...

Title ヒト精漿および精子内のクレアチンキナーゼアイソザイムについての

by user

on
Category: Documents
16

views

Report

Comments

Transcript

Title ヒト精漿および精子内のクレアチンキナーゼアイソザイムについての
Title
Author
Publisher
Jtitle
Abstract
Genre
URL
Powered by TCPDF (www.tcpdf.org)
ヒト精漿および精子内のクレアチンキナーゼアイソザイムについての検討
宮地, 系典(Miyaji, Keisuke)
村井, 勝(Murai, Masaru)
慶應医学会
慶應医学 (Journal of the Keio Medical Society). Vol.82, No.3 (2005. 9) ,p.T207- T215
Journal Article
http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN00069296-20050901
-0207
慶 曜 医 学 。82(3):T207∼T215,2005
学位論文
ヒ ト精 漿 お よ び精 子 内 の
ク レア チ ンキ ナ ー ゼ ア イ ソザ イ ム に つ い て の検 討
慶 慮義 塾 大学 医学 部泌尿 器科 学 教室
(指導:村 井 勝 教授)
ろ や じ ゆい ずけ
宮 地 系 典
(平 成 且6年2月17日
Key Words:male infertility, human sperm, seminal plasma, 受 付)
creative kinase isozyme
不 妊 夫 婦 の 数 は増 加 傾 向 に あ り,最 近 で は お よ そ15
リ ン酸 シ ャ トル の 関 与 を 解 明 す る 一 端 と し て,精
%の カプ ッルが 不 妊 で あ る との 報 告 が あ るD.ま
に お け るATP儂
全 体 に 目 を 向 け る と約20年
た社会
前 よ り人 工 構 成 の 少 子 高 齢
目 し た.CKア
度 維 持 に 主 要 な 役 罰 を 果 た すCKに
イ ソ ザ イ ム に は, CK-MM, 類 が あ り,精
着
CK・BB, CK・
化 が 進 み,社 会 問 題 に ま で 発展 して きた.こ の よ う な出
MB, CK-MiMiの4種
生 率 の 低 下 を 防 ぐた め に種 々 の 方 策 が と られ て い るが,
較 し て 大 凪 のCK・BBが
その 中で 不妊治 療 の充 実 化 を図 るこ と も極 めて重 要 に な っ
来,体
て き た.不 妊 治 療 の 中 で女 性 の 治療,生
の 関 連 に つ い て の 報 告 が な さ れ て い る が,ア
殖 補 助 技 術 に関
子 尾部
漿 中 に13#ii子 中 と比
荏 在 す る と い わ れ て い る4.n.従
外 受 精 に お け る 受 精 率 と ヒ ト精 子 内 ア イ ソ ザ イ ム
イ ソザ イ ム
して は近 年 急 速 な 進 歩 が み られ る の に 対 して,不 妊 原 因
パ ター ンに 関 して は諸 家 に よ って 報 告 が 異 な る。 本 研究
の約50%占
で は 最 初 に,精
め る男 性 不 妊iでは有 効 な 治 療 法 が 少 な いの
子 内 に は な く精 漿 に 多 量 に 含 ま れ る 酸 性
が 現 状 で あ る.精 子 機能 の一 っ で あ る,精 子 運 動 は卵 へ
フ ォ ス フ ァ タ ー ゼ(ACP)活
の 侵 入,受 精 に不 可 欠 で あ り,精 子 迎 動 率 が50%以
体 に 精 漿,精
下
性 を 指 標 と し て,精
子 検
液 内 他 細 胞 が 混 在 しな い よ うな精 子 精 製 法
の糟 子 無 力 症 は男 性 不 旺 に大 きな割 合 を 占 め,そ の 原 因
を 検 討 し た.さ
究 明 が 必 要 で あ る.
内 のCKア
ら に そ の 方 法 を 使 っ て,精
子 お よ びtifggf
イ ゾ ザ イ ム の 同 定 と そ の 活 性 測 定 を 行 っ た.
ク レア チ ン リ ン酸 塩 は 高 エ ネ ル ギ ー リン酸 塩 と して 貯
蔵 され,ア
デ ノ シ ン3リ
ン酸(ATP)を
補給す るため
材料と方法
の エ ネ ル ギ ー緩 衝 剤 と して 利用 さ れ る.筋 肉 内 で は ク レ
ァ チ ン リン酸 シャ トル が ミ トコ ン ド リアか ら筋 原 線 維 へ
東京 歯 科 大学 市 川 総 合 病 院 泌 尿 器 科 お よ び産 婦 人 科 に
高 エ ネ ル ギ ー リン酸 を 輸 送 し,か っ 高 エ ネ ルギ ー リ ン酸
お け る 不 妊 外 来 患 者112名
の レベ ル を一 定 に保 つ た め に緩 衝剤 に な って い る と考 え
供 に は 患 者 本 人 に 十 分 な イ ン7オ
られ て い る2,.Tombesら
い,同
は精 子 細 胞 内 で も筋 肉 細 胞 で
意 を 得 て 使 用 し た.精
の 精 液 を 用 い た.精
に て 採 取 さ れ,精
ATPが
輸 送 さ れ て い る こ とを 示 唆 して い る,す な わ ち
た.精
ATPの
高 エ ネ ル ギ ー リ ン酸 結 合 は ミ トコ ン ドリア の ク
て 施 行 し たB》.精 子 濃 度 はMakler よ り ク レア チ ンに転 移 され
る と同 時 に ア デ ノ シ ン2リ ン酸(ADP)が
ADPは
酸 化 的 リ ン酸 化 に よ っ てATPに
い っぽ う,ク
生 じ,こ の
変 換 され る.
レア チ ン りン酸 は 精 子 尾 部 鞭 毛 の 紬 糸 の ダ
イ ニ ンーATPaseに
よ って分 解 され,再 びADPに
な る3卜.
申講 者 は精 子 運 動 機 構 お よ びill子無 力 症 へ の ク レア チ ン
一T207一
液 検 査 施 行 後 の 余 剰 精 液 を 実 験 に供 し
液 検 査 は 液 状 化 後,WHOの
(SEFI-MEDICAL で 計 測 し,精
ー ム ドコ ン セ ン トを 行
液 は 患 者 自身 に よ る用 手 法
提 唱 さ れ て い る ク レ ア チ ン リ ン酸 シ ャ トル に よ って
レア チ ンキ ナ ー ゼ(CK)に
INSTRUMENTS, 子 運 動 率 は37℃
ガ イ ドラ イ ンに沿 っ
Counting 用 し 計 測 し た.精
子 奇 形 率 はKruger's に 沿 っ て 評 価 し た.
子精 製法の検討
Chamber
New York, USA)
でcomputer motility analyzer(C-men;Compix, 1.精
液 の提
assisted
PA, USA)を
使
strict criteria"
慶 晦 医 学 82巻3号(平
IUHaszarら
の 精 子 精 製 法1。},121Clausら
法 」D,131$rビ
法 ゆ,{5)キ
4℃ で10分
の精子精 製
ラ ー ル 撹 絆 密 度 勾 配 法is.1`',141swim up
ャ ピ ラ ー ル 撹 搾 密 度 勾 配 法 お よ び 修 正swim
up YZを 合 わ せ た 精 製 法,を
そ れ ぞ れ 施 行 し,精
子を精
洗 浄 液10m1に
混 和 し,2000xg,4℃
分 離 し,上ri'fを
除 去 し た.沈
10分
ui Huszarら
の生 理 的 食 塩 水 に よ る精 子 精 製 法101
荊 液 を15倍
量 の0.03Mイ
ナ ト リ ウ ム 溶 液(pH ミ ダ ゾ ー ル 加0.15M塩
7.0)で
希 釈 し,2000×g,4℃
間 遠 心 分 離 後 上 清 を 除 去 し た.残
0.03Mイ
ミ ダ ゾ ー ル,10%グ
threitol(Sigma Chemical Triton X-100を
加 え た0.15M塩
量 に 再 懸 濁 し,20紗
×gでis分
間 遠 心 分 離 し,上
121Clausら
で
Dithio-
ウ ム 溶 液(pH8,0:洗
40Nmナ
撹 搾 後,4℃,5000
浄 液)10mlを
X-100
間 撹 搾 し,5000xg,
殿 はmOμ1の
移 した
抽 出 液 に 混 和 し5分
間 遠 心 分 離 し,上
清 を最初の
ラ ー ル 撹 搾 密 度 勾 配 法2.川(図1)
mMHepes緩
化 ナ ト リウ ム 溶 液
衝 化0.l M塩
衝 化 ハ ン ク ス 液(ハ
イ ロ ン メ ッ シ ュ フ{ル
溝 過 精 液).20mg/mlア
ル 液(pH ル ブ ミ ン 加20
ン ク ス 液)を
濾 過 梢 液 を2ml晒
加 え て2000xg,
℃,1000Xgで30分
間 遠 心 分 離 し た.精
)
4
)
3
)
2
)
1
⊆
駈買
藤
灘
ニ
ニ
ニ
ψ
キ ャ ビラ ー ル概 搾密 度 勾 配法
写 真 は,1)20mg/mlア
と こ ろ を 示 す.2)40オmナ
ル ブ ミ ン加 等 張 化80%パ
ikli4のF'ri 7fr吸
引,回
ー コ ー ル 液(pH 7.4)5mlに
イ ロ ン メ ッ シ ニ フ ィ ル タ ー で 濾 過 し た 柵 液2mlを
連 続 密 度 勾 配 を 作 成 し た.3)4℃,1000Xgで30分
撹 搾
子 は管 底 に濃
姻
ー コー
棒 で 数 度 撹 搾 す る こ と に よ り遮 続 密 度 勾 配 を 作 成 し,4
曹
図1 下
積 し.キfiビ
ラ ー ル を 挿 入 し た 後 に 精 液 と パ ー コ ー ル 膨 をL型
化 ナ トり
加 えて
タ ー で 濾 過 し た(以
ル ブ ミ ン加 等 張 化80%パ
7.4)5mlに
圏
r
間遠心
をEppendor(tubeに
精 液 全 鼠 に 等 量 の4.Omg/m1ア
清 を 検 体 と し た(n=5).
M Tris緩
でio分
精 子 抽 出 液 互に 加 え た も の を 検 体 と した(n冒5).
131キrピ
の 生 理 的 食 塩 水 に よ る精 子 精 製 法m
精 液200Nlに0.05 殿 を再度
殿 を1%Triton 混 和 し て5分
間 撹 搾 後5000xg,10分
化
Co, St. Lous, MO),0.1%
(pH 7.0)同
出 液)に
間 遠 心 分 離 し,..L清
(精 子 抽 出 液1).沈
った精子検体 は
リセ リ ン,5mM 間 遠 心 分 離 し 上 清 を 除 去 した.沈
加 洗 浄 液(抽
製 し た,
10分
成17卑9月)
キ ャ ビ ラ ー ル を 挿 入 して い る
層 穣 し, L字
撹 絆 揮 で 数 回 擬 絆,
逮 心 分 離. IYII(に 成Sara rが 沈 殿 して い る の を 示 す.4)
収 し て い る,
一T208一
;;地:ヒ
トrasp・
槽 子 内 ク レア チ ンキ ナ ー ゼの 解 析
.沈 坦 ...
ア
過 解爵
・
翔.轟 並.
類
図2 Swim up法
写 奥 は 、Swim up法
態 を 示 して い る.修ti に お い て1%ア
swim up法
ル ブ ミ ン加 ハ ン ク ス 液10mlの
の 場 合 は40%パ
管 底 にflifi2iを層 稿 し た 状
ー コ ー ル 液 を4ritLにleyFdし,そ
の下に柵液 を
層 概 した.
縮 さ れ,キ
ャ ピ ラ ー ル か ら吸 引 して0.5mlに
再懸濁 し
て 検 体 と した(n=5).
討 に 用 い た.ACP活
ル ブ ミ ン加 ハ ン ク ス 液10mlの
管 底 に ゆ っ く り と 精 液 を 層 積 した.2時
ハ ン ク ス 液8mlを
れ に よ っ て 精 漿 残 存 率 を 求 め,精
も純 粋 に 精 製 で き る 方 法 を 決 定 し,そ
i41 swim up法li:(図2)
1%ア
性 を 測 定 し,そ
吸 引 し,ク
入 った ガラス
悶 後 に..ヒ
層部 の
ッ シ3ンv4161で
再濃縮後
性 はAcid (Wako, Osaka. Japan)を
波 長500nmの
(HITACHI, の方 法 を 以 下 の 検
Phospha-KO-test
使 用 した.測
分 光 光 度 計1100 Tokya,』apan)を
定 は37℃
使 用 し た.活
牲 はKing・
Armstrong単
S51キ
ャ ピ ラ ー ル 撹 絆 密 度 勾 配 法 お よ び 修iF swim
精 製 法 に よ る 精 子 懸 濁 液 中 の 精 漿 残 存 率 は,精
を 合 わ せ た 精子 精 製 法
(%)=精
up法
1%ア
ル ブ ミ ン加 ハ ン ク ス 液3mlの
底 に ま ず40%パ
ー コ ー ル を03miゆ
そ の 下 層 に 前 述 の キ7ピ
入 っ た ガ ラ ス管
ラー ル撹 絆 密 度 勾配 法 に よ って
吸 引 し,ク
濃 縮 後 精 子 を 回 収 し て 検 体 と し た(精
性 値 ×ioO/原
精子
漿残存率
精 漿ACP活
性 値 と して 求 め た.
間後に
ッ シ ョ ン法 で 再
3.iii'製 精 子 か ら のCKの
100加0.15M塩
と した.撹
製 精 子,n=5),
稲 精 製 法 で の 精 漿残 存 率 の測 定 お よ び 精 子 精 製 法
の決定
X-
化 ナ ト リ ウ ム 液 を 加 え て 総 撤 をlm1
搾1分
間 後,液
体 窒 素 に よ る 凍 結 融 解 を2回,
検 上90%以
間 遠 心 分 離 を 行 い,上
し実 験 に 供 し た.
一T209一
よ び1%のTriton 上 の梢 子の頭 部
と 尾 部 が 分 離 して い る こ と を 確 認 し た.2000Xg,4℃
でio分
前 述 の5っ の 方 法 で 得 られ たt..子懸 濁 液 中 のACP活
抽 出
採 取 し た の 精 製 精 子 にD.1%お
7分 間 の 超 音 波 処 理 後,鏡
2,各
表 しt:..各
っ く り と 注 入 し,
得 ら れ た 精 子 混 濁 液 を ゆ っ く り と 層 積 し た.2時
上 閣 部 の ハ ン ク ス 液2m1を
下K・A U/m1)で
子 懸 濁 液 中ACP活
で,
spectrophotometer
精 子 を 回 収 して 検 体 と し た(n=5).
位(以
子を最
清(精
子 抽 出 液)を
採取
慶纏医学 82巻3号(5F成n年9月)
4.橘
7.セ
漿 のpry法
液 状 化 し た 精 液1mlを
CKア
取 り,4℃,2000×g,10分
間 遠 心 分 離 し て 上 清 を 採 取 し,0.4オmメ
ル ロ ー ス ア セ テ ー トメ ン ブ ラ ン 電 気 泳 動 に よ る
ンブ ランフ ィ
ル タ ー で 残 存 す る 精 液 内 異 物 を 濾 過 し て 実 験 に 供 した.
イ ソ ザ イ ム の測 定
32検
体 の 精 子 お よ び精 漿 の それ ぞれ に つ いて セ ル ロー
ス ア セ テ ー トメ ン ブ ラ ン電 気 泳 動 を 行 っ た.泳
動後の セ
ル ロ ー ス メ ン ブ レ ン はfatro set CK-S(!atron 5.CK活
性 の計 測
Tokyo, Japan)を
精 子 抽 出 液(nヨ3Dお
つ い てCK活
Japan)で
で37℃
よ び精 漿 抽 出 液(n=37)に
性 をIatro set CK-S(latron 測 定 し た,測
定 に は37℃,波
Co. Tokyo,
使 用 し た.活
得 ら れ た 結 果 は,平
6.イ
均 ±SDと
比 較 を 行 い,CKア
性 値 はIU/1で
漿 の
Whatman Ltd., England)を
に 滴 下 し,DEAEセ
作 製 した.34検
0.02%Tris緩
0.02%Tris緩
り,そ
れ ぞ れ のCK活
成 しCKア
の 精 子 糟 製 法, f21Clausら
混 和 し,カ
ラ ム に 滴 下 して
化 ナ ト リウ ム を加 え た
出 液 を1m量
性 を 計 測 し,ク
せ た 精 子 精 製 法 に つ い て,そ
ず つ 試 験 管 に取
ロ マ トグ ラム を作
イ ソ ザ イ ム を 求 め た.
懸 濁 液 中 のACP活
漿 のACP活
で あ り,各
性 値 は そ れ ぞ れ{1}29.0±0.7x10'K-
あ っ た.こ
の 結 果,精
疑 残 存率 は それ
ぞ れ(1191.0±4.6%,(215.8±i.a%,〔313.9ア1.7%,(419.9
〔5肛.4±L3×103%で
あ り,キ
雛
鐡
ャ ピラ ー ル概 絆
1
7
' . ピ ・ゴ
覧 、. ビ .¶
響赫 怠
∼
﹁窩懸
饗膨餐 5
焦 ﹁
繍 羅殺
け でアン
ロ コ ほ
ひ ワコ
織li
つ
ご
・i.
4
.雛難 欄
舞1
購騨
aii ClausとHuszarら
性 殖 は3.2:±
精製法 で 調製 した情子
b
鷹
を合わ
IO'K-AU/m且,(4)3.2±0.2×isK-AU/ml,1514.3±
2.lK・AU/mlで
8
図3 捕 製 後 の精 液 橡 の 比 較(Diff・Quik染
up法
亀 ×400)
の 方 法 で 碍 た 梢 子 像 で あ り,輌 子 と他 細 胞 が 混 在 して い る. bは キ ャ ビラ ー ル撹 搾 密
度 勾 配 法 で 得 られ た傭 子 に 修 正Swim up法
を行 って 得 たm子 像 で あ り.講 子 の み が観 察 され る.
一T210一
ャ
AU/m1,12}1.9ア0.2xionK-AU/m1,13}L3±03x
±1.2%、
ダ
の 精 子 精 製 法,
れぞれの精子懸濁液中の残
性 値 を 測 定 し た.精
1.6×10'K・AU/m且
衝 液20 m且 を 徐 々 に 濃 度 が 上 昇 す る よ う
に カ ラ ム 内 に 滴 下 し た,溶
顛 精 子 精 製 法 に お け る精 漿 残 存 率 の 比 較
存ACP活
漿 そ れ ぞ れ の 検 体1mlを
吸 着 さ せ た.OM∼0.6M塩
イ ソ ザ イ ム を 測 定 した.
ビ ラ ー ル 撹 絆 密 度 勾 醗 法 お よ び 修 正swim ル ロ ー ス(DE23;
混 和 して ガ ラ ス製 円 柱 筒
体 の 精 子,椿
泳 動 パ ター ン との
f31キ ャ ピ ラ ー ル 撹 絆 密 度 勾 配 法, i4)swim up法,151キ
ル ロ ー ス カ ラ ム(L5XlOcm)を
衝 液IOmlに
1.各
11)Huszarら
8.0にDE23セ
latro set
結 果
し て 表 し た.
0.02%Tris(hydroxymethyl)aminomethane(以
衝 液pH 準 血 清(CK-MM;991U/1, 表 し た,
イ ソザ イ ムの 測 定
下Tris)緩
行 い,標
色す るま
色 後 の 電 気 泳 動 像 はdensito-
CK・S, latron Co, Tokyo. Japan)の
長660 nmの
オ ン 交 換 ク ロ マ トグ ラ フ ィ ー に よ る精 子,精
CKア
で 保 温 し た.発
metryを
分 光 光 度 計1100spectrophotometer(HITACHI,
Tokyo, Japan)を
用 い て 活 性 染 色 を 行 い,発
Co.
宮 地:ヒ
CK活
イオ ン交 換 ク ロマ トグラ フィー
性値
(IUの ト請 漿 ・精 子 内 ク レア チ ン キナ ー ゼの 解 析
電気泳動
15
血漿
io
血漿
5
ハU O
a
. 4.0
一
糟子
精子
(0.1%Triton)
(0.1%Triton)
s.a
0 0
0 6
4.0
糀子
精子
(1%Ttiton)
(1%Triton)
z.a
oa
20
精漿
精漿
io
0
10 20 30
溶 出 番 号
図4 ヒ ト血 漿,精
漿,精
製 精 子 に お け るCKア
イ ソ ザ イ ム の比 較
図 左 側 は イ オ ン 交 換 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー に お け るCK活
よ るCK$'i気
泳 動 像 を 示 し て い る.精
内 に はCK-BBがasめ
(Miyaji K et al:Arch (+)
(一1
性 の 溶 出 態 度 を,図
子 内 に はCK-MM, MiMiと
Androl 46:亘27一134,2001のFigurc 漿
lを 許 可 を 得 て 転 載)
3.イ
漿 残 存 率 が 最 も低 値 で あ った.
漿 のCKア
オ ン交 換 ク ロ マ ト グ ラ フ ィ ー に よ る 精 子 お よ び 精
イ ソ ザ イ ム 測 定(図4)
精 子 お よ び 精9k34検
標 準 血 清 のCKア
種 精 子精 製 法 にお け る精 子 像 の 比 較(図3)
Huszarら
忽 め ら れ.精
ら れ た.
密 度 勾 配 法 と修正swim up法 を組 み 合 わ せ た 方 法 の 精
2.各
右側 は活 性 染 色 に
微 鼠 の 一MBが
の精 子 精製 法 お よ びClausら
の梢子糀製法
較 検 討 し た,精
イ ソ ザ イ ム パ タ ー ン(CK・MM)と
子 で は,抽
は単 な る希 釈遠 心 分 離 法 で あ り,精 液 内 の 細 胞 は沈 澱 に
(Triton X-100)濃
回 収 され,3-a図
同 様 に 溶 出 番 号11で
に 示 す よ うに 綱 子 の み な らず 白 血球 や
尿 路 上 皮 細 胞 な どの 他細 胞 や 異 物 が 槻 察 され た.い
っぽ
っ ぽ う,Triton %と
3-b図 に示 す よ うに精 子 の み が 観 察 さ れ た.以 上 の 結 果
が 認 め ら れ,CK・MMお
よ り,精 漿 を ほぼ完 全 に除 去 で きる と と もに 精 子 の み を
れ た.精
選 択 的 に採 取 す る こ とが で きる精 子 精製 法 と して,キ
で あ る と 考 え ら れ た,
ピ ラ ー ル撹 絆 密 度 勾 配 法 お よ び 修 正swim up法
場 合 に は,標
準血清 と
ピ ー ク が 認 め ら れ.CK・MMで
る と 考 え ら れ た.い
し た 場 合 に は,溶
比
出 の 際 に使 用 した 界 面 活性 剤
度 が0」%の
うキ ャ ピ ラー ル撹搾 密 度 勾 配 法 お よびswim up法 で は,
ャ
体 に つ い て の ク ロマ トグ ラム を
X-100の
あ
濃 度 を1
出 番 号9^一11に
二 双 性 の ピー ク
よ びCK-MiMiで
あ る と考 え ら
漿 で は 溶 出 番 号33に
ピ ー ク を 認 め,CK・BB
を合わ
4.セ
せ た 精 子 箔製 法 を採 用 した.
子,精
ルv一
ス ア セ テ ー ト メ ン ブ ラ ン電 気 泳 動 に よ るPAY
漿 のCKア
イ ソ ザ イ ム測 定
精 子 お よ び 精 漿32検
一T211一
体 の 泳 動 パ タ ー ンを 標 準 血 溝 の
慶 慮 医学 82巻3号(平
成 且7年9月)
精 子 内CK活 性 値
(lu乃)
鱒o
0 8
R=0.917
0
,m
0
00
0
Boa
m O
00
BO
O
oiso
60
40
R:相 関係 敬
0
OO
a
800
8/ a
za
100
xo a eo eo
a
縞 子 濃 度(106/ml)
図5 精 子 内CK活
性 値 とr,7子 濃 度 と の 帽 関
柄 子 内CK活
性 値 と 精 製 輌 子 濃 度 の 間 にii/9関
関 係 が 詔 め ら れ た.運
動 精 子 中 のCK活
性 はほ
ぼ 一 定 で あ る と思 わ れ る.
(Miyaji K et al:Arch Androl A6:127-134,2001のFiSure 2を 許 可 を 得 て 転 載)
精 漿CK活
精漿C【活 性 値σU1り
性 値(1Uノリ
鵠oo
IAOO
闘
R冒 凋〕.II3
・o.on
O
e a
O
0 0
闘
a
0
1」◎o
e
e a
0
a
0
o
a
9ρoo
0
0
o
㎝
R冒
,m◎◎
e
O p
0
崩
糊
0
0
伽
櫛
00
0 0
a
eee
O
oo
・
8●
O
O
0 00 0
蜘 8
関臨
o
0
Ut o
即
Pt o o g o o
O O O
200
0 0 0
蹴
o 卸 ω 60 80 tp●
1 3 3 4 s 6
緬 子 奇 形 串(%)
柵 漿 のCK活
澱
崩
0
。。騨
細
oo
1.000
0
8
O
O
uoo
精 漿 のCK活
・肝
O
O
O
O
R口4.065
0
9♂600
¶ρロ
図6 2
9
層ρ39
㌦籾o
0
櫓
oo
噛
喀9
●◎ %
O
加
80
R
IAro
耶
動
60 運
子
絹
澱
1400
0 0ー 00
0 u
O
O p
o ー
O
拗
a
欄
憐
㎝
緬 液量〔mO}
性 殖 と 精 液 所 見(Ffl液
最. fry子 演 度,請
子 巡 動 率,奇
形 串)と
R=相 鯛 係数
の 携関
性 と綱 液 所 見 と の 聞 に は 帽 関 関 係 が 羅 め ら れ な か っ た.
(Miyaji K el al:Arch Andro146:127-134,2001のFigurc 一T212一
3を 許 可 をi5て 転 載)
宮 地:ヒ
CKア
イ ソ ザ イ ム パ タ ー ン(CK-MM)と
精 子 抽 出 の 際,Triton 精 子 のCKア
X-100の
場 合 に はCK・MMとCK-MiMiが
中 のCKア
場 合 には
中,30例
で はCK・MBが
っ ぽ う,Triton 椿 子 内 ク レ ア チ ン キ ナ ー ゼ のA41fi
比 較 検 討 した.
度 が0」%の
イ ソ ザ イ ム は32例
だ け で あ っ た が,2例
ら れ た,い
X-ioa濃
トR99A・
でCK。MM
MiMiは
ミ ト コ ン ド リ ア 内 膜 内 に 存 在 す る19 dll.ま
漿 内 に はCK・BBが
子 お よ び 精 漿 のCK活
#.7子内CK活
嚢 由 来 と い わ れ て い るJ-ll, Asseoら
漿 中CK活
した
み で あ っ た(図4).
動 精 子 内 のCK活
原 精 液 の 所 見(精
全 運 動 精 子 数,精
あ っ
あ っ た.精
製
性 に は 相 関 関 係 が 認 め ら れ.運
液 量)と
動 率,奇
精 漿CK活
形 率,全fil子
数,
存 在 す る と 報 告 し て お り9D,い
CK・MM/CK-BB比
で,微
MiMiが
考 察
現 在 ま で の知 見 で は精 子 内 に存 在 す るCKア
が10%以
上 の 場 合,体
イ ソザ イ
外受 精 にお
れ に対 して 本
部 分 がCK-MM
製 条 件 に よ っ てCK-
併 存 す る と い う結 果 で あ っ た.こ
の よ うな 成 綴
精 製 法 の 相 違 に よ る も の と 考 え ら れ る.#if
漿 巾 に はCK-BBが
大 量 に 存 在 す る こ と が 知 ら れ て お り,
C】ausやHuszarの
方 法 で 碍 ら れ た 成 績 は,精
が 不 完 全 な た め,CK・BBを
た と考 え ら れ る.以
あ る,そ の た め 本 研究 で は最 初 に,精 子 精 製 法 の 検 討 を
て 初 め て,4r`i子 内 のCKア
行 った.こ れ ま で に報 告 の あ った,Huszarら
可 能 と な り,大
の 方 法,
認 め ず,大
認 め られ,糟
ム に つ い て統 一 さ れ た 見解 が 得 られ て い な い のが 現 状 で
漿の除 去
精 子 内 の もの と して 計 測 し
上 よ り,申
請 者 のfn子 精 製 法 を 用 い
イ ソザ イ ム を測 定 す る こ とが
部 分 がCK-MMで
あ る こ とが 確 認 さ れ
た と い え る.
の 方 法 お よ び キ 却 ピ ラー ル撹 絆 密 度 勾 配 法,修
れ らの併 用 法 に よ って#.f子を謂 製 し,
精 漿 の み に 存 在 す るACPを
存 在 し。 精 子 内 の
性 値 に よ っ て 乏 精 子 患 者 の 人 工.
量 のCK・MBが
の 違 い13id子
正swim up法,そ
つ ぼ う, Huszar
け る 受 精 率 が 良 好 で あ り,。レ,精 液 所 見 と 精 子 内CK活t'F:
研 究 で は 精 子 内 にCK-BBは
性 埴 との 相 関 関 係
精子症 の 精
性 値 との 関 巡 は 見 られ
受 輌 率 を 予 見 で き るzaiと報 告 して い る.こ
は な か っ た(図6).
Clausら
は,乏
は ヒ ト精 子 内 に はCK・BBとCK・
値 は 反 比 例 しn,CK活
性 は ほ ぼ 一 定 で あ る と思 わ れ た(図5).
子 濃 度,運
立 腺 由 来 ま た はto
ら は 精 子 内 に はCK・BBとCK・MMが
性 は2.0±0.7×10`IU,/且0"spermで
た鮒
性 は 健 常 者 よ り 低 い と 報 告 し て い る ㈲ が.本
研 究 で は 精 液 所 見 と 精 漿 巾CK活
な か っ た.Clausら
性
た.Piigk CK i&性 は6.6ア3.6x10'IU/1で
精 子 濃 度 とtti子 内CK活
大 量8こ存 在 し,前
濃 度 を1%に
MiMiが
5.精
細 胞 質 上 清 に 存 在 す る が, CK-
ご くわ ず か に 認 め
等 量 認 め ら れ た. FNiK
イ ソ ザ イ ム はCK・BBの
CK-MM,一MB,・BBは
指 標 と して1"N子懸 濁 液 中 の
CK-MiMiに
関 し て は,精
子 中 片 に ミ トコ ン ドリ ァが
豊 窟 で あ る こ と が 知 ら れ て お り,CK・MMが
細胞 質に存
梢 漿 残 存率 を算 定 して請 子 精製 法 を検 討 し た.そ の結 果、
在 す る の に 対 し て,CK-MiMiは
精 漿 を ほ とん ど含 まな い精 子 稿製 法 は キ ャ ピ ラー ル撹 搾
在 す る た め 。tt;子 の 処 理 法 の 違 い に よ っ て 成 績 が 異 な っ
密 度 勾 配 法 と修Fswim た も の と 思 わ れ た.す
up法 の 併 用 で あ る こ とが 判 明
な わ ち,CKを
した.キ ャ ピ ラー ル撹 搾 密 度 勾 配 法 は,精 子 が 成熟 の過
るTriton 程 で 形 態 が 変 化 し,そ の 時 期 に よ って 細 胞 密 度 が 異 な る
と ミ ト コ ン ド リ ア 内 のCK-MiMiも
ζ とを 利 用 した もので あ る.す な わ ち未 成 熟 な 精 子 は細
%で
胞 小 滴 が 存 在 す るた め に細 胞 密 度 は低 い が,成 熟IN子 で
る.
は そ れが 消 失 して い るため 密 度 は上 昇 す る.ま た死 滅 し
X-100の
ミ ト コ ン ド リア 内 に 存
柚 出 す る際 に 用 い
濃 度 をC巳ausと
同 様 に1%に
曲 出 さ れ る が,0.1
は それ が 起 こ らず 検 出 さ れ な か った もの と考 え られ
糟 漿 内 に は,大
爺 のACPお
よ びCK-BBが
お り,両
に浸 透 す る た め に密 度 は低 下 す る.そ こ で濃 度 を調 整 し
チ ン,ク
た パ ー コー ル液 を添 加 す る こ とに よ って 運 動 精 子 と,精
精 子 内 取 り 込 み が 細 胞 内 ク レ ア チ ン濃 度 維 持,ひ
漿 お よ び 非運 動 精子(ま
精 子 運 動 に 関 与 す る と 報 告 し,精
を分離す るこ
者 と も リ ン酸 代 謝 に 関 与 す る.精
存 在 して
た精 子 で は細 胞 膜 の透 過 性 が 変 わ り,細 胞 外 液 が細 胞内
た は死 滅 精 子)と
す る
漿 には クレア
レ ア チ ン リ ン酸 が 厚 在 し,Leeらxuは
漿CK・BBは
これ らの
いて は
精 漿内 ク
とが で き る.ま た 修 正swim up法 は 精 子 自身 の運 動 性
レ ァ チ ン濃 度 維 持 お よ び 精 子 細 胞 表 面 に お け るATP を 利 用 した もの で あ り,こ れ ら2法 を併 用 す る こ と によ
生 産 に 寄 与 す る と し て い る が,fHgR CK-BBの
り精 漿 を ほ とん ど含 まな い運 動 梢 子 を選 択 的 に採 取 す る
す る 生 理 的 意 義 は 不 明 な 点 が 多 い.ACPに
こ とが 可 能 と な ったm.CKに
理 的 意 義 は 不 明 で あ る.
BB. CK-MiMiと
はCK・MM, CK・MB, C&
呼 ば れ て い る,大
ア イ ソ ザ イ ム が 存 在 す る.CK-MMは
MBは
心 筋 に特 異 的 で, CK-BBは
き く分 け て4種 類 の
主 に 筋 肉, CK
脳,腎.膀
胱 に あ り,
一T213一
Na・K ATPaseのalpha4ア
H'を
fs1
精 子 に対
つ い て も生
イ ソフ ォームは細胞 内 の
調 節 し て25精 子 運 動 に 関 与 し,乏
精子 症 にお いて
は そ の 酵 素 活 性 が 低 下 して い る 凶 と 報 告 さ れ て い る.ヒ
慶晦医学 82巷3号(平
ト精 子 に お い てCa・ATPaseの
阻害 剤は用凪依存的精子
成17軍9月)
CK・MMと
微mのCK・MBで
運 動 を 低 下 さ せ る こ と が 報 告 さ れ て い るfi;m Ca"の
CK-MiMiが
精 子 運 動 に 対 す る 作 用 は 動 物 種 に よ り 異 な り.ヒ
漿 のCKア
マ ウ ス,モ
い.ウ
ル モ ッ トで はCa"は
シ.イ
阻 害 し,ハ
ヌ,チ
ほ とん ど影 響 を与 え な
ンパ ン ジ ー で はCa2'は
ム ス タ ー,ラ
ツ ジ,
精子運 動 を
ッ トで は 精 子 運 動 を 活 性 化 す る.
そ の 作 用 は 阻 筈 的 で あ っ た り,促 進 的 で あ っ た り種 に よ っ
MMで
子 内CKア
イ ソ ザ イ ム は 大 部 分 がCK-
あ っ た が, CK-MMは
鞭 毛 の 軸 糸 は チ ュ ー ブ リ ン,ダ
(中 心 小 管 を)骨
を 行 うxi. Kamimuraら
300Hzの
元,3次
x 10.61U/LO"sperm
性 値 は6.6±3.6xlO'IU/且
れ ら の 結 果 は 今 後,精
る と 考 え ら れ た.ま
で あ っ た.
子無力症の研究の一助 とな
た 精 子 精 製 法 に つ い て は,精
液中
ィル ス等 の 異物 除 去 に応 用 で き るよ う さ ら
造 で,ダ
は0.5 mM ATP存
イ
在下 で約
の 振 輻 数 はATP濃
依 存 的 に 変 化 し た と 報 告 し て お り3。
》,CK・MMは
本 稿 を終 え る に あ た り,御 指 導,卸 高 閲 を 賜 り ま し た
な る謝 意 を 表 しま す.ま た,貴 重 な御 助 言,御
の 中心 微 小 管
元 の 周 期 的 な 屈 曲運 動
鞭 毛 振 幅 を 観 察 し,そ
お け るATPの
性 値 は,2.0±0.7 漿 のCK活
慶 慮 義塾 大 学 医 学 部 泌 尿 器 科 学 教 室 村 井 勝 教 授 に 深 甚
た,#r7子
イ ニ ン で 構 成 さ れ,9本
辺 微 小 管)と2本
格 と す る い わ ゆ る9+2構
ニ ンが 中 心 と な り,2次
あ っ た.
な る 改 良 の 検 討 が 必 要 で あ る と 考 え る.
オ シ ン フ ィ ラ メ ン トに 関 与
構 成 蛋 白 と い わ れ て い るni.ま
の ダ ブ レ ッ ト微 小 管(周
9.こ
検 出 さ れ な か っ た.精
イ ソ ザ イ ムt3 CK-BBで
子 のCK活
で,精
出 条 件 に よ って
骨 格 筋 に お い て, ATPの
産 生 と 輸 送 を 担 っ て お り,ミ
す るM-bandの
併 存 し, CK・BBは
の 細 菌,ウ
て さ ま ざ ま で あ るzee.
本 研 究 で は,柄
3.精
あ り,抽
度
協力を い
た だ きま した 東京 歯 科 大 学 市 川 総 合 病 院 泌 尿 器 科 産 婦
人 科 各 位 に 厚 く御 礼 を 申 し上 げ ま す.
本 研 究 の 一 部 は,第42回
年11月
日本 不 妊 学 会総 会(1997
東 京),Third Asian and Oceanic Congress OF
Andrology(2000年5月
幕 張)に
お い て 発 表 した.
尾部に
局 所 再 生 を 通 して 精 子 速 動 維 持 に 寄 与 し
文 献
て い る と 考 え られ る.
1)Howards 以 上 よ り,こ
れ ら の 結 果 は 今 後,精
子 内 のCK濃
SS:Treatment ア イ ソ ザ イ ム パ タ ー ンを 調 整 す る こ と に よ る 精 子 無 力 症
Eng 2)鈴
J Med 精 子 学(毛
と考 え た.ま
issa
液 中 の 細 菌,
ウ ィ ル ス等 の 異 物 除 去 に 応 用 で き る よ う さ ら な る 改 良 の
検 討 が 必 要 で あ る と 考 え る.
総 括
ア イ ソザ イ ム お よ びCK活
性 憤 を 明 らか に した.
1.精
漿 に 多量 に含 まれ るACP活
3)Tombes RM, A Energy chondion 性 を 指 標 と して,ヒ
Fer[68:51-56.1983
イ ソザ イ ムお よび 活性 値
を 計 測 した と こ ろ,精 子 内 のCKア
イ ソザ イ ム は.
一T219一
High
sperm seminal C:Crealine fluid and kinase prostatic Mito-
and Hemmer tissues and cells. lllol Cell Biochem 134:193-220.1994
T. Moser Eppenberger spermatozoa. W:Creatine H, Zurbriggen HM:Creative J Muscle IC:Crea[ine kinase in
kinase in
133-
B. Wegmann G,
iscenzymes in
Res Cell Motil T=25-34,1966
kinase sma:activity,origin ATP Fluid. J Reprod
T, and in human seminal and isoenzymes.Clin Chem pla25
1183-1184.1979
8)World セ ル ロー スア セ テ ー トメ ン ブ ラ ン電 気 泳 動 法 を 用 い て
between non-muscle ロ ース カ ラム を用 い たイ オ ン交 換 クロ マ トグ ラ フ ィー,
Transport to Mediate 本研 究 で 確 立 した ヒ ト精 子 精製 法 は,非 運 動精 子,他
ル
Channeling
Shuttle 5)Wallimann 法 を組 み合 わ せた方 法 が 有用 で あ る とい う桔 果 を褐 た.
子 を選 択 的 に分 画 す る ことが で き た.
子 の エ ネ ル ギ ー 代 謝.
京 大 学 出 版 会,ias一147,
BM:Metabolite Darby T)Soufir の 精 製 法 で 精 子 と精 漿 を 分 離 して.DEAEセ
New
and Tail. Cell 41=325-334,1985
human ヒ ト精 子 内,精 漿内 のCKア
Shapiro Phosphate 討 し,キ ャ ピラ ー ル撹 搾 密 度 勾 配 法 と修iEswim up
細 胞 の排 除 と と もに情 漿 を ほぼ 完 全 に除 去 し,運 動 精
紀:精
Phosphorygcreatine 6)Wallimann ト精 子 検 体 にYf31fが混 在 しな い よ うな精 子 精 製 法 を検
2.こ
沢 正 昭.N元
利 秀 雄 監 修).稟
4)Kavanagh)P, 本 研 究 は ヒhh7子 を精 漿 よ り高 度 に 分 離 す る こ とに よ
り,精 子内 と精 漿 内 のCKの
infertility. 332(5):312-317,1995
木 範 男,森
に 対 す る治 療 法 や69子 運 動 に っ い て の 研 究 の 一 助 と な る
た 精 子 精 製 法 に っ い て は,請
of male 度や
Health Organization:Laboratory manual the examination o[semen and sperm<ervica]mucus
interaction.3rd ed. New York. sity Press,1993
9i Kruger TF. Menkvcld Franken DR:Sperm agreement ria)and Steril 63:135-141,1995
between the sperm Cambridge R, Thomas Univerv
C,Lombard morphology:assessing the manual morphology CJ,
the
method〔SlflCi analyzer for
IVOS. crite・
Fertil
宮 地=ヒ
10)Hustar G, Vigue phosphokinase M-isoform tential of men. 11)Claus L. Morshedi ト橘 漿 ・精 子 内 クレ ア チ ンキ ナ ー ゼ の解 析
M:Sperm ratios and creative
fertilizing iscenzyme po-
Fartil Steril 5T:882-888,1992
R, Hermann MB, Trevor N:Creative kinase activity and seminal plasma lacks in human 20)Smeitink J, Wevers Treijbels F. Korenke spermatozoa
quantitative fertility in in vitro fertilization. value for male
kinase Fertil S[eri169:727-
H.Iizuka S, Kobanawa R=Pu而fication continuous Percoll oぼhuman density column. Biol Regrod 13)Kaneko S, Sato H. Kobanawa T,lizuka band's motile semen. using[he Andol 15)Andolz with Gradient ol prQ・
with hus・
application of sperm using quality a modi[ied to
J
野 澤 志 郎;ヒ
トto子
17)Miyaji K. Hayakawa M:Creatine 田 高 久,小
Kaneko 林 俊 文,吉
村 泰 典,
温 医
Ishikawa M, Oohashi isoforms human PP, Panidis H, Aoyagi M, Izawa Arch Andol T,
DIC, Papadimas]S, kinase in seminal Activity W, and isoenzymes. kinase brain evidence and M:Sperm creative
infertile oligospermic
M:Phosphocreatine compound, fluid of the seminal F, Lingrel motility.. vesicles B:Roles and in the
in mice and
sperm of the Na. K・
the Na'/H-exchanger
Mol Repro G. Aykac in human an
is found Sci.85:7265-7269,1988
4 isoform 27)Williams plasma
28)森
46:127-
plasma lkkos of in[ertile Inl J Androl K, Ford Dev 621348-356,2002
G:The motility. W:Eff㏄Is role of Na, K・
Int J Androl 沢 正 昭.森
沢 幸 子,星
利 秀 雄 監 修).東
E.Anflous men
kinascs 41431ト439,
Klingenberg M:High in mitochondria for a separate from 30)Kamimura activity
muscle axonemes 一T215一
activity 25
元 紀:ra子
R, KuznMSOv Nature motility 運 動 の 調 節.請
A, Veksler and V. Boehm
of tissue creatinc
specificity.
184:231-247,1998
Kamiya vibration R 二High・frequency
in 'quiescent' 340:476-478,1989
of
26;366-371,2003
coupling in muscles:Species S, inhibitors
and 京 大 学 出 版 会,104-120,issa
K:Functional 皿anorne巳re・sca量e and
mitochondria)
of Ca・ATPase Int l Androl 29)Ventu【a・Clapier DG
calcium spermatozoa. Mol Cell Biochem of creative lyengar high。energy alpha human 1981
HW. sperm
oligoz◎o・
Res 19:67-75,1988
on the intracellular A, Murai
in the seminal sperm. Creatine H. Heldt and and L, Corcales N, Akian 学(毛
18)Asseo between
activity in fertile and L,}ames ATPase L:Corcelation I!:40-46,且990
J. Fillers 26)Kocak 134,2001
19)Jacobs activity sites.
180-185,2002
K, kinase and the purified Ga皿ete J Androl ATPase Hum
ig96
K. Hata men. G, Vigue VK,
of octameric
in the contact phosphokinase 23)Huszar 24)Lee T, Nalam in normozoospermic spermic 25)Woo semen
procedure. 凍 結 保 存 と 不 妊 症 へ の 応 用.低
学,22:IA7-152, crea[ine concentrations in sperm 慈 直 昭,小
Clin Siochem
1061:215-225,1991
M, Yigue rats. Proc. Nati. Acad. Feb 2:99-101.1987
子 智,久
Ann regulation kinase Acta sperm intraccllar J, Egozcue in abnormal swim-up muscle. and Biophys ex[racellular A, Benet R,
T二Amethod[or
V, Wallimann creative G, Corrales men. semen(AIH).1.
Adams 22)Huszar kinasc Soc.66:845-856.1989
Improvement Peprod cen・
cryopreservation
husbands Res
of mitochondria]creatine
skeletal D:Location Biochim 19=75-84,1987
P, Bielsa h1A. Genesca samples mitochondria) S, Kobayashi
dry ice pellet method:ils Keio Med. by a dis・
concentration sperm M, Brdizka an innerv
for insemina1ion on human artificial insemination 16)兼
K, Ohsio density spem Arch K:Studies with Biophys J, Lith T, Sengers C. Wallimann measurement T. Mohri
35:1059-1063,1986
「or [he selective gressively spem gradient R:Co飢inuou趣step trifugation t4)Lee K, Kobayashi R, Hulshof in human 21)Koitke S, Oshio Bicehem 29:196-201.1992
734,1998
12)Kaneko kinase. I6:SI6-521,1964
K, Eberhard
C, Brigit predictive of creative Commun flageflar
子
Fly UP