SAS® DATA QUALITY

戦略的情報基盤（データ品質）
SAS® DATA QUALITY
データの精度や一貫性を確保するデータ品質ソリューション
主な機能
SAS のデータ品質ソリューション
（SAS Data Quality）は、一貫性と
信頼性のあるデータを生成するた
めに、データの 特 徴を把握（プロ
ファイリング）し、汚れたデータ
をクレンジングし、欠けている情
報を補完し、一貫性のある一つの
データに統 合します。データの品
質を高めることにより、情報 系シ
ステムからより多くのリターンを引
き出します。
ビジネスメリット
・データ処理コスト低減
・マーケティング・コスト低減
・購買管理コスト低減
・株主管理コスト低減
・請求統合コスト低減
概要
精度や一貫性を欠き、有効性および信頼
性のないデータは、組織全体に悪影響
を及ぼします。
主な利点
●売上の最適化
【顧客ロイヤリティの向上】
顧客データをクレンジングし 36,000 人
分の重複を解消。顧客ロイヤリティを
・売上計上や、不正検知など、法律で求
められている基準を満たせない
・不正確なレポートで誤った意思決定が
下されてしまう
・二重に請求や納品をしてしまい、顧客
の信頼を失う
・名寄せが不十分で、複数の部門から同
一の顧客にアプローチしてしまう
・製品マスターが統合されず、在庫過剰
高める分析を実現（グローバルなリゾー
ト企業）
。
【競争優位】
複数の情報源から入手したプロスペクト
（見込み客）リストを統合し、クライア
ント企業に提供。これにより、クライ
アント企業におけるプロスペクト化の効
率が上がり、満足度も向上（ダイレクト・
マーケティング企業）
。
や欠品を招く
●経費の統制
主な使用目的、適用先
しかし、増え続けていくシステム、統合
・企業合併
（システム統合、データ移行）
できない社外データ、重複データやアプ
国際的な製品分類体系 (eCl@ss) を自
・業務の信頼性向上
（データ・クレンジング）
リケーション、データ標準がない、もしく
社 SAP システムに組み込み、一貫した
は守られていない、経営陣の理解も得づ
購買 分析を実現（グローバ ルな健 康・
らいといった事例もよく見られ、データ
素材メーカー）
。
・顧客サービスの向上
（マスターデータ管理）
・法規制リスクの低減（データ品質の一元化）
IT メリット
品質の向上は「必要性は分かっていても
【購買分析】
【マーケティング・コストの低減】
・データ品質の一元化
手がけるのが難しい」分野でした。この
5,400 万社の顧客データの更新を自動
・一貫したデータ標準
ため、人件費や外注費をかけて手作業を
的に精 査。ダイレクト・メールの重複
・データ処理の自動化
続けている企業も珍しくはありませんが、
送付を解消し、郵送費を 20% 節減。
対象ユーザー
これは大きな無駄であり、不完全なデー
ビジネスユーザー、データ管理者、ビジ
タ品質でリスクを抱え続けた状態にある
部品マスターの統合により、在庫の一
ネス・アナリスト、データベース管理者、
といえます。
元管理を実現。
データウェアハウス管理者、IT プロフェッ
ショナル
【サプライチェーンの最適化】
【ビジネスプロセスの自動化】
SAS は、全社的な利用に耐えうる強力な
56 万人の住民の安全を守る警察組織
データ品質ソリューションを提供します。
が、3 つのシステムに分散していた犯
企業が持つ多種多様なデータを変換・結
罪データを統合。データ入力に注力で
合し、不正確なデータを取り除き、デー
きない現場に代わり、データ品質を維
タ表記を標準化して、汚れたデータをク
持、犯罪者の不正申告も防止し、デー
レンジングし、データ品質の完全性を高
タ活用を促進。
めることによって、戦略的で信頼の置け
る " 価値ある資産”としての情報を生み
出して、意思決定の強化に貢献していき
ます。
●リスクの低減
【企業ガバナンス】
ロイヤリティの二重払いなどデータ品
質に起因するリスクを低減。
グ／データ統合に関する IT ユーザー向け
【企業統合】
・ファジー 理 論 を 使って 1 つあ るい は
企業統合に伴い、複数のシステムの情
のデータ品質プロセスの作成までを行う
複数のフィールドから似た値（例えば、
報を一元化し、統合効果を早期に創出。
ことができます。
Robert、Bob、Bobby など）を保持して
いるフィールドをグループ化し、独自の
【コンプライアンス】
マネーロンダリングのために犯罪者が
データ・プロファイリング機能
不正な氏名を使い、名寄せを妨げるこ
・堅牢な環境で企業内のあらゆるデータ
とを防止。
【不正検知】
キー値を作り出します。
を分析し、ニュアンスや矛盾点を明確に
世帯およびサイトの識別
していきます。
・1 つあるいは複数の条件にもとづいて世
不正なオークション・ユーザーが検知逃
・使いやすいインターフェイスによって
れのために不正なエントリー方法で再
データ品質の低い領域を特定し、それ
登録することを防止。
を改善するためにどの程度の努力が必
解析、標準化、マッチング・アルゴリズム
要かを示します。
のカスタマイズ
● IT コストの低減
帯 ID またはサイト ID を作成します。
・解析、マッチング、標準化アルゴリズム
マッチング、データ重複の解消、標準化
【データ品質の一元化】
・日々手作業で請求データを入力してい
たため大量の重複データが発生。65 万
・企業データに潜む矛盾を削減していくた
をカスタマイズできます。
・ルールを作成・拡張し、氏名や住所の
一部、e メールアドレス、製品コードや
めの機能を提供します。
件を 1 万件に名寄せし、管理工数を低
・顧客やサプライヤー、製品のデータベー
減。担当者一人で管理できるようになっ
ス、あるいは他のコーポレート情報から
た（陸運業）
。
重複データを除外していきます。
・一貫したデータ標準の確立
ビジネスデータなどを解析できます。
・マッチング時に処理の重みづけを調整
できます。
・共通の Quality Knowledge Base を利用
マッチングのためのコード生成機能
【データ処理の自動化】
企業合併や新設を繰り返し、社内に業
務システムが乱立していたが、全社で一
貫した統合データを構築し、全社 ERP
（単一または複合の主要キー）
・完全一致が難しい場合に複数のデータ
して、こうした情報を SAS サーバー製
品や DataFlux® を利用したクライアント
製品間で共有できます。
ソースからデータを集約します。
への統合に成功（製紙業）
。
主な実績
・データ品質の世界的なデファクト
・世界 110 ヶ国、45,000 社が採用
・Fortune トップ 100 社のうち 91 社が採用
ソリューション概要
【モニタリング】
作成したビジネスルールの
精度を監視し、常に最適な
状態に保ちます。
【プロファイリング】
データ品質の「問題の芽」がどこにあるかを
特定し、それを修正するためにはどのような
対応が必要かを明らかにします。
●データ品質プロセス
SAS のデータ品質ソリューション（SAS
Data Quality）は、データ品質のライフサ
イクル管理を実現して、情報品質の確保
【補完】
欠けた情報の
補完を行います。
【標準化】
データ修正のルールを定義して、
汚いデータをクレンジングします。
ビジネスルールの設定やデータ・
クレンジングの効果を視覚的に
操作できます。
を図っています。
パワフルで使いやすい視覚的な
ユーザー・インターフェイス
ユーザー は Windows に 適 合した 環 境
で、データの分析やビジネスルールの定
義、データの標準化、データ・マッチン
【統合】
システムやプラットフォームをまたがって、
データを統合し、重複データを解消します。
識別分析
・個人の性別を特定できるので、ターゲッ
ト・マーケティングを行う際に役立ちます。
・値が個人あるいは企業に関するもので
あるかを特定することができます。
多言語および各国固有の構成要素を判別
・さまざまな言語に対応し、氏名や住所、
組織名、その他、どこにデータ解析が
必要かといったニュアンスを識別する
ことができます。
・これらのデータタイプに関する地域別
使いやすいインターフェイスによってデータ上の矛盾点や不正確さを確認
の知識を保持します。
SAS ソフトウェアが持つ強力なデータ
統合機能を活用
・SAS が提供するデータ統合機能と併用
することで、SAS Data Quality は、全
体的なデータ統合戦略の一翼を担うこ
とができます。
・SAS がサポートしているあらゆるデー
タソースおよびプラットフォームに対し
てデータ品質改善のためのプロセスを
適用することができ、エンタープライズ
規模の拡張性を確保します。
・データ統合やデータ品質確保に対話形
式のアプローチを取り入れることで、ビ
ジネスルール作成の際のデータ重複排
除の手間を省きます。
SAS が提供するビジネス・インテリジェ
ンスや分析機能の価値を強化
・ビジネス・インテリジェンス・ソリューショ
ンの中で、データ品質管理の能力を強
化することによって、影響力の高い情
報を提供し、期待した ROI（投資対効
果）を確保します。
住所照合機能
（CASS および SERP 承認）
・
（米国、カナダなどの国では）認定を受
けた住所に対して大量発送郵便物に対
する値引きサービスを利用することが
できます。
（アドオン機能）
データを解析し、複数のテーブルの関係を表示
システム要件
他のソフトウェア要件
Base SAS®
クライアント層アプリケーション
Microsoft Windows x86 版（32 ビット対
オプションのソフトウェア
応）：
• SAS Data Integration Server（データ
品質の変換プラグインを利用するため）
Microsoft Windows XP Professional、
• SAS/ACCESS ®（サードパーティのデー
Microsoft Windows Vista*
タベースにアクセスするため）
サーバー環境
• 追 加 的 な Quality Knowledge Base
• AIX ： POWER アーキテクチャによる
（QKB）ロケール
• dfPower Verify（CASS、SERP、US
バージョン 5.3 およびバージョン 6.1
• H P - U X PA - R I S C：H P - U X 11i v 2
G e o c o d e、C a n a d i a n G e o c o d e、
（11.23）、11iv3（11.31）
phone および ZIP コード分析、全世界
• HP-UX Itanium ： HP-UX 11iv2（11.23）、
の住所認識）
• dfPower Monitor（リアルタイムのビジ
11iv3（11.31）
ネスルール・モニタリング）
• Linux x86 版（32 ビ ッ ト 対 応 ）： RHEL 4 および 5、SuSE SLES 9 およ
• dfPower Explorer（メタデータのプロ
ファイリング）
び 10
• Linux x64
版（EM64T ／ AMD64）：
RHEL 4 および 5、SuSE SLES 9 およ
SAS Data Quality は、SAS Enterprise
び 10
Data Integration Server の一部としても
• Microsoft Windows x86 版（32 ビット
内蔵されています。
対応）： Windows Server 2003 ファミ
リー
• Microsoft Windows x64 版（EM64T ／
AMD64）： Windows XP Professional
fo r x6 4、W i n d o w s V i s t a* fo r x6 4、
WindowsServer 2003 for x64
• Solaris SPARC 版：バージョン 9、10
• Solaris x64 版：バージョン 10
• z/OS ： V1R7、V1R8、V1R9 ま た はそ
れ以上
* 注意：Windows Vista は、Enterprise、
Business、Ultimate の各エディションに
対応しています。
SAS Institute Japan株式会社 www.sas.com/jp
[email protected]
本社
大阪支店
Tel: 03 6434 3000 Fax: 03 6434 3001
Tel: 06 6345 5700 Fax: 06 6345 5655
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 11F
〒530-0004 大阪市北区堂島浜1-4-16 アクア堂島西館12F
このカタログに記載された内容は、改良のために予告なく仕様・性能を変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
SAS、SASロゴ、その他のSAS Institute Inc.の製品名・サービス名は、米国およびその他の国におけるSAS Institute Inc.の登録商標または商標です。
その他記載のブランド名および製品名は、それぞれの会社の商標です。Copyright©2009, SAS Institute Inc. All rights reserved.
JP2009DQ_MM