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事
項
○ 「国際コンテナ戦略港湾」の機能強化にむけた取り組み
施 策
6,286,899千円
Ⅰ-1
阪神港(神戸港・大阪港)として目標に掲げる外貿コンテナ貨物取扱量490万TEU(目 Ⅴ-2
標年次:平成27年)の早期達成をめざし、基幹航路の維持・拡大や港湾サービスの向上な
ど、国際コンテナ戦略港湾の取り組みを、平成23年12月に指定された「関西イノベーション
国際戦略総合特区」の施策と併せて、強力に推進していく。また、神戸港における平成24年
度のコンテナ貨物取扱量については、外内貿あわせて290万TEUの達成を目標とする。
(1) 国内ハブ機能・国際ハブ機能強化に資する集荷対策 610,948千円
国策としての支援を受けつつ、港湾法上の「港湾運営会社」の指定をめざす神戸港
埠頭(株)
(埠頭会社)と一体となり、瀬戸内・九州・四国地方をはじめ内陸部およ
び日本海側など、広域からの貨物を戦略的に集荷していくとともに、釜山港をはじめ
とする東アジア主要港に流れている西日本の貨物を奪還すべく、民間事業者による内
航フィーダー船の新規投入を支援するなど内航フィーダー網の拡充をはかり、国内ハ
ブ港としての機能強化を進めていく。
また、ソウル首都圏や東南アジアからの貨物誘致に加え、新たに、中国貨物の増加
を目的とした新規航路開設のインセンティブ制度を設けることによって、さらなる貨
物の集荷を促進する。
コンテナ取扱貨物量
23年度 270万TEU → 24年度 290万TEU
(2) 港湾物流の基盤整備による港湾機能の強化
① 国直轄事業負担金関連など 2,840,000千円
PC14~18の大水深メガターミナル化に資するため、引き続き、国直轄事業によ
り、埠頭用地の液状化対策、船舶大型化に対応した中央航路拡幅などの整備を促進
するとともに、RC7の前面の航路・泊地の浚渫に伴う土砂受入処分場の整備を行
う。さらに、増加する貨物量に対応し、島内道路の交通負荷を軽減するため、ポー
トアイランド(第2期)のコンテナ車専用通路の拡幅を行う。
② 公共バースの機能強化 1,290,651千円
RC7耐震岸壁の背後埠頭用地の公共化による災害時における物流機能の維持、
ガントリークレーンの移設などにより、公共バースの機能強化を行う。
③ 高規格ガントリークレーンの機能充実 1,545,300千円
リードタイム短縮や港湾コストの低減をはかるため、新たに埠頭会社がPC15~
17の3連続大水深岸壁に高規格ガントリークレーンを整備するにあたり、必要な財
政支援を行う。
- 69 -
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事
項
施 策
RF1~3
RC1
RC2
RC4
RC5
RC6 RC7
土砂受入処分場整備
PC13
中央航路
コンテナターミナルおよび
内航フィーダーバースなど
神戸空港事業の推進
3,761,165千円
Ⅰ-1
活力と魅力ある神戸づくりに不可欠な都市基盤である神戸空港の管理運用および利用促進 Ⅱ-1
に取り組んでいく。
Ⅴ-2
空港島造成事業では、空港島の道路・上中下水道など基盤施設の整備や埋立事業を進め
る。
空港管理事業では、空港施設の維持管理、バードストライクやハイジャックなどの防止対
策、航空機の騒音監視を行うなど、安全・安心でかつ適正な管理運用に努めるとともに、兵
庫県、神戸商工会議所、航空会社、旅行会社とともに、全力をあげて利用促進に取り組む。
また、神戸空港のさらなる活用は、関西全体の航空需要の喚起のほか、利用者の利便性の
向上につながる最重要課題であることから、①運用時間の延長、②発着枠の拡大、③国際チ
ャーター便の運航規制の緩和、④ビジネスジェットなどの国際便の利用促進のためのCIQ
体制の充実について、兵庫県、神戸商工会議所、航空会社とともに、国に力強く働きかける
とともに、航空会社に対しては、増便・新規就航・機材の大型化を働きかけることで、より
利便性の高い空港となるように努めていく。
空港関連事業では、神戸空港ターミナル(株)に対してターミナルおよび駐車場用地の使
用許可を行う。
・空港島造成事業
735,165千円
・空港管理事業
2,522,000千円
・空港関連事業
504,000千円
- 70 -
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事
○ 神戸医療産業都市の推進
項
3,047,693千円
施 策
Ⅰ-1
ポートアイランドを中心に、神戸空港も活用しながら、医療関連産業の集積と新産業の創 Ⅰ-2
出をはかり、既存産業の高度化と雇用の確保による神戸経済の活性化、高度な医療サービス Ⅳ-2
の提供による市民福祉の向上、アジア諸国への国際貢献をめざす。
さらに、国の総合特区制度(
「関西イノベーション国際戦略総合特区」として指定)によ 企 画
る規制の特例措置なども活用し、最先端医療技術の研究開発や実用化・事業化、医療関連企 保 福
業の誘致、高度専門病院の集積にむけた取り組みなど、医療産業都市の推進を一層加速さ 産 振
せ、国の重点戦略に掲げられた「ライフ・イノベーション」のグローバル拠点形成をめざ みなと
す。
全 区
(1) 国際戦略総合特区事業の推進 605,557千円
・医療機器等事業化促進プラットフォームの構築
・先制医療の実現にむけたコホート研究などの推進(
「健康を楽しむまちづくり」の
推進)
・京速コンピュータ「京(けい)」などのシミュレーション技術を活用した革新的創
薬などの推進(研究教育拠点(COE)の形成にむけた研究支援)
・総合特区関連事業重点推進エリアの創設および特区事業推進組織の運営
・国際医療交流による医療技術の発信推進事業(緊急雇用創出事業)
(2) メディカルクラスター形成促進 423,130千円
・中央市民病院の周辺に進出する高度専門医療分野に特化した医療機関などの開設に
むけた支援
(3) 中小企業・進出企業などに対する開発・事業化支援の推進 41,187千円
・神戸医療・健康・福祉分野新規開発等推進補助
・医療機器サポートプラザの運営支援
・神戸医療機器開発センターにおける支援
・市内中小企業と医療機関とのネットワークを活用した医療機器の開発から販売まで
の一貫した支援 など
(4) 研究開発支援基金の造成 1,500,000千円
(5) 市民への医療産業都市の啓発 32,766千円
・医療産業都市のPR(市民向け講演会の開催など)
・医療関連学会との併催による市民向けセミナーの開催
・インターネットによる情報発信 など
- 71 -
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事
項
施 策
(6) 医療関連企業の誘致 39,173千円
・国内、海外展示会への出展
・首都圏医療関連企業セミナー、商談会の開催
・メディアを活用した情報発信
・進出企業と市内医療関連企業との交流会の開催
・産業クラスター形成促進支援オフィス賃料補助制度
・民間人材を活用した医療関連企業の支援体制強化 など
(7) 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター、神戸医療機器開発センターなどに対
する運営支援 405,880千円
企業誘致の推進
168,634千円
Ⅰ-1
神戸空港や神戸港の活用、充実した高速道路網などの神戸の投資環境の優位性を発信しな Ⅰ-2
がら、エンタープライズゾーン条例による税の軽減や、進出支援制度の活用と、民間事業者 Ⅳ-2
との連携した企業情報の収集により、国内外の進出可能性のある成長分野の企業を中心に企
業誘致を進めていく。
産 振
臨海部では、
「関西イノベーション国際戦略総合特区」の指定(平成23年12月)を受け、 みなと
神戸医療産業都市の推進のための医療関連企業の誘致や、平成24年度に本格稼動する京速コ
ンピュータ「京」に関連する研究拠点などの誘致を推進するとともに、賑わいを創出する商
業施設の誘致や、神戸港の貨物増につながる物流・港湾関連企業の集積に努める。また、神
戸空港島においては、航空機の整備施設や運航支援施設、物流施設などを中心に積極的に企
業誘致を進めていく。
内陸部では、神戸複合産業団地(神戸テクノ・ロジスティックパーク)を中心に、高度物
流機能を備えた保管倉庫や物流センター、成長分野の製造工場などの誘致を重点的に行う。
ポートアイランド(第2期)事業
1,946,333千円
Ⅰ-1
国際化・情報化などの新たな時代のニーズに対応した港湾施設および都市施設を整備し、 Ⅰ-2
神戸医療産業都市や京速コンピュータ「京」などの各種プロジェクトを核としたまちづくり
を進める。
・計画面積 390ha
・平成24年度事業 島内道路・西緑地整備、企業誘致 など
- 72 -
みなと総局
事
○ 客船誘致
項
施 策
Ⅱ-1
61,497千円
充実したターミナル施設や空港とのアクセスの良さ、神戸観光の魅力など、神戸港の優位
性を国内外の客船運航会社に発信し、積極的な客船誘致を進めていく。
特に、神戸港にとって過去最大となる「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」の寄港(平成24
年7~8月)にむけて、受入態勢の強化・充実をはかるとともに、同船の寄港を契機として
大型客船のさらなる誘致に努め、アジアクルーズにおける日本の「ホームポート」をめざし
ていく。
神戸港の玄関口である神戸ポートターミナルについては、送迎デッキなどの改修を行い、
国際旅客ターミナルにふさわしい機能を確保する。
また、観光庁と連携して瀬戸内クルーズをテーマに「クルーズシンポジウム」を開催し、
瀬戸内海の豊かな観光資源と神戸港の優位性を広くアピールすることで、瀬戸内クルーズの
さらなる振興をはかる。
・大型客船の受入態勢の強化・充実
・アジアクルーズ・海外船社誘致
・ポートターミナル改修 など
入港隻数
23年 100隻 → 24年 110隻
神戸港過去最大の客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」
○ ウォーターフロント活性化対策事業
200,144千円
Ⅱ-1
大河ドラマ「平清盛」の放映を契機として、
「平清盛」をテーマとしたクルーズの商品造 Ⅱ-2
成を働きかけるなど、瀬戸内クルーズのさらなる振興をはかるとともに、「KOBE de
清盛 2012」と連携した取り組みを行うフェリー運航会社や遊覧船運航会社を支援すること
により、神戸港への観光客の誘致をはかり、みなとのにぎわいを創出する。
また、魅力ある都心・ウォーターフロントの形成をはかるため、神戸大橋ライトアップの
リニューアル検討、新港第1突堤の企業誘致、神戸水上警察署が移転するポートアイランド
北公園周辺の再整備を行うほか、神戸港全域のプレジャーボート放置艇対策を推進する。
- 73 -
みなと総局
事
市民とみなとを結ぶ事業
項
施 策
Ⅱ-1
96,430千円
市民に親しまれ、にぎわいのあるみなとづくりを推進するため、みなとこうべ海上花火大
会をはじめとする様々な事業を展開し、神戸港のウォーターフロントの魅力を広く発信す
る。
・みなとこうべ海上花火大会
・神戸港ボート天国
・神戸港カッターレース
・Kobe Love Port みなとまつり
・KOBEメリケンフェスタ など
みなとこうべ海上花火大会
須磨海岸の健全化・管理事業
129,398千円
Ⅱ-1
須磨海岸が、
「安全・安心に利用できる海水浴場~子どもを連れて家族で行きたくなるよ
うな海水浴場~」となるよう、平成23年度に改正を行った「須磨海岸を守り育てる条例」の
周知・徹底を進め、家族で楽しめる健全化アピールイベントに取り組むなど、須磨海岸のさ
らなる健全化を推進する。
海水浴客でにぎわう須磨海岸
禁止行為周知のための看板
- 74 -
みなと総局
事
安定した宅地供給の推進
項
539,832千円
施 策
Ⅴ-2
安全・安心で快適な住宅地の供給を引き続き進めるため、西神住宅第2団地などにおいて
宅地の整備を行う。
また、六甲アイランドにおいては活性化の一環として、
「
(仮称)神戸レディースフットボ
ールセンター」の開設にかかる側面支援を行う。
・西神住宅第2団地
・西神住宅団地
・神戸研究学園都市
・ひよどり台第2期住宅団地
・押部谷第2団地
・六甲アイランド
○ 高潮対策事業
868,485千円
Ⅴ-3
新港地区において、三宮南地区浸水対策事業と連携しながら、引き続き防潮胸壁の整備を
進めるほか、ポンプ場整備にあわせた遮集管の整備により内水排除対策を進めるとともに、 建 設
兵庫運河・苅藻島地区などの高潮対策を行う。この結果、平成24年度には、第5次神戸市基 みなと
本計画・神戸2015ビジョンに掲げる神戸港全体の高潮対策の整備目標95%を1年前倒しして
達成する。
また、台風対策や海岸保全施設の点検調査・補修を行う。
○ 津波・高潮危機管理対策緊急事業
63,050千円
Ⅴ-3
津波や高潮発生時における市民の安全を確保するため、引き続き防潮扉の改良を行う。
また、災害時に的確な判断や行動ができるよう、シンポジウムなど市民への防災情報の周
知をはかり、災害に強い地域づくりを促進する。
◎ 外郭団体の再編と経営の安定化
16,004,630千円
みなと総局外郭団体あり方検討委員会の意見を踏まえ、所管外郭団体の改革を速やかに進
めていく。
(1) 海上アクセス(株)
(アクセス社)の民事再生
関西国際空港への利便性の高い公共交通機関として、また、国際都市・神戸の発展
と神戸市経済の活性化のために必要な都市装置として、海上アクセス航路事業を安定
的に継続していくため、早急にアクセス社の経営体質の抜本的改善をはかる。
民事再生計画の遂行により債務超過が解消し、安定的な黒字経営が見込まれる中
で、航路事業の経営基盤をより安定的なものとするために、平成25年度以降できるだ
け早期に、(財)神戸市開発管理事業団と(株)神戸ニュータウン開発センターの統
合会社との経営統合を進めていく。
- 75 -
◆
みなと総局
事
項
(2) 神戸航空交通ターミナル(株)
(CAT社)の解散・清算
海上アクセス航路事業の再開から5年が経過し、シティ・エア・ターミナル機能や
リムジンバス事業の再開の見通しがない中、新規事業の展開についても、経営基盤の
強化のためアクセス社で一体的に取り組むこととし、CAT社については平成23年度
内に解散する。
CAT社が申立を予定している特別清算手続に基づき、市貸付金債権の弁済されな
い部分については、債権放棄を内容とする和解案に同意し清算を進める。
(3) (財)神戸市開発管理事業団(事業団)と(株)神戸ニュータウン開発センター(N
T社)の経営統合
公益法人制度改革を契機とした見直しの必要性、施設の老朽化やニュータウンのオ
ールドタウン化などの直面する経営課題への対処、より効率的な運営をはかることな
どを目的として、事業団は解散し、平成24年10月1日を目標に、近接地域で類似事業
を行っているNT社に事業譲渡することで経営統合する。
また、事業団が行っている会館・集会所などの公益施設管理運営事業については、
将来的な運営のあり方についても検討を進める。
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施 策
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