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現場観測データとの連携の促進 - JAXA 衛星利用推進サイト
資料3-3-1 現場観測データとの連携の促進 平成26年度 海洋・宇宙連携委員会 End-to-Endユーザグループ 第3回検討会 平成27年3月26日 現場観測データとの連携の促進 漁船を利用した海況モニタリング(A機関殿の例) 漁船に設置された水温計や潮流計で計測された海況データを元に,日向灘における 詳細な海況図を毎日作成 衛星観測 流向・流速 水温:8隻 潮流:5隻 黒潮流軸 浮き漁礁 「うみさち」 広域 色は水温値 詳細 現場観測 海況日報の特徴 1. 水産試験場の高度漁海況情報サービスシス テムのWebサイトと携帯サイトにて一般公開 2. 毎日正午前後に直近データから海況図を作成 3. 広域図と詳細図(流況あり)を選択できる 1 現場観測データとの連携イメージ 漁場把握のためのフロントや海水塊の構造、挙動の把握を行うため、 海況情報の三次元表示の検討 予測プロダクト試作の検討 を行い、コアサービスとの連携を目指す 海況日報 水塊の立体的構造等、 海況情報の三次元表示 プロダクト検討 予測プロダクト 現場観測と衛星データを組 み合わせた 現況データ提供 海況予測 予測・グリッド データ 2 水塊表示イメージ(事例) 観測船等の測線に沿った水温構造断面 黒潮等の表層流軸 海水密度構造の3次元表示 3 測線に沿った水温構造とCTD等によるIn-Situデータとの比較 In-Situ観測による温度鉛直プロファイルと モデル予測の垂直断面の比較 沖合を通過する黒潮の接近を 確認するためにIn-Situデータの 水温鉛直プロファイルと予測モデ ルデータを比較する。 漁船・観測船の航跡(測線) CTD1 CTD2 CTD3 黒潮 漁船(観測船)の測線に沿った水温プロファイルなどはモデルから得て、各観測点におけるCTD測 定値と比較可能とする。 河川からの流入水塊等の沿岸海水構造の立体的把握 沿岸の水塊立体構造の詳細を把握す るため、予測モデルデータによる立体 構造をIn-Situデータで補強する。 CTD1 CTD2 CTD3 0m 50m 100m 各水深層で、水平温度(または塩分)勾配∇xT(または∇xS )の大きなところを通る等水温線を 水塊の境目と定め、赤線でハイライトしている。 ユーザーフィードバック 現場観測データとの連携に向けた次年度の動き WebGIS上での表示検討 プロダクト表現方法の検討 ・WebGIS表示の検討 ・試作したデータは漁業者に対して再評価をいただく プロダクト試作 ニーズに則したプロダクトを試作 ・試作したデータは漁業者に対して再評価をいただく 海況予測の課題整理 海況予測に対する ユーザーニーズの把握 コアサービスと現場観測データ連携における課題整理 ・データ提供、連携を如何に行うか ・予測を行うためのコアサービス側の課題の洗い出し 観測に協力している漁船に対してヒアリングを実施 ・何時間後の、何の、どの海域の予測 が必要なのか等のプロダクト試作に必要な情報を明らかにする 6