年
150,000
100,000
50,000
0
年少人口
生産年齢人口
高齢者人口
80%
68.4%
68.2%
68.1%
68.0%
67.3%
66.4%
66.1%
66.0%
60%
40%
18.1%
18.4%
18.7%
16.1%
16.3%
16.5%
17.2%
15.9%
15.6%
15.7%
15.7%
15.5%
15.6%
15.5%
15.4%
15.4%
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成27年
平成28年
平成29年
20%
0%
年少人口
生産年齢人口
※ 年少:0~14 歳
6
老齢人口
生産年齢:15~64 歳 高齢者:65 歳以上
※ 推計はコーホート要因法による
資料:住民基本台帳(各年 10 月1日現在)
パブリックコメント資料
2.年齢(
年齢(2階級)
階級)別高齢者人口の
別高齢者人口の推移と
推移と推計
高齢者人口を2階級にわけての推移を見ると,前期高齢者(65~74 歳)と後期高
齢者(75 歳以上)ともに増加傾向にあります。平成 21 年から平成 25 年にかけて前
期高齢者は 18.6%,後期高齢者は 12.8%の伸びとなっていました。
さらにこれから平成 29 年にかけて,前期高齢者は平成 21 年比で 39.4%,後期
高齢者は 26.3%の増加が予想され,前期高齢者と後期高齢者の比も,平成 27 年以
降は 55:45 と拡大する傾向にあります。
人
50,000
43,126
42,025
40,679
37,494
40,000
35,656
33,807
33,180
32,362
19,263
18,646
18,000
30,000
17,199
16,765
15,822
16,249
15,247
17,115
17,358
17,558
平成21年
平成22年
平成23年
20,000
10,000
18,891
20,295
平成24年
平成25年
23,379
23,863
22,679
平成27年
平成28年
平成29年
0
前期高齢者
60%
後期高齢者
55.8%
55.6%
55.3%
44.2%
44.4%
44.7%
平成27年
平成28年
平成29年
54.1%
52.9%
47.1%
53.0%
52.3%
51.9%
47.7%
48.1%
47.0%
45.9%
40%
20%
0%
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
前期高齢者
平成25年
後期高齢者
※ 前期高齢者:65~74 歳 後期高齢者:75 歳以上
※ 推計はコーホート要因法による
資料:住民基本台帳(各年 10 月1日現在)
7
パブリックコメント資料
3.日常生活圏域別高齢者数の
日常生活圏域別高齢者数の推移と
推移と推計(
推計(※暫定値)
暫定値)
日常生活圏域別の高齢者人口の推移を見ると,桜地区,谷田部東地区,谷田部西地
区と茎崎地区といった市の南側において増加率が高くなっています。特に桜地区の高
齢者人口の伸びが著しく,平成 27 年以降は筑波地区にかなり接近していくことが予
想されます。
人
10,000
8,000
6,000
4,000
29
年
28
年
27
年
26
年
25
年
24
年
23
年
22
年
平
成
21
年
2,000
筑波地区
谷田部東地区
大穂地区
谷田部西地区
豊里地区
茎崎地区
桜地区
※推計はコーホート要因法による
資料:住民基本台帳(各年 10 月1日現在)
8
パブリックコメント資料
4.日常生活圏域別高齢化率の
日常生活圏域別高齢化率の推移と
推移と推計(
推計(※暫定値)
暫定値)
日常生活圏域別の高齢化率の推移を見ると,大穂地区,豊里地区と谷田部西地区の
市西側地域は 20%前後で推移しており,平成 29 年にかけて谷田部西地区と大穂地
区は横ばい,豊里地区はやや上回って推移すると予想されます。
また,桜地区と谷田部東地区は,市内でも高齢化率が低い地域で 10%前後の低い
水準で推移していますが,桜地区については平成 29 年にかけて高齢化率が 15%近
くまで高まると予想されます。
筑波地区と茎崎地区は高齢化が急速に進んでおり,ともに平成 25 年には高齢化率
が 30%に達し,平成 29 年にかけては 35%前後に到達することが予想されます。
%
40
35
30
25
20
15
10
5
平成21年
22年
23年
筑波地区
谷田部東地区
24年
25年
大穂地区
谷田部西地区
26年
豊里地区
茎崎地区
27年
28年
29年
桜地区
※推計はコーホート要因法による
資料:住民基本台帳(各年 10 月1日現在)
9
パブリックコメント資料
5.日常生活圏域別の
日常生活圏域別の高齢者状況一覧
高齢化率については,筑波地区・茎崎地区において 30%を超える高い割合となっ
ており,一方で,桜地区・谷田部東地区では 9~12%程度と若い世帯が多くなってい
ます。
高齢者人口に占める認定者数の割合では,筑波地区は 20.3%で最も高くなってい
る一方で,茎崎地区が 12.4%で最も低くなっており,その他の市中央に位置する圏
域はいずれも 16%前後の割合となっています。
筑波地区
総人口
高齢者人口
(高齢化率)
認定者数
(対高齢者人口割合)
大穂地区
総人口
高齢者人口
(高齢化率)
認定者数
(対高齢者人口割合)
19,254
6,056
31.5%
1,231
20.3%
19,560
3,769
19.3%
659
17.5%
豊里地区
総人口
高齢者人口
(高齢化率)
認定者数
(対高齢者人口割合)
桜地区
総人口
高齢者人口
(高齢化率)
認定者数
(対高齢者人口割合)
16,506
3,601
21.8%
640
17.8%
谷田部西地区
総人口
高齢者人口
(高齢化率)
認定者数
(対高齢者人口割合)
谷田部東地区
総人口
高齢者人口
(高齢化率)
認定者数
(対高齢者人口割合)
33,744
6,458
19.1%
1,088
16.8%
茎崎地区
総人口
高齢者人口
(高齢化率)
認定者数
(対高齢者人口割合)
50,492
6,202
12.3%
994
16.0%
56,259
5,468
9.7%
857
15.7%
24,321
7,758
31.9%
965
12.4%
資料:住民基本台帳,平成 26 年 10 月1日現在。認定者は住所地特例を除く
10
パブリックコメント資料
6.国・県との比較
との比較
(1)高齢化率の
高齢化率の比較
高齢化率については,本市は国や茨城県の平均より6~8ポイントほど低いレベル
で推移しています。
%
30
25.1
24.1
25
23.3
23.0
22.8
24.8
23.8
22.9
22.5
22.1
20
17.2
16.5
16.1
16.3
15.9
平成21年
22年
23年
24年
15
10
全国
茨城県
25年
つくば市
資料:国・県は「総務省統計局人口推計」
,市は住民基本台帳(各年 10 月1日現在)
(2)年齢(
年齢(2階級)
階級)別高齢者人口の
別高齢者人口の内訳
高齢者人口における前期・後期高齢者の割合は,本市は前期高齢者の割合が国や茨
城県よりも高く 55%に近い数値となっています。
0%
全国
20%
40%
60%
51.1%
80%
100%
48.9%
茨城県
52.7%
47.3%
つくば市
54.1%
45.9%
前期高齢者
後期高齢者
資料:国・県は「総務省統計局人口推計」
,市は住民基本台帳(平成 25 年 10 月1日現在)
11
パブリックコメント資料
(3)高齢者人口に
高齢者人口に対する要介護認定者
する要介護認定者の
要介護認定者の比率
高齢者人口に対する要介護認定者数の割合は,本市は 16.8%で,茨城県より 1.6 ポ
イント高く,全国よりは 1.5 ポイント低くなっています。
第1号被保険者数 要介護認定者数
全国
第1号被保険者に対する比率
31,526,640
5,783,209
18.3%
724,395
109,935
15.2%
37,432
6,286
16.8%
茨城県
つくば市
資料:介護保険事業状況報告(平成 25 年 10 月末現在)
(4)要介護認定者の
要介護認定者の構成比
要介護認定者の構成比については,本市は「要支援1」と「要支援2」の割合が茨
城県や全国に比べて低くなっている一方,
「要介護1」と「要介護2」が茨城県や全国
に比べて高くなっています。
「要介護4」と「要介護5」については,茨城県とほぼ同
じ割合となっています。
0%
全国
20%
13.8
茨城県
8.2
つくば市
6.7
40%
13.7
11.4
10.4
要支援1
60%
18.8
17.6
19.8
21.9
要支援2
要介護1
80%
13.1
12.2
100%
10.7
19.7
15.6
13.9
11.4
20.7
15.7
13.8
10.7
要介護3
要介護4
要介護2
要介護5
資料:介護保険事業状況報告(平成 25 年 10 月末現在)
12
パブリックコメント資料
第2節 高齢者福祉計画策定に
高齢者福祉計画策定に係るアンケート調査結果
るアンケート調査結果
本調査は,
「第6期つくば市高齢者福祉計画(計画期間:平成 27 年度から 29
年度)
」を策定するうえでの基礎資料を得るため,高齢者及び介護保険サービス
提供に携わる居宅介護支援事業所等の日ごろの状況や高齢者福祉・介護保険に対
するご意見・ご要望を把握するために実施したものです。
1.調査の
調査の対象者
調査区分
対象
①一般高齢者
つくば市在住で要介護認定を受けていない 65 歳以
上の市民から無作為抽出した 1,989 人
②要介護認定者
在宅で生活している要支援・要介護認定者 1,972 人
③若年者(第2号被保険者) つくば市在住の 40 歳から 64 歳の市民 2,489 人
市内居宅介護支援事業所,介護施設及び地域密着型
④ケアマネジャー
サービス事業所に所属するケアマネジャー全員
2.調査方法と
調査方法と実施期間
調 査方 法 :
郵送配布,郵送回収
実 施期 間 :
平成 26 年2月7日~平成 26年2月 21 日
3.回収結果
対象者(発送)数
有効回収件数
有効回収率
①一般高齢者
1,989
1,287
64.7%
②要介護認定者
1,972
984
49.9%
③若年者(第2号被保険者)
2,489
1,066
42.8%
196
131
66.8%
6,646
3,468
52.2%
④ケアマネジャー
合計
*要介護認定者アンケート
要介護認定者アンケート調査
アンケート調査の
調査の要介護度の
要介護度の内訳
要支援 1
要支援 2
要介護 1
要介護 2
要介護 3
要介護 4
要介護 5
無回答
12.4%
14.8%
18.6%
21.0%
12.4%
6.6%
8.0%
6.1%
13
パブリックコメント資料
第3節 アンケート調査
アンケート調査におけるニーズ
調査におけるニーズ調査結果
におけるニーズ調査結果について
調査結果について
1.運動機能低下のリスクについて
運動機能低下のリスクについて
運動機能低下のリスク該当割合については,一般高齢者の該当割合は 15.4%となっ
ています。圏域別では,「谷田部東圏域」で 10.8%と少なくなっていますが,「大穂圏
域」では 22.9%とおよそ4人に1人の割合となっています。要介護認定者の該当割合
は 86.2%でいずれの地区も 90%前後の割合となっています。
■評価方法
下記の設問について,①から③は「いいえ」と回答した方を1点,④と⑤は「はい」と回
答した方を1点として合計し,3点以上を運動機能低下のリスク該当者としています。
運動機能低下リスク評価方法
項目
配点
①階段を手すりや壁をつたわらずに昇って
いますか
②椅子に座った状態から何もつかまらずに
立ち上がっていますか
選択肢
0:
「はい」
1:
「いいえ」
0:
「はい」
1:
「いいえ」
0:
「はい」
1:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
③15 分位続けて歩いていますか
④この1年間に転んだことがありますか
⑤転倒に対する不安は大きいですか
運動機能低下リスク該当者割合
100 %
88.9
88.9
88.4
86.9
86.2
86.0
85.5
82.6
80
60
40
22.9
18.6
17.6
15.4
15.4
20
10.8
12.0
12.8
0
市全体
一般高齢者
筑波圏域
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
14
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
2.閉じこもりのリスクについて
閉じこもりのリスク該当割合については,一般高齢者の該当割合は 5.5%となってい
ます。圏域別では,「筑波圏域」で 10.7%と割合がやや多くなっています。また,
「谷
田部東圏域」
,「谷田部西圏域」ではいずれも 2.0%台で少ない割合となっています。要
介護認定者の該当割合は 39.7%で,
「豊里圏域」
,
「大穂圏域」といった,市の西部に位
置する圏域では 50%以上の割合で,市全体より多くなっています。
■評価方法
下記の設問について,
「いいえ」と回答した方をリスク該当者としました。
閉じこもりリスク評価方法
項目
①週に1回以上は外出していますか
閉じこもりリスク該当者割合
60 %
54.7
51.1
50
42.5
39.7
37.4
39.0
40
36.0
30.1
30
20
10.7
6.9
10
5.9
5.5
5.0
4.3
2.9
2.2
0
市全体
一般高齢者
筑波圏域
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
15
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
3.転倒のリスクについて
転倒のリスクについて
転倒のリスク該当割合については,一般高齢者は 22.7%でおよそ4人に1人の割合
となっています。圏域別では,
「大穂圏域」が 30%以上の割合で多くなっています。ま
た,
「茎崎地区」では 16.5%と少なくなっています。要介護認定者の該当割合は 77.5%
となっており,特に「筑波圏域」,
「大穂圏域」,
「豊里圏域」
,「谷田部西圏域」といった
市北西部の圏域で 80%以上の割合で多くなっています。
■評価方法
下記の設問について,①は「はい」と回答した方を5点,②から④は「はい」と回答した
方を2点,⑤は「5種類以上」と回答した方を2点として合計し,6点以上を転倒のリス
ク者としました。
転倒リスク評価方法
項目
配点
選択肢
5:
「はい」
0:
「いいえ」
2:
「はい」
0:
「いいえ」
③以前に比べて歩く速度が遅くなってきた
2:
「はい」
と思いますか
0:
「いいえ」
2:
「はい」
0:
「いいえ」
⑤医師の処方した薬を何種類飲んでいます
2:
「5種類以上」
か
0:
「5種類以上」以外の選択肢
①この1年間に転んだことがありますか
②背中が丸くなってきましたか
④杖を使っていますか
転倒リスク該当者割合
%
100
83.3
81.2
80.3
80.4
77.5
75.0
74.2
80
70.8
60
40
32.6
28.9
26.6
22.7
22.8
20.7
18.5
16.5
20
0
市全体
筑波圏域
一般高齢者
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
16
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
4.栄養改善について
栄養改善について
栄養改善の該当者割合については,一般高齢者は 1.2%とごくわずかな割合となって
います。圏域別では,
「豊里圏域」で 2.0%と市全体よりやや多くなっています。要介護
認定者の該当割合は 5.2%となっており,
「筑波圏域」
,
「桜圏域」,
「谷田部東圏域」で市
全体よりも割合が多くなっています。
■評価方法
下記の設問について,①は「はい」と回答した方を1点,②はBMIが 18.5 未満に該当す
る方を1点として合計し,2点以上を栄養低下のリスク該当者としました。
栄養に係るリスク評価方法
項目
配点
選択肢
①半年で2~3㎏以上の体重減少がありま
1:
「はい」
したか
0:
「いいえ」
1:
「18.5 未満」
0:
「18.5 未満」以外
②BMI(身長と体重から算出)
栄養改善該当者割合
10 %
6.9
6.0
6.0
5.6
5.2
4.5
4.5
5
2.6
2.0
1.2
1.2
1.0
1.0
1.2
1.1
0.6
0
市全体
一般高齢者
筑波圏域
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
17
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
5.口腔機能のリスクについて
口腔機能のリスクについて
口腔機能のリスク該当割合は,一般高齢者は 18.4%と約5人に1人の割合となって
います。圏域別では,
「大穂圏域」,
「桜圏域」で約 25%となっており,市全体に比べて
多くなっています。
「茎崎圏域」では 11.6%と,市全体やほかの地区に比べて少なくな
っています。要介護認定者の該当割合は 54.7%となっていますが,「大穂圏域」では
64.7%と多くなっています。
■評価方法
下記の設問について,
「はい」と回答した方を1点として合計し,2点以上を口腔機能リス
クの該当者としました。
口腔機能リスク評価方法
項目
配点
選択肢
①半年前に比べて固いものが食べにくくな
1:
「はい」
りましたか
0:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
②お茶や汁物等でむせることがありますか
③口の渇きが気になりますか
口腔機能低下リスク該当者割合
80 %
64.7
60.0
60
59.2
54.7
53.4
50.3
52.0
47.5
40
25.1
24.3
20.5
18.4
20
19.4
17.9
14.3
11.6
0
市全体
一般高齢者
筑波圏域
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
18
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
6.認知症予防について
認知症予防について
認知症予防の該当割合は,一般高齢者は 33.2%で約3人に1人の割合となっていま
す。圏域別では,
「豊里圏域」と「桜圏域」で約 40%と市全体よりも多くなっています。
要介護認定者の該当割合は 79.3%となっています。「豊里圏域」は 80%台後半の割合
となっており,市全体の割合に比べて多くなっています。
■評価方法
下記の設問について,①と③は「はい」と回答した方を1点,②は「いいえ」と回答した
方を1点として合計し,1点以上を認知症予防の該当者としました。
認知症予防該当評価方法
項目
配点
①周りの人から「いつも同じ事を聞く」など
1:
「はい」
0:
「いいえ」
0:
「はい」
1:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
の物忘れがあると言われますか
②自分で電話番号を調べて,電話をかけるこ
とをしていますか
③今日が何月何日かわからない時がありま
すか
選択肢
認知症予防該当者割合
%
100
86.5
80.0
79.3
79.6
81.8
77.8
79.0
74.7
80
60
41.0
39.4
40
34.3
33.2
32.0
31.9
30.2
28.7
20
0
市全体
一般高齢者
筑波圏域
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
19
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
7.認知機能障害程度について
認知機能障害程度について
認知機能障害の程度割合は,一般高齢者は「障害なし」が 81.0%で最も多く,
「軽度」
は 3.0%,
「中等度以上」
は 1.6%で両項目の割合はわずかとなっています。圏域別では,
「障害なし」はほぼどの地区においても 80%前後の割合となっていますが,
「大穂圏域」
では「障害なし」の割合はやや低く,「境界的」の割合がやや多くなっています。
要介護認定者では,
「中等度以上」
が 32.4%で最も多く,
次いで「障害なし」
が 25.8%,
「軽度」が 23.0%となっています。圏域別では,
「豊里圏域」では「障害なし」の割合
がほかの地区に比べて少なっている一方,
「中等度以上」が 41.3%と多くなっています。
反対に,「谷田部東圏域」,「谷田部西圏域」
,「茎崎圏域」では「中等度以上」の割合が
30.0%未満で市全体より少なくなっています。
■評価方法
下記のチャートに基づき,認知機能障害の程度を「0レベル(障害なし)」から「6レベル(最
重度の障害がある)」の7区分に分類します。
その日の活動(食事をする、衣服を選ぶなど)を自分で判断できますか
1.困難なくできる
2.いくらか困難であるが、できる
3.判断するときに、他人からの合図や見守りが必要
該当なし
4.ほとんど判断できない
以下の該当項目数をカウント
○5分前のことが思い出せますか
2.いいえ
○その日の活動を自分で判断できますか
2.いくらか困難であるが、できる
3.判断するときに、他人からの合図や見守りが必要
○人に自分の考えをうまく伝えられますか
2.いくらか困難であるが、伝えられる
3.あまり伝えられない
4.ほとんど伝えられない
2項目以上該当
1項目該当
以下の該当項目数をカウント
○その日の活動を自分で判断できますか
3.判断するときに、他人からの合図や見守りが必要
○人に自分の考えをうまく伝えられますか
3.あまり伝えられない
4.ほとんど伝えられない
該当なし
1項目該当
2項目該当
食事は自分で食べられますか
1.できる
2.一部介助があれば
できる
0レベル
障害なし
1レベル
境界的
である
2レベル
軽度の
障害が
ある
3レベル
中等度
の障害
がある
4レベル
やや重度
の障害が
ある
5レベル
重度の
障害が
ある
3.できない
6レベル
最重度
の障害
がある
資料『日常生活圏域ニーズ調査モデル事業・結果報告書(平成 22 年 10 月 厚生労働省老健局)』より
20
パブリックコメント資料
認知機能障害程度割合(一般高齢者)
0
20
40
市全体
60
100 %
80
81.0
筑波圏域
14.5
78.6
大穂圏域
14.9
72.7
20.2
3.6
3.0
6.1
1.0
2.1 0.0
豊里圏域
80.4
桜圏域
81.7
谷田部東圏域
81.8
16.5
0.6 1.2
谷田部西圏域
82.1
15.6
1.1 1.1
茎崎圏域
17.5
3.0 1.6
12.0
86.8
障害なし
境界的
5.3
8.6 2.5
軽度
1.0
2.1
中等度以上
認知機能障害程度割合(要介護認定者)
0
20
40
60
市全体
25.8
筑波圏域
25.7
15.5
24.3
34.5
大穂圏域
26.1
15.9
21.6
36.4
豊里圏域
桜圏域
18.7
22.9
茎崎圏域
23.5
障害なし
32.4
20.0
15.5
34.0
谷田部西圏域
23.0
20.0
26.4
谷田部東圏域
18.8
100 %
80
41.3
22.5
35.7
20.8
20.4
28.0
22.8
境界的
17.9
24.3
軽度
21
中等度以上
27.4
28.7
29.4
パブリックコメント資料
8.うつのリスクについて
うつのリスク該当者の割合は,一般高齢者で 20.3%となっています。圏域別では,
「豊
里圏域」,
「桜圏域」といった市中部の圏域において 25%前後の割合となっており,市
全体に比べて多くなっています。反対に,「谷田部東圏域」
,「谷田部西圏域」,「茎崎圏
域」では 15%前後でほかの圏域よりも低くなっています。要介護認定者の該当割合で
は 63.7%となっています。圏域別では「筑波圏域」,
「大穂圏域」と「豊里圏域」で約
70%となっており,市全体より多くなっています。
■評価方法
下記の設問について,
「はい」と回答した方を1点として合計し,2点以上をうつのリスク
該当者としました。
うつリスク評価方法
項目
配点
選択肢
1:
「はい」
0:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
④(ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思
1:
「はい」
えない
0:
「いいえ」
⑤(ここ2週間)わけもなく疲れたような感
1:
「はい」
じがする
0:
「いいえ」
①(ここ2週間)毎日の生活に充実感がない
②(ここ2週間)これまで楽しんでやれてい
たことが楽しめなくなった
③(ここ2週間)以前は楽にできていたこと
が,今ではおっくうに感じられる
うつ状態リスク該当者割合
%
80
72.1
70.1
68.4
70
63.7
61.5
61.1
59.6
58.7
60
50
40
26.9
25.5
30
22.7
22.0
20.3
16.2
15.8
15.5
20
10
0
市全体
一般高齢者
筑波圏域
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
22
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
9.社会参加(
社会参加(知的能動性)
知的能動性)について
知的能動性の低下者該当割合は,一般高齢者で 26.5%となっています。圏域別では,
「大穂圏域」と「豊里圏域」で 30%台後半と市全体よりも多くなっています。要介護
認定者では,知的能動性の低下者該当割合は 80.8%となっており,「筑波圏域」では
87.5%とほかの圏域に比べて多くなっています。一方,
「谷田部東圏域」は 71.6%で
少なくなっています。
■評価方法
下記の設問について,
「はい」と回答した方を1点として,合計4点満点で評価し,4点を
「高い」,3点を「やや低い」
,2点以下を「低い」とした上で,3点以下を“低下者”に
該当することとしました。
知的能動性評価方法
項目
配点
①年金などの書類(役所や病院などに出す書
1:
「はい」
0:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
④健康についての記事や番組に関心があり
1:
「はい」
ますか
0:
「いいえ」
類)が書けますか
選択肢
②新聞を読んでいますか
③本や雑誌を読んでいますか
知的能動性低下者該当割合
%
100
87.5
84.5
80.8
82.8
81.6
80.5
79.2
80
71.6
60
38.0
37.0
40
30.6
26.5
22.5
24.2
22.1
19.5
20
0
市全体
一般高齢者
筑波圏域
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
23
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
10.
10.社会参加(
社会参加(社会的役割)
社会的役割)について
社会的役割の低下者該当割合は,一般高齢者で 36.2%となっています。圏域別では,
「筑波圏域」が 30.4%でほかの圏域に比べて少なくなっています。要介護認定者では,
社会的役割の低下者該当割合は 89.8%となっています。圏域別では,いずれの圏域も
90%前後で,圏域による差はあまりみられません。
■評価方法
下記の設問について,
「はい」と回答した方を1点として,合計4点満点で評価し,4点を
「高い」,3点を「やや低い」
,2点以下を「低い」とした上で,3点以下を“低下者”に
該当することとしました。
社会的役割評価方法
項目
配点
選択肢
1:
「はい」
0:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
1:
「はい」
0:
「いいえ」
④若い人に自分から話しかけることがあり
1:
「はい」
ますか
0:
「いいえ」
①友人の家を訪ねていますか
②家族や友人の相談にのっていますか
③病人を見舞うことができますか
社会的役割低下者該当割合
100 %
90.2
89.8
91.7
87.8
89.8
91.5
87.9
90.7
80
60
39.8
38.2
38.0
36.2
37.4
40
30.4
31.7
筑波圏域
大穂圏域
34.3
20
0
市全体
一般高齢者
豊里圏域
要介護認定者
24
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
11.
11.手段的自立度(IADL)
手段的自立度(IADL)について
(IADL)について
手段的自立度の低下者該当割合は,一般高齢者で 10.0%となっています。圏域別で
は,
「筑波圏域」が 16.1%で市全体に比べて多くなっています。一方,
「谷田部東圏域」,
「谷田部西圏域」
,「茎崎圏域」では 7.0%前後でほかの圏域に比べて少なくなっていま
す。要介護認定者では,手段的自立度の低下者該当割合は 79.1%となっており,
「豊里
圏域」が 85.9%でほかの圏域に比べて多くなっています。一方,「谷田部東圏域」は
70.3%で市全体に比べて,割合は少なくなっています。
■評価方法
下記の設問について,
「できるし,している」または「できるが,していない」と回答した方を
1点として,合計5点満点で評価し,5点を「高い」,4点を「やや低い」,3点以下を「低い」
とした上で,4点以下を“低下者”に該当することとしました。
手段的自立度(IADL)評価方法
項目
配点
①バスや電車で一人で外出し
ていますか(自家用車でも可)
②日用品の買物 をしてい ま
すか
③自分で食事の 用意をし て
いますか
④請求書の支払 いをして い
ますか
⑤預貯金の出し 入れをし て
いますか
1:
0:
1:
0:
1:
0:
1:
0:
1:
0:
選択肢
「できるし,している」,
「できるが,していない」
「できない」
「できるし,している」,
「できるが,していない」
「できない」
「できるし,している」,
「できるが,していない」
「できない」
「できるし,している」,
「できるが,していない」
「できない」
「できるし,している」,
「できるが,していない」
「できない」
手段的自立度(IADL)低下者該当割合
100 %
85.9
81.6
80.0
79.5
79.1
80.0
77.9
80
70.3
60
40
16.1
20
13.2
12.3
10.0
10.2
6.9
7.9
7.0
0
市全体
一般高齢者
筑波圏域
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
25
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
12.
12.生活機能総合評価について
生活機能総合評価について
生活機能総合評価の低下者該当割合は,一般高齢者は 14.8%となっています。圏域
別では,「大穂圏域」と「豊里圏域」で 20%を超え,市全体よりも多くなっています。
要介護認定者では,生活機能総合評価の低下者該当割合は 85.6%となっています。圏
域別では,
「筑波圏域」と「豊里圏域」で 90%を超える割合となっており,ほかの地区
に比べて多くなっています。
■評価方法
知的能動性,社会的役割,手段的自立度に関連する 13 項目について合計し,13 点満点で
評価し,11 点を「高い」
,9,10 点を「やや低い」
,8点以下を「低い」としたうえで,
10 点以下を“低下者”に該当することとしました。
生活機能総合評価低下者該当割合
100 %
91.4
90.8
88.5
85.6
86.2
81.9
80.5
79.3
80
60
40
23.4
20.2
14.8
20
15.0
13.1
12.1
13.6
13.2
0
市全体
筑波圏域
一般高齢者
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
26
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
13.
13.日常生活動作(ADL)
日常生活動作(ADL)について
(ADL)について
日常生活動作の平均得点は,一般高齢者で 98.4 点となっています。圏域別では,い
ずれも 98 点前後の割合となっており,地区による差は見られません。要介護認定者で
は,日常生活動作平均得点は 66.8 点となっており,圏域別では「谷田部東圏域」と「茎
崎圏域」で 70 点を超えています。
得点の累積相対度数は,一般高齢者はいずれの地区においても,95 点でも 20~30%
ほどの割合となっており,大多数は 100 点であることがうかがえます。要介護認定者
は0点から 100 点までの間で分散しており,直線状の分布となっています。
■評価方法
下記の設問について,ADL指標として広く用いられているバーセルインデックスの評価
方法に従い,10 項目の合計を 100 点満点となるよう評価しました。
日常生活動作(ADL)評価方法
項目
配点
選択肢
①食事を自分
10:
「できる」
で食べるこ
5:
「一部介助(おかずを切ってもらうなど)があればできる」
と
0:
「できない」
15:
「受けない」
10:
「一部介助があればできる」
②ベッド(寝床)
へ移動する
際の介助
5:
「全面的な介助が必要」(
「座位の保持」が「できる」
,「支えが必要」の場合)
0:
「全面的な介助が必要」
(「座位の保持」が「できない」の場合)
5:
「できる」
0:
「一部介助があればできる」
,「できない」
③洗面や歯磨
きを自分で
すること
④トイレを自
10:
分でするこ
5:
「一部介助(他人に支えてもらう)があればできる」
と
0:
「できない」
⑤入浴を自分
5:
「できる」
ですること
0:
「一部介助(他人に支えてもらう)があればできる」,
「できない」
⑥50m以上歩
くこと
「できる」
15:
「できる」
10:
「一部介助(他人に支えてもらう)があればできる」
0:
「できない」
⑦階段を昇り
10:
「できる」
降りするこ
5:
「介助があればできる」
と
0:
「できない」
27
パブリックコメント資料
⑧着替えを自
10:
「できる」
分でするこ
5:
「介助があればできる」
と
0:
「できない」
10:
⑨排便の失敗
「ない」
5:
「ときどきある」
0:
「よくある」
10:
⑩尿もれや尿
失禁
「ない」
5:
「ときどきある」
0:
「よくある」
日常生活動作(ADL)合計点平均値
点
120
98.4
98.7
98.0
97.3
98.8
98.2
98.6
98.7
100
80
70.3
71.0
67.9
66.5
66.8
65.5
60.1
60.8
大穂圏域
豊里圏域
60
40
20
0
市全体
筑波圏域
一般高齢者
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
要介護認定者
日常生活動作(ADL)得点累積相対度数
%
100
90
80
70
60
50
40
30
筑波 圏域 (一 般高 齢者)
大穂 圏域 (一 般高 齢者)
豊里 圏域 (一 般高 齢者)
桜圏 域(一般 高齢 者)
谷田 部東 圏域(一 般高齢 者)
谷田 部西 圏域(一 般高齢 者)
茎崎 圏域 (一 般高 齢者)
筑波 圏域 (認 定者 )
大穂 圏域 (認 定者 )
豊里 圏域 (認 定者 )
桜圏 域(認定 者)
谷田 部東 圏域(認 定者)
谷田 部西 圏域(認 定者)
茎崎 圏域 (認 定者 )
20
10
0
0点 5点 10点 15点 20点 25点 30点 35点 40点 45点 50点 55点 60点 65点 70点 75点 80点 85 点 90点 95点 100点
28
パブリックコメント資料
14.
14.虚弱リスクについて
虚弱リスクについて
基本チェックリストで 10 項目に該当する“虚弱”の該当割合は,一般高齢者は 5.3%
となっています。圏域別では,「豊里圏域」
,「大穂圏域」
,「筑波圏域」と「桜圏域」で
市全体よりも割合が多くなっています。要介護認定者では,
“虚弱”の該当割合は 77.0%
となっており,「豊里圏域」は 84.4%でほかの地区に比べて多くなっています。
■評価方法
基本チェックリストで,うつ予防に関する5項目を除いた 20 項目中,10 項目以上該当し
た場合は二次予防対象者となるため,その該当割合を算出しました。
虚弱高齢者該当割合
100 %
84.4
78.8
78.1
77.0
77.2
74.0
80
74.0
73.6
60
40
20
9.3
6.9
7.4
6.3
5.3
3.8
4.9
2.9
0
市全体
筑波圏域
一般高齢者
大穂圏域
豊里圏域
要介護認定者
29
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
15.
15.二次予防対象者について
二次予防対象者について
二次予防対象者の該当割合は,一般高齢者では 26.1%と,約4人に1人の割合とな
っています。圏域別では,
「大穂圏域」,
「豊里圏域」と「桜圏域」が 30.0%以上でほか
の圏域に比べて多くなっています。
■評価方法
以下に該当する場合において該当者とし,その割合を算出しました。
・うつ予防の5項目をのぞく以下の設問を含めた計 20 項目について,10 項目以上に該当
・運動器の5項目について3項目以上に該当
・栄養改善の2項目について2項目該当
・口腔機能の3項目について2項目以上に該当
二次予防対象者該当割 合
%
40
32.8
30.9
30.2
28.5
30
26.1
24.1
23.3
20
17.4
10
0
市全体
筑波圏域
大穂圏域
豊里圏域
30
桜圏域
谷田部東圏域 谷田部西圏域
茎崎圏域
パブリックコメント資料
16.
16.現在治療中,
現在治療中,または後遺症
または後遺症のある
後遺症のある病気
のある病気(
病気(上位5
上位5項目)
項目)
現在治療中,または後遺症のある病気については,一般高齢者調査と在宅要介護認
定者調査ともに「高血圧」が多くなっています。また,要支援1・2では「筋骨格の
病気」,要介護1・2では「脳卒中」が2番目に多く,要介護3以上では「認知症」が
「高血圧」よりも多くなっています。
最多項目
一般高齢者調査
65 ~ 69
高血圧
2番目
ない
3番目
高脂血症
(脂質異常)
4番目
糖尿病
5番目
目の病気
歳
41.3%
18.4%
15.7%
12.5%
11.5%
(n=407)
70 ~ 74
高血圧
ない
目の病気
糖尿病
高脂血症
(脂質異常)
歳
32.6%
17.6%
12.3%
13.4%
9.6%
(n=374)
75 ~ 79
高血圧
目の病気
心臓病
歳
○筋骨格の病気(骨粗しょう症,関節症
等)
○糖尿病
(n=233)
43.8%
80 ~ 84
高血圧
17.6%
目の病気
14.2%
心臓病
12.4%
胃腸・肝臓・
胆のうの病気
腎臓・前立腺の病気
11.2%
9.1%
歳
45.5%
19.6%
12.6%
(n=143)
85 歳以上
高血圧
目の病気
糖尿病
耳の病気
(n=65)
44.6%
在宅要介護認定者調査
高血圧
要支援1・2
16.9%
筋骨格の病
気(骨粗しょう
症,関節症等)
13.8%
心臓病
○筋骨格の病気(骨
粗しょう症,関節症等)
○呼吸器の病気(肺
炎や気管支炎等)
○心臓病
12.3%
目の病気
12.5%
糖尿病
(n=268)
40.3%
高血圧
要介護1・2
28.4%
18.3%
17.9%
脳卒中(脳出
血・脳梗塞等)
筋骨格の病
気(骨粗しょう
症,関節症等)
認知症(アル
ツハ イ マ ー病
等)
23.8%
23.3%
21.8%
15.7%
心臓病
(n=390)
47.7%
要介護3以 上
認知症(アル
ツハ イ マー 病
等)
高血圧
脳卒中(脳出
血・脳梗塞等)
糖尿病
20.5%
心臓病
(n=266)
33.8%
27.4%
32.3%
31
16.2%
15.8%
パブリックコメント資料
17.
17.介護・
介護・介助が
介助が必要になった
必要になった主
になった主な原因
(上位5
上位5項目,
項目,要介護認定者)
要介護認定者)
要介護認定者の介護・介助が必要になった主な原因は,
「脳卒中」が要介護1・2と
要介護3以上で最も多く,要支援1・2でも2番目に多くなっています。
「高齢による
衰弱」は要支援1・2で最も多く,要介護1以上でも2番目に多くなっています。ま
た,要介護1以上では「認知症」が3番目に多い項目で,特に要介護3以上では該当
者は約 30%となっています。
2番目
最多項目
在宅要介護認定者調査
高齢による
要支援1・2 衰弱
3番目
脳卒中(脳出
血・脳梗塞等)
5番目
4番目
呼 吸 器 の 病 ○関節の病気(リウマチ等)
気(肺気腫・ ○骨折・転倒
肺炎等)
(n=170)
24.7%
15.3%
14.1%
脳卒中(脳出
要介護1・2 血・脳梗塞等)
高齢による
衰弱
認知症(アルツ
ハイマー病 等)
25.0%
24.4%
22.2%
脳卒中(脳出
血・脳梗塞等)
高齢による
衰弱
認知症(アルツ
ハイマー病 等)
32.2%
30.5%
29.7%
12.9%
骨折・転倒
心臓病
(n=324)
要介護3以 上
12.3%
骨折・転倒
11.4%
糖尿病
(n=239)
17.2%
10.5%
18.
18.外出を
外出を控えることの有無
えることの有無
外出を控えることの有無については,年齢が上がるほど,また,要介護度が上がる
ほど「いいえ」の割合が少なくなり,外出する機会が減少していく傾向が見らえます。
0
10
20
30
40
50
60
70
80
100 %
90
外出を控えている
65~69歳(n=407)
一
般
高
齢
者
70~74歳(n=374)
75~79歳(n=233)
80~84歳(n=143)
85歳以上(n=65)
6.4
90.7
8.8
2.9
87.7
21.0
3.5
73.8
25.2
5.2
68.5
38.5
要支援1・2(n=268)
要
介
要介護1・2(n=390)
護
認
要介護3以上(n=266)
定
者
6.3
52.3
9.2
28.4
68.3
67.9
24.9
66.2
はい
16.5
いいえ
32
3.4
7.2
17.3
無回答
パブリックコメント資料
19.
19.収入のある
収入のある仕事
のある仕事の
仕事の就労状況(
就労状況(一般高齢者)
一般高齢者)
収入のある仕事に就労している割合は,一般高齢者全体で 26.4%であり,なかで
も「週4回以上」就労している割合は 13.1%となっています。また,65~69 歳で
は 40.3%,70~74 歳では 26.2%の方が就労しており,特に 65~69 歳では「週
4回以上」就労している方が 22.1%となっています。
0
全体(n=1,287)
10
20
30
6.0 3.7
1.7 1.9
22.1
10.3
40
50
60
13.1
65~69歳(n=407)
70~74歳(n=374)
5.6 4.0
1.9 2.1
75~79歳(n=233) 7.3 3.4 5.2
0.9 1.7
80~84歳(n=143) 2.8 3.5
0.7 1.4 0.7
85歳以上(n=65)
70
80
60.1
2.7
2.7 2.5
100 %
90
13.4
53.6
12.6
6.1
62.8
11.0
63.1
18.5
68.5
22.4
69.2
27.7
1.5 0.0 0.0 0.0 1.5
週4回以上
年に数回
週2~3回
参加していない
週1回
無回答
月1~3回
20.
20.現在就労していない
現在就労していない高齢者
していない高齢者の
高齢者の今後の
今後の就労意向(
就労意向(一般高齢者)
一般高齢者)
現在就労していない高齢者の今後の就労意向については,全体で約 20%が「働き
たい」と回答しています。
0
10
全体(n=774)
23.4
70~74歳(n=235)
20.9
75~79歳(n=147)
21.8
85歳以上(n=45)
30
40
50
18.5
65~69歳(n=218)
80~84歳(n=98)
20
60
71.3
80
100 %
90
10.2
69.3
7.3
70.2
62.6
9.2
79.6
0.0
70
8.9
15.6
11.2
91.1
働きたい
働きたいと思わない
33
8.9
無回答
パブリックコメント資料
21.
21.健康保持や
健康保持や疾病予防のために
疾病予防のために取
のために取り組んでいること
(一般高齢者)
一般高齢者)
健康保持や疾病予防で取り組んでいることについては,全体では「適切な食生活を心
がける」が 68.9%で最も多く,近い割合で「十分な睡眠をとる」が 61.0%,次いで「定
期的な健診や診療を受ける」が 57.5%となっています。年代別では,70~74 歳と 75
~79 歳では「適切な食生活を心がける」が 72.5%で最も多く,同項目は年代が上がる
ほど割合は少なくなる傾向が見られます。また,「定期的な運動を心がける」において
も,年代が上がるごとに割合が少なくなる傾向が見られます。
一方,85 歳以上では,「十分な睡眠をとる」「規則正しい生活を送る」が,80 歳~
84 歳では「定期的な健診や診療を受ける」が最も多くなっています。
0
10
20
30
40
50
60
70
61.0
60.7
64.2
62.2
58.0
十分な睡眠をとる
69.2
68.9
68.8
72.5
72.5
適切な食生活を心がける
63.6
56.9
54.9
57.0
57.0
53.2
規則正しい生活を送る
48.3
58.5
47.2
53.3
49.7
46.4
定期的な運動を心がける
35.7
27.7
18.8
20.1
21.1
19.3
飲酒を控えめにする
14.0
9.2
8.5
7.9
12.3
6.9
7.0
喫煙を控えめにする
1.5
57.5
56.8
57.0
58.8
定期的な健診や診療を受ける
65.0
43.1
その他
特にない
1.6
2.2
0.8
2.6
0.7
0.0
5.0
4.2
3.7
5.2
7.0
全体(n=1287)
65~69歳(n=407)
70~74歳(n=374)
75~79歳(n=233)
10.8
無回答
80 %
2.5
1.5
2.4
0.9
4.9
3.1
34
80~84歳(n=143)
85歳以上(n=65)
パブリックコメント資料
22.
22.健康機能の
健康機能の維持・
維持・向上のために
向上のために,
のために,取り組んでみたいもの
(一般高齢者)
一般高齢者)
健康機能の維持・向上のために取り組んでみたいものについては,全体では「筋力
の低下防止と筋力アップのための運動」が 49.1%で最も多く,次いで「生活習慣病
を予防するための健康診査の受診」が 24.2%,「口腔ケア等,口や歯の健康維持」が
21.3%とほぼ同じ割合が続いています。年代別では,全体で最も多い「筋力の低下防
止と筋力アップのための運動」は年代が下がるほど割合は多くなる傾向にあり,65
~69 歳では 60.9%と半数以上の割合となっています。
年代が下がるほど割合が多くなる傾向がある項目として,「バランスの良い食生活,
栄養改善の知識を取得するための講習会」,
「生活習慣病を予防するための健康診査の
受診」と「口腔ケア等,口や歯の健康維持」があげられます。一方,年代が上がると
割合が多くなる項目では「医師等の専門家への健康や病気についての相談」があげら
れ,85 歳以上で 24.6%となっています。また,「転倒や転倒による骨折を予防する
ための知識や運動の習得」は 75~79 歳と 80~84 歳で約 20%の割合があり,年
代により求めているもの,取り組んでみたいものが異なることがうかがえます。
0
10
20
30
40
50
60
70
49.1
60.9
50.0
48.1
筋力の低下防止と筋力アップのための運動
32.2
24.6
21.1
24.1
21.4
20.6
14.0
15.4
24.2
28.5
24.3
25.8
15.4
13.8
12.7
11.5
11.0
15.5
13.3
24.6
17.3
17.2
16.6
19.7
18.2
13.8
21.3
22.6
24.6
20.2
14.0
16.9
バランスの良い食生活,栄養改善の知識を
取得するための講習会
生活習慣病を予防するための健康診査の
受診
医師等の専門家への健康や病気についての
相談
転倒や転倒による骨折を予防するための
知識や運動の習得
口腔ケア等,口や歯の健康維持
その他
4.8
3.2
4.3
4.3
全体(n=1287)
65~69歳(n=407)
70~74歳(n=374)
75~79歳(n=233)
9.8
10.8
80~84歳(n=143)
24.7
18.4
21.7
無回答
85歳以上(n=65)
26.6
35.0
38.5
35
80 %
パブリックコメント資料
23.
23.今の要介護状態が
要介護状態が続いた場合
いた場合,
場合,今後希望する
今後希望する生活
する生活
(要介護認定者)
要介護認定者)
今後希望する生活の場については,全体では「自宅で,主に家族や親族に介護をし
てもらいたい」が 29.2%で最も多く,次いで「自宅で,主に介護サービスなどを利
用したい」が 20.1%となっています。要介護度別では,いずれの要介護度も「自宅
で,主に家族や親族に介護をしてもらいたい」が最も多く,要支援1・2で 29.9%,
要介護1・2で 32.3%,要介護3以上で 27.1%となっています。
「自宅で,主に介
護サービスなどを利用したい」も要支援1・2が 19.4%,要介護3以上が 15.8%,
要介護1・2で 24.6%と多くなっており,どの要介護度も半数以上が“自宅”を希
望する回答となっています。
0
10
20
30
40
%
29.2
29.9
32.3
27.1
自宅で,主に家族や親族に介護をしてもらいた
い
20.1
19.4
自宅で,主に介護サービスなどを利用したい
24.6
15.8
子どもや親族等の家に住み替えて,介護をして
もらいたい
0.6
0.0
0.8
1.1
10.8
8.6
特別養護老人ホームに入所したい
10.5
13.9
4.2
6.3
介護型有料老人ホームに入居して暮らしたい
3.3
3.8
住宅型有料老人ホームに入居して外部の介護
サービスを利用して暮らしたい
サービス付き高齢者向け住宅に住み替えて,外
部の居宅サービスを利用して暮らしたい
病院に入院したい
その他
0.6
0.7
0.0
1.5
1.1
1.9
0.5
1.1
3.4
4.1
2.8
2.6
1.4
0.7
1.5
1.9
10.7
10.1
10.8
10.5
わからない
全体(n=984)
要支援1・2(n=268)
要介護1・2(n=390)
要介護3以上(n=266)
18.0
18.3
無回答
12.8
20.7
36
パブリックコメント資料
24.
24.介護者が
介護者が,介護を
介護を受けている人
けている人に対して希望
して希望する
希望する今後
する今後の
今後の生活
(要介護認定者)
要介護認定者)
介護を受けている人に希望する今後の生活については,全体では「家族の介護を中
心に,今住んでいる家で生活してほしい」が 32.4%で最も多く,次いで「介護サー
ビスを中心に,今住んでいる家で生活してほしい」が 30.8%となっています。「特別
養護老人ホームに入所してほしい」では,要介護度が重くなるほど回答が多くなって
います。
0
10
20
30
40
50 %
32.4
家族の介護を中心に,今住んでいる家で生活し
てほしい
40.6
30.7
26.0
30.8
28.7
介護サービスを中心に,今住んでいる家で生活
してほしい
36.1
27.1
子どもや親族等の家に住み替えて,家族の介護
を中心に生活をしてもらいたい
1.1
0.0
1.4
1.6
15.6
8.4
特別養護老人ホームに入所してほしい
13.2
25.0
4.5
介護型有料老人ホームに入居して生活してほし
い
住宅型有料老人ホームに入居して外部の介護
サービスを利用して生活してほしい
サービス付き高齢者向け住宅に住み替えて,外
部の居宅サービスを利用しながら生活してほし
い
病院に入院してほしい
その他
7.7
3.9
3.1
全体(n=642)
0.8
0.7
0.4
1.6
1.4
1.4
1.4
0.5
3.1
2.1
3.2
3.6
1.9
1.4
2.1
2.1
要支援1・2(n=143)
要介護1・2(n=280)
要介護3以上(n=192)
8.4
9.1
7.5
9.4
わからない
37
パブリックコメント資料
25.
25.介護者が
介護者が介護をする
介護をする上
をする上で困っていること(
っていること(要介護認定者)
要介護認定者)
介護するうえで困っていることについては,全体では「精神的に疲れる」が 56.0%
で最も多く,次いで「肉体的に疲れる」が 37.9%,
「経済的負担が大きい」が 23.0%
となっています。要介護度別では,全体の上位3項目は要介護度が重くなるほど割合
が多くなっており,要介護3以上において「精神的に疲れる」は 67.2%,
「肉体的に
疲れる」は 49.5%となっています。
「どんな介護サービスがあるのかわからない」と
「特に困っていることはない」は要介護度が軽くなるほど割合が多くなっています。
%
0
介護する方法がわからない
10
20
30
40
50
60
70
80
7.7
4.4
7.6
8.1
8.0
11.8
介護サービスの利用方法がわからない
6.5
7.0
10.3
16.2
9.8
7.0
12.0
9.6
15.9
8.1
どんな介護サービスがあるのかわからない
本人が介護サービスの利用を嫌がるので利用で
きない
家族の理解が得られない
2.4
2.2
2.9
2.2
37.9
26.5
肉体的に疲れる
37.3
49.5
56.0
35.3
精神的に疲れる
61.2
67.2
相談できる人や窓口がわからない
4.5
5.1
4.3
4.8
23.0
17.6
16.3
経済的負担が大きい
37.6
16.5
15.4
14.5
仕事との両立が難しい
22.0
22.3
19.9
22.8
22.6
自分以外に介護を手伝ってくれる人がいない
サービス提供者(ヘルパーなど)と合わない
ケアマネージャーと合わない
0.3
0.0
0.4
0.5
1.1
0.7
1.8
0.5
全体(n=62 3)
要支援1・2(n=136)
要介護1・2(n=276)
要介護3以上(n =186)
相談窓口が遠い
その他
6.1
6.6
5.1
7.5
2.4
2.9
1.8
3.2
18.5
28.7
特に困っていることはない
17.0
12.9
38
パブリックコメント資料
第4節 つくば市
つくば市の課題
1.介護予防のための
介護予防のための健康
のための健康づくり
健康づくり活動支援
づくり活動支援
本市の要介護認定率は,平成 25 年 10 月末現在で 16.8%となっており,国の
18.3%よりは低いものの,茨城県の 15.2%より高い水準にあります。また,本市の
要介護認定者における要介護度の構成比を見ると,要支援認定者の割合が国・県より
低く,要介護4・5は県と同程度の水準であるものの,要介護1から要介護3の中程
度の割合が多い特徴があります。そのため,比較的介護の必要度が高い高齢者が多い
ことがうかがえます。
アンケート調査においては,要介護認定者の介護・介助が必要になった主な原因は,
「脳卒中」が要介護認定者で最も多く,次いで「高齢による衰弱」が 2 番目,「認知
症」が3番目,「転倒・骨折」が 4 番目に多い項目となっています。
また,現在治療中,または後遺症のある病気については,一般高齢者と在宅要介護
認定者ともに「高血圧」が多く,要支援1・2では「筋骨格の病気」,要介護1・2で
は「脳卒中」が2番目に多く,要介護3以上では「認知症」が多くなっています。
これらは生活習慣病の重症化が,要介護の原因となる疾患につながっている場合が
多いことを示しており,運動機能低下や認知症,転倒などでは高齢者のリスク該当割
合も高いことから,高齢者を対象とした介護予防の取り組みとともに,40~50 歳代
の比較的若い世代からの生活習慣病対策や健康づくりに取り組むことが介護予防につ
ながると考えられます。
また,アンケート調査から,
一般高齢者は加齢とともに外出を控える傾向が見られ,
特に後期高齢者といわれる 75 歳以上からその傾向が顕著に見られます。要介護認定
者においては 60%以上が外出を控えている結果となっています。その理由として,
一般高齢者,要介護認定者ともに「足腰などの痛み」が最も多く挙げられています。
健康保持や疾病予防で取り組んでいることについては,
「適切な食生活を心がける」
や「十分な睡眠をとる」が 60~70%を占めるのに対して,「定期的な運動を心がけ
る」は 50%以下となっていることから,閉じこもりの防止や高齢期のアクティブな
生活を支えるため,身体機能維持や膝痛・腰痛対策から介護予防につなげる必要があ
ります。
また,高齢になるほど定期的な歯科受診が少なくなる傾向にあるため,口腔機能低
下による誤嚥性肺炎等を予防するために高齢期の定期的な歯科受診などの口腔ケアの
促進が必要です。
39
パブリックコメント資料
2.高齢者の
高齢者の就労・ボランティア
就労・ボランティア活動
・ボランティア活動などの
活動などの生
などの生きがいづくり
の支援
本格的な高齢社会が進行し,高齢者人口及び高齢者割合が増加する中では,高齢者
はこれまでの「支えられる高齢者」だけでなく,地域社会や介助を必要とする高齢者
を「支える高齢者」として活動することが求められています。
アンケート調査では,一般高齢者の約 60%は収入のある仕事に就いていませんが,
高齢者の 80%以上は元気な高齢者であり,79 歳以下の約 20%は就労の機会があれ
ば仕事をしたいと回答しています。高齢者が地域の中で役割を持ち,健康状態を保ち
ながら生きがいを持って過ごすことは,これからの労働力人口の減少を補い,地域の
活力を維持していくためにも重要です。
また,近年では,高齢期の所得確保が大きな不安要素となっているため,定年退職
後の就業機会を提供するとともに,生きがいづくりや社会参加を支援するため,シル
バー人材センターの充実強化を図っていく必要があります。また,就労対策だけでは
なくボランティア活動やシルバークラブなど,高齢者が集い,交流や活動のできる場
を充実させることも重要です。
地域活動の参加状況については,
「自治会・町内会」が最も多く約 40%近くに達し
ています。高齢者の活動の中心となってきた「シルバークラブ」については参加の割
合が低くなっており,今後の高齢者のニーズに合ったシルバークラブの在り方が求め
られています。
今後は,ひとり暮らしや認知症高齢者の見守り,災害時支援など,若い世代との交
流など元気な高齢者が地域社会の担い手として地域活動に積極的に参加することが期
待されており,より多くの高齢者が参加できるよう,ボランティア活動等に関する情
報提供の在り方やきっかけを検討する必要があります。
3.ひとり暮
ひとり暮らし・高齢者世帯等
らし・高齢者世帯等に
高齢者世帯等に対するサービスの充実
するサービスの充実
高齢者人口の増加に伴い,ひとり暮らし高齢者や高齢者夫婦のみの世帯の増加が予
想されます。こうした高齢者世帯では,突然の発病やけが,災害等の発生に対して脆
弱である場合が多く,高齢化が進むにつれ定期的な見守りやサポートが不可欠である
と言えます。
アンケート調査では,一般高齢者の約9%,要支援・要介護認定者の約 14%が「ひ
とり暮らし」と回答しています。また,要支援・要介護高齢者の 4 人に 1 人が,日中
一人になることが「よくある」と回答しています。これらの高齢者については,在宅
での生活が困難となった場合には介護保険施設などに入る必要性が高くなると考えら
れます。
さらに,ケアマネジャーの調査では,区分支給限度基準額を超えるサービス利用者
が「いる」と回答した割合は約 20%となっていますが,その主な理由として,利用
者の同居家族が日中不在のため,サービスを多く利用する必要があったことがあげら
40
パブリックコメント資料
れており,日中一人になる時間が多い要介護認定者は,サービスを利用せざるを得な
い状況から経済的負担が大きくなっていることが考えられます。
また,ケアマネジャーの視点から,今後充実させた方がよい介護保険外のサービス
として,
「配食サービスなど食事サービス」と並んで「緊急通報システム事業など 24
時間見守りサービス」が 40%以上と高くなっています。
近年では,ひとり暮らし高齢者の孤立死も大きな社会問題となっており,行政や自
治会等が事前に情報を把握できないケースもあることから,地域や事業者との連携に
よるひとり暮らし・高齢者世帯などに対する日常生活の支援や見守りを充実していく
必要があります。
4.在宅生活を
在宅生活を支援する
支援する地域包括
する地域包括ケア
地域包括ケア体制
ケア体制の
体制の充実
国においては,施設中心の医療・介護から,できるだけ住み慣れた生活の場におい
て,必要な医療・介護サービスが受けられ,安心して自分らしい生活を営める地域社
会づくりが目指されており,これからの地域包括ケアの中核として,医療と介護と福
祉が連携し,高齢者の生活を双方からサポートしていくことが重要となります。
アンケート調査でも要介護認定者のうち介護を受ける側の約半数,介護する側の約
60%が「自宅での介護」を望んでおり,在宅サービスを充実させる必要性は大きいと
言えます。利用されている介護保険サービスは,要介護1・2で通所介護(デイサー
ビス)が約 40%,通所リハビリテーション(デイケア)が約 20%,要介護 3 以上
では,通所介護(デイサービス)が約 35%,短期入所(ショートステイ)が約 20%
となっており,これらのサービスが在宅生活支援の要となっています。
また,ケアマネジャー調査においては,今後充実すべき介護保険サービスとして訪
問看護が 30%を超えて最も多く,介護老人福祉施設や訪問介護,短期入所生活介護
がそれに次いでいますが,今後は要介護度の重い方でも在宅で生活し続けるために医
療と連携した訪問系サービスの充実が不可欠と考えられます。
医療との連携については,ケアマネジャーの 70%以上が「十分に連携は取れてい
る」または「まあまあ連携は取れている」と回答している一方で,約 25%は「あま
り連携は取れていない」と回答しており,その理由として約 65%が「医師が忙しく
日程を調整することが難しい」,約 60%が「自分自身の医療的な知識が不足している」
と回答していることから,今後より医療介護の連携を緊密にしていくためには,医療
職関係者及びケアマネジャーの研修を充実することも必要です。
今後さらに,介護保険サービスと医療サービスが補完し合い,高齢者が病気を持ち
つつも住み慣れた場所での生活を営めるように支援する地域包括ケアの体制づくりを
進めていく必要があります。
41
パブリックコメント資料
5.認知症地域支援の
認知症地域支援の推進
地域包括ケアは医療と介護と福祉の連携だけでなく,地域住民による地域福祉の力
も大切な要素となります。特に,今後も増加が予想される認知症高齢者に対する支援
は,徘徊などの問題を伴うため,介護家族だけでなく,地域の見守りが非常に大切と
なります。
アンケート調査では,一般高齢者のうち 30%以上が認知症リスク該当者という結
果であり,市民が認知症に対する理解を深めることにより,地域全体で「認知症の疑
いに早めに気づく」体制を構築することが重要と考えられるため,認知症サポーター
やキャラバン・メイト,地域住民有志などによる地域の見守り活動を進めていく必要
があります。
6.家族介護者の
家族介護者の支援
在宅の要介護者が増えていく中で,自宅で介護をしている家族介護者も今後ますま
す増えていくことが予想されます。アンケート調査では,自宅で介護している人の半
数近くは「配偶者」であり,そうした家族介護者の高齢化も大きな課題となっていま
す。
また,アンケート調査では,家族介護者の 60%近くが「精神的に疲れる」,40%
近くが「肉体的に疲れる」と回答していますが,今後介護を続けていくことに対する
考えについては,約 40%が「このまま続けていくことができる」,約 50%が「何ら
かの支援が整えば続けていくことができる」と回答があり,家族介護者が在宅介護を
続けていくために物心両面での支援が求められています。
具体的な支援としては,
「緊急時の短期入所制度」が約 60%,「紙おむつ,杖や緊
急装置など,福祉用具を支給するサービス」が約 40%と希望されていました。
これらのサービス以外にも,家族介護者の高齢化,また介護従事者の負担軽減の観
点から,総合特区の取り組みを活かした介護ロボットの導入と活用も検討していく必
要があります。
家族介護者への精神面の支援としては,要介護認定者だけでなく介護者も含めたケ
アマネジメントに取り組むことや介護者がいつでも集まり話し合える場,介護者のた
めの相談窓口の充実も重要です。
また,介護は経済的な負担も大きいことがアンケート調査からはうかがえ,今後在
宅介護を続けるにあたっての必要な支援として「介護期間の現金給付」や「介護期間
の年金保険料の補助」といった経済的支援に対する要望が高くなっています。
介護者が比較的若い場合には「仕事との両立が難しい」といった回答もみられ,介
護休業制度を介護者や企業に対して啓発し,制度を利用しやすい環境を整えていくこ
とが必要です。
42
パブリックコメント資料
7.相談窓口・
相談窓口・情報提供の
情報提供の充実
高齢者が,介護が必要となって各種のサービスを利用するには,地域の介護相談窓
口である地域包括支援センターや在宅介護支援センターに相談し,要介護認定を受け
るなどの手続きが必要となります。
アンケート調査では,一般高齢者が「地域包括支援センター」を相談先にしている
割合は 10%以下で,ごくわずかな割合となっています。また,介護者においても「在
宅介護支援センター」や「地域包括支援センター」を知らない割合は約 50%となっ
ており,これらの相談窓口のさらなる周知と利用の促進を図っていく必要があります。
情報の入手手段としては,一般高齢者と若年者では「市の刊行物(広報紙等)」や「回
覧」が多くなっています。インターネットについては,高齢者から敬遠される向きも
あり,多様な媒体を活用しながらも,引き続き広報紙や回覧を中心とした内容的にも
分かりやすい情報提供に努めていく必要があります。
ケアマネジャーからは市に望むこととして「最新で適切な情報提供」の回答が半数
以上と突出しており,引き続き介護保険事業者等に向けた情報発信についても強化を
図っていく必要があります。
8.災害時要援護者対策の
災害時要援護者対策の強化
平成 23 年3月 11 日に起きた東日本大震災では,死者・行方不明者合わせて2万
人を超えるなど甚大な被害をもたらしました。本市においても亡くなられた方や家屋
倒壊が起きるなどの被害がありましたが,東日本大震災で亡くなられた方の半数以上
が高齢者とされていることから,高齢者等の災害時要援護者の避難支援などについて
取組を進めていく必要があります。
本市において大震災が起こった場合は,阪神・淡路大震災のような家屋倒壊による
被害が多くなることが予想されるため,地域ごとに,近隣に住む高齢者のいる世帯が
どの程度あり,心身の状況はどのようであるかなどを把握し,災害時の高齢者避難支
援対策と災害時に地域住民が連携して高齢者を支援するボランティアを構築すること
が課題となります。
また,介護保険施設において,自力での避難が困難と考えられる入所(居)者の無
事を確保するため,災害対策を強化するよう促すとともに,災害時には避難所として
の機能を発揮できるよう,協力を呼びかける必要があります。
43
パブリックコメント資料
9.高齢者の
高齢者の被害防止対策
近年,過度な営利を目的とした介護サービスや生活支援サービスの事業者が問題とな
っており,無届有料老人ホームなどが高齢者虐待の温床とならないよう,監査・指導を
強化する必要があります。
また,高齢者の居住の安定確保に関する法律(以下「高齢者住まい法」)に基づく「サ
ービス付き高齢者向け住宅」が建設されるに際しては,安全・安心が確保された住環境
の整備に向けて,事業者の運営や施設整備に対してチェック体制を強化する必要があり
ます。
様々な手口を用いた悪質商法による高齢者の被害も増加していますが,こうした消費
者被害の背景には,ひとり暮らしまたは夫婦のみで暮らす高齢者が増加し,身近に適切
な相談相手がいないという問題があります。
被害防止に向けて,高齢者の家族や,地域住民,民生委員,介護事業者などが日頃か
ら,高齢者と相談しあえる環境づくりに努めるとともに,家族に対し成年後見制度や日
常生活自立支援事業の活用を促していくことも重要です。
44
パブリックコメント資料
第3章
つくば市の高齢者支援の基本的な考え方
第1節 基本理念
高齢者と
高齢者と介護者が
介護者が生きがいを持
きがいを持ち,
住み慣れた地域
れた地域で
地域で安全で
安全で安心して
安心して暮
して暮らせるまちづくり
第3期計画から『高齢者と介護者が生きがいを持ち,住み慣れた地域で安全で安心
して暮らせるまちづくり』を基本理念としてきましたが,本計画でもこの理念を引き
続き継承していきます。
第2節 基本視点(
基本視点(施策の
施策の柱)の設定
基本理念の実現を図るため,キーワードである「高齢者」
「介護者」と「地域」の3
項目を柱立てにして,施策体系を組み立てます。
Ⅰ “高齢者”の生きる力を支えます!
Ⅱ “介護者”の介護する力を支えます!
Ⅲ “地域”で高齢者の生活を支えます!
45
パブリックコメント資料
第3節 重点施策の
重点施策の設定
基本視点Ⅰ
基本視点Ⅰ 高齢者の
高齢者の生きる力
きる力を支えます
〈重点施策1
重点施策1〉介護予防と健康づくりの推進
1.介護予防事業の推進
2.運動や口腔ケアに対する健康づくり活動支援
3.介護予防・日常生活支援総合事業の推進
〈重点施策 2〉高齢者の生きがいづくりと社会参加の推進
1.社会活動の支援
2.高齢者の就労支援
3.ボランティア活動の支援
重点施策3
〈重点施策
3〉ひとり暮らし・高齢者世帯への支援の充実
1.日常生活に必要なサービスの充実
2.ひとり暮らし・高齢者世帯の見守りの充実
基本視点Ⅱ
基本視点Ⅱ 介護者の
介護者の介護する
介護する力
する力を支えます
〈重点施策4
重点施策4〉在宅介護・家族介護者の支援の充実
1.在宅福祉サービスの充実
2.家族介護者の支援
重点施策5
〈重点施策
5〉介護サービス事業所の整備・質の向上
1.適切な介護サービス事業所の整備の推進
2.介護サービスの質の向上
3.介護サービス事業所の指導・監査の強化
基本視点Ⅲ
基本視点Ⅲ 地域で
地域で高齢者の
高齢者の生活を
生活を支えます
〈重点施策6
重点施策6〉地域包括ケアシステムの推進
1.包括支援センター・在宅介護支援センターの充実
2.介護・福祉サービスの情報提供・相談体制の充実
重点施策7
〈重点施策
7〉高齢者の認知症支援と権利擁護の推進
1.認知症支援の充実
2.高齢者の権利擁護の推進
重点施策8
〈重点施策
8〉安全で安心なまちづくりの推進
1.介護保険事業者や高齢者向け住宅等の適正化
2.災害時の対応の強化
46
パブリックコメント資料
第4章 介護予防と生きがいづくりの充実
基本視点Ⅰ
基本視点Ⅰ 高齢者の
高齢者の生きる力
きる力を支えます
高齢者が住み慣れた地域でいつまでも健康で,できる限り自立した生活を送ることが
できるよう,日常生活に必要な福祉サービスを中心として,運動機能向上,口腔ケアや
認知症予防などテーマに応じた介護予防事業や健康づくり事業の充実を図ります。
また,今回の制度改正に伴い,要支援者・二次予防事業対象者に対する介護予防や配
食・見守り等の生活支援サービスを総合的に提供する介護予防・日常生活支援総合事業
を推進します。
高齢者の社会参加のニーズは高く,高齢者の地域の社会的な活動への参加は,活動を
行う高齢者自身の生きがいや介護予防等にもなります。はりのある生活の維持や高齢者
の有する技術や知識を地域で役立たせるため,就労機会,ボランティア活動や趣味・生
きがいの講座などソフト面を充実させることで,高齢者の生きる力の維持・創出を支え
ます。
“高齢者の生きる力”
高齢者の“生きる力”の維持・
創出をサポートします!
高齢者の生きがい
高齢者の生きがいづくり
生きがいづくり
●社会活動の支援
●生涯学習の支援
●高齢者の就労支援
●ボランティア活動の支援
介護予防・健康づくりの充実
●高齢者自身の健康状態の把握の充実
●運動や口腔ケアに対する健康づくり活動支援
●認知症予防や早期の相談の支援
ひとり暮らし高齢者世帯等に対する生活援助の充実
●日常生活に必要なサービスの充実
●民間事業者等のサービス提供の支援
●ひとり暮らし高齢者世帯の見守りの充実
47
パブリックコメント資料
第1節〈重点施策1
重点施策1〉
介護予防と
介護予防と健康づくりの
健康づくりの推進
づくりの推進
≪基本方針≫
基本方針≫
市の要介護状態の要因として最も多いのは脳卒中などの脳血管疾患ですが,第二位は
高齢による衰弱であり,そのほか認知症や高齢による関節疾患,転倒,骨折など,生活
習慣病の悪化から,心身の機能を使わないことによる生活機能の低下によるものがほと
んどとなっています。
高齢者が生活機能低下リスクを知ることにより,介護予防に取り組む意識を高めるた
めに,生活機能低下のリスクを早期発見し,集中的な対応をするために,対象者把握事
業・介護予防事業を進めていきます。
二次予防事業対象者から一次予防事業対象者や要支援者などへ状態の変化があった
対象者については,情報共有を図ることにより,介護予防が円滑に行えるような体制づ
くりを推進します。
また,介護予防事業も従来の通所型の運動だけではなく,地域交流センターなどを利
用した小規模の運動教室など地域に密着した場所で,専門職等の活用により高齢者に適
した体操やスポーツ及びレクリエーション活動の普及・振興を図ります。
さらに,高齢者ができるだけ心身の機能を維持・改善できるよう,生活習慣病予防だ
けではなく,不活発な生活による心身の機能の低下への対策(介護予防に取り組むグル
ープの支援,介護予防に関する講演会や講座など)を推進します。
今回の制度改正では,予防給付の訪問介護及び通所介護について,地域の実情に応じ
て市町村が実施する新しい総合事業※1へと移行することが示されており,要支援者・二
次予防事業対象者に対する介護予防や配食・見守り等の生活支援サービスを総合的に提
供する介護予防・日常生活支援総合事業の導入を図ります。
≪具体的施策の
具体的施策の展開≫
展開≫
1.介護予防事業の
介護予防事業の推進
(1)二次予防事業対象者把握事業(
二次予防事業対象者把握事業(地域包括支援課)
地域包括支援課)
国の「地域支援事業実施要綱」に基づき,地域包括支援課が二次予防事業対象者の把
握・選定を行っています。
市では65歳以上の人を対象に,生活機能をチェックして,介護予防プログラム等へ
の参加の必要性を判定する「生活機能評価」を実施しています。
【今後の方針】
制度改正により二次予防と一次予防の区別をなくす方針が示されていますが,新しい
総合事業への移行時期を見据えて必要に応じて生活機能評価を継続して実施します。
※1 総合事業は,市町村が中心となって,地域の実情に応じて住民等の多様な主体が参画し,多様なサー
ビスを充実することで地域の支え合い体制づくりを推進し,要支援者等に対する効果的かつ効率的な支
援等を可能とすることを目指すもの。
48
パブリックコメント資料
(2)健康診査事業(
健康診査事業(健康増進課)
健康増進課)
基本健康診査対象者の40歳以上国保加入者と後期高齢者医療保険加入者に対し個
人案内をし,集団健診と医療機関健診で受診できる場を設け周知しています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
対象者数
48,
48,920
50,240
52,178
52,155
53,149
54,118
利用者数
12,23
12,230
230
12,020
020
12,946
17,082
20,794
24,573
25.0
25.0%
23.9%
.9%
24.8%
32.8%
32.8%
39.1%
39.1%
45.4%
45.4%
割
合
【今後の方針】
受診率を上げるため,健診の仕組みをわかりやすく説明し,周知の徹底を図ります。
(3)健康相談事業(
健康相談事業(健康増進課)
健康増進課)
集団健診を受けた方で,特定保健指導(40~74歳国保加入者)が必要な方には個
別通知し,個別支援をしています。
また,生活習慣病を予防するための食事や生活の工夫や運動,休養の取り方等の相談
も「成人健康相談」で行っています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
1,487
1,487
1,141
1,141
1,34
1,340
340
1,400
1,500
1,500
【今後の方針】
高血圧や脂質異常症等生活習慣病に関する相談の場を確保します。いつでも相談でき
る相談窓口について市報やシルバーニュース,民生委員等を通して周知していきます。
また,介護者に対しても健康相談の案内をしていきます。
(4)健康手帳の
健康手帳の交付(
交付(健康増進課)
健康増進課)
健康診査教育,相談,訪問等を受けた者の中で希望する方又は市が必要と認める方に,
生活習慣病予防や介護予防に役立てていただくために健康手帳を交付しています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
480
473
923
1,0
1,000
1,0
1,000
1,0
1,000
【今後の方針】
健康診査受診者を中心に健康教育・健康相談・訪問等必要に応じて交付及び必要事項
を記録し,併せて手帳の活用方法に関する指導を実施していきます。
49
パブリックコメント資料
(5)介護支援ボランティア
介護支援ボランティア事業
ボランティア事業(
事業(地域包括支援課・
地域包括支援課・社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
高齢者が介護保険施設等で介護支援ボランティア活動を通して地域貢献することを
奨励及び支援し,高齢者自身の社会参加活動を通した介護予防を推進します。
ボランティア登録できる方は市内に住所を有する要支援・要介護認定を受けていない
65歳以上の方となります。介護支援ボランティア活動の実績に応じてポイントを付与
し,ポイントを換金した交付金を交付します。
【今後の方針】
より身近な場所で気軽に介護支援ボランティア活動ができるよう,ボランティア受け
入れ施設の拡充を図ります。
2.運動や
運動や口腔ケアに
口腔ケアに対
ケアに対する健康
する健康づくり
健康づくり活動支援
づくり活動支援
(1)二次予防事業対象者介護予防ケアマネジメント
二次予防事業対象者介護予防ケアマネジメント事業
ケアマネジメント事業(
事業(地域包括支援課)
地域包括支援課)
二次予防事業対象者が要介護(支援)状態になることを予防するため,その心身の状
況等に応じて,対象者自らの選択(希望)に基づき,地域支援事業における介護予防事
業等への参加など必要な援助を行っています。
【今後の方針】
状態が改善し二次予防事業対象者ではなくなった方の支援のため,一次予防事業対象
者介護予防事業との連携を図っていきます。また,対象者の増加が予想されるため,対
象者が増えてもきめ細かいケアマネジメントに努めます。
(2)二次予防事業対象者介護予防事業(
二次予防事業対象者介護予防事業(地域包括支援課)
地域包括支援課)
二次予防事業対象者が要介護(支援)状態になることを予防するため,その心身の状
況に応じて,対象者自らの選択に基づき,介護予防事業の参加など必要な援助を行って
います。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
参加者数
297
338
293
500
525
550
【今後の方針】
制度改正により対象者の増加が予想されるため,さらなる周知を行い参加者の拡充を
図ります。また,事業量を増やすとともに,介護予防の効果が高いプログラムの開発や
対象者が地域交流センターなどの身近な場所で開催するなど参加しやすい環境づくり
に努めます。
50
パブリックコメント資料
(3)一次予防事業対象者介護予防事業(
一次予防事業対象者介護予防事業(健康増進課)
健康増進課)
健康教育事業では,高齢者が健康維持・生活意欲を高めていくために出前体操教室を
開催しています。
出前体操教室は,インストラクターや保健師,シルバーリハビリ体操指導士が,それ
ぞれの地域へ出向き依頼された団体に運動を実施しています。
また,健康増進施設(いきいきプラザ)では,転倒予防を目的とした75歳からのい
きいき運動教室を実施しています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
参加者数
16,
16,669
20,623
20,623
30,775
0,775
40,000
45,000
50,000
【今後の方針】
シルバーリハビリ体操指導士の養成と指導士活動を活性化し,地域に出向いた運動習
慣づくりに努めます。また,運動普及推進員の活動活性化及び,また,後期高齢者を対
象とした75歳からのいきいき運動教室の拡充に努めます。
(4)ICT(
)ICT(情報通信技術)
情報通信技術)高齢者いきいき
高齢者いきいき健康
いきいき健康アップ
健康アップ事業
アップ事業(
事業(高齢福祉課)
高齢福祉課)
住み慣れた地域で,いつまでも健康で,できる限り自立した生活を送ることができる
よう,活動量計(高機能万歩計)を身に着けて歩くことで,運動を習慣化し,介護予防
と健康づくりを推進します。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
参加者数
-
-
235
400
500
600
【今後の方針】
参加者の拡大を図るため周知に努めます。また,活動データや体力測定等の結果の数
値から効果を検証していきます。
51
パブリックコメント資料
3.介護予防・
介護予防・日常生活支援総合事業の
日常生活支援総合事業の推進
(1)介護予防・
介護予防・生活支援サービス
生活支援サービス事業
サービス事業
要支援認定を受けた方,基本チェックリストにより事業対象に該当した方が対象とな
ります。
介護予防・生活支援サービス事業のサービスには「訪問型・通所型サービス」と配食・
見守りなどの「その他の生活支援サービス」が含まれます。
①訪問型・
訪問型・通所型サービス
通所型サービス
訪問型・通所型サービスは,現行の予防給付に相当するものと,それ以外の多様なサ
ービスからなり,多様なサービスについては,①緩和した基準によるサービスと,②住
民主体による支援,③保健・医療の専門職が短期集中で行うサービス,④移動支援など
が想定されています。
②その他
その他の生活支援サービス
生活支援サービス
その他の生活支援サービスは,①栄養改善を目的とした配食や,②住民ボランティア
等が行う見守り,③訪問型サービス,通所型サービスに準じる自立支援に資する生活支
援(訪問型サービス・通所型サービスの一体的提供等)などが想定されています。
(2)一般介護予防事業
すべての高齢者(第1号被保険者),またその支援のために活動に関わる方が対象と
なります。
一般介護予防事業には,①介護予防事業対象者の把握事業や,②介護要望普及啓発事
業,③地域介護予防活動支援事業,④一般介護予防事業評価事業,⑤地域リハビリテー
ション活動支援事業などのサービスが含まれます。
52
パブリックコメント資料
第2節〈重点施策2
重点施策2〉
高齢者の
齢者の生きがいづくりと社会参加
きがいづくりと社会参加の
社会参加の推進
≪基本方針≫
基本方針≫
60 歳代,70 歳代の高齢者は元気な人が多く,機会があれば就労したいという意欲
のある人も少なくありません。高齢者の所得の確保や生きがいづくりのみでなく,地域
の活性化という面からも,就労やボランティア活動への参加など,高齢者のニーズに応
じて活躍できる環境づくりが求められています。
就労については,シルバー人材センターを中心に,高齢者が若い時に培った技術や知
識を生かした仕事の確保を促進します。シルバークラブやふれあいサロン,いきいきサ
ロンなどの趣味・ボランティア活動は,生きがい対策として重要であることから,さら
なる充実に努めます。
ボランティア活動等については,今後は高齢者の社会参加をより一層推進することを
通じて,元気な高齢者がシルバーボランティアとして,生活支援の担い手として活躍す
ることも期待されており,高齢者の参加の促進を図っていきます。
また,アンケート調査では,市の高齢者の「自治会・町内会」への参加の割合は約
40%となっていますが,こうした地縁による結びつきは,住み慣れた地域で支えあっ
て暮らしていくために,今後ますます重要な役割を果たしていくものと考えられること
から,自治会(区会)・町内会への参加の拡充と地域の実情,ニーズにあった各種事業
の展開を図ります。
≪具体的施策の
具体的施策の展開≫
展開≫
1.社会活動の
社会活動の支援
(1)シルバークラブ育成事業
シルバークラブ育成事業(
高齢福祉課・社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
育成事業(高齢福祉課・
シルバークラブは,原則 60 歳以上の方であれば加入できます。単位クラブでは,地
域での仲間づくり,健康保持・増進,知識や経験を生かした新しい能力の発揮,社会活
動への参画と貢献などいきいきとした高齢期の生活づくりを支援しています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
クラブ数
クラブ数
170
170
164
150
140
140
140
会員数
8,289
8,289
8,002
8,002
7,377
7,000
7,000
7,000
【今後の方針】
シルバークラブ会員の高齢化に伴い,若手会員の加入促進や魅力あるクラブ活動につ
ながるような活動メニューを広げる取り組みに努め,新しい生きがいの発見につながる
機会として高齢者が自主的に運営できるよう支援していきます。
53
パブリックコメント資料
(2)いきいきサロン(
いきいきサロン(高齢福祉課・
高齢福祉課・社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
概ね60歳以上の方を対象に社会参加の促進と生きがいを高めるため,老人福祉セン
ター等6会場で歌,体操,絵手紙制作などの講座を開催しています。
また,交通手段がないため,参加できない方々を対象に出前講座を実施しています。
さらに日頃の成果を発揮する場として,作品展示会や発表会を行っています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
2,128
2,128
2,285
2,285
1,986
2,000
2,050
2,100
【今後の方針】
講座及び参加者が固定化している傾向があるため,参加状況を見ながら新分野の講座
開設を行い周知に努めます。また,会場ごとの講座開設状況についても見直しを行い,
事業の拡充に努めます。
(3)ふれあいサロン事業
ふれあいサロン事業(
事業(社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
社会福祉協議会に地域のサロンとして登録している活動団体に,活動費の助成,保険
への加入手続き,保険料の助成,機材の貸し出し,情報交換会や研修の開催,情報提供
などの支援を行うことにより,地域の関係づくりや閉じこもりの防止など地域の誰もが
安心して暮らせるまちづくりを図っています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用団体数
42
45
52
59
62
65
【今後の方針】
現在49か所で開催されており,今後は地域の関係づくりとともに要援護者の見守り
といった意味も持ち合わせ,継続した支援を展開していきます。
また,高齢者人口等に対し開設数が少ない地域においては,新規開設に向け重点的な
取り組みをしていきます。
(4)いばらきねんりんスポーツ大会
いばらきねんりんスポーツ大会(
大会(高齢福祉課・
高齢福祉課・社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
高齢者が自らの生きがいや健康増進を目的に,様々なスポーツ活動に取り組んでいま
す。市では,上部大会である「いばらきねんりんスポーツ大会」の予選会として,ゲー
トボール・クロッケー・グラウンドゴルフ・ペタンク・輪投げの愛好者の親睦と交流を
兼ねて「つくば市大会」を実施しています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
参加者数
360
358
428
450
475
500
54
パブリックコメント資料
【今後の方針】
種目によって,全国大会につながる大会でありますが,主目的である「親睦と交流」
を忘れず,大会を通じてスポーツを楽しむことを支援し,今後もより多くのチームに参
加してもらえるよう周知し,多くの機会を提供していきます。
(5)おひさまサンサン生
おひさまサンサン生き生きまつり(
きまつり(高齢福祉課・
高齢福祉課・障害福祉課・
障害福祉課・社会福祉協
議会)
議会
)
高齢者が心豊かで健康な生活を送るためには,体を動かすことは不可欠です。
市では高齢者の身近なスポーツ活動を支援するとともに,高齢者を対象とした運動会
として「高齢者生き生きまつり」と障害児者を対象とした「おひさまサンサンフェステ
ィバル」を合同開催し,高齢者と障害児者の相互交流を行っています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
参加者数
1,800
1,800
1,327
1,800
1,800
1,800
【今後の方針】
2,000 名近くが参加するイベントなので安全を第一に,今後さらに魅力的な大会に
なるよう内容等に工夫を凝らし楽しめるような運営に努めていきます。
(6)茨城県健康
茨城県健康福祉祭
健康福祉祭わくわく
福祉祭わくわく美術展
わくわく美術展(
美術展(高齢福祉課)
高齢福祉課)
高齢者の創作による美術作品を展示することにより,高齢者の芸術活動を促すととも
に生きがいや健康づくりを増進するため,毎年茨城県主催で開催される美術展の出品を
市報で募り,出品する作品の搬出入を支援しています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
参加者数
20
20
20
25
25
25
【今後の方針】
情報周知は市報とホームページで行っており,今後も継続的に,より多くの出展者が
出品できるようにして生きがいづくりの芸術活動を推進していきます。
55
パブリックコメント資料
2.高齢者の
高齢者の就労支援
(1)シルバー人材
シルバー人材センター
人材センター(
センター(高齢福祉課)
高齢福祉課)
高齢者が収入を得るためのほか,生きがいのための就労という観点から,健康的な高
齢者が臨時又は短期的な就業の機会を得るための支援をしています。主な請負業務は,
造園業,駐輪場管理,施設管理,スーパーの商品管理,襖・障子張り,リフォーム,家
事援助サービス,自転車修理,販売事業などです。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
4,768
4,768
4,918
5,237
5,237
5,400
5,500
5,600
【今後の方針】
多くの高齢者が気軽に入会し,公平な就業の機会を提供できるよう事業展開を行いま
す。また,技能強化と資格取得ができるような講習会を開催して会員のレベルアップを
図り,市民からの様々なニーズに応えられるよう努めます。さらに,就業先の開拓や会
員の接遇等マナー資質の向上を図ります。
3.ボランティア活動
ボランティア活動の
活動の支援
(1)地域福祉推進事業(
地域福祉推進事業(社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
社会福祉協議会に委託をし,ボランティアの促進を図るため,ボランティアセンター
を拠点としてボランティアの登録,広報,啓発,斡旋,情報の収集や提供を行い,活動
のネットワーク化を推進しています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
登録者数
5,191
6,383
6,476
6,000
6,000
6,100
6,100
6,200
6,200
【今後の方針】
高齢者が参加しやすいボランティアのニーズ把握や情報収集・提供を積極的に進める
とともに,ボランティアの需給調整(マッチング)を行い,ボランティアの育成・普及
を図ります。ボランティア活動の基盤整備として,ボランティア紹介冊子の発行,ボラ
ンティア機材の貸し出しやボランティア保険,活動資金助成なども進めてきます。
56
パブリックコメント資料
第3節〈重点施策3
重点施策3〉
ひとり暮
ひとり暮らし高齢者
らし高齢者・
高齢者・高齢者世帯への
高齢者世帯への支援
への支援の
支援の充実
≪基本方針≫
基本方針≫
高齢者人口の増加に伴い,ひとり暮らし高齢者や高齢者夫婦のみの世帯の増加が予想
されます。近年では,高齢者の孤立死も大きな社会問題となっていますが,こうした高
齢者世帯では,突然の発病やけが,災害等の発生に対して脆弱である場合が多く,定期
的な見守りやサポートが不可欠です。
ひとり暮らしや日中独居等の高齢者が,住み慣れた家で生活し続けられるように,ご
み出しや買い物などの日常の生活支援サービスの充実を図るとともに,突然の発病など
に備えて定期的な見守り,安否確認サービスの強化に努めます。
また,認知症などにより,判断能力が低下したひとり暮らし高齢者等の財産管理や福
祉サービス利用の契約行為等の権利を擁護するために,成年後見に関する説明会・相談
会の充実を図ります。
また,病院への移動が困難な方に対して外出時の移動手段の確保,買い物に行くこと
が困難な地域の高齢者への対策を検討します。
大規模災害等の発生に際しても,自力避難が困難な高齢者や障害者などに対して,安
否確認など必要な支援ができるよう,日頃からの支えあいの取組に対する支援を充実し
ていきます。
≪具体的施策の
具体的施策の展開≫
展開≫
1.日常生活に
日常生活に必要なサービスの
必要なサービスの充実
なサービスの充実
(1)布団丸洗い
布団丸洗い乾燥事業(
乾燥事業(高齢福祉課)
高齢福祉課)
掛布団,毛布,敷布団の各1枚ずつを丸洗い乾燥し,健康維持を図ります。代わりの
布団がない場合は,貸し出しも行っています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
648
811
918
950
1,000
1,050
【今後の方針】
ひとり暮らし及び高齢者世帯は増加傾向であるため,健康維持に寄与するため,今後
もサービスの利用促進を図ります。
57
パブリックコメント資料
(2)つくば市高齢者日常生活支援事業
つくば市高齢者日常生活支援事業(
市高齢者日常生活支援事業(すけっとくん)(
すけっとくん)(高齢福祉課
)(高齢福祉課)
高齢福祉課)
75歳以上のひとり暮らし及び高齢者世帯に対して,日常生活を送る上で自ら行うこ
とが困難な軽作業(部屋の掃除・窓ふき・電球の交換等)をシルバー人材センターに依
頼した際にかかる費用の一部を助成します。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
337
379
458
570
610
650
【今後の方針】
これまでの経過内容を踏まえ,介護サービス事業所と調整をとりながら,利用しやす
い事業になるよう努めます。
2.ひとり暮
ひとり暮らし・
らし・高齢者世帯の
高齢者世帯の見守りの
見守りの充実
りの充実
(1)緊急通報システム
緊急通報システム事業
システム事業(
事業(高齢福祉課)
高齢福祉課)
ひとり暮らし等の高齢者の日常生活での健康不安を解消するため,ペンダント型無線
発信機や緊急通報機器一式を貸与し,24時間体調不良時に,有資格者との電話相談が
できます。また,急病等緊急時に迅速かつ適切な対応を図っています。利用できる方は,
概ね65歳以上で病弱又は,身体障害のある方です。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
261
260
243
280
285
290
【今後の方針】
高齢者が安心して生活を続けるためにも,事業継続に努める一方で,より利用しやす
い運営形態を目指します。
(2)愛の定期便事業(
定期便事業(高齢福祉課)
高齢福祉課)
ひとり暮らしの高齢者に対して乳製品を配布することで,安否確認・健康維持・孤独
感の解消を図っています。市に協力を申し出た近くの乳製品取扱事業者が配達していま
す。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
119
114
115
100
100
100
【今後の方針】
今後も,協力店の協力が継続的に得られるような方策等について検討します。
58
パブリックコメント資料
(3)つくば市宅配食事
つくば市宅配食事サー
市宅配食事サービス
サービス事業
ビス事業(
事業(高齢福祉課)
高齢福祉課)
食事を調理することが困難なひとり暮らし高齢者等に対して,委託業者が栄養計算し
た高齢者向けのお弁当を調理して,利用者の希望に応じ夕食を届けることにより,安否
確認と健康維持を図っています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
190
191
191
264
280
290
300
【今後の方針】
様々なニーズに対応できるよう検討します。
(4)ふれあい型食事
ふれあい型食事サービス
型食事サービス事業
サービス事業(
事業(社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
市内に居住する65歳以上のひとり暮らし高齢者のうち,定期的な訪問が必要と思わ
れる高齢者世帯,日中一人でいる高齢者を対象にボランティアの手作り昼食(弁当)を
民生委員が配達することにより,地域住民とふれあう機会をつくり,見守り活動や生活
支援へとつなげています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
延べ利用者数
4,105
4,105
4,278
4,278
4,114
4,114
4,200
4,200
4,200
【今後の方針】
これまでの旧町村単位6地区での実施方法を見直し,今後は地域見守りネットワーク
事業の一環として,小学校区や区会などの小地域で住民による自主的な食事サービスが
展開されるようになることをめざし,その推進方策を検討していきます。
(5)高齢者福祉タクシー
高齢者福祉タクシー利用料金助成事業
タクシー利用料金助成事業(
利用料金助成事業(高齢福祉課)
高齢福祉課)
65歳以上のひとり暮らし高齢者又70歳以上の高齢者世帯,市民税非課税世帯に属
する70歳以上の高齢者が,外出するためのタクシー料金の初乗り料金を助成します。
利用券は,市に協力を申し出ている会社のタクシーを利用した時に使用できます。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
1,285
1,285
1,306
1,306
1,350
1,600
1,600
1,650
1,650
1,700
1,700
【今後の方針】
類似事業である乗合タクシー「つくタク」と重複しないように住み分けていきます。
59
パブリックコメント資料
(6)養護老人ホーム
養護老人ホーム入所措置
ホーム入所措置(
入所措置(高齢福祉課)
高齢福祉課)
環境上の理由及び経済的理由により居宅において養護を受けることが困難な高齢者
で,入所の判定が妥当であると認められた場合に,養護老人ホームへの入所手続きを進
めています。入所の判定は,入所判定委員会を開催しています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
4
5
5
5
5
5
【今後の方針】
利用者は少なくなっていますが,新たな利用者が現れても速やかに対応できるような
業務体制の維持に努めます。
(7)資金等貸付事業(
資金等貸付事業(社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
経済的な困窮を含めた深刻な生活課題に関しては,地域包括支援センターなどとの連
携のもとに,社会福祉協議会の「小口資金貸付事業」で次の収入までのつなぎ資金とし
て貸付を行い,所持金もわずかな世帯等に関しては,「生活困窮者援助物資支給事業」
により,食料等の物資を支給することにより支援を行います。
【今後の方針】
資金の貸付や必要な援助を行うことにより,当該世帯が安定した生活が送れるよう,
利用相談援助を行い,適切な対応に努めていきます。
60
パブリックコメント資料
第5章 介護者と在宅介護の支援
基本視点Ⅱ
基本視点Ⅱ 介護者の
介護者の介護する
介護する力
する力を支えます
高齢者が要介護状態になっても住み慣れた自宅で生活し続けるには,地域による見守
り支援や介護保険サービスなど公的サービスによる支援といった重層的な支援体制が
必要とされます。そのため,介護保険サービスや市の福祉サービスを積極的に利用でき
るよう,経済的支援などの利用支援を充実させるとともに,介護サービスの提供基盤の
充実やサービスの質の向上に取り組み,必要とするサービスが利用しやすい環境の構築
を図ります。
また,要介護高齢者が在宅生活を続けるにあたって重要となる家族介護者について,
介護の負担を少しでも軽減し介護し続けられるよう,精神面のサポートや一時的な息抜
きの場,交流の場などの支援を充実させるとともに,介護サービス事業所と連携して,
家族の支援も実施できるよう努めます。
要介護者だけでなく,介護者もケアすることで
介護者の“介護する力”を支えます!
在宅介護・家族介護者
要介護認定者
ひとり暮らし高齢者
高齢者のみ世帯
●介護サービス利用の支援
●福祉サービスの充実
●認知症高齢者に対する支援
●家族介護者の支援
つくば市
■介護サービスの提供
■要介護者・介護者のケア
マネジメント
介護サービス提供事業所
●適切な介護サービス事業所の整備の推進
●介護サービスの質の向上
●介護サービス事業所の指導・監査の強化
61
パブリックコメント資料
第1節〈重点施策4
重点施策4〉
在宅介護・
在宅介護・家族介護者の
家族介護者の支援の
支援の充実
≪基本方針≫
基本方針≫
高齢化が進展し在宅の要介護者が増えていく中で,自宅で介護をしている家族介護者
も今後ますます増えていくことが予想されます。アンケート調査では,要介護(支援)
者も家族介護者も「介護サービスを利用しながら自宅で生活をしたい」と希望する方が
多いため,中重度になっても,自宅で生活を続けられるように,在宅介護サービスを利
用しやすいように努めます。
この度の制度改正で,在宅生活支援の要となっている通所介護や訪問介護は,要支援
者向けのサービスが全国一律ではなくなり,市町村の独自裁量となることから,今後は
事業者以外のNPO団体やボランティアも視野に入れたサービス提供体制の充実を図
ります。また,訪問・通所を中心に,特に必要なものとしてアンケート調査で一番要望
が多い「緊急時の短期入所サービス」について,医師やケアマネジャー,事業者間のネ
ットワークを強化するとともに,利用しやすい環境づくりを検討します。
家族介護者については,アンケート調査から多くが心身両面での負担を感じており,
家族介護者が自分の時間を確保したり,ストレスを溜め込まないよう介護者の負担軽減
を図っていく必要があります。介護者の負担軽減のために,家族介護者の交流や医療・
介護専門職等及び介護経験者への相談などネットワークの支援によるサポートをする
とともに,在宅介護支援センターを中心とした家族介護教室等の取り組みを充実します。
また,介護休業制度を介護者や企業に対して啓発し,制度を利用しやすい環境づくりを
推進します。
そのほか,要介護者の状態や介護の状況にあった福祉用具の購入や住宅の改修により,
介護の負担をできるだけ少なくするよう促すとともに,将来的には,介護現場における
ロボット技術の導入と活用についても検討していきます。
≪具体的施策の
具体的施策の展開≫
展開≫
1.在宅福祉サービスの
在宅福祉サービスの充実
サービスの充実
(1)あん摩
あん摩・マッサージ・
・マッサージ・指圧
びきゅう施術助成事業(
高齢福祉課)
サージ・指圧・はり
指圧・はり及
・はり及びきゅう施術助成事業
施術助成事業(高齢福祉課)
在宅の70歳以上の高齢者に対して,あん摩・マッサージ・指圧・はり及びきゅうの
施術を受ける際,その費用の一部を助成しています。市に協力申し出をしている施術院
で利用できます。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
647
686
690
700
710
720
【今後の方針】
利用者が多く安定していますが,より多くの市民が利用できるように事業の周知に努
めます。
62
パブリックコメント資料
(2)ねたきり高齢者理美容助成事業
ねたきり高齢者理美容助成事業(
高齢者理美容助成事業(高齢福祉課
高齢福祉課)
福祉課)
理容所又は美容院に行けない寝たきりの高齢者が,家で理容又は美容を受ける場合の
料金の一部を助成します。助成券は,市に協力申し出をしている理容所又は美容院で利
用できます。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
140
140
152
160
160
160
【今後の方針】
県や県社会福祉協議会の動向について配慮しながら,事業の在り方について研究し事
業の改廃について検討します。
2.家族介護者の
家族介護者の支援
(1)在宅要介護高齢者等紙おむつ
在宅要介護高齢者等紙おむつ購入費助成事業
おむつ購入費助成事業(
購入費助成事業(高齢福祉課)
高齢福祉課)
在宅の65歳以上の高齢者で,要介護1~5の認定を受けている方が,日常生活上常
時おむつを使用している場合,紙おむつと尿取りパットの購入費用の一部を助成します。
助成券は,市に協力申し出をしている紙おむつ取扱店で利用できます。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
1,748
1,748
1,873
1,873
2,046
2,500
2,650
2,800
【今後の方針】
利用者は,年々増加傾向にあります。また,介護保険制度改正による在宅介護への転
換は,本事業のニーズをさらに高めるものと考えられることから,利用者の需要を考慮
した支給内容・方法について検討します。
(2)家族介護者交流事業(
家族介護者交流事業(高齢福祉課・
高齢福祉課・社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
在宅で,寝たきりや認知症の高齢者を抱える家族等に対し,介護者の負担軽減及び精
神的慰労に資するため,日帰り旅行等を実施し,心身の元気回復,介護者相互の交流及
び親睦を図っています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
59
44
24
30
35
40
【今後の方針】
在宅介護支援センターの定例会やつくば市居宅介護支援事業所連絡会において事業
への協力を働きかけ,介護者の相談の場など身近で交流できる事業を検討し,内容の充
実に努めます。
63
パブリックコメント資料
(3)はいかい高齢者家族支援
はいかい高齢者家族支援サービス
高齢者家族支援サービス事業
サービス事業(
事業(高齢福祉課)
高齢福祉課)
はいかい行動のみられる認知症の高齢者を介護している家族に対して,位置情報端末
機及び付属品の貸与並びに位置情報等の提供を行い,はいかい高齢者の保護を支援して
います。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
4
3
4
9
9
9
【今後の方針】
今後,認知症高齢者の増加に伴い,はいかい高齢者が増加すると考えられます。多く
の方に利用していただくために事業の周知,普及に努めます。
64
パブリックコメント資料
第2節〈重点施策5
重点施策5〉
介護サービス
介護サービス事業所
サービス事業所の
事業所の整備・
整備・質の向上
≪基本方針≫
基本方針≫
日常生活圏域ごとに,認知度や自立度など要介護者のニーズに合った居宅・施設・地
域密着型サービス事業所を介護保険事業計画に基づいて整備を進めます。
また,介護サービスの質の向上を図るため,認定調査・認定審査会の適正化,ケアプ
ランのチェック,福祉用具購入・住宅改修の現地確認,医療情報との付き合わせ,介護
サービス事業所の指導及び監査など引き続き促進します。
ケアマネジャーに対しては,さらなる質の向上を図るため研修や事例検討会の開催な
どを推進します。
介護保険制度の施行後,介護職員数は 10 年間で倍以上となり,団塊の世代が全て
75 歳以上となる平成 37 年には,介護職員は更に 1.5 倍以上必要と推計されています
(厚生労働省資料による)。このため,介護人材を持続的に確保していくことが大きな
課題となっており,今後高齢化が進む本市においても,地域包括システム及び介護を持
続的にしていくための人材の育成・確保に努めていきます。
≪具体的施策の
具体的施策の展開≫
展開≫
1.適切な
適切な介護サービス
介護サービス事業
サービス事業所
事業所の整備の
整備の推進
(1)介護事業所・
介護事業所・施設の
施設の整備
介護保険事業計画に基づいて,必要な介護事業所・施設を整備していきます。
2.介護サービスの
介護サービスの質
サービスの質の向上
(1)要介護(
要介護(支援)
支援)認定の
認定の適正化(
適正化(介護保険課)
介護保険課)
介護保険制度における要介護(支援)認定について,全国一律の基準に基づき,客観
的かつ公平・公正に行わなければなりません。サービスを必要とする被保険者を認定す
るために,適正な認定調査,認定審査会における適正な審査判定を徹底していく必要が
あります。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
チェック数
チェック数
5,844
5,476
5,709
5,900
6,000
6,100
【今後の方針】
認定調査票の記載内容の事前確認,テキストに則り,公平公正な判定に努めるととも
に,合議体間の均一を図ることにより,一次判定から二次判定の介護度変更率の格差是
正を行い,県の研修に参加するとともに,合議体長会議及び市独自の認定審査員研修を
行い,最新の情報を提供し資質の向上に努めます。
65
パブリックコメント資料
(2)ケアマネジメント等
ケアマネジメント等の適正化(
適正化(介護保険課)
介護保険課)
ケアマネジメント等は,要介護(支援)者の人格を尊重し,尊厳と自立を支えるとい
う観点から行わなければなりません。そのため,一部の社会的倫理観のない事業者が不
必要な過剰なサービスの提供や利用者の自立を考えない画一的なサービスの提供を行
う行為に対して,指導し改善するよう努めています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
チェック数
チェック数
29
15
16
30
30
30
【今後の方針】
利用者の自立支援に資するケアプランであるかに着目し,ケアプランの質的向上を目
的としたケアプランチェックと住宅改修や福祉用具購入について,事前・事後調査をす
ることによって適正な給付になっているか点検します。
(3)事業者のサービス
事業者のサービス提供体制及
のサービス提供体制及び
提供体制及び介護報酬請求の
介護報酬請求の適正化(
適正化(介護保険課)
介護保険課)
事業者のサービス提供体制及び介護報酬請求の適正化について,県,市,国保連が一
層連携して,すべての事業者がルールを順守したサービス提供及び介護報酬の請求がで
きるように支援及び指導しています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
修正数
19
28
30
50
50
50
【今後の方針】
国保連介護給付適正化システムを活用して,医療情報との付き合わせ及び軽度者の福
祉用具貸与などの縦覧点検を行い過誤調整に努めるとともに,受給者に対して介護給付
費通知を行い,サービス内容の自己チェックをして架空請求や過剰請求の発見に努めま
す。
(4)介護人材の
介護人材の確保に
確保に向けた取組
けた取組の
取組の推進
介護人材を持続的に確保していくためには,きめ細かいマッチング強化,介護のイメ
ージアップ等による若年層へのアピールなどの参入促進,キャリアパスの確立等による
資質の向上,介護職員の処遇改善等の環境改善を一体的に行っていくことが重要とされ
ています。
【今後の方針】
本市における地域包括システム及び良質な介護サービスを持続的に確保していくた
めに,市職員を含めた多様な人材の参加を促進,資質の向上,雇用環境の改善に努めて
いくとともに,担い手の育成・確保に努めます。
学校教育の場においては,市独自の教育課程「つくばスタイル科」のキャリア教育の
中で,介護保険施設などの職場体験等をとおして,児童生徒の福祉介護分野の関心・理
解を深めていきます。
66
パブリックコメント資料
3.介護サービス
介護サービス事業
サービス事業所
事業所の指導・
指導・監査の強化
(1)介護サービス
介護サービス事業所
サービス事業所の
事業所の指導及び
指導及び監査(
監査(社会福祉課)
社会福祉課)
平成 25 年4月 1 日から,茨城県より,介護保険法等の事業認可等に関する権限がつ
くば市に移譲されたため,市内の介護サービス事業所に対し,
「介護給付等対象サービス」
の質の確保及び保険給付の適正化を図ることを目的として,介護保険法24 条及び関係法令
等の規定に基づき,指導及び監査を実施します。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
監査数
5
4
10
40
40
40
【今後の方針】
市内の介護サービス事業所に対し,継続して指導及び監査を行い,法令・指定基準等
の違反,介護報酬の不正請求又は不適切な介護サービスの提供が明らかな場合には,介
護保険制度への信頼維持及び利用者保護の観点から,厳正に対応します。
67
パブリックコメント資料
第6章
地域包括ケアシステムと認知症支援
基本視点Ⅲ
基本視点Ⅲ 地域で
地域で高齢者の
高齢者の生活を
生活を支えます
国においては,団塊の世代が 75 歳以上となり,疾病や要介護状態にある高齢者数が
大きく増加することが予想される平成 37 年を目標年度とした
「地域包括ケアシステム」
の完成に向けた取組が進められています。本市では,地域コミュニティ(自助・互助・
共助)の連携強化と介護・福祉・保健サービス等(公助)の支援の充実など重層的な支
援体制で,地域福祉を推進し地域包括ケアシステムを構築することが必要です。
本市には,7つの日常生活圏域があり,各圏域の在宅介護支援センターが高齢者の身
近な相談場所や情報発信機関としての役割を担っていますが,さらなる市民周知に努め,
利用促進を図ります。
また,より専門的な相談や事例に対応するため,市や地域包括支援センターは地域の
医療・福祉・介護の他職種との連携を強化します。
また,より身近な地域の対応が必要とされる災害時の対応力を強化するため,災害ボ
ランティアの育成配置を進めるとともに,介護施設等の災害時の対応力を高め,要介護
認定者等利用者の安全を確保し,かつ,災害時の避難拠点として機能するよう耐震整備
の促進等,必要な対策を進めます。
さらに,高齢者の住まい,バリアフリー,権利擁護,消費者トラブルなどに対応し,
高齢者の安全・安心を確保するため,庁内外の部署・機関との連携を強化します。
支援が必要な高齢者
市が一丸となって高齢者の生活を支えます!
医療機関
介護家族
地域
社会福祉
会福祉
協議会
協議
会
つくば市
つくば市
介護サービス
提供事業所
地域包括
支援センタ
支援センター
センター
“互助・
互助・共助”
共助”の連携
在宅介護
在宅介護
支援センター
支援センター
…連携・支援・情報共有
ボランティア
…支援・相談・情報提供
“公助”
公助”の連携
68
パブリックコメント資料
第1節〈重点施策6
重点施策6〉
地域包括ケアシステムの
地域包括ケアシステムの推進
ケアシステムの推進
≪基本方針≫
基本方針≫
地域包括ケアシステムの構築にあたっては,地域の実情に応じて,高齢者が可能な限
り住み慣れた地域でその有する能力に応じて自立した日常生活を営むことができるよ
う,医療,介護,介護予防,住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される
体制づくりが求められています。
本市においても,引き続き,地域住民に対する保健サービス(健康づくり),医療サ
ービス及び在宅ケア,リハビリテーション等の介護を含む福祉サービスを一体的,体系
的に提供する地域包括ケアシステムの構築に向け,ソフト(事業)面である保健,医療,
福祉・介護の連携と,ハード面である施設整備を推進します。
医療の面では,病院医と近所の診療所医などを含む複数のかかりつけ医を持つことを
勧めることにより,医療機関の機能分担に応じた受診を推進し,身近なかかりつけ医に
よる高齢者の身体状況や生活情報の把握に努め,それらの情報提供による的確な主治医
意見書により,適正な介護認定審査が実施されるよう努めます。
また,市民が必要なときに必要なサービスを利用できるためには,常に的確な情報が
提供され,十分に相談が受けられることが条件となります。そのため,健康や生きがい,
就労などの日常生活の問題から介護・保健・福祉サービスについて情報提供や相談体制
を充実します。
さらに,地域に密着した相談や地域ケア会議の開催,高齢者虐待への対応など,困難
事例の相談窓口として地域包括支援センターや在宅介護支援センターの周知と充実を
図るとともに,ケアマネジャーに対しては,国や県からの最新情報を早く提供すること
に努めます。
≪具体的施策の
具体的施策の展開≫
展開≫
1.包括支援
包括支援セ
支援センター・在宅介護支援
ー・在宅介護支援セ
在宅介護支援センターの充実
ーの充実
(1)地域包括支援センターの
地域包括支援センターの運営体制
センターの運営体制(
運営体制(地域包括支援課)
地域包括支援課)
市では,情報の共有と支援方針の統一を図るため,平成23年度より直営の1か所で
地域包括支援センターを運営しています。
在宅介護支援センターについては,高齢者が住み慣れた地域で,安全で安心して暮ら
していくために,在宅の要介護者,要介護となるおそれのある高齢者やそのご家族に対
し,在宅介護等に関する総合的な相談を行うとともに,地域で支援を必要とするひとり
暮らし高齢者や高齢者世帯の実態把握など,地域包括支援センターの補完的役割を担う
機関(ブランチ)として,市内 10 か所の社会福祉法人や医療法人等に委託しています。
また,地域包括支援センターの公正・中立な運営を確保するため,有識者,事業者か
らなる地域包括支援センター運営協議会を設置しています。
69
パブリックコメント資料
【地域包括支援センターの
地域包括支援センターの現組織体制
センターの現組織体制】
現組織体制】
地域包括支援課
地域包括支援センター運営協議会
地域包括支援センター
<在宅介護支援センター>
ブランチ委託
医療法人恵仁会老人保健施設
財団法人筑波麓仁会老人保健施設
アレーテルつくば
そよかぜ
医療法人社団桜水会老人保健施設
社会福祉法人筑南会特別養護
豊浦
老人ホーム新つくばホーム
医療法人社団健佑会老人保健施設
医療法人社団桜水会
つくばリハビリテーションセンター
筑波病院
医療法人社団筑波記念会
社会福祉法人勘翁慈温会
筑波記念病院
特別養護老人ホームつくばの杜
社会福祉法人豊里園
社会福祉法人愛信会
特別養護老人ホーム美健荘
特別養護老人ホームくきの里
(2)包括的継続的ケアマネジメント
包括的継続的ケアマネジメント支援事業
ケアマネジメント支援事業(
支援事業(地域包括支援課)
地域包括支援課)
地域包括ケアネットワークを活用しながら,在宅医療介護連携事業の推進に努め,介
護支援専門員,主治医をはじめ地域のさまざまな関係者が連携・協働することで,保健・
医療・福祉・その他の生活支援サービスなどを含め,地域におけるさまざまな資源を活
用し,途切れることなく,施設・在宅を通じた地域における生活を支援しています。
また,二次予防高齢者の介護予防ケアマネジメント,要支援認定者の介護予防支援及
び介護給付におけるケアマネジメントとの相互の連携を図ることにより,個々の高齢者
の状況や変化に応じた包括的・継続的なケアマネジメントを行っています。
【今後の方針】
包括的継続的な支援を維持するため,今後も居宅介護支援事業所の介護支援専門員と
のネットワークの充実と実践力向上を推進します。
また,つくば市内の居宅介護支援事業所等で活動している主任介護支援専門員のネッ
トワークの充実を図り,地域包括支援センターと連携し,地域包括ケア推進へ協働支援
体制を築きます。
介護予防ケアマネジメントに基づき,新たに総合事業(介護予防・生活支援サービス
事業及び一般介護予防事業)のサービスと介護予防給付のサービス(要支援者のみ)を
組み合わせを行います。
70
パブリックコメント資料
(3)地域見守りネットワーク
地域見守りネットワーク事業
りネットワーク事業(
事業(社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
住み慣れた地域で誰もが安心して暮らし続けられるように,地域住民による助け合い
活動や支えあい活動を推進し,地域住民が行政・民間事業所及び福祉関係者と協力,連
携しながら,見守りが必要な方に対し地域で見守る仕組みづくりを進めています。
①近隣住民によるさりげない見守り活動,②気になる方への「見守りチームづくり」,
③孤立した要援護者の発見と報告,これら3つの役割を柱とし,この活動を支援する地
域の組織づくりも同時に推進しています。
【今後の方針】
全小学校区で事業説明会や地域見守りネットワーク会議を開催することにより,地域
住民の見守り活動への関心や理解をひろげます。地域の見守り活動から気になる方が出
てきた場合には,近隣住民による見守りチームづくりを進めたり,行政や関係機関と連
携した援助が行われるような地域支援を進めていきます。
2.介護・
介護・福祉サービスの
福祉サービスの情報提供
サービスの情報提供・
情報提供・相談体制の
相談体制の充実
(1)被保険者に
被保険者に対する情報提供
する情報提供
被保険者に対して,要介護(支援)認定方法,サービスの利用手続きや保険料の賦課・
徴収の仕組みなど,介護保険全般に関するわかりやすい情報の提供を広報紙や市民べん
り帳,ホームページを通じて周知しています。
【今後の方針】
高齢者の情報入手手段は,市の刊行物(広報紙等)や回覧を利用されている方が多い
ため,広報紙等の内容の充実と拡充を図ります。また,情報冊子等は,ユニバーサルデ
ザインに配慮した作成に努めます。
(2)出前講座
集会場や地域交流センターなど地域に出向き,希望に沿った福祉に関する講話や福祉
制度の説明等を行うことにより,福祉等への関心を高め,地域福祉活動のきっかけをつ
くるなど市民に対する福祉啓発を行うとともに,地域で行われている福祉活動への支援
を図っています。
【今後の方針】
地域のニーズを捉え,メニューの開発により市民からの依頼に対する体制づくりを行
います。また,積極的に福祉情報を得ることで,地域活動活性化のためのコーディネイ
トも併せて行える体制づくりに努めます。
71
パブリックコメント資料
(3)総合相談支援事業(
総合相談支援事業(地域包括支援課)
地域包括支援課)
地域の高齢者の総合相談窓口として,住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を
継続していくことができるようにするため,どのような支援が必要かを把握して,地域
における適切なサービス,関係機関又は制度の利用につなげる等の支援を行っています。
【今後の方針】
市の相談機関との連携を強化して,情報と支援の方針の共有化を図るとともに,ワン
ストップの総合相談体制の構築を図ります。また,日常生活圏域ごとに関係機関・関係
者による地域包括ケアネットワークを形成します。
(4)介護サービス
介護サービス相談員派遣事業
サービス相談員派遣事業(
相談員派遣事業(介護保険課)
介護保険課)
介護サービス事業所に相談員を派遣することにより,利用者からの苦情や相談に応じ
介護サービスの向上を図っています。介護サービス事業所に対する苦情等が発生した後,
事後的対処するのではなく主体的に介護サービス事業所に相談員を派遣していくこと
で,問題の軽微な段階での解決を図っています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
事業所数
134
143
161
240
260
280
【今後の方針】
これまで訪問している事業所に加え,認知症対応型共同生活介護事業所など地域密着
型サービス事業所の訪問回数を増やしていきます。また,介護相談員の増員及び事業拡
大を図ります。
72
パブリックコメント資料
第2節〈重点施策7
重点施策7〉
高齢者の
齢者の認知症支援と
認知症支援と権利擁護の
権利擁護の推進
≪基本方針≫
基本方針≫
高齢化の進展とともに増加が予想される認知症高齢者への支援として,市民の認知症
に対する理解を深めるとともに,認知症に対する地域の理解と見守りネットワーク構築
のため,認知症サポーターとキャラバン・メイト(ボランティア)などの認知症高齢者
地域支援体制を推進します。
また,認知症高齢者の増加に適切に対応していくため,認知症本人と家族及び地域・
医療・介護の関係者による認知症ケアパスを確立しながら,早期診断・対応等本人・家
族への支援を実施する体制を構築します。
認知症などにより判断能力が低下した場合でも,住み慣れた地域で安心して生活を継
続することができるよう権利擁護や成年後見の取組を推進します。
介護者の介護疲れやストレス,認知症高齢者の言動の混乱や徘徊などが原因となって,
高齢者の虐待につながる場合もあることから,地域や関係機関と連携し,高齢者とその
家族が地域で孤立しないように見守るとともに,虐待の早期発見,適切な支援に努めま
す。
近年増加している高齢者の消費者被害等を防止するため,地域住民,民生委員,介護
事業者などと連携し,ひとり暮らしや夫婦のみで暮らす高齢者,日中一人になる高齢者
の見守りや相談に努めます。
≪具体的施策の
具体的施策の展開≫
展開≫
1.認知症支援の
認知症支援の充実
(1)認知症サポーター
認知症サポーター養成事業
サポーター養成事業(
養成事業(地域包括支援課)
地域包括支援課)
認知症サポーター養成講座を地域や職域,学校などで開催しています。キャラバンメ
イト(ボランティア)の登録者に対し連絡を行い,協力・連携体制を構築しネットワー
ク化を図っています。また,スキルアップ研修を開催し,講座開設を企画する上でのレ
ベルアップを行っています。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
利用者数
310
870
1,007
750
800
850
【今後の方針】
地区活動を基盤に活動支援と協働により開催を推進していきます。また,徘徊高齢者
に対する支援を強化するため,徘徊 SOS ネットワーク模擬訓練を開催します。企業・
職域・行政・子ども・退職者や高齢者向けに講座の開催をして参加者の幅を広げていき
ます。
73
パブリックコメント資料
(2)徘徊高齢者SOS
徘徊高齢者SOSネットワーク
SOSネットワーク事業
ネットワーク事業(
事業(地域包括支援課)
地域包括支援課)
徘徊のおそれのある認知症高齢者が,行方不明になった場合や行き先が分からなくな
った場合に,地域住民の支援を得て早期に発見できるよう関係機関の支援体制を構築し,
徘徊高齢者の安全と家族等への支援を行います。
【今後の方針】
協力事業者を拡大していき,支援体制をより強化していきます。
(3)認知症ケアパスの
認知症ケアパスの確立
ケアパスの確立(
確立(地域包括支援課)
地域包括支援課)
認知症ケアパスとは,認知症を発症したときから生活機能障害が進行していく中で,
その進行状況にあわせていつ,どこで,どのような医療・介護サービスを受ければよい
のかをあらかじめ標準的に決めておくもので,国においては,地域に応じた認知症ケア
パス(状態に応じた適切なサービス提供の流れ)の作成と普及が推進されています。
【今後の方針】
今後増加が予想される認知症高齢者に適切に対応するため,認知症ケアパスを確立し
ながら,認知症を疑う「早めの気づき」と早期対応,早期診断等本人や家族への支援を
実施する体制を構築していきます。
(4)認知症よろず
認知症よろず相談所
よろず相談所(
相談所(地域包括支援課)
地域包括支援課)
より身近な場所で認知症について相談できるように,市内の地域密着型サービス事業
所であるグループホーム 17 箇所で相談所を開設しています。毎月 15 日に相談日を設
け,認知症の介護方法や認知症の情報等を専門職がお話を伺います。各事業所と相互連
携を図ることでサービスの充実を図っていきます。
【今後の方針】
地域に認知症よろず相談所が浸透し,気軽に相談できる窓口となることで,家族の介
護負担の軽減,適切な対応に繋がるよう,周知活動を推進していきます。
2.高齢者の
高齢者の権利擁護
権利擁護の推進
(1)権利擁
権利擁護事業(
護事業(地域包括支援課)
地域包括支援課)
地域の住民,民生委員,介護支援専門員等の支援だけでは十分に問題が解決できない,
適切なサービス等につながる方法が見つからない等の困難な状況にある高齢者が,地域
において尊厳のある生活を維持し,安心して生活を行うことができるように専門的・継
続的な視点から,高齢者の権利擁護のため必要な支援を行っています。
高齢者虐待の対応では,通報・相談機関として位置づけられ,関係者のネットワーク
を構築して虐待発生の防止,被虐待者の保護,養護者への支援など問題解決に向けた取
り組みを図っています。
【今後の方針】
「高齢者の権利の保持」の視点に立って,警察署・民生委員・医療機関・介護サービ
ス事業所等との連携を図るとともに,虐待防止及び虐待を受けた高齢者の被害の防止や
74
パブリックコメント資料
救済を図るため,成年後見制度の周知・普及を図り,高齢者の権利擁護の体制整備を推
進します。また,養護者の負担軽減のため,養護者に対する相談,指導及び助言を行う
等の養護者支援を行います。
また,介護施設事業所等の従事者に対する研修を実施し,身体拘束の廃止に向けた取
り組みなど介護現場での権利擁護のための取り組みを支援するとともに,今後も必要に
応じて市長申立てによる成年後見制度活用の実施や市民後見(市民後見推進事業)の取
り組みを検討します。
(2)日常生活自
日常生活自立支援事業(
立支援事業(社会福祉協議会)
社会福祉協議会)
認知症高齢者,知的障害者,精神障害者等の方が,地域において自立した生活が送れ
るよう,利用者との契約に基づき,福祉サービスの利用援助等とそれに伴う日常的金銭
管理を支援するものです。
判断能力が不十分な方(認知症高齢者,知的障害者,精神障害者等であって,日常生
活を営むのに必要なサービスを利用するための情報の入手,理解,判断,意思表示を本
人のみでは適切に行うことが困難な方)で,尚且つ本事業の契約の内容について判断し
得る能力を有していると認められる方が対象となります。
【今後の方針】
今後,認知症高齢者等が増加し,日常的な金銭管理等に困難をきたす方が増えること
が予想されるので,その支援が必要な方に対し本事業の情報が伝わるような広報活動を
進めていきます。
(3)高齢者の
高齢者の消費者トラブルの
費者トラブルの防
トラブルの防止
消費生活の安全対策は,住民の暮らしに直接関わる問題であり,高齢者をはじめ住民
全体が正しい認識を持ち,地域でも支えられるように取り組むため,被害救済・相談業
務の充実とともに,消費者教育(学校教育や社会教育との連携),広報紙,パンフレッ
ト等を通じて正しい情報の提供に努めます。
75
パブリックコメント資料
第3節〈重点施策8
重点施策8〉
安全で安心なまちづくりの
安心なまちづくりの推進
なまちづくりの推進
≪基本方針≫
基本方針≫
平成 23 年 10 月の高齢者住まい法の改正により,高齢者の居住の安定を確保するこ
とを目的として,バリアフリー構造等を有し,介護・医療と連携し高齢者を支援するサ
ービスを提供する「サービス付き高齢者向け住宅」の登録制度がスタートしています。
サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームは,茨城県高齢者居住安定確保
計画に基づいて,つくば市民のニーズに合わせてその必要量を「つくば市民のため」に
整備するための指針を明示していきます。
また,併設している介護サービス事業所等により,利用者の意見や身体状況に沿わな
い不適切な介護サービスの提供が行われないよう引き続きチェック体制の強化を図り
ます。
災害対策として,想定を超えた大地震が起こっても対応できるよう,緊急時の連絡体
制と非常食の確保,インフラ設備が停止した場合でも運営できる施設の整備に努めるほ
か,災害時の高齢者の安否確認をできる体制づくりや災害時行動マニュアル等の整備及
び要援護者の避難所となる「民間福祉避難所」の体制強化を推進します。
≪具体的施策の
具体的施策の展開≫
展開≫
1.介護保険
介護保険事業者や
事業者や高齢者向け
高齢者向け住宅等
住宅等の適正化
(1)事業者の
事業者の運営や
運営や施設整備に
施設整備に対しての
してのチェック
チェック体制
ック体制の
体制の強化
高齢者住まい法の改正による「サービス付き高齢者向け住宅」の建設が増加します
が,「サービス付き高齢者向け住宅」を利用したいわゆる「貧困ビジネス」が行われ
ないよう,安全・安心が確保された住環境の整備に向けて,事業者の運営や施設整備
に対してのチェック体制の強化を推進します。
2.災害時の対応の強化
(1)つくば市
つくば市災害時要援護者避難
要援護者避難支援
避難支援個別
支援個別プラン
個別プラン(
プラン(社会福祉課)
社会福祉課)
大規模な自然災害が発生したときに,地域住民が協力し,要援護者の避難誘導や安否
確認等の支援活動が迅速かつ円滑に行われるようにするための登録制度です。
要援護者の近所の方を避難支援者として一緒に登録し,要援護者の心身の状況等支援
に必要な情報を記載した台帳を整備しています。
登録した情報は市及び民生委員・児童委員それぞれで保管し,災害発生時の避難支援
に活用します。
【今後の方針】
引き続き広報紙やホームページ,区会回覧等により制度を周知し,新規該当者等の登
録促進を図ります。
また,民生委員・児童委員の理解・協力を得て,緊急連絡先等の情報を随時更新して
いきます。
76
パブリックコメント資料
(2)介護施設等の
介護施設等の災害対策の
害対策の強化
大地震を想定した介護施設等の耐震対策,非常食の確保の義務付け,緊急時の連絡体
制の整備等を中心に災害対策を整備し,電気・水道などインフラ等が停止した場合でも
対応できる施設整備に努めます。
77
第7章 介護保険事業
第1節 要支援・
要支援・要介護認定者の
要介護認定者の推移と
推移と推計
1.要支援・
要支援・要介護認定者数の
要介護認定者数の推移
市の要支援・要介護認定者数移は,平成 21 年から平成 25 年にかけて 1,161 人(22.9%)
の増加となっています。とくに,要支援1から要介護1の比較的軽度の認定者が顕著に増加して
います。
要支援・要介護度別の認定者数の推移
人
7,000
6,234
5,922
5,631
6,000
671
5,373
668
5,073
615
862
608
5,000
795
542
725
709
985
708
4,000
919
947
929
997
1,296
3,000
1,246
1,178
1,170
1,106
2,000
1,228
1,358
1,200
1,083
960
1,000
655
537
337
563
403
624
491
269
442
407
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
0
要支援1
単位:人
要支援2
平成
21 年
要介護1
平成
22 年
要介護2
平成
23 年
要介護3
平成
24 年
要介護4
平成
25 年
要介護5
H21→H25
増減率
要支援1
269
337
403
442
407
51.3%
要支援2
491
537
563
624
655
33.4%
要介護1
960
1,083
1,200
1,228
1,358
41.5%
要介護2
1,106
1,170
1,178
1,246
1,296
17.2%
要介護3
997
929
947
919
985
▲1.2%
要介護4
708
709
725
795
862
21.8%
要介護5
542
608
615
668
671
23.8%
5,073
5,373
5,631
5,922
6,234
22.9%
89,302
93,221
97,632 102,968 109,346
22.5%
4,773,942 4,980,595 5,203,525 5,460,577 5,762,087
20.7%
つくば市計
茨城県
全国
資料:介護保険事業状況報告(各年9月末現在)
78
2.要支援・
要支援・要介護認定者数の
要介護認定者数の推計
要支援・要介護認定者の見込は,将来の高齢者人口の推計を基に推計した結果,平成 27 年の
6,922 人から,平成 29 年度には 7,636 人と 714 人(10.3%)の増加が見込まれます。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
要支援・要介護認定者数の推計
人
8,000
7,636
7,281
6,922
695
694
691
889
875
6,000
855
1,303
1,223
1,139
4,000
1,565
1,500
1,432
1,755
1,646
1,532
2,000
712
742
689
582
631
688
平成27年
平成28年
平成29年
0
要支援1
要支援2
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
要介護5
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
単位:人
平成 27 年
平成 28 年
平成 29 年
H27→H29
増減率(%)
要支援1
582
631
688
18.2
要支援2
689
712
742
7.7
要介護1
1,532
1,646
1,755
14.5
要介護2
1,432
1,500
1,565
9.2
要介護3
1,139
1,223
1,303
14.4
要介護4
855
875
889
3.9
要介護5
691
694
695
0.6
6,922
7,281
7,636
10.3
つくば市計
79
第2節 居宅サービス
居宅サービス(
サービス(福祉系)
福祉系)の現状,
現状,受給者数の
受給者数の推移と
推移と推計
1.居宅サービス(
サービス(福祉系
福祉系)の現状
居宅サービス(福祉系)の利用状況については,平成 25 年度で,利用人数については訪問
介護で 7~8 割,通所介護が約 9 割と計画値を下回り,訪問入浴介護では 2 割程度計画値を
上回っています。利用回数については,訪問入浴介護と通所介護がほぼ計画値どおりで,訪問
介護は下回り,短期入所生活介護が計画値を超える利用となっています。
平成 24 年度
予防給付
訪問介護
(人数)
(回数)
1,861
8,200
1,818
9,046
2,172
85.7%
9,912
82.7%
193,525
211,710
91.4%
2,568
70.8%
11,556
78.3%
207,289
239,086
86.7%
訪問入浴介護
計画値
執行率
計画値
執行率
実績
通所介護
(人数)
(回数)
介護給付
計画値
執行率
実績
計画値
執行率
0
1,522
1
1,497
96
0.0%
1,224
124.3%
144
0.7%
1,224
122.3%
0
7,565
0
7,514
96
0.0%
7,328
103.2%
144
0.0%
7,348
102.3%
3,557
15,323
3,580
16,430
3,456
102.9%
15,840
96.7%
3,865
92.6%
17,160
95.7%
実績
(回数)
予防給付
実績
実績
(人数)
介護給付
平成 25 年度
計画値
執行率
実績
148,527
163,837
計画値
執行率
150,891
98.4%
163,784
100.0%
短期入所生活介護
実績
85
4,985
64
5,408
(人数)
計画値
執行率
実績
64
132.8%
389
5,076
98.2%
69,441
80
80.0%
324
5,820
92.9%
75,300
(日数)
計画値
執行率
372
104.6%
63,654
109.1%
432
75.0%
70,872
106.2%
実績資料:給付情報データ(CSV111 ファイル)
80
平成 24 年度
予防給付
福祉用具貸与
特定福祉用具
販売
住宅改修
(人数)
(人数)
(人数)
居宅介護支援
(人数)
平成 25 年度
介護給付
予防給付
介護給付
実績
1,709
16,383
1,728
17,918
計画値
1,583
15,756
1,677
16,636
執行率
108.0%
104.0%
103.0%
107.7%
実績
82
380
56
378
計画値
64
312
80
324
執行率
128.1%
121.8%
70.0%
116.7%
実績
75
256
66
268
計画値
80
244
112
332
執行率
93.8%
104.9%
58.9%
80.7%
実績
6,727
30,690
6,683
33,073
計画値
6,324
32,664
9,052
36,096
執行率
106.4%
94.0%
73.8%
91.6%
実績資料:給付情報データ(CSV111 ファイル)
(千円)
平成 24 年度
平成 25 年度
増減率(%)
給付費
つくば市
茨城県
全国
595,974
8,898,484
750,413,986
586,500
9,109,164
723,654,101
-1.6
2.4
-3.6
居宅受給者一人
あたり給付費
つくば市
茨城県
全国
171
150
159
146
-7.3
-2.9
222
204
-8.1
つくば市
茨城県
全国
つくば市
86,061
1,145,283
54,310,964
25
85,484
1,122,310
49,320,439
23
-0.7
-2.0
-9.2
-6.4
19
18
-7.0
16
14
-13.5
つくば市
茨城県
1,329,574
24,044,591
1,447,954
26,226,578
8.9
9.1
全国
つくば市
茨城県
1,231,657,257
382
406
1,237,835,874
392
420
0.5
2.6
3.5
訪問介護
給付費
訪問入浴
介護
居宅受給者一人
あたり給付費
給付費
通所介護
居宅受給者一人
あたり給付費
茨城県
全国
364
349
-4.3
給付費
つくば市
茨城県
全国
590,281
8,516,305
327,793,493
635,095
9,026,624
318,561,101
7.6
6.0
-2.8
居宅受給者一人
あたり給付費
つくば市
茨城県
全国
170
144
172
144
1.3
0.6
97
90
-7.4
全国
短期入所
生活介護
81
(千円)
平成 24 年度
つくば市
給付費
平成 25 年度
増減率(%)
225,950
246,510
9.1
3,643,146
3,875,458
6.4
213,782,956
209,814,037
つくば市
65
67
2.8
茨城県
61
62
0.9
全国
63
59
-6.5
10,880
10,659
-2.0
206,570
205,448
-0.5
13,860,838
12,669,793
-8.6
つくば市
3
3
-7.7
茨城県
3
3
-5.6
全国
4
4
-12.9
32,614
32,680
0.2
584,880
590,390
0.9
42,773,519
39,671,639
-7.3
9
9
-5.6
茨城県
10
9
-4.2
全国
13
11
455,834
483,757
6.1
7,573,550
7,972,579
5.3
408,690,662
395,857,796
つくば市
131
131
0.0
茨城県
128
128
-0.1
全国
121
112
-7.7
茨城県
全国
-1.9
福祉用具
貸与
居宅受給者一人
あたり給付費
つくば市
給付費
茨城県
全国
特定福祉
用具購入
居宅受給者一人
あたり給付費
つくば市
給付費
茨城県
全国
住宅改修
つくば市
居宅受給者一人
あたり給付費
つくば市
給付費
茨城県
全国
-11.7
-3.1
居宅介護
支援
居宅受給者一人
あたり給付費
資料:介護保険事業状況報告
82
2.居宅サービス
居宅サービス(
サービス(福祉系)
福祉系)の見込
居宅サービスの見込は,制度改正に伴う予防給付の訪問介護と通所介護の地域支援事業への
移行や,直近の実績から各種サービスの利用率,一人あたり利用回数(日数)を基に算出して
います。全体的には,認定者見込の増加に伴い,各居宅サービスの事業量見込も増加し続ける
見込みとしています。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
平成 27 年度
予防給付
平成 28 年度
平成 29 年度
人数(人)
1,728
1,776
1,824
回数(回)
237,350
254,029
268,475
人数(人)
10,944
12,012
13,044
回数(回)
1
6
16
人数(人)
0
0
0
回数(回)
6,091
6,606
7,097
人数(人)
1,236
1,368
1,488
人数(人)
3,864
4,116
4,416
回数(回)
190,085
208,703
227,910
人数(人)
18,528
19,800
21,060
日数(日)
2,113
2,270
2,454
人数(人)
276
276
288
日数(日)
88,648
99,672
111,679
人数(人)
6,000
6,612
7,236
予防給付
人数(人)
1,572
1,668
1,776
介護給付
人数(人)
20,796
22,800
24,732
特定福祉 用具販
予防給付
人数(人)
36
36
36
売
介護給付
人数(人)
192
180
180
予防給付
人数(人)
84
84
84
介護給付
人数(人)
228
228
228
予防給付
人数(人)
6,732
7,092
7,536
介護給付
人数(人)
36,936
39,804
42,312
訪問介護
介護給付
予防給付
訪問入浴介護
介護給付
予防給付
通所介護
介護給付
予防給付
短期入所 生活介
護
介護給付
福祉用具貸与
住宅改修
介護予防 支援・
居宅介護支援
83
第3節 居宅サービス
居宅サービス(
サービス(医療系)
医療系)の現状,
現状,受給者数の
受給者数の推移と
推移と推計
1.居宅サービス
居宅サービス(
サービス(医療系)
医療系)の現状
医療系の居宅サービスの利用状況については,訪問リハビリテーションと居宅療養管理指導
の利用が計画値を大きく上回っています。訪問看護や通所リハビリテーション,短期入所療養
介護では,利用人数,利用回数ともに計画値を下回る利用となっています。
平成 24 年度
予防給付
(人数)
訪問看護
(回数)
(人数)
訪問リハビリ
テーション
(回数)
(人数)
通所リハビリ
テーション
(回数)
居宅療養管理
指導
(人数)
短期入所療養
介護
(日数)
介護給付
平成 25 年度
予防給付
介護給付
実績
計画値
執行率
実績
計画値
執行率
237
424
55.9%
1,371
1,768
77.5%
4,129
4,404
93.8%
30,991
42,864
72.3%
290
440
65.9%
1,612
1,832
88.0%
4,442
4,824
92.1%
33,720
47,076
71.6%
実績
計画値
執行率
実績
計画値
執行率
89
72
123.6%
673
480
140.2%
1,420
1,236
114.9%
15,693
6,384
245.8%
98
108
90.7%
810
720
112.5%
1,730
1,284
134.7%
19,278
6,516
295.9%
実績
計画値
執行率
実績
計画値
執行率
861
772
111.5%
6,566
6,794
96.6%
52,340
56,437
92.7%
802
872
92.0%
6,715
7,204
93.2%
53,397
59,845
89.2%
実績
計画値
執行率
97
126
77.0%
5,505
4,548
121.0%
86
215
40.0%
5,915
4,632
127.7%
実績
計画値
執行率
実績
計画値
執行率
10
697
8
684
48
960
72
984
20.8%
72.6%
11.1%
69.5%
56
4,890
24
4,905
48
7,130
72
7,168
116.7%
68.6%
33.3%
68.4%
実績資料:給付情報データ(CSV111 ファイル)
84
(千円)
給付費
訪問看護
居宅受給者一人
あたり給付費
給付費
訪問リハ
ビリテー
ション
居宅受給者一人
あたり給付費
つくば市
茨城県
全国
つくば市
平成 24 年度
平成 25 年度
195,349
2,228,951
152,484,384
56
210,007
2,277,099
151,041,568
57
7.5
2.2
-0.9
1.3
38
36
-3.1
茨城県
全国
増減率(%)
45
43
-5.6
つくば市
茨城県
47,810
348,133
58,823
430,320
23.0
23.6
全国
つくば市
茨城県
28,182,656
14
6
28,158,429
16
7
-0.1
15.9
17.3
8
8
-4.8
全国
給付費
つくば市
茨城県
全国
514,914
10,118,730
408,508,858
520,168
10,624,156
386,821,873
1.0
5.0
-5.3
居宅受給者一人
あたり給付費
つくば市
茨城県
全国
148
171
141
170
-4.8
-0.4
121
109
-9.8
つくば市
茨城県
全国
つくば市
58,787
589,048
50,445,798
17
65,414
655,841
52,942,201
18
11.3
11.3
4.9
4.9
4.8
10
10
5.6
15
15
0.0
つくば市
茨城県
50,981
1,257,967
52,117
1,290,185
2.2
2.6
全国
つくば市
茨城県
47,662,564
15
21
44,791,089
14
21
-6.0
-3.7
-2.7
14
13
通所リハ
ビリテー
ション
給付費
居宅療養
管理指導
居宅受給者一人
あたり給付費
給付費
短期入所
療養介護
居宅受給者一人
あたり給付費
茨城県
全国
全国
-10.5
資料:介護保険事業状況報告
85
2.居宅サービス(
サービス(医療系)の見込
居宅サービスの見込は,直近の実績から各種サービスの利用率,一人あたり利用回数(日数)
を基に算出しています。全体的には,一部の介護予防サービスを除き,認定者見込の増加に伴
い,各居宅サービスの事業量見込も増加し続ける見込みとしています。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
回数(回)
2,471
2,806
3,136
人数(人)
444
540
660
回数(回)
40,522
44,591
48,548
人数(人)
4,992
5,352
5,652
回数(回)
1,702
1,916
2,162
人数(人)
132
156
180
回数(回)
24,949
29,435
34,014
人数(人)
2,340
2,736
3,144
人数(人)
600
564
552
回数(回)
76,986
94,003
103,074
人数(人)
7,152
8,508
9,984
予防給付
訪問看護
介護給付
予防給付
訪問リハビリ
テーション
介護給付
予防給付
通所リハビリ
テーション
介護給付
居宅療養管理
予防給付
人数(人)
84
72
60
指導
介護給付
人数(人)
6,576
7,032
7,416
日数(日)
10
11
12
人数(人)
12
12
12
日数(日)
5,081
5,618
6,547
人数(人)
804
828
852
予防給付
短期入所療養
介護
介護給付
86
第4節 居住系サービスの
居住系サービスの現状
サービスの現状,
現状,受給者数の
受給者数の推移と
推移と推計
1.居住系サービスの現状
サービスの現状
居住系サービスの利用状況については,平成 25 年度で介護給付は計画値の約 4 割,予防
給付は 3 倍以上と,ともに計画値を大きく上回っており,利用実績は増加傾向にあります。
平成 24 年度
予防給付
平成 25 年度
介護給付
予防給付
介護給付
実績
7
81
10
85
計画値
2
60
3
60
執行率
350.0%
135.0%
333.3%
141.7%
特定施設入居
(人数)
者生活介護
実績資料:給付情報データ(CSV111 ファイル)
*特定施設入居者生活介護は,人数÷12 カ月で算定
(千円)
平成 24 年度
平成 25 年度
給付費
つくば市
茨城県
全国
193,977
3,292,292
350,865,797
211,322
3,544,338
348,869,683
8.9
7.7
-0.6
居宅受給者一人
あたり給付費
つくば市
茨城県
全国
56
56
57
57
2.6
2.1
104
98
-5.3
特定施設
入居者生
活介護
増減率(%)
資料:介護保険事業状況報告
*特定施設入居者生活介護は,人数÷12 カ月で算定
2.居住系サービスの見
サービスの見込
居住系サービスの見込は,直近の実績からサービスの利用率を基に算出しています。全体的
には,認定者見込の増加及び利用実績の増加に基づき,居住系サービスの事業量の一定の増加
を想定する見込みとしています。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
特定施設入居者生
予防給付*
人数(人)
14
14
14
活介護
介護給付*
人数(人)
105
109
112
*特定施設入居者生活介護は,人数÷12 カ月で算定
87
第5節 地域密着型サービスの
地域密着型サービスの現状
サービスの現状,
現状,受給者数の
受給者数の推移と
推移と推計
1.地域密着型
地域密着型サービスの
密着型サービスの現状
サービスの現状
地域密着型サービスの利用状況について,定期巡回随時対応型訪問介護や夜間対応型訪問介護,
地域密着型特定施設入居者生活介護の利用実績はありません。認知症対応型通所介護は,利用人
数,利用回数ともに介護給付の利用が計画値を 1 割程度上回り,認知症対応型共同生活介護は
やや下回っています。小規模多機能型居宅介護は,介護給付はほぼ計画値通りの実績で,予防給
付は計画値の 5~6 割の利用となっています。地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護は,
平成 25 年度の利用は計画値の 7 割程度ですが,利用実績は横ばいとなっています。
平成 24 年度
予防給付
定期巡回・
随時対応型訪
問介護
(人数)
実績
夜間対応型訪
問介護
(人数)
計画値
執行率
実績
計画値
執行率
実績
(人数)
認知症対応型
通所介護
(回数)
小規模多機能
型居宅介護
地域密着型特
定施設入居者
生活介護
地域密着型介
護老人福祉施
設入所者生活
介護
複合型サービ
ス
(人数)
(人数)
予防給付
介護給付
0
0
0
0.0%
80
0.0%
5
0
0
0.0%
0
0.0%
86
0
91
計画値
執行率
36
0.0%
72
119.4%
36
0.0%
84
108.3%
実績
計画値
執行率
0
36
0.0%
917
960
109.2%
0
36
0.0%
1,188
1,068
111.2%
0
283
0
287
計画値
執行率
1
0.0%
305
92.8%
1
0.0%
308
93.2%
実績
計画値
執行率
158
248
63.7%
1,126
1,120
100.5%
158
280
56.4%
1,150
1,122
102.5%
実績
(人数)
介護給付
0
実績
認知症対応型
共同生活介護
平成 25 年度
0
0
0
0.0%
0
0.0%
実績
56
57
計画値
58
87
執行率
96.6%
65.5%
計画値
執行率
(人数)
実績
0
0
計画値
0
312
執行率
実績資料:給付情報データ(CSV111 ファイル),
「認知症対応型共同生活介護」,
(人数)
「地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護」は月平均の実績
88
(千円)
平成 24 年度
定期巡回・ 給付費
随時対応
型訪問介
地域密着受給者
護
一人あたり給付費
給付費
夜間対応
型訪問介
護
地域密着受給者
一人あたり給付費
給付費
認知症対
応型通所
介護
地域密着受給者
一人あたり給付費
給付費
認知症対
応型共同
生活介護 地域密着受給者
一人あたり給付費
給付費
小規模多
機能型居
宅介護
地域密着受給者
一人あたり給付費
地 域 密 着 給付費
型特定施
設入居者
生活介護 地域密着受給者
一人あたり給付費
地 域 密 着 給付費
型介護老
人福祉施
設 入 所 者 地域密着受給者
生活介護 一人あたり給付費
給付費
0
0
1,134,953
0
0
6,260
5,988,629
0
0.0
100.0
527.7
0.0
茨城県
全国
つくば市
茨城県
0
4
64
59,550
1
17
0
6,260
全国
つくば市
茨城県
全国
2,339,364
0
10
7
5,988,629
0
1
17
100.0
495.3
-100.0
-89.5
256.0
-100.0
-89.8
240.3
つくば市
茨城県
全国
つくば市
茨城県
全国
9,708
576,880
76,688,461
12,747
598,103
77,438,993
31.3
3.7
1.0
21
93
234
28
94
222
29.3
1.0
-5.2
つくば市
茨城県
全国
つくば市
茨城県
全国
つくば市
茨城県
全国
つくば市
茨城県
全国
つくば市
茨城県
全国
つくば市
茨城県
全国
830,328
12,425,220
498,759,044
1,832
2,007
1,523
214,927
2,189,555
141,149,006
474
354
431
0
101,795
11,039,169
0
16
34
856,246
12,631,882
517,439,395
1,861
1,988
1,483
229,805
2,322,916
156,791,676
499
366
449
0
98,142
12,800,141
0
15
37
3.1
1.7
3.7
1.6
-0.9
-2.6
6.9
6.1
11.1
5.3
3.4
4.3
0.0
-3.6
16.0
0.0
-6.1
8.9
つくば市
茨城県
全国
つくば市
茨城県
全国
171,275
1,065,040
70,881,319
378
172
216
176,442
1,185,373
85,295,812
383
187
244
3.0
11.3
20.3
1.3
8.4
13.0
つくば市
0
0
743,725
0
0
2
0
18,259
3,167,575
0
3
9
0.0
茨城県
つくば市
地域密着受給者
一人あたり給付費
増減率(%)
つくば市
茨城県
全国
つくば市
全国
複合型
サービス
平成 25 年度
茨城県
全国
100.0
425.9
0.0
100.0
399.8
資料:介護保険事業状況報告
89
2.地域密着型
地域密着型サービスの
密着型サービスの見
サービスの見込
地域密着型サービスの見込は,直近の実績から各種サービスの利用率,一人あたり利用回数
を基に算出しています。全体的には,認定者見込の増加に伴い,各地域密着型サービスの事業
量見込も横ばい,または増加し続ける見込みとしています。特に,「認知症対応型通所介護」,
「小規模多機能型居宅介護」のサービスについては,増加する見込みとなっています。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
定期巡回随時対応型
訪問介護看護
介護給付
人数(人)
0
0
0
夜間対応型訪問介護
介護給付
人数(人)
0
0
0
回数(回)
0
0
0
人数(人)
0
0
0
回数(回)
1,846
2,268
2,702
人数(人)
156
180
216
予防給付*
人数(人)
0
0
0
介護給付*
人数(人)
278
278
278
予防給付
人数(人)
156
168
180
介護給付
人数(人)
972
1,032
1,152
予防給付
人数(人)
0
12
24
回数(回)
0
904
986
人数(人)
0
84
96
予防給付
認知症対応型通所介
護
介護給付
認知症対応型共同生
活介護
小規模多機能型居宅
介護
地域密着型通所介護
(仮称)
介護給付
地域密着型特定施設
入居者生活介護
介護給付*
人数(人)
0
0
0
地域密着型介護老人
福祉施設入所者生活
介護
介護給付*
人数(人)
116
116
145
複合型サービス
介護給付:
人数(人)
25
25
25
*認知症対応型共同生活介護,地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護は,人数÷12 カ月で算定
90
地域密着型サービスの地区(日常生活圏域)ごとの定員数については,以下の通りに見込まれ
ます。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
(人)
平成 27 年度
認知症対応型
共同生活介護
72
72
72
大穂地区
63
63
63
豊里地区
18
18
18
谷田部東地区
27
27
27
谷田部西地区
69
69
69
桜地区
27
27
27
茎崎地区
36
36
36
312
312
312
筑波地区
29
29
29
大穂地区
29
29
29
豊里地区
0
0
29
谷田部東地区
0
0
0
谷田部西地区
29
29
29
桜地区
0
0
0
茎崎地区
29
29
29
116
116
145
筑波地区
0
0
0
大穂地区
0
0
0
豊里地区
0
0
0
谷田部東地区
0
0
0
谷田部西地区
0
0
0
桜地区
0
0
0
茎崎地区
0
0
0
市全体
0
0
0
市全体
地域密着型特
定施設
平成 29 年度
筑波地区
市全体
地域密着型介
護老人福祉施
設入所者生活
介護
平成 28 年度
91
第6節 施設サービスの
施設サービスの現状
受給者数の推移と
推移と推計
サービスの現状,
現状,受給者数の
1.施設サービスの現状
サービスの現状
施設サービスの利用状況について,介護老人福祉施設は平成 25 年度でほぼ計画値通り,介護
老人保健施設は計画値を 1 割以上上回って,ともに利用は増加傾向にあります。介護療養型医
療施設については,10 名が利用しています。
平成 24 年度
予防給付
平成 25 年度
介護給付
予防給付
介護給付
実績
523
583
計画値
580
580
執行率
90.2%
100.5%
実績
513
518
計画値
450
450
執行率
114.0%
115.1%
10
10
0
0
介護老人福祉
(人数)
施設
介護老人保健
(人数)
施設
実績
介護療養型医
(人数)
計画値
療施設
執行率
実績資料:給付情報データ(CSV111 ファイル),各年平均
(千円)
給付費
介護老人
福祉施設
施設受給者一人
あたり給付費
給付費
介護老人
保健施設
施設受給者一人
あたり給付費
つくば市
茨城県
全国
つくば市
平成 24 年度
平成 25 年度
増減率(%)
1,577,342
33,350,356
1,390,383,331
1,508
1,740,090
34,752,614
1,429,763,894
1,567
10.3
4.2
2.8
3.9
1,572
1,581
0.6
茨城県
全国
1,591
1,609
1.1
つくば市
茨城県
1,616,617
27,373,592
1,624,424
28,597,511
0.5
4.5
全国
つくば市
茨城県
1,066,582,103
1,545
1,290
1,087,617,330
1,463
1,301
1,220
1,224
全国
2.0
-5.3
0.9
0.3
給付費
つくば市
茨城県
全国
41,605
4,126,467
313,413,974
40,512
3,958,248
293,707,776
-2.6
-4.1
-6.3
施設受給者一人
あたり給付費
つくば市
茨城県
全国
40
194
36
180
-8.3
-7.4
359
330
-7.8
介護療養
型医療施
設
資料:介護保険事業状況報告
92
2.施設サービスの見
サービスの見込
施設サービスの見込は,平成 27 年度から平成 29 年度にかけて,全体的には横ばいでの見
込みとしています。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
平成 27
平成 28
平成 29
年度
年度
年度
介護老人福祉施設
介護給付*
人数(人)
625
625
625
介護老人保健施設
介護給付*
人数(人)
530
536
542
介護療養型医療施設
介護給付*
人数(人)
13
13
13
*施設サービスは,人数÷12 カ月で算定
93
第7節 日常生活圏域ごとの
日常生活圏域ごとの整備状況
ごとの整備状況と
整備状況と今期計画の
今期計画の考え方
1.日常生活圏域の
日常生活圏域の整備状況
整備状況(
状況(地域密着型
地域密着型サービス
密着型サービス)
サービス)
*地域密着型特養除く
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
名称
法人名
1
デルフィ
医療法人 恵仁会
2
幸寿苑
有限会社 弥久
日常生活圏域
定員
18
18
筑波
72
3
作谷長寿館
株式会社 長寿館
18
4
いちさと筑波
東成産業 株式会社
18
5
ファミーユ
医療法人 健佑会
27
6
つくしの森
医療法人社団 柴原病院
7
みどりの森
医療法人社団 柴原病院
8
あいリレーとよさと
株式会社 アイリレーとよさと
9
いっしん館つくば
株式会社 いっしん
大穂
18
10
美桜
有限会社 ライフファクトリー
11
いちさと
東成産業 株式会社
12
たんぽぽ
株式会社 キュート
豊里
18
自然の家
日新興業 株式会社
14
筑水苑
医療法人社團 みなみつくば會
15
ほほえみ
有限会社 ほほえみ
27
9
15
27
69
9
18
9
桜
16
楓
株式会社 メディカルアシスト
17
いちょうの木
社会福祉法人 愛信会
27
18
18
茎崎
はなぞの
18
18
谷田部西
13
63
18
谷田部東
18
圏域定員
株式会社 敬寿会
36
18
小規模多機能型居宅介護
名称
法人名
日常生活圏域
定員
圏域定員
豊里
25
25
1
豊里長寿館
株式会社 長寿館
2
養生園
有限会社 東医ケアーセンター
谷田部東
25
25
3
ケアサポート田村
社会福祉法人 筑南会
谷田部西
25
25
4
楓
株式会社 メディカルアシスト
桜
25
25
5
(仮称)あいリレー
ケアホームつくば
株式会社 つくばエデュース
大穂
25
25
日常生活圏域
定員
圏域定員
筑波
25
25
日常生活圏域
定員
圏域定員
谷田部東
12
12
複合型サービス
名称
1
複合型サー ビスなか よし
法人名
医療法人社団 健康尚仁会
認知症対応型通所介護
名称
1
デイサービス美桜
法人名
有限会社 ライフファクトリー
94
グループホーム
小規模多機能型居宅介護
複合型サービス
認知症対応型通所介護
幸寿苑
作谷長寿館
デルフィ
なかよし
つくしの森
いちさと筑波
みどりの森
ファミーユ
あいリレーとよさと
(仮称)あいリレーケアホームつくば
ほほえみ
豊里長寿館
楓
養生園
楓
いちさと
いっしん館つくば
筑水苑
美桜
デイサービス美桜
ケアサポート田村
自然の家
たんぽぽ
はなぞの
いちょうの木
95
2.日常生活圏域の
日常生活圏域の整備状況
整備状況(
状況(施設・有料老人
料老人ホーム)
*地域密着型含む
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
名称
法人名
日常生活圏域
定員
圏域定員
1
筑波園
社会福祉法人 恵愛会
筑波
110
110
2
シニアガーデン
社会福祉法人 健誠会
大穂
50
50
3
美健荘
社会福祉法人 豊里園
豊里
50
50
4
新つくばホーム
社会福祉法人 筑南会
85
谷田部東
5
はなみずき
社会福祉法人 筑竜会
6
アイリスコート
社会福祉法人 二希会
155
70
50
谷田部西
7
木の花さくや
社会福祉法人 のぞみ会
8
つくばの杜
社会福祉法人 勘翁慈温会
9
くきの里
社会福祉法人 愛信会
120
70
桜
50
50
50
茎崎
10
大地と大空
110
社会福祉法人 欣水会
60
介護老人保健施設
名称
法人名
日常生活圏域
定員
1
アレーテル・つくば
医療法人 恵仁会
2
豊浦
医療法人社団 桜水会
3
なでしこ
医療法人 重陽会
100
4
つくばケアセンター
医療法人 筑波記念会
100
5
つくばリハビリテー
医療法人 健佑会
ションセンター
6
そよかぜ
圏域定員
100
筑波
300
100
大穂
200
100
財団法人 筑波麓仁会
100
谷田部西
7
プレミエール元気館
医療法人社團 みなみつくば會
8
ひまわり
医療法人社団
双愛会
180
80
茎崎
78
78
特定施設入所者生活介護事業所(有料老人ホーム混合型)
名称
1
2
3
法人名
らいふつくば花畑
有限会社 とんぼらいふ
つくばメディケアレ
有限会社 ケイエム企画
ジデンス
サンシャイン・ヴィ
医療法人社團 みなみつくば會
ラつくば倶楽夢
日常生活圏域
定員
介護:30
大穂
一般:15/介護:30
谷田部西
一般:48/介護:21
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(小規模特別養護老人ホーム)
名称
法人名
日常生活圏域
定員
圏域定員
筑波
29
29
大穂
29
29
2
シニアガーデンアネ
社会福祉法人 健誠会
ックス
シニアガーデン別館 社会福祉法人 健誠会
3
トレランス田村
社会福祉法人 筑南会
谷田部西
29
29
4
(仮称)くきの里サテ ライ ト
社会福祉法人 愛信会
茎崎
29
29
1
96
特別養護老人ホーム
老人保健施設
有料老人ホーム
豊浦
地域密着型特別養護老人ホーム
筑波園
シニアガーデンアネックス
アレーテルつくば
なでしこ
つくばメディケアレジデンス
つくばリハビリテーションセンター
シニアガーデン
シニアガーデン別館
らいふつくば花畑
つくばケアセンター
美健荘
新つくばホーム
木の花さくや
つくばの杜
プレミエール元気館
アイリスコート
サンシャイン・ヴィラつくば倶楽夢
はなみずき
トレランス田村
そよかぜ
大地と大空
ひまわり
くきの里
(仮称)くきの里サテライト
97
現在の介護保険施設(介護老人福祉施設,介護老人保健施設)の整備状況は,圏域別にみると
「豊里地区」
・
「桜地区」が最も少なくなっていますが,市内全域にほぼ均等に整備されている状
況です。その中で地域密着型介護老人福祉施設は4か所整備されています。
地域密着型サービスの整備状況について,認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は,
「豊里地区」が最も少なく,小規模多機能型居宅介護及び複合型サービスは「茎崎地区」で未整
備となっています。その他,認知症対応型通所介護が市内で1事業所整備されている状況です。
3.今計画
今計画期間の方針について
地域包括ケアシステムの推進のためには,在宅医療と介護の連携が不可欠であり,多職種によ
る包括的なケアのための協働・連携体制を強化することが重要です。
市では,
医療と介護の連携強化のため,
平成 25 年度からつくば市医師会が取り組んでいる「茨
城県在宅医療・介護連携拠点事業」に参加し,多職種による在宅医療支援や医療と介護の連携の
あり方について検討をしております。
今後も,医師会をはじめ,関係機関との協力体制を拡充し,居宅における訪問診療や介護サー
ビスなど在宅医療・介護が必要に応じて提供できる体制の構築を図り,地域包括ケアシステムの
実現に向けて,日常生活圏域ごとの実情に応じた介護サービス提供体制の整備に努めます。
98
第8節 低所得者対策
1.利用者
利用者負担等の
負担等の対策
①社会福祉法人による
社会福祉法人による利用者負担額減免事業
による利用者負担額減免事業(
利用者負担額減免事業(介護保険課)
介護保険課)
低所得者で生計が困難である方に対して,介護保険サービスを提供する社会福祉法人が社会的
役割にかんがみ,利用者負担を軽減することにより,介護保険サービスの利用促進を図ることを
目的にする制度です。
この制度は,基本的に社会福祉法人にも負担が生じるため,軽減を実施するかは各社会福祉法
人に任されていますので,社会福祉法人が低所得者に対して利用者負担の軽減を実施する際には,
市が該当する社会福祉法人に対してある一定額を助成し,利用者の負担軽減を図ります。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
認定者数(人)
27
26
25
30
30
30
【今後の方針】
各年 20 人台後半の利用実績となっています。利用者はやや減少傾向にあり,ホームページや
広報紙などを利用して,制度の周知に努めます。また,つくば市外の社会福祉法人に対しても減
免事業への協力を依頼していきます。
②特定入所者介護(
特定入所者介護(予防)
予防)サービス費事業
サービス費事業(
費事業(介護保険課)
介護保険課)
介護保険施設に入所又は短期入所を利用した場合に,介護費用以外に食費,居住費の負担が発
生します。低所得者の世帯に対して過重な負担増により施設入所が困難になることがないよう,
所得に応じた定額の負担限度額を設けることにより,食費,居住費の一部を給付し負担軽減を図
ります。なお,平成 27 年 8 月より,配偶者が住民税課税世帯である場合や預貯金等の資産が
一定以上ある場合については,サービス費の支給対象外となります。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
認定者数(人)
1,262
1,211
1,385
1,600
1,700
1,800
【今後の方針】
施設入所者数も増加していることから,更なる利用の拡大を見込み,ホームページや広報紙な
どでの事業の周知を行い,利用促進を図っていきます。
99
③要介護旧措置入所者の
要介護旧措置入所者の経過措置事業(
経過措置事業(介護保険課)
介護保険課)
特別養護老人ホームの旧措置入所者(介護保険法施行前に措置により入所していた人)につい
ては,介護保険の利用者負担が従前の費用徴収額を上回らないように,定率負担や食費の特定標
準負担額の軽減を図ります。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
認定者数(人)
24
16
15
15
15
15
【今後の方針】
経過措置事業のため,新規の利用者はいませんが,現在の利用者が継続して利用できるよう業
務体制の維持に努めます。
④高額介護(
高額介護(予防)
予防)サービス費事業
サービス費事業・
費事業・高額医療・
高額医療・高額介護合算サービス
高額介護合算サービス費
サービス費事業
(介護保険課)
介護保険課)
介護保険サービスの利用者負担が著しく高額にならないように,世帯での負担合計が一定の上
限(負担限度額)を超えた場合には,その超えた分を給付し,利用者負担を軽減します。(下図
参照)また,高額医療・高額介護合算サービス費は医療費と介護費の負担が著しく高額にならな
いように,医療費と介護費を合算した負担額が一定の上限を超えた場合は,その超えた分の払い
戻しをします。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
区分
実績
目標
年度
H23
H24
H25
H27
H28
H29
受給者数(人)
12,686
14,467
15,955
18,500
20,000
22,000
【今後の方針】
今後の高齢者や認定者の増加を踏まえ,受給者の拡大を見込むとともに,高額介護(予防)サ
ービス費・高額医療・高額介護合算サービス費の対象者に対し,申請の手続き等に関する周知を
図ります。
高額介護(
高額介護(予防)
予防)サービス費
サービス費 自己負担限度額(
自己負担限度額(月額)
月額)
利用者負担上限額
利用者負担段階区分
世帯
個人
1万 5,000 円
1万 5,000 円
前年の合計所得と年金収入の合計が 80 万円以下,
または老齢福祉年金の受給者
2 万 4,600 円
1万 5,000 円
前年の合計所得と年金収入の合計が 80 万円を超過
2 万 4,600 円
2 万 4,600 円
3 万 7,200 円
3 万 7,200 円
4 万 4,400 円
4 万 4,400 円
生活保護受給者
世帯全員が
市民税非課税
市民税課税世帯
うち現役並み所得に相当する人がいる世帯
100
2.介護保険料
介護保険料対
険料対策
①保険料の
保険料の減免
介護保険制度での保険料の段階設定は,所得状況及び市民税の課税状況に応じて段階設定され
ていますが,災害や心身の重大な障害,失業等により,保険料の全部又は一部を納付することが
できない場合は,保険料の減免措置を講ずるものとします。
②保険料段階区分の
保険料段階区分の細分化
今回の制度改正では,標準段階をこれまでの6段階から9段階へと見直しが行われました。第
6 期計画の平成 27 年度から 29 年度の3年間は,さらに所得水準に応じてきめ細かな保険料設
定を行うため,段階区分を 14 段階に細分化します。
また,標準段階の見直しに加え,平成 27 年度分の保険料から,公費を投入しての低所得者
の保険料軽減を行います。
段階
対象者
保険料率
生活保護受給者及び老齢福祉年金受給者で世帯全員が市民税非課
基準額×0.5
税者
第 1 段階
※(×0.3)
本人の前年の公的年金等収入金額と合計所得金額の
合計が 80 万円以下の方
第2段階
第3段階
第4段階
第5段階
本人及び
世 帯 全 員 本人の前年の公的年金等収入金額と合計所得金額の 基準額×0.75
が 市 民 税 合計が 80 万円を超え,120 万円以下の方
※(×0.5)
非課税者
本人の前年の公的年金等収入金額と合計所得金額の 基準額×0.75
合計が 120 万円を超える方
※(×0.7)
本人が市民税非課税者で世帯員に市民税課税者がいる方のうち,
本人の前年の公的年金等収入金額と合計所得金額の合計が 80 万 基準額×0.9
円以下の方
本人が市民税非課税者で世帯員に市民税課税者がいる方のうち,
本人の前年の公的年金等収入金額と合計所得金額の合計が 80 万 基準額×
基準額×1.0
円を超える方
前年の合計所得金額が 120 万円未満の方
基準額×1.2
第7段階
前年の合計所得金額が 120 万円以上 190 万円未満の方
基準額×1.3
前年の合計所得金額が 190 万円以上 290 万円未満の方
基準額×1.5
前年の合計所得金額が 290 万円以上 400 万円未満の方
基準額×1.6
前年の合計所得金額が 400 万円以上 500 万円未満の方
基準額×1.7
前年の合計所得金額が 500 万円以上 600 万円未満の方
基準額×1.8
第 12 段階
前年の合計所得金額が 600 万円以上 700 万円未満の方
基準額×1.9
第 13 段階
前年の合計所得金額が 700 万円以上 800 万円未満の方
基準額×1.95
第 14 段階
前年の合計所得金額が 800 万円以上の方
基準額×2.0
第8段階
第9段階
第 10 段階
第 11 段階
本人が市民税課税者
第6段階
※第 1 段階から第 3 段階までは,公費により本人負担額が軽減されます。
第 1 段階・・・公費負担 0.2
本人負担 0.3
第 2 段階・・・公費負担 0.25 本人負担 0.5
第 3 段階・・・公費負担 0.05 本人負担 0.7
101
第9節 介護(
介護(予防)
予防)給付費の
給付費の推移と
推移と推計
(1)介護給付費の
介護給付費の推移
平成 24 年度から平成 25 年度にかけて,ほとんどのサービスで給付費が増加し,居宅サービ
スの増加比が 7.0%で,地域密着型サービスや施設サービスの増加比よりも多くなっています。
また,居宅サービスの中では「訪問リハビリテーション」が 23.1%で特に増加率が高く,地
域密着型サービスでは「認知症対応型通所介護」が 31.3%,施設サービスでは「介護老人福祉
施設」が 10.3%と高い伸びを示しています。
(千円)
平成 24 年度 平成 25 年度
区分
増減比
(%)
居宅サービス
訪問介護
訪問入浴介護
訪問看護
訪問リハビリテーション
居宅療養管理指導
通所介護
通所リハビリテーション
短期入所生活介護
短期入所療養介護
福祉用具貸与
特定福祉用具購入
住宅改修
介護予防支援・居宅介護支援
特定施設入居者生活介護
562,409
86,061
188,661
45,887
57,738
1,208,448
478,057
587,995
50,695
212,517
9,317
24,007
426,445
187,282
586,500
85,484
202,016
56,475
64,464
1,326,372
486,139
633,050
51,895
233,890
9,365
24,634
454,484
200,577
4.3
-0.7
7.1
23.1
11.7
9.8
1.7
7.7
2.4
10.1
0.5
2.6
6.6
7.1
居宅サービス 小計
4,125,517
4,415,347
7.0
0
0
0.0
-100.0
地域密着型
サービス
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
夜間対応型訪問介護
認知症対応型通所介護
小規模多機能型居宅介護
認知症対応型共同生活介護
地域密着型特定施設入居者生活介護
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
複合型サービス
施設
サービス
64
0
9,708
12,747
204,728
829,880
219,714
856,106
7.3
3.2
0
0
0.0
171,275
0
176,442
0
3.0
0.0
地域密着型サービス 小計
1,215,655
1,265,010
4.1
介護老人福祉施設
介護老人保健施設
介護療養型医療施設
1,577,342
1,616,617
41,605
1,740,090
1,624,425
40,513
10.3
0.5
-2.6
施設サービス 小計
3,235,565
3,405,028
5.2
8,576,738
9,085,385
5.9
介護給付費合計
102
31.3
(2)介護給付費の
介護給付費の見込
介護給付費は,平成 27 年度では約 107 億円,平成 28 年度では約 114 億円,平成
29 年度では約 120 億円と毎年度約6%程度の増加が見込まれます。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
(千円)
区分
平成 27 年度
平成 28 年度 平成 29 年度
716,327
766,849
810,687
74,041
80,313
86,299
255,636
280,033
303,301
76,965
90,764
104,846
1,600,984
1,003,798
1,095,255
通所リハビリテーション
764,384
947,983
1,047,803
福祉用具貸与
268,967
294,326
318,519
特定福祉用具購入
4,846
4,335
4,245
短期入所生活介護
775,071
865,872
964,982
短期入所療養介護
56,376
62,549
72,864
居宅療養管理指導
71,908
76,705
80,688
541,894
584,787
622,174
20,900
21,602
21,926
248,267
248,267
248,267
5,476,566
5,328,183
5,781,856
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
0
0
0
夜間対応型訪問介護
0
0
0
20,205
24,682
29,171
小規模多機能型居宅介護
225,228
250,487
280,888
認知症対応型共同生活介護
866,973
866,973
866,973
0
0
0
352,884
352,884
441,105
1,038
1,038
1,038
760,347
829,622
訪問介護
訪問入浴介護
訪問看護
訪問リハビリテーション
通所介護
居宅サービス
居宅介護支援
住宅改修
特定施設入居者生活介護
居宅サービス 小計
地域密着型サービス
認知症対応型通所介護
地域密着型特定施設入居者生活介護
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
複合型サービス
地域密着型通所介護(仮称)
施設サービ
ス
地域密着型サービス 小計
1,466,328
2,256,411
2,448,797
介護老人福祉施設
1,942,706
1,942,706
1,942,706
介護老人保健施設
1,770,907
1,770,907
1,770,907
介護療養型医療施設
54,590
54,590
54,590
施設サービス 小計
3,768,203
3,768,203
3,768,203
10,711,097
11,352,797
11,998,856
介護給付費 見込額合計
103
(3)介護予防給付費の
介護予防給付費の推移
介護予防給付費の推移を見ると,各サービスの増減比はサービスによって利用状況が変化
していることがうかがえます。
「介護予防訪問リハビリテーション」や,
「介護予防特定施設
入居者生活介護」は増加する一方,「介護予防短期入所療養介護」や「介護予防認知症対応
型共同生活介護」は減少率が大きくなっています。しかし,居宅サービスや地域密着型サー
ビスの小計や全体の合計ではいずれもやや減少しており,合計の予防給付費では平成 24 年
度から平成 25 年度にかけて 0.7%減少し,ほぼ横ばいとなっています。
(千円)
区分
平成 24 年度
平成 25 年度
増減比
33,565
32,127
介護予防訪問入浴介護
0
8
0.0
介護予防訪問看護
0
0
0.0
介護予防訪問リハビリテーション
1,923
2,349
22.1
介護予防居宅療養管理指導
1,049
951
-9.4
121,127
121,582
介護予防通所リハビリテーション
36,857
34,029
介護予防短期入所生活介護
2,287
2,046
-10.6
介護予防短期入所療養介護
287
223
-22.0
13,433
12,620
特定介護予防福祉用具購入
1,563
1,294
-17.2
介護予防住宅改修
8,607
8,047
-6.5
29,388
29,273
-0.4
6,695
10,746
60.5
256,782
255,295
-0.6
0
0
10,200
10,092
448
140
10,648
10,232
-3.9
267,430
265,527
-0.7
介護予防訪問介護
介護予防通所介護
居宅サービス
介護予防福祉用具貸与
介護予防支援
介護予防特定施設入居者生活介護
居宅サービス 小計
介護予防認知症対応型通所介護
地域密着型
サービス
介護予防小規模多機能型居宅介護
介護予防認知症対応型共同生活介護
地域密着型サービス 小計
予防給付費 合計
104
-4.3
0.4
-7.7
-6.1
0.0
-1.1
-68.7
(4)介護予防給付費の
介護予防給付費の見込額
介護予防給付費は,全体として増加傾向にありますが,平成 29 年度は地域支援事業へ移
行するサービスの影響により給付費の減少が見込まれます。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
(千円)
区分
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
32,955
33,772
17,408
12
52
127
13,330
15,154
16,922
5,222
5,869
6,608
136,532
81,641
42,944
介護予防通所リハビリテーション
22,990
19,303
15,634
介護予防福祉用具貸与
11,539
12,220
13,089
特定介護予防福祉用具購入
812
771
733
介護予防短期入所生活介護
14,220
15,282
16,516
介護予防短期入所療養介護
95
109
127
介護予防居宅療養管理指導
900
779
660
介護予防支援
31,543
33,196
35,292
介護予防住宅改修
10,913
10,728
10,676
介護予防特定施設入居者生活介護
13,164
13,164
13,164
294,227
242,040
189,900
0
0
0
9,178
9,526
10,022
介護予防認知症対応型共同生活介護
0
0
0
介護予防地域密着型通所介護(仮称)
0
61,558
32,559
9,178
71,084
42,581
303,405
313,124
232,481
介護予防訪問介護
介護予防訪問入浴介護
介護予防訪問看護
介護予防訪問リハビリテーション
介護予防通所介護
居宅サービス
居宅サービス 小計
介護予防認知症対応型通所介護
地域密着型
サービス
介護予防小規模多機能型居宅介護
地域密着型サービス 小計
予防給付費 見込額合計
105
(5)保険給付額全体の
保険給付額全体の見込額
介護給付費,介護予防給付費,特定入所者介護サービス等給付費,高額介護サービス費な
どを含めた標準給付費見込み額は,平成 27 年度は 117 億円,平成 28 年度は 124 億円,
平成 29 年度は 130 億円と毎年約6%程度の増加が見込まれます。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
(千円)
平成 27 年度
区分
合計給付額
(A)
平成 28 年度
平成 29 年度
11,014,502
11,665,921
12,231,337
介護給付費計
10,711,097
11,352,797
11,998,856
予防給付費計
303,405
313,124
232,481
(B)
451,595
478,303
501,485
(C)
11,466,097
12,144,224
12,732,822
高額介護サービス費等給付額
(D)
198,261
209,987
220,164
高額医療合算介護サービス費等給付額
(E)
26,435
27,998
29,355
審査支払手数料
(F)
12,002
12,482
12,981
11,702,794
12,394,690
12,995,322
特定入所者介護サービス費等給付費
総給付費計
(A)+(B)
標準給付費見込(C+D+E+F)
(6)地域支援事業の
地域支援事業の推計
地域支援事業の見込額は,介護予防・日常生活支援総合事業費,包括的支援事業費・任意
事業費ともに増加が見込まれます。
*平成 26 年 9 月末時点で
月末時点での暫定値です
暫定値です。
です。
(千円)
区分
地域支援事業費計
介護予防・日常生活支援総合事業費
包括的支援事業費・任意事業費
平成 27 年度
平成 28 年度
平成 29 年度
214,848
234,028
385,666
43,482
57,949
204,745
171,366
176,079
180,921
※介護保険料につ
介護保険料については
については,
いては,つくば市介護保険条例
つくば市介護保険条例において
市介護保険条例において定
において定めており,
めており,本計画
本計画の策定と
策定と並行
して,
して,つくば市議会
つくば市議会の
市議会の審議を
審議を経て決定されます
決定されます。
されます。
106
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