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教育・文化・交流部会
~第4次名護市総合計画まちづくり 次名護市総合計画まちづくり懇話会 まちづくり懇話会~ 懇話会~ 第6回 全体発表 教育・ 教育・文化・ 文化・交流部会 1.名護市の 名護市の課題 2.名護市の 名護市の特性 3.将来の 将来の姿のキーワード 2008 年6月 19 日 第4回まちづくり懇話会 教育・文化・交流部会のまとめ(課題) 青少年育成について 社会の多様化について 昔と比べて子ども達の集団での遊び方 が変わっている 子どもが集団で遊ばない 子どもの遊び方の変化 青少年の居場所が無い 子どもと遊べる所づくりが必要 小中高生の携帯使用 社会全体の流れを見る必要があるので はないか 青少年非行について 子どもたちが、夜遅い時間までウロウロ している 未成年者の飲酒と喫煙が多い。その上低 年齢化している 男女共同参画について 学校教育について 家庭教育環境について 学校統廃合に関連して 学力向上対策について DV などの相談窓口がない 地域が過疎化し、子どもの数が少なくなり 家庭教育に関しては、名護市は格差のある 全体的に学習面での意欲度が低い DV の相談窓口はあるが、知 廃校が心配である 方だと思う。熱心でない親に対して、又、 小さな町だからこそ教育の質の高さ らない人が多い。広報の仕 教育力のない親に対しての対策を、もっと 過疎化を止める。廃校にするのではなく、子 に挑戦して欲しい 方に問題がある。情報をき 担当部署を強化して欲しい どもを増やす事を考えられないか ちんと届けることが必要 学校教育に外国語を取り入れてはど 家庭間の格差がある 不登校児の過疎校での受け入れをやってはど うか 男女共同参画が周知されて うか 親の教育力が低下しているのではないか いない 沖縄県で最低の学力レベルという 通学区域のオープン化 親が忙しく、子どもとの関わりが少ない 厳しい現実に対し、「市」が中心と 学校給食はなるべく身近で作り、地域の食 親の学習会をやったら 「家庭と仕事の両立」 なって、まちづくりの中で学力問 材を生かして欲しい どうか ワークライフバランスに関しては、まだまだ市民の 題に取り組むべきである 意識が低い。「家庭こそ社会の柱」という考えをもっ 早めの進路相談(特に就職・多様な未来)を知らせ と浸透させる必要がある る必要がある 青少年の指導者について 勉学とスポーツの両立が出来 部活動指導者の、メンタル面における育成が 地域と学校の連携について る様な教育の仕組みを作って スポーツ活動について 必要である 欲しい 地域の特色を活かした学校づくり スポーツ活動はとっても盛んで、青少年の健 学校はもっと開放し、地域は学校任せにしない スポーツ活動に偏りすぎている 全育成に有意義であるが、育成者に関しては 学校からの情報が少ない 地域での支え合い 研修の必要がある 子どもの地域活動について 学校と地域の連携 スポーツ活動だけでなく、地域行事へ 子ども会や青年会等 地域と学校の関わりが薄くなっている 文化活動について の子ども達の参加してもらいたい の活動が弱くなった 文化活動に関していえば、もっと大事にす 地域による偏りについて 地域における教育について 地域(字)に べきであり、育成に力を注ぐべきである。 地域によって文化的恩恵がアンバランスで 文化こそ市民力に必要 加 入 す る世 大人が教育に対して関心が薄れた 行政と住民の協働 ある。なかなか受けられない地域がある 帯 が 少 なく 地域の教育力が落ちている 地域(字)について イベントについて なった 文化施設の立地場所が片寄っている 大人(青年層)が教育等に無関心である。大人 イベントが多い(祭り等) 職員の地域活動参加への意識低下 が声掛けをするだけで変わるのではないか 文化財等について 行政は連携した活動を心がける(地域で 行政関係者の地域活動参加の支援をしてはどうか 小中高生の送り迎えの方法を地域で考えてはどうか 名護市の文化・歴史財産が充分生かされて 活動する人は大体同じ人) 公民館が有効活用されていない 地域でのリーダーが少ない いない 集団登下校を検討して欲しい(先輩・後輩のつながり) 地域行政の活用が下手である。 もっと区長会を活用してはどうか 地元のことを知らない人が多い アパートが乱立しているが、自治体組織の立ち上げが遅れている 核家族化している。昔の教育隣組のよう まちへの愛着について なものがあってもいいのではないか 地域史づくりで地域づくり(知ること) 字(区)公民館が使いづらくなっている。集落の人 まちに対する愛着(まちづくりへの意欲) 公民館を中心とした子育ての環境をもっと大 地元教育の強化 が使いやすいコミュニティ施設とする必要がある が低い 事に考えて欲しい(中身の充実) 公民館が地域の核と位置付けられれば、 区長 宣伝力が弱い。もっと名護の良いところをアピールしても良いのではないか の選出の仕方もかなり変わることだと思う 地域にある「公民館」を「教育」的観点から 捉え、地域の核として位置付けることが必要 生涯学習について 交流・世代間交流 地域の特性を考えた上での取り組み(様々な補助金事業)が必要 交流について 高齢者は生涯学習の意欲が高い 本土からの高齢者の長期滞在の町として、医療福祉を充 が、もっとまちづくりと関連して 環境・環境教育 土地利用等 実させてはどうか 環境教育について 利用しやすい策を考えるべき 環境について 映画館がない 子ども達が自然から切り離さ 他府県の高齢者が滞在できるようなまちにしてはどうか 高齢者をもっとまちづくりに関わら れている。自然の中で遊ばない 動物(捨て犬・捨て猫)が多い 旧市街地が空洞化している。歩 修学旅行を通して学校同士などの交流をしてはどうか せてもいいと思う。若い人のまちも けるようなまち、子どもが遊べ 環境教育のあり方はこれでいいの 家の周り等をきれいにした方がよい いいが、人口の大半は高齢者である。 るような空間にしてはどうか か(ウミガメのふ化について(命の 世代間交流について 「高齢者が出かけたいまち」 ごみ、ペットの糞が多い 大切さは学べるが、自然ではない)) 新興住宅地や新市街地は無秩 お年寄りの知恵が子世代・孫世代に伝わっていない(世 多野岳を中心とした周辺の歩け歩け ごみの不法投棄が多い 序な町並みにみえる 代間交流が少ない) 環境教育が不足している などを行ってはどうか 町の中のフェンスを張って 防空壕巡り等平和学習を行 あるだけの遊休地はもった ってはどうか まちづくりの指針が明確でない いない 安全・安心 名護市は中南部の人から見て、とてものどかで住み良いと言われる 1 第4回まちづくり懇話会 教育・文化・交流部会のまとめ(特性) 自然 教育・学習環境 生活利便性 生涯学習施設の充実 自然が残っている。 自然の豊かさに加え、子育て支援が 自然保全地域が多い! 自然が多いし、買い物も便利 自然が豊かである 生涯学習施設や機関等の 充実していて子供を育てやすい環境 適当にまち、適当に田舎 充実 自然が身近 学校教育施設の充実 癒しの自然 住みやすい 海・山・街がすべて身近にある 博物館・図書館が充実してい 教育施設が充実している 自然が多く癒しのま る 海と山が身近にある 海と山に囲まれてとても住み良い ち。のんびりした町 生活するには便利なまち (幼稚園から大学まで揃った) 中央図書館が大きい 学習環境 ちょっと足をのばすだけで海・山 特徴的な自然 交通渋滞が 良い図書館がある 名桜大学、高専がある 自然が身近にあり、海も山も利用しやす 少ない 東海岸にも西海岸にもジ (日本最大の)どんぐりがある、 都市基盤 「子どもの家」がある 催し物・サークル い。市民は自然と遊べる距離に住んでいる ュゴンが住んでいる→環 北部の高校のうち3校 オキナワウラジロカシ がさかん が名護にあり、大学も 教育環境がよい 21 世紀の森公園が 境教育に最適 ひんぷんがじゅまるがある ある 街の中にもホッとする 交流事業が盛んである(多い) ある 空間がある(スージーグ 夕陽がきれい 都市美観がよい! ヮ、小さな森、川など) 海や山などレジャーに 東海岸では朝日もきれい (建物の用途別) 高校生や大学生の 住民は学習意欲があり、市民 すぐれている 活躍がすばらしい 会館はいつでも稼働している 北部の中核 やんばるの 気質 自然を活かした 地で交通の 入り口でコ 子ども イベントが多い!(名護 レジャーが多い 利便性が良 ア的要素が マサーの心意気) 青年 子供達の挨拶 自然を活かす い ある 若者に活気が 小学生を中心に素直 産業・商業 地域コミュニティ ある な子供が多い 中核都市 飲食に関すること 青年エイサーまつりの実行委員 中南部から名護に 地域活動 子供達がすれてい 中央省庁(県)とのパイプが そばがおいしい。沖縄そばの店が有名 メンバーの青年が頑張っている 帰ってくるとホッ ない(子供らしい) やや多いか? である この「まちづくり懇話会」 とする 小さい時は元気が に市民が参加している おいしいビールがある あり素直である(し 高齢者 地域の公民館が活用されている かし中高学年は? 昔ながらの酒造所 健康長寿の年寄りが多い。高齢者(何歳から?)に シャイでひっこむ がある 歴史・伝統・文化 地域の中心的存在として頑張っている人が多い のは残念) 5地区それぞれの個性・ 伝 統 ・ 各部落に伝統文化がまだ残っている お年寄りが元気 文化がすばらしい 文 化 の (根付いている) 地域では女性の行政への参画はあまり活発で 資源としての 継承 地域にあるそれぞれの文化はかなり はないが、実質的な権威は女性の場合もある 伝統・文化 ユニークであり、きちんと伝承され 文化財が多くある ている 他帰留人の受け入れがやさしい 豊年祭などの伝統文化が 少なくなったが、未だに ある 屋号でわかる人々がいる 他市町村や他県からの 移住者が増えていると 地域に密着した文化(祭り 思う 現在の文化活動 等)がある あまり裕福でなくても生 市民会館を中心に文化的公演が充実して 地域コミュニティの気質 程順則(名護親方) 活の格差を感じていない。 いる 「死ぬ」まで地域の人が面倒をみてくれる、共生社会。 適当に住める所 その代り義務も果たしている。ユイマール社会だと思う 市史編さん・文化財保存活動が行われて いる 弱者が住みやすい所。職がなくてもどうにか生きていける不思議なまち 2 名護市の物語づくり ~将来の姿~ カテゴリー 名護市の特徴 学校教育の充実したまち 文化・スポーツ活動が盛んなまち 地域のことをよく知り、地域に愛着がもてるまち 地域活動が盛んで、地域の教育力が高いまち 生涯学習が盛んなまち 地域・世代間交流が盛んなまち 情報発信のまち 男女が共に尊敬し合い、協力し合うまち 平和なまち 名護市全体のまちづくり(他の部門との連携) キーワード ○温故知新 ○くらしを見直し、大切なものを知る ○自然と文化あふれるやんばるの古都 3 名護市の特徴 ・沖縄本島北部地域の中核都市であり、豊かな海や山があり、ひんぷんガジュマルを中心とした 緑豊かなまちである ●私たちの住む名護市は、その地理的特性を活かし沖縄本島北部地域の 沖縄本島北部地域の中核都市として都市基盤 として都市基盤 の整備を行うなか、豊かな海 かな海や山、河川や 河川や田畑などの 田畑などの自然環境 などの自然環境の 自然環境の保全を行っている。(仲宗根さ ん) ●まちには緑が増えた。各戸では好んで花を植え、通りにはセンダンやコバテイシ、ナンキンハゼ、 街路樹が 街路樹が緑のベルトととなり、ひんぷんガジュマル ひんぷんガジュマルを ガジュマルを中心とした 中心とした「 とした「緑のまち」 のまち」を印象づ 印象づ アカギ等の ける風景 ける風景が広がっている。(仲宗根さん) ●名護の 名護の街は県内でも 県内でも最 でも最も緑豊かな 緑豊かな街 かな街と言われており、多くの市民が街路樹の下を自転車で通 勤・通学している。(岸本さん) 名護には 名護には手つかずの森 つかずの森がいくつかある。整備された 整備された公園 された公園もよいが 公園もよいが、 もよいが、そうでない遊 そうでない遊び場として、 として、 その良 その良さが認識 さが認識され、最低限の安全を確保した上で、大人が見守る中、子ども達が自分で遊びを ● 見つけ、 “じんぶん”を発揮できる場となる。(野原さん) 学校教育の充実したまち ・教育に対する関心が高まり、地域ごとの特色を生かした学校づくりが展開され、子ども達の学 習意欲や志が高い ・子どもの個性やライフスタイルに応じた学校を選べるようになり、充実した学校教育が展開さ れている ・障がいを持った子ども達が自然に恵まれた小規模校で充実した学校教育を受けている ・学校給食は地元の食材の活用することにより名護市の食文化が活かされたものとなり、子ども 達の食育にも役立っている 教育に 教育に関する関心がより 関心がより醸成 がより醸成され,学校への関心がいっそう高まり,PTA活動が活発になる。 ● (大宜見さん) 学校教育が展開される。(大宜見さん) ●子どもの希望 どもの希望や 希望や家族の 家族のライフスタイルに ライフスタイルに応じた学校選択制度が充実している。(大宜見さん) ●地域ごとの 地域ごとの特色 ごとの特色を 特色を生かした ●資源のない小さな地域でも夢は大きく羽ばたくことができる。大人は常にそれを子供に伝え、子 供に自覚させているので、学習意欲は 学習意欲は強く、志が高い。(岸本さん) 子ども達 ども達の通学区が 通学区が全市に 全市に広がり、街の大規模校になじめない子どもが田舎の小規模校に通っ たり、田舎の子どもが街の学校に通うなど、その子 その子に合った学校 った学校を 学校を選ぶことができる。 ぶことができる。各学校は それぞれの個性を生かした発信を行い、子ども達を受け入れる。障がいを がいを持った子 った子ども達 ども達が、自 然に恵まれた小規模校 まれた小規模校で 小規模校で充分な 充分なケアを ケアを受けながら育 けながら育っている。 っている。学校給食は 学校給食は各学校で、地元の 地元の人 が地元の 地元の食材を 食材を使って作 って作り、子ども達 ども達の食育にも 食育にも役立 にも役立っている 役立っている。 っている。(浦島さん) ●学校給食にはこれまで 食文化が活かされた食事 かされた食事が取り入れ 学校給食にはこれまで名護美人 にはこれまで名護美人や 名護美人や名護の 名護の長寿を 長寿を育んできた食文化が ● られ、食生活から将来の名護美人や長寿を育てる食育が行われている。(又吉さん) 4 文化・スポーツ活動が盛んなまち ・文化・スポーツに関する施設等が充実し、各方面の人材が多数輩出されており、野外ステージ では、ジュニアオーケストラや少年少女合唱団のOBが中心となり、毎年オペラが上演されて いる ・学校の空き教室が芸術家のレッスン場やアトリエになったり、商店街が即席のコンサートホー ルや絵画の展示会場になるなど、芸術活動が盛んなまちである ・ 文化財案内人は小中学生の間にも増え、字史づくりには市民が積極的に参加している。また、 地域の公民館では、積極的に伝統文化の継承が行なわれている ・ 名護市の特性を資源化した郷土学「なご学」が、様々な分野からなる学問体系として確立し ている。 ・平成 22 年に開催された全国高校総体をきっかけに、スポーツに対する関心が高まり、スポーツ 活動が盛んになっている ●文化・ (大宜見さ 文化・スポーツに スポーツに関する施設 する施設・ 施設・設備も 設備も充実し,各方面の 各方面の人材が 人材が多数輩出されている。 ん) 路上で 路上で ●商店街アーケー 商店街アーケード アーケードでは、 では、若者が 若者が楽器を 楽器を持ちあって演奏 ちあって演奏があり、コンサートホールとなり、 は絵を描き展示会場とアーケードが文化漂う場所となり、若者が自然に集まってくる。(平得さ ん) ドラマの ドラマの撮影場所になり、夕日の見えるデートスポットとして、カップルが集 ●21 世紀公園は恋愛 まる場所。 (平得さん) として利用 として利用し、新たなる市民芸術家が誕生する。 ●学校の 学校の空き教室で 教室で芸術家が 芸術家がレッスン場 レッスン場、アトリエ (平得さん) ●国指定のヒンプンガジマルの前で、本土から文化交流でやってきた小学生を前に地元の小学生が にも広 にも広がっている。 がっている。そ 説明をしている。このように名護では、文化財案内人 文化財案内人が 案内人が中学生・ 中学生・小学生 のことを通し、子どもたちも名護市の歴史を知り、地元に誇りが持てるようになっている。また、 自分たちの歴史を知ることによって、他府県、他国の歴史にも興味を抱くようになっている。一 字史づくりや 字史づくりや古文書 づくりや古文書の 古文書の解読、 解読、 歴史資料の 歴史資料の整理を 整理を行っている。 っている。個人の生涯学習の場となっているだけでなく、その成果が市史に も還元されており、市民の市史が実践されているまちである。(比嘉ひとみさん) ●学問的な見地から名護市の 名護市の特性を 特性を資源化した 資源化した郷土 した郷土学 郷土学「なご学 なご学」は、当初は歴史や文化を中心とし た人文学からの出発であったが、現在では、工学、医学、環境学、福祉学など様々な系統からな る学問体系として確立し、その成果は全世界に向けて発信されている。(比嘉史さん) ●平成 22 年に沖縄県で開催された全国高校総体(インターハイ)は、いずれの開催市町村において も成功裏の内に終了した。その成功をきっかけに、名護市民の 名護市民のスポーツに スポーツに対する関心 する関心が 関心が高まり、 まり、 以来、 以来、運動施設は 運動施設はスポーツを スポーツを楽しむ市民 しむ市民でごった 市民でごった返 でごった返している。 ている。ある者はプロの舞台を夢見て日 夜練習を重ねた結果、今では日本を代表する選手となって世界を舞台に活躍し、その姿は子供た ちの励みとなっている。(比嘉史さん) ●地域の公民館では、時間帯により様々な人が集まってくる。午前中はお年寄りの憩いの場。ユン タクしたり、お茶を飲んだりしながら楽しんでいる。午後からは学校から帰ってきた子どもたち 方で、ボランティアで年配の人が中心になり自分の知識を活かして、 5 夜 仕事を終えた青年たちがエイサーの練習をする。それを指導する OBや見守る成人会の姿がある。このように、各世代の人々が集う場所になっている。また豊年 祭など、 など、地域の 地域の師匠から 師匠から若 から若い世代へ 世代へ伝えていく、 えていく、伝統文化を 伝統文化を継承する 継承する場所 する場所でもある 場所でもある。 でもある。地域の 地域の公 民館は、人と人の交流する 交流する場所 する場所であると 場所であると同時 であると同時に 同時に伝統文化を 伝統文化を今に伝える、 える、昔と今を繋ぐ場所に もなっている。 もなっている。(田畑さん) ●沖縄県内で活躍する芸術家の 芸術家の人とともに子 とともに子ども達 ども達が、音楽や 音楽や美術などの 美術などの体験学習 などの体験学習をし、芸術活動 が盛んに行われている。(金城さん) ●高校生たちが校内で練習しているお笑いやダンスの披露会が市民会館で行われ、遠くは南部から も人が集まり、盛況な催しとなっている。(金城さん) ●野外ステージでは、毎年、 毎年、野外オペラ 野外オペラが オペラが上演され、クラシックやオペラは名護市民にとって身近 の遊び場になる。 になると、 なものとなる。出演者は 出演者は名護に 名護に帰ってきたジュニアオーケ ってきたジュニアオーケストラ ジュニアオーケストラや ストラや名護少年少女合唱団の 名護少年少女合唱団のOB 出身の音楽家達。(野原さん) ●普段の野外ステージでは、色んなジャンル んなジャンル、 ジャンル、グループの グループの人達が 人達が練習を 練習を兼ね、演奏をしている。夕 方、散歩する人達が途中、腰を下ろし、夕日を眺めながら聴き入っている。(野原さん) を中心とした名護 地域のことをよく知り、地域に愛着がもてるまち ・子ども達は名護市の歴史を知り地域に誇りを持つようになるさらに、名護市に住んでいるすべ ての住民が名護市に対する愛着を持つようになる ・海と山に囲まれた美しい環境と程順則の教えの下に育ちった名護市民は心穏やかで、このまち を誇りに思っている ・5地区のそれぞれの宝(自然・歴史・文化・人材)を活かした地域づくりによって、質の高い 観光が内外から注目を集めるようになる ●国指定のヒンプンガジマルの前で、本土から文化交流でやってきた小学生を前に地元の小学生が 財案内人が中学生・小学生にも広がっている。その ことを通し、子どもたちも名 どもたちも名護市の 護市の歴史を 歴史を知り、地元に 地元に誇りが持 りが持てるようになっている。 ようになっている。また、 また、 自分たちの 自分たちの歴史 たちの歴史を 歴史を知ることによって、 ることによって、他府県、 他府県、他国の 他国の歴史にも 歴史にも興味 にも興味を 興味を抱くようになっている。 くようになっている。一 方で、ボランティアで年配の人が中心になり自分の知識を活かして、字史づくりや古文書の解読、 歴史資料の整理を行っている。個人の生涯学習の場となっているだけでなく、その成果が市史に も還元されており、市民の市史が実践されているまちである。 (比嘉ひとみさん) ●学問的な見地から名護市の 名護市の特性を 特性を資源化した 資源化した郷土学「 郷土学「なご学 なご学」は、当初は 当初は歴史や 歴史や文化を 文化を中心とし 中心とし た人文学からの 人文学からの出発 からの出発であったが 出発であったが、 であったが、現在では 現在では、 では、工学、 工学、医学、 医学、環境学、 環境学、福祉学など 福祉学など様 など様々な系統からな 系統からな る学問体系として 学問体系として確立 として確立し、その成果は全世界に向けて発信されている。(比嘉史さん) ●名護市に住んでいるすべての住民が、名護市に 名護市に対する愛着 する愛着を持ち、住みやすいまちを目指して、 自らまちづくりに取組んでいる。(田畑さん) ●名護市のシンボルであるひんぷんガジュマルの東側(双葉荘跡地)には名護博物館の新館が建つ。 建物の規模としてはそれほど大きくなくコンパクトな造りだが、ひんぷんガジュマル ひんぷんガジュマルから ガジュマルから幸地川 から幸地川 を経て名護グスク 名護グスクを グスクを望む景観に配慮した設計となっている。展示の 展示の目玉は 目玉はやんばるの生活誌 やんばるの生活誌や 生活誌や クジラの クジラの展示であるが 展示であるが、 であるが、歴史分野の 歴史分野の展示も 展示も充実した。また、ぶりでぃ子ども博物館を中心とした 説明をしている。このように名護では、文化 6 体験学習(田植え、塩づくり、豆腐づくり、黒糖づくり、ものづくり)が人気となっている。か つての博物館は姿を消したものの、収蔵庫や謝名城の高倉がその面影を残し、程順則の銅像、六 諭の石碑に加え、敷地を囲む名護番所跡の石垣とフクギが林立する姿は人々の目を引き、往時を 往時を 語る歴史空間としての 歴史空間としての「 としての「番所公園」 番所公園」となった。(仲宗根さん) ●美しい環境 しい環境と 環境と程順則の 程順則の教えの下に育った市民は心穏やかで、子供たちも心身ともに健やかで大 きな夢を育んでいる。(岸本さん) 名護の 名護の市民はこの 市民はこの海 はこの海と山に囲まれたまちがだいすきだ。 まれたまちがだいすきだ。誇りの持 りの持てるまちにしたいと心 てるまちにしたいと心から思 から思っ ている。 ている。(岸本さん) ●名護市5 名護市5地区のそれぞれの 地区のそれぞれの宝 のそれぞれの宝=自然・ 自然・歴史・ 歴史・文化・ 文化・人材を 人材を生かした、派手ではないが地道な発信 によって、質の高い観光が内外から注目を集めている。本部や国頭への通過地点にすぎなかった 名護に、今では多くの人々が滞在し、単なる観光という以上に懐の深い名護の文化を楽しんでい ● る。(浦島さん) 名護の 名護の訛り(地域性など 地域性など) など)を扱った本 った本が出版され、地元名護の人だけではなく、観光客からも人気 を獲得している。(金城さん) ●名護には 名護には手 には手つかずの森がいくつ がいくつかある。 かある。整備された 整備された公園 された公園もよいが 公園もよいが、 もよいが、そうでない遊 そうでない遊び場として、 として、そ の良さが認識 さが認識され、最低限の安全を確保した上で、大人が見守る中、子ども達が自分で遊びを見 ● つけ、 “じんぶん”を発揮できる場となる。(野原さん) 地域活動が盛んで、地域の教育力が高いまち ・都市部にも農村部にも適度に人口が分散し、PTA活動が活発になり、地域ごとの特色を生か した学校づくりも行われている ・地域の公民館は、人と人の交流する場所であると同時に伝統文化を今に伝える、昔と今を繋ぐ 場所にもなっている。 ・お年寄りが仕事で忙しい親世代に代わって、子ども達の面倒をみている。 ・学校が地域に開放され、地域の人たちが学校に関わりを持つことで顔見知りになり、子ども達 は地域の大人に見守られ安全に過ごしている ・街路樹などの管理を地域のボランティアを行っている み 進 人口分布が適度に分散(密度のフラット化)される。(大宜見さん) ●教育に関する関心がより醸成され,学校への 学校への関心 への関心がいっそう 関心がいっそう高 がいっそう高まり,PTA まり,PTA活 ,PTA活動が活発になる 活発になる。 になる。 ●住 分けが むにつれ, (大宜見さん) 地域ごとの特色 との特色を 特色を生かした学校教育 かした学校教育が 学校教育が展開される。(大宜見さん) ●放課後の時間帯、年配の 年配の方たちが子育 たちが子育て 子育て世代の 世代の親に代わって区公民 って区公民館 区公民館で子どもたちのめ どもたちのめんどうを みている。 ている。中心市街地から離れた各字では、区(字)公民館を中心とした子育て環境がある。そ れにひかれて子ども世帯の移住者も増えつつある。(比嘉ひとみさん) ●名桜大学は、退職後の学びの場としても機能している。異年齢の人が行きかう大学である。退職 後に看護・介護の資格を取って再就職している人や心理学の勉強を活かして、それを各学校や 学校や区 公民館 公民館での子育 での子育て 子育て支援に 支援に活用している 活用している人 している人もいる。 いる。(比嘉ひとみさん) ●学校帰りの子供たちが公民館 公民館で、おじぃやおばぁから三味線や踊りを習っている。(兼次さん) ● 7 地域の 地域の公民館 公民館では、 では、時間帯 時間帯により様 により様々な人が集まってくる。 まってくる。午前中 午前中はお年寄りの憩 りの憩いの場 いの場。ユン タクしたり、 したり、お茶を飲んだりしながら楽 んだりしながら楽しんでいる。 しんでいる。午後からは 午後からは学校 からは学校から 学校から帰 から帰ってきた子 ってきた子どもたち の遊び場になる。 になる。夜になると、 になると、仕事を 仕事を終えた青 えた青年たちがエイサ たちがエイサー エイサーの練習をする 練習をする。 をする。それを指導 それを指導する 指導する OBや OBや見守る 見守る成人会の姿がある。 がある。このように、各世代の人々が集う場所になっている。また豊年 祭など、地域の師匠から若い世代へ伝えていく、伝統文化を継承する場所でもある。地域の公民 館は、人と人の交流する場所であると同時に伝統文化を今に伝える、昔と今を繋ぐ場所にもなっ ている。(田畑さん) ●市民は 市民は緑化へも 緑化へも大変協力的 へも大変協力的で 大変協力的で花の里つくり運動 くり運動や 運動や街路樹の 街路樹の手入れも 手入れも地域 れも地域の 地域のボランティ ランティア ティアで行い、 自宅前の木の世話はもちろん住民の義務である。(岸本さん) ●名護では、地域の 地域の文化の 文化の中心は 中心は公民館 公民館である。公民館は子どもから大人までの色々な会合に利用 されており、なかなか忙しい。地域の 地域の学識経 学識経験者、退職した 退職した先 した先生方が 生方が「子どもの家 どもの家」で宿題や 宿題や学 習の面倒をみてくれるので、学力がついてきた。時々、親も一緒になって勉強している。もちろ ん地域の 地域の伝統文化の 伝統文化の継承は区民の大先輩たちの仕事である。みな地域での役割をしっかり果たし ている。区長は地域の文化長でもあるので、大変に意識も高い。特に時代を担う子供の育成は、 国の未来の人材を育てるという大切な使命として位置付けられているので子育て支援の中核と しての役割を自覚している。(岸本さん) ●広い市域を持つ名護市では、地域の公民館に教育・文化が凝縮し、地域における教育・文化活動 が充実している。(比嘉勝彦さん) ●学校は 学校は地域に 地域に開放され、読み聞かせや講師、子ども達 ども達の相談相手 相談相手として 相手として地域 として地域の 地域の人達が 人達が関わりを持 りを持 つ。その結果、子ども達は地域の大人と顔見知りになり、地域においての安全も守られる。(野 ● 原さん) 生涯学習が盛んなまち ・市内にある名桜大学は、退職後の学びの場としても機能し、異年齢の人が行きかう大学となっ ている。 ・年配の方が中心になり、それぞれの知識を活かして字史づくりなどに関わっている ・子ども達は放課後、「子どもの家」や「ミニ図書館」などで過ごしており、地域においては移動 図書館が実施され、時には紙芝居の読み聞かせのイベントも行われている としても機能 としても機能している 機能している。 している。異年齢の人が行きかう大 きかう大学である。 である。退 職後に看護・介護の資格を取って再就職している人や心理学の勉強を活かして、それを各学校や 区公民館での子育て支援に活用している人もいる。(比嘉ひとみさん) ●名桜大学は 名桜大学は、退職後の 退職後の学びの場 びの場 ●国指定のヒンプンガジマルの前で、本土から文化交流でやってきた小学生を前に地元の小学生が 財案内人が中学生・小学生にも広がっている。その 説明をしている。このように名護では、文化 ことを通し、子どもたちも名護市の歴史を知り、地元に誇りが持てるようになっている。また、 一 方で、ボランティアで ボランティアで年配の 年配の人が中心になり 中心になり自分 になり自分の 自分の知識を 知識を活かして、字史づくりや 字史づくりや古文書 づくりや古文書の 古文書の解 読、歴史資料の 歴史資料の整理を 整理を行っている。 っている。個人の生涯学習の 学習の場となっているだけでなく、その成果が市 自分たちの歴史を知ることによって、他府県、他国の歴史にも興味を抱くようになっている。 8 還 践 比嘉ひとみさん) ●十字路付近 字路付近にある 付近にある名護 にある名護市 名護市の社会教育 社会教育課 教育課の学習セ 学習センターでは、 では、趣味の合唱サークルの ークルの練習をしたり 練習をしたり 絵画や三味線のサークルの後、健康レストランを利用し、商店街で買い物をして帰る。(岸本さ 史にも 元されており、市民の市史が実 されているまちである。 ( ん) 程順則の見守る通りは、健康な老人の闊歩できる安心安全な街であり、子供たちも放課後 たちも放課後、 放課後、空き 店舗を 店舗を利用した 利用した「 した「子どもの家 どもの家」や学童保育のある 保育のあるミニ のあるミニ図 ミニ図書館で宿題をして 宿題をして帰 をして帰る。(岸本さん) ●名護市内では移動図書館が実施され、同時に昔懐かしい紙芝居屋さんのような紙芝居などの 紙芝居などの読 などの読 み聞かせが行われており、地域の子ども達が心待ちにするイベントとなっている。(金城さん) ● 地域・世代間交流が盛んなまち ・中心市街地の空き店舗では、地域の高齢者が中心となり昔ながらのお菓子などを販売している ・中心市街地では、若者による路上ライブや絵画展示があり、自然と若者が集まってくる場とな っている ・各字では、公民館を中心とした子育て環境が充実している ・公民館は、午前中はお年寄り、午後は学校から帰ってきた子ども達、夜は青年会の活動の場と なっており、各世代や世代間の交流の場、伝統文化を継承する場となっている。 ・子ども達も一緒になって道路や公園し、木陰を行き交う人々は、互いにあいさつや清掃作業の 労をねぎらったりと、声をかけあっている。 ・ガジュマルのある名護の十字路付近や歩道に張りだしたテラスは、市民の交流や出会いの場と なっている ●市街地の空き店舗では、地域の 地域の老人達が 老人達が中心となり昔 となり昔ながらのお ながらのお菓子や祭事に出る手料理等 料理等を 販売している。(平得さん) ●名桜大学の学生で名護街は international。 ・・・アジアの アジアの食市場ができ、 ができ、街はにぎわ はにぎわっている ぎわっている。 っている。 (平得さん) 商店街アーケードでは、若者が楽器を持ちあって演奏があり、コンサートホールとなり、路上で は絵を描き展示会場とアーケードが文化漂う場所となり、若者が自然に 自然に集まってくる。 まってくる。(平得さ ● ん) 城 ●名護 には 得さん) 四季折々の花が年中咲き誇り地域の 地域の人や観光客 観光客を楽しませ しませ、癒しの空間となる。(平 を前に地元の 地元の小学生 ●国指定のヒンプンガジマルの前で、本土から 本土から文化交流 から文化交流でやってきた 文化交流でやってきた小学生 でやってきた小学生 が説明をしている 説明をしている。 をしている。このように名護では、文化財案内人が中学生・小学生にも広がっている。そ のことを通し、子どもたちも名護市の歴史を知り、地元に誇りが持てるようになっている。また、 自分たちの 自分たちの歴史 たちの歴史を 歴史を知ることによって、 ることによって、他府県、 他府県、他国の 他国の歴史にも 歴史にも興味 にも興味を 興味を抱くようになっている。 くようになっている。一 方で、ボランティアで年配の人が中心になり自分の知識を活かして、字史づくりや古文書の解読、 歴史資料の整理を行っている。個人の生涯学習の場となっているだけでなく、その成果が市史に も還元されており、市民の市史が実践されているまちである。(比嘉ひとみさん) ●放課後の時間帯、年配の 年配の方たちが子育 たちが子育て 子育て世代の 世代の親に代わって区公民館 わって区公民館で 区公民館で子どもたちのめんどう をみている。 をみている。中心市街地から離れた各字では、区(字)公民館を中心とした子育て環境がある。 9 ひ 帯 移 比嘉ひとみさん) ●名桜大学は 名桜大学は、退職後の 退職後の学びの場 びの場としても機能 としても機能している 機能している。 している。異年齢の 異年齢の人が行きかう大学 きかう大学である 大学である。 である。退 職後に看護・介護の資格を取って再就職している人や心理学の勉強を活かして、それを各学校や 区公民館での子育て支援に活用している人もいる。(比嘉ひとみさん) ●学校帰りの子供たちが公民館で、おじぃやおばぁから三味線 おじぃやおばぁから三味線や 三味線や踊りを習 りを習っている。 っている。(兼次さん) ●休日には、名護十字路からひんぷんがじゅまるまでが歩行者天国となり、地域の 地域の人達が 人達が市を楽し んでいる。 んでいる。(兼次さん) ●地域の公民館では、時間帯により様々な人が集まってくる。午前中はお年寄りの憩いの場。ユン タクしたり、お茶を飲んだりしながら楽しんでいる。午後からは学校から帰ってきた子どもたち の遊び場になる。夜になると、仕事を終えた青年たちがエイサーの練習をする。それを指導する OBや見守る成人会の姿がある。このように、各世代の 各世代の人々が集う場所になっている。 になっている。また豊 また豊 年祭など 年祭など、 など、地域の 地域の師匠から 師匠から若 から若い世代へ 世代へ伝えていく、 えていく、伝統文化を 伝統文化を継承する 継承する場所 する場所でもある 場所でもある。 でもある。地域の 地域の公 民館は、人と人の交流する 交流する場所 する場所であると 場所であると同 であると同時に伝統文化を 伝統文化を今に伝える、 える、昔と今を繋ぐ場所にも なっている。 なっている。(田畑さん) ●日々、樹木の落ち葉の清掃は大変だが、早朝から 早朝から掃き掃除をする 掃除をする大人 をする大人たちに 大人たちに混 たちに混じり一緒 じり一緒になっ 一緒になっ て汗を流す子どもたちの姿も見られる。 られる。木陰を 木陰を行き交う人々は、互いに朝 いに朝のあいさつ のあいさつを交わし たり、 たり、清掃作 清掃作業の労をねぎ をねぎらったりと声 らったりと声をかけあっている。 をかけあっている。(仲宗根さん) ●往時を語る歴史空間としての「番所公園」となった。放課後は 放課後は、学校帰 学校帰りの子 りの子どもたちで賑 どもたちで賑わう 空間となっている 空間となっている。 となっている。西の中央図書 央図書館、東の博物館と 博物館と文化・ 文化・学習活動 学習活動、人的交流の 的交流の拠点エリ 拠点エリア エリアとし て重要な位置をなしている。 (仲宗根さん) ●ガジュマルのある ガジュマルのある名護 のある名護の 名護の十字路付近は 十字路付近は市民にとっては 市民にとっては昔 にとっては昔と変わらず交流 わらず交流の 交流の場で、特に高齢者の 皆さんは公共の交通手段、ソーラーバスでそこに集い(岸本さん) ●名護の旧市街地はヒンプンガジュマルを中心に、博物館ギャラリー、ゆったりくつろげる喫茶店 や美味しいソバ屋、郷土料理の店などが並び、市民も観光客も車を隣接の駐車場に置き、ゆっく りと散策しながら芸術・文化に親しんだり、買い物をしている。歩道に 歩道に張り出したテラス したテラスは テラスは人々 の出会いの場所 いの場所ともなっている。 ともなっている。街の随所に緑あふれる小公園 れる小公園があり 小公園があり、 があり、子ども達 ども達が遊んだり、 んだり、 休日には 休日にはフリ にはフリーマーケ フリーマーケッ ーマーケットが開かれたり、 かれたり、若者たちがコ たちがコンサートをしたり ートをしたり、 をしたり、いつも人で賑わって いる。昔ながらの市場も変わらぬ人気を誇っている。(浦島さん) ●名護に残る古い民家を利用した、北部でなければできない体験学習が行われ、他府県からの修学 旅行生などが頻繁に学習に来る。(又吉さん) ●地域活動が盛んなため、地域内の高齢者や子ども達、青年ら様々な世代間の交流も活発であり、 地域に活力が溢れている。(比嘉勝彦さん) ●学校は地域に開放され、読み聞かせや講師、子ども達の相談相手として地域の人達が関わりを持 つ。その結果、子ども達 ども達は地域の 地域の大人と 大人と顔見知 顔見知りになり、地域においての安全も守られる。(野 それに かれて子ども世 の 住者も増えつつある。( 原さん) 普段の野外ステージでは、色んなジャンル、グループの人達が練習を兼ね、演奏をしている。夕 方、散歩する 散歩する人達 する人達が 人達が途中、腰を下ろし、夕日を 夕日を眺めながら聴 ながら聴き入っている。 っている。(野原さん) ● 10 情報発信のまち ・インターネットで開設した名護市テレビ局では、名護の文化・自然・産業などをアピールして いる ・郷土学「なご学」は様々な系統からなる学問体系として確立し、世界に向けて発信されている。 用 ●学問的な見地から名護市の特性を資源化した郷土学「なご学」は、当初は歴史や文化を中心とし た人文学からの出発であったが、現在では、工学、医学、環境学、福祉学など様々な系統からな る学問体系として確立し、その成果は 成果は全世界 全世界に向けて発 けて発信されている。(比嘉史さん) ●インターネット ネットによって名護市の 名護市の文化・ 文化・自然など良 など良いところ いところをもっと ころをもっとア をもっとアピールする。(岸本さん) ●名護を 名護をアピールする ールするキャ するキャラクター キャラクターとしてオサップ(スマップのニセモノ!?中高年男性によるグル ープ)が決まり、ダンスなどに懸命に取り組む姿が人気を博し、名護のアピールに一役買ってい る。(金城さん) ●名護市のインターネ インターネットシ ットシステム ステムで名護市テレ 名護市テレビ テレビ局を開設し市民が活 している。(平得さん) 男女が共に尊敬し合い、協力し合うまち 産婦人科の問題も解決したので、子育てへの不安もなく、企業や 企業や男性も子育てに 子育てに大 てに大変協力的な ので、子供の出生率も上がった。 (岸本さん) ● 平和なまち 界 和 和 思 ●世 が平 にならなければ、私たちのまちも平 にはなれないと う。だから私たちは一人 たちは一人ひと 一人ひと りが平和 りが平和をつくるために 平和をつくるために何 をつくるために何ができるか考 ができるか考える。 える。相手のために何 のために何ができるか考 ができるか考える。 える。子どもから 必ずいいまちになる。(岸本さん) 大人まで・・・・・そんなまちは 教育をまとめることば 海と山に囲まれたまちがだいすきだ。誇りの持てるまちにしたいと心か ら思っている。いつも子 いつも子供の視線で考え、子供を中心に 中心に考えている。 えている。なぜって? って?何のため のため に私たちは生 たちは生きているのだろ きているのだろうか考 うか考えたらわ えたらわかるはず かるはずだ。未来へ 未来へ今を渡すため、 すため、そのため そのため に私たちは早 たちは早く行動しなければならない。 しなければならない。子供の時期はほんのわず んのわずかで わずかで、 かで、大人を待ってい られないから。 られないから。(岸本さん) ●まちづ まちづくりは地域 くりは地域から めなければならない。 ればならない。地域力を高めることが、世代間交流につな 地域から始 から始めなけ がり、そのことが地域の教育力も高める。だから、広い市域でいちばん身近 いちばん身近な 身近な地域の 地域の公民 館はもっと教育 はもっと教育・ 文化が凝縮されるものでありたい。(比嘉勝彦さん) 教育・文化が ●名護の市民はこの 11 ○他の部会への提案 <都市基盤・生活環境部会への提案> が進み,商業地と住宅地 住宅地との住 との住み分けが進んでいる。(「働く場所」と「住む 場所」との色分けがよりはっきりして,それぞれのニーズに応じた生活環境が構築されている) ●交通環境の 交通環境の整備 (大宜見さん) み 進 口 布 適度に分散(密度のフラット化)される。(大宜見さん) ●魅力・ 魅力・特色あ 特色あふれるまちづくりを推進した結果,各方面での評価が高まり,10 万に迫る人口増と ●住 分けが むにつれ,人 分 が なる。 (大宜見さん) 城 四季折々の花が年中咲き誇り地域の人や観光客を楽しませ、癒しの空間 しの空間となる。(平 ●名護 には 得さん) 009 年から実施された「ゴミの有料化」以降、リサイクルの促進や身近な環境教育が浸透し、各 家庭から排出されるゴミの量が減り、かつてのようなゴミが散乱するような状況は見られなくな ●2 った。 (仲宗根さん) 内 豊 多くの市民 くの市民が 市民が街路樹 街路樹の下を自転車で 転車で通 勤・通学している。 している。市民の 市民の環境への 環境への関心 への関心は 関心は高く、ゴミの ゴミの問題も不法投棄の 不法投棄の問題もなく二酸 もなく二酸化 二酸化炭素 削減にも 削減にも協力 にも協力している 協力している。 している。(岸本さん) ●家を建てるときには必 てるときには必ず木を植える。 える。その木 その木は市の管理センターで育てられている木 てられている木の中から選 から選 ぶ。これは市の景観条例 景観条例で定められているので、名護市はいまや緑に囲まれた酸素供給のまち である。記念日には植樹することが決められているおかげで、山の水源も守られ、川の水も豊か に流れている。これらの美しい街の景観はまちを訪れる人の心を和ませている。(岸本さん) ●ガジュマルのある名護の十字路付近は市民にとっては昔と変わらず交流の場で、特に高齢者の皆 ●名護の街は県 でも最も緑 かな街と言われており、 さんは公共の交通手段 交通手段、ソーラーバ ーラーバスでそこに集い(岸本さん) ガジュマルを マルを中心に通りが広 りが広がっていて、 がっていて、ナゴラン ナゴランのついた ランのついた大 のついた大きな街路 きな街路樹 街路樹が影をつくっている ので、ベンチ ベンチで憩う人が多く見受けられる。(岸本さん) ●美しい海にはジュゴンが悠々と泳いでいる。雨の度に赤土で真っ赤に染まっていたイノーは、島 の自然に合った施 った施工法への転換、赤土流出防止 土流出防止の 防止の技術向上で透明度を増し、コンクリ ンクリートで ートで固 められていた河川や海岸線は自然再生 然再生推進法に基づく公 づく公共工事によって原型 によって原型を 原型を取り戻した。 した。海 には魚が戻り、浜にはウミガメが戻ってきた。(浦島さん) ●小型で低料金の 低料金の市営バスが市街地の 市街地のみならず ならず市内の 市内の隅々まで定期的 まで定期的に 定期的に走り、お年寄りや学生を はじめ市民の足となっている。おかげで自家用車の使用頻度はぐっと減り、家計にもやさしい上 に地球温暖化防止にも貢献している。(浦島さん) ●米軍キャンプシュワブが返還され、跡地は最小限に手を加えて新たな観光スポットとなっている。 海と海浜風景の美しさは群を抜き、旧居住地をそのまま生かした「アメリカ村」リゾート、辺野 古岳一帯に広がる亜熱帯照葉樹林などが人気を集めている。地元の雇用もたくさん生まれ、映画 館、迎賓館などは地元住民にも人気がある。(浦島さん) ● 12 <産業振興部会への提案> 老 昔 菓 祭事に出る手料理等を ●市街地の 市街地の空き店舗では、地域の 人達が中心となり ながらのお 子や 販売している。(平得さん) ●名桜大学の学生で名護街は international。 ・・・アジアの アジアの食市場ができ、 ができ、街はにぎわ はにぎわっている ぎわっている。 っている。 (平得さん) 商店街 商店街アーケードでは、若者が楽器を持ちあって演奏があり、コンサートホールとなり、路上で は絵を描き展示会場とアーケードが アーケードが文化漂 文化漂う場所となり、若者が自然に 自然に集まってくる。 まってくる。(平得さ ● ん) 撮影場所になり、夕日の 夕日の見えるデ えるデートスポットとして、 として、カップル カップルが プルが集 ●21 世紀公園は恋愛ドラマの まる場所 まる場所。 場所。(平得さん) ●休日には、名護十字路からひんぷんがじ 名護十字路からひんぷんがじゅ からひんぷんがじゅまるまでが歩 まるまでが歩行者天国 行者天国となり、地域の人達が市を楽 しんでいる。(兼次さん) ●十字路付近にある名護市の社会教育課の学習センターでは、趣味の合唱サークルの練習をしたり 絵画や三味線のサークルの ークルの後、健康レ 健康レストランを ストランを利用し 利用し、商店街 商店街で買い物をして帰 をして帰る。その時 その時に お返しにもらったお米券が 米券が買物券として利用 として利用できる 利用できる。 できる。(岸本さん) ●美しい海にはジュゴンが悠々と泳いでいる。雨の度に赤土で真っ赤に染まっていたイノーは、島 の自然に合った施工法への転換、赤土流出防止の技術向上で透明度を増し、コンクリートで固め られていた河川や海岸線は自然再生推進法に基づく公共工事によって原型を取り戻した。海には 魚が戻り、浜にはウミガメが戻ってきた。衰退しかかっていた 衰退しかかっていた漁業 しかかっていた漁業は 漁業は息を吹き返し、後継者が育 ちつつある つつある。 ある。自然に負荷を 負荷を与えない有機農業 えない有機農業が盛んになり、 んになり、若者たちが誇 たちが誇りを持 りを持って農業 って農業に 農業に従 事している。 している。(浦島さん) ●名護の 名護の旧市街地は 市街地はヒンプンガジュマルを ンガジュマルを中心に、博物館ギ 博物館ギャラリ ャラリー、ゆったりくつろげ ったりくつろげる つろげる喫茶店 や美味しい 美味しいソバ しいソバ屋 ソバ屋、郷土料理 郷土料理の 料理の店などが並 などが並び、市民も 市民も観光客も 観光客も車を隣接の 隣接の駐車場 駐車場に置き、ゆっく りと散策 りと散策しながら芸術 しながら芸術・ 芸術・文化に 文化に親しんだり、 しんだり、買い物をしている。 している。歩道に張り出したテラスは人々 の出会いの場所ともなっている。街の随所に緑あふれる小公園があり、子ども達が遊んだり、休 日にはフリーマーケットが開かれたり、若者たちがコンサートをしたり、いつも人で賑わってい る。昔ながらの市場 ながらの市場も 市場も変わらぬ人気を誇っている。 っている。(浦島さん) ●学校給食は各学校で、地元の 地元の人が地元の 地元の食材を 食材を使って作 って作り、子ども達の食育にも役立っている。 (浦島さん) 予算はハコモノの建設でなく、教育・福祉・医療を中心に使われ、そこで雇用も生み出して いる。 いる。(浦島さん) ●米軍キャンプシュワブが返還され、跡地は最小限に手を加えて新たな観光スポットとなっている。 海と海浜風景の美しさは群を抜き、旧居住地をそのまま生かした「アメリカ村」リゾート、辺野 古岳一帯に広がる亜熱帯照葉樹林などが人気を集めている。地元の雇用もたくさん生まれ、映画 館、迎賓館などは地元住民にも人気がある。(浦島さん) ●週に一度、野外シ 野外シアターで アターで低価格の 低価格の映画上映が行われ、若いカップルのデートスポットや家族 団欒の場となっている。(金城さん) ●名護の 名護の訛り(地域性など 地域性など) など)を扱った本 った本が出版され、 され、地元名護の 地元名護の人だけではなく、 だけではなく、観光客からも 観光客からも人 からも人 気を獲得している 獲得している。 している。(金城さん) ●市の 13 商店街では二千円札を使うとオリオンビ オリオンビールが付いてくるなどというキャンペーンが行わ れ、二千円札の普及活動が行われている。(金城さん) ●人工的な技術(手術など)ではなく、食生活による美人・長寿を目指すために、美人や長寿の多い 名護の 名護の食生活に注目が集まり、人々が多く訪れるようになっている。(又吉さん) ●名護に残る古い民家を利用した、北部でな 北部でなけ でなければできない体験 ればできない体験ツアー 体験ツアーが行われている。(又吉さ ●市の ん) <健康・福祉福祉部会への提案> ュ 十字路付近は市民にとっては昔と変わらず交流の場で、特に高齢者の 齢者の皆 さんは公 さんは公共の交通手段、 交通手段、ソーラーバ ーラーバスでそこに集 でそこに集い、健康サロ 健康サロン サロンで健康相談や 健康相談や栄養相談、 栄養相談、カウ ンセリングを受けたりする。 けたりする。予防医療の 予防医療の考えが市民に 市民に普及している 普及しているお しているおかげで名護市の 名護市の医療費は 療費は 適正である 適正である。 である。(岸本さん) ●産婦人 産婦人科の問題も解決したので、 したので、子育て 子育てへの不安もなく 不安もなく、企業や男性も子育てに大変協力的な ので、子供の出生率も上がった。 (岸本さん) ●小型で低料金の市営バスが市街地の 市街地のみならず ならず市内の 市内の隅々まで定期的 まで定期的に 定期的に走り、お年寄りや学生 りや学生を 学生を はじめ市民 はじめ市民の 市民の足となっている。 となっている。おかげで自家用車の使用頻度はぐっと減り、家計にもやさしい上 に地球温暖化防止にも貢献している。(浦島さん) ●障がいを持 がいを持った子 った子ども達 ども達が、自然に恵まれた小 まれた小規模校 規模校で充分なケアを ケアを受けながら育 ながら育っている。 っている。 ●ガジ マルのある名護の (浦島さん) 予算はハコモノの建設でなく、教育・福祉・医療を中心に使われ、そこで雇用も生み出して いる。安心して子 して子供を産み育て、病気になっても 病気になっても安 になっても安心して療養 して療養できる 療養できるまちとして、 まちとして、市外からの 市外からの 移住も 移住も増えた。 えた。(浦島さん) ●少なくとも生 なくとも生後1年は、何の心配もなく 心配もなく、 もなく、親の手元で 手元で(保育所等 育所等に預けずに) ずに)子どもを育 どもを育てられ るような社会 るような社会。 社会。その結果、名護には赤ちゃんを抱っこして歩くお母さんの姿が増え、あたたかく ほほえましい光景が広がる。(野原さん) ●市の 14